JP2018019617A - 果樹棚及びその設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便な構造で棚面を好適に形成し得る果樹棚及びその設置方法を提供する。【解決手段】圃場に立設される支柱12と、該支柱12の所定高さに連結された梁13と、該梁13に張り渡される張線16とを備え、梁13と張線16とにより棚面11を形成し、支柱12のうち少なくとも一部(支柱12b)は棚面11より高い位置に突出し、且つその棚面11より高い位置に突出した部分から周囲の梁13又は張線16へ吊線18を張り渡して該梁13又は張線16を支持するよう構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、葡萄やキウイフルーツ、梨、スモモ等の果樹を栽培するための果樹棚、及びその設置方法に関する。
従来、葡萄やキウイフルーツ、梨、スモモといった果樹を栽培する圃場においては、平棚と呼ばれるタイプの果樹棚を用いた栽培が実施されている。栽培者の身長よりもやや高い位置にワイヤ等で構成した棚面を設置し、該棚面に沿って枝や蔓を這わせるように栽培することで、均等な日照により果実を均質化できるほか、収穫等の各種作業の作業性に優れるといった利点を有している。
図7〜図10はこうした果樹棚の一例を示している。図7〜図9に示す如く、圃場に設置された果樹棚1は、全体として矩形をなす棚面2を備えており、棚面2の各辺には、内側から外側上側へ向かって例えば45゜前後の傾斜角を有する傾斜柱3が、所要の間隔(通常、2200mm前後)を有して等間隔に固設されている。傾斜柱3は、一般にコンクリート製であり、下端を地面に埋設させて固定している。また、圃場のコーナ部には、該コーナ部を平面視で二等分するように傾斜柱3'が設けてあり、この傾斜柱3'も内側から外側上側へ向かって例えば45゜前後の傾斜角で設置されている。
図10に示すように、各傾斜柱3(3')の上端部における棚面2に対して外側及び上側にあたる角部には、それぞれ段部3a,3bが形成してある。各傾斜柱3(3')の外側の段部3aには周囲線4が嵌合しており、該周囲線4により全ての傾斜柱3(3')の上端部を所定の張力で周囲から取り巻くように固縛している。上記周囲線4には、例えば2mm径の果樹鋼線を七本撚りにしたワイヤ状のものを用いている。
また、各傾斜柱3(3')の上端部の上側の段部3bには、引き下げ線5を複数回掛け回して傾斜柱3(3')の上端部を固縛してあり、引き下げ線5の下端は地中に設けたアンカー6に固定されている。こうして、引き下げ線5とアンカー6により、周囲線4に作用する張力を受けて傾斜柱3が起き上がる(煽りを受ける)のを防止している。引き下げ線5には周囲線4と同様、果樹鋼線を七本撚りにしたものを用いている。
矩形の棚面2の対向する二辺に設けられる傾斜柱3の相互間には、図7、図9に示す如く、左右方向に延びる張線7aと奥行き方向に伸びる張線7bが張り渡されており、左右方向の張線7aと奥行き方向の張線7bは網状に上下交互に編まれた配置となっている。こうして、圃場内の傾斜柱3の上端の高さ位置に、平面視で2200mm間隔の升目が形成される。上記張線7a,7bには、例えば果樹鋼線を三本撚りにしたワイヤ状のものを用いている。
更に、左右方向の張線7aと奥行き方向の張線7bの夫々の間には、対向する周囲線4間を30〜40mm程度の間隔で張り渡される左右方向の小張線8aと奥行き方向の小張線8bを設けている。小張線8a,8bには果樹鋼線の単線を用いており、張線7a,7bの上側に被せるように配置される。
そして、上記小張線8a,8bにより300〜400mm程度の小さい間隔の升目が形成されており、この小さい升目により、果樹の水平方向に延びる枝や蔓を支持する棚面2を構成している。また、張線7a,7bが交叉している適宜位置には、図7に示す如く鉛直の中間支柱9が設けられ、張線7a,7bを支持するようになっている。
尚、この種の果樹棚に関する一般的技術水準を示す文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。
特開2014−96992号公報
