JPH11204612A - ウエハ搬送装置およびウエハ搬送方法 - Google Patents

ウエハ搬送装置およびウエハ搬送方法

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JPH11204612A
JPH11204612A JP320498A JP320498A JPH11204612A JP H11204612 A JPH11204612 A JP H11204612A JP 320498 A JP320498 A JP 320498A JP 320498 A JP320498 A JP 320498A JP H11204612 A JPH11204612 A JP H11204612A
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wafer
cassette
signal
wafers
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Application number
JP320498A
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English (en)
Inventor
Takashige Utatsu
貴繁 歌津
Masao Sogawa
政雄 十川
Yasushi Sho
靖史 庄
Takaaki Inai
敬彰 井内
Keita Shoji
啓太 庄司
Hiroyuki Akai
博之 赤井
Tsuneyuki Nishimura
恒幸 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動によってウエハカセットからウエハが突
出し、落下によりウエハの割れが発生するのを防止す
る。 【解決手段】 昇降可能なカセットステージ上に載置さ
れ複数のウエハ17が搬入、搬出される複数の溝を有す
るウエハカセット16と、ウエハカセット16から突出
したウエハの位置ずれを検出して信号を出す検出手段2
1と、検出手段21からの信号で待機位置から駆動され
突出したウエハ17の端面を押圧してウエハカセット1
6の正規の位置に戻すウエハ位置補正手段26を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエハ割れを発
生することなく、ウエハカセットに搬入、搬出を可能に
したウエハ搬送装置およびその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開平4−75362号公報
に示された従来のウエハ搬送装置を示す正面図である。
図において、1はウエハ収容室、2は側方に形成されウ
エハを搬入・搬出する開口、3はウエハ収容室1に立設
された昇降装置を有する支持台、4は支持台3上に配置
されたカセットステージ、5は両側に複数の溝が形成さ
れ各溝で後述のウエハ6の両端を支持するウエハカセッ
トで、各溝が開口2と直角になるようにカセットステー
ジ4上に配置されている。
【0003】6は両端が各溝に挿入されウエハカセット
5内に収容されたウエハ、7はウエハカセット5の搬
入、搬出側の上部に配置された発光素子、8は駆動によ
り発光素子より出される信号、9は信号8を受光可能に
配置された受光素子、10はウエハ収容室1と間隔をあ
けて対向して配置されたプロセス実行室、11は側方に
形成され開口2と対向しウエハ6を搬入・搬出する開
口、12はウエハ収容室1とプロセス実行室10とを連
結した載置台、13は載置台12上に配置され駆動装置
を有する台、14は台13上に各開口2、8に向って移
動可能に配置された可動台、15は可動台14と連結さ
れウエハ6を保持する保持腕である。
【0004】次に動作について説明する。図10におい
て、例えば、ウエハカセット5に収容されたウエハ6を
最上段から順にプロセス実行室10に搬送する場合、ウ
エハ6間に保持腕15を挿入可能な位置までカセットス
テージ4を降下させる。次に、保持腕15を開口2を介
してウエハカセット5内に移動させ、保持腕15の先端
部をウエハ6間に挿入し、保持腕15でウエハ6を支持
できるようにカセットステージ4を下降させ、保持腕1
5でウエハ6を保持させる。次に、保持腕15をプロセ
ス実行室10側に移動させ、プロセス実行室10にウエ
ハ6を搬送する。
【0005】ここで、半導体製造装置においては、搬送
動作中やプロセス実行中に振動が発生し、この振動がウ
エハカセット5に伝わると、ウエハカセット5内のウエ
ハ6が振動により移動し、溝に沿って図10中に示すよ
うに、ウエハカセット5から突出する位置ずれが発生す
ることがあるので、発光素子7を駆動して信号8を出
し、この信号8を受光素子9が受けるときは、各ウエハ
6は正常な位置にあり、突出したウエハ6によって信号
8が遮断され、受光素子9が信号なしになると、ウエハ
カセット5内のウエハ位置異常と判定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のウエハ搬送装置
は以上のように構成されているので、半導体製造装置や
