この発明は、貨物などを搬送する時に使用する段ボール製パレットに関する。詳しくは、二方差しの段ボール製パレットの天板と底板との間に貼着して設ける桁部材に関し、紙製のためリサイクル可能で環境にやさしく、桁部材素材の形で保管して保管スペースを少なくしてかつ運搬しやすく、桁部材の段ボールの中心方向に荷重がかかるように工夫した強度を十分確保した段ボール製パレットの桁部材に関する。
従来、貨物等を搬送・運搬する場合、フォークリフト、ハンドリフト等が使用される。これらの場合、フォークリフトの爪を直接、貨物等に接触させることは、貨物等の破損につながり好ましくない。そこで、貨物等を載置させるとともに、フォークリフトのアームの挿入空間を有したパレット が利用されている。
このようなパレットが段ボール製である場合、通常、桁部材の両面に接着剤を塗りつけ、底板と天板とを接着する等して段ボール製パレットは製造されている。そして、このような段ボール製パレットは重量の重い貨物等を載置させるため、段ボール製パレットのポイントは、底板、天板、脚部材等各部材の強度を向上させることである。
そこで、段ボールを縦筋と直交させて同巾の細長帯状に裁断し、これを同じ長さに裁断した短冊状の段ボールとし、この短冊状の段ボールを複数枚重ねて接着剤で接着し、これをブロック状に形成したものを段ボールで作った角筒内に、適宜間隔で配置して包み込む製法により桁部材を作り、この桁部材を複数本平行に並べて、その上に段ボール平板を貼り付けて作っていた。また、他の方法による桁部材の製法として、幅広の段ボールを複数枚重ねて接着し、これを、3mm厚程度のカッターを使用して細長帯状に切断して短冊状のブロックにした。
また、他の例として、任意数の段ボールを積層して接着し、切断して形成したサイコロ状の桁部材と細長い方形状の支持部または側壁部との接合体等を方形状の載置部の裏側に接着することにより、段ボール製のためリサイクル可能で環境にやさしく、任意数の段ボールを積層して接着した載置部、桁部材素材、支持素材、側壁素材等の形で保管して保管スペースを少なくしてかつ運搬しやすく、軽量のため取り扱いに便利で、桁部材の段ボールの中心方向に荷重がかかるために強度も十分に確保しうる段ボール製のパレットの提案がなされている(特許文献1参照)。
ところが、上記の製法で桁部材を作る作業は、まず、段ボールを細長状に裁断する作業と、裁断した細長状の段ボールを短冊型の段ボールとして裁断する作業と、これを接着してブロック状に形成する作業に手間がかかり、これを段ボールで作った角筒に収容するのには更に手間がかかり、その結果製造費も嵩むという不都合がある。この不都合を解消するため種々提案がなされている。また、この桁部材の上に敷設する段ボールについても、これまでは特に配慮がなされていなかった。また、幅広の積層した段ボールから肉厚のカッターを使用して帯状に切断する場合、切断粉の浮遊による環境問題を生じた。また、例えば3mm程度の肉厚カッターによる切り代の分、段ボールの歩留まりが悪くなる等の支障があった。
そこで、本発明は前記実情に鑑み、上記した不都合を解消するため、段ボールを型抜きして桁部材用の段ボールを作り、これに切れ目、半切れ目あるいは折り目を施すことにより、容易に桁部材へと組み立てることができ、かつ、段ボールの中芯方向を垂直にしてパレットの天板と底板との間に挟まれるように桁部材が固着されるので、パレットに積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。しかも、切断粉の浮遊による環境問題を生じる恐れのない段ボール製パレットの桁部材を提供しようとするものである。
そこで、本発明者等は段ボールの中芯方向の耐圧強度が高いことに着目し、積層した段ボールをカッターにより切断することなく、広幅の段ボールから桁部材用の段ボールを型抜きすることを着想し、この着想に基づきパレットを試作したところ、耐圧性が高くしかも粉塵などの発生の恐れがないといいう知見を得た。本発明の溶接装置はかかる知見を基に具現化したもので、請求項1の発明は、平面が矩形状の段ボール製パレットにおける天板と底板との間に挟着される桁部材であって、該桁部材は一枚又は二枚の段ボールから直方体状に折り上げられるとともに、前記桁部材を構成する段ボールの中芯方向が天板及び底板に対して垂直に構成され、かつ、前記桁部材の全長はパレットの一辺の長さに相当し、前記桁部材の全長に亘って側方が封緘されるとともに、前記桁部材は複数の脚体を直列に連接することにより構成され、前記脚体を構成する段ボールの中芯方向が天板及び底板に対して垂直に構成され、かつ、隣接する前記脚体同士を当接する段ボール製パレットの桁部材である。また、請求項2の発明は、請求項1の発明の上記特徴に加えて、前記桁部材は帯状複数の梁部材と断面矩形状複数の前記脚体とから構成され、前記梁部材及び前記脚体を構成する各段ボールの中芯方向が天板及び底板に対して垂直に構成され、かつ、前記梁部材に前記脚体を当接する請求項1記載の段ボール製パレットの桁部材である。そして、請求項3及び4の発明は、請求項1の発明の上記特徴に加えて、前記一枚又は二枚の段ボールは、梁部材と脚部材とが半切れ目によって連接されるものであり、また、前記一枚の段ボールは、脚部材同士が半切れ目によって連接されるものである段ボール製パレットの桁部材である。
脚体及び梁部材における段ボールの中芯方向を垂直にしてパレットの天板と底板との間に挟まれるように桁部材が固着されるので、パレットに積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。また、脚体を形成する多重の脚片同士が貼着され、かつ脚片と梁部とが貼着されるので、パレットに上下方向の荷重が掛かっても脚体の積層部が開いて座屈する恐れがない。かつ、桁部材の全長はパレットの一辺の長さに相当し、梁部材により側方が桁部材の全長に亘って封緘されるので耐圧強度を確保することができる。さらに、断面矩形状の脚体における脚片の巻き回数を増減することによって、自在にパレットの耐圧強度に対応できるのでパレットの用途が拡大する。他に、桁部材を製作する際、幅広の積層した段ボールから肉厚のカッターを使用して切断する工程がないので、切断粉の浮遊による環境問題がないとともに、肉厚のカッター分の段ボールが切除されることもないので段ボールの歩留りがよい等の効果を奏する。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
先ず、本発明の実施例1について、図1〜図9を参照しながら説明する。図1は、代表的な二方差しのパレットを示す斜視図であり、図(a)にその全体図を示し、図(b)に桁部材を示す。図2は、半桁部材200Cの展開図である段ボール100Cである。図3は、脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図4は、脚片を折上げ完了した状態を示す斜視図である。図5は、梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図6は、更に梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図7は、更に梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図8は、梁部材を折上げ完了した半桁部材200Cを示す斜視図である。図9は、一方の半桁部材200Cと他方の半桁部材200cとを合体した桁部材300Ccを示す斜視図である。なお、桁部材200Cと桁部材200cとは点対称なので、段ボール100cの図を省略した。後述する中間折上げ体も当然左右点対称なので、一方の図を省略した。これらについては、他の実施例についても同様である。
