JP2006074004A - ワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置 - Google Patents

ワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置 Download PDF

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圭吾 吉田
Takehiko Higaki
岳彦 檜垣
Takashi Nagao
隆志 長尾
Eiichi Yoshimura
栄一 吉村
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Abstract

【課題】 検査対象となるワークを検査用ワーク収納部内に完全に収めることによりワー
クの破損およびワーク搬送収納装置の停止を防止すると共に,ワークを完全に収めた状態
を迅速に確認することが可能なワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備
えた切削装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係るワーク搬送収納装置は,複数のワークを収納する第1のワー
ク収納部110と,第1のワーク収納部110の上部または下部に配設された第2のワー
ク収納部120と,第1のワーク収納部110および第2のワーク収納部120を同時に
昇降する昇降手段130と,第1のワーク収納部110または第2のワーク収納部120
に略水平にワークを搬送するワーク搬送手段140,150と,第2のワーク収納部12
0の搬入口から突出したワークを検知するワーク検知手段170とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,半導体ウェハを個々の半導体チップに分割するための切削装置に係り,特に,多数枚の半導体ウェハ(ワーク)を搬送および収納するためのワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置に関する。
例えば,半導体デバイス製造工程においては,略円板形状の板状物である半導体ウェハの表面に格子状に配列された多数の領域にIC(Integrated Circuit),LSI(Large Scale Integration)等の回路を形成し,回路が形成された各領域をストリートと呼ばれる切断予定ラインに沿ってダイシング装置によって,分割することにより個々の半導体チップを製造している。このような半導体ウェハの分割は,一般にダイシング装置としての切削装置によって行われる。この切削装置は,半導体ウェハを収納したカセットを載置するカセット載置台を備えたカセット載置機構と,カセット載置台上に載置されたカセットに収納されている半導体ウェハを搬出するとともにカセットに半導体ウェハを搬入する搬出入機構と,該搬出入機構によって搬出された半導体ウェハを保持するチャックテーブルと,チャックテーブルに保持された半導体ウェハを切削する切削機構とを具備している。
従来のダイシング装置に適用されるカセットは,多数枚の半導体ウェハを収納することができる大型のカセットである。このカセットは通常,同一型番の半導体ウェハが収納されて取り扱われるため,同一型番の半導体ウェハを多数枚連続処理する場合に有利である。
ところが,多数枚の半導体ウェハのうちの1枚を抜き取って切削状態を検査したい,という場合に,ダイシング装置では危険防止等の理由によって,連続運転中におけるカセットの交換や設置を装置側で制限しているため,ダイシング装置を一度停止しなければならず,非常に手間がかかり効率も悪い。
こうした事情から,上述した大型カセットとは別に,抜き取り検査用に半導体ウェハを収納する検査用ウェハ収納部を設置することが考えられた。この構成によって,大型のカセットから取り出されて切削機構により切削された半導体ウェハを,検査用ウェハ収納部に向けて搬送し,検査用ウェハ収納部から取り出せるようにしたので,ダイシング装置を停止させずに抜き取り検査を行うことができる。このような検査用ウェハ収納部は,例えば大型カセットの下部に設置され,昇降手段を上下させることによって,ウェハ搬送手段に対して大型カセットと検査用ウェハ収納部とを切り替え可能に構成されている(例えば,特許文献1および特許文献2を参照)。
特開平11−162888号公報 特許第2951628号公報
しかしながら,ウェハ搬送手段に対して検査用ウェハ収納部から大型カセットに切り替えるため,昇降手段を降下させたときに,検査用ウェハ収納部に半導体ウェハが完全に収納されていないと,ウェハ搬送経路と検査用ウェハ収納部との間に半導体ウェハが挟み込まれてしまい,破損してしまう。また,ワーク搬送収納装置自体も停止させてしまい,復旧を図らなければならない,という問題があつた。