プロセス実行時の振動がウエハカセット5に伝わり、そ
の振動によってウエハ6がウエハカセット5から前方に
飛び出し、図10中に示すようにウエハ6の突出が検出
されると、警報を発して装置を停止させたのち、人手に
よって突出したウエハ6の位置修正を行うなど手間がか
かるという問題点があった。また、ウエハ6がウエハカ
セット5から突出せずに、内部で平行状態がくずれるよ
うな位置ずれが発生していると、発光素子7と受光素子
9では検出することができないので、保持腕15の動作
が継続され、ウエハ割れを起こす可能性があるという問
題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ウエハの位置ずれによるウエハ
の割れ発生を防止することが可能なウエハ搬送装置およ
びその方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるウエハ搬送装置は、昇降可能なカセットステージ上
に載置され複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を
有するウエハカセットと、ウエハカセットから突出した
ウエハの位置ずれを検出して信号を出す検出手段と、検
出手段からの信号で待機位置から駆動され突出したウエ
ハの端面を押圧してウエハカセットの正規の位置に戻す
ウエハ位置補正手段を備えたものである。
【0009】また、この発明の請求項2に係わるウエハ
搬送装置は、請求項1において、ウエハ位置補正手段は
そのまま動作位置で保持される。
【0010】また、この発明の請求項3に係わるウエハ
搬送装置は、請求項1または請求項2において、ウエハ
位置補正手段はウエハと接触する面にウエハと同一の間
隔で複数のV字溝が形成されたものである。
【0011】また、この発明の請求項4に係わるウエハ
搬送装置は、昇降可能なカセットステージ上に載置され
複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を有するウエ
ハカセットと、ウエハカセットから突出したウエハの位
置ずれを検出して信号を出す検出手段と、検出手段から
の信号でカセットステージをウエハカセットの搬入、搬
出側を上方に所定の角度傾斜させる傾斜駆動手段を備え
たものである。
【0012】また、この発明の請求項5に係わるウエハ
搬送装置は、昇降可能なカセットステージ上に載置され
複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を有するウエ
ハカセットと、先端に支点を中心にして上下に傾動する
ように形成され上面にウエハを保持するウエハ保持部材
を有し、溝内にウエハをウエハ保持部材を介して搬入、
搬出する搬送手段と、ウエハ保持部材の傾動を検出して
信号を送出する傾動検出手段と、傾動検出手段の信号に
より搬送手段を停止させる停止手段を備えたものであ
る。
【0013】また、この発明の請求項6に係わるウエハ
搬送装置は、請求項5において、ウエハ保持部材は複数
のおもりでほぼ水平状態を維持するように形成されたも
のである。
【0014】また、この発明の請求項7に係わるウエハ
搬送装置は、請求項5において、ウエハ保持部材はばね
でほぼ水平状態を維持するように形成されたものであ
る。
【0015】また、この発明の請求項8に係わるウエハ
搬送装置は、請求項6または7において、ウエハ保持部
材の傾動を緩衝するようにダンパを備えたものである。
【0016】また、この発明の請求項9に係わるウエハ
搬送方法は、複数のウエハをウエハカセット内に搬入す
る工程と、ウエハがウエハカセットから突出しているの
を検出する工程と、突出したウエハをウエハカセットの
正規の位置に押し戻す工程とを含有するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態を図について説明する。図1はこの発明の実
施の形態1によるウエハ搬送装置の構成を示す斜視図、
図2は動作を示す図である。各図において、16は両側
に複数の溝が形成されたウエハカセット、17はウエハ
カセット16に収容され溝で支持された複数のウエハ、
18は駆動によって信号19を出す発光素子、20は発
光素子18の信号19を受け、信号19がなくなると所
定の信号を出すようにされた受光素子である。そして、
上記18〜20で検出手段21が形成される。
【0018】22は検出手段21からの信号で所定の角
度回動されるモータ、23はモータ22の回転軸と連結
された軸、24は間隔をあけてそれぞれ一端が軸23と
連結され所定の長さを有する一対の腕金、25は両端が
各腕金24の他端と連結されウエハ17の端部を押圧可
能な板状の補正板である。そして、上記21〜24でウ
エハ位置補正手段25が形成され、ウエハカセット16
の近傍にウエハ17の搬入、搬出を阻害しない位置に配
置されている。
【0019】次に動作について説明する。図1におい
て、複数のウエハ17が正規の位置に収容されたウエハ
カセット16を、図示しないカセットステージに配置し
た状態で、検出手段21、ウエハ位置補正手段26をそ
れぞれ稼働可能な状態にされると、発光素子18から受
光素子20に向けて信号19を出し、受光素子20はこ
