JP2010029096A - 多段容器式栽培装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】栽培容器の略1台分の設置スペースで植物の栽培量を増やすことができ、しかも植物の丈に合わせて、上下に隣接する栽培容器の間隔を調整可能な多段容器式栽培装置を提供する。
【解決手段】ガイドフレーム13を用いて、2つの栽培容器11を上下に連結したので、栽培容器11の略1台分の設置スペースで、植物の栽培量を増やすことができる。また、ガイドリング14により、受け皿12をガイドフレーム13の所定高さ位置に位置決めするようにしたので、植物の丈に合わせて、隣接する栽培容器11の間隔を調整することができる。
【選択図】図1
【解決手段】ガイドフレーム13を用いて、2つの栽培容器11を上下に連結したので、栽培容器11の略1台分の設置スペースで、植物の栽培量を増やすことができる。また、ガイドリング14により、受け皿12をガイドフレーム13の所定高さ位置に位置決めするようにしたので、植物の丈に合わせて、隣接する栽培容器11の間隔を調整することができる。
【選択図】図1
Description
この発明は多段容器式栽培装置、詳しくはベランダ、屋上および室内での植物の栽培に適した多段容器式栽培装置に関する。
従来、ベランダやビルの屋上などで植物を栽培する装置としては、例えば特許文献1に開示された「パーティション・プランター」が知られている。
これは、植物を栽培する1つの横長なプランターと、プランターが水平状態で載置される横長でキャスター付きの1つの受け皿と、プランターの長さ方向の両端部に立設されたネット付きの逆U字形フレームとを備えたものである。
プランターを受け皿に載せたことで、水抜き穴から排出された水によって床面が汚れるのを防ぐことができる。また、プランター内で栽培されたつる性植物のつるをネットに巻き付けることで、つる性植物を広い面積で鑑賞することができる。しかも、このパーティション・プランターを部屋の間仕切りとして横方向へ複数連結して使用することもできる。
これは、植物を栽培する1つの横長なプランターと、プランターが水平状態で載置される横長でキャスター付きの1つの受け皿と、プランターの長さ方向の両端部に立設されたネット付きの逆U字形フレームとを備えたものである。
プランターを受け皿に載せたことで、水抜き穴から排出された水によって床面が汚れるのを防ぐことができる。また、プランター内で栽培されたつる性植物のつるをネットに巻き付けることで、つる性植物を広い面積で鑑賞することができる。しかも、このパーティション・プランターを部屋の間仕切りとして横方向へ複数連結して使用することもできる。
このように、特許文献1の発明では、1台のパーティション・プランターに対して、受け皿とプランターとはそれぞれ1つずつしかなかった。そのため、栽培される植物の量を増加させるには、パーティション・プランターを横方向へ連結するしかなく、その分、設置スペースが拡大していた。
また、複数台のパーティション・プランターを利用する際の水撒き方法としては、ジョロなどを用いて各プランターに水を撒くか、電動ポンプ付きの自動給水装置により自動給水する方法しかなかった。
また、複数台のパーティション・プランターを利用する際の水撒き方法としては、ジョロなどを用いて各プランターに水を撒くか、電動ポンプ付きの自動給水装置により自動給水する方法しかなかった。
この発明は、栽培容器の略1台分の設置スペースで植物の栽培量を増やすことができ、しかも植物の丈に合わせて、上下に隣接する栽培容器の間隔を調整することができる多段容器式栽培装置を提供することを目的としている。
また、この発明は、上段の栽培容器に給水するだけで、水が下段の植物に当たって容器外へ飛散することなく、下段の栽培容器にも無動力で給水することができる多段容器式栽培装置を提供することを目的としている。
また、この発明は、上段の栽培容器に給水するだけで、水が下段の植物に当たって容器外へ飛散することなく、下段の栽培容器にも無動力で給水することができる多段容器式栽培装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、植物の栽培を行う複数の栽培容器と、該各栽培容器が個別に水平載置される複数の受け皿と、該各受け皿を昇降可能に連結する垂直なガイドフレームと、前記受け皿を前記ガイドフレームの所定高さ位置に位置決めする位置決め構造部とを備えた多段容器式栽培装置である。