一方,検査用ウェハ収納部は,大型カセットの下側に位置することが多いため,半導体ウェハが検査用ウェハ収納部から飛び出していても操作者が確認しにくい。また,ダイシング装置の生産性を考慮すると,大型カセットと検査用ウェハ収納部との切り替えは,検査のためにウェハ搬送手段に対して検査用ウェハ収納部に切り替えた後,検査対象となる半導体ウェハを検査用ウェハ収納部に収めたら,すぐに大型カセットに切り替えることが望ましい。
このような事情から,検査対象となる半導体ウェハを検査用ウェハ収納部内に完全に収めた状態にすると共に,この状態を迅速に確認することが求められていた。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的は,例えば,検査対象となるワークを検査用ワーク収納部のような第2のワーク収納部内に完全に収めることによりワークの破損およびワーク搬送収納装置の停止を防止すると共に,ワークを完全に収めた状態を迅速に確認することが可能な,新規かつ改良されたワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置を提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,複数のワークを収納する第1のワーク収納部と,第1のワーク収納部の下部に配設された第2のワーク収納部と,第1のワーク収納部および第2のワーク収納部を同時に昇降する昇降手段と,第1のワーク収納部または第2のワーク収納部に略水平にワークを搬送するワーク搬送手段と,第2のワーク収納部の搬入口から突出したワークを検知するワーク検知手段とを備えるワーク搬送収納装置が提供される。
ここで,本発明に係るワーク搬送収納装置は,検知手段により第2のワーク収納部の搬入口から突出したワークが検知された場合には,昇降手段を駆動させないように制御することができる。
すなわち,上記記載の発明では,第2のワーク収納部から第1のワーク収納部に切り替えるときに,第2のワーク収納部から突出したワークを検知することができるので,ワーク搬送経路と第2のワーク収納部との間にワークが挟み込まれてしまい,破損してしまったり,ワーク搬送収納装置自体も停止させてしまうという問題が解消される。
また,ワーク検知手段が,第2のワーク収納部の搬入口から所定距離以上突出したワークを検知可能である場合に,本発明に係るワーク搬送収納装置は,その所定距離未満だけ突出したワークを,昇降手段による第1のワーク収納部および第2のワーク収納部の下降動作時に,第2のワーク収納部に案内するガイド手段をさらに備えていてもよい。
この場合に,ガイド手段は,第2のワーク収納部の搬入口と対向して設けられ,第2のワーク収納部の搬入口側に向かって傾斜した傾斜面を有していてもよい。
このようなガイド手段を設けることにより,上記所定距離未満だけ突出したワークは,第1のワーク収納部および第2のワーク収納部の昇降動作時に,ガイド手段の傾斜面と接触することにより第2のワーク収納部内に押入されうる。すなわち,ワーク検知手段と第2のワーク収納部のワーク搬入口と間に,第2のワーク収納部の搬入口側に傾斜した傾斜面を設けて,第2のワーク収納部からワーク検知手段が検知することができない程度に突出したワークがあった場合に,昇降手段の昇降によって,ワークがガイド手段の傾斜面に接触しながら第2のワーク収納部内に押入されて収納されうる。したがって,ワーク検知手段によって検知されない範囲で突出したワークがあった場合であっても,ワーク搬送経路と第2のワーク収納部との間にワークが挟み込まれてしまい,破損してしまったり,ワーク搬送収納装置自体も停止させてしまうという事態を回避することができる。
さらに,第2のワーク収納部は,ワークを載置する載置部を備え,この載置部は,載置されたワークの外周部と係合する段差部を有していてもよい。
第2のワーク収納部にワークが完全に収納されたとしても,昇降手段における昇降時の振動によって,第2のワーク収納部に収納されたワークが飛び出してしまう場合がある。このような場合に,ワーク載置部にワークの外周部と係合する段差(段差部)を形成することにより,昇降手段における昇降時の振動によって,一度収納されたワークが第2のワーク収納部の搬入口から飛び出さないようにすることができる。
また,上記課題を解決するために,本発明の第2の観点によれば,上述したワーク搬送収納装置を備える切削装置が提供される。
本発明に係る切削装置によれば,ワーク検知手段によって,第2のワーク収納部の搬入口から突出したのワークを検知した場合には,第1のワーク収納部および第2のワーク収納部の昇降を停止させるので,ワーク搬送手段と第2のワーク収納部との間にワークが挟み込まれてしまい,破損してしまうことを事前に防止することができる。