の信号19を受けることにより、各ウエハ17がウエハ
カセット16内に正常に収容されていることが検出され
ている。
【0020】ここで、半導体製造装置の搬送動作及びプ
ロセス実行時の振動等により、図1に示すように、ウエ
ハカセット16の搬入、搬出側に突出するウエハ17の
位置ずれが発生すると、発光素子18が出す信号19は
ウエハ17によって遮断され、受光素子20は受ける信
号がなくなり、所定の信号が出される。
【0021】この受光素子20の受信信号なしで出され
る信号によって、モータ22が図1に矢印で示すように
反時計方向に駆動され、回動される補正板25によっ
て、突出したウエハ17を図2に示すようにウエハカセ
ット16内に押し込み、正常な位置に戻される。なお、
ウエハ位置補正手段26によって突出したウエハ17の
位置補正が終了すると、ウエハ位置補正手段26は図1
に示す待機位置に補正板25を復帰させる。
【0022】以上のように実施の形態1によれば、ウエ
ハカセット16内のウエハ17に位置ずれが発生する
と、検出手段21がウエハ17の位置ずれを検出して信
号を出し、この信号でウエハ位置補正手段26を駆動し
てウエハずれを補正するので、ウエハ17の落下を防止
し、ひいてはウエハの割れを防止することが可能とな
る。
【0023】実施の形態2.実施の形態1においては、
ウエハ位置補正手段26は、ウエハ17をウエハカセッ
ト16内に押し込み動作後に、待機位置に復帰させるよ
うにしたが、ウエハ17をウエハカセット16に押し込
み後も動作位置を保持させるようにすると、実施の形態
1と同様の効果を得ることは勿論、待機中に振動が加わ
っても、ウエハ17がウエハカセット16から突出する
のを防止することが可能となる。
【0024】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3によるウエハ搬送装置のウエハ位置補正手段におけ
る補正板の構成の一部を示す斜視図である。この実施の
形態3におけるウエハ位置補正手段は、実施の形態1を
示す図1のものとは、補正板27のみが異なる。図3に
おいて、27は突出したウエハ17を押圧する補正板、
28はウエハ17を押圧する面に形成された複数のV字
溝で、その間隔はウエハカセット16内のウエハ17の
間隔と同一に形成されている。
【0025】以上のように実施の形態3によれば、ウエ
ハ17の突出を検出した検出手段21から送出される信
号で、モータ22が駆動され、補正板27がウエハ17
を押圧するとき、V字溝28がウエハ17の端面の角部
がV字溝28で位置決めされるようにしたので、ウエハ
17のこすれを防止し、ウエハのこすれくずが発生する
のを防止することが可能となる。
【0026】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4によるウエハ搬送装置の構成を示す正面図、図5は
動作を示す図である。各図において、31は両側に複数
の溝が形成されたウエハカセット、32は両端が溝に挿
入されウエハカセット31に収容された複数のウエハ、
33はウエハカセット31が載置されるカセットステー
ジで、図示しない駆動装置によって図において右側を支
点として傾動可能に形成されている。
【0027】34はウエハカセット31の上搬入、搬出
側に配置され駆動によって信号35を出す発光素子、3
6はカセットステージ33の端部に配置され発光素子3
4の信号を受け、信号35がなくなると所定の信号を出
す受光素子である。そして、上記34〜36で検出手段
37が形成される。38はウエハ32間に挿脱可能に形
成されウエハ32を保持する保持部材である。
【0028】次に動作について説明する。図4に示すよ
うに、複数のウエハ32が正規の位置に収容されたウエ
ハカセット31を、カセットステージ33上に配置した
状態で、検出手段37を図示しない駆動装置でそれぞれ
稼働可能な状態にすると、発光素子34から受光素子3
6に向けて信号35を出し、受光素子36がこの信号を
受けることにより、各ウエハ32がウエハカセット31
内に正常に収容されていることが検出されている。
【0029】ここで、半導体製造装置の搬送動作及びプ
ロセス実行時の振動等により、図4に示すように、ウエ
ハカセット31の搬入、搬出側に突出するウエハ32の
位置ずれが発生すると、発光素子34が出す信号35は
ウエハ32によって遮断され、受光素子36は受ける信
号がなくなる。
【0030】この受光素子35の受ける信号なしによっ
て所定の信号が出され、図示しない駆動装置が駆動さ
れ、図5に示すように、カセットステージ33はウエハ
32が搬入、搬出される側が上方に、ウエハカセット3
1中の突出したウエハ32が自重により正規の位置に戻
り得る角度に傾動される。ウエハ32がウエハカセット
31の正規の位置に戻されると、受光素子36は発光素
子34の信号35を受けるので、この信号35受信によ
りカセットステージ33は水平な正常の位置に戻され
る。
【0031】以上のように実施の形態4によれば、ウエ
ハカセット31内のウエハ32が突出する位置ずれが発
生すると、検出手段37がウエハ32の位置ずれを検出
