JP4969497B2 - 包装装置 - Google Patents
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Description
図1は、この発明の実施の形態1に係る包装装置とこれに包装される被包装物、及び外箱との関係を示す分解斜視図、図2は包装装置を展開した状態を示す平面図、図3は包装装置の斜視図、図4は被包装物を包装した状態を示す一部断面による側面透視図である。なお、図4は、図3の矢印X1の方向から見た図である。
シート1Aには、実線で示す切断線2、13、19が形成されている。切断線2と切断線13とは、略同じ長さである。また、一点鎖線と破線で示す折線が形成されており、このうち一点鎖線の折線3、5、14はそれぞれ谷折り部、破線の折線4、6、12、15はそれぞれ山折り部となっている。
上記実施の形態1では、一枚のシートを用いて折返し部底板16、17を設けることにより角部に壁構造を設けた場合の例について説明したが、本実施の形態2では、別部材を用いて角部に壁構造を設ける場合の例について説明する。
図5において、本実施の形態2に係る包装装置は、(a)に示すシート1Bと、(b)に示す貼付板20とを貼り合わせることによって構成される。なお、シート1Bは左右対称の構成のため、図5(a)では右側のみ符号を付し、左側の符号を省略している。また、図5(b)では、二点鎖線にて、シート1Bを仮想的に示している。
また、図5(b)は、略長方形の段ボール紙等の剛性のある紙材から成る2枚の貼付板20を示す。貼付板20は、一点鎖線で示す谷折りの折線21が形成されている。また、貼付板20は、接着剤等により図5(a)と固着するための接合部22(図5(b)網掛け部分)を有している。
本実施の形態3では、前記実施の形態2と同様に別部材を用いて壁構造を設ける別の実施形態について説明する。
図7において、本実施の形態3に係る包装装置は、(a)に示すシート1Cと、(b)に示す貼付板30とを貼り合わせることによって構成される。なお、シート1Cは左右対称の構成のため、図7(a)では右側のみ符号を付し、左側の符号を省略するとともに、上記実施の形態2で示した図5(a)と同一部品であるので、詳細な説明を省略する。また、図7(b)では、二点鎖線にて、シート1Cに相当する位置を仮想的に示している。
貼付板30は、一点鎖線の折線32に沿って谷折りし、折線32と、シート1Cの折線5とが調合するようにして、接合部33によりシート1Cに接着剤等を用いて接合する。
また、舌片11と貼付板30とを接合することにより、当該部位が二重構成となるため、外箱200の内壁面との空間保持力が増して、輸送中の荷扱い等による外力が加わっても被包装物300の胴部300bの支持を確実に維持することができる。また、舌片11の外側端は、貼付板側部30bの外側端とが当接するので、貼付板底部30aと貼付板側部30bにより形成されるL型壁構造の落下外力に対するざくつ変形抗力を向上させることができる。
このように被包装物の保護性能を向上させることができるため、素材となる段ボール紙等を軽量化して使用量削減を図っても、保護性能を維持することができる。
前記実施の形態1では、折返し部底板16、17により角部に壁構造を設けた場合の例について説明したが、本実施の形態4では、外側板9により角部に壁構造を設ける場合の例について説明する。
シート1Dには、実線で示す切断線41、19が形成されている。また、一点鎖線と破線で示す折線が形成されており、このうち一点鎖線の折線5、40、42、47はそれぞれ谷折り部、破線の折線6、43はそれぞれ山折り部となっている。
Claims (8)
- 剛性のある板状紙材(1A)の対向する二辺の端部から所定幅を、折線(12)を介して下面側に折り重ねて当接片部(16、17、18)とした部材によって構成され、略矩形枠体の一端側に枠外周に張り出す張出構造を有する被包装物(200)を包装する包装装置(100A)であって、
底板(7)と、
前記底板(7)の対向する辺から折線(5)を介してそれぞれ起立し内部に収納空間を形成する外側板(9)と、
それぞれの外側板(9)の両側において、前記外側板(9)の対面方向内側からこの外側板(9)の高さとほぼ同じ高さに起立した内側板(8)と、
前記外側板(9)と内側板(8)のそれぞれの上縁にまたがる共通の上板(10)とを備え、
前記当接片部(16、17、18)は、
前記底板(7)に部分的に重ねられ、前記底板(7)の外端部と同一線上に延びる外端部を有する底面(16)と、
前記底面(16)から、前記底板(7)と前記外側板(9)との間の折線(5)に部分的に外接する折線(14)を介して起立し、前記外側板(9)に部分的に外接する側面(17)と、
前記側面(17)の上縁に折線(15)を介して連なり、前記上板(10)の下面に重ねられる上面(18)とを構成し、