また,上記課題を解決するために,本発明の第3の観点によれば,複数のワークを収納する第1のワーク収納部と,第1のワーク収納部の下部に配設された第2のワーク収納部と,第1のワーク収納部および第2のワーク収納部を同時に昇降する昇降手段と,第1のワーク収納部または第2のワーク収納部に略水平にワークを搬送するワーク搬送手段と,第2のワーク収納部の搬入口から突出したワークを検知するワーク検知手段とを備えたワーク搬送収納装置におけるワーク搬送収納方法であって,ワーク搬送手段により第2のワーク収納部にワークを搬入するステップと,搬入されたワークが第2のワーク収納部の搬入口から突出しているか否かをワーク検知手段により検知するステップと,搬入されたワークが第2のワーク収納部の搬入口から突出していることが検知された場合に,昇降手段を駆動させないように制御するステップとを含むワーク搬送収納方法が提供される。
本発明に係るワーク搬送収納方法によれば,ワーク検知手段により,第2のワーク収納部に搬入されたワークが第2のワーク収納部の搬入口から突出していることが検知された場合には,昇降手段を駆動させないように制御することにより,第2のワーク収納部から第1のワーク収納部への切り替えが行われないので,ワーク搬送手段と第2のワーク収納部との間にワークが挟みこまれてしまい,ワークが破損してしまうことを事前に防止することができる。
本発明によれば,例えば,検査対象となるワークを検査用ワーク収納部のような第2のワーク収納部内に完全に収めることによりワークの破損およびワーク搬送収納装置の停止を防止すると共に,ワークを完全に収めた状態を迅速に確認することが可能な,ワーク搬送収納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(ダイシング装置10の構成)
以下に,本発明の一実施形態に係るワーク(ウェハ)搬送収納装置を備える切削装置として構成されたダイシング装置について説明する。まず,図1を参照しながら,本実施形態に係るダイシング装置10について説明する。なお,図1は,本実施形態に係るダイシング装置の外観構成を示す斜視図である(外装ハウジングは省略してある)。
図1に示すように,ダイシング装置10は,後述する第1のワーク収納部である第1のウェハ収納部110と,第2のワーク収納部である第2のウェハ収納部120と,昇降手段130と,第1のワーク搬送手段である第1のウェハ搬送手段140と,第2のワーク搬送手段である第2のウェハ搬送手段150と,後述するワーク検知手段としての光学センサ170と,ウェハガイドレール180と,チャックテーブル190と,切削手段200と,洗浄手段210とを備えている。
後述するように,本実施形態においては,図2に示す第2のウェハ収納部120は,第1のウェハ収納部110の下部に設けられており,ウェハ載置部122と天板124と被係合部126とを備えている。ウェハ載置部122には,例えば,被加工物(ワーク)である半導体ウェハが載置される。被係合部126は,天板124の上面に配設されており,この被係合部126を介して,第1のウェハ収納部110と第2のウェハ収納部120とを係合することができる。
なお,第2のウェハ収納部120としては,例えば,半導体ウェハの切削状態を検査するための検査用ウェハを収納する検査用ウェハ収納部などが考えられる。
昇降手段130は,例えば,エレベータのようなもので,第1のウェハ収納部110および第2のウェハ収納部120を同時に昇降することができる。ここで,昇降手段130は,主として,ボールスクリュー131と,支持部材132とを備えている。詳しくは後述する。
第1のウェハ搬送手段140は,主に,第1のウェハ収納部110または第2のウェハ収納部120からウェハを搬出し,搬出したウェハの切削および洗浄の後,ウェハを再び第1のウェハ収納部110または第2のウェハ収納部120に搬入するためのものである。第1のウェハ搬送手段140には,ウェハ支持本体部141と,搬送補助部材142と,吸着部143と,垂直移動部材144と,水平移動部材145と,ロッド146と,ボールスクリュー147と,電動モータ148とが備えられている。
搬送補助部材142は,挟持押圧支持部材142aとウェハ挟持押圧部材142bとを有しており,主に,挟持押圧支持部材142aとウェハ挟持押圧部材142bとで半導体ウェハを挟み込むことにより,第1のウェハ収納部110または第2のウェハ収納部120から半導体ウェハを搬出し,第1のウェハ収納部110または第2のウェハ収納部120の搬入口付近からY軸の負方向に延びた一対のウェハガイドレール180に載置するための部材である。搬送補助部材142はまた,ウェハガイドレール180に載置された半導体ウェハを第1のウェハ収納部110または第2のウェハ収納部120に搬入する際に,挟持押圧支持部材142bが90度回転し、平坦な面が前面に来て半導体ウェハに接触しながら上記ウェハ収納部内に押入する押圧部材としての役割も果たす。また,吸着部143は,例えば,真空吸着などによりウェハを吸着して保持することができ,吸着されたウェハは,ウェハ支持本体部141により支持されうる。
