JP5823328B2 - 水耕栽培装置 - Google Patents
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Description
植物を栽培するための容器200を配置する底板120が設けられ、
この底板120の上方に、下方を照らす照明器具162が組み込まれている棚板140a1,140a2が設けられ、
この棚板140a1,140a2に、植物を絡ませる第1の格子状部材140c−140eが前記底板120と離間して縦に設けられ、
前記棚板140a1,140a2は、前記第1の格子状部材140c−140eとともに上下方向に位置調整可能であり、
前記棚板140a2にスリット141aが設けられ、
このスリット141aに前記第1の格子状部材140d,140eが挿通されて、前記棚板140a2に取り付けられる、
ことを特徴とする。
また、前記棚板140a2のスリット141aに前記第1の格子状部材140d,140eが挿通されて、前記棚板140a2に取り付けられるので、前記第1の格子状部材140d,140eの縦方向の大きさに関係なく前記棚板140a2の高さを下方に調整することにより、棚板140a2を植物に近接させることができる。
植物を栽培するための容器200を配置する底板120が設けられ、
この底板120の上方に、下方を照らす照明器具162が組み込まれている棚板140a1,140a2が設けられ、
この棚板140a1,140a2に、植物を絡ませる第1の格子状部材140c−140eが前記底板120と離間して縦に設けられ、
前記棚板140a1,140a2は、前記第1の格子状部材140c−140eとともに上下方向に位置調整可能であり、
前記第1の格子状部材140d,140eに対してスリット141bを有する第2の格子状部材145が交差して配置され、第2の格子状部材145の前記スリット141bに前記第1の格子状部材140d,140eが挿通されている、
ことを特徴とする。
また、前記第1の格子状部材140d,140eに対してスリット141bを有する第2の格子状部材145が交差して配置されているので、縦および交差する方向に植物が絡みながら伸びて成長できる水耕栽培装置100を提供できる。
請求項1に記載の水耕栽培装置100において、
前記第1の格子状部材140d,140eに対してスリット141bを有する第2の格子状部材145が交差して配置され、第2の格子状部材145の前記スリット141bに前記第1の格子状部材140d,140eが挿通されている、
ことを特徴とする。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の水耕栽培装置100において、
前記棚板140a1および前記第1の格子状部材140bの水平面に対する角度が変更可能である、
ことを特徴とする。
(水耕栽培装置)
図1A〜図1Dに示すように、水耕栽培装置100は、左側のつる植物用水耕栽培部100Aと、中央の蓄電池155を収納する蓄電池収納部100Bと、右側の葉菜等植物用水耕栽培部100Cとを備えている。つる植物用水耕栽培部100Aと、蓄電池収納部100Bと、葉菜等植物用水耕栽培部100Cとは、一体として設けられている。前記水耕栽培装置100は、任意の方向に移動可能にするために、キャスター130を有する。
つる植物用水耕栽培部100Aは、トマトなどのつる植物を栽培するために使用される。つる植物用水耕栽培部100Aは、箱体に、下方を照らす照明器具162とこの照明器具162までの配線162aが組み込まれた棚板140a1とこの棚板140a1の下方に格子状部材140bとが水平面と平行に取り付けられて構成されている。前記箱体は、植物を栽培するための容器200を配置する底板120と、この底板120上方に配置された天板125と、これらの短辺にそれぞれ配置された側板である支持体110a,110bとで形成された枠体と、この枠体の背面に配置された鏡170とから構成されている。
格子状部材140bは、植物のつるを絡ませるために設けられ、矩形状の枠材の短辺および長辺のそれぞれに平行な複数の線材が互いに離間して設けられ、前記枠材にこれらの複数の線材が交差して取り付けられて構成されている。
図1Aおよび図4に示すように、前記蓄電池収納部100Bは、蓄電池155を配置する底板121と、天板126と、これらの長辺にそれぞれ配置された側板である支持体110c,110dとで形成された枠体と、この枠体の背面に配置された背板123とからなる箱体に、棚板127が取り付けられて構成されている。棚板127の長辺はそれぞれ支持体110c,110dに支持されている。更に、前記蓄電池収納部100Bの支持体110c,110dの下部近傍に、キャスター130が設けられている。
図1A、図1Bおよび図1Dに示すように、葉菜等植物用水耕栽培部100Cは、葉菜等植物を栽培するために使用される。葉菜等植物用水耕栽培部100Cは、植物を栽培するための容器200を配置する底板120と、この底板120上方に配置された天板125と、これらの短辺にそれぞれ配置された側板である支持体110e,110fとで形成された枠体と、この枠体の背面に配置された鏡170とからなる箱体に、複数の棚板135が取り付けられて構成されている。