代表的な二方差しのパレットを図1(a)に示すように、パレット400では左右方向X−Xの二方からフォークリフトの爪を差し込む。パレット400は底板S、天板T及びこれらの間に挟まれる複数の桁部材300から構成される。そして、このパレット400の天板Tは耐圧強度をあげるために複数の段ボールを夫々積層、接着した骨板T1と更にこの上に積層し貨物等を載せるための段ボールからなる載置板T2から構成される。そして、複数の図(b)に示す桁部材300が底板Sと天板Tとの間に挟まれるように夫々に貼着、固定される。ここでは、二方差しのパレットなので左右方向X−Xからフォークリフトの爪を差し込むことができるように桁部材300と桁部材300との間に隙間が形成される。以下に、これら桁部材300の形成について述べる。一方、パレット400における左右方向X−Xに平行な両端部は桁部材300の全長に亘って側方が塞がれ、封緘されている。
半桁部材200Cの展開図である矩形状の段ボール100Cには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図2に示すように、段ボール100Cは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の脚部材10、二段目の内梁部材70及び三段目の外梁部材80に三分割される。段ボール100Cの上下および左右の方向は、上記の通りとし、他の実施例についても同様である。上下方向に脚部材、梁部材及び梁部材とに三分割されるように、上方から切れ目Aを左右方向に備え、これと平行に下方に切れ目Bを備える。これらの切れ目上には、切れ目Aの右端部に半切れ目A’を備え、切れ目Bの両端近傍に二重折り目xx、yyを備える。そして、一段目の脚部材10には上記した切れ目に対し直角方向に左方から折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e、折り目f及び折り目gをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって脚部材10は左右方向に複数の片によって分割されて、左方から一つおきに短幅の脚片11、13、15、17及びこれらの間に長幅の脚片12、14、16、18が帯状に繋がる。ここで、脚片18は半切れ目A‘を介して二段目の内梁部材70と繋がり、連接されている。ここで、左端の脚片11の方から脚片を外側に重ねるように巻くので、右方に向けて曲げ代の分ずつ脚片の幅寸法が大きい。本実施例の展開図である矩形状の段ボール100Cは、打ち抜いて形成されたものであり、他の実施例についても同様である。なお、図中の輪郭内の点線又は二重点線は折り目を示す。段ボール100Cは表ライナー、裏ライナーの間に中芯を挟んだ構成からなり、輪郭内の実線は表ライナー、中芯及び裏ライナーを貫通して切断した切れ目を示す。二点鎖線は半切れ目であって、表ライナー又は裏ライナーの片方を残して中芯及び他方のライナーを切断した切れ目のことを意味する。従って、段ボールの表面に半切れ目を施すことによりこの切れ目を外側にして折り曲げると直角以上略180度まで折り曲げることができ、しかも、半切れ目の部位において段ボールは繋がった状態を保つことができる。これらのことは、他の実施例についても同様である。
段ボール100Cは以上の構成であり、以下に折り上げる手順について説明する。図3に示すように、段ボール100Cの上段の脚部材10を左端から順次手右方へ直角に折り曲げる。上段の脚部材10と二段目の内梁部材70とは切れ目Aによって分離されており、先ず、左端の脚片11を折り目aの部位から図の手前側へ折り曲げ、次いで脚片12を折り目bの部位から手前側へ折り曲げる。脚部材10は、展開図で説明したように短幅の脚片11、長幅の脚片12のように交互に短幅、長幅と折り目の部位で分割されて帯状に繋がり、折り重ねられて断面矩形状の脚体Vの短辺、長辺を形成する。詳しくは、脚部材10の脚片11から順次脚片18まで内側へ巻き込むと、脚片18は内梁部材70と半切れ目A’の部位で繋がっているので、図4のように二重に巻かれて断面矩形状の脚体Vを形成する。本実施例では、脚片を二重に巻いて断面矩形状の脚体Vを形成したが、パレットの耐圧強度を上げるために、必要に応じて、脚片の数を増減して巻き回数を増減すればよく、他の実施例についても同様である。ここで、断面矩形状の脚体Vにおいて、脚片18と脚片14との対向面が接着剤によって貼着され、他の実施例についても同様である。次に、このままの状態で、図5に示すように外梁部材80を二重折り目xx、yyの部位から起こして折り曲げ内梁部材70に重ね、次いでこの状態を図6に示す。この状態から更に、外梁部材80に内梁部材70を重ねたまま図7に示すように内梁部材70を脚片18に対面するように半切れ目A’の部位から折り曲げる。この内梁部材70を脚片18に当接させた状態を図8に示し、断面矩形状に折り曲げられた脚体Vを上に、内梁部材70、この下方に外梁部材80が重なって桁部材の一方の半桁部材200Cが完成する。ここで、半切れ目A’の部位からこの切れ目を外側にして断面矩形状の脚体Vを内梁部材70側へ略180度まで折り曲げることにより脚体Vと内梁部材70とが対面した状態になる。また、断面矩形状の脚体Vを構成する脚片18と内梁部材70とが当接する部位が接着剤によって貼着され、他の実施例についても同様である。
次に、前記段ボール100Cと点対称の他方の段ボール100cを同様に折り上げて半桁部材200cを完成する。そして、前記半桁部材200Cの脚体Vと他方の半桁部材200cの脚体Vを左右長手方向反対側に位置させ、双方の梁部材によって挟むようにして双方の半桁部材200Cと半桁部材200cとを対面させることにより、長尺直方体状に形成された桁部材300Ccが完成し、図9に示す。ここで、夫々の梁部材に夫々の脚体Vを当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。
以上のように桁部材300Ccが構成され、次に作用について説明する。図9の様に長手方向両端の脚体V、Vを両半桁部材の双方の梁部材によって挟み、かつ、脚体V、V及び双方の梁部材における段ボールの中芯方向が垂直に組み立てられて桁部材300Ccが形成される。二方差しのパレット400として図1に示すように、3列の桁部材300の長手方向を左右方向X―X方向に揃え、かつ、脚体V、V及び双方の梁部材における段ボールの中芯方向を垂直にして天板Tと底板Sとの間に挟まれるように桁部材300Ccが固着され。従って、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る強度を確保することができる。また、断面直方体状に多重に巻かれた脚体Vにおける二重に対面する脚片同士が貼着され、また、図9の長手方向手前左方の脚片18と脚片14とが貼着され、かつ脚片18と内梁部材70とが貼着される、一方、右方の脚片16と内梁部材70とが貼着されるので、図1の上下方向Z−Zの荷重が掛かっても脚体Vの積層部が開いて座屈する恐れがない。かつ、桁部材300Ccの桁部材長Lはパレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成された桁パレットの左右側方は桁部材によって封緘され、しかも、桁部材の段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。同様に、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向も上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。このような構成なので、フォークリフトの爪を複数の桁部材の間に差し込んで二方差しのパレットとして使用する。これらのことは、桁部材を有する他の実施例2、3、4及び5についても同様である。