また,外装ハウジング内の所定位置には,支持部材160の所定位置に設けられてY軸方向に延びた一対のガイドレール(図示せず)と,一対のガイドレールの間にガイドレールと略平行に配設されたボールスクリュー147と,ボールスクリュー147の一端部に設けられてボールスクリュー147を回転駆動する電動モータ148とが備えられている。一対のガイドレールには,水平移動部材145がY軸方向に滑動自在に装着されている。また,水平移動部材145の一端部(ガイドレールに装着されていない端部)には,Z軸方向に貫通する2つの貫通孔(図示せず)が形成されており,2本の円柱状のロッド146が貫通している。ロッド146の下端部には垂直移動部材144が配設されており,垂直移動部材144の下面は,ウェハ支持本体部141の略中心部に接合されている。
第2のウェハ搬送手段150は,主に,切削後のウェハをチャックテーブル190から洗浄手段210まで搬送するためのものである。第2のウェハ搬送手段150には,ウェハ支持本体部151と,吸着部153と,垂直移動部材154と,水平移動部材155とロッド156とが備えられている。切削後のウェハをチャックテーブル190から洗浄手段210へ搬送する際には、第1のウェハ搬送手段140との衝突を避けるために、ウェハ支持本体部151を第1のウェハ搬送手段140よりも高い位置に上昇させてから、切削後のウェハを支持したウェハ支持本体部151をY軸方向に移動させる。なお,第2のウェハ搬送手段150を構成する部材の構成については,第1のウェハ搬送手段140の場合と同様なので,詳しい説明は省略する。
ウェハガイドレール180は,略平行に配置された2つの支持部材で構成されており,これら2つの支持部材は,Y軸方向に延びている。また,2つの支持部材は,互いに対向し,断面が略L字形状に形成されていて、その間隔が左右に広がるように移動可能に構成されており,ウェハをY軸方向にガイドすると共に挟持して位置合わせができ,また、下側にあるチャックテーブル190にウェハを載置する際に、第1のウェハ搬送手段140を構成するウェハ支持本体部141の下降の妨げにならないように左右に広がる。さらに,ウェハガイドレール180の下側には,後述するガイド手段220が配設されており,ガイド手段220は,第1のウェハ収納部および第2のウェハ収納部側の側面に,第1のウェハ収納部および第2のウェハ収納部側に傾斜した傾斜面220aを有している。
チャックテーブル190は,例えば,その上面に真空チャック機構を具備しており,ウェハを真空吸着して保持することができる。また,チャックテーブル190は,例えば,ウェハを保持した状態で,電動モータ(図示せず)によって水平方向に回転することもできる。
このチャックテーブル190の下方には,チャックテーブル移動手段が設けられている。このチャックテーブル移動手段は,例えば,チャックテーブル190を略水平に支持するチャックテーブル支持部材192と,基台199上にX軸方向に延長するように配設され,チャックテーブル支持部材192のX軸方向の移動を案内する一対のガイドレール194と,X軸方向に延長するように配設され,チャックテーブル支持部材192の下部と係合し,電動モータ198によって回転駆動されるボールスクリュー196とからなる。かかるチャックテーブル移動手段は,ボールスクリュー196を回転させてチャックテーブル支持部材192をガイドレール194にそってX軸方向に移動させることにより,チャックテーブル190および半導体ウェハをX軸方向に移動させることができる。
一方,切削手段200は,例えば,チャックテーブル190より上方に位置するように配設されている。この切削手段200は,例えば,略リング形状を有する極薄の切削ブレード202と,Y軸方向に延長するよう配設された回転軸であって,先端部に切削ブレード202が装着されたスピンドル204等とから構成されている。切削手段200は,吊持部206によって吊持され,この吊持部206を,支持部材209にも受けられたガイドレール208に沿ってY軸方向に移動させることによって,切削手段200がチャックテーブル190上をY軸方向に移動可能としている。
洗浄手段210は,チャックテーブル190で切削加工された半導体ウェハを洗浄するためのものである。
次に,図2および図3を参照しながら,第1のウェハ収納部110,第2のウェハ収納部120および昇降手段130のより詳細な構成について説明する。なお,図2は,本実施形態に係る第1のウェハ収納部,第2のウェハ収納部および昇降手段の外観構成を示す斜視図であり,図3は,同実施形態に係る第2のウェハ収納部の内部構成を示す斜視図である。
図2に示したように,第1のウェハ収納部110は,ウェハカセット112と,カセット載置台114とからなり,カセット載置台114の下面には,凹部である係合部116が配設されている。係合部116に,第2のウェハ収納部に設けられた突起状の被係合部126嵌め込まれることにより,係合部116と被係合部126とが係合され,これにより,第1のウェハ収納部は第2のウェハ収納部上に固定される。
