JP4248472B2 - パレット - Google Patents
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〔パレットの構成について〕
本発明のパレット89は、図8に示すように、底板B、天板T、および脚部F(底板用脚部BF・天板用脚部TF)から構成されている。そして、このパレット89は、図7に示すように、底板B・底板用脚部(B脚部BF)から成る底板ユニットBUと、天板T・天板用脚部(T脚部TF)から成る天板ユニットTUとが連結することで構成されている。
底板ユニットBUは、図2(展開図)に示すように、折り曲げ可能な一枚状の部材(折曲部材)から構成されている。そして、この折曲部材において、底板Bとなる領域(底板領域BA)と、B脚部BFとなる領域(底板U用脚部領域BFA)とを含むように構成されている。
ここで、底板U用脚部領域BFAについて、図1(図2の部分拡大図)を用いて、詳細に説明する。底板U用脚部領域BFAは、複数の片(部分片)から構成されている。具体的には、第1短辺部S1、第2短辺部S2、梁部E、第1長辺部L1、第2長辺部L2、第1付加部D1、および第2付加部D2を含むように構成されている。
以上のように説明した底板U用脚部領域BFAを利用してB脚部を組立ていく。なお、組立手順は一例であって、これに限定されるものではない。要は、後述する支持体(B支持体)が組立られるとともに、このB支持体が被覆され(後述の第2領域によって被覆され)、さらに、この被覆(保護)されて形成されるB脚部BFが、底板Bに対して立ちあがるようになればよい。
まず、B脚部BF内部を構成するB支持体(支持体)を組立る。B支持体(第1B支持体・第2B支持体)を構成するのは、第1付加部D1・第2付加部D2となっている。
最初に、第1付加部D1の部分片10・11・14が、部分片9の折り曲げ線〔部分片9と部分片10・11・14との接続線(折り曲げ線)〕を基準に折り曲げられる。具体的には、部分片10・11・14は、部分片9の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片10と部分片11とが対向するような位置関係となる。
一方、第2付加部D2の部分片30・31・34が、部分片29の折り曲げ線〔部分片29と部分片30・31・34との接続線(折り曲げ線)〕を基準に折り曲げられる。具体的には、部分片30・31・34は、部分片29の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片30と部分片31とが対向するような位置関係となる。
(前段階第1B脚部の組立について)
次に、第1B支持体を構成する部分片9が、部分片9と部分片8との折り曲げ線に沿って、部分片8の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片8と部分片14とが対向するような位置関係となる。
部分片8が、部分片7と部分片8との折り曲げ線に沿って、部分片7の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片7と部分片11とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片7と部分片11とが貼り合わされるようになっている。
部分片7が、部分片6と部分片7との折り曲げ線に沿って、部分片6の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片6と部分片14とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片6と部分片14とが貼り合わされるようになっている。
部分片6が、部分片5と部分片6との折り曲げ線に沿って、部分片5の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片5と部分片10(この部分片10はすでに部分片13と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片5と部分片10とが貼り合わされるようになっている。
部分片5が、部分片4と部分片5との折り曲げ線に沿って、部分片4の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片4と部分片8とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片4と部分片8とが貼り合わされるようになっている。
部分片4が、部分片3と部分片4との折り曲げ線に沿って、部分片3の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片3と部分片7(この部分片7はすでに部分片11と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片3と部分片7とが貼り合わされるようになっている。