請求項1に記載の発明によれば、複数の栽培容器をガイドフレームにより上下に連結したので、栽培容器の略1台分の設置スペースで、植物の栽培量を増やすことができる。また、位置決め構造部により、受け皿をガイドフレームの所定高さ位置に位置決め可能に構成したので、植物の丈に合わせて、隣接する栽培容器の間隔を調整することができる。
栽培される植物の種類としては、例えばビルの屋上用が芝生、クローバ、ベビーサンローズなどの背丈が低い植物である。また、ベランダ用および窓際用が、蔓植物、例えばへちま、クレマチス、自然薯、朝顔、ゴーヤ、キューリなどである。
栽培容器としては、例えばプランタなどが挙げられる。
栽培容器の素材および受け皿の素材としては、例えば塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの硬質かつ高強度の合成樹脂、木材、金属などを採用することができる。栽培容器および受け皿の形状は平面視して矩形状であれば任意である。また、栽培容器の大きさ、容器の深さなどは任意である。
受け皿の大きさは、栽培容器を載置可能で、栽培容器の底板に形成された水抜き穴からの排水を、外へ漏らさず受けることができれば任意である。受け皿と栽培容器とは、1対1または1対複数(受け皿に収まる栽培容器、数量)の関係で使用される。栽培容器および受け皿の使用個数は、2つ以上ずつであればよい。最下段の受け皿には、複数個のキャスタを配設することで、自走式の多段容器式栽培装置としてもよい。
栽培容器の形状および受け皿の形状としては、例えば平面視して矩形状が挙げられる。
栽培容器の素材および受け皿の素材としては、例えば塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの硬質かつ高強度の合成樹脂、木材、金属などを採用することができる。栽培容器および受け皿の形状は平面視して矩形状であれば任意である。また、栽培容器の大きさ、容器の深さなどは任意である。
受け皿の大きさは、栽培容器を載置可能で、栽培容器の底板に形成された水抜き穴からの排水を、外へ漏らさず受けることができれば任意である。受け皿と栽培容器とは、1対1または1対複数(受け皿に収まる栽培容器、数量)の関係で使用される。栽培容器および受け皿の使用個数は、2つ以上ずつであればよい。最下段の受け皿には、複数個のキャスタを配設することで、自走式の多段容器式栽培装置としてもよい。
栽培容器の形状および受け皿の形状としては、例えば平面視して矩形状が挙げられる。
栽培容器に収納される培土としては、園芸用の各種の土(例えば軽量土)を採用することができる。推奨は建物に対して重量的な負荷の少ない軽量土である。軽量土としては、不織布、ピートモス、樹木繊維(竹繊維など)などのベース材に固形肥を混入したものを採用することができる。その他の軽量土のベース材としては、発泡スチロール、発泡ポリエチレン、パーライト、木材チップ、竹チップ、発泡ガラスなどを採用することができる。なお、固形肥は必ずしも加える必要はない。
植物には液体が供給される。その液体としては、例えば水、液体肥料などを採用することができる。
植物には液体が供給される。その液体としては、例えば水、液体肥料などを採用することができる。
多段容器式栽培装置は、複数台を横方向に連結して使用してもよい。その連結方法としては、例えば各多段容器式栽培装置の少なくとも最下段の受け皿と、隣接する別の多段容器式栽培装置の少なくとも最下段の受け皿とを、連結部材により連結する方法を採用することができる。多段容器式栽培装置の連結方向は任意である。
ガイドフレームとしては、例えば直線的な棒形状のフレームの他、側枠の上端部と側枠の上端部とを上枠により連結した門型のフレームなどを採用することができる。門型のガイドフレームの場合、ガイドフレームの上部につる性植物のつるを巻き付けるネットを張り付けてもよい。ネットの素材としては、各種の金属線材、各種の合成樹脂線材、各種の紐などを採用することができる。ガイドフレームの使用本数は、1本でも2本以上でもよい。
