JP4999414B2 - 基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法 - Google Patents

基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法 Download PDF

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本発明は、自重で撓む半導体ウェーハ等からなる基板を取り扱う基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法に関するものである。
半導体ウェーハからなる基板は基板の取り扱い装置により取り扱われるが、この種の基板の取り扱い装置は、図示しない基板収納容器を水平に搭載するオープナと、このオープナに搭載された基板収納容器に対して基板をロード、アンロードする多関節ロボットとを備えて構成されている。
半導体ウェーハからなる基板は、パッケージの小型化や材料節約の観点から薄型化が図られている。また、基板収納容器は、複数枚の基板を収納する容器本体と、この容器本体の開口正面部を開閉する蓋体とを備えて構成されている(特許文献1参照)。
特開2004‐95942号公報
ところで、基板は、薄型化以外にも、チップサイズの大型化や生産性向上の観点から大口径化が図られ、300mmタイプが量産されたり、450mmタイプが本格的に検討されているが、薄型化と共に大口径化が進むと、その重量の増大に伴い撓み(サグともいう)やすくなる。この結果、基板収納容器の容器本体に収納された基板が撓んで直下の基板に近接し、基板間の隙間が狭小化して多関節ロボットのハンドの進入を規制し、基板のロード、アンロードに支障を来たすという問題が生じる。また、容器本体内で基板が撓んで直下の基板に接触し、基板に多関節ロボットのハンドが接触して破損させるおそれもある。
係る問題を解消する方法としては、基板の収納枚数を減少させ、基板間の隙間を拡大するという方法が考えられるが、そうすると、生産性を向上させることができないという大きな問題が新たに生じることとなる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、例え基板が撓みやすい場合でも、基板の給排等に支障を来たすことがなく、しかも、生産性を向上させることのできる基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、正面が開口した容器本体に自重で撓む口径300mm以上の半導体ウェーハを収納する基板収納容器を搭載可能な搭載装置と、この搭載装置に搭載された基板収納容器に半導体ウェーハを給排する多関節ロボットとを備えたものであって、
搭載装置は、基板収納容器の容器本体を搭載する水平軸回りに揺動可能なテーブルと、容器本体を搭載したテーブルを上方向に傾斜させ、容器本体の開口した開口正面部を多関節ロボット側の上方向に向けるとともに、容器本体内の半導体ウェーハを55°以上傾斜させる駆動機構とを含み、
テーブルを、駆動機構の駆動に基づき容器本体を搭載した状態で上方向に傾斜する底板と、この底板に立て設けられて容器本体の背面壁に接触する壁とから形成し、底板に、容器本体底部の複数の位置決め具にそれぞれ干渉して位置決めする複数の位置決めピンを設け、壁には、容器本体天井のフランジに接触して位置決めする位置決め体を設けたことを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、請求項1記載の基板の取り扱い装置を用い、基板収納容器に対し半導体ウェーハを給排することを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における半導体ウェーハには、300mmタイプや450mmタイプが単数複数含まれる。基板収納容器は、透明、半透明、不透明のフロントオープンボックス(FOUPやFOSB等)でも良い。
テーブルを傾斜させる駆動機構としては、各種のシリンダ、モータ付きの歯車機構、モータ付きのリンク機構、モータ付きのカム機構等があげられる。さらに、テーブルの壁は、容器本体の背面壁に接触するものでも良いし、容器本体の側壁に接触するものでも良い。
