JPH038577Y2 - - Google Patents
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- JPH038577Y2 JPH038577Y2 JP1985124610U JP12461085U JPH038577Y2 JP H038577 Y2 JPH038577 Y2 JP H038577Y2 JP 1985124610 U JP1985124610 U JP 1985124610U JP 12461085 U JP12461085 U JP 12461085U JP H038577 Y2 JPH038577 Y2 JP H038577Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の技術分野]
この考案は、当初の包装に当つては1個の包装
体として形成され、必要に応じ前記包装を解かず
に、これを2個の包装体に分割出来るようにした
小分け用包装容器に関する。
体として形成され、必要に応じ前記包装を解かず
に、これを2個の包装体に分割出来るようにした
小分け用包装容器に関する。
[従来技術]
スーパーマーケツト、コンビニエンス・ストア
等で取扱う商品は、一般にメーカーもしくは卸売
業者によつてプリパケージされたものが複数個外
箱に収められ、この外箱を基準とした包装単位で
取引されることが多い。しかし前記小売業者や問
屋などにおいては、倉庫スペースや陳列スペース
の関係もしくは売れ残つた商品を収納保管する等
の関係から、前記外箱を壊さずに小さく分割し、
分割後も商品を外箱の中に入れたまま保管し、需
要に応じて商品を小出しにしたいという要求を有
している。かかる要望を満足させるために、従来
からも、例えば実開昭58−126924号公報に示され
るとおり、外箱に商品を収納したまま、これを分
割して、いわゆる小分けを可能ならしめるように
した容器は知られている。かかる容器は前記のよ
うな取扱業者の要望を満たすこともあつて、好評
裡に使用されているが、このものには次のような
問題点があり、改善が求められていた。
等で取扱う商品は、一般にメーカーもしくは卸売
業者によつてプリパケージされたものが複数個外
箱に収められ、この外箱を基準とした包装単位で
取引されることが多い。しかし前記小売業者や問
屋などにおいては、倉庫スペースや陳列スペース
の関係もしくは売れ残つた商品を収納保管する等
の関係から、前記外箱を壊さずに小さく分割し、
分割後も商品を外箱の中に入れたまま保管し、需
要に応じて商品を小出しにしたいという要求を有
している。かかる要望を満足させるために、従来
からも、例えば実開昭58−126924号公報に示され
るとおり、外箱に商品を収納したまま、これを分
割して、いわゆる小分けを可能ならしめるように
した容器は知られている。かかる容器は前記のよ
うな取扱業者の要望を満たすこともあつて、好評
裡に使用されているが、このものには次のような
問題点があり、改善が求められていた。
[技術的課題]
すなわち、従来型の容器は、外箱を2つに分割
する関係から小分け後においては、その分割面に
おける側壁と天板あるいは底板とが連接されてい
ないため、この分割面における側壁が強度的に弱
かつた。この点を更に詳しく説明すると、第7A
図に示すように、従来型の容器にあつては、外箱
1の積圧強度を大きくする関係から、箱の内部に
取付ける中仕切板を段ボール製とし、その段ボー
ルの目方向を天地の方向に配向させている実情に
あつたので、第7C図の如く分割した側の側壁2
が、荷扱いにともなう外力あるいは箱内部の商品
重量のために、外側に撓み易いという欠点があ
る。しかも、上記の容器あつては箱の天板3およ
び底板4に形成させるカツトラインを比較的幅の
広いカツトテープ5で構成させていたので、小分
けの際に天板または底板の切断幅が大きく、その
ため小分け後においては、分割面における側壁部
2と天板3あるいは底板4とが交わる稜線部Cに
スキ間を生じやすいという難点もあつた。このス
キ間は、前記したように側壁が外側に撓み易いこ
ともあつて、そのスキ間幅は広がることはあつて
も、このスキ間をなくすことはできず、このため
そのスキ間より箱内に塵、埃が侵入したり、内容
商品がスキ間から一部露出して、包装容器として
の体裁を害する不具合があつた。