上述の如きワイヤで形成した棚面2を傾斜柱3(3')により支持するタイプの果樹棚1の場合、傾斜柱3(3')の間にかかる張力には微妙なバランスが要求される。すなわち、上述の如く、傾斜柱3(3')の相互間には周囲線4や張線7a,7bが張り渡され、張線7a,7bの間にも小張線8a,8bが張り渡されており、これらの張力が傾斜柱3(3')の上端部に対し水平に加わるが、この張力に抗して傾斜柱3(3')が周囲線4や張線7a,7b、小張線8a,8bを支持することで、棚面2の形状が維持されるようになっている。さらに、棚面2に沿って果樹の枝や蔓が生育すれば、これらの荷重も張力として傾斜柱3(3')に加えられる。傾斜柱3(3')の傾斜角や、引き下げ線5、アンカー6は、棚面2に沿って内向きに加えられるこうした張力に抗するための構成である。
したがって、圃場に傾斜柱3(3')を立設し、更に周囲線4や張線7a,7b、小張線8a,8bを張り渡す際には、果樹の育成に伴い増加する荷重をも加味しつつ、傾斜柱3(3')が倒れあるいは起き上がったり、張線7a,7bや小張線8a,8bが過度に弛んだりしないよう、傾斜柱3(3')の角度や、引き下げ線5の張力、周囲線4、張線7a,7bの張力等を適切に調整する必要がある。しかも、果樹栽培に係る作業性を確保するためには、栽培者の頭上の適当な高さに棚面2を形成する必要があるが、この「適当な高さ」は栽培者の身長によってまちまちであるため、この点でも微調整が必要である。また、(ここでは説明の都合上、平面的な形状の圃場ないし果樹棚1を図示しているが)果樹の圃場は斜面上に設営されることも多く、その場合、斜面に沿って均等な高さの棚面2を形成しなくてはならない。
必然的に、こういった果樹棚1の設営作業は、非常に手間のかかるものであると同時に専門知識や熟練をも要する職人的な作業となっており、上述の如き果樹棚1を設営できる技術を持った人員は年々数を減らしつつあるのが実情である。加えて、傾斜柱3(3')とするためのコンクリート製の柱材を製造するメーカーも減少している。一方で、過去に設置されたこうした果樹棚は老朽化しつつあり、更新の必要が出てきている。そこで、なるべく設営にかかる作業に熟練を要さず、簡単な構造で誰でも設営可能な新しい果樹棚の開発が求められていた。
本発明は、斯かる実情に鑑み、簡便な構造で棚面を好適に形成し得る果樹棚及びその設置方法を提供しようとするものである。
本発明は、圃場に立設される支柱と、該支柱の所定高さに連結された梁と、該梁に張り渡される張線とを備え、前記梁と前記張線とにより棚面を形成し、前記支柱のうち少なくとも一部は前記棚面より高い位置に突出し、且つその棚面より高い位置に突出した部分から周囲の前記梁又は前記張線へ吊線を張り渡して該梁又は張線を支持するよう構成したことを特徴とする果樹棚にかかるものである。
而して、このようにすれば、複雑で熟練を要する工程を経ることなく簡便に果樹棚を設置することができる。また、棚面の高さの設定や、種々の地形に対応した棚面の形成も比較的容易である。
本発明の果樹棚においては、前記支柱の先端に、該支柱と嵌合する軸部と、該軸部の一端を覆い且つ該軸部の径方向外側に広がるように形成される傘部と、該傘部に開口する孔を備えたキャップを配することが好ましく、このようにすれば、孔に吊線の端部を巻き掛けることにより、簡便に吊線を張り渡すことができる。
本発明の果樹棚においては、前記支柱のうち、隅に位置する支柱と梁との連結部と、前記隅に位置する支柱に隣接する支柱の地面付近との間を、筋交いにより連結することが好ましく、このようにすれば、隅に位置する支柱を、隣接する支柱の方向に倒れ込ませる力に対し補強することができる。
本発明の果樹棚においては、前記支柱のうち、隅に位置する支柱と梁との連結部と、その近傍で棚面の外周より内側に位置する支柱と梁との連結部との間を、筋交いにより連結することが好ましく、このようにすれば、隅に位置する支柱を棚面の内側へ引っ張る力に対し、支柱を倒れ込みにくくすることができる。
本発明の果樹棚においては、前記支柱及び前記梁をパイプとし、該パイプ同士は、該パイプを挟み込むクランプ部を備えた連結具によって連結されることが好ましく、このようにすれば、支柱に対する梁の高さを変更したり、向きを調整したりといった作業を簡便に行うことができる。