次に、本発明の実施例2ついて、図10を参照しながら説明する。図10は、半桁部材200C2の展開図で段ボール100C2である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、梁部材を三枚重ねにして桁部材の強度を増強したところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
半桁部材200C2の展開図である矩形状の段ボール100C2には、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図10に示すように、段ボール100Cは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の脚部材10、二段目の内梁部材70及び三段目の外梁部材80及び四段目の中梁部材90により四分割される。上下方向に脚部材及び三段の梁部材から四分割されるように、上方から切れ目Aを左右方向に備え、これと平行に下方に切れ目Bを、更にこれと平行に半切れ目C‘を備える。これらの切れ目上には、切れ目Aの右端部に半切れ目A’を備え、切れ目Bの両端近傍に二重折り目xx、yyを備える。このように、半切れ目A’又は半切れ目C‘を介して夫々桁部材と脚部材とは繋がり、連接されている。そして、一段目の脚部材10には上記した切れ目に対し直角方向に左から複数の折り目をそれぞれ平行に備え、これらの折り目によって左右方向に複数の脚片に分割される。以下、実施例1と同様にして段ボール100C2か半桁部材が折り上げられ、他方半桁部材を合体して桁部材が組み立てられる。本実施例では、梁部材を段ボール三枚重ねにしたので桁部材の耐圧強度を向上させることができた。
次に、本発明の実施例3ついて、図11〜図19を参照しながら説明する。図11は、一方の半桁部材200Dの展開図で、段ボール100Dであり、図12は、他方の半桁部材300dの展開図で、段ボール100dである。図13は、一方の半桁部材200Dの脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図14は、一方の半桁部材200Dの脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。図15は、折上げ完了した一方の半桁部材200Dを示す斜視図である。図16は、他方の段ボール100dから半桁部材200dの脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図17は、他方の半桁部材200dの脚片を折上げ完了した状態を示す斜視図である。図18は、折上げ完了した他方の半桁部材200dを示す斜視図である。図19は、一方の半桁部材200Dと他方の半桁部材200dとを合体した桁部材300Ddを示す斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、梁部材に脚部材を設ける方法が異なり、梁部材の両端に脚体を設ける一方の半桁部材と梁部材の中央に脚体を設ける他方の半桁部材とを合体して桁部材を組み立てるとところにあり、外観が長尺直方体状の桁部材の両端に加えて真ん中にも脚体を設けたので、パレットの耐圧強度が高くなる。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
半桁部材200Dの展開図である矩形状の段ボール100Dには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図11に示すように、段ボール100Dは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の左右の脚部材10、10と二段目の内梁部材70及び三段目の外梁部材80により三分割される。上下方向に脚部材、梁部材により三分割されるように、上方から切れ目Aを左右方向に備え、これと平行に下方に切れ目Bを備える。これらの切れ目上には、切れ目Aの左右端部に半切れ目A’、A’を備え、切れ目Bの両端近傍に二重折り目xx、yyを備える。一段目の脚部材10は中央のスリットWの部位の両側左右対称に形成され、一段目の左方脚部材10は左端から折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e及び折り目fをそれぞれ平行に備え、一方、右方脚部材10は右端から折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e及び折り目fをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって左方脚部材10は複数の片に分割されて、左端から一つおきに短幅の脚片11、13、15、17及びこれらの間に長幅の脚片12、14、16が帯状に繋がる。右方脚部材10についても同様に右方から一つおきに短幅の脚片11、13、15、17及びこれらの間の長幅の脚片12、14、16が帯状に繋がる。ここで、左右の脚部材10、10は、左右の脚片14、14の部位において左右対称に形成され、夫々半切れ目A‘、A’を介して夫々内梁部材70と繋がり、連接される。ここで、脚片17を内側にして外側に他の脚片を重ねるように巻くので、各々左右に向けて曲げ代の分だけ脚片の幅が順次大きくなる。
一方、他方の矩形状の段ボール100dには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図12に示すように、段ボール100dは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の脚部材10、二段目の内梁部材70及び三段目の外梁部材80に三分割される。上下方向に脚部材、梁部材及び梁部材に三分割されるように、上方から切れ目Aを左右方向に備え、これと平行に下方に切れ目Bを備える。これらの切れ目上には、切れ目Aの中央に半切れ目A’を備え、切れ目Bの両端近傍に二重折り目xx、yyを備える。一段目の脚部材10は半切れ目A’の部位において左右対称に内梁部材70と繋がり、連接され、左から折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e及び折り目fを夫々平行に備える。これらの折り目によって脚部材10は複数の片に分割されて、左方から一つおきに短幅の脚片11、13、15、17及びこれらの間の長幅の脚片12、14、16が帯状に繋がる。ここで、左右の脚片17を内側にしてこの外側に他の脚片を重ねるように巻くので、中央の脚片14に向けて曲げ代の分だけ脚片の幅が順次大きくなる。
