JP2011159823A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部をなるべく少なくして構成が簡素化されるとともに装置内での効率的なワークの搬送および処理を実現する。
【解決手段】ワークユニット7をカセット9から搬入出領域11Aに引き出したり搬入出領域11Aからカセット9に収容したりする引き出し部140を、ワークユニット7を第1の保持部130で保持してチャックテーブル20に移す第1の搬送機構100の第1のアーム部120に一体に設け、また、洗浄領域11Cの釜部31の開口311を覆うカバー部240を、ワークユニット7を第2の保持部230で保持して洗浄手段30に対し受け渡す第2の搬送機構200の第2のアーム部220に一体に設けて、可動部および部品点数を少なくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば半導体ウェーハ等の薄板状のワークを切削加工して多数のチップに分割するといった類の切削装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、半導体からなるウェーハの表面にICやLSI等の多数の電子回路を形成し、次いでウェーハの裏面を研削して所定の厚さに加工してから、電子回路が形成された領域を分割予定ラインに沿って切断するダイシングを行って、1枚のウェーハから多数の半導体チップをデバイスとして得ている。このようなウェーハ等の薄板状のワークをダイシングする切削装置としては、ワークを負圧で吸着、保持して加工面を露出させるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたワークの加工面を切削加工する切削ブレードを備えた切削手段とを備えた構成のものが知られている(特許文献1参照)。そして、この種の切削装置では、切削ブレードを支持するスピンドルを同軸的に、かつ、切削ブレードが装着された先端どうしを対向配置させて装置のコンパクト化を図ったものが提案されている(特許文献2)。
特開平8−25209号公報 特開2002−359211号公報
上記特許文献2の切削装置は、複数のワークを収容するカセットが載置されるカセット載置領域、カセットから取り出されたワークを保持するチャックテーブルが位置付けられてワークが搬入出される搬入出領域、切削加工後のワークを洗浄する洗浄手段が配設された洗浄領域、およびチャックテーブルが移動してきてワークを切削手段により切削する加工領域といった各領域が近接して区画されており、ワークは工程にしたがって各領域間を搬送される。しかしてこのような装置においては、ワークを各領域間にわたって搬送する搬送系の可動部が多く構成が複雑化し、このためトラブルの要因が増加したりコストが上昇したりするといった不都合な面があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、可動部をなるべく少なくして構成が簡素化されるとともに装置内での効率的なワークの搬送および処理が実現され、もってトラブルやコストの低減を図ることができる切削装置を提供することにある。
本発明の切削装置は、ワークを保持する保持手段に対してワークが搬入出される搬入出領域と、該搬入出領域の一方側に位置し、複数のワークを収容するカセットが載置されるカセット載置領域と、前記搬入出領域の他方側に位置し、ワークを保持する洗浄テーブルおよび該洗浄テーブルに洗浄水を供給する洗浄ノズルを収容する釜部を有する洗浄手段とが配設された洗浄領域と、前記カセット載置領域と前記搬入出領域とが並ぶ方向を左右方向とし、かつ、該左右方向に直交する方向を前後方向とした場合の、該搬入出領域に対する該前後方向の後方側に位置し、該左右方向に延びる回転軸および該回転軸の先端に装着された切削ブレードを有し、該切削ブレードが互いに対向する状態に配置された2つの切削手段で前記保持手段に保持されたワークを切削加工する加工領域とを備えた切削装置であって、ワークを前記カセットから前記搬入出領域に引き出す引き出し部と、該搬入出領域に引き出されたワークを上側から保持する第1の保持部と、該引き出し部および該第1の保持部を一体的に前記左右方向に移動させる第1の左右移動機構と、該第1の左右移動機構に該第1の保持部を上下方向に移動可能に連結する第1の連結部とを有する第1の搬送機構と、切削加工されたワークを上側から保持する第2の保持部と、前記釜部の開口を覆うカバー部と、該第2の保持部および該カバー部を一体的に前記左右方向に移動させる第2の左右移動機構と、該第2の左右移動機構に該カバー部を上下方向に移動可能に連結する第2の連結部とを有する第2の搬送機構とを備え、該第2の連結部は、前記カバー部が前記釜部の前記開口を覆う位置に位置付けられた状態で、前記第1の搬送機構の前記第1の保持部が該カバー部の上側に位置付けられた際に該第1の保持部に接触しない位置に配設されていることを特徴としている。