し、カセットステージ33を傾斜させてウエハ32の位
置ずれを補正するので、ウエハ32の落下を防止するこ
とができ、ひいてはウエハ32の割れ発生を防止するこ
とが可能となる。
【0032】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5によるウエハ搬送装置における搬送手段の構成を示
す正面図、図7は上面図である。各図において、39は
図示しない駆動装置で駆動される保持腕、40は端部上
方に形成された軸受部、41は端部下方に形成された突
起、42は軸受部40の両側の所定の位置に形成された
当接部、43は一端が軸受部40と枢着可能に形成され
た第1の錘部、44は一端が第1の錘部43の一端と接
続され他端が下方に延在し、突起41と当接部42間に
配置された第2の錘部、45は一端が第2の錘部44の
一端と接続され他端が板状に形成された保持部である。
そして、上記43〜45でウエハ保持部材46が形成さ
れ、上記39と46で搬送手段47が形成される。
【0033】48はウエハ保持部材46を軸受40に傾
動可能に支持する軸、49は第1の錘部43に配置され
た複数の第1の錘、50は第2の錘部44の下方に配置
された複数の第2の錘、51は第2の錘部44と当接部
42との間に配置された第1のマイクロスイッチ、52
は第2の錘部44と突起41との間に配置された第2の
マイクロスイッチである。そして、上記51と52でウ
エハ保持部材46の傾動を検出する傾動検出手段53が
形成される。なお、この傾動検出手段53が送出する信
号によって、図示しない停止手段を動作させ搬送手段4
7を停止させるようにしている。54はウエハ保持部4
6上に保持されたウエハである。
【0034】次に動作について説明する。図7に示すよ
うに、保持手段47の先端部に傾動可能に枢着されたウ
エハ支持部材46は、軸48を支点として第1の錘部4
3、第1の錘48と保持部45は水平に平衡状態を保
ち、軸48から下方に延在した第2の錘部44と第2の
錘49によって、保持部45でウエハ53を保持した状
態でもほぼ水平状態を維持するように調整されている。
したがって、図示しないウエハカセット内に、正常に支
持されたウエハの搬送を支障なく行うことが可能であ
る。
【0035】ここで、ウエハカセット内のウエハに、配
置間隔の平行が崩れるような位置ずれが発生した状態
で、搬送手段47を駆動しウエハの搬送動作が行われる
とき、例えば、保持部45の上面がウエハ54と接触
し、保持部45の先端がウエハ54によって固渋し、ウ
エハ保持部材46が時計方向に傾動すると、第2の錘部
44の傾動で第1のマイクロスイッチ51が動作し、傾
動検出信号が出され、この信号の送出によって図示しな
い停止手段が動作して搬送手段47を停止させる。ま
た、保持部45の下面がウエハと接触した場合は、ウエ
ハ保持部材46が反時計方向に傾動し、第2のマイクロ
スイッチ52が動作して、搬送手段47が停止される。
【0036】以上のように実施の形態5によれば、先端
に支点としての軸48を中心として上下に傾動しウエハ
54を保持するウエハ保持部材46を有し、ウエハカセ
ット内にウエハ54をウエハ保持部材46を介して搬
入、搬出する搬送手段47と、搬送手段47の傾動を検
出して信号を送出する傾動検出手段53を備えた構成と
したので、ウエハカセット内に各ウエハの平行が崩れる
ような位置ずれが発生しても、傾動検出手段53から出
される信号によって搬送手段47が停止されるので、ウ
エハの割れ発生を防止するとともに、搬送手段47側の
損傷を防止することも可能となる。
【0037】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6によるウエハ搬送装置における搬送手段の構成を示
す正面図である。図において、実施の形態5と同様な部
分は同一符号を付して説明を省略する。55は両端が保
持腕39の先端部と第2の錘部44とにそれぞれ連結さ
れたばねである。そして、このばね55は、図示のよう
にウエハ保持部材46が平衡状態にあるときは、圧縮、
引張力は加わらず、傾動が発生したときには傾動角度に
応じて圧縮力または引張力が加わるように形成されてい
る。
【0038】以上のように実施の形態6によれば、ウエ
ハ保持部材46の平衡をばね55によって維持するよう
にしたので、錘49、50などの部品数を削減すること
ができ、実施の形態5と同様の効果を得ることが可能と
なる。
【0039】実施の形態7.図9はこの発明の実施の形
態7によるウエハ搬送装置における搬送装置の構成を示
す正面図である。実施の形態5を示す図6及び図7、及
び実施の形態6を示す図8のものとは、ウエハ支持部材
46を平衡に保つ手段のみが異なるので、他の部分の説
明は省略する。図において、実施の形態5と同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。56は両端が保持
腕39の先端部と第2の錘部44とにそれぞれ連結され
たばね、57は両端が保持腕39の先端部と第2の錘部
44とにそれぞれ連結されたダンパである。そして、こ
のばね56は、図示のようにウエハ保持部材46が平衡