また,ウェハカセット112の左右両内側面には,半導体ウェハを載置するためのウェハ載置用溝112aが1または複数形成されている。図2においては,ウェハ載置用溝112aが6つ形成された場合を示しているが,ウェハ載置用溝112aの数は6つに限られない。このように,本実施形態に係るウェハカセット112は,複数のウェハを収納する機能を有する。
昇降手段130は,上述したボールスクリュー131と,支持部材132とに加えて,ボールスクリュー131を回転駆動させるための駆動モータ133と,駆動モータ133と駆動プーリ135とをつなぐ駆動ベルト134とからなる。
また,図3に示したように,第2のウェハ収納部120のウェハ載置部122は,載置された半導体ウェハの外周部と係合する段差部122aを有している。段差部122aは,略台形状に形成されている。
ここで,図4を参照しながら,段差部122aの機能について説明する。なお,図4は,本実施形態に係るウェハ載置部122の構成および機能を示す説明図である。また,図4においては,Y軸負方向が半導体ウェハWの搬入口側となっている。
図4の(a)に示したように,従来のウェハ載置部122’は,本実施形態とは異なり,段差部を有していなかった。したがって,ウェハ載置部122’に載置された半導体ウェハWは,完全に第2のウェハ収納部に収まっていたとしても,第2のウェハ収納部を昇降させるときの昇降手段の駆動による振動で,図4の(b)に示したように,半導体ウェハWが飛び出してしまうことがあった。
そこで,本実施形態においては,このような半導体ウェハWの飛び出しを防止するために,図4の(c)に示したように,ウェハ載置部122に半導体ウェハWの外周部と係合する段差部122aを形成した。そして,図4の(d)に示したように,この段差部122aに半導体ウェハWが置かれることにより,昇降手段130の駆動により振動しても,段差部122aにより一定の位置に保持されるので,半導体ウェハWが第2のウェハ収納部120から飛び出すことを防止することができる。
(ダイシング装置10の通常の動作)
次に,図5Aおよび図5Bを参照しながら,ダイシング装置10の通常の動作について説明する。なお,図5Aは,本実施形態におけるダイシング装置の動作を示した説明図であり,半導体ウェハを第1のウェハ収納部から搬出後,切削するまでの動作を示したものであり,図5Bは,本実施形態におけるダイシング装置の動作を示した説明図であり,半導体ウェハを洗浄後,第1のウェハ収納部に搬入するまでの動作を示したものである。
図5Aの左側の図に示したように,まず,上述した搬送補助部材142により,第1のウェハ収納部110に収納された半導体ウェハW((1))を搬出する。次いで,ウェハガイドレール180に載置された半導体ウェハW((2))を,第1のウェハ搬送手段の140の吸着部143により引き上げ((3)),ウェハガイドレール180が左右に移動してウェハの径より大きい間隔に広がった後に,チャックテーブル190上に載置する((4))。
次に,図5Aの右側の図に示したように,半導体ウェハWをチャックテーブル190に載置した後((4)),半導体ウェハWを,上述したチャックテーブル移動手段により切削位置に移動させる((5))。次いで,切削位置に移動させた半導体ウェハWを,切削手段200により賽の目状に切削する((6))。さらに,切削した半導体ウェハWを,チャックテーブル移動手段により元の位置((4)の位置)に戻す((7))。
次に,図5Bの左側の図に示したように,切削後の半導体ウェハW((7))を,第2のウェハ搬送手段150の吸着部153により引き上げ((8)),洗浄手段210上に水平方向(Y軸負方向)に移動させる((9))。次いで,半導体ウェハWを,吸着部153により洗浄手段210内に搬入する((10))。この際,第1のウェハ搬送手段140にぶつからないように、ウェハ支持本体部151を上昇させる。
さらに,図5Bの右側の図に示したように,洗浄後の半導体ウェハW((10))を,吸着部143により引き上げ((11)),さらに水平方向(Y軸正方向)に移動させる((12))。この際,第2のウェハ搬送手段140にぶつからないように,ウェハ支持本体部151が上昇する。次いで,吸着部143は,半導体ウェハWを、左右に広がった状態から互いが接近して元の状態に戻ったウェハガイドレール180に載置し((13)),搬送補助部材142により,第1のウェハ収納部110に半導体ウェハWを搬入する((14))。
(ダイシング装置10におけるウェハ搬送収納方法)
以上,ダイシング装置10の通常の動作について説明したが,次に,図6〜図8Dを参照しながら,本実施形態に係るウェハ搬送収納方法について詳細に説明する。なお,図6は,本実施形態に係るウェハ搬送収納方法の処理の概略を示すフローチャートであり,図7は,第1のウェハ収納部110,第2のウェハ収納部120,昇降手段130,光学センサ170およびウェハガイドレール180の構成を示す断面図であり,半導体ウェハWが第2のウェハ収納手段120から光学センサ170で検知できる程度飛び出した状態を示すものである。また,図8Aは,第1のウェハ収納部110,第2のウェハ収納部120,昇降手段130,光学センサ170およびウェハガイドレール180の構成を示す断面図であり,半導体ウェハWが第2のウェハ収納手段120から光学センサ170で検知できない程度だけ飛び出した状態を示すものである。