本発明によれば、カセットからワークを引き出す引き出し部を第1の搬送機構が有しているため、カセットからワークを引き出すための専用の可動部を省くことができる。また、洗浄手段の釜部の開口を覆うカバー部を第2の搬送機構が有しているため、釜部の開口を開閉する可動カバーを別途具備させる必要がない。これらの結果、可動部が従来より少なくなって構成が簡素になるとともに、ワークを効率的に搬送することができる。
また、第2の搬送機構の第2の連結部は、第2の搬送機構のカバー部が洗浄手段の釜部の開口を覆う位置に位置付けられた状態で、第1の搬送機構がカバー部の上側に位置付けられた際に第1の搬送機構に接触しない位置に配設される。このため、カバー部で釜部の開口を覆って洗浄手段によりワークを洗浄している際に、第1の搬送機構が第2の搬送機構に干渉することなく第1の搬送機構により別のワークを搬入出領域の保持手段に対して搬入出することができ、結果としてワークの処理の効率化が図られる。
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えば、シリコンやガリウムヒ素(GaAs)等からなる半導体ウェーハ、チップ実装用としてウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、半導体製品のパッケージ、セラミック、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、液晶表示装置を制御駆動するLCDドライバ等の各種電子部品、さらには、ミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料等が挙げられる。
本発明によれば、可動部がなるべく少なくなって構成が簡素化されるとともに装置内での効率的なワークの搬送および処理が実現し、もってトラブルやコストの低減を図ることができるといった効果を奏する。
環状のフレームに粘着テープを介してウェーハ(ワーク)を支持してなるワークユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る切削装置の全体斜視図である。 一実施形態の切削装置であって切削部を覆うキャビネットを除外した状態の斜視図である。 一実施形態の切削装置の概略平面図である。 一実施形態の切削装置が具備する洗浄手段を示す斜視図である。 図2の一部拡大図であってワークユニットの搬送系を示している。 一実施形態の切削装置の搬入出領域に設けられたワークユニット搬送開始位置を位置決めするガイドフレームを示す断面図である。 洗浄手段の釜部の開口を覆うカバー部を示す断面図である。 一実施形態の切削装置の正面図であって、洗浄工程を行っている際に第1の搬送機構によってカセットからワークユニットを引き出す様子を(a),(b)の順に示している。
以下、本発明一実施形態に係る切削装置を説明する。
(1)ウェーハ
はじめに、図1に示す一実施形態でのワークである円板状の半導体ウェーハ(以下、ウェーハ)1を説明する。ウェーハ1は、厚さが例えば100〜700μm程度のシリコンウェーハ等であり、表面には格子状の分割予定ライン2によって多数の矩形状のデバイス3が形成されている。これらデバイス3には、図示せぬICやLSI等の電子回路が形成されている。ウェーハ1の周面の所定箇所には、半導体の結晶方位を示すオリエンテーション・フラットと呼ばれる直線状の切欠き4が形成されている。ウェーハ1は、図2に示す切削装置10によって全ての分割予定ライン2が切削加工されて各デバイス(半導体チップ)3にダイシングされる。
ウェーハ1は、図1に示すように、環状のフレーム5の円形状の開口部5aに粘着テープ6を介して同心状に配され、かつ一体に支持されたワークユニット7とされて、切削装置10に供給される。粘着テープ6は片面が粘着面とされたもので、その粘着面にフレーム5とウェーハ1の裏面が貼り付けられる。フレーム5は、金属等の板材からなる剛性を有するものであり、フレーム5を支持することにより、ウェーハ1はワークユニット7ごと搬送される。
ワークユニット7は、図2に示すカセット9内に収容される。カセット9内には複数のスロットが上下方向に設けられており、複数のワークユニット7が各スロットに1枚ずつ上下方向に間隔を空けて水平な状態で収容されるようになっている。カセット9の一側面はワークユニット7の出し入れ口として開口しており(図2ではY2方向に開口している)、ワークユニット7はその開口からカセット9内のスロットに対して出し入れされる。ワークユニット7は、粘着テープ6を下にし、ウェーハ1の表面側を上にした水平状態でカセット9内に収容される。
(2)切削装置
(2−1)切削装置の構成
続いて、切削装置10の構成を説明する。
図2は、基台11とキャビネット12とを備えた切削装置10を示しており、図3はキャビネット12を外した状態の切削装置19を示している。また、図4は切削装置10の平面を概略的に示している。
