JP5006529B2 - 有色インキ組成物及び真偽判定方法 - Google Patents

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本願発明は、検出物質を配合したインキ組成物を用い、当該インキにてマーキングした記録対象物を蛍光X線分析することにより真偽判定等に使用できる有色インキ組成物及び真偽判定方法に関するものである。
以前より紫外線又は赤外線によって発光する発光物質を配合したインキ組成物が知られている。これらのインキ組成物は、パスポート、かばん、日用品、文房具などの記録対象物に塗布された後、赤外線や紫外線を照射してインキ組成物の有無を確認され、対象物の真偽の判定に供されている。そして、先行技術としては、特開昭54-014806、特開平01-026583、特開平01-060671などが公知である。
しかし、発光物質を配合したインキ組成物は、インキ組成物の有無を確認できるに留まり、偽造が比較的容易であって、真正品と模造品を完全に区別できるものではなかった。また、発光物質の経時劣化が生じるために長期保存後の真偽の判定を行なうことが困難であった。
特開昭54-014806号公報 特開平01-026583号公報 特開平01-060671号公報
そこで、使用されたインキ組成物が後から特定でき、マーキングした記録対象物の真偽が判定できるインキ組成物が要望されていた。
また、インキ組成物自体を特定することで、真正品であってもこれを塗布した商品のロット管理をしたり、流通の各段階でそれぞれチェックがなされているかなど、後から履歴をたどることのできる流通管理方法が要望されていた。
そこで、前記課題を解決するために、可視光線下では発色確認不可能であるとともに紫外線下においても発光しないランタノイド系金属元素を有する錯体であるTris(dipivaloylmethanato)lanthanum、Tris(dipivaloylmethanato)praseodyminum、Tris(dipivaloylmethanato)europium、Tris(dipivaloylmethanato)gadolinium、Tris(dipivaloylmethanato)terbium、Tris(dipivaloylmethanato)dysprosium、Tris(dipivaloylmethanato)thuliumから選ばれる少なくとも1つの検出物質と、可視光線下で有色の色材と、ロジン変性マレイン酸樹脂、アルキルフェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ケトン樹脂、エチセルロース樹脂、スチレンマレイン酸樹脂から選ばれる少なくとも1つの樹脂と、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、3−メトキシブタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、エタノール、n−プロパノール、ジメチルイミダゾール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンから選ばれる少なくとも1つの溶剤を配合したことを特徴とする有色インキ組成物を提供する。
また、前記有色インキ組成物を使用して記録対象物にマーキングした後、当該マーキングを蛍光X線を用いて定性分析及び定量分析を行って前記検出物質を検出し、記録対象物の真偽を判定する方法を提供する。
以上のようなインキ組成物であるので、耐光性や経時的な堅牢性を維持できると共に、マーキングを蛍光X線分析することによって検出物質の定性分析及び定量分析をおこなって記録対象物の真偽を判定することができる。すなわち、検出物質の種類及び配合量が検出できるので、当初のインキ組成物が特定できトレーサビリティを可能とする。また、記録対象物の蛍光増白剤による影響もなく確実に真偽の判定や流通管理が行なえる。
また、検出物質を蛍光X線分析で検知可能であるため、経時劣化に強く、記録対象物の真偽判定や流通管理が行なえる。また、紙幣等の印刷に用いれば、検出物質の種類と量の組み合わせは無数存在し偽造防止に有効である。
また、一般に流通している商品などには、ランタノイド系金属元素は含有されていないので、ランタノイド系金属元素を有する錯体を検出物質に用いた場合は、真偽の判定や流通管理が容易に行なえる。
本発明の詳細を説明する。
可視光線下では発色確認不可能であるとともに紫外線下においても発光しない検出物質として用いることができる錯体は、特に、ランタノイド系金属元素を有する錯体が有効であって、具体的には、C33576La(La(DPM)3)、C33576Pr(Pr(DPM)3)、C33576Eu(Eu(DPM)3)、C33576Gd(Gd(DPM)3)、C33576Tb(Tb(DPM)3)、C33576Dy(Dy(DPM)3)、C33576Tm(Tm(DPM)3)などをあげることができる。 DPMは「dipivaloylmethanato」の略語であって、(DPM)2は「Bis(dipivaloylmethanato)」、(DPM)3は「Tris(dipivaloylmethanato)」を表す。
本発明において用いることのできる有色の色材は、染料及び顔料を用いることができ、既存のものでも、新規に合成したものでも、適度な色調と濃度とを有するものであれば問題なく用いることができる。