本発明の果樹棚においては、前記支柱の先端同士の間に支柱間支線を張り渡すことが好ましく、このようにすれば、支柱間支線の張力を介して支柱同士が互いに支持し合うようにすることができ、また、支柱間支線上に防鳥網や雨除けハウス等を設置することもできる。
本発明の果樹棚においては、前記支柱の先端と、該支柱と梁との連結部の間に上下間支線を張り渡すことが好ましく、このようにすれば、梁の下方向への位置ずれを防止することができる。
また、本発明は、圃場に支柱を立設し、該支柱の所定高さに梁を連結し、該梁に張線を張り渡して前記梁と前記張線により棚面を形成し、該棚面より高い位置に突出させた前記支柱から、周囲の前記梁又は前記張線へ吊線を張り渡して該梁又は張線を支持することを特徴とする果樹棚の設置方法にかかるものである。
本発明の果樹棚及びその設置方法によれば、簡便な構造で棚面を好適に形成し得るという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施による果樹棚の全体構成を示す平面図である。 図1をII−II方向から見た正面図である。 本発明の実施による果樹棚の一部を示す斜視図である。 本発明の実施に用いる連結具を示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)をIVB−IVB方向から見た側断面図である。 本発明の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の果樹棚の設置手順を説明するフローチャートである。 従来の果樹棚の一部を示す平面図である。 図7をVIII−VIII方向から見た正面図である。 図7の一部を拡大して示す平面図である。 従来の果樹棚に備えられる傾斜柱の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図5は本発明の実施による果樹棚の形態の一例を示すものである。図1〜図3に示す如く、本実施例の果樹棚10は、圃場に鉛直に立設される複数の支柱12と、所定の高さにて地面に沿った向きをなして支柱12に連結される梁13を備えてなる。
支柱12及び梁13は、金属製のパイプ15として形成されており、図4に示す如く、その相互間はクランプ式の連結具14にて連結される。連結具14は、二個のクランプ部14a,14aが互いに回転可能に連結されてなり、各クランプ部14aは、パイプ15を外側から挟み込んだ上でボルト14bにて締め付けて固定することができるようになっている。この際、クランプ部14a,14a同士は互いに回転可能になっているため、連結されるパイプ15,15同士のなす角度は自在に設定することができる。
図1、図2に示す如く、支柱12は、互いに例えば4500mmの間隔を隔てて平面視で縦横に等間隔に配置される。支柱12のうち、棚面11の外周に位置する支柱12aは、例えば全長が3000mm、地上高が2500mmであり、下端の500mmを地中に埋設されて固定される。棚面11の外周より内側に位置する支柱12bは、例えば全長が4500mm、地上高が4000mmであり、下端の500mmを地中に埋設されて固定される。
隣接する支柱12(12a,12b)同士の間には、地面から所定の高さに梁13が張り渡され、図1に示す如く、平面視で縦横に升目状の骨組みを形成している。梁13は、支柱12に対して上述の如き連結具14(図4参照)により連結されている。支柱12同士の間隔が4500mmの場合、梁13により形成される升目は一辺が4500mmである。
尚、設置の際の作業性、及び後述する吊線18に係る力の釣り合いの観点から、梁13による升目は概ね正方形状であることが好ましいが、正方形状が必須というわけではなく、圃場の形状等の事情により適宜変更しても良い。ここに示した例では、図1中の右端に位置する升目については、他の部分の升目(縦4500mm×横4500mm)とは横方向の寸法が異なり、2000mmとなっている。
対向する梁13同士の間には、張線16が張り渡されている。尚、説明の都合上、図1では大部分において、梁13のなす各升目毎に縦横一本ずつの張線16を図示しているが、実際に張り渡される張線16の数は、栽培される果樹の種類等に応じてこれより多くしても良い(図1の左下にあたる部分、及び図3では、升目毎に縦横に複数の張線16を張り渡した場合を図示している)。張線16としては、例えば、2mm径の果樹鋼線を三本〜七本撚りにしたワイヤ状のものを用いることができる。