これら図では、該装置10の左右方向をY軸方向、左右方向に直交(厳密に直交している必要は無い)する前後方向をX軸方向として示している。基台11の後部(X2側)はキャビネット12で覆われており、キャビネット12の手前側(X1側)の露出している基台11の上面中央は、切削加工する上記ウェーハ1が搬入されたり切削加工が施されたウェーハ1が搬出されたりする搬入出領域11Aとされている。そして、基台11上の搬入出領域11Aを挟んだ一方側(Y1側)がカセット載置領域11Bとされ、他方側(Y2側)が洗浄領域11Cとされている。
キャビネット12内には、図3に示すように、切削部40が収容されている。切削部40は、Y軸方向に並んで立設された一対の脚部451と、これら脚部451の上端部間に水平に架け渡された梁部452とからなる門型コラム45を有している。門型コラム45の脚部451間の領域は搬入出領域11Aの後方に位置しており、この領域が加工領域11Dとされている。
基台11上には、ワークユニット7のウェーハ1が保持されるチャックテーブル20が、搬入出領域11Aから加工領域11Dにわたって往復移動可能に設けられている。チャックテーブル20は空気吸引による負圧作用によってワーク(ここではウェーハ1)を吸着して保持する一般周知の真空チャック式のもので、矩形状のテーブルベース21上に、鉛直方向であるZ軸方向を回転軸として回転自在に支持されている。チャックテーブル20は、テーブルベース21の下方に配設された図示せぬ回転駆動機構によって回転駆動される。テーブルベース21は、基台11に組み込まれた図示せぬ移動機構によってX軸方向に往復移動するようになされており、チャックテーブル20はテーブルベース21とともにX軸方向に往復移動する。
チャックテーブル20の水平な上面には、ウェーハ1を吸着、保持する円形状の保持面22が形成されている。この保持面22の直径は、ウェーハ1の直径とほぼ同じとされている。上記のようにフレーム5に支持されたウェーハ1は、全体が保持面22に粘着テープ6を介して同心状に載置され、保持される。チャックテーブル20の周囲には、フレーム5を着脱自在に保持する複数のクランプ23が配設されている。これらクランプ23は、テーブルベース21に取り付けられている。また、テーブルベース21のX軸方向の両端部には、搬入出領域11Aから加工領域11Dにわたるテーブルベース21の移動領域を覆って切削屑等の基台11内への落下を防ぐ伸縮自在な蛇腹状のカバー24が取り付けられている。
カセット載置領域11Bには、複数のワークユニット7が収容されたカセット9が着脱可能に載置されるカセット台13が設置されている。カセット9は、ワークユニット7の出し入れ口を搬入出領域11Aの方向(Y2方向)に向けてカセット台13に載置される。カセット台13は昇降機構14(図9参照)によって上下方向に駆動されるエレベータ式であり、昇降することによってカセット9内の1枚のワークユニット7が一定高さの引き出し位置に位置付けられるようになっている。
洗浄領域11Cには、切削加工後のウェーハ1を洗浄するスピンナ式の洗浄手段30が配設されている。洗浄手段30は、図5に示すように、基台11の内部に形成された円筒状の釜部31の内部に、洗浄テーブル32と2本の水平なノズル33,34が収容された構成である。釜部31は基台11の上方に開口しており、この円形状の開口311は、後述するカバー部240で開閉されるようになっている。
洗浄テーブル32は、上記チャックテーブル20と同様の真空チャック式のもので、水平な上面には、ウェーハ1とほぼ同径でウェーハ1を吸着、保持する円形状の保持面321が形成されている。洗浄テーブル32は回転可能に支持されており、回転駆動機構322によって回転駆動される。洗浄テーブル32における保持面321の周囲の外周縁部には、ワークユニット7のフレーム5を着脱自在に保持する複数のクランプ323が等間隔をおいて配設されている。これらクランプ323は、洗浄テーブル32が回転して遠心力が発生するとフレーム5を上方から押さえ付けるように作動する。
また、洗浄テーブル32は、図示せぬエアシリンダ等の昇降機構によって、釜部31の開口311の高さ付近のワークユニット受け渡し位置と、釜部31内の下部の洗浄位置との間を昇降させられる。
2本のノズル33,34は、上下に並列した一体の状態とされており、洗浄テーブル32と釜部31の内面との間に配されたノズル基部35に水平旋回可能に支持されている。ノズル33,34は、一方が洗浄ノズル33、他方がエアノズル34であり、下向きに屈曲した先端部の開口から、それぞれ洗浄水およびエアが噴出する。なお、使用される洗浄水としては、純水、あるいは静電気防止のためにCOが混入された純水が好ましく用いられる。一方、エアノズル34からは乾燥した圧縮エアが噴出される。