本発明によれば、搭載装置に搭載された基板収納容器に半導体ウェーハを多関節ロボットにより給排する場合には、先ず、搭載装置のテーブルに基板収納容器を搭載し、駆動機構を駆動させてテーブルを上下方向に揺動させる。
すると、テーブルの底板が上昇して基板収納容器とその半導体ウェーハとを斜め上方向に傾斜させ、基板収納容器の開口した開口正面部が斜め上方向に指向する。こうして基板収納容器の開口した開口正面部が斜め上方向を向き、多関節ロボットに対向すると、多関節ロボットが作動し、傾いた半導体ウェーハが多関節ロボットに給排される。
本発明によれば、基板収納容器を水平に位置決め搭載するのではなく、所定の角度で斜め上方向に傾斜させ、収納された半導体ウェーハをも傾斜させてその撓み量を減少させるので、例え半導体ウェーハの薄型化や大口径化が進み、重量が増大して撓みやすくなっても、容器本体に収納された半導体ウェーハが撓んで直下の半導体ウェーハに近接するおそれを抑制することができる。したがって、半導体ウェーハ間の隙間が狭小化して多関節ロボットのハンドの進入を規制し、半導体ウェーハのロード、アンロードに支障を来たすという問題を有効に解消することができる。また、容器本体内の半導体ウェーハを駆動機構により55°以上傾斜させるので、半導体ウェーハの撓み量を1mm以下にすることができる。
また、容器本体内で半導体ウェーハが撓んで直下の半導体ウェーハに接触し、半導体ウェーハに多関節ロボットのハンドが接触して破損させるおそれを排除することができる。また、半導体ウェーハの収納枚数を減少させる必要がないので、生産性の維持向上が期待できる。また、底板に複数の位置決めピンを配設するので、簡易な構成で容器本体を簡単に位置決めすることが可能になる。さらに、壁に、容器本体のフランジに嵌合接触して位置決めする位置決め体を装着するので、傾斜した基板収納容器が下降して位置ずれすることが少ない。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における基板の取り扱い装置は、図1ないし図5に示すように、基板収納容器1を搭載する搭載装置40と、この搭載装置40に搭載された基板収納容器1に対して基板Wをロード、アンロードする多関節ロボット50とを備えている。
基板収納容器1は、図1ないし図5に示すように、複数枚の基板Wを水平に収納する容器本体2と、この容器本体2の開口正面部8を開閉する着脱自在の蓋体20とを備え、容器本体2の底部には複数の位置決め具(キネマティックカップリングともいう)6が配列されており、蓋体20には複数の施錠機構23が内蔵される。
基板Wは、図1や図3に示すように、例えば口径300mmの薄く丸い半導体ウェーハ(Siウェーハ等)からなり、周縁部の一部が選択的かつ直線的に切り欠かれて結晶方位の判別や位置合わせ用のオリフラを形成しており、容器本体2内に1〜25枚、あるいは1〜26枚の枚数で水平に整列収納される。
容器本体2は、所定の成形材料を使用して正面の開口したフロントオープンボックスタイプに射出成形される。この容器本体2の成形材料としては、例えばポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテルエーテルケトン等の熱可塑性樹脂があげられ、この熱可塑性樹脂には、導電性カーボン、導電繊維、金属繊維、導電性高分子等からなる導電剤、各種の帯電防止剤、紫外線吸収剤等が適宜添加される。
容器本体2は、図4に示すように、背面壁3に、基板Wの有無やその状態を視覚的に把握させる縦長のウインド4が一体成形され、背面壁3の内面には、基板Wの後部周縁を水平に嵌合保持する左右一対のリヤリテーナが突出形成されており、この一対のリヤリテーナが所定の間隔をおいて上下方向に並設される。また、容器本体2の内部両側には、基板Wの側部周縁を水平に支持する左右一対のティースが突出形成され、この相対向する左右一対のティースが所定の間隔をおいて上下方向に並設される。
容器本体2の底面には図5に示すように、平面略Y字形、多角形、あるいは三角形等のボトムプレート5が着脱自在に装着され、このボトムプレート5には、搭載装置40に対する断面略V字形の複数の位置決め具6が配列して装着されており、容器本体2の天井中央部には図3に示すように、搬送ロボットに把持される平面略矩形のフランジ7が着脱自在に装着される。また、容器本体2の開口正面部8は、外方向に張り出すように段差を付けて屈曲形成され、この段差の平坦な段差面が蓋体20用のシール形成面として機能する。