直接染料としては、C.I.ダイレクイトブラック 17、同19、同22、同31、同32、同38、同51、同62、同71、同74、同112、同113、同154、同168、C.I.ダイレクイトイエロー 4、同8、同11、同12、同26、同27、同28、同33、同39、同44、同50、同58、同85、同86、同87、同88、同89、同98、同100、同110、C.I.ダイレクイトレッド 1、同2、同4、同9、同11、同20、同23、同24、同31、同37、同39、同46、同62、同75、同79、同80、同81、同83、同89、同95、同197、同201、同218、同220、同224、同225、同226、同227、同228、同230、C.I.ダイレクイトブルー 1、同15、同22、同25、同41、同71、同76、同77、同80、同86、同90、同98、同106、同108、同199、同120、同158、同163、同168、同199、同226等が挙げられる。
酸性染料としては、C.I.アシッドブラック1、同2、同24、同26、同31、48、51、同52、同107、同109、同110、同115、同119、同154、同156、C.I.アシッドイエロー 1、同3、同7、同11、同17、同23、同25、同29、同36、同38、同40、同42、同44、同49、同61、同72、同78、同110、同135、同127、同141、同142、C.I.アシッドレッド 6、同8、同9、同13、同14、同18、同26、同27、同32、同35、同37、同42、同51、同52、同57、同80、同82、同83、同87、同89、同92、同94、同106、同111、同114、同115、同129、同131、同133、同134、同138、同145、同158、同186、同198、同249、同254、同265、同276、同289、C.I.アシッドバイオレット 15、同17、C.I.アシッドブルー 1、同7、同9、同15、同22、同23、同25、同29、同40、同41、同43、同59、同62、同74、同78、同80、同83、同90、同93、同100、同102、同103、同104、同112、同113、同117、同127、同138、同158、同161、C.I.アシッドグリーン 3、同9、同16、同25、同27等が挙げられる。
塩基性染料としては、C.I.ベーシックレッド 1、同2、同9、同12、同13、同38、同39、同92、C.I.ベーシックブルー 1、同3、同7、同5、同9、同19、同24、同25、同26、同28、同45、同54、同65、C.I.ベーシックブラック 2、同8等が挙げられる。
油溶性染料としては、ニグロシン系、アジン系、モノアゾ系、ジスアゾ系、金属錯塩型モノアゾ系、アントラキノン系、フタロシアニン系、トリアリルメタン系等の油溶性染料、油溶性造塩染料、油溶性含金染料を用いることができ、ニグロシンベ−スEE、同EEL、同EX、同EXBP、同EB、オイルイエロー105、同107、オイルピンク312、オイルスカーレット318、オイルブラウンBB、同GR、同416、オイルグリーンBG、オイルブルー613、同BOS オイルブラックHBB、同860、同BS、バリファストイエロー1101、同1105、同3108、同4120、同4121、バリファストオレンジ2210、同3209、同3210、バリファストレッド1306、同1308、同1355、同1360、同2303、同2320、同3304、同3306、同3320、バリファストピンク2310N、バリファストブラウン2402、同3405、バリファストグリーン1501、バリファストブルー1603、同1605、同1631、同2606、同2610、同2620、バリファストバイオレット1701、同1702、バリファストブラック1807、同3804、同3806,同3808、同3810、同3820、同3830、オスピーイエローRY、ROB−B、MVB3、SPブルー105(以上、オリエント化学工業(株)製)、アイゼンスピロンイエロー3RH、同GRLHスペシャル、同C−2GH、同C−GNH、アイゼンスピロンオレンジ2RH、同GRHコンクスペシャル、アイゼンスピロンレッドGEH、同BEH、同GRLHスペシャル、同C−GH、同C−BH、アイゼンスピロンバイオレットRH、同C−RH、アイゼンスピロンブラウンBHコンク、同RH、アイゼンスピロンマホガニーRH、アイゼンスピロンブルーGNH、同2BNH、同C−RH、同BPNH、アイゼンスピロングリーンC−GH、アイゼンスピロンブラックBNH、同MH、同RLH、同GMHスペシャル、同BHスペシャル、S.B.N.オレンジ703、S.B.N.バイオレット510、同521、S.P.T.オレンジ6、S.P.T.ブルー111、SOTピンク1、SOTブルー4、SOTブラック1、同6、同10、同12、13リキッド、アイゼンローダミンBベース、アイゼンメチルバイオレットベース、アイゼンビクトリアブルーBベース(以上、保土谷化学工業(株)製)、オイルイエローCH、オイルピンク330、オイルブルー8B、オイルブラックS、同FSスペシャルA、同2020、同109、同215、ALイエロー1106D、同3101、ALレッド2308、ネオスーパーイエローC−131、同C−132、同C−134、ネオスーパーオレンジC−233、ネオスーパーレッドC−431、ネオスーパーブルーC−555、ネオスーパーブラウンC−732、同C−733(以上、中央合成化学(株)製)、などをあげることができる。
