JP3816574B2 - 育苗棚 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、多数の育苗箱を載置するための育苗棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の棚は、例えば特公昭51−31294号公報や、特公昭57−60642号公報等に記載されている。これらは、多数の育苗箱を数段に積み重ねて運搬するためのものであり、これらの育苗箱を傾斜させて載置することにより、これらの育苗箱を安定に支持している。また、各育苗箱を載置しているだけであるから、これらの育苗箱の出し入れが容易である。
【0003】
一方、各育苗箱を狭いスペース、つまり温室内に保管する場合にも、育苗棚が利用される。ただし、この育苗棚においては、苗を垂直に育成したり、育苗箱の全体を均一に灌水するために、各育苗箱が水平に載置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の育苗棚には、各育苗箱を数段に積み重ねて運搬するためのものと、各育苗箱を狭いスペースに保管しておくためのものとがある。しかしながら、前者は、各育苗箱を傾斜させて載置し、後者は、各育苗箱を水平に載置するので、一方が他方の役目を果たすことができなかった。
【0005】
また、各育苗箱を水平に載置し、これらの育苗箱をボルトやナットによって固定すれば、これらの育苗箱の保管と運搬が可能であるが、この場合には、これらの育苗箱の出し入れが困難になってしまう。
【0006】
そこで、この発明の課題は、各育苗箱の出し入れが容易であって、運搬のときには、各育苗箱を傾斜させて安定に支持し、苗を育てるときには、各育苗箱を水平に支持することが可能な育苗棚を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、複数の育苗箱を載置するための育苗棚において、一対の矩形枠を対向配置して、一方の矩形枠の両側の各側柱と他方の矩形枠の両側の各側柱の間に、複数の側杆を上下に間隔を開けて架け渡し、各矩形枠の略中央に、それぞれの中央柱を昇降自在に支持して、これらの中央柱を位置決め固定するそれぞれの位置決め固定手段を設け、各中央柱の間に、複数の中央杆を上下に間隔を開けて架け渡し、これらの中央杆の外面に、側柱の間に架け渡したそれぞれの側杆に向く係止部を設けている。
【0008】
すなわち、各矩形枠の間には、複数の側杆、及び複数の中央杆が上下に間隔を開けて架け渡されており、各側杆が各中央杆の両側に配されている。各中央杆の外面の各係止部と各側杆の間には、複数の育苗箱を載置することができる。
【0009】
また、各中央柱を昇降させて位置決め固定することができるので、これらの中央柱の間に架け渡されている各中央杆を上下に昇降させることができる。これにより、各育苗箱の端を昇降させて、これらの育苗箱を水平にしたり、傾斜させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、この発明の育苗棚を実施した1つの形態を示している。また、図2は、この育苗棚を図1のI−Iに沿って破断して示している。
【0012】
これらの図から明らかなように、この育苗棚は、一対の矩形枠1,2を対向配置し、これらの矩形枠1,2の間に、複数の側杆3,4、及び複数の中央杆5を架け渡している。
【0013】
矩形枠1は、各側柱6、上梁7、及び下梁8を備えている。各側柱6は、中空であって、上下に2分割されたもので、上下を継いでなる。上梁7の両端は、下方に直角に折れ曲がっており、この上梁7の両端を各側柱6の上端に嵌合して接続している。また、下梁8の両端は、上方に直角に折れ曲がっており、この下梁8の両端を各側柱6の下端に嵌合して接続している。
【0014】
同様に、矩形枠2は、各側柱11、上梁12、及び下梁13を備えており、下方に折れ曲がった上梁12の両端を各側柱11の上端に嵌合して接続し、上方に折れ曲がった下梁13の両端を各側柱11の下端に嵌合して接続している。
【0015】
また、矩形枠1の略中央には、中央柱14が設けられている。この中央柱14は、中空であって、上下に2分割されたもので、上下を継いでなる。この中央柱14の上端には、上梁7の略中央から垂下する短杆15が挿通している。また、この中央柱14の下端には、下梁8の略中央に突設された雄ねじ16が挿通している。
【0016】
この雄ねじ16には、図3に示すように蝶ナット17が螺合されており、この蝶ナット17に中央柱14の下端が当接している。この蝶ナット17を回動させて上昇させたり、下降させると、これに伴って、中央柱17が昇降する。
【0017】
同様に、矩形枠2の略中央には、中央柱18が設けられている。この中央柱18の両端には、上梁12の短杆19、及び下梁13の雄ねじ20が挿通しており、この雄ねじ20に螺合する蝶ナット21を回動させれば、この中央柱18を昇降させることができる。
【0018】
各側杆3,4は、それらの両端を矩形枠1の各側柱6と矩形枠2の各側柱11に固定されて、これらの間に架け渡されている。同様に、各中央杆5は、それらの両端を矩形枠1の中央柱14と矩形枠2の中央柱18に固定されて、これらの間に架け渡されている。
【0019】
図4は、中央杆5の断面形状を示している。この図4から明らかなように、中央杆5の両縁には、該中央杆5に沿う帯状の各係止板5aを有する。これらの係止板5aは、中央杆5の両縁から側方に向き、やや傾斜して設けられている。
【0020】