状態にあるときは、それぞれに圧縮、引っ張り力は加わ
らず、傾動が発生したときには傾動角度に応じて圧縮力
または引張力が加わるように形成され、ダンパ57は傾
動が発生したときの動きを緩衝する。
【0040】以上のように実施の形態7によれば、ウエ
ハ保持部材46の傾動を緩衝するダンパ57を備えた構
成としたので、実施の形態5及び6と同様の効果を得る
ことが可能となることは勿論のこと、誤動作を防止する
ことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、昇降可能なカセットステージ上に載置され複数のウ
エハが搬入、搬出される複数の溝を有するウエハカセッ
トと、ウエハカセットから突出したウエハの位置ずれを
検出して信号を出す検出手段と、検出手段からの信号で
待機位置から駆動され突出したウエハの端面を押圧して
ウエハカセットの正規の位置に戻すウエハ位置補正手段
を備えた構成としたので、ウエハの落下を防止し、ひい
てはウエハの割れを防止することが可能なウエハ搬送装
置を提供することができる。
【0042】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、ウエハ位置補正手段はそのまま動作位置
で保持される構成としたので、待機中に振動が加わって
もウエハの突出を防止することが可能なウエハ搬送装置
を提供することができる。
【0043】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、ウエハ位置補正手段はウ
エハと接触する面にウエハと同一の間隔で複数のV字溝
が形成された構成としたので、ウエハの位置補正動作時
に、ウエハのこすれを防止することが可能なウエハ搬送
装置を提供することができる。
【0044】また、この発明の請求項4によれば、昇降
可能なカセットステージ上に載置され複数のウエハが搬
入、搬出される複数の溝を有するウエハカセットと、ウ
エハカセットから突出したウエハの位置ずれを検出して
信号を出す検出手段と、検出手段からの信号でカセット
ステージをウエハカセットの搬入、搬出側を上方に所定
の角度傾斜させる傾斜駆動手段を備えた構成としたの
で、ウエハの落下を防止し、ひいてはウエハの割れを防
止することが可能なウエハ搬送装置を提供することがで
きる。
【0045】また、この発明の請求項5によれば、昇降
可能なカセットステージ上に載置され複数のウエハが搬
入、搬出される複数の溝を有するウエハカセットと、先
端に支点を中心にして上下に傾動するように形成され上
面にウエハを保持するウエハ保持部材を有し、溝内にウ
エハをウエハ保持部材を介して搬入、搬出する搬送手段
と、ウエハ保持部材の傾動を検出して信号を送出する傾
動検出手段と、傾動検出手段の信号により搬送手段を停
止させる停止手段を備えた構成としたので、ウエハの割
れ発生を防止するとともに、搬送手段側の損傷を防止す
ることも可能なウエハ搬送装置を提供することができ
る。
【0046】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、ウエハ保持部材は複数のおもりでほぼ水
平状態を維持するように形成された構成としたので、ウ
エハの割れ発生を防止するとともに、搬送手段側の損傷
を防止することも可能なウエハ搬送装置を提供すること
ができる。
【0047】また、この発明の請求項7によれば、請求
項5において、ウエハ保持部材はばねでほぼ水平状態を
維持するように形成された構成としたので、ウエハの割
れを防止するとともに、搬送手段の損傷を防止すること
も可能なウエハ搬送装置を提供することができる。
【0048】また、この発明の請求項8によれば、請求
項6または7において、ウエハ保持部材の傾動を緩衝す
るようにダンパを備えた構成としたので、ウエハの割れ
を防止するとともに、搬送手段の損傷を防止することも
可能なことは勿論のこと、誤動作を防止することが可能
なウエハ搬送装置を提供することができる。
【0049】また、この発明の請求項9によれば、複数
のウエハをウエハカセット内に搬入する工程と、ウエハ
がウエハカセットから突出しているのを検出する工程
と、突出したウエハをウエハカセットの正規の位置に押
し戻す工程とを含有したので、ウエハの落下を防止し、
ひいてはウエハの割れを防止することが可能なウエハ搬
送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるウエハ搬送装
置の構成を示す斜視図である。
【図2】 ウエハ搬送装置の動作、及びこの発明の実施
の形態2によるウエハ搬送装置を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるウエハ搬送装
置のウエハ位置補正要素における補正板の構成の一部を
示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態4によるウエハ搬送装
置の構成を示す正面図である。
【図5】 動作を示す正面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるウエハ搬送装
置における搬送手段の構成を示す正面図である。