栽培容器の位置決め構造部としては、例えば、ガイドフレームの外径と略同一内径の合成樹脂からなる円筒形状のガイドリングなどを採用することができる。その他、ガイドフレームの外径と略同一の内径を有する金属部品などでもよい。
ガイドフレームとしては、例えば直線的な棒形状のフレームの他、側枠の上端部と側枠の上端部とを上枠により連結した門型のフレームなどを採用することができる。門型のガイドフレームの場合、ガイドフレームの上部につる性植物のつるを巻き付けるネットを張り付けてもよい。ネットの素材としては、各種の金属線材、各種の合成樹脂線材、各種の紐などを採用することができる。ガイドフレームの使用本数は、1本でも2本以上でもよい。
栽培容器の位置決め構造部としては、例えば、ガイドフレームの外径と略同一内径の合成樹脂からなる円筒形状のガイドリングなどを採用することができる。その他、ガイドフレームの外径と略同一の内径を有する金属部品などでもよい。
請求項2に記載の発明は、前記栽培容器の開口部に配置される給水ノズルを有し、該給水ノズルが配置された前記栽培容器より上方の前記受け皿に排水口を形成し、該排水口と前記給水ノズルとを排水チューブにより連通した請求項1に記載の多段容器式栽培装置である。
請求項2に記載の発明によれば、上段配置された栽培容器内の植物に水を供給すれば、過剰な水が栽培容器の水抜き穴から受け皿へ流出する。流れ出た水は、上段配置の受け皿の排水口から排水チューブ、さらに給水ノズルを経て、下段の栽培容器の開口部付近から植物の根元へ自動的に給水される。これにより、上段の栽培容器に給水するだけで、水が下段の植物に当たって容器外へ飛散することなく、下段の栽培容器内の植物にも無動力で給水することができる。上段の受け皿に溜まった水は、上段の受け皿の排水口から下段の栽培容器内の植物へ直接落下させることが考えられる。しかしながら、落下した水が下段の植物の花や葉に当たって栽培容器の外へ飛び散るおそれがある。そのため、排水口に連通した排水チューブを利用し、給水ノズルから下段の栽培容器内の植物へ水を供給した方がよい。
給水ノズルとしては、先端に水の噴射口が形成されたもの、ノズルの外周面に噴射口が所定ピッチで形成されたものなどを採用することができる。
排水チューブとしては、例えば合成樹脂製の管体を採用することができる。
給水ノズルとしては、先端に水の噴射口が形成されたもの、ノズルの外周面に噴射口が所定ピッチで形成されたものなどを採用することができる。
排水チューブとしては、例えば合成樹脂製の管体を採用することができる。
請求項3に記載の発明は、前記ガイドフレームは、平行に離間した一対の側枠と、両側枠の上端部を連結する上枠とを有した門型のフレームで、前記上枠の長さ方向の両端部には、前記ガイドフレームの傾倒を防ぐ水平方向へ延びる一対の壁当て突起が配設された請求項1または請求項2に記載の多段容器式栽培装置である。
請求項3に記載の発明によれば、例えば両壁当て突起を壁に押し当てて、建物の壁の近くに多段容器式栽培装置を配置する。これにより、ガイドフレームの傾倒、ひいては多段容器式栽培装置の傾倒を防止することができる。
壁当て突起の素材としては、塩化ビニール樹脂、ABS樹脂などの硬質かつ高強度の合成樹脂、木材、金属などを採用することができる。壁当て突起の形状としては、円柱突起、円筒突起、三角形以上の多角突起などを採用することができる。一対の壁当て突起は、同じ方向へ平行に突出している。壁当て突起の長さは、多段容器式栽培装置を建物の壁に沿って配置したとき、ガイドフレームを一側方から垂直状態で支持可能な長さである。
また、ガイドフレームの上枠の長さ方向の両端部には、壁当て突起の他に、または壁当て突起に代えて、垂直上方へ延びる一対の天井当て突起を配設してもよい。天井当て突起は、壁当て突起と同じ素材、同じ形状のものを採用することができる。天井当て突起を建物の天井に押し当てることで、ガイドフレームの傾倒、ひいては多段容器式栽培装置の傾倒を防止することができる。