段ボール100Dは以上の構成であり、以下に折り上げる手順について説明する。図13に示すように、段ボール100Dの上段の左右の脚部材10、10をスリットW側から各折り目を介して両側へ折り曲げる。上段の脚部材10、10と二段目の内梁部材70とは切れ目Aの部位から分離されており、先ず、中央スリットWの左方の脚片17を折り目fの部位から左方へ折り曲げ、次いで脚片16を折り目bの部位から左方へ折り曲げ、脚片15を折り目dの部位から左方へ折り曲げて、以上の3脚片によって脚片14を下にして断面コ字状に折り曲げる。更にこの外側から覆うように左端の脚片11、12、13を折り曲げて脚片14を含む断面矩形状の脚体Vを形成する。中央スリットWの右方の脚部材10についても同様に、スリットW側の脚片17から各折り目を介して右方へ折り曲げ巻き、右端の脚片11から左方へ折り曲げ巻く。このようにして、図14に示すように、左右端に断面矩形状に二重に巻かれた脚体V、Vが形成され、これらは半切れ目A‘、A’によって夫々内梁部材70と繋がる。次に、外梁部材80を二重折り目xx、yyの部位から内梁部材70の裏側へ折り重ねる。次いで、図15に示すように、外梁部材80と内梁部材70を重ねたまま内梁部材70を脚体V、Vの脚片14、14に当接するように半切れ目A’、A‘の部位から折り曲げる。このようにして、断面矩形状に折り曲げられた両端の脚体V、Vを上段に、内梁部材70、この下方に外梁部材80が重なって一方の半桁部材200Dが完成する。ここで、半切れ目A’、A‘の部位からこの切れ目を外側にして断面矩形状の脚体V、Vを内梁部材70側へ略180度まで折り曲げることにより脚体V、Vと内梁部材70とが対面する。ここで、夫々の梁部材に夫々の脚体Vを当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。
一方、他方の段ボール100dから以下に折り上げる手順について説明する。図16に示すように、段ボール100dの上段の脚部材10を各折り目を介して中央側へ折り曲げる。上段の脚部材10と二段目の内梁部材70とは左右の切れ目Aによって分離されており、先ず、右方の脚片17を折り目fの部位から中央側へ折り曲げ、次いで脚片16を折り目bの部位から中央側へ折り曲げ、脚片15を折り目dの部位から折り曲げ、以上の3脚片によって脚片14を下に断面コ字状に折り曲げる。この外側から覆うように左端から脚片11、12、13を右方へ折り曲げ巻いて、中央に断面矩形状の脚体Vを形成する。この状態を図17に示し、断面矩形状の脚体Vは中央の半切れ目A‘の部位で内梁部材70と繋がる。次に、このままの状態で、外梁部材80を二重折り目xx、yyの部位から内梁部材70の裏側へ折り重ね、次いで、図18に示すように外梁部材80を内梁部材70に重ねたまま内梁部材70を脚片14に当接するように半切れ目A’の部位から折り曲げて密着させる。このようにして、断面矩形状に折り曲げられた両端の脚体Vを上段に、内梁部材70、この下方に外梁部材80が重なって一方の半桁部材200dが完成する。ここで、中央の半切れ目A’の部位から切れ目を外側にして断面矩形状の脚体Vを内梁部材70側へ略180度まで折り曲げることにより脚体Vと内梁部材70とが当接する。
次に、前記半桁部材200Dの脚体V、Vを両端に、半桁部材200dの脚体Vを中央に位置させ、双方の梁部材によって挟むように組み立てた状態を桁部材300Ddとして図19に示し、この長手方向の全長は桁部材長Lである。
以上のように桁部材が構成され、次に作用について説明する。図19の様に長手方向両端の脚体V、Vに加え、中央に脚体Vを双方の梁部材によって挟むようにして長尺直方体状の桁部材300Ddが形成される。二方差しのパレットとして図1に示すように、3列の桁部材300の桁部材長Lを左右方向X−Xのパレットの一辺の長さ揃え、更に単独の桁部材300に三箇所の脚体V、V及び脚体Vを設けた。桁部材300Ddの桁部材長Lはパレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は桁部材によって封緘され、しかも、桁部材の段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。同様に、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向も上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。以上、パレット400の上下方向Z−Z方向の耐圧強度が増強された。
次に、本発明の実施例4ついて、図20〜図24を参照しながら説明する。図20は、桁部材200Dの展開図で、片方の段ボール100Eである。図21は、段ボール100Eから双方の梁部材を折り曲げて対面させた状態を示す斜視図である。図22は、段ボール100Eから脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図23は、脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。図24は、一方の半桁部材と他方の半桁部材とを合体した桁部材300Eeを示す斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、脚部材を二段の梁部材の片端部に夫々設け、二段の梁部材を折り重ねた後脚部材を一度に折り曲げるところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
半桁部材200Eの展開図である矩形状の段ボール100Eには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図20に示すように、段ボール100Eは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の内梁部材50、二段目の外梁部材60に二分割される。上下方向に内梁部材及び外梁部材により二分割されるように、上方から切れ目Dを右端から左方向に備える。この切れ目Dの延長上には、切れ目Dの左右端部に向かって半切れ目D’を備え内梁部材50と外梁部材60とが繋がり、連接される。そして、一段目の内梁部材50には上記した切れ目Dに対し直角方向に右方から折り目a、折り目b、折り目c、折り目dをそれぞれ平行に備える。内梁部材50の右方に脚部材10が形成され、右端から一つおきに長幅の脚片51、53及びこれらの間に短幅の脚片52、56が帯状に繋がる。ここで、右方の脚片51、脚片52を中央側へ曲げて巻くので、中央側に向けて脚片53、56より曲げ代の分ずつ脚片の幅寸法が大きい。また、後述するように、内梁部材50を外梁部材60に重ねて脚片を曲げるので、一段目の内梁部材50は脚体Vの内周側に位置するようになり、段ボールの厚み分外梁部材60の折り目位置が右方に僅かずつずれる。一方、二段目の外梁部材60には上記した切れ目Dに対し直角に左から折り目a、折り目b、折り目c、折り目dをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって外梁部材60の右方に脚部材10が形成され、右方から一つおきに長幅の脚片61、63及びこれらの間に短幅の脚片62、64が帯状に繋がる。ここで、外梁部材60の折り目の位置が内梁部材50の折り目の位置より右方にずれ、かつ、右方から脚片61、脚片62を中央側へ曲げるので、中央側に向けて脚片63、64より曲げ代の分ずつ脚片の幅寸法が大きい。また、内梁部材50を覆うように外梁部材60を巻くので曲げ代の分だけ外側の脚片の脚片の幅寸法が大きい。