【図7】 搬送手段の上面図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるウエハ搬送装
置における搬送手段の構成を示す正面図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるウエハ搬送装
置における搬送手段の構成を示す正面図である。
【図10】 従来のウエハ搬送装置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
16 ウエハカセット、17 ウエハ、21 検出手
段、26 ウエハ位置補正手段、27 補正板、28
V字溝、31 ウエハカセット、32 ウエハ、33
カセットステージ、37 検出手段、46 ウエハ保持
部材、47 搬送手段、49,50 錘、53 傾動検
出手段、55,56 ばね、57 ダンパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 十川 政雄 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 庄 靖史 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 井内 敬彰 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 庄司 啓太 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 赤井 博之 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 西村 恒幸 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降可能なカセットステージ上に載置さ
    れ複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を有するウ
    エハカセットと、上記ウエハカセットから突出した上記
    ウエハの位置ずれを検出して信号を出す検出手段と、上
    記検出手段からの信号で待機位置から駆動され上記突出
    したウエハの端面を押圧して上記ウエハカセットの正規
    の位置に戻すウエハ位置補正手段を備えたことを特徴と
    するウエハ搬送装置。
  2. 【請求項2】 ウエハ位置補正手段はそのまま動作位置
    で保持されることを特徴とする請求項1に記載のウエハ
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 ウエハ位置補正手段はウエハと接触する
    面に上記ウエハと同一の間隔で複数のV字溝が形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載のウエ
    ハ搬送装置。
  4. 【請求項4】 昇降可能なカセットステージ上に載置さ
    れ複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を有するウ
    エハカセットと、上記ウエハカセットから突出した上記
    ウエハの位置ずれを検出して信号を出す検出手段と、上
    記検出手段からの信号で上記カセットステージを上記ウ
    エハカセットの搬入、搬出側を上方に所定の角度傾斜さ
    せる傾斜駆動手段を備えたことを特徴とするウエハ搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 昇降可能なカセットステージ上に載置さ
    れ複数のウエハが搬入、搬出される複数の溝を有するウ
    エハカセットと、先端に支点を中心にして上下に傾動す
    るように形成され上面に上記ウエハを保持するウエハ保
    持部材を有し上記溝内に上記ウエハを上記ウエハ保持部
    材を介して搬入、搬出する搬送手段と、上記ウエハ保持
    部材の傾動を検出して信号を送出する傾動検出手段と、
    上記傾動検出手段の信号により上記搬送手段を停止させ
    る停止手段を備えたことを特徴とするウエハ搬送装置。
  6. 【請求項6】 ウエハ保持部材は複数のおもりでほぼ水
    平状態を維持するように形成されていることを特徴とす
    る請求項5記載のウエハ搬送装置。
  7. 【請求項7】 ウエハ保持部材はばねでほぼ水平状態を
    維持するように形成されていることを特徴とする請求項
    5記載のウエハ搬送装置。
  8. 【請求項8】 ウエハ保持部材の傾動を緩衝するように
    ダンパを備えていることを特徴とする請求項6または7
    記載のウエハ搬送装置。
  9. 【請求項9】 複数のウエハをウエハカセット内に搬入
    する工程と、上記ウエハが上記ウエハカセットから突出
    しているのを検出する工程と、上記突出したウエハを上
    記ウエハカセットの正規の位置に押し戻す工程とを含有
    することを特徴とするウエハ搬送方法。
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