まず,図6を参照しながら,本実施形態に係るウェハ搬送収納方法の概略について説明する。図6に示したように,本実施形態に係るウェハ搬送収納方法は,第1のウェハ搬送手段140により半導体ウェハWを第2のウェハ収納部120に搬入するステップ(S102)と,第2のウェハ収納部120の搬入口から半導体ウェハWが所定距離Ls以上突出しているか否かを光学センサ170により検知するステップ(S104)と,光学センサ170により半導体ウェハWが第2のウェハ収納部120の搬入口から所定距離Ls以上突出していることが検知された場合に,昇降手段130を駆動させないように制御するステップ(S106)とからなる。
すなわち,本実施形態に係るダイシング装置10においては,上述したように,カセット載置台114上に載置されたウェハカセット112に収納されている被加工物(ワーク)である半導体ウェハWを搬出するとともにウェハカセット112に半導体ウェハWを搬入する。カセット載置台114の下部には,例えば,検査用ウェハ収納部のような第2のウェハ収納部120が設けられており,ウェハカセット112から取り出されて切削手段200により切削された任意の半導体ウェハWを,第2のウェハ収納部120に収納できるように構成されている。また,ダイシング装置10は,これらウェハカセット112(第1のウェハ収納部110)と第2のウェハ収納部120とを同時に昇降させる昇降手段130を備え,この昇降手段130によって,第1のウェハ収納部110と第2のウェハ収納部120との間での搬出入対象の切り替えを行う。
通常の状態では,第1のウェハ収納部110から半導体ウェハWを搬出し,切削加工が行われた後に,再び半導体ウェハWが第1のウェハ収納部110に搬入される。このとき,例えば,切削状態を確かめるために抜き取り検査を行うときには,昇降手段130を上昇させて,第1のウェハ収納部110があった位置に検査用ウェハ収納部としての第2のウェハ収納部120が位置するように移動させる。この移動によって,第1のウェハ搬送手段140は,対象となる半導体ウェハを第2のウェハ収納部120に搬入することができる。ダイシング装置10を停止させないためには,半導体ウェハを第2のウェハ収納部120に収納した後に,すぐに昇降手段130を下降させて,第1のウェハ収納部110を元の位置に戻す(第2のウェハ収納部120と第1のウェハ収納部110とを切り替え
る)ことが望ましい。
このときに,第2のウェハ収納部120に半導体ウェハが完全に収納されていないと,ウェハ搬送経路と第2のウェハ収納部120との間に半導体ウェハが挟み込まれてしまい,破損してしまう。場合によっては,復旧を図るためにワーク搬送収納装置自体も停止させなければならない。
このような状態にしないために,本実施形態では,図7に示したように,第2のウェハ収納部120のウェハ搬入口付近の下部に光学センサ170を設けて,第2のウェハ収納部120から突出した半導体ウェハを検知することができるようにした。光学センサ170は,ガイド手段220の傾斜面220aの内面(Y軸正方向側の面)側に配設された保持部材172により固定されている。また,ガイド手段220の光学センサ170の上部には,開口部220bが形成されている。
光学センサ170は,例えば,発光素子と受光素子と有した反射型のLED(Light Emitting Diode)センサであり,半導体ウェハWが第2のウェハ収納部120の搬入口から突出していると,半導体ウェハWの表面に反射した光を読み取ることによって,検知できるようになっている。なお,光学センサ170の発光素子から出た光は,開口部220bを通って半導体ウェハWに到達する。
第1のウェハ収納部110と第2のウェハ収納部120とを切り替える際に,光学センサ170が,第2のウェハ収納部120の搬入口から突出した半導体ウェハWを検知した場合には,そのまま昇降手段130を駆動させると半導体ウェハWが破損してしまうので,昇降手段130を駆動させないように制御することができる。その結果,昇降手段130は,第1のウェハ収納部110および第2のウェハ収納部120を下降させないようにすることができる。
ここで,光学センサ170は,第2のウェハ収納部120の搬入口にできるだけ近い位置に配置されることが望ましいが,昇降手段130により第2のウェハ収納部120が移動するため,ある程度の間隔が必要となる。このため,図7に示したように,光学センサ170は,第2のウェハ収納部120の搬入口から所定距離Ls以上突出した半導体ウェハWを検知することができる。