前記当接片部の底面(16)、側面(17)、上面(18)の少なくとも一部が、それぞれ、前記底板(7)、外側板(9)、上板(10)に外接して壁構造を形成するとともに、前記当接片部の底面(16)と側面(17)とによって、前記外側板(9)に外接する面と前記底板(7)に外接する面とが交わることにより規定される角部を前記外側板(9)よりも側方外側に構成した
ことを特徴とする包装装置。 - 前記底板から延出する1つまたは複数の舌片を前記外側板から切り起こして形成し、
前記舌片のうち両側端に位置する舌片は、その外側端部と前記当接片部の外側端部とが当接するように設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の包装装置。 - 前記当接片部と、前記底板、前記外側板、若しくは前記上板とが当接する面は固着されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の包装装置。 - 前記包装装置は、一枚の板状紙材を折り曲げまたは切り起こして形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装装置。 - 剛性のある板状紙材(1B)と、前記板状紙材(1B)とは別部材から成る略長方形の二枚の貼付板(20)とによって構成され、略矩形枠体の一端側に枠外周に張り出す張出構造を有する被包装物(200)を包装する包装装置(100B)であって、
底板(7)と、
前記底板(7)の対向する辺からそれぞれ折線(5)を介して起立し内部に収納空間を形成する外側板(9)と、
それぞれの外側板(9)の両側において、前記外側板(9)の対面方向内側からこの外側板(9)の高さとほぼ同じ高さに起立した内側板(8)と、
前記外側板(9)と内側板(8)とのそれぞれの上縁にまたがる上板(10)とを備え、
前記底板(7)と、前記外側板(9)と、前記内側板(8)と、前記上板(10)は、一枚の前記板状紙材(1B)を折り曲げまたは切り起こして形成されており、
前記貼付板(20)は、前記板状紙材(1B)の下面に重ねて配置されるとともに、
前記底板(7)に部分的に重ねられ、前記底板(7)の外端部と同一線上に延びる外端部を有する底面(20a)と、
前記底面(20a)から、前記底板(7)と前記外側板(9)との間の折線(5)に部分的に外接する折線(21)を介して起立し、前記外側板(9)に部分的に外接する側面(20b)とを構成し、
前記貼付板(20)の底面(20a)、側面(20b)の少なくとも一部が、それぞれ、前記底板(7)、外側板(9)に外接して壁構造を形成するとともに、前記貼付板(20)の底面(20a)と側面(20b)とによって、前記外側板(9)に外接する面と前記底板(7)に外接する面とが交わることにより規定される角部を前記外側板(9)よりも側方外側に構成した
ことを特徴とする包装装置。 - 前記底板から延出する1つまたは複数の舌片を前記外側板から切り起こして形成し、
前記舌片のうち両側端に位置する舌片は、その外側端部と前記貼付板の外側端部とが当接するように設けられている
ことを特徴とする請求項5記載の包装装置。 - 剛性のある板状紙材(1C)と、前記板状紙材(1C)とは別部材から成る略長方形の二枚の貼付板(30)とによって構成され、略矩形枠体の一端側に枠外周に張り出す張出構造を有する被包装物(200)を包装する包装装置(100C)であって、
底板(7)と、
前記底板(7)の対向する辺からそれぞれ折線(5)を介して起立し内部に収納空間を形成する外側板(9)と、
それぞれの外側板(9)の両側において、前記外側板(9)の対面方向内側からこの外側板(9)の高さとほぼ同じ高さに起立した内側板(8)と、
前記外側板(9)と内側板(8)とのそれぞれの上縁にまたがる上板(10)とを備え、
前記底板(7)と、前記外側板(9)と、前記内側板(8)と、前記上板(10)は、一枚の前記板状紙材(1B)を折り曲げまたは切り起こして形成されており、
前記貼付板(30)は、前記板状紙材(1C)の下面に重ねて配置されるとともに、
前記底板(7)に部分的に重ねられ、前記底板(7)の外端部と同一線上に延びる外端部を有する底面(30a)と、
前記底面(30a)から、前記底板(7)と前記外側板(9)との間の折線(5)に部分的に外接する折線(21)を介して起立し、前記外側板(9)の外面に部分的に当接する側面(30b)とを有し、
前記貼付板(30)の底面(30a)、側面(30b)の少なくとも一部が、それぞれ、前記底板(7)、外側板(9)に外接して壁構造を形成するとともに、前記貼付板(30)の底面(30a)と側面(30b)とによって、前記外側板(9)に外接する面と前記底板(7)に外接する面とが交わることにより規定される角部を前記外側板(9)よりも側方外側に構成した
ことを特徴とする包装装置。 - 前記底板から延出する1つまたは複数の舌片を、前記貼付部材と前記外側板とを重合して切り起こして形成した
ことを特徴とする請求項7記載の包装装置。
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