する関係から小分け後においては、その分割面に
おける側壁と天板あるいは底板とが連接されてい
ないため、この分割面における側壁が強度的に弱
かつた。この点を更に詳しく説明すると、第7A
図に示すように、従来型の容器にあつては、外箱
1の積圧強度を大きくする関係から、箱の内部に
取付ける中仕切板を段ボール製とし、その段ボー
ルの目方向を天地の方向に配向させている実情に
あつたので、第7C図の如く分割した側の側壁2
が、荷扱いにともなう外力あるいは箱内部の商品
重量のために、外側に撓み易いという欠点があ
る。しかも、上記の容器あつては箱の天板3およ
び底板4に形成させるカツトラインを比較的幅の
広いカツトテープ5で構成させていたので、小分
けの際に天板または底板の切断幅が大きく、その
ため小分け後においては、分割面における側壁部
2と天板3あるいは底板4とが交わる稜線部Cに
スキ間を生じやすいという難点もあつた。このス
キ間は、前記したように側壁が外側に撓み易いこ
ともあつて、そのスキ間幅は広がることはあつて
も、このスキ間をなくすことはできず、このため
そのスキ間より箱内に塵、埃が侵入したり、内容
商品がスキ間から一部露出して、包装容器として
の体裁を害する不具合があつた。
本考案は前記のような課題をすべて解決すると
同時に、従来品にも備わつていた利便、すなわち
手作業は勿論のこと、ラツプラウンドケーサーま
たはサイドパツクケーサーなどの包装機械にも適
用することが出来て、製函および包装の各作業を
自動的に行なえるような包装容器を提案せんとし
たものである。
同時に、従来品にも備わつていた利便、すなわち
手作業は勿論のこと、ラツプラウンドケーサーま
たはサイドパツクケーサーなどの包装機械にも適
用することが出来て、製函および包装の各作業を
自動的に行なえるような包装容器を提案せんとし
たものである。
[技術的課題解決の手段]
すなわち、本考案者は、前記目的の容器を下記
構成から成る帯状台紙と、この帯状台紙を角筒状
に組立てる際に、その内部に組込むようにした次
のような中枠を用いることによつて実現させるよ
うに意図したものである。すなわち、天板、底板
および2枚の側板を一方向に連設して成る帯状台
紙を角筒状に連繋し、かつ前記天板、底板および
2枚の側板の端縁部には比較的短寸の内フラツプ
または外フラツプを突出させたものに於て、前記
天板および底板上にカツトラインを形成させ、底
板側カツトラインを中断させた状態で、該カツト
ラインを付根側として側板の方向に向つて伸びる
抑止片を該底板の一部に切れ線を入れる形で形成
させると共に、この抑止片を少なくとも前記カツ
トラインを中心として左右に各1個設け、一方、
前記2枚の側板とほぼ同寸法の2枚の中仕切板を
主体とする中枠を用意すると共にその中仕切板に
は前記抑止片の先端部が挿着される係合孔を形成
し、かつ前記中仕切板の左右両端縁にフランジ片
を取付け、更に中仕切板の上下両縁の一方または
双方にフランジ片を取り付け、また該中仕切板と
左右フランジ片の境に設けた罫線上で該罫線に跨
がるように手孔を穿設して成り、中仕切板を2枚
重ねとした状態で、該中仕切板と左右フランジ片
をH字形に折曲げた上で該中仕切板を前記カツト
ラインの線上に一致するように底板と天板との間
に垂設し、また中仕切板の上下両縁の一方または
双方に付設したフランジ片を中仕切板に対して直
角に折曲げ、これを底板または天板に密接させる
とともに前記内フラツプと左右フランジ片の上に
外フラツプを接着させるようにして目的とする小
分け容器を得るようにしたものである。
構成から成る帯状台紙と、この帯状台紙を角筒状
に組立てる際に、その内部に組込むようにした次
のような中枠を用いることによつて実現させるよ
うに意図したものである。すなわち、天板、底板
および2枚の側板を一方向に連設して成る帯状台
紙を角筒状に連繋し、かつ前記天板、底板および
2枚の側板の端縁部には比較的短寸の内フラツプ
または外フラツプを突出させたものに於て、前記
天板および底板上にカツトラインを形成させ、底
板側カツトラインを中断させた状態で、該カツト
ラインを付根側として側板の方向に向つて伸びる
抑止片を該底板の一部に切れ線を入れる形で形成
させると共に、この抑止片を少なくとも前記カツ
トラインを中心として左右に各1個設け、一方、
前記2枚の側板とほぼ同寸法の2枚の中仕切板を