一方,光学センサ170と第2のウェハ収納部120の搬入口との間では,半導体ウェハが飛び出していても検知できない範囲が存在する。すなわち,光学センサ170は,例えば,図8Aに示したような半導体ウェハWのように,所定距離Ls未満だけ突出した半導体ウェハを検知することはできない。このように,所定距離Ls未満だけ突出した半導体ウェハWについては,光学センサ170と第2のウェハ収納部120の搬入口との間の下部に,第2のウェハ収納部120の搬入口側に向けて下りるような傾斜を持った傾斜面220aを設置し,半導体ウェハWが第2のウェハ収納部120の搬入口から突出していて
も,昇降手段130によって第2のウェハ収納部120を降下させたときに,半導体ウェ
ハWの外周部がこの傾斜面220aに接触して,第2のウェハ収納部120に押し込ま
れるため,半導体ウェハWが挟み込まれてしまうことはない。
言い換えると,ガイド手段220は,所定距離Ls未満だけ突出した半導体ウェハW
を,昇降手段130による第1のウェハ収納部110および第2のウェハ収納部120の
昇降動作時に,第2のワーク収納部120に案内することができる。
また,ガイド手段220は,第2のウェハ収納部120の搬入口と対向して設けられ,
第2のワーク収納部120の搬入口側に向かって傾斜した傾斜面220aを有している。
ガイド手段220がこのような構成を有することにより,所定距離Ls未満だけ突出した
ウェハWは,第1のウェハ収納部110および第2のウェハ収納部120の昇降動作時
に,ガイド手段220の傾斜面220aと接触することにより,第2のウェハ収納部12
0内に押入されうる。
以下に,図8B〜図8Dを参照しながら,半導体ウェハWがどのようにして第2のウ
ェハ収納部120に押入されるかについて説明する。なお,図8Bは,図8Aの状態から
第2のウェハ収納部120が降下して,半導体ウェハWが傾斜面220aの最上部に位
置している状態を示す断面図であり,図8Cは,図8Bの状態から第2のウェハ収納部1
20がさらに降下して,半導体ウェハWが傾斜面220aの中間部に位置している状態
を示す断面図であり,図8Dは,図8Cの状態から第2のウェハ収納部120がさらに降
下して,半導体ウェハWが傾斜面220aの最下部に位置している状態を示す断面図で
ある。
図8Bに示したように,第2のウェハ収納部120が,昇降手段130により図8Aに
示した位置よりも降下して傾斜面220aの最上部に位置すると,半導体ウェハは傾斜面
220aに接触することにより,第2のウェハ収納部120内に所定の長さだけ押入され
る。このとき,半導体ウェハWの突出部分は,第2のワーク収納部120の搬入口と傾
斜面220aの最上部との距離Lと同じ長さだけ突出している。
次に,図8Cに示したように,第2のウェハ収納部120が,昇降手段130によりさ
らに降下して傾斜面220aの中間部に位置すると,半導体ウェハは傾斜面220aに接
触しながら,第2のウェハ収納部120内にさらに押入される。このとき,半導体ウェハ
の突出部分は,第2のワーク収納部120の搬入口と傾斜面220aの中間部との距
離L(L<L)と同じ長さだけ突出している。
さらに,図8Dに示したように,第2のウェハ収納部120が,昇降手段130により
さらに降下して傾斜面220aの最下部に位置すると,半導体ウェハは傾斜面220aに
接触しながら,第2のウェハ収納部120内に図8Cの状態よりもさらに押入される。こ
のとき,半導体ウェハWの突出部分は,第2のワーク収納部120の搬入口と傾斜面2
20aの最下部との距離L(L<L)と同じ長さだけ突出している。
このように,第2のウェハ収納部120から所定距離Ls未満だけ突出した半導体ウェ
ハWは,傾斜面220aと接触しながら,徐々に第2のウェハ収納部120内に押入さ
れていくため,半導体ウェハが光学センサ170により検知できない範囲で突出している
場合であっても,ウェハ搬送経路と第2のウェハ収納部120との間に半導体ウェハが挟
み込まれて破損してしまうという事態を防止することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は
係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載さ
れた範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それ
らについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上述した実施形態においては,第1のウェハ収納部110が第2のウェハ収納
部120の上部に配置される場合について説明したが,第1のウェハ収納部110が第2
のウェハ収納部120の下部に配置されていてもよい。
本発明は,半導体ウェハを個々の半導体チップに分割するための切削装置に利用可能で
あり,特に,多数枚の半導体ウェハ(ワーク)を搬送および収納するためのワーク搬送収
納装置,およびそのワーク搬送収納装置を備えた切削装置に利用可能である。