このように、支柱12に連結されて升目状に組まれた梁13、及び該梁13に張り渡された張線16により、棚面11が形成される。棚面11の高さは、栽培者の身長をやや超える程度に設定することが栽培に係る作業性の面から好ましく、例えば地面から2000mmである。
各支柱12の先端には、図5に示す如きキャップ17が被せられる。キャップ17は、支柱12をなすパイプ15の先端に嵌合する軸部17aと、該軸部17aの一端を覆い且つ該軸部17aの径方向外側に広がるように形成される傘部17bを備えてなる。軸部17aは、パイプ15の先端に嵌合した上で該パイプ15と共にかしめられ、キャップ17がパイプ15に対してずれないように固定される。傘部17bには、後述する吊線18等を通すための孔17cが開口されている。尚、傘部17bの形状はどのようなものでも良いが、雨水の溜まりを防止する点から、ここに示す如き上に凸なドーム状の形状とすることが好ましい。
支柱12のうち少なくとも一部は、棚面11より高い位置に突出しており、その先端からは、図3に示す如く、周囲の梁13や張線16に向かって吊線18が下方に引かれている(本実施例では、全ての支柱12が棚面11より高い位置に突出しているが、先端から吊線18が引かれるのは、棚面11の外周より内側に位置する支柱12bのみとなっている。棚面11の外周に位置する支柱12aからは、吊線18が引かれていない)。吊線18の上端は支柱12b先端に嵌合されたキャップ17の孔17c(図5参照)に巻き掛けられ、吊線18の下端は、支柱12bの周囲に位置する梁13や張線16に巻き掛けられる。このように、孔17cを備えたキャップ17(図5参照)を支柱12bの先端に配したことで、吊線18を簡便に張り渡すことができるようになっている。
尚、ここでは支柱12bの先端から吊線18を引いているが、支柱12bにおける吊線18の張り渡される位置は必ずしも先端でなくとも良く、支柱12bのうち棚面11より高い位置に突出した部分であれば良い。ただし、先端に上述の如きキャップ17を取り付けて吊線18を張り渡す方式が特に簡便である。
吊線18により、支柱12bの先端と、梁13又は張線16との間に張力が加えられ、梁13や張線16は、斜め上方向の張力により、吊線18を介して支柱12bに吊橋状に支持される。吊線18としては、例えば、果樹鋼線を三本〜七本撚りにしたワイヤ状のものを用いることができる。
吊線18は、支柱12bにかかる力の釣り合いの観点から、各支柱12bに関しなるべく対称に備えられることが好ましい。本実施例の場合、図1に示す如く、外周より内側に位置する一本の支柱12bは、平面視で縦横に他の四本の支柱12(12a,12b)と隣接し、該四本の支柱12(12a,12b)との間に前後左右四方向の梁13が張り渡されている。また、一本の支柱12bの周囲には、梁13により平面視で計四個の升目が形成される。そして、一本の支柱12bの先端からは、前後左右四方向の梁13に向かって計四本の吊線18が引かれ、さらに、計四個の前記升目に張り渡された張線16に向かって計四本の吊線18が引かれる。梁13において吊線18の巻き掛けられる位置は、例えば隣接する支柱12b同士の中間部であり、また、張線16に対し吊線18が巻き掛けられる位置は、例えば梁13によって形成される前記升目の中央部である。こうして、棚面11の外周より内側に位置する各支柱12bから、合計八本ずつの張線16が周囲の梁13又は張線16に均等に引かれ、梁13や張線16をバランスよく支持するようになっている。
尚、上の説明は、支柱12bの周囲に梁13により形成される四個の升目が正方形状であることを前提としているが、棚面11において梁13は必ずしも正方形状に組まれているとは限らない。例えば、本実施例において、図1の右端に位置する升目は横方向の寸法が短い長方形状である。したがって、図1において棚面11の右端の支柱12aから一本左に位置する支柱12bにおいては、吊線18の配置は上の説明とは多少異なる。例えば、前記支柱12bから平面視で右上もしくは右下方向に伸びる吊線18は、張線16ではなく、棚面11の外周をなす梁13の中間部に巻き掛けられる。また、他の部分の升目の寸法が縦4500mm×横4500mmであるのに対し、右端部分の升目は縦4500mm×横2000mmと、横方向の寸法が半分弱であるため、右端から一本左の支柱12bでは、平面視で左方向に伸びる吊線18と比較し、右方向に伸びる吊線18の寸法が若干短くなる。