次に、第2B支持体を構成する部分片29が、部分片29と部分片28との折り曲げ線に沿って、部分片28の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片28と部分片34とが対向するような位置関係となる。
部分片28が、部分片27と部分片28との折り曲げ線に沿って、部分片27の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片27と部分片31とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片27と部分片31とが貼り合わされるようになっている。
部分片27が、部分片26と部分片27との折り曲げ線に沿って、部分片26の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片26と部分片34とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片26と部分片34とが貼り合わされるようになっている。
部分片26が、部分片25と部分片26との折り曲げ線に沿って、部分片25の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片25と部分片33(この部分片33はすでに部分片30と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片25と部分片33とが貼り合わされるようになっている。
部分片25が、部分片24と部分片25との折り曲げ線に沿って、部分片24の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片24と部分片28とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片24と部分片28とが貼り合わされるようになっている。
部分片24が、部分片23と部分片24との折り曲げ線に沿って、部分片23の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片23と部分片27(この部分片27はすでに部分片31と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片23と部分片27とが貼り合わされるようになっている。
上記した前段階第1B脚部・前段階第2B脚部は、部分片3・23上に位置するようになっている。そこで、これらから最終的なB脚部BF(第1B脚部・第2B脚部)を組立る。
天板ユニットTUは、図4(展開図)に示すように、折り曲げ可能な一枚状の部材(折曲部材)から構成されている。そして、この折曲部材において、天板Tとなる領域(天板領域TA)と、T脚部(天板用脚部)TFとなる領域(天板U用脚部領域TFA)を含むように構成されている。
ここで、天板U用脚部領域TFAについて、図5(図4の部分拡大図)を用いて、詳細に説明する。天板U用脚部領域TFAは、複数の片(部分片)から構成されている。具体的には、天板領域TAと天板U用脚部領域TFAとの境界線BLと同方向(平行方向)となっている1本状(すなわち、ローマ字のほぼI字状となっている)第1I字部I1と、第2I字部I2とを含むように構成されている。
以上のように説明した天板U用脚部領域TFAを利用してT脚部を組立ていく。なお、組立手順は一例であって、これに限定されるものではない。要は、後述する支持体(T支持体)が組立られるとともに、このT支持体が被覆され(第2領域によって被覆され)、さらに、この被覆されて形成されるT脚部TFが、天板Tに対して立ちあがるようになればよい。
まず、T脚部TFの母体となる(T脚部TF内部を構成する)T支持体を組立る。T支持体を構成するのは、第1I字部I1(第1領域)となっている。
上記したT支持体は、部分片55上に位置するようになっている。そこで、このT支持体から、最終的なT脚部TFを組立る。
((ステップ11))
部分片43が、部分片45と部分片43との折り曲げ線に沿って、部分片45の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片43と、部分片45に対して垂直となった部分片54とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片45と部分片54とが貼り合わされるようになっている。
部分片42が、部分片43と部分片42との折り曲げ線に沿って、部分片43の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、T支持体の開口部分と、部分片42とが重なり合うような位置関係となる。
部分片41が、部分片42と部分片41との折り曲げ線に沿って、部分片42の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片41と、部分片45に対して垂直となった部分片56とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片41と部分片56とが貼り合わされるようになっている。