洗浄ノズル33およびエアノズル34は、通常は洗浄テーブル32よりも外周側であって洗浄テーブル32の昇降を妨げない退避位置に位置付けられている。そして洗浄テーブル32が洗浄位置に位置付けられてウェーハ1を洗浄する際に、退避位置から内側に旋回し、洗浄テーブル32の上方において洗浄水およびエアを下方に噴出しながら水平旋回する。各ノズル33,34は、水平旋回することにより、少なくとも先端が洗浄テーブル32の中心から外周縁までの間の半径に対応する領域を移動可能とされている。これにより、洗浄テーブル32が回転することにより自転するウェーハ1の表面全面に洗浄水およびエアが噴出される。
次に、図3により上記切削部40を説明する。切削部40の主体となる上記門型コラム45の梁部452の前面(X1側の面)には、左右一対のスライダ、すなわち第1のY軸スライダ411と第2のY軸スライダ421とが、上下一対のY軸ガイド453に沿ってY軸方向に摺動自在に取り付けられている。第1のY軸スライダ411は、第1のY軸送りモータ412によって作動する第1のY軸ボールねじ送り機構413によりY軸ガイド453に沿って往復移動させられる。また、第2のY軸スライダ421は、図示せぬ第2のY軸送りモータによって作動する第2のY軸ボールねじ送り機構423によりY軸ガイド453に沿って往復移動させられる。
第1のY軸スライダ411の前面には、第1のZ軸スライダ414が左右一対のZ軸ガイド415に沿ってZ軸方向に摺動自在に取り付けられている。また、第2のY軸スライダ421の前面には、第2のZ軸スライダ424が左右一対のZ軸ガイド425に沿ってZ軸方向に摺動自在に取り付けられている。第1のZ軸スライダ414は、第1のZ軸送りモータ416によって作動する第1のZ軸ボールねじ送り機構417により、Z軸ガイド415に沿って昇降させられる。また、第2のZ軸スライダ424は、第2のZ軸送りモータ426によって作動する第2のZ軸ボールねじ送り機構427により、Z軸ガイド425に沿って昇降させられる。
第1のZ軸スライダ414の下端部には第1の切削手段41が固定されており、第2のZ軸スライダ424の下端部には第2の切削手段42が固定されている。各切削手段41,42は同一構成であって、図4に示すように、直方体状のスピンドルハウジング43内にサーボモータ等によって高速回転する回転軸431が収容され、スピンドルハウジング43の先端開口から突出する回転軸431の先端に、円板状の切削ブレード44が同心状に取り付けられたものである。
切削手段41,42の各スピンドルハウジング43は、内部の回転軸431がY軸方向と平行、かつ互いに同軸的で、図4に示すように切削ブレード44が取り付けられた先端どうしが向かい合う状態に、第1のZ軸スライダ414および第2のZ軸スライダ424の下端部にそれぞれ固定されている。切削手段41,42は、それぞれY軸スライダ411,421と一体にY1方向やY2方向に移動させられ、Y軸方向に互いに接近したり離間したりする。スピンドルハウジング43の先端には、回転する切削ブレード44によって跳ね上げられる切削液の周囲への飛散を押さえるブレードカバー441が取り付けられている。
次に、ワークユニット7を搬送する搬送系について説明する。図2に示すように、キャビネット12の前面には、第1の搬送機構100と第2の搬送機構200が設けられている。
図6に示すように、第1の搬送機構100は、キャビネット12の前面に設けられた第1の左右移動機構110と、第1の左右移動機構110によって左右方向に移動させられる第1のアーム部120と、第1のアーム部120に設けられた第1の保持部130および引き出し部140を有している。
第1の左右移動機構110は、左右方向に延びる上下一対のY軸ガイド111と、これらY軸ガイド111間に配設されたY軸ボールねじ送り機構112とから構成される。Y軸ボールねじ送り機構112は、Y軸方向に延びるボールねじ113をY軸送りモータ114によって正逆回転させるものである。
第1のアーム部120は、ベース部121の下端に、エアシリンダ等の昇降機構122を介して昇降部123が昇降可能に取り付けられたもので、ベース部121が、上下のY軸ガイド111に摺動自在に取り付けられるとともに、貫通するボールねじ113に螺合されている。第1のアーム部120は、Y軸送りモータ114が回転してボールねじ送り機構112が作動すると、ボールねじ113の回転方向に応じY軸ガイド111に沿って左右方向に移動する。
第1のアーム部120の昇降部123は、昇降機構122に連結された上下方向に延びる縦部124の下端から水平部125が手前側(X1側)に延びるL字状のもので、水平部125の下面に、上記第1の保持部130が配設されている。第1の保持部130は、水平部125の下面に固定されたH状のブラケット131の4つの端部に保持パッド132が取り付けられてなるものである。保持パッド132は、下面の吸着面に、空気吸引による負圧作用でワークユニット7のフレーム5を吸着、保持し、また、空気を噴出する正圧作用でフレーム5を下方に離脱させるよう機能するもので、複数の保持パッド132はフレーム5の上面に吸着可能な位置に配設されている。