他にも天然色素、食用色素、植物色素などの染料も用いることができる。
顔料としては、従来公知の有機顔料及び無機顔料を使用することができ、例えば、アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ・チオインジゴ系、ベリノン・ベリレン系、イソインドレノン系、アゾメチレンアゾ系などの有機顔料、カーボンブラック、チタン白などの無機顔料、着色樹脂エマルジョン、パール顔料、アルミニウム顔料、光輝性顔料、蓄光顔料、蛍光顔料などを用いることができる。これらの顔料は通常、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレン−アクリル酸共重合体、及び、それらの金属塩・アンモニウム塩・アミン塩などや、他の公知の樹脂などに練り込んで加工顔料としておくと、溶剤と混合する際に容易に分散するので便利である。また、既に分散剤中に顔料を練り込んである市販の加工顔料を用いても良く、具体的には、MICROLITH Yellow 3G−WA、MICROLITH Yellow 2R−WA、MICROLITH Scarlet R−WA、MICROLITH Blue 4G−WA、MICROLITH Yellow 2R−A、MICROLITH Scarlet R−A、MICROLITH Blue 4G−A(以上、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、EM YELLOW FX−3024、EM SCARLET 2YD、EM GREEN G、EM PINK 2B、EM BLUE 2G(以上、東洋インキ(株)製)、SANDYE SUPER YELLOW 1608、SANDYE SUPER YELLOW D215、SANDYE SUPER BLUE GLL、SANDYE SUPER CARMINE FB(以上、山陽色素(株)製)等を例示することができる。
上記染料及び顔料は単独或いは混合して任意に使用することができる。その配合量はインキ全量に対して0.5〜50重量%が好ましい。
樹脂としては、ロジン変性マレイン酸樹脂、アルキルフェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ケトン樹脂、エチセルロース樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、ロジン樹脂、エステル樹脂、ニトロセルロース樹脂、アルデヒド樹脂、フェノール樹脂、シクロヘキサノン系アルデヒド樹脂、ケトンホルムアルデヒド樹脂、アクリル樹脂、水溶性アクリル樹脂、水性合成樹脂エマルジョン、マレイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの中から少なくとも1つ以上を選択可能である。
具体的には商品名で、マルキードNo32(会社名:荒川化学)、ヒタノールNo1133、ヒタノールNo1140(会社名:日立化成)、エスレックBL−2(会社名:積水化学)、シンセチックレジンSK(会社名:デグサジャパン社)、エチルセルロースN−14(会社名:ハーキュレス)、SCH−2(会社名:岐阜セラック)、KE−604(会社名:荒川化学)、ジョンクリル 683、67、586(以上、ジョンソンポリマー(株)製)、ジュリマー AC−10P、AC−10NP、AC−103AP、ジュリマー ET−410、ET−510(以上、日本純薬(株)製)、ジョンクリル 61J、354、501(以上、ジョンソンポリマー(株)製)、ジョンクリル 1535、537、74J(以上、ジョンソンポリマー(株)製)、アプレタン 3410、モビニール DM765,771H、DM772、DM774(以上、クラリアントポリマー(株)製)等を例示することができる。
溶剤としては、水、メタノール・エタノール、n−プロパノール・イソプロパノール・n−ブタノール・i−ブタノール等のアルコール類、エチレングリコール・プロピレングリコール・ブチレングリコール・グリセリン等の多価アルコール類、プロピレングリコールモノメチルエーテル・プロピレングリコールモノエチルエーテル・プロピレングリコールモノプロピルエーテル・ジプロピレングリコールモノメチルエーテル・3−メチル−3−メトキシブタノール・3−メトキシブタノール・ジエチレングリコールモノエチルエーテル・ジエチレングリコールモノブチルエーテル・トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類、乳酸メチル・乳酸エチル・乳酸ブチル・酢酸メチル・酢酸エチル・酢酸ブチル等のエステル類、アマニ油・ヒマシ油等の植物油類、リシノール酸プロピレンエステル・リシノール酸ブチルエステル・リシノール酸モノグリセライド等のヒマシ油誘導体類、ポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール・ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール等のポリエーテルポリオール類、ジメチルイミダゾール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの中から少なくとも1つ以上を選択可能である。