部分片46が、部分片45と部分片46との折り曲げ線に沿って、部分片45の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片46と、部分片45に対して垂直となった部分片41(この部分片41はすでに部分片56と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片46と部分片41とが貼り合わされるようになっている。
部分片47が、部分片46と部分片47との折り曲げ線に沿って、部分片46の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片47が、T支持体の開口部分を塞いでいる部分片42と重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片47と部分片42とが貼り合わされるようになっている。
部分片48が、部分片47と部分片48との折り曲げ線に沿って、部分片47の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片48と、部分片45に対して垂直となった部分片43(この部分片43はすでに部分片54と貼り合わされている)とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片48と部分片43とが貼り合わされるようになっている。
パレット89は、上述のような組立工程を経て、完成した底板ユニットBUと天板ユニットTUとを貼り合わせることで完成するようになっている(図7参照)。
以上のように、本発明のパレットは、底板B、天板T、およびこの天板Tと底板Bとの間に介在する脚部Fから構成され、さらに底板B、天板T、および脚部Fにおける少なくとも一つが、折り曲げ可能な折曲部材にて形成されるようになっている。
本発明の実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1で用いた部材と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
底板ユニットBUは、図9(展開図)に示すように、実施の形態1同様、折り曲げ可能な一枚状の部材(折曲部材)から構成されている。そして、この折曲部材において、底板Bとなる領域(底板領域BA)と、B脚部BFとなる領域(底板U用脚部領域BFA)を含むように構成されている。
ここで、底板U用脚部領域BFAについて、図10(図9の部分拡大図)を用いて、詳細に説明する。底板U用脚部領域BFAは、複数の部分片から構成されている。具体的には、第1L字部LL1、第1延成部G1、第2L字部LL2、および第2延成部G2を含むように構成されている。
以上のように説明した底板U用脚部領域BFAを利用してB脚部を組立ていく。なお、実施の形態1同様、組立手順は一例であって、これに限定されるものではない。要は、B支持体(第1B支持体・第2B支持体)が組立られるとともに、このB支持体が被覆され、さらに、この被覆されたB脚部BF(第1B脚部・第2B脚部)が、底板Bに対して立ちあがるようになればよい。
まず、B脚部BFの母体となるB支持体(支持体)を組立る。B支持体(第1B支持体・第2B支持体)を構成するのは、第1延成部G1・第2延成部G2となっている。
以下のステップ21〜24までが、この順で行われる。
部分片65が、部分片64と部分片65との折り曲げ線に沿って、部分片64の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。
部分片64が、部分片63と部分片64との折り曲げ線に沿って、部分片63の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片65と部分片63とが対向するような位置関係となる。
部分片63が、部分片62と部分片63との折り曲げ線に沿って、部分片62の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片64と、部分片62とが対向するような位置関係となるとともに、部分片65が、部分片62に対して垂直方向に立ち上がるような位置関係となる。
部分片62が、部分片61と部分片62との折り曲げ線に沿って、部分片61の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片65と、部分片61とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片65と部分片61とが貼り合わされるようになっている。
以下のステップ21’〜24’までが、この順で行われる。
部分片75が、部分片74と部分片75との折り曲げ線に沿って、部分片74の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。
部分片74が、部分片73と部分片74との折り曲げ線に沿って、部分片73の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片75と部分片73とが対向するような位置関係となる。