また、水平部125のY1側には、上記引き出し部140が配設されている。引き出し部140は、水平部125に固定されてY1方向に延びるプレート141の先端に、ワークユニット7のフレーム5の外周縁部を把持するクランプ142が設けられてなるもので、クランプ142がフレーム5を把持して第1のアーム部120がY2方向に移動することにより、カセット9から1枚のワークユニット7が搬入出領域11Aに引き出されるようになっている。
なお、搬入出領域11Aの上方には、引き出し部140によってカセット9から引き出されたワークユニット7が載置される一対のY軸方向に延びるガイドフレーム300が配設されている。ガイドフレーム300は平行な状態でX軸方向に離間しており、基台11上の、搬入出領域11Aとカセット載置領域11Bとの間に、一端部がX軸方向に移動可能に支持されている。
図7に示すように、ガイドフレーム300はワークユニット7のフレーム5が上面に載置される載置部301と、載置部301のX軸方向の外側の端部から立ち上がって形成されたフレーム5の外周縁への当接部302とを有する断面L字状のロッド状部材であり、前後対称に設けられている。載置部301の上面の高さは、カセット9からワークユニット7を引き出す上記引き出し位置に対応した高さに設定されている。
一対のガイドフレーム300はX軸方向に同期して互いに近付いたり離れたりするように作動する。そして、図7の矢印で示すように、互いに近付く方向に同期して動き、載置部301に載置されたフレーム5の外周縁に両方のガイドフレーム300の当接部302が当接することにより、搬入出領域11A上におけるワークユニットのX軸方向を位置決めするように働く。
第2の搬送機構200は、キャビネット12の前面に設けられた第2の左右移動機構210と、第2の左右移動機構210によって左右方向に移動させられる第2のアーム部220と、第2のアーム部220に設けられた第2の保持部230およびカバー部240を有している。
第2の左右移動機構210は第1の左右移動機構110と同様の構成のもので、第1の搬送機構100の上方に配設されている。すなわち第2の搬送機構200は、左右方向に延びる上下一対のY軸ガイド211と、これらY軸ガイド211間に配設されたY軸方向に延びるボールねじ213をY軸送りモータ214によって正逆回転させるY軸ボールねじ送り機構212とから構成されている。
第2のアーム部220は、ベース部221の下端に、エアシリンダ等の昇降機構222を介して昇降部223が昇降可能に取り付けられたもので、ベース部221が、上下のY軸ガイド211に摺動自在に取り付けられるとともに、貫通するボールねじ213に螺合されている。第2のアーム部220は、Y軸送りモータ214が回転してボールねじ送り機構212が作動すると、ボールねじ213の回転方向に応じY軸ガイド211に沿って左右方向に移動する。
第2のアーム部220の昇降部223は、昇降機構222に連結された上下方向に延びる縦部224の下端から水平部225が左側(Y1側)に延びるL字状のもので、水平部225の下面に、上記第2の保持部230が配設されている。第2の保持部230は第1の保持部130と同様の構成および機能を有しており、水平部225の下面に固定されたH状のブラケット231の4つの端部に、ワークユニット7のフレーム5を負圧作用で吸着、保持する保持パッド232が取り付けられてなるものである。第2の保持部230は、ブラケット231の中心が昇降部223における水平部225のほぼ先端に一致する状態に、該水平部225の下面に固定されている。
また、第2のアーム部220には上記カバー部240が固定されている。このカバー部240は、図8に示すように、円形状の天板部241の周縁から環状の側壁部242が下方に垂下した構成であり、第2の保持部230のブラケット231と中心を揃えた状態で天板部241が第2のアーム部220の昇降部223に一体的に固定されている。第2のアーム部220の水平部225のほぼ先端にブラケット231およびカバー部240の中心が配されていることにより、第2のアーム部220の縦部224はブラケット231およびカバー部240の中心からY2側に水平部225の長さ分程度オフセットされている。この場合、図8に示すように縦部224はカバー部240におけるY2側の端部の周縁部から上方に延びており、このためカバー部240の上方のほぼ全域にスペースが空いている。なお、第2のアーム部220がカバー部240を支持する位置、すなわち昇降部223の縦部224の下端がカバー部240に対する位置は、Y2側の端部に限らず、搬入出領域11B側を除く周縁部であれば、どこであってもよい。
第2のアーム部220は、第2の左右移動機構210によりY2方向に移動して釜部31の上方に位置付けられ、そこから昇降部224が下降すると、図8に示すようにカバー部240の側壁部242が、基台11の上面における釜部31の開口311の周囲に当接し、該開口311がカバー部240で覆われるようになっている。
(2−2)切削装置の動作
次に、ワークユニット7に切削加工を施してウェーハ1をダイシングする切削装置10の動作例を説明する。