本発明の一実施形態に係るダイシング装置の外観構成を示す斜視図である。 同実施形態に係る第1のウェハ収納部,第2のウェハ収納部および昇降手段の外観構成を示す斜視図である。 同実施形態に係る第2のウェハ収納部の内部構成を示す斜視図である。 従来および同実施形態に係る第2のウェハ収納部に設けられたウェハ載置部の構成および機能を示す説明図である。 同実施形態におけるダイシング装置の動作を示した説明図であり,半導体ウェハを第1のウェハ収納部から搬出後,切削するまでの動作を示したものである。 同実施形態におけるダイシング装置の動作を示した説明図であり,半導体ウェハを洗浄後,第1のウェハ収納部に搬入するまでの動作を示したものである。 本実施形態に係るウェハ搬送収納方法の処理の概略を示すフローチャートである。 同実施形態における第1のウェハ収納部,第2のウェハ収納部,昇降手段,光学センサおよびウェハガイドレールの構成を示す断面図であり,半導体ウェハが第2のウェハ収納手段から光学センサで検知できる程度飛び出した状態を示すものである。 同実施形態における第1のウェハ収納部,第2のウェハ収納部,昇降手段,光学センサおよびウェハガイドレールの構成を示す断面図であり,半導体ウェハが第2のウェハ収納手段から光学センサで検知できない程度だけ飛び出した状態を示すものである。 図7Aの状態から第2のウェハ収納部が降下して,半導体ウェハが傾斜面の最上部に位置している状態を示す断面図である。 図7Bの状態から第2のウェハ収納部がさらに降下して,半導体ウェハが傾斜面の中間部に位置している状態を示す断面図である。 図7Bの状態から第2のウェハ収納部がさらに降下して,半導体ウェハが傾斜面の最下部に位置している状態を示す断面図である。
符号の説明
10 ダイシング装置
110 第1のウェハ収納部
112 ウェハカセット
112a ウェハ載置用溝
114 カセット載置台
120 第2のウェハ収納部
122 ウェハ載置部
122a 段差部
130 昇降手段
140 第1のウェハ搬送手段
150 第2のウェハ搬送手段
170 光学センサ
180 ウェハガイドレール
190 チャックテーブル
200 切削手段
210 洗浄手段
220 ガイド手段
220a 傾斜面
W 半導体ウェハ(ワーク)

Claims (7)

  1. 複数のワークを収納する第1のワーク収納部と;
    前記第1のワーク収納部の下部に配設された第2のワーク収納部と;
    前記第1のワーク収納部および前記第2のワーク収納部を同時に昇降する昇降手段と;
    前記第1のワーク収納部または前記第2のワーク収納部に略水平にワークを搬送するワーク搬送手段と;
    前記第2のワーク収納部の搬入口から突出したワークを検知するワーク検知手段と;
    を備えることを特徴とする,ワーク搬送収納装置。
  2. 前記ワーク検知手段は,前記第2のワーク収納部の搬入口から所定距離以上突出したワークを検知可能であり,
    前記所定距離未満だけ突出したワークを,前記昇降手段による前記第1のワーク収納部および前記第2のワーク収納部の下降動作時に,前記第2のワーク収納部に案内するガイド手段をさらに備えることを特徴とする,請求項1に記載のワーク搬送収納装置。
  3. 前記ガイド手段は,前記第2のワーク収納部の搬入口と対向して設けられ,前記第2のワーク収納部の搬入口側に向かって傾斜した傾斜面を有することを特徴とする,請求項2に記載のワーク搬送収納装置。
  4. 前記所定距離未満だけ突出したワークは,前記第1のワーク収納部および前記第2のワーク収納部の下降動作時に,前記ガイド手段の前記傾斜面と接触することにより前記第2のワーク収納部内に押入されることを特徴とする,請求項3に記載のワーク搬送収納装置。
  5. 前記第2のワーク収納部は,ワークを載置する載置部を備え,
    前記載置部は,前記載置されたワークの外周部と係合する段差部を有することを特徴とする,請求項1に記載のワーク搬送収納装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワーク搬送収納装置を備えることを特徴とする,切削装置。
  7. 複数のワークを収納する第1のワーク収納部と,前記第1のワーク収納部の下部に配設された第2のワーク収納部と,前記第1のワーク収納部および前記第2のワーク収納部を同時に昇降する昇降手段と,前記第1のワーク収納部または前記第2のワーク収納部に略水平にワークを搬送するワーク搬送手段と,前記第2のワーク収納部の搬入口から突出したワークを検知するワーク検知手段とを備えたワーク搬送収納装置におけるワーク搬送収納方法であって:
    ワーク搬送手段により前記第2のワーク収納部にワークを搬入するステップと;
    前記搬入されたワークが前記第2のワーク収納部の搬入口から突出しているか否かを前記ワーク検知手段により検知するステップと;
    前記搬入されたワークが前記第2のワーク収納部の搬入口から突出していることが検知された場合に,前記昇降手段を駆動させないように制御するステップと;
    を含むことを特徴とする,ワーク搬送収納方法。
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