主体とする中枠を用意すると共にその中仕切板に
は前記抑止片の先端部が挿着される係合孔を形成
し、かつ前記中仕切板の左右両端縁にフランジ片
を取付け、更に中仕切板の上下両縁の一方または
双方にフランジ片を取り付け、また該中仕切板と
左右フランジ片の境に設けた罫線上で該罫線に跨
がるように手孔を穿設して成り、中仕切板を2枚
重ねとした状態で、該中仕切板と左右フランジ片
をH字形に折曲げた上で該中仕切板を前記カツト
ラインの線上に一致するように底板と天板との間
に垂設し、また中仕切板の上下両縁の一方または
双方に付設したフランジ片を中仕切板に対して直
角に折曲げ、これを底板または天板に密接させる
とともに前記内フラツプと左右フランジ片の上に
外フラツプを接着させるようにして目的とする小
分け容器を得るようにしたものである。
[実施例]
添付図面に基づき、本考案の一実施例を具体的
に説明すると、第1図は小分け前の容器(外箱)
全体の斜視図で、見掛け上の外箱Aを形成する帯
状台紙11が包装体の周りを無端状に包被してい
る状態を示した。前記包装体の妻面Bには、その
中央部に小分け後の箱A1およびA2の一部を構
成し、かつ組立て時の断面がH型をなす中枠12
が現れている。第2図は前記帯状台紙11の展開
図であつて、同図において、符号13〜16は一
方向に連設した4枚の外壁板であり、個別の機能
からすると、それぞれ天板13、側板14,16
および底板15を構成している。符号17は、前
記4枚の外壁板を無端状に接続するための接合片
である。符号18と20は前記帯状外壁板の両端
縁に連設した比較的短寸の外フラツプ、同じく1
9と21は内フラツプである。そして前記天板1
3と底板15に対しては、一例としてほぼその中
央部に、前記各板の長手方向に沿つてカツトテー
プ22を貼着するもので、その際該カツトテープ
の両端部はこれを前記外フラツプ18および20
の端縁に達するように貼着しておく。
に説明すると、第1図は小分け前の容器(外箱)
全体の斜視図で、見掛け上の外箱Aを形成する帯
状台紙11が包装体の周りを無端状に包被してい
る状態を示した。前記包装体の妻面Bには、その
中央部に小分け後の箱A1およびA2の一部を構
成し、かつ組立て時の断面がH型をなす中枠12
が現れている。第2図は前記帯状台紙11の展開
図であつて、同図において、符号13〜16は一
方向に連設した4枚の外壁板であり、個別の機能
からすると、それぞれ天板13、側板14,16
および底板15を構成している。符号17は、前
記4枚の外壁板を無端状に接続するための接合片
である。符号18と20は前記帯状外壁板の両端
縁に連設した比較的短寸の外フラツプ、同じく1
9と21は内フラツプである。そして前記天板1
3と底板15に対しては、一例としてほぼその中
央部に、前記各板の長手方向に沿つてカツトテー
プ22を貼着するもので、その際該カツトテープ
の両端部はこれを前記外フラツプ18および20
の端縁に達するように貼着しておく。
ところでこの実施例にあつては、前記底板部分
に貼着したカツトテープの取付け線上に、次のよ
うな構成の抑止片24を設ける。すなわち第2図
の拡大図に明示した如くカツトライン(カツトテ
ープなどによつて切離される線状部分)の中途
に、該カツトラインを中断させる形で、その両翼
に1個づつ、一例としてコケシ型の抑止片24を
当該台紙11を切り込むことによつて形成させ
る。前記抑止片の先端に設けた爪24aは、これ
を後に述べる中仕切板に差込むための部材であ
る。なおこの抑止片は図示の例ではカツトライン
の左右に各1個づつ設けているが、これを複数個
にしてもよく、その場合には底板を支持するため
の強度が高くなる。
に貼着したカツトテープの取付け線上に、次のよ
うな構成の抑止片24を設ける。すなわち第2図
の拡大図に明示した如くカツトライン(カツトテ
ープなどによつて切離される線状部分)の中途
に、該カツトラインを中断させる形で、その両翼
に1個づつ、一例としてコケシ型の抑止片24を
当該台紙11を切り込むことによつて形成させ
る。前記抑止片の先端に設けた爪24aは、これ
を後に述べる中仕切板に差込むための部材であ
る。なおこの抑止片は図示の例ではカツトライン
の左右に各1個づつ設けているが、これを複数個
にしてもよく、その場合には底板を支持するため
の強度が高くなる。
また前記抑止片24とカツトテープの先端が接