複数のワークユニット7が収容されたカセット9がカセット載置領域11Bのカセット台13に載置される。昇降機構14によりカセット台13が昇降し、1枚のワークユニット7が上記引き出し位置に位置付けられる。第1の搬送機構100の第1のアーム部120が第1の左右移動機構110によってY1方向に移動し、引き出し部140のクランプ142が引き出し位置に位置付けられているワークユニット7のフレーム5の外周縁部を把持する。そして第1のアーム部120がY2方向に移動し、1枚のワークユニット7がカセット9から引き出される。該ワークユニット7は前後一対のガイドフレーム300の載置部301の上面にフレーム5の外周縁部が載りながら引き出され、クランプ142による把持が解除された後、さらに第1のアーム部120がY2方向に僅かに移動することにより、ワークユニット7が各ガイドフレーム300の載置部301に水平な状態に架け渡されて載置される。
次いで、ガイドフレーム300がX軸方向に同期して互いに近付く方向に移動し、ワークユニット7のフレーム5の外周縁に両方のガイドフレーム300の当接部302が当接してワークユニット7が搬入出領域11Aの中心に位置決めされる。この時点でチャックテーブル20は搬入出領域11Aの中心に位置付けられて待機しており、ワークユニット7は、上記のように引き出し部140で引き出され、ガイドフレーム300に載置されて位置決めされることにより、チャックテーブル20の上方においてチャックテーブル20と同心状に位置付けられる。
次いで、第1のアーム部120の昇降部123が上昇してからY1方向に移動して第1の保持部130がワークユニット7の上方に位置し、昇降部123が下降する。そして、第1の保持部130の各保持パッド132が真空運転され、各保持パッド132がガイドフレーム300で支持された状態のワークユニット7のフレーム5の上面に吸着し、続いて、2つのガイドフレーム300が離間し、ワークユニット7は第1の保持部130で保持される。
次いで、チャックテーブル20が真空運転されるとともに第1のアーム部120の昇降部123がさらに下降し、ワークユニット7のウェーハ1が粘着テープ6を介してチャックテーブル20の保持面22に吸着、保持される。また、フレーム5がクランプ23で保持される。この後、保持パッド132の真空運転が解除されて第1のアーム部120が上方に退避する。
次に、テーブルベース21がX2方向に移動し、チャックテーブル20に保持されたワークユニット7が搬入出領域11Aからキャビネット12内の加工領域11Dに搬送される。そしてこの加工領域11Dにおいて切削部40の切削手段41,42により、ウェーハ1の分割予定ライン2に切削加工が施されてウェーハ1が多数のデバイス3にダイシングされる。
分割予定ライン2への切削加工は、チャックテーブル20を回転させてウェーハ1を自転させることにより分割予定ライン2をX軸方向と平行にし、テーブルベース21をX軸方向に移動させながら、回転する切削ブレード44の下端の刃先をウェーハ1に切り込ませる加工送りをすることによってなされる。また、切削加工する分割予定ライン2の選択は、切削手段41,42をY軸方向に移動させる割り出し送りによってなされる。
なお、切削手段41,42による切削加工は、ウェーハ1の厚さを貫通して完全に切断するフルカットの他に、ウェーハ1の表面から厚さの途中まで切削して溝を形成する溝加工を含む。溝加工した場合には、後工程でさらに溝の残り厚さ部分を別の切削ブレードでフルカットするか、あるいは外力を付与して溝に沿って割断することにより、ウェーハ1は多数のデバイス3にダイシングされる。
次に、テーブルベース21がX1方向に移動してワークユニット7が搬入出領域11Aに一旦戻され、続いてワークユニット7は第2の搬送機構200により洗浄領域11Cに搬送される。この時には、第1の搬送機構100の第1のアーム部120はY2方向に移動して洗浄領域11Cの上方に退避し、代わりに第2の搬送機構200の第2のアーム部220がY1方向に移動して第2の保持部230がワークユニット7の上方に位置付けられる。第1のアーム部120と第2のアーム部220のY軸方向の行き違いは、第1のアーム部120が第2のアーム部220の下方を通ることによってなされる。
第2の保持部230がワークユニット7の上方に位置付けられたら、第2の保持部230の各保持パッド232が真空運転されるとともに第2のアーム部220の昇降部223が下降し、各保持パッド232がチャックテーブル20に保持されているワークユニット7のフレーム5の上面に吸着する。次いでチャックテーブル20の真空運転が解除されて昇降部223が上昇し、ワークユニット7は第2の保持部230に吸着、保持されて持ち上げられる。
次に、第2のアーム部220がY2方向に移動してワークユニット7が洗浄領域11Cに搬送され、洗浄手段30の上方に位置付けられる。また、第2のアーム部220のY2方向への移動と並行して第1のアーム部120がY1方向に移動し、搬入出領域11Aで待機状態とされる。