このような吊線18の配置は、支柱12bに対して完全に均等とは言えないものの、おおよそ均等であり、この程度の不均等であれば力学的に十分許容し得る。また、圃場の形状によっては、棚面11を構成する梁13を矩形以外の形状、例えば三角形状等に組む場合等も想定されるが、そのような場合も、吊線18は支柱12bに対しおおよそ均等に配置されていれば十分である。いずれにしても、吊線18同士の張力に著しい偏りが生じ、支柱12bが傾斜したり、棚面11の形状を適切に維持できなくなるような事態に陥らない限りにおいて、吊線18の配置に関し多少の不均等は許容され得る。そもそも、果樹の生育状況や地盤の質等により、吊線18の張力に多少の不均衡が出ることは避けられないのであり、また、支柱12bが地面に対し十分な強度で固定されていれば、多少の不均衡で支柱12bが傾斜したりすることはない。
図2、図3に示す如く、平面視で縦横に隣接する支柱12(12a,12b)の先端同士の間には、支柱間支線19が張り渡される。支柱間支線19は、支柱12の先端に取り付けられたキャップ17の相互間に張り渡され、支柱間支線19の張力を介して支柱12同士が互いに支持し合うようになっていると共に、支柱間支線19上に防鳥網や雨除けハウス等を設置することができるようになっている。支柱間支線19としては、例えば、果樹鋼線を三本〜七本撚りにしたワイヤ状のものを用いることができる。
棚面11の外周に位置する支柱12aのうちでも、四隅に位置する支柱12aは、棚面11の外周を取り巻く縦横の梁13の交点にあたり、両方向から棚面11の内側に向かって荷重を受けるため、果樹棚10のうちでも特に荷重への対策を要する部分である。そこで、この位置の支柱12a付近には、図1、図3に示す如く、三方向に筋交い20(20a,20b)を備え、支柱12aを棚面11の内側に倒す方向の荷重に対し補強する構造を取っている。
筋交い20は、支柱12や梁13と同様のパイプ15により構成される。図1、図3に示す如く、隅に位置する各支柱12a毎に三本ずつ備えられた筋交い20のうち、二本(筋交い20a)は平面視で棚面11の外周を構成する縦及び横の梁13に添って配置され、残り一本(筋交い20b)は、平面視で筋交い20a,20aのなす角を二分割するように配置される。
筋交い20a,20aは、各々が一端を隅に位置する支柱12aと梁13との連結部に固定され(尚、ここでは筋交い20aの一端を梁13に固定した場合を例示しているが、固定位置は支柱12aと梁13との連結点の近傍であれば良く、例えば支柱12aに固定しても良い)、他端は前記隅に位置する支柱12aに隣接する支柱12aの地面付近の位置に固定される。このように、二本の支柱12aと梁13及び地面が形成する四角形の対角線に添うように筋交い20aを設けることで、隅の支柱12aを、隣接する支柱12aの方向に倒れ込ませる力に対し補強するようにしている。
筋交い20bは、一端を隅に位置する支柱12aと梁13との連結部に固定され(尚、ここでも固定位置は連結点の近傍であれば良く、筋交い20bの一端は支柱12aに固定しても良いし、梁13に固定しても良い)、他端を近傍に位置する支柱12bと梁13との連結部に固定され(ここでも、筋交い20bの他端の固定位置は支柱12bでも良いし、梁13でも良い)、隅に位置する支柱12aと、外周より内側に位置する支柱12bとを門型に連結した形をなしている。このようにすれば、隅に位置する支柱12aを棚面11の内側へ引っ張る力に対し、支柱12a単独ではなく、支柱12aと支柱12bの二本で抗することになり、支柱12aを倒れ込みにくくすることができる。
尚、支柱12aと筋交い20bを介して連結される支柱12bは、支柱12aと連結しやすい近傍の支柱12bを適宜選択すれば良く、必ずしも直近に位置する支柱12bとする必要はない。ここに示した例では、図1の左上及び左下の隅に位置する支柱12aは、筋交い20bにより直近の支柱12bに連結されているが、図1の右上及び右下の隅に位置する支柱12aは、直近の支柱12bの一つ隣の支柱12bに連結されている。