容器本体2の開口正面部8の内周縁上下には図1に示すように、施錠機構23用の左右一対の係止穴9が所定の間隔をおいて凹み形成され、容器本体2の左右両側部の外面中央部には図2ないし図4に示すように、作業者に握持されるマニュアルハンドル10がそれぞれ着脱自在に装着される。
蓋体20は、図2に示すように、容器本体2の開口正面部8に着脱自在に嵌入される筐体21と、この筐体21の表面に配設され、各回転プレート24の回転に基づき筐体21の周壁から出没可能に突出させた複数の係止爪26を容器本体2の開口正面部8の係止穴9に係止させることにより筐体21を施錠閉鎖する複数の施錠機構23と、筐体21の表面に装着されて施錠機構23を覆うカバープレート29とを備えて構成される。
筐体21は、基本的には断面略皿形を呈した正面横長の長方形に形成され、中央部22が表面側(正面側)に略矩形に隆起することにより左右の両側部が相対的に凹み形成されるとともに、この凹んだ左右の両側部内には施錠機構23がそれぞれ設置されており、周壁の上下両側には、係止穴9に対向する矩形の貫通口がそれぞれ穿孔される。
筐体21の中央部22の裏面には、基板Wの前部周縁を水平に嵌合保持する弾性のフロントリテーナが着脱自在に装着され、筐体21の裏面の周縁部には、断面略U字形の嵌合保持溝がエンドレスの枠形に形成されており、この嵌合保持溝には、容器本体2のシール形成面に圧接する弾性変形可能なシールガスケットが嵌入される。このシールガスケットは、例えばシリコーンゴムやフッ素ゴム等を使用してエンドレスに成形される。
各施錠機構23は、図2に示すように、筐体21の表面に回転可能に軸支され、蓋体20の外部から蓋体開閉装置により回転操作される回転プレート24と、筐体21の表面に複数のガイドピンやガイドを介しスライド可能に支持され、回転プレート24の回転に伴い筐体21の上下内外方向にスライドする一対の連結プレート25と、各連結プレート25の先端部に連結軸支され、連結プレート25のスライドにより筐体21の周壁の貫通口から出没する一対の係止爪26とを備えて構成される。
各回転プレート24は、断面略凸字形に形成され、表面側に突出した円形の中心部には外部操作用の操作穴27が正面矩形に凹み形成される。この回転プレート24の外周部には、略180°の間隔をおいて一対の円弧溝28がそれぞれ穿孔される。各連結プレート25は、連結体として長方形の平板に形成され、その表面末端部の円柱形の連結ピンが回転プレート24の円弧溝28に嵌入して連結される。このような連結プレート25は、回転プレート24が一方向に回転すると、筐体21の上下外方向にスライドして周壁の貫通口から係止体である係止爪26を突出させ、回転プレート24が他方向に回転すると、筐体21の上下内方向にスライドして係止爪26を元の位置に復帰させる。
カバープレート29は、筐体21の表面に対応するよう形成され、中央部上方や側部には、筐体21やその中央部22に着脱自在に係合する可撓性の係合片が複数突出形成される。このカバープレート29には、各回転プレート24の操作穴27に対向して連通する正面矩形の操作口30が穿孔され、この操作口30を貫通した蓋体開閉装置の操作キーが回転プレート24の操作穴27に挿入されて回転することにより、各施錠機構23が外部から操作される。
搭載装置40は、図1に示すように、基板収納容器1を搭載する上下方向に揺動可能なテーブル41と、この基板収納容器1を搭載したテーブル41を斜め上方向に傾斜させ、基板収納容器1の開口正面部8を多関節ロボット50側の斜め上方向に向ける駆動機構47とを備えて構成される。
テーブル41は、図1に示すように、駆動機構47の駆動に基づき基板収納容器1を水平に搭載した状態で斜め上方向に傾斜する底板42と、この底板42の末端部に立設されて容器本体2の背面壁3に位置決め接触するストッパ壁43とを備え、架台41A上に連結具44を介して揺動可能に軸支される。
底板42は、同図に示すように、基板収納容器1の容器本体2よりも大きい平板に形成され、表面には容器本体2の複数の位置決め具6にそれぞれ干渉して位置決めする複数の位置決めピン45が配列して植設される。また、ストッパ壁43の上端部には、容器本体2のフランジ7に後方から嵌合接触して位置決めする位置決め片46が水平に装着される。