段ボール100Eは以上の構成であり、以下に折り上げる手順について説明する。先ず、図21に示すように、梁部材50を上にして梁部材60が下になるように半折り目D‘の部位から折り曲げて重ねる。ここで、複数の半切れ目D‘の切れ目を外側にして外脚部材60を内脚部材50の裏側へ向けて折り曲げ、略180度折り曲げると図21に示すように内外の脚部材が二枚重ねになる。次に、上面の梁部材50右方の脚部材10の部位を中央側へ折り曲げる。上段の梁50と下段の梁部材60の脚部材10、10は切れ目Dによって分離されており、先ず、右端の脚片51を折り目aの部位から左側へ折り曲げ、次いで脚片52を折り目bの部位から左側へ折り曲げ、順次脚片53、54を折り曲げる。同様にこの外側から重ねるように下面の梁部材60の脚部材10を中央側へ折り曲げ、右端の脚片61を折り目aの部位から左側へ折り曲げ、次いで脚片62を折り目bの部位から左側へ折り曲げ、順次脚片63、64を折り曲げ、この状態を図22に示す。更に順次右から左へ夫々の脚片を直角に曲げ続けると、図23に示すように右端に断面矩形状の脚体Vが形成される。
次に、前記半桁部材200Eと他方の半桁部材200eの断面矩形状の脚体V、Vを夫々左右両端の内側に位置させ、双方の梁部材によって挟むように組み立てた状態を桁部材300Eeとして図24に示し、この長手方向の全長は桁部材長Lである。ここで、夫々の梁部材に夫々の脚体Vを当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。
以上のように桁部材が構成され、次に作用について説明する。図24の様に長手方向両端の脚部材10、10を両半桁部材の梁部材によって挟むことにより桁部材300Eeが形成される。桁部材300Eeの桁部材長Lはパレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は桁部材によって封緘され、しかも、桁部材の段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。同様に、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向も上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。また、展開図の段ボール100Eに示すように、内梁部材及び外梁部材の先端に脚部材を設けたので構造が簡単なので、実施例1、2、3対比半桁部材へ組み立てが容易である。
次に、本発明の実施例5ついて、図25〜図29を参照しながら説明する。図25は、半桁部材200Bの展開図で、一方の段ボール100Bである。図26は、段ボール100Bから脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図27は、脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。図28は、左右の脚体同士を対面させる状態を示す斜視図である。図29は、完成した桁部材300Bを示す斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、脚部材を梁部材の両端に設けたところにあり、しかも、一枚の段ボールから桁部材を作るところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
桁部材300Bの展開図である矩形状の段ボール100Bには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図25に示すように、段ボール100Bは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の外梁部材80、二段目の内梁部材50、三段目の内梁部材50及び四段目の外梁部材80に四分割される。上下方向に外梁部材、内梁部材、内梁部材及び外梁部材により四分割されるように、上方から半切れ目F‘、切れ目E、半切れ目F’を右から左方向に備える。この切れ目Eの左右延長上に、半切れ目E‘、E’及び切れ目E、Eを備え、外梁部材、内梁部材、内梁部材及び外梁部材は前記の半切れ目F‘、E’、E‘、F’によって繋がり、連接される。そして、二段目及び三段目の内梁部材50、50の外梁部材80、80の左右長さからはみ出る部位は、切れ目Eに対し直角方向に外方から折り目a、折り目b、折り目c、折り目dをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって内梁部材50の左右方に脚部材10が形成され、外方から一つおきに長幅の脚片51、53及びこれらの間に短幅の脚片52、54が帯状に繋がる。ここで、右方の脚片51、脚片52を中央側へ巻くので、中央側に向けて曲げ代の分ずつ右方の脚片の幅寸法が大きくなる。
段ボール100Bは以上の構成であり、以下に折り上げる手順及び作用について説明する。二段目及び三段目の内梁部材50、50の夫々左右の脚部材10、10は、夫々外側の外梁部材80、80より左右外方にはみ出ており、先ず、図26に示すように、右端の脚片51を折り目aの部位から中央側へ折り曲げ、次いで脚片52を折り目bの部位から折り曲げ、順次脚片53、54を中央側へ折り曲げて断面矩形状に折り曲げる。ここで、二段目及び三段目の内梁部材50、50の脚部材10、10は隣同士半切れ目E‘の部位で繋がっているので、一緒に断面矩形状の脚体Vへと折り曲げることができる。二段目及び三段目の内梁部材50、50の左端についても同様に、一緒に断面矩形状の脚体Vへと折り曲げる。この状態を図27に示し、左右両端に夫々脚体V、Vを形成する。次に、一段目の外梁部材80を半折り目F‘の部位から二段目の梁部材50の裏側へ向けて折り曲げて重ねる。三段目の内梁部材50についても同様に四段目の外梁部材80を重ね、更に上下の脚体V、Vを半折り目E’、E‘の部位から対面するように折り曲げる状態を図28に示す。更に、上下の脚体V、Vを半折り目E’、E‘の部位から対面するように曲げ続け、半折り目E’、E‘の部位が上になるようにした状態を図29に、この桁部材の全長を桁部材長Lとして示す。ここで、夫々の梁部材に夫々の脚体Vを当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。桁部材300Bの桁部材長Lはパレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は桁部材によって封緘され、しかも、桁部材の段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。同様に、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向も上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。また、左右の半切れ目E’、E‘の部位から切れ目を外側にして断面矩形状の脚体V、Vを他方の脚体V、V側へ略180度まで折り曲げることにより脚体V、Vと他方の脚体V、Vとが対面する。このように、一枚の段ボールから桁部材を折り上げるので、実施例1、2、3対比桁部材へ組み立てが容易である。
次に、本発明の実施例6ついて、図30〜図34を参照しながら説明する。図30は、半桁部材200Bの展開図で、一方の段ボール100Bである。図31は、段ボール100A1から脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図32は、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。図33は、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。図34は、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A1を示す斜視図である。