この時点で洗浄手段30の洗浄テーブル32は、ワークユニット受け渡し位置に上昇している。上記のように第2の保持部230にワークユニット7を保持した状態の第2のアーム部220が洗浄領域11Cに搬送されたら、洗浄テーブル32が真空運転されるとともに昇降部223が下降する。すると、ワークユニット受け渡し位置に位置付けられ真空運転されている洗浄テーブル32の保持面321に、ワークユニット7のウェーハ1が粘着テープ6を介して吸着、保持されるとともに、釜部31の開口311がカバー部240で覆われる。
次いで、第2の保持部230の各保持パッド232の真空運転が解除されることによりウェーハ1が洗浄テーブル32に保持され、ワークユニット7が洗浄テーブル32に受け渡される。続いて洗浄テーブル32が釜部31内の洗浄位置まで下降し、洗浄位置でウェーハ1の洗浄、乾燥が行われる。ウェーハ1の洗浄は、洗浄テーブル32を回転させながら、ウェーハ1上で旋回する洗浄ノズル33から洗浄水をウェーハ1の表面に噴出させることによってなされる。なお、洗浄テーブル32が回転するとクランプ323が作動してフレーム5が洗浄テーブル32に保持される。洗浄後は、引き続き洗浄テーブル32を回転させながら(必要に応じて回転数を上げてもよい)、旋回するエアノズル34から乾燥エアをウェーハ1の表面に噴出させ、ウェーハ1を乾燥させる。ウェーハ1の洗浄時には洗浄水が釜部31内で飛散し、またミストとなって釜部31内に充満するが、飛散する洗浄水やミストは釜部31を覆うカバー部240によって外部への漏洩が防がれる。
この洗浄工程の最中には、図9(a)〜(b)に示すように、第1の搬送機構100の引き出し部140によってカセット9から別のワークユニット7を引き出してガイドフレーム300に載置し、さらにワークユニット7をチャックテーブル20に保持して加工領域11Dに送り、切削手段41,42によりウェーハ1のダイシングを行う。
本実施形態では、図9(b)に示すように、カバー部240が釜部31の開口311を覆った状態で第1の搬送機構100によりカセット9からワークユニット7を引き出す際には、第1の搬送機構100の第1の保持部130がカバー部240の上側に位置付けられる。この時、第2の搬送機構200の第2のアーム部220は、第1の保持部130よりもY2側であって第1の保持部130に接触しない位置に配設される。これにより、カバー部240で釜部31の開口311を覆った状態でなされる洗浄工程を行いながら、第1の搬送機構100によって別のワークユニット7をカセット9から引き出してチャックテーブル20に保持し、加工領域11Dに送ってウェーハ1のダイシングを行うことができるようになっている。
釜部31内でウェーハ1の洗浄、乾燥が終わったら、洗浄テーブル32がワークユニット受け渡し位置に上昇し、また、第2のアーム部220の昇降部223が上昇してカバー部240が釜部31の開口311から上方に退避し、開口311が開く。次いで、別のワークユニット7をカセット9から引き出し終えている第1の搬送機構100の第1のアーム部120がY2方向に移動してカバー部240の下側に入り込み、洗浄テーブル32に保持されているワークユニット7の上方に位置付けられる。そして、第1の保持部130の各保持パッド132が真空運転されるとともに第1のアーム部120の昇降部123が下降し、各保持パッド123が洗浄テーブル32に保持されているワークユニット7のフレーム5の上面に吸着する。次いで、洗浄テーブル32の真空運転が解除されて昇降部123が上昇し、ワークユニット7は第1の保持部130に吸着、保持されて持ち上げられる。
次いで、第1のアーム部120がY1方向に移動してワークユニット7が搬入出領域11Aに搬送され、第1のアーム部120の昇降部123が下降して保持パッド132の真空運転が解除されることにより、X軸方向の間隔が適宜に調整された前後のガイドフレーム300の載置部301にワークユニット7のフレーム5が載置される。そして前後のガイドフレーム300が互いに近付く方向に移動してワークユニット7のX軸方向の位置決めがなされる。続いて、第1のアーム部120がY2方向に一旦移動するとともに、クランプ142の高さがワークユニット7の高さに対応するまで昇降部123が下降する。続いて第1のアーム部120がY1方向に移動してクランプ142がフレーム5の外周縁部を把持し、引き続き第1のアーム部120がY2方向に移動することにより、ワークユニット7がカセット9内に収容される。ワークユニット7がカセット9内に収容されたらクランプ142による把持が解除され、第1のアーム部120がY2方向に移動して待機位置で停止する。
以上の一連の動作が1枚のワークユニット7を処理するサイクルであり、このサイクルがカセット9に収容された全てのワークユニット7に対して順次遂行される。そして、カセット9内の全てのワークユニット7が処理されたら、それらワークユニット7はカセット9ごと次の工程(例えば、ダイシングされて粘着テープ6に貼り付いた状態のデバイス3を1つ1つピックアップする工程)に運搬される。