図3に示すように、棚板140a1に、LEDユニットなどの下方を照らす2つの照明器具162と、前記蓄電池155から前記照明器具162まで設けられている配線162aの一部とが組み込まれている。配線162aは、蓄電池収納部100B内の蓄電池155と接続されている。また、棚板140a1に凹部が設けられ、この凹部に照明器具162の下面と棚板140a1の下面が面一になるように照明器具162が組み込まれている。
図5を参照して、液肥タンク150Aについて説明する。
液肥タンク150Aは、アクリル板等で形成された直方体状のタンクである。液肥タンク150Aは、矩形状の上面板150A1と矩形状の下面板150A2とが上下に平行に配置され、上面板150A1と下面板150A2の短辺のそれぞれに鉛直に配置される矩形状の2枚の短辺側板150A3と、上面板150A1と下面板150A2の長辺側のそれぞれに鉛直に配置される矩形状の2枚の長辺側板150A4とで構成されている。
水耕栽培装置100が建物内に設置される例について説明する。例えば、図6に示すように、居室10に隣接する収納区画20に水耕栽培装置100が設置される。前記居室10と前記収納区画20との間には、開口部30が設けられ、この開口部30に透明または半透明の引き分け戸である仕切り建具31が設けられている。また、前記収納区画20の床21は、前記居室10の床11より低くなっている。前記収納区画20の床21はコンクリートの土間であり、この土間上に水耕栽培装置100が設置されている。
次に、図9を参照して、参考例2について、上記参考例1と異なる点を以下説明する。図9は、つる植物用水耕栽培部100A1の中央部における断面図を示す。つる植物用水耕栽培部100A1は、第1の格子状部材140cを縦に設けている点で、つる植物用水耕栽培部100Aと異なる。なお、本参考例においては、上記参考例1と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
つる植物用水耕栽培部100A1は、箱体に、下方を照らす照明器具162とこの照明器具162までの配線162aが組み込まれた棚板140a1とこの棚板140a1の下方に格子状部材140cとが縦に取り付けられて構成されている。前記箱体は、植物を栽培するための容器200を配置する底板120と、この底板120上方に配置された天板125と、これらの短辺にそれぞれ配置された側板である支持体110a,110bとで形成された枠体と、この枠体の背面に配置された鏡170とから構成されている。
前記棚板140a1は、その短辺がそれぞれ底板120の両端に立設された支持体110a,110bに保持され、支持体110a,110bの互いに対向する面から水平方向に突出している凸部115上に、棚板140a1の短辺を載せて取り付けられている。
次に、図15〜図17を参照して、第1の格子状部材の変形例について以下説明する。上記実施の形態2においては、矩形状の第1の格子状部材140cを縦に設けている例について説明したが、これに限られない。図15および図16に示すような半円筒状の第1の格子状部材140g,140hを使用してもよい。
次に、図10を参照して、実施の形態1について、上記参考例1,2と異なる点を以下説明する。図10は、つる植物用水耕栽培部100A2の斜視図を示す。つる植物用水耕栽培部100A2は、矩形状のスリット141aを有する棚板140a2が使用されている点で、参考例2におけるつる植物用水耕栽培部100A1と異なる。なお、本実施の形態においては、上記参考例1,2と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
つる植物用水耕栽培部100A2は、箱体に、下方を照らす照明器具162とこの照明器具162までの配線162aが組み込まれた棚板140a2と、この棚板140a2のスリット141aに挿通されている前記第1の格子状部材140d,140eとが取り付けられて構成されている。前記第1の格子状部材140d,140eは、ストッパー147で前記棚板140a2に取り付けられている。前記箱体は、植物を栽培するための容器200を配置する底板120と、この底板120上方に配置された天板125と、これらの短辺にそれぞれ配置された側板である支持体110a,110bとで形成された枠体と、この枠体の背面に配置された鏡170とから構成されている。
前記棚板140a2は、その短辺がそれぞれ底板120の両端に立設された支持体110a,110bに保持され、支持体110a,110bの互いに対向する面から水平方向に突出している凸部115上に、棚板140a2の短辺を載せて取り付けられている。また、前記棚板140a2は、前記第1の格子状部材140d,140eとともに上下方向に位置調整可能である。
(変形例)
(つる植物用水耕栽培部100A3)
次に、図11を参照して、実施の形態1の変形例について、上記実施の形態1と異なる点を以下説明する。図11は、つる植物用水耕栽培部100A3の中央部における断面図を示す。つる植物用水耕栽培部100A3は、格子状部材140eを植物用水耕栽培部100A3の前部側に配置し、格子状部材140dを鏡170側に配置している点で、実施の形態1におけるつる植物用水耕栽培部100A2と異なる。また、前記格子状部材140eの幅は、格子状部材140dより幅の小さい。なお、本実施の形態においては、上記実施の形態1と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、図12〜図14を参照して、実施の形態2について、上記参考例1、2、実施の形態1と異なる点を以下説明する。図12は、つる植物用水耕栽培部100A4の中央部における断面図を示す。つる植物用水耕栽培部100A4は、スリット141bを有する第2の格子状部材145が使用されている点で、図11に示すつる植物用水耕栽培部100A3と異なる。なお、本実施の形態においては、上記参考例1、2、実施の形態1と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