すなわち、力学的な観点からは、筋交い20bは、平面視で二本の筋交い20a,20aがなす角をちょうど二等分する向きに配置されることが最も望ましく、実際、図1の左上及び左下の隅に位置する筋交い20bはそのように配置されている。しかしながら、筋交い20bを正確にそうした向きで配置できる位置に、支柱12bが必ず位置しているとは限らない。その場合、なるべく筋交い20a,20aがなす角を二等分する向きに近い向きで筋交い20bを配置できるよう、隅の支柱12aと連結する支柱12bを選択すれば良い。具体的には、筋交い20bの向きは、筋交い20a,20aがなす角を二等分する向きを中心として、平面視でプラスマイナス15°程度のずれであれば許容し得る。一方、連結強度の点では、筋交い20bは一本のパイプ15として構成されることが好ましいので、隅に位置する支柱12aと連結される支柱12bには、前記隅の支柱12aからあまり遠い位置の支柱12bを選択すべきではない。図1の右上及び右下に位置する筋交い20bにおいては、このような事情から、隅に位置する支柱12aは、最も近傍に位置する支柱12bではなく、その一本左隣の支柱12bと筋交い20bにより連結されている。
尚、支柱12、梁13及び筋交い20の相互間は図4に示す如き連結具14で連結されるが、図3では説明の都合上、図示を省略している。
支柱12aと、該支柱12と梁13との連結部の間には、図3に示す如く、支柱12に沿って上下間支線21が張り渡されている。上下間支線21の上方は支柱12先端のキャップ17に巻き掛けられ、下方は支柱12a又は支柱12bと梁13、連結具14(図4参照)との連結部に巻き掛けられている。こうして、梁13は、支柱12との連結位置において、その直上に位置するキャップ17から上下間支線21によって吊られる形となり、梁13が自重や、張線16ないし果樹の枝や蔓からの下方向の荷重により支柱12に沿って下方向に位置ずれすることを防止している。上下間支線21としては、例えば、2mm径の果樹鋼線を三本〜七本撚りにしたワイヤ状のものを用いることができる。
上述の如き本実施例の果樹棚の設置方法の一例を、図6のフローチャートに示す手順を参照して説明する。
まず、ステップS1として、先端にキャップ17を取り付けた支柱12を地面に立設する。例えば図1〜図3に示す如き配置により、支柱12をなすパイプ15の下端を地面に所定の長さだけ埋め込み、コンクリート等を流し込んで固定する。ステップS2として、立設した支柱12の所定高さ(果樹栽培における作業性を考慮し、栽培者の身長よりやや高い位置で、例えば地面から2000mm前後)に梁13を連結する。支柱12や梁13をなすパイプ15同士の連結は、連結具14(図4参照)により行う。ステップS3として、隅に位置する支柱12aと、その近傍の支柱12a,12bとの間に筋交い20a,20bを設置する。
ステップS4として、梁13同士の間に張線16を張り渡し、棚面11を形成する。ステップS5として、支柱12bの先端のキャップ17から、梁13や張線16の適宜位置へ吊線18を張り渡す。さらにステップS6として、支柱12の先端のキャップ17同士の間に支柱間支線19を張り渡し、また、支柱12の先端のキャップ17と、梁13との連結構造との間に上下間支線21を張り渡す。
以上のように、本実施例の果樹棚10では、支柱12に連結した梁13に張線16を張り渡して棚面11を形成し、更に、棚面11より高い位置に突出した支柱12bの先端から吊線18により梁13や張線16を支持するようにしている。また、隅に位置する支柱12aは、三本の筋交い20により張力に対して補強している。
すなわち、上記従来例の果樹棚1(図7〜図10参照)においては、斜めに立設した傾斜柱3(3')の先端を周囲線4で固縛することにより棚面2に張力を与え、これを支持していたが、本実施例においては、支柱12bの先端から引き下ろした吊線18が棚面11を支持する張力を担っている。傾斜柱3(3')の代わりに、垂直方向に立設した支柱12に梁13を組み付ければ果樹棚10の骨組みを構築することができ、上記従来例の場合の如き傾斜柱3(3')の角度調整のような手間は不要である。さらに、支柱12bの先端から棚面11へ吊線18を張り渡すことにより、棚面11を斜め上方向の張力で支持することができるので、上記従来例の周囲線4や張線7a,7bの如く水平方向の張力のみで棚面2を支持する場合と比較し、張力の調整が容易である。また、四隅の支柱12aは筋交い20により補強するので、上記従来例の如き地中に埋設するアンカー6等は不要である。