する部分には、抑止片形成用の切りこみを兼ねる
形でコの字形をした口取り用の切断線23aを施
こし、一方、天板13側のカツトテープ面には図
示のようなH形の切断線23bを形成させておく
のを可とする。更にまた、前記カツトテープに代
え、もしくはカツトテープと共に天板および底板
を構成する台紙に対して、予め該テープ幅に相当
するミシン孔(図略)を穿設しておいてもよい。
する部分には、抑止片形成用の切りこみを兼ねる
形でコの字形をした口取り用の切断線23aを施
こし、一方、天板13側のカツトテープ面には図
示のようなH形の切断線23bを形成させておく
のを可とする。更にまた、前記カツトテープに代
え、もしくはカツトテープと共に天板および底板
を構成する台紙に対して、予め該テープ幅に相当
するミシン孔(図略)を穿設しておいてもよい。
第3図は中枠12aの展開形状を示し、符号2
5,25は、前記側板14,16とほぼ同形同大
の中仕切板で、図において中央部に設けられた半
切れ線26を中心として上下対称に形成されてい
る。また中仕切板25の左右の端縁には、左右対
称に、フランジ片27が各2枚づつ連設されてい
る。更にまた、中仕切板25の上下少なくとも一
方の端縁にもそれぞれフランジ片31を連設して
おくことを要件とする。なお2枚の中仕切板25
の境に穿設した半切れ線26は、外箱を2つに分
割する場合に、この部分を容易に切断し得るよう
に設けたものであるから、必ずしも半切れ線であ
る必要なく、前記目的を達成しうるものであれ
ば、なんでもよいし、場合によつては2枚の中仕
切板25とフランジ片を含め予め切離しておくこ
とも出来る。ところで本実施例にあつては前記フ
ランジ片27と中仕切板25の境に刻設させた罫
線28の(図において)両端部に近く、端縁より
離れた位置にハンドリング用の手孔29を穿設し
ておき、また、前記半切れ線26の両脇には前記
抑止片24の爪24aが嵌まり合う係合孔30を
設けてある。
5,25は、前記側板14,16とほぼ同形同大
の中仕切板で、図において中央部に設けられた半
切れ線26を中心として上下対称に形成されてい
る。また中仕切板25の左右の端縁には、左右対
称に、フランジ片27が各2枚づつ連設されてい
る。更にまた、中仕切板25の上下少なくとも一
方の端縁にもそれぞれフランジ片31を連設して
おくことを要件とする。なお2枚の中仕切板25
の境に穿設した半切れ線26は、外箱を2つに分
割する場合に、この部分を容易に切断し得るよう
に設けたものであるから、必ずしも半切れ線であ
る必要なく、前記目的を達成しうるものであれ
ば、なんでもよいし、場合によつては2枚の中仕
切板25とフランジ片を含め予め切離しておくこ
とも出来る。ところで本実施例にあつては前記フ
ランジ片27と中仕切板25の境に刻設させた罫
線28の(図において)両端部に近く、端縁より
離れた位置にハンドリング用の手孔29を穿設し
ておき、また、前記半切れ線26の両脇には前記
抑止片24の爪24aが嵌まり合う係合孔30を
設けてある。
第4図は中枠12bの変形例を示すもので、第
3図の中枠と異なる点は、2枚の中仕切板25を
左右のフランジ片27を含めて予め切離したこと
と、中仕切板25の上下の端縁に、上下対称にそ
れぞれフランジ片31を連設した点である。
3図の中枠と異なる点は、2枚の中仕切板25を
左右のフランジ片27を含めて予め切離したこと
と、中仕切板25の上下の端縁に、上下対称にそ
れぞれフランジ片31を連設した点である。
それ以外の部分は、第3図のものと同一である
から、同一部分は同一符号で示した。第4図の中
枠12bを使用する場合は、この部材を2組用意
してこれを2枚重ねとした状態で、組立時に外箱
を形成する帯状台紙11の内部に組込んで使用す
る。なおフランジ片31の幅は、第3図の場合は
フランジ片27の幅とほぼ同寸法に形成されてい
るが、第4図のようにフランジ片27の幅よりも
大きくてもよいし、また図示していないが、フラ
ンジ片27の幅よりも小さくてもかまわない。
から、同一部分は同一符号で示した。第4図の中
枠12bを使用する場合は、この部材を2組用意
してこれを2枚重ねとした状態で、組立時に外箱
を形成する帯状台紙11の内部に組込んで使用す
る。なおフランジ片31の幅は、第3図の場合は
フランジ片27の幅とほぼ同寸法に形成されてい