駆動機構47は、同図に示すように、架台41Aに縦に内蔵された単数複数のエアシリンダ48を備え、このエアシリンダ48の往復動可能なピストンロッド49が底板42の裏面先端部側に連結具を介し軸支される。このような駆動機構47は、エアの供給に基づいてエアシリンダ48のピストンロッド49を上昇させ、基板収納容器1を搭載したテーブル41を所定の角度で斜め上方向に傾斜させるとともに、基板収納容器1とその内部の基板Wとを同角度で傾斜させる。
所定の角度としては、基板Wの撓み量が1mm以下、好ましくは0.5mm以下になる角度が良い。この点について説明すると、例えば基板Wが口径300mmの半導体ウェーハで厚さが775μmの場合には、肉厚であるから、半導体ウェーハの傾きが0°の水平状態のときでも撓み量が0.5mm以下となる。
これに対し、口径300mmの半導体ウェーハで厚さがバックグラインド等により200μm以下の場合には、薄肉であるから、薄片化された半導体ウェーハの傾きが0°の水平状態のときでも撓み量が3mm以上となる。この場合、半導体ウェーハの撓み量を1mm以下とするには、約55°傾斜させることが好ましく、半導体ウェーハの撓み量を0.5mm以下とするには、約63°傾斜させると良い。
多関節ロボット50は、図1に示すように、基板収納容器1の開口正面部8側に隣接して位置する第一の胴体51と、この第一の胴体51内に回転可能、かつ上下動可能に支持される第二の胴体52と、この第二の胴体52上に軸支される回転可能なアーム53とを備え、このアーム53の先端部には、傾斜した基板Wをロード、アンロードするハンド54が回転可能に装着される。このハンド54としては、減圧吸着タイプ、エッジ固定タイプ、ベルヌーイタイプ等が適宜選択して採用される。
上記において、搭載装置40に搭載された基板収納容器1に基板Wを多関節ロボット50により給排する場合には、先ず、搭載装置40のテーブル41に基板Wを整列収納した基板収納容器1を位置決め搭載してその蓋体20を取り外し、駆動機構47のエアシリンダ48を駆動させてそのピストンロッド49を上昇させる。
すると、テーブル41の底板42が上昇して基板収納容器1の容器本体2とその基板Wとを斜め上方向に傾斜させ、容器本体2の開口正面部8が斜め上方向に指向する。この際、基板Wの姿勢が水平状態から斜め上方向に傾斜した状態に変更されるので、基板Wの撓み量が減少する。こうして容器本体2の開口正面部8が斜め上方向に指向し、多関節ロボット50のハンド54に斜めに対向すると、多関節ロボット50が作動し、傾斜した収納状態の基板Wが多関節ロボット50に給排されることとなる。
上記構成によれば、基板収納容器1を水平に位置決め搭載するのではなく、所定の角度で斜め上方向に傾斜させ、収納された基板Wをも傾斜させてその撓み量を減少させるので、例え基板Wの薄型化や大口径化が進み、重量が増大して撓みやすくなっても、容器本体2に収納された基板Wが撓んで直下の基板Wに近接するおそれを抑制排除することができる。したがって、基板W間の隙間が狭小化して多関節ロボット50のハンド54の進入を規制し、基板Wのロード、アンロードに支障を来たすという問題を有効に解消することができる。
また、容器本体2内で基板Wが撓んで直下の基板Wに接触し、基板Wに多関節ロボット50のハンド54が接触して破損させるおそれを排除することも可能となる。また、基板Wの収納枚数を減少させる必要もないので、生産性の維持向上が大いに期待できる。また、底板42の表面に複数の位置決めピン45を配設するので、簡易な構成で容器本体2を簡単に位置決めすることが可能となる。
また、ストッパ壁43の上端部に、容器本体2のフランジ7に嵌合接触して位置決めする位置決め片46を装着するので、傾斜した基板収納容器1が下降して位置ずれすることがない。さらに、駆動機構47としてエアシリンダ48を使用するので、出力調整の容易化、過負荷になった場合の安全性確保、高速動作の確保、機構の簡略化、自由な遠隔操作、作業環境の清潔化を図ることができ、しかも、温度や湿度の影響を減少させることもできる。
次に、図6は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、基板収納容器1Aを、口径450mmの半導体ウェーハからなる基板Wを水平に整列収納する容器本体2Aと、この容器本体2Aの開口正面部を含む全体を上方から開閉する着脱自在のカバー体20Aとから構成するようにしている。