図12に示すように、つる植物用水耕栽培部100A4は、棚板140a2と、第1の格子状部材140d,140eと、第2の格子状部材145とから構成されている。棚板140a2は、複数のスリット141aを有する。これらのスリット141aに前記第1の格子状部材140d,140eが縦に挿通されて、ストッパー147で前記棚板140a2に取り付けられている。これらの第1の格子状部材140d,140eに対してスリット141bを有する第2の格子状部材145が交差して配置されている。この第2の格子状部材145の前記スリット141bに前記第1の格子状部材140d,140eが挿通され、ストッパー147で前記第1の格子状部材140d,140eに第2の格子状部材145が取り付けられている。
また、図13(b)に示すように、ストッパー147は、矩形状の板であり、スリット141bから下方に突出している第1の格子状部材140d,140eの複数の線材で形成されている孔に挿入されている。ストッパー147の長辺両端側の上面は第2の格子状部材145の下部にそれぞれ接し、ストッパー147の中央部の下面は第1の格子状部材140d,140eを構成する線材の上部と接している。
前記棚板140a2は、その短辺がそれぞれ底板120の両端に立設された支持体110a,110bに保持されている。棚板140a2は、支持体110a,110bの互いに対向する面から水平方向に突出している凸部115上に、棚板140a2の短辺を載せて取り付けられている。また、前記棚板140a2は、前記第1の格子状部材140d,140eとともに上下方向に位置調整可能である。
次に、上記実施の形態1、2、参考例1、2の変形例について以下説明する。なお、本変形例においては、上記実施の形態1、2、参考例1、2と同じ部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
100A 植物用水耕栽培部
100A−100A4 つる植物用水耕栽培部
100B 蓄電池収納部
100C 葉菜等植物用水耕栽培部
110a−110f 支持体
115 凸部
120,121 底板
123 背板
125,126 天板
127 棚板
128 操作部
129 前面板
130 キャスター
135 棚板
140a1,140a2 棚板
140b−140e 第1の格子状部材
140g,140h 第1の格子状部材
141 吊り下げ部材
141a,141b スリット
141b スリット
145 第2の格子状部材
147 ストッパー
148 嵌合部材
149 半円弧状の線材
150A,150B 液肥タンク
150A1 上面板
150A2 下面板
150A3 短辺側板
150A4 長辺側板
150B 液肥タンク
150a 液肥注入部
151 タンク支持部
152 アングル材
153 アクリル支柱
154 フロートガイド
154a 孔
155 蓄電池
160 ポンプ
161 配管
161a 配管
162 照明器具
162a 配線
163 8分岐
170 鏡
200,210 容器
201 培地
202 吸収体
Claims (4)
- 植物を栽培するための容器を配置する底板が設けられ、
この底板の上方に、下方を照らす照明器具が組み込まれている棚板が設けられ、
この棚板に、植物を絡ませる第1の格子状部材が前記底板と離間して縦に設けられ、
前記棚板は、前記第1の格子状部材とともに上下方向に位置調整可能であり、
前記棚板にスリットが設けられ、
このスリットに前記第1の格子状部材が挿通されて、前記棚板に取り付けられる、
ことを特徴とする水耕栽培装置。 - 植物を栽培するための容器を配置する底板が設けられ、
この底板の上方に、下方を照らす照明器具が組み込まれている棚板が設けられ、
この棚板に、植物を絡ませる第1の格子状部材が前記底板と離間して縦に設けられ、
前記棚板は、前記第1の格子状部材とともに上下方向に位置調整可能であり、
前記第1の格子状部材に対してスリットを有する第2の格子状部材が交差して配置され、第2の格子状部材の前記スリットに前記第1の格子状部材が挿通されている、
ことを特徴とする水耕栽培装置。 - 請求項1に記載の水耕栽培装置において、
前記第1の格子状部材に対してスリットを有する第2の格子状部材が交差して配置され、第2の格子状部材の前記スリットに前記第1の格子状部材が挿通されている、
ことを特徴とする水耕栽培装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の水耕栽培装置において、
前記棚板および前記第1の格子状部材の水平面に対する角度が変更可能である、
ことを特徴とする水耕栽培装置。
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