部分片73が、部分片72と部分片73との折り曲げ線に沿って、部分片72の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片74と、部分片72とが対向するような位置関係となるとともに、部分片75が、部分片72に対して垂直方向に立ち上がるような位置関係となる。
部分片72が、部分片71と部分片72との折り曲げ線に沿って、部分片71の平面に対して垂直方向になるまで折り曲げられるようになっている。すると、部分片75と、部分片71とが重なり合うような位置関係となる。そこで、この部分片75と部分片71とが貼り合わされるようになっている。
上記した第1B支持体は、部分片61上に位置するようになっている一方、第2B支持体は、部分片71上に位置するようになっている。そこで、このB支持体8第1B支持体・第2B支持体)から、最終的なB脚部BFを組立る。
そして、この底板ユニットBUにおける底板Bと一定間隔離間しつつも、平行関係を保っている部分片67上に、図12に示すように、例えば一枚平面状の天板Tを貼り付ければ、パレット89が完成するようになっている。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば折曲部材は、ダンボール等の紙製であったり、ブラスチック等の弾性部材であったりしてもよい。
T 天板
F 脚部
BU 底板ユニット
BA 底板領域
BF 底板用脚部(脚部)
BFA 底板ユニット用脚部領域(脚部形成領域)
S1 第1短辺部(第2領域、開口の外周端)
S2 第2短辺部(第2領域、開口の外周端)
E 梁部(第2領域、開口の外周端)
L1 第1長辺部(第2領域、塞部材の子体)
L2 第2長辺部(第2領域、塞部材の子体)
D1 第1付加部(第1領域、塞部材の母体、支持体)
D2 第2付加部(第1領域、塞部材の母体、支持体)
TU 天板ユニット
TA 天板領域
TF 天板用脚部
TFA 天板ユニット用脚部領域(脚部形成領域)
I1 第1I字部(第1領域、脚部形成領域の母体、支持体)
I2 第2I字部(第2領域、脚部形成領域の子体)
LL1 第1L字部(第2領域、開口の外周端)
LL2 第2L字部(第2領域、開口の外周端)
G1 第1延成部(第1領域、塞部材、支持体)
G2 第2延成部(第1領域、塞部材、支持体)
BL 境界線
Z 屈曲部
85 突起部
86 開孔部
89 パレット
Claims (6)
- 底板、天板、およびこの天板と底板との間に介在する脚部から構成され、さらに上記の底板、天板、および脚部における少なくとも一つが、折り曲げ可能な折曲部材にて形成されたパレットにおいて、
上記の底板および脚部、あるいは上記の天板および脚部が、一枚状の上記折曲部材によって形成されるとともに、この折曲部材の端部における少なくとも一端には、脚部形成領域が設けられており、
この脚部形成領域には、部分片から成る第1領域と第2領域とが、少なくとも設けられ、
上記第1領域を構成する部分片から、上記脚部の内部を成す支持体を形成させる一方、
上記第2領域を構成する部分片によって、この支持体を被覆するとともに、この支持体を、上記の底板または天板に対して立ち上げることで、上記脚部を形成させており、
上記脚部形成領域において、上記第1領域が複数設けられるとともに、上記第2領域も複数設けられており、
上記の一枚状の上記折曲部材における底板または天板と、脚部形成領域との境界線における両端のうち、一端に複数の部分片から成る第1短辺部、および他端に複数の部分片から成る第2短辺部が、境界線に対して垂直方向に延びるように設けられるとともに、
上記境界線から最も離間した上記の第1短辺部および第2短辺部の部分片同士をつなげるような梁部が設けられ、
さらに、上記梁部とつながった上記第1短辺部の部分片から、境界線と同方向で上記第2短辺部へと延びるように、複数の部分片から成る第1長辺部が設けられるとともに、
上記境界線とつながった上記第2短辺部の部分片から、境界線と同方向で上記第1短辺部へと延びるように、複数の部分片から成る第2長辺部が設けられ、
加えて、上記第1短辺部から最も離間した上記第1長辺部の部分片につながるとともに、複数の部分片から成る第1付加部が設けられ、
上記第2短辺部から最も離間した上記第2長辺部の部分片につながるとともに、複数の部分片から成る第2付加部が設けられ、
上記の第1短辺部および第1長辺部と、上記の第2短辺部および第2長辺部と、上記梁部とを、上記第2領域とする一方、上記の第1付加部および第2付加部を上記第1領域とし、
上記の第1付加部を構成する部分片を折り曲げて筒状とすることで、上記支持体を形成させつつ、この支持体に、上記第1長辺部を巻き付けて被覆させる一方、
上記の第2付加部を構成する部分片を折り曲げて筒状とすることで、上記支持体を形成させつつ、この支持体に、上記第2長辺部を巻き付けて被覆させ、
続いて、第1長辺部で被覆された支持体に上記第1短辺部および上記梁部の一端を巻き付けて被覆させつつ、上記の底板または天板に対して、この支持体を立設させるとともに、