るが、第4図のようにフランジ片27の幅よりも
大きくてもよいし、また図示していないが、フラ
ンジ片27の幅よりも小さくてもかまわない。
前述のとおり、中仕切板25を主体として構成
された中枠12は、組立時においてはこれを背中
合せに2枚重ねとした状態で、外箱を形成する容
器の内部に組込んで使用するものであるが、その
際、この中枠の組込み位置と前記カツトテープ2
2の貼着位置とが一致するように、予め位置決め
をした上で、所定の形状に截断するとともに切れ
線なども所定位置に刻設しておくようにする。
された中枠12は、組立時においてはこれを背中
合せに2枚重ねとした状態で、外箱を形成する容
器の内部に組込んで使用するものであるが、その
際、この中枠の組込み位置と前記カツトテープ2
2の貼着位置とが一致するように、予め位置決め
をした上で、所定の形状に截断するとともに切れ
線なども所定位置に刻設しておくようにする。
[作用効果]
以下図示の実施例における容器の組立方法を、
ラツプラウンドケーサーを用いて行なうラツプラ
ウンド方式に基づいて説明する。第5図イ〜ヘに
示したように、まず展開状態にある帯状台紙11
の底板15に対して貼着されているカツトテープ
22に沿つて該底板の上方に、第3図に示す中枠
12を垂直状態に立設し、その両側に被包装物
G1,G2(この物品はプリパツケージされたもので
も、そうでないものでもよい)を載置する。すな
わち被包装物G1とG2とが向い合う面に中枠12
における2枚の中仕切板25を半切れ線26より
二つ折にした状態で介装し、一方、左右フランジ
片27はこれを前記外箱に形成された外フラツプ
18,20により固定できるように中仕切板に対
し直角に折曲げ、またフランジ片31もそれぞれ
被包装物G1,G2の下側に向けて直角に折曲げる。
このようにして前記底板15上に、平面視でH字
形をなす中枠12を組込むものである(第5図
イ)。次に底板の両側に連接された側板14,1
6を前記物品G1とG2を包みこむように立上げた
上で、更に天板13を直角に折曲げ、その端縁に
取付けられた接合片17を前記側板16の外側に
接着させて帯状台紙11を無端状に胴貼り形成す
る(第5図ロ→ハ)。このようにしてから内フラ
ツプ19,21を容器の開口面に折曲げて物品
G1とG2の露出面に被せた後、更に外フラツプ1
8,20を折曲げてこの部材を前記フランジ片2
7と内フラツプ19,21に接着させる。かくし
て第5図ニに示すような包装体が仕上がる。
ラツプラウンドケーサーを用いて行なうラツプラ
ウンド方式に基づいて説明する。第5図イ〜ヘに
示したように、まず展開状態にある帯状台紙11
の底板15に対して貼着されているカツトテープ
22に沿つて該底板の上方に、第3図に示す中枠
12を垂直状態に立設し、その両側に被包装物
G1,G2(この物品はプリパツケージされたもので
も、そうでないものでもよい)を載置する。すな
わち被包装物G1とG2とが向い合う面に中枠12
における2枚の中仕切板25を半切れ線26より
二つ折にした状態で介装し、一方、左右フランジ
片27はこれを前記外箱に形成された外フラツプ
18,20により固定できるように中仕切板に対
し直角に折曲げ、またフランジ片31もそれぞれ
被包装物G1,G2の下側に向けて直角に折曲げる。
このようにして前記底板15上に、平面視でH字
形をなす中枠12を組込むものである(第5図
イ)。次に底板の両側に連接された側板14,1
6を前記物品G1とG2を包みこむように立上げた
上で、更に天板13を直角に折曲げ、その端縁に
取付けられた接合片17を前記側板16の外側に
接着させて帯状台紙11を無端状に胴貼り形成す
る(第5図ロ→ハ)。このようにしてから内フラ
ツプ19,21を容器の開口面に折曲げて物品
G1とG2の露出面に被せた後、更に外フラツプ1
8,20を折曲げてこの部材を前記フランジ片2
7と内フラツプ19,21に接着させる。かくし
て第5図ニに示すような包装体が仕上がる。
なお上記実施例に示すように、予め内フラツプ
の幅l1とフランジ片27の幅l2との和が、被
包装物の寸法に対応した小分け後の箱の幅Lに等
しくなるように、寸法を設定しておけば容器の組
立て後において、内フラツプ19,20の端縁と
前記フランジ片27の端縁とが密接するように突
き合せられるので、箱全体の強度が高くなり、し