また、ガイドフレームの上枠の長さ方向の両端部には、壁当て突起の他に、または壁当て突起に代えて、垂直上方へ延びる一対の天井当て突起を配設してもよい。天井当て突起は、壁当て突起と同じ素材、同じ形状のものを採用することができる。天井当て突起を建物の天井に押し当てることで、ガイドフレームの傾倒、ひいては多段容器式栽培装置の傾倒を防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ガイドフレームを用いて、複数の栽培容器を上下に連結したので、栽培容器の略1台分の設置スペースで、植物の栽培量を増やすことができる。また、位置決め構造部により、受け皿をガイドフレームの所定高さ位置に位置決めするようにしたので、植物の丈に合わせて、隣接する栽培容器の間隔を調整することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上段配置された栽培容器内の植物に水を供給すれば、過剰な水がその栽培容器の下方部の水抜き穴から上段配置の受け皿へ流出し、この受け皿の排水口から排水チューブ、給水ノズルを経て、下段の栽培容器の開口部付近からこの栽培容器内の植物の根元へ自動的に供給される。これにより、上段の栽培容器に給水するだけで、下段の植物に水が当たって容器外へ飛散せず、下段の栽培容器に無動力で給水することができる。
請求項3に記載の発明によれば、例えば建物の壁近くに多段容器式栽培装置を配置する際、両壁当て突起を建物の壁に押し当てるので、ガイドフレームの傾倒、ひいては多段容器式栽培装置の傾倒を防止することができる。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。
図1において、10はこの発明の実施例1に係る多段容器式栽培装置で、この多段容器式栽培装置10は、植物の栽培を行う平面視して矩形状の上下2段の栽培容器11と、各栽培容器11が個別に水平載置される平面視して矩形状の上下2段の受け皿12と、下段(最下段)の受け皿12に垂直に立設され、上段(残り)の受け皿12が垂直方向へ移動可能に取り付けられるガイドフレーム13と、受け皿12をガイドフレーム13の所定高さ位置に位置決めするガイドリング(位置決め構造部)14とを備えている。
以下、これらの構成体を詳細に説明する。
図1および図2に示すように、栽培容器11は合成樹脂製の横長なプランタである。
受け皿12は、合成樹脂製でかつ栽培容器11の底板より広い底板12aを有している。受け皿12の長さ方向の両端部は、平面視して徐々に先細り化している。この先細り化した先端部には、長さ方向を垂直方向に向けた合成樹脂製のガイドリング14が固定されている。ガイドリング14の内径は、ガイドフレーム13の後述する側枠15の外径と略同一である。そのため、通常、ガイドリング14は側枠15に密着している。ただし、作業者が強い力で受け皿12を引き上げまたは押し下げた場合には、受け皿12はガイドリング14および側枠15を介して昇降可能となっている。また、ガイドリング14を側枠15に固定するビス止めも可能である。受け皿12は、このような位置決め構造を有しているので、受け皿12に土入りの栽培容器11を載置しても栽培容器11の重みでガイドフレーム13に沿って滑り落ちることはない。
図1および図2に示すように、栽培容器11は合成樹脂製の横長なプランタである。
受け皿12は、合成樹脂製でかつ栽培容器11の底板より広い底板12aを有している。受け皿12の長さ方向の両端部は、平面視して徐々に先細り化している。この先細り化した先端部には、長さ方向を垂直方向に向けた合成樹脂製のガイドリング14が固定されている。ガイドリング14の内径は、ガイドフレーム13の後述する側枠15の外径と略同一である。そのため、通常、ガイドリング14は側枠15に密着している。ただし、作業者が強い力で受け皿12を引き上げまたは押し下げた場合には、受け皿12はガイドリング14および側枠15を介して昇降可能となっている。また、ガイドリング14を側枠15に固定するビス止めも可能である。受け皿12は、このような位置決め構造を有しているので、受け皿12に土入りの栽培容器11を載置しても栽培容器11の重みでガイドフレーム13に沿って滑り落ちることはない。
両受け皿12の底板12aの長さ方向の両端部には、排水口16が1つずつ形成されている。一方の排水口16には、合成樹脂製の排水チューブ17の一端部が連通されている。他方の排水口16は栓18により塞がれている。なお、この他方の排水口16から栓18を外し、ここに別の排水チューブ17Aを連通し、上段の受け皿12の水を下段の受け皿12に直接流してもよい。また、下段の受け皿12の四隅にキャスタ19を配設し、自走式の多段容器式栽培装置10としてもよい(図3)。