本実施例の実施例1との主たる相違点は、一枚の段ボールから複数の脚体が直列に当接した状態で桁部材を形成するので、梁部材を必要としないところにある。以下、実施例1と相違する箇所について主に説明する。
桁部材300A1の展開図である矩形状の段ボール100A1には、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図30に示すように、段ボール100A1は、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の脚部材10、二段目の脚部材10及び三段目の脚部材10に三分割される。上下方向に脚部材が三分割されるように、上方から切れ目G、切れ目Hを左右方向に備える。この切れ目G、Hの途中には、夫々半切れ目G‘、H‘を備え、夫々一段目の脚部材10と二段目の脚部材10及び二段目の脚部材10と三段目の脚部材10とがこれらの半切れ目によって繋がり、連接されている。そして、一段目の脚部材10、二段目の脚部材10及び三段目の脚部材10を上下に貫通するように左方から中央へ折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e及び折り目fをそれぞれ平行に備える。同様に、右方から中央へ折り目a、折り目b、折り目c、折り目d、折り目e及び折り目fをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって、一段目の脚部材10の左端から中央側へ一つおきに長幅の脚片11、13、15及びこれらの間に短幅の脚片12、14、16が帯状に繋がる。ここで、左端側の脚片11、脚片12から中央側へ巻くので、中央側へ向かって脚片13、14、15、16は曲げ代の分ずつ脚片の幅寸法が大きくなる。同様に、一段目の脚部材10の右端から中央へ一つおきに長幅の脚片11、13、15及びこれらの間に短幅の脚片12、14、16とから帯状に繋がる。一段目の脚部材10の中央の脚片17は、左右方向から形成される脚体の長幅脚片となる部位であり、一段目の脚部材10は脚片17を中央にして左右対称形となる。二段目の脚部材10及び三段目の脚部材10も同様に、夫々脚片17を中央にして左右対称形となる。前述した半切れ目G‘と半切れ目H‘とは中央の脚片17を挟む脚片16、16の上下に点対称に位置する。この半切れ目G‘の部位で一段目の側部10の脚片16と二段目の側部10の脚片16とが繋がり連接され、また、半切れ目H‘の部位で二段目の側部10の脚片16と三段目の側部10の脚片16とが繋がり、連接される。
段ボール100A1は以上の構成であり、以下に折り上げる手順及び作用について説明する。先ず、図31に示すように、右端の脚片11を折り目aの部位から中央側へ折り曲げ、次いで脚片12を折り目bの部位から折り曲げ、順次脚片13、14、15、16を中央側へ折り曲げて中央の脚片17の上に重ねて断面矩形状の脚体Vへと折り曲げる。同様に、左端から順次脚片11、12、13、14、15及び16を中央側へ折り曲げて中央の脚片17に重ねて断面矩形状の脚体Vへと折り曲げる。二段目の側部10及び三段目の側部10についても左右端から中央へ向かって脚片を重ねて断面矩形状の脚体Vへと折り曲げる。ここで、断面矩形状の脚体Vへと折り曲げ曲げた後、一段目及び二段目の脚体V、Vの脚片16、16は半切れ目G‘の部位で繋がっており、同様に、二段目及び三段目の脚体V、Vの脚片16、16は半切れ目H‘の部位で繋がっている。この状態を図32に示す。次いで、各段の脚部材10毎に形成された2組の脚体V、Vは脚片17の上に重なった状態で、他の2組の脚体V、V及び脚体V、Vも半切れ目G‘、H‘の部位において、くの字状に開く。図33に示すように三段の脚体V、Vを組として半切れ目G’及び半切れ目H’の部位で繋がる。更に、半切れ目G’及び半切れ目H’の部位から曲げ続け、隣り合う脚体V、Vの脚片16、16が当接して直列に繋がった状態を図34に示し、この桁部材の全長を桁部材長Lとして表示する。ここで、半切れ目G’の部位からこの切れ目を外側にして断面矩形状の脚体V、Vを隣接する他方の脚体V、V側へ略180度まで折り曲げることにより脚体V、Vと脚体V、Vの脚片同士が対面、当接する。同様に、他の脚体V、Vと脚体V、Vが対面、当接して繋がる。このように、各段の脚部材10毎に3組の脚体V、Vが半切れ目G‘及びH’により直線状に繋がって桁部材300A1が形成される。図示のように桁部材300A1は、隣接する脚体V同士が当接して長尺の直方体状に形成される。この状態で、複数の桁部材300A1の図の上下面をパレットの天板及び底板に貼着してパレット400が完成する。ここで、夫々の脚体V同士を当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。従って、各々の脚体Vにおける中芯が天板及び底板に対して垂直になるように貼着されるのでパレットの耐圧強度が高くなる。また、複数の脚体Vが直列に繋がった合計の長さがパレット400の一辺の長さに相当し、桁部材300A1の長手方向の側方はパレット400の一辺の長さに亘って連接する脚片によって封緘され、桁部材300A1は二方差しのパレットに使用される。そして、桁部材300A1の桁部材長Lは略パレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は夫々の脚体Vの連続する脚片によって封緘され、しかも、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。
次に、本発明の実施例7ついて、図35〜図39を参照しながら説明する。図35は、桁部材300A2の展開図で段ボール100A2である。図36は、段ボール100A2から脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。図37は、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。図38は、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。図39は、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A2を示す斜視図である。
本実施例の実施例6との主たる相違点は、桁部材の展開図が二段の脚部材から構成されるところにあり、展開図の構成が簡単なので実施例6より桁部材へ折り上げる作業が容易である。以下、実施例6と相違する箇所について主に説明する。