かも物品の全面が閉塞されるので、最も好ましい
実施例となる。しかし必ずしも、このようにする
必要なく容器の妻面Bにおいて物品が一部露出す
るようになつても差支えない。
の幅l1とフランジ片27の幅l2との和が、被
包装物の寸法に対応した小分け後の箱の幅Lに等
しくなるように、寸法を設定しておけば容器の組
立て後において、内フラツプ19,20の端縁と
前記フランジ片27の端縁とが密接するように突
き合せられるので、箱全体の強度が高くなり、し
かも物品の全面が閉塞されるので、最も好ましい
実施例となる。しかし必ずしも、このようにする
必要なく容器の妻面Bにおいて物品が一部露出す
るようになつても差支えない。
また本考案の容器をサイドパツクケーサーを用
いて組立てる場合には、まず胴貼りにより外箱を
構成する帯状台紙11を予め角筒形に組立ててか
ら、容器本体の開口面に対して、横方向から被包
装物G1,G2を充填する。この場合には、予め中
枠を被包装物G1,G2との間に挿入しておくよう
にして作業を行う。
いて組立てる場合には、まず胴貼りにより外箱を
構成する帯状台紙11を予め角筒形に組立ててか
ら、容器本体の開口面に対して、横方向から被包
装物G1,G2を充填する。この場合には、予め中
枠を被包装物G1,G2との間に挿入しておくよう
にして作業を行う。
前記のとおり第5図ニの状態が組立後の完成状
態であつて、この荷姿でメーカーもしくは卸売業
者から小売店に商品(被包装物)が販売される。
販売に伴う輸送、保管、展示などに際しては、必
然的に運搬に伴うハンドリングが必要となるが、
本考案の容器にあつては、小分け前においても第
5図ニに示す手孔29が容器の妻面に形成される
ことになるので、持運びを円滑に行うことができ
る。また、問屋または小売業者などにおいて、こ
の商品を小分けしたい場合は、第5図ニ〜ヘに示
すように、箱の天板部に形成されている切取り用
切断線23b、もしくは箱の底板部に設けられた
コの字形の切断線23aを介してカツトテープ2
2を抓み上げて天板13または底板15を切裂
き、第5図ホに示すように当初の包装体を2つに
分割して小分けを行う。その際本考案の容器にあ
つては、中枠12の上下両端縁の一方または双方
の端縁にもフランジ片31が一体に連設され、こ
の部材は中仕切板25に対して直角に折曲げられ
た形で天板13または底板15と密接するように
容器の内部に組込まれているので、小分け後、容
器の側板部となる中仕切板25は、前記フランジ
片31の補強効果により耐折曲げ強度が高くな
り、運搬の際の外力あるいは内容品の重量によつ
て中仕切板25が外側に撓む欠点を防止できる。
その上、天板または底板15の内面に密接させた
前記のフランジ片31は、天板または底板をカツ
トテープを切裂いたときに、容器の側面と天面も
しくは底面とが交わる稜線部Cに生ずるスキ間を
内側から塞いで容器内の物品が該スキ間から露出
させない効果がある。また、この実施例の容器に
あつては、底板15の部分に一体に組付けられた
形で抑止片24が突出形成されているので、この
部材を第6図に示すように直角に立ちあげた上
で、先端部の爪24aを中仕切板25に穿設され
ている係合孔30に嵌込んで固定するようにな
す。この様にすれば小分け後の容器にあつても底
板部と側板部とが互いに係止しあうので、底板に
掛かる荷重が側板により支持され、その結果底弛
みを起こすことがなく、安全に商品を輸送し得る
と共に小分け後における箱の寸法を大きくしたい
場合にも支障を来たさない効果を発揮する。
態であつて、この荷姿でメーカーもしくは卸売業
者から小売店に商品(被包装物)が販売される。
販売に伴う輸送、保管、展示などに際しては、必
然的に運搬に伴うハンドリングが必要となるが、
本考案の容器にあつては、小分け前においても第
5図ニに示す手孔29が容器の妻面に形成される
ことになるので、持運びを円滑に行うことができ
る。また、問屋または小売業者などにおいて、こ
の商品を小分けしたい場合は、第5図ニ〜ヘに示
すように、箱の天板部に形成されている切取り用
切断線23b、もしくは箱の底板部に設けられた
コの字形の切断線23aを介してカツトテープ2
2を抓み上げて天板13または底板15を切裂
き、第5図ホに示すように当初の包装体を2つに
分割して小分けを行う。その際本考案の容器にあ
つては、中枠12の上下両端縁の一方または双方