可視光線下では発色確認不可能であるとともに紫外線下においても発光しない検出物質と、可視光線下で有色の色材と、樹脂と、溶剤を配合したことを特徴とする有色インキ組成物の具体的な実施例を表1に示す。
La(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)lanthaunm、Pr(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)praseodyminum、Eu(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)europium、Gd(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)gadolinium、Tb(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)terbium、Dy(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)dysprosium、Tm(DPM)は昭和電工社製Tris(dipivaloylmethanato)thulium、KE−604は商品名であって荒川化学社製ロジン変性マレイン酸、スレックスBL−2は商品名であって積水化学社製ポリビニルブチラール樹脂、シンセチックレジンSKは商品名であってデグサジャパン社製ケトン系樹脂、ダワノールPnPは商品名であってダウケミカルズ社製グリコールエーテルである。
また、実施例では使用していないが、本願発明インキ組成物には各種の添加剤が使用可能であり、PH調節剤、界面活性剤等を添加することもできる。
Figure 0005006529
次に、実施例1〜実施例4をケント紙にマーキングし、シーケンシャル型蛍光X線分析器にて蛍光X線分析した。測定の方法は、検出物質を0重量(ブランク)、1重量部、2重量部の場合の試料を作成して、あらかじめ測定値を計測しておく検量線法を用い、定性分析及び定量分析を行なったところ、それぞれのランタノイド系金属元素とその量を検出できた。
真偽判定に実施例1を利用した具体例をあげる。まず、製造者が製品のある決まった箇所に実施例1のインキ組成物をマーキングしておく。つぎに、疑惑がある製品を市場から回収し、シーケンシャル型蛍光X線分析器でマーキングの定性・定量分析を行なう。その結果、Pr元素とその量0.5重量%、Tb元素とその量0.5重量%を確認できるので真偽判定が可能となる。
また、検出する元素の量を生産ロットごとに変化させておくとトレーサビリティを可能にする。
他の使用具体例をあげる。流通者ごとに使用するインキを決めておき、製造業者は実施例2のインキを使用し、ある一箇所に印を付ける。次に、卸売業者は実施例3のインキを使用し、製造業者と同一箇所もしくは異なる箇所に印を付ける。
そして、製造業者の真偽を判定するには、La元素とその量0.7重量部、Tm元素とその量0.3重量部が蛍光X線分析で可能である。また、卸売業者の真偽を判定するには、Pr元素とその量0.6重量%、Dy元素とその量0.4重量部が蛍光X線分析で特定でき、正しく流通しているかどうか判定できる。

Claims (2)

  1. 可視光線下では発色確認不可能であるとともに紫外線下においても発光しないランタノイド系金属元素を有する錯体であるTris(dipivaloylmethanato)lanthanum、Tris(dipivaloylmethanato)praseodyminum、Tris(dipivaloylmethanato)europium、Tris(dipivaloylmethanato)gadolinium、Tris(dipivaloylmethanato)terbium、Tris(dipivaloylmethanato)dysprosium、Tris(dipivaloylmethanato)thuliumから選ばれる少なくとも1つの検出物質と、
    可視光線下で有色の色材と、
    ロジン変性マレイン酸樹脂、アルキルフェノール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ケトン樹脂、エチセルロース樹脂、スチレンマレイン酸樹脂から選ばれる少なくとも1つの樹脂と、
    プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、3−メトキシブタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル、エタノール、n−プロパノール、ジメチルイミダゾール、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンから選ばれる少なくとも1つの溶剤を配合したことを特徴とする有色インキ組成物。
  2. 請求項1の有色インキ組成物を使用して記録対象物にマーキングした後、当該マーキングを蛍光X線を用いて定性分析及び定量分析を行って前記検出物質を検出し、記録対象物の真偽を判定する方法。
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