桁部材300A2の展開図である矩形状の段ボール100A2には、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図35に示すように、段ボール100A2は、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に一段目の脚部材10と二段目の脚部材10に二分割される。上下方向に脚部材が二分割されるように、切れ目Jを左から右方向に備える。この切れ目J上には、半切れ目J‘を備え、一段目の脚部材10と二段目の脚部材10とがこの半切れ目J‘によって繋がり、連接されている。そして、一段目の脚部材10及び二段目の脚部材10を上下に貫通するように左方から中央へ折り目a、折り目b、折り目c、折り目dをそれぞれ平行に備える。同様に、右方から中央へ折り目k、折り目a、折り目b、折り目c、折り目dをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって、一段目の脚部材10の左端から中央へ一つおきに長幅の脚片11、13及びこれらの間に短幅の脚片12、14が帯状に繋がる。ここで、左端側の脚片11、脚片12から中央へ巻くので、中央側へ向かって脚片13、14は曲げ代の分ずつ順次脚片の幅が大きくなる。同様に、一段目の脚部材10の右端から中央へ一つおきに長幅の脚片11、13及びこれらの間に短幅の脚片12、14が帯状に繋がる。一段目の脚部材10の中央の幅広の脚片15は左右両方から長幅の脚片として形成される部位であり、一段目の脚部材10は脚片15を中央にして左右の脚片11、11まで左右対称であり、この対称形の右外方には折り目kを介して短幅の脚片19が外側へ付加される。二段目の脚部材10も同様に、夫々左右から中央へ折り目a、折り目b、折り目c、及び折り目dによって区分けられて脚片が形成される。前述した半切れ目J‘によって一段目の側部10の脚片14と二段目の側部10の脚片14とが繋がり、連接される。なお、折り目kは一段目の脚部材10及び二段目の脚部材10を上下に貫通し、一段目と同様に右外方に折り目kを介して短幅の脚片19が付加される。
段ボール100A2は以上の構成であり、以下に折り上げる手順及び作用について説明する。先ず、図36に示すように、一段目右端の脚片19を折り目kの部位から中央側へ折り曲げ、次いで脚片11を折り目aの部位から折り曲げ、順次脚片12、13、14を中央側へ折り曲げて中央の脚片15の上に重ねて断面矩形状の脚体Vを折り上げる。同様に、他方の左端から順次脚片11、12、13及び14を中央側へ折り曲げて中央の脚片15に重ねて断面矩形状に折り曲げる。同様に、二段目の側部材10についても左右両端から中央へ向かって脚片を重ねて断面矩形状に折り曲げる。ここで、一段目及び二段目の脚片14、14は半切れ目J‘の部位で繋がり、連接される。図37に二組の脚体V、Vが半切れ目J‘により繋がった状態を示す。次いで、各段の脚部材10毎に二組の脚体V、Vが左右の脚片15、15の上に載った状態で、他の組の脚体V、Vがくの字状に拡開され、図38に示すように二組の脚体V、V同士が半切れ目J’によって繋がる。更に、二組の脚体V、Vが夫々の脚片12、12同士が対面するように直列に連接された状態を図39に示し、隣接する脚体同士が当接して直線状に繋がって桁部材300A2が形成される。ここで、半切れ目J’の部位からこの切れ目を外側にして断面矩形状の脚体V、Vを隣接する他方の脚体V、V側へ略180度まで折り曲げることにより脚体V、Vと脚体V、Vとが対面、当接する。ここで、夫々の脚体V同士を当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。この桁部材300A2の全長を桁部材長Lとして示す。本実施例における桁部材の展開図は二段の脚部材から構成されるており、桁部材へ折り上げる作業が容易である。ここで、脚体V、Vが脚片12、12同士当接するように直列に繋がった合計長さが略パレットの一辺の長さに相当し、桁部材300A2の長手方向の側方はパレット400の一辺の長さに亘って複数の脚片によって封緘され、この桁部材300A1は二方差しのパレットに使用される。このように、桁部材300A2の桁部材長Lはパレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は夫々の脚体Vの連続する脚片によって封緘され、しかも、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。
次に、本発明の実施例8について、図40〜図44を参照しながら説明する。図40は、桁部材300Fの展開図で段ボール100Fである。図41は、段ボール100Fから脚片を折上げて脚体を形成した状態を示す斜視図である。図42は、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。図43は、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。図44は、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A2を示す斜視図である。
本実施例の実施例7との主たる相違点は、脚体の脚片同士を凸凹状の部位によって係止することにより断面矩形状に形成するところにある。以下、実施例7と相違する箇所について主に説明する。
桁部材300Fの展開図である矩形状の段ボール100Fには、所定の箇所に切れ目又は折り目を設けてあるので、それらの設け方について以下に説明する。図40に示すように、段ボール100Fは、左右方向の切れ目に沿って、上下方向に脚部材20によって八分割される。一段目の脚部材20と二段目の脚部材20とは左右逆方向に連接され、一段目の脚部材20の左端に窪みを有する係止溝28を備え、右端には突起状の舌片29を備える。一方、二段目の脚部材20は逆に右端に窪みを有する係止溝28を備え、左端には突起状の舌片29を備える。以下、三、五、七段目の脚部材20は、左右端の係止溝28、舌片29の配置が一段目の脚部材20と同様であり、四、六、八段目の脚部材20は、左右端の係止溝28、舌片29の配置が二段目の脚部材20と同様であり、交互に左右逆方向の脚部材20が上下方向に八段連接する。脚部材が上下に分割されるように、上方から切れ目K、切れ目M、切れ目N、切れ目P、切れ目Q、切れ目R及び切れ目Sを左から右方向に備える。これらの切れ目K、M、N、P、Q、R及びS上には、夫々左右端に半切れ目K‘、K’、 半切れ目M‘、左右にN‘、N‘、半切れ目P‘、夫々左右に半切れ目Q‘、Q’、半切れ目R‘及び左右にS‘、S‘を備える。そして、一段目の脚部材20と二段目の脚部材20とは夫々左右の半切れ目K‘、K’によって上下に繋がる。同様に、二段目の脚部材20と三段目の脚部材20とは夫々半切れ目M‘によって、三段目の脚部材20と四段目の脚部材20とは夫々左右の半切れ目N‘、N‘によって、四段目の脚部材20と五段目の脚部材20とは半切れ目P‘によって、五段目の脚部材20と六段目の脚部材20とは夫々左右の半切れ目Q‘、Q‘によって、六段目の脚部材20と七段目の脚部材20とは半切れ目R‘によって、7段目の脚部材20と八段目の脚部材20とは夫々左右の半切れ目S‘、S‘によって上下に繋がる。以上のように、隣接する各段の脚部材同士が繋がり、連接されている。そして、一段目の脚部材20から八段目の脚部材20を上下に貫通するように、左方から折り目k、折り目m、折り目n及び折り目pをそれぞれ平行に備える。これらの折り目によって、一段目の脚部材20は、左方から脚片21、22、23、24、及び25に分割される。二段目の脚部材20は、方向が反対なので右方から脚片21、22、23、24、及び25に分割される。同様に、三、四、五、六、七及び八段目の脚部材20も夫々脚片へ五分割される。