の端縁にもフランジ片31が一体に連設され、こ
の部材は中仕切板25に対して直角に折曲げられ
た形で天板13または底板15と密接するように
容器の内部に組込まれているので、小分け後、容
器の側板部となる中仕切板25は、前記フランジ
片31の補強効果により耐折曲げ強度が高くな
り、運搬の際の外力あるいは内容品の重量によつ
て中仕切板25が外側に撓む欠点を防止できる。
その上、天板または底板15の内面に密接させた
前記のフランジ片31は、天板または底板をカツ
トテープを切裂いたときに、容器の側面と天面も
しくは底面とが交わる稜線部Cに生ずるスキ間を
内側から塞いで容器内の物品が該スキ間から露出
させない効果がある。また、この実施例の容器に
あつては、底板15の部分に一体に組付けられた
形で抑止片24が突出形成されているので、この
部材を第6図に示すように直角に立ちあげた上
で、先端部の爪24aを中仕切板25に穿設され
ている係合孔30に嵌込んで固定するようにな
す。この様にすれば小分け後の容器にあつても底
板部と側板部とが互いに係止しあうので、底板に
掛かる荷重が側板により支持され、その結果底弛
みを起こすことがなく、安全に商品を輸送し得る
と共に小分け後における箱の寸法を大きくしたい
場合にも支障を来たさない効果を発揮する。
以上詳述したところから明らかなように、本考
案は帯状台紙により構成された包装外壁板と組
立て後の断面がH形をなす中枠とによつて小分け
後も容器の形態を維持する如くに2分割できるよ
うにしたから、輸送時あるいは販売時に分離させ
るニーズに対応でき、しかも、中枠の耐折曲強
度を高めたので荷扱いに当つてあるいは内容品の
重量により中仕切板が撓むことがないばかりか、
小分け後に容器の稜線部にスキ間を生じさない効
果を有し、その上、従来小分け後の容器を基準
とする限り荷重の関係からさほど大型化しえなか
つた点が改良され、底弛み防止の機能と併せて、
この種の小分け可能な容器として大型化を達成し
得る点でも有用な考案である。
案は帯状台紙により構成された包装外壁板と組
立て後の断面がH形をなす中枠とによつて小分け
後も容器の形態を維持する如くに2分割できるよ
うにしたから、輸送時あるいは販売時に分離させ
るニーズに対応でき、しかも、中枠の耐折曲強
度を高めたので荷扱いに当つてあるいは内容品の
重量により中仕切板が撓むことがないばかりか、
小分け後に容器の稜線部にスキ間を生じさない効
果を有し、その上、従来小分け後の容器を基準
とする限り荷重の関係からさほど大型化しえなか
つた点が改良され、底弛み防止の機能と併せて、
この種の小分け可能な容器として大型化を達成し
得る点でも有用な考案である。
第1図は本考案の一実施例を示す組立て後の容
器を示す斜視図、第2図は見掛け上の外箱を形成
する帯状台紙の展開図、第3図は中枠の展開図、
第4図は中枠の変形例を示す展開図、第5図イ〜
ヘはその組立状態及び分割時の状態を示す説明
図、第6図は小分け後の容器を拡大して示した斜
視図、第7図A〜Cは従来型の容器の組立て状態
を示す斜視図である。 11……帯状台紙(外壁板)、12……中枠、
13……天板、14,16……側板、15……底
板、17……接合片、18,20……外フラツ
プ、19,21……内フラツプ、22…カツトテ
ープ、22a……ミシン孔、23a,23b……
口取り用切断線、24……抑止片、24a……
爪、25……中仕切板、26……半切れ線、27
……フランジ片、28……罫線、29……手孔、
30……係合孔、31……フランジ片、G1,G2
……被包装物(物品)。
器を示す斜視図、第2図は見掛け上の外箱を形成
する帯状台紙の展開図、第3図は中枠の展開図、
第4図は中枠の変形例を示す展開図、第5図イ〜
ヘはその組立状態及び分割時の状態を示す説明
図、第6図は小分け後の容器を拡大して示した斜
視図、第7図A〜Cは従来型の容器の組立て状態
を示す斜視図である。 11……帯状台紙(外壁板)、12……中枠、
13……天板、14,16……側板、15……底
板、17……接合片、18,20……外フラツ
プ、19,21……内フラツプ、22…カツトテ
ープ、22a……ミシン孔、23a,23b……
口取り用切断線、24……抑止片、24a……
爪、25……中仕切板、26……半切れ線、27
……フランジ片、28……罫線、29……手孔、
30……係合孔、31……フランジ片、G1,G2