このように、本実施例の果樹棚10は、設置に際し、上記従来の果樹棚1のように高い技術を要する工程がなく、さほどの熟練を要さないため、設置に係る工期を短縮し、人件費を抑えて建設費を節減することができる。しかも、支柱12や梁13といった主要な構成要素は一般的な金属製のパイプ15で構成されており、上記従来例に使用される傾斜柱3(3')のような特殊な部材を必要としない。本実施例の果樹棚10は、手に入りやすい資材を用いて設置することができる。
加えて、本実施例の果樹棚10は、棚面11の高さや形状に関して高い柔軟性を有している。上記従来例の場合、棚面2の高さは傾斜柱3(3')の埋設される角度や深さによって決定されてしまうため、果樹棚1を設置してから、棚面2の高さを事後的に変更することが非常に困難であった。一方、本実施例の場合、支柱12に対する梁13の位置をずらすことにより、比較的簡単に棚面2の高さを調整することが可能である。
また、果樹の圃場は扇状地のような斜面上に設営されることも多く、その際には当然、棚面11を斜面に沿って斜めに配置することが好ましい。しかも、圃場は平面視で図1に例示する如き矩形状であるとも限らず、種々の形状があり得る。そういった場合、上記従来例の如く傾斜柱3(3')を周囲線4で固縛して張力を加える型式の果樹棚1では、各傾斜柱3(3')や周囲線4、張線7a,7bに均等に張力を付与することが困難な局面が想定できる。この点、本実施例では、梁13自体が支柱12に水平方向に荷重するものではないので、梁13を各支柱12に連結する際には、圃場の角度や形状に応じて連結位置を適宜変更しながら組み付けるだけで、棚面11の骨組みを簡単に種々の形状に構成することができる。そして、梁13に張線16を張り渡した後、支柱12bから吊線18を張り渡せば、そういった変形形状の棚面11に対してもおおよそ均等に張力を付与することができる。
この際、本実施例では、金属製のパイプ15により構成された支柱12と梁13を上述の如き連結具14にて連結しているため、支柱12や梁13をなすパイプ15同士の連結角度を自在に調整することができる。したがって、支柱12に対する梁13の高さを変更したり、向きを調整したりといった作業を簡便に行うことができる。
尚、図4に示す如き連結具14の構成はあくまで一例であって、この他にパイプ15同士の連結に用いられる種々の構造を採用し得る。パイプ15同士を好適に連結し得る限りはどのような構成でも良く、例えば、パイプ15同士をボルト等で直接連結したり、あるいは、ワイヤ等を用いてパイプ15同士を括りつけるようにすることもできる。ただし、作業性の観点から、上述の如き連結具14を用いて連結するのが特に簡便であり、適していると考えられる。
以上のように、上記本実施例の果樹棚10は、圃場に立設される支柱12と、該支柱12の所定高さに連結された梁13と、該梁13に張り渡される張線16とを備え、梁13と張線16とにより棚面11を形成し、支柱12のうち少なくとも一部(支柱12b)は棚面11より高い位置に突出し、且つその棚面11より高い位置に突出した部分から周囲の梁13又は張線16へ吊線18を張り渡して該梁13又は張線16を支持するよう構成しているので、複雑で熟練を要する工程を経ることなく簡便に果樹棚10を設置することができる。また、棚面11の高さの設定や、種々の地形に対応した棚面11の形成も比較的容易である。
また、本実施例においては、支柱12の先端に、該支柱12と嵌合する軸部17aと、該軸部17aの一端を覆い且つ該軸部17aの径方向外側に広がるように形成される傘部17bと、該傘部17bに開口する孔17cを備えたキャップ17を配しているので、孔17cに吊線18の端部を巻き掛けることにより、簡便に吊線18を張り渡すことができる。
また、本実施例においては、支柱12のうち、隅に位置する支柱12aと梁13との連結部と、前記隅に位置する支柱12aに隣接する支柱12aの地面付近との間を、筋交い20(20a)により連結しているので、隅に位置する支柱12aを、隣接する支柱12aの方向に倒れ込ませる力に対し補強することができる。