段ボール100Fは以上の構成であり、以下に折り上げる手順及び作用について説明する。先ず、図41に示すように、一段目の脚部材20と二段目の脚部材20とは夫々左右端の半切れ目K‘、K’によって上下に繋がっているので、一段目の脚部材20と二段目の脚部材20をセットにして同時に夫々左右方向から中央側へ巻く。即ち、二段目の脚部材20と三段目の脚部材20とは、切れ目K、Kにより離れているので、左端の脚片21、25を折り目kの部位から中央側へ折り曲げ、同時に、右端の脚片22、21を折り目pの部位から中央側へ折り曲げることができる。次いで、左方の脚片22、24を折り目mの部位から立ち上げ、同時に、右方の脚片22、24を折り目nの部位から立ち上げ、脚片23を底辺とする断面矩形状の脚体V、Vを二段に形成する。この状態を図41に示し、次いで、三段目の脚部材20と四段目の脚部材20の各脚片を各々左右端から折り上げ、順次、五段目の脚部材20と六段目の脚部材20、七段目の脚部材20と八段目の脚部材20を折り上げ、夫々三組の脚体V、Vを形成する。このようにして、上下方向に四組の脚体V、Vを形成する。この状態を図42に示し、各脚体Vは各々の半切れ目によって繋がる。次に、この状態から図42における各脚体V、Vの脚片22、24を下にして立てて夫々の半切れ目の部位から拡開すると、図43に示すように右方から半切れ目K‘、M’、N’、P‘、Q‘、R‘及びS’によって各脚体Vがくの字状に繋がる。更に、この状態から、半切れ目K‘、N’、Q‘及びS’の部位から折り曲げて各脚体Vの隣接する脚片21、25と脚片25、21同士を対面させ、あるいは、各脚体Vの隣接する脚片23、23同士を対面させると、図44に示すように隣接する脚体同士が当接して直列に繋がって桁部材300Fが形成され、この全長を桁部材長Lとして示す。ここで、順次半切れ目M’、N‘、P‘、Q‘、R‘、S’の部位から夫々の切れ目を外側にして断面矩形状の脚体Vを隣接する他方の脚体V側へ略180度まで折り曲げることにより脚体Vと脚体Vとが対面、当接する。本実施例における脚体は脚片同士を凸凹状の部位によって係止することにより断面矩形状体が折り上がるので、桁部材へ折り上げる際に脚片同士を貼着する等の面倒な作業を必要とせず、速やかに脚体を形成することができる。ここで、脚体V、Vの脚片同士が対面するように直列に繋がった状態の合計長さがパレットの一辺の長さに相当し、桁部材300Fの長手方向の側方はパレット400の一辺の長さに亘って連接する脚片によって封緘され、この桁部材300Fは二方差しのパレットに使用される。また、夫々の脚体V同士を当接して貼着する際に各部材を構成する段ボールの中芯方向がパレットの上下方向Z−Zに揃う。このように、桁部材300Fの桁部材長Lは略パレットの一辺の長さに相当するとともに、外観が長尺直方体状に形成されたパレットの左右側方は夫々の脚体Vの連続する脚片によって封緘され、しかも、夫々の脚体Vの段ボールの中芯方向が上下方向Z−Zに揃うので、パレット400に積載される貨物等の荷重を支えるに足る耐圧強度を確保することができる。
本発明の実施例に係わる代表的な二方差しのパレットを示す斜視図である。
同上、半桁部材200Cの展開図である段ボール100Cである。
同上、段ボール100Cから脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、更に梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、更に梁部材を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、梁部材を折上げ完了した半桁部材200Cを示す斜視図である。
同上、一方の半桁部材200Cと他方の半桁部材200cとを合体した桁部材300Ccを示す斜視図である。
本発明の実施例2に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100C2である。
本発明の実施例3に係わる半桁部材200Dの展開図である段ボール100Dである。
同上、段ボール100Dから半桁部材200dの展開図である段ボール100dである。
同上、一方の半桁部材200Dの脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、一方の半桁部材200Dの脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、折上げ完了した一方の半桁部材200Dを示す斜視図である。
同上、他方の段ボール100dから半桁部材200dの脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、他方の半桁部材200dの脚片を折上げ完了した状態を示す斜視図である。
同上、折上げ完了した他方の半桁部材200dを示す斜視図である。
同上、一方の半桁部材200Dと他方の半桁部材200dとを合体した桁部材300Ddを示す斜視図である。
本発明の実施例4に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100Eである。
同上、段ボール100Eから双方の梁部材を折り曲げて対面させた状態を示す斜視図である。
同上、段ボール100Eから脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、一方の半桁部材と他方の半桁部材とを合体した桁部材300Eeを示す斜視図である。
本発明の実施例5に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100Bである。
同上、段ボール100Bから脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、左右の脚体同士を対面させる状態を示す斜視図である。
同上、完成した桁部材300Bを示す斜視図である。
本発明の実施例6に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100A1である。
同上、段ボール100A1から脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。
同上、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A1を示す斜視図である。
本発明の実施例7に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100A2である。
同上、段ボール100A2から脚片を折上げる途中の状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。
同上、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A2を示す斜視図である。
本発明の実施例8に係わる半桁部材200の展開図である段ボール100Fである。
同上、段ボール100Fから脚片を折上げて脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、脚片を折上げ完了して複数の脚体を形成した状態を示す斜視図である。
同上、半切れ目によって繋がる複数の脚体を開拡する状態を示す斜視図である。
同上、複数の脚体の側方同士を密着、対面させて完成した桁部材300A2を示す斜視図である。
符号の説明
桁部材段ボール 100、100A1、A2、B、C、C2、D、E、F
半桁部材 200、200A、C、D、d、E
桁部材 300、300Aa、A1、A2、B、Cc、Dd、Ee、F
パレット 400
桁部材長 L
左右方向 X
上下方向 Z
脚体 V
スリット W
切れ目 A、B、D、E、F、G、H、J、K、M、N、P、Q、R、S
折り目 a、b、c、d、e、f、g、h、j、k、m、n、p
二重折り目 xx、yy
半切れ目 A‘、C‘、D‘、E’、F‘、G‘、H‘、J’、K‘、M’、N‘、P’、Q‘、R’、S‘
天板 T
骨板 T1
載置板 T2
底板 S
脚部材 10、20
脚片 11、12、13、14、15、16、17
脚片 21、22、23、24、25
係止溝 28
舌片 29
内梁部材 50、70
外梁部材 60、80
中梁部材 90