……被包装物(物品)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 天板、底板および2枚の側板を一方向に連設
して成る帯状台紙を角筒状に連繋し、かつ前記
天板、底板および2枚の側板の両端縁に比較的
短寸の内フラツプまたは外フラツプを突出させ
たものに於て、前記天板および底板上にカツト
ラインを形成させ、底板側カツトラインを中断
させた状態で、該カツトラインを付根側として
側板の方向に向つてのびる抑止片を該底板の一
部に切れ線を入れる形で形成させると共に、こ
の抑止片を少なくとも前記カツトラインを中心
として左右に各1個設け、一方、前記2枚の側
板とほぼ同寸法の2枚の中仕切板を主体とする
中枠を用意すると共にその中仕切板には前記抑
止片の先端部が挿着される係合孔を形成し、か
つ前記中仕切板の左右両端縁にフランジ片を取
付け、更に中仕切板の上下両縁の一方または双
方にフランジ片を取付け、また該中仕切板と左
右フランジ片の境に設けた罫線上で該罫線に跨
がるように手孔を穿設して成り、中仕切板を2
枚重ねとした状態で、該中仕切板と左右フラン
ジ片をH字形に折曲げた上で該中仕切板を前記
カツトラインの線上に一致するように底板と天
板との間に垂設し、また中仕切板の上下両縁の
一方または双方に付設したフランジ片を中仕切
板に対して直角に折曲げ、これを底板または天
板に密接させるとともに前記内フラツプと左右
フランジ片の上に外フラツプを接着させたこと
を特徴とする小分け可能な容器。 2 カツトラインをカツトテープまたはミシン孔
もしくはその両者を併用してなる引裂開口線で
構成させた実用新案登録請求の範囲第1項記載
の小分け可能な容器。 3 帯状台紙における側板の端縁に連設させた内
フラツプの幅l1と中仕切板の端縁に連設させ
た左右フランジ片の幅l2との和を、天板の半
幅の寸法Lにほぼ等しくしてなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の小分け可能な容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985124610U JPH038577Y2 (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985124610U JPH038577Y2 (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6233518U JPS6233518U (ja) | 1987-02-27 |
JPH038577Y2 true JPH038577Y2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=31016785
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985124610U Expired JPH038577Y2 (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH038577Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0723386Y2 (ja) * | 1988-08-26 | 1995-05-31 | 東罐興業株式会社 | 分割式包装箱 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6040415Y2 (ja) * | 1982-02-20 | 1985-12-05 | 本州製紙株式会社 | 小分け用中枠付き容器 |
JPS58180117U (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-01 | 三井物産株式会社 | 包装用箱体 |
-
1985
- 1985-08-15 JP JP1985124610U patent/JPH038577Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6233518U (ja) | 1987-02-27 |
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