JP3595946B2

JP3595946B2 - 商品陳列台

Info

Publication number: JP3595946B2
Application number: JP29971695A
Authority: JP
Inventors: 綱雄長崎
Original assignee: Okamura Corp
Current assignee: Okamura Corp
Priority date: 1995-11-17
Filing date: 1995-11-17
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2015-11-17
Also published as: JPH09135757A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商店等において単独で使用したり、複数台積み重ねて、陳列面を所望の高さに調節して使用する陳列台に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
陳列台には、陳列面の高さの異なる各種のものがあるが、いずれも、商品に対応して、簡単に高さを調節することは出来なかった。
【０００３】
また陳列棚には、棚板の高さや使用段数を変更しうるものがあるが、段数を減らした時に余った棚板や部品の保管が面倒である。
【０００４】
さらに、積み重ねを可能とした収納箱もあるが、このものは、下方となる収納箱の上面に設けた突出部に、上方となる収納箱の下面に設けた凹入部を嵌合するようになっているので、上面の平坦なことが必要な陳列台には適用し難い。
【０００５】
本発明は、上面の陳列面が平坦であり、かつ容易かつ強固に積み重ねて、陳列面の高さを調節しうるようにした連列台を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
（１）表面が平坦で、裏面の複数の要所に係合凹部を設けた板状の天板と、筒状をなし、上面に天板を載設しうる係合凹部を設けるとともに、下面の複数の要所に、下方に突出し、かつ裏返した天板の前記係合凹部に上方より係合しうる複数の脚を設けた台枠を備えるものとする。
【０００７】
（２）上記（１）項において、台枠の下面に脚を下方より螺設して、台枠を高さ調節可能とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図面は、本発明の一実施例を示すもので、陳列台は、方形板状の天板（１）と、上面に天板（１）が着脱自在に嵌合する方形の偏平な台枠（２）とより構成されている。
【０００９】
天板（１）は、方形枠（３）内に前後方向を向く（図１においては左下方を前方という）溝形鋼状の複数の補強杆（４）を架設して、上面に陳列板（５）を架設して形成され、両端の支持杆（４）と方形枠（３）の角部の間には、後述するような係合凹部（６）が形成され、その内面には、補強板（７）が設けられている。
【００１０】
台枠（２）は、上記方形枠（３）が嵌入しうる寸法とした上部枠（８）の両側枠杆（９）の下面同士の間に、複数の支持杆（１０）を架設するとともに、上部枠（８）の４隅より支柱（１１）を垂設して、各支柱（１１）の外側面と、上部枠（８）の外側面間に、側板（１２）を張設して形成されている。
【００１１】
左方１対の支柱（１１）の内側面下端間と、右方１対の支柱（１１）の内側面下端間には、前後方向を向く角筒状の連結筒（１３）が架設され、両連結筒（１３）の両端部には、下向ボルト状の脚（１４）が、下方より螺設されて（図１においては図示省略）、常時は、側板（１２）の下端より等寸法突出している。
【００１２】
上述した本発明の陳列台は、天板（１）を陳列板（５）を上面として、台枠（２）の上部枠（８）に嵌め入れて支持杆（１０）に支持させ、台枠（２）を水平な適宜の台上に載置すれば、陳列台（５）上に商品を陳列することができる。
台の上面が不整の場合には、脚（１４）を適宜回転して調節すれば、天板（１）は安定して水平に保持される。
【００１３】
商品により陳列板（５）を高くしたい場合には、図示のように、他の台枠（２）（図面下方の台枠（２））の上面に天板（１）を裏返して嵌め入れた後、その上に上述の台枠（２）を載置すれば、脚（１４）が、裏返した下方の天板（１）の係合凹部（６）に嵌入して、側方移動不能に強固に支持される。同様の操作を繰返すことにより、陳列面を所望の高さとすることができる。
【００１４】
各陳列台の平面形は、方形に限らず、半円形等とすることもある。
【００１５】
【発明の効果】
（ａ）同一構成の天板と台枠を、一部の天板を表裏反対にして積み上げるという甚だ簡単な操作により、陳列面を所望の高さとした陳列台が得られるので便利である。
【００１６】
（ｂ）多数の陳列台を低くした時に余分になった天板と台枠は、使用時と同様に、高く積み上げて保管し得るので、保管に要する床面積が少なくてすむ。従って、多数の陳列台を使用する商店等においては甚だ好都合であり、また部材を紛失する恐れもない。
【００１７】
（ｃ）陳列台を高く積み上げても、下方の台枠の上面に裏返した天板が側方移動不能に嵌合し、その係合凹部に直上の台枠の脚が係合しているので、転倒する恐れはない。また側面が垂直方向に揃うので、外観が良好である。
【００１８】
（ｄ）請求項２記載の発明のように、台枠の下端の脚を、たおえばボルトとして台枠に下方より螺設すれば、陳列面を表面の不整な床面にも、安定よく設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】積み重ねた２台の陳列台の分解斜視図である。
【図２】同じく縦断正面図である。
【図３】図１のＡ部の拡大平面図である。
【符号の説明】
（１）天板
（２）台枠
（３）方形枠
（４）支持杆
（５）陳列板
（６）係合凹部
（７）補強板
（８）上部枠
（９）側枠杆
（１０）支持杆
（１１）支柱
（１２）側板
（１３）連結筒
（１４）脚

Claims

表面が平坦で、裏面の複数の要所に係合凹部を設けた板状の天板と、筒状をなし、上面に天板を載設しうる係合凹部を設けるとともに、下面の複数の要所に、下方に突出し、かつ裏返した天板の前記係合凹部に上方より係合しうる複数の脚を設けた台枠とを備えることを特徴とする商品陳列台。
台枠の下面に脚を下方より螺設して、台枠を高さ調節可能といた請求項１記載の商品陳列台。