容器本体2Aは、テーブル41に位置決めして搭載され、基板Wよりも一回り大きいベース板11を備え、このベース板11の平坦な表面には、基板Wの後部や左右両側部の周縁に近接する複数の支柱12が立設されており、この複数の支柱12の上端部には円形又はリング形の押さえ板13が装着される。複数の支柱12には、基板Wの周縁部を水平に支持するティースがそれぞれ突出形成され、この複数のティースが所定の間隔をおいて上下方向に並設される。
カバー体20Aは、透明あるいは半透明の成形材料を使用して底部の開口した形に成形され、天井の中央部には、搬送ロボットに把持されるフランジ7が装着されており、基板Wの給排時に容器本体2の嵌合したベース板11から取り外されて容器本体2の開口正面部側から基板Wがロード、アンロードされるのを許容する。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、口径300mmタイプの半導体ウェーハの他、口径450mmタイプの半導体ウェーハの給排に使用してその給排作業に支障を来たすのを防ぐことができるのは明らかである。
なお、上記実施形態ではテーブル41の底板42とストッパ壁43とを単に示したが、これら底板42とストッパ壁43とは、一体形成しても良いし、別体でも良い。また、ストッパ壁43の上端部以外の部分に位置決め片46を装着しても良い。さらに、底板42の両側部にストッパ壁43をそれぞれ立設して容器本体2を両側方から位置決めしても良い。
本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の実施形態を模式的に示す全体説明図である。 本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の実施形態における基板収納容器を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の実施形態における基板収納容器から蓋体を取り外した状態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の実施形態における基板収納容器を模式的に示す背面図である。 本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の実施形態における基板収納容器を模式的に示す底面図である。 本発明に係る基板の取り扱い装置及び基板の取り扱い方法の第2の実施形態における基板収納容器を模式的に示す断面説明図である。
符号の説明
1 基板収納容器
1A 基板収納容器
2 容器本体
2A 容器本体
3 背面壁
5 ボトムプレート(底部)
6 位置決め具
7 フランジ
8 開口正面部(開口部)
11 ベース板
12 支柱
20 蓋体(被覆体)
20A カバー体(被覆体)
21 筐体
23 施錠機構
29 カバープレート
40 搭載装置
41 テーブル
42 底板
43 ストッパ壁(壁)
45 位置決めピン
46 位置決め片(位置決め体)
47 駆動機構
48 エアシリンダ
50 多関節ロボット(給排装置)
54 ハンド
W 基板

Claims (2)

  1. 正面が開口した容器本体に自重で撓む口径300mm以上の半導体ウェーハを収納する基板収納容器を搭載可能な搭載装置と、この搭載装置に搭載された基板収納容器に半導体ウェーハを給排する多関節ロボットとを備えた基板の取り扱い装置であって、
    搭載装置は、基板収納容器の容器本体を搭載する水平軸回りに揺動可能なテーブルと、容器本体を搭載したテーブルを上方向に傾斜させ、容器本体の開口した開口正面部を多関節ロボット側の上方向に向けるとともに、容器本体内の半導体ウェーハを55°以上傾斜させる駆動機構とを含み、
    テーブルを、駆動機構の駆動に基づき容器本体を搭載した状態で上方向に傾斜する底板と、この底板に立て設けられて容器本体の背面壁に接触する壁とから形成し、底板に、容器本体底部の複数の位置決め具にそれぞれ干渉して位置決めする複数の位置決めピンを設け、壁には、容器本体天井のフランジに接触して位置決めする位置決め体を設けたことを特徴とする基板の取り扱い装置。
  2. 請求項1記載の基板の取り扱い装置を用い、基板収納容器に対し半導体ウェーハを給排することを特徴とする基板の取り扱い方法。
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