第2長辺部で被覆された支持体に上記第2短辺部および上記梁部の他端を巻き付けて被覆させつつ、上記の底板または天板に対して、この支持体を立設させることで、上記脚部を形成させていることを特徴とするパレット。 - 底板、天板、およびこの天板と底板との間に介在する脚部から構成され、さらに上記の底板、天板、および脚部における少なくとも一つが、折り曲げ可能な折曲部材にて形成されたパレットにおいて、
上記の底板および脚部、あるいは上記の天板および脚部が、一枚状の上記折曲部材によって形成されるとともに、この折曲部材の端部における少なくとも一端には、脚部形成領域が設けられており、
この脚部形成領域には、部分片から成る第1領域と第2領域とが、少なくとも設けられ、
上記第1領域を構成する部分片から、上記脚部の内部を成す支持体を形成させる一方、
上記第2領域を構成する部分片によって、この支持体を被覆するとともに、この支持体を、上記の底板または天板に対して立ち上げることで、上記脚部を形成させており、
上記脚部形成領域において、上記第1領域が複数設けられるとともに、上記第2領域も複数設けられており、
上記の一枚状の上記折曲部材における底板または天板と、脚部形成領域との境界線における両端のうちの一端に、複数の部分片をつなげて構成することでほぼL字状とした第1L字部の短手の端部がつなげられる一方、
この第1L字部の長手の端部と、上記境界線の他端とをつなげるとともに、上記の第1L字部の短手に向かって延びるように、複数の部分片から成る第1延成部が設けられ、
さらに、上記第1L字部の長手の端部に、複数の部分片をつなげて構成することでほぼL字状とした第2L字部の短手の端部がつなげられる一方、
この第2L字部の長手の端部と、上記第1L字部の屈曲部とをつなげるとともに、上記の第2L字部の短手に向かって延びるように、複数の部分片から成る第2延成部が設けられ、
上記の第1L字部および第2L字部を上記第2領域とする一方、上記の第1延成部および第2延成部を上記第1領域とし、
上記の第1延成部を構成する部分片を折り曲げて筒状とすることで、上記支持体を形成させ、この支持体に、上記第1L字部の長手の端部、上記第2L字部の短手、および上記第2L字部の屈曲部を巻き付けて被覆させるとともに、
上記の第2延成部を構成する部分片を折り曲げて筒状とすることで、上記支持体を形成させ、この支持体に、上記第1L字部の短手、上記第1L字部の屈曲部、および上記第2L字部の長手の端部を巻き付けて被覆させることで、
上記の底板または天板に対して、これらの支持体を立設させて、上記脚部を形成させていることを特徴とするパレット。 - 上記の複数設けられた第1領域および第2領域から構成された脚部が、パレットにおける全ての脚部となっていることを特徴とする請求項1または2に記載のパレット。
- 底板、天板、およびこの天板と底板との間に介在する脚部から構成され、さらに上記の底板、天板、および脚部における少なくとも一つが、折り曲げ可能な折曲部材にて形成されたパレットにおいて、
上記の底板および脚部、あるいは上記の天板および脚部が、一枚状の上記折曲部材によって形成されるとともに、この折曲部材の端部における少なくとも一端には、脚部形成領域が設けられており、
この脚部形成領域には、部分片から成る第1領域と第2領域とが、少なくとも設けられ、
上記第1領域を構成する部分片から、上記脚部の内部を成す支持体を形成させる一方、
上記第2領域を構成する部分片によって、この支持体を被覆するとともに、この支持体を、上記の底板または天板に対して立ち上げることで、上記脚部を形成させており、
上記第2領域と成る複数の部分片の1つが、上記の一枚状の上記折曲部材における底板または天板と、脚部形成領域との境界線における両端の間につながるとともに、この第2領域における他の複数の部分片が、上記境界線に対して同方向に連なるように形成されている一方、
上記第1領域と成る複数の部分片の1つが、上記境界線とつながった上記第2領域の部分片とつながるとともに、この第1領域における他の複数の部分片が、上記境界線に対して同方向に連なるように形成されており、
上記第1領域を構成する複数の部分片を折り曲げて筒状とすることで、上記支持体を形成させる一方、
上記第2領域を構成する複数の部分片によって、この支持体を被覆するとともに、この支持体を、上記の底板または天板に対して立設させることで、上記脚部を形成させていることを特徴とするパレット。 - 上記支持体を構成する上記第1領域の複数の部分片同士が、解離しないように、上記第1領域の部分片に解離防止セットを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のパレット。
- 上記解離防止セットは、上記第1領域の部分片の一端に設けられた開孔部と、上記第1領域の部分片の他端に設けられた突起部とから構成されており、この突起部が開孔部に係合することによって、上記第1領域の複数の部分片同士が解離しないようになっていることを特徴とする請求項5に記載のパレット。
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