また、本実施例においては、支柱12のうち、隅に位置する支柱12aと梁13との連結部と、その近傍で棚面11の外周より内側に位置する支柱12bと梁13との連結部との間を、筋交い20(20b)により連結しているので、隅に位置する支柱12aを棚面11の内側へ引っ張る力に対し、支柱12aを倒れ込みにくくすることができる。
また、本実施例においては、支柱12及び梁13はパイプ15であり、該パイプ15同士は、該パイプ15を挟み込むクランプ部14aを備えた連結具14によって連結しているので、支柱12に対する梁13の高さを変更したり、向きを調整したりといった作業を簡便に行うことができる。
また、本実施例においては、支柱12の先端同士の間に支柱間支線19を張り渡しているので、支柱間支線19の張力を介して支柱12同士が互いに支持し合うようになっていると共に、支柱間支線19上に防鳥網や雨除けハウス等を設置することもできる。
また、本実施例においては、支柱12の先端と、該支柱12と梁13との連結部の間に上下間支線21を張り渡しているので、梁13の下方向への位置ずれを防止することができる。
したがって、上記本実施例の果樹棚及びその設置方法によれば、簡便な構造で棚面を好適に形成し得る。
尚、本発明の果樹棚及びその設置方法は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 果樹棚
11 棚面
12 支柱
12a 支柱
12b 支柱
13 梁
14 連結具
14a クランプ部
15 パイプ
16 張線
17 キャップ
17a 軸部
17b 傘部
17c 孔
18 吊線
19 支柱間支線
20 筋交い
20a 筋交い
20b 筋交い

Claims (8)

  1. 圃場に立設される支柱と、該支柱の所定高さに連結された梁と、該梁に張り渡される張線とを備え、前記梁と前記張線とにより棚面を形成し、
    前記支柱のうち少なくとも一部は前記棚面より高い位置に突出し、且つその棚面より高い位置に突出した部分から周囲の前記梁又は前記張線へ吊線を張り渡して該梁又は張線を支持するよう構成したことを特徴とする果樹棚。
  2. 前記支柱の先端に、該支柱と嵌合する軸部と、該軸部の一端を覆い且つ該軸部の径方向外側に広がるように形成される傘部と、該傘部に開口する孔を備えたキャップを配したことを特徴とする請求項1に記載の果樹棚。
  3. 前記支柱のうち、隅に位置する支柱と梁との連結部と、前記隅に位置する支柱に隣接する支柱の地面付近との間を、筋交いにより連結したことを特徴とする請求項1又は2に記載の果樹棚。
  4. 前記支柱のうち、隅に位置する支柱と梁との連結部と、その近傍で棚面の外周より内側に位置する支柱と梁との連結部との間を、筋交いにより連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の果樹棚。
  5. 前記支柱及び前記梁はパイプであり、該パイプ同士は、該パイプを挟み込むクランプ部を備えた連結具によって連結されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の果樹棚。
  6. 前記支柱の先端同士の間に支柱間支線を張り渡したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の果樹棚。
  7. 前記支柱の先端と、該支柱と梁との連結部の間に上下間支線を張り渡したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の果樹棚。
  8. 圃場に支柱を立設し、該支柱の所定高さに梁を連結し、該梁に張線を張り渡して前記梁と前記張線により棚面を形成し、該棚面より高い位置に突出させた前記支柱から、周囲の前記梁又は前記張線へ吊線を張り渡して該梁又は張線を支持することを特徴とする果樹棚の設置方法。
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CN108812015A (zh) * 2018-05-31 2018-11-16 日照冉丰农业开发有限公司 猕猴桃“x”型架栽培新技术

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