下段の栽培容器11の開口部には、給水ノズル20が長さ方向を水平にして配置されている。上段の受け皿12の排水口16から延びた排水チューブ17の他端部は、給水ノズル20に連通されている。給水ノズル20の外周面には、所定ピッチで吹き出し口21が多数形成されている。
下段の栽培容器11の開口部には、給水ノズル20が長さ方向を水平にして配置されている。上段の受け皿12の排水口16から延びた排水チューブ17の他端部は、給水ノズル20に連通されている。給水ノズル20の外周面には、所定ピッチで吹き出し口21が多数形成されている。
ガイドフレーム13は、平行に離間した一対のステンレスパイプ製、その他、合成樹脂などを被覆した金属パイプ製の側枠15と、両側枠15の上端部を連結するステンレスパイプ製の上枠22とを有した門型のフレームである。両側枠15の下端部には、長さ方向を両側枠15の対向方向と直交する方向としたステンレスパイプからなるアンカーバー23がT型ジョイント24を介して固定されている。両側枠15の上端部と上枠22の対応する端部とは、3方向のL字ジョイント25を介してそれぞれ固定されている。両L字ジョイント25には、ガイドフレーム13の傾倒を防止する水平方向へ延びた壁当て突起26の元部が固定されている。
壁当て突起26はステンレスパイプ製または合成樹脂などを被覆した金属パイプ製で、その先端部には、合成樹脂製の円盤状の壁当て突起26が取り付けられている。壁当て突起26の長さは、多段容器式栽培装置10を建物の壁に沿って配置したとき、ガイドフレーム13を一側方から垂直状態で支持可能な長さである。具体的には、受け皿12の幅方向の長さの約半分の長さである。
上枠22には、金属線材からなる正面視して縦長な矩形状の吊りネット27が、離間した一対の吊りリング27aを介して吊り下げられている。吊りネット27は、つる性植物のつるを巻き付けるもので、側枠15の長さの約半分の垂直方向の長さと、上枠22の長さの約3分の1の長さを有している。他のネットの形態としては、合成樹脂繊維および金属繊維などで編んだ網の吊りネットでもよい。
壁当て突起26はステンレスパイプ製または合成樹脂などを被覆した金属パイプ製で、その先端部には、合成樹脂製の円盤状の壁当て突起26が取り付けられている。壁当て突起26の長さは、多段容器式栽培装置10を建物の壁に沿って配置したとき、ガイドフレーム13を一側方から垂直状態で支持可能な長さである。具体的には、受け皿12の幅方向の長さの約半分の長さである。
上枠22には、金属線材からなる正面視して縦長な矩形状の吊りネット27が、離間した一対の吊りリング27aを介して吊り下げられている。吊りネット27は、つる性植物のつるを巻き付けるもので、側枠15の長さの約半分の垂直方向の長さと、上枠22の長さの約3分の1の長さを有している。他のネットの形態としては、合成樹脂繊維および金属繊維などで編んだ網の吊りネットでもよい。
次に、実施例1に係る多段容器式栽培装置を使用した植物の栽培方法を説明する。
まず、図1および図2に示すように、上段の受け皿12をガイドフレーム13に沿って引き上げ、上段の栽培容器11を吊りネット27の下縁付近まで上昇させる。この容器内に充填された不織布製の軽量土28に朝顔を植え込み、つるを吊りネット27に巻き付ける。下段の受け皿12は床面付近に配置され、下段の栽培容器11内に充填された不織布製の軽量土28にベビーサンローズを植え付ける。上下段の栽培容器11の間隔は、ベビーサンローズが上段の受け皿12の下面に接触しない程度である。
まず、図1および図2に示すように、上段の受け皿12をガイドフレーム13に沿って引き上げ、上段の栽培容器11を吊りネット27の下縁付近まで上昇させる。この容器内に充填された不織布製の軽量土28に朝顔を植え込み、つるを吊りネット27に巻き付ける。下段の受け皿12は床面付近に配置され、下段の栽培容器11内に充填された不織布製の軽量土28にベビーサンローズを植え付ける。上下段の栽培容器11の間隔は、ベビーサンローズが上段の受け皿12の下面に接触しない程度である。