図5は、中央杆5の他の例を示している。ここでは、各係止板5aの上面に凹凸5bを形成し、これらの係止板5aの上面を滑り難くしている。
【0021】
なお、各係止板5aの上面の滑り止めとして、これらの係止板5aの上面に多数の小突起を形成したり、ゴムや合成ゴムの帯を貼り付けても構わない。
【0022】
さて、このような構成の育苗棚においては、図6に示すような態様で複数の育苗箱22が載置される。すなわち、最上段の中央杆5の各係止板5aと、この中央杆5の両側の各側杆3,4の間には、8枚の各育苗箱22が両側に振り分けられて載置され、2段目の中央杆5の各係止板5aと、その両側の各側杆3,4の間にも、8枚の各育苗箱22が振り分けられて載置され、以降同様に3段目〜8段目にも、8枚の各育苗箱22がそれぞれ載置される。
【0023】
この図6の状態では、各育苗箱22が育苗棚の各中央杆5の側で低くなるように傾斜しており、これらの育苗箱22の一端が各中央杆5の各係止板5aによって支持されている。このため、この育苗棚に対して、多少の振動が作用しても、各育苗箱22が落下することはなく、これらの育苗箱22が安定に支持される。したがって、この育苗棚をトラックの荷台に積載して運送しても支障はない。
【0024】
図5に示す様に各係止板5aの上面に凹凸5bを形成しておけば、振動によって、各育苗箱22がずれ落ちることもなく、より安定な支持が可能になる。
【0025】
また、この育苗棚に各育苗箱22を載置しておき、各中央柱14,18の下方の各蝶ナット17,21を回動させると、これらの中央柱14,18が上昇するので、各中央杆5も上昇する。これにより、各育苗箱22の一端が持ち上がって、これらの育苗箱22が水平になる。この状態で、各育苗箱22を灌水すると、これらの育苗箱22毎に、育苗箱22の全体が均一に灌水され、各育苗箱22の苗を斑無く育成することができる。
【0026】
このように各育苗箱22を傾斜させておけば、これらの育苗箱22が安定に支持されるので、この育苗棚をトラックの荷台に積載して運送することができ、また各蝶ナット17,21によって各育苗箱22を水平にすれば、各育苗箱22の灌水を均一に行うことができ、各育苗箱22の苗を斑無く育成することができる。勿論、各育苗箱22を該育苗棚に載置しているだけであるから、これらの育苗箱22の出し入れは容易である。
【0027】
なお、この実施形態の育苗棚は、上下に2分割された各側柱6,11、及び各中央柱14,18を適用しているので、これらの柱の上側部分を取り外して、これらの柱の下側部分の上端に、各上梁7,12を取り付けることができる。この場合は、各育苗箱22を4段に分けて載置することとなり、この育苗棚に載置される各育苗箱22の枚数が半減する。
【0028】
ところで、この発明は、この実施形態に限定されるものでなく、様々な変形が可能である。例えば、各中央柱を昇降自在に支持して、これらの中央柱を位置決め固定するために、この実施形態に示すものとは異なる構造を適用することができる。また、各中央杆の形状を適宜に変形しても構わない。
【0029】
【効果】
以上説明したように、この発明の育苗棚によれば、各育苗箱の出し入れが容易であって、運搬のときには、各育苗箱を傾斜させて安定に支持し、苗を育てるときには、各育苗箱を水平に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の育苗棚を実施した1つの形態を示す斜視図
【図2】図1のI−Iに沿って破断して示す断面図
【図3】図1の育苗棚における雄ねじ及び蝶ナットの周辺を拡大して示す断面図
【図4】図1の育苗棚における中央杆を示す断面図
【図5】中央杆の他の例を示す断面図
【図6】図1の育苗棚に各育苗箱を載置した態様を説明するために用いた斜視図
【符号の説明】
1,2 矩形枠
3,4 側杆
5 中央杆
6,11 側柱
7,12 上梁
8,13 下梁
14,18 中央柱
15,19 短杆
16,20 雄ねじ
17,21 蝶ナット

Claims (3)

  1. 複数の育苗箱を載置するための育苗棚において、一対の矩形枠を対向配置して、一方の矩形枠の両側の各側柱と他方の矩形枠の両側の各側柱の間に、複数の側杆を上下に間隔を開けて架け渡し、各矩形枠の略中央に、それぞれの中央柱を昇降自在に支持して、これらの中央柱を位置決め固定するそれぞれの位置決め固定手段を設け、各中央柱の間に、複数の中央杆を上下に間隔を開けて架け渡し、これらの中央杆の外面に、側柱の間に架け渡したそれぞれの側杆に向く係止部を設けた育苗棚。
  2. 複数の育苗箱を載置するための育苗棚において、一対の矩形枠を対向配置して、一方の矩形枠の両側の各側柱と他方の矩形枠の両側の各側柱の間に、複数の側杆を上下に間隔を開けて架け渡し、各矩形枠の上側中央に、それぞれの短杆を垂下させるとともに、これらの矩形枠の下側中央に、それぞれの雄ねじを突設して、これらの雄ねじにそれぞれのナットをねじ込んでおき、一対の中央柱の両端を各矩形枠の短杆と雄ねじに挿通させて、これらの中央柱を昇降自在に支持し、これらの中央柱の下端を各雄ねじのナットに当接させ、各中央柱の間に、複数の中央杆を上下に間隔を開けて架け渡し、これらの中央杆の外面に、側柱の間に架け渡したそれぞれの側杆に向く係止板を設けた育苗棚。
  3. 各中央杆の外面に設けた各係止板は、該各中央杆から離間する程高くなる様に僅かに傾斜しており、各係止板の上面には、滑り止めを設けた請求項2に記載の育苗棚。
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