上段配置された栽培容器11内のへちま、クレマチス、ゴウヤ、朝顔にジョロ29により水を供給すれば、過剰な水が栽培容器11の水抜き穴から上段の受け皿12へ流出する。流れ出た水は、上段の受け皿12の排水口16から排水チューブ17、給水ノズル20および多数の吹き出し口21を経て、下段の栽培容器11の開口部付近からベビーサンローズの根元へ自重落下により吹き付けられる。これにより、上段の栽培容器11に給水するだけで、ベビーサンローズにも無動力で給水することができる。上段の受け皿12に溜まった水は、上段の受け皿12の排水口16から下段の栽培容器11内のベビーサンローズへ、直接、落下させることも考えられる。しかしながら、落下した水がベビーサンローズの花や葉に当たって栽培容器11の外へ飛び散るおそれがあるので、好ましくない。下段の栽培容器11に供給された過剰な水は、その水抜き穴11aから下段の受け皿12に落下し、排水口16および排水チューブ17を通して外部へ排出される。
このように、ガイドフレーム13を用いて、複数の栽培容器11を上下に連結したので、栽培容器11の略1台分の設置スペースで、植物の栽培量を増やすことができる。また、ガイドフレーム13に上下動可能に密着されるガイドリング14により、受け皿12をガイドフレーム13の所定高さ位置に位置決めするようにしたので、ベビーサンローズの丈に合わせて、上段の栽培容器11の間隔を調整することができる。
また、例えば建物の壁近くに多段容器式栽培装置10を配置する際、両壁当て突起26を建物の壁に押し当てて配置すれば、ガイドフレーム13の傾倒、ひいては多段容器式栽培装置10の傾倒を防止することができる。
また、例えば建物の壁近くに多段容器式栽培装置10を配置する際、両壁当て突起26を建物の壁に押し当てて配置すれば、ガイドフレーム13の傾倒、ひいては多段容器式栽培装置10の傾倒を防止することができる。
この多段容器式栽培装置10は、複数台を横方向に連結して使用してもよい。その連結形状は任意である。例えば、平面視してクランク形状(図4)、平面視して直線状(図5)、平面視してL字形状(図6)、平面視してコの字形状(図7)、平面視して八角形状(図8)などでもよい。
10 多段容器式栽培装置、
11 栽培容器、
12 受け皿、
13 ガイドフレーム、
14 ガイドリング(位置決め構造部)、
15 側枠、
16 排水口、
17 排水チューブ、
20 給水ノズル、
22 上枠、
26 壁当て突起。
11 栽培容器、
12 受け皿、
13 ガイドフレーム、
14 ガイドリング(位置決め構造部)、
15 側枠、
16 排水口、
17 排水チューブ、
20 給水ノズル、
22 上枠、
26 壁当て突起。
Claims (3)
- 植物の栽培を行う複数の栽培容器と、
該各栽培容器が個別に水平載置される複数の受け皿と、
最下段の前記受け皿に垂直に立設され、残りの該受け皿が垂直方向へ移動可能に取り付けられるガイドフレームと、
前記受け皿を前記ガイドフレームの所定高さ位置に位置決めする位置決め構造部とを備えた多段容器式栽培装置。 - 前記栽培容器の開口部に配置される給水ノズルを有し、
該給水ノズルが配置された前記栽培容器より上方の前記受け皿に排水口を形成し、
該排水口と前記給水ノズルとを排水チューブにより連通した請求項1に記載の多段容器式栽培装置。 - 前記ガイドフレームは、平行に離間した一対の側枠と、両側枠の上端部を連結する上枠とを有した門型のフレームで、
前記上枠の長さ方向の両端部には、前記ガイドフレームの傾倒を防ぐ水平方向へ延びる一対の壁当て突起が配設された請求項1または請求項2に記載の多段容器式栽培装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101252377B1 (ko) * | 2011-04-06 | 2013-04-08 | 박슬기 | 배수가 용이한 식물 재배장치 |
JP2013066442A (ja) * | 2011-09-24 | 2013-04-18 | Yamazaki Corp | 植物栽培装置 |
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