(2−3)搬送系の作用効果
上記切削装置10の搬送系によれば、カセット9からワークユニット7を引き出す引き出し部140が第1の搬送機構100の第1のアーム部120に一体に設けられているため、カセット9からワークユニット7を引き出したりワークユニット7をカセット9に収容したりする機能を有する専用の可動部を設ける必要がない。また、洗浄手段30の釜部31の開口311を覆うカバー部240が第2の搬送機構200の第2のアーム部220に一体に設けられているため、釜部31の開口311を開閉する可動カバーといったものを別途設ける必要がない。これらの結果、可動部が従来より少なくなって構成が簡素になるとともに、ワークユニット7を効率的に搬送することができる。
また、図9(b)に示したように、第2の搬送機構200の第2のアーム部220は、昇降部223の縦部224がカバー部240におけるY2側の端部の周縁部から上方に延びており、カバー部240の上方のほぼ全域にスペースが空いている。このため、カバー部240で釜部31の開口311を覆ってウェーハ1を洗浄する洗浄工程を行っている際に、該スペースまで第1の搬送機構100の第1のアーム部120および第1の保持部130が移動して別のワークユニット7をカセット9から引き出すことができる。その結果、スループットが向上して処理の効率化が図られる。
なお、ワークユニット7が収容されるカセットとしては、複数のワークユニット7を積層状態で支持する上記スロットのみが設けられたものの他に、例えば、切削加工の状態を検査するための抜き取り検査用ウェーハを備えたワークユニット7を収容する検査用ウェーハ収容部が付加されたものや、粘着テープを剥離しやすくするUV(紫外線)を照射するUV照射部が付加されたものも、本実施形態に適用することができる。
検査用ウェーハ収容部を有するカセットにおいては、検査用ウェーハが切削加工されたワークユニットが上記第1の搬送機構100の引き出し部140によって検査用ウェーハ収容部に収容される。検査用ウェーハ収容部に収容されたワークユニット7は該収容部から取り出され、ウェーハの切削加工の状態が検査される。
また、UV照射部を有するカセットは、粘着テープ6がUV照射されると粘着力が低下するタイプのものである場合に有効に用いられる。すなわち、ウェーハ1が切削加工されたワークユニット7がカセットに戻される際、上記第1の搬送機構100の引き出し部140によって、まずUV照射部にワークユニット7が収容されて粘着テープ6にUV照射がなされ、この後、UV照射部からワークユニット7が引き出されてから該ワークユニットがカセット内の正規の収容部に収容される。
1…半導体ウェーハ(ワーク)
9…カセット
10…切削装置
20…チャックテーブル(保持手段)
11A…搬入出領域
11B…カセット載置領域
11C…洗浄領域
11D…加工領域
30…洗浄手段
31…釜部
32…洗浄テーブル
33…洗浄ノズル
41…第1の切削手段
42…第2の切削手段
44…切削ブレード
100…第1の搬送機構
110…第1の左右移動機構
120…第1のアーム部(第1の連結部)
130…第1の保持部
140…引き出し部
200…第2の搬送機構
210…第2の左右移動機構
220…第2のアーム部(第2の連結部)
230…第2の保持部
240…カバー部
311…開口
431…回転軸

Claims (1)

  1. ワークを保持する保持手段に対してワークが搬入出される搬入出領域と、
    該搬入出領域の一方側に位置し、複数のワークを収容するカセットが載置されるカセット載置領域と、
    前記搬入出領域の他方側に位置し、ワークを保持する洗浄テーブルおよび該洗浄テーブルに洗浄水を供給する洗浄ノズルを収容する釜部を有する洗浄手段とが配設された洗浄領域と、
    前記カセット載置領域と前記搬入出領域とが並ぶ方向を左右方向とし、かつ、該左右方向に直交する方向を前後方向とした場合の、該搬入出領域に対する該前後方向の後方側に位置し、該左右方向に延びる回転軸および該回転軸の先端に装着された切削ブレードを有し、該切削ブレードが互いに対向する状態に配置された2つの切削手段で前記保持手段に保持されたワークを切削加工する加工領域と、
    を備えた切削装置であって、
    ワークを前記カセットから前記搬入出領域に引き出す引き出し部と、該搬入出領域に引き出されたワークを上側から保持する第1の保持部と、該引き出し部および該第1の保持部を一体的に前記左右方向に移動させる第1の左右移動機構と、該第1の左右移動機構に該第1の保持部を上下方向に移動可能に連結する第1の連結部とを有する第1の搬送機構と、
    切削加工されたワークを上側から保持する第2の保持部と、前記釜部の開口を覆うカバー部と、該第2の保持部および該カバー部を一体的に前記左右方向に移動させる第2の左右移動機構と、該第2の左右移動機構に該カバー部を上下方向に移動可能に連結する第2の連結部とを有する第2の搬送機構とを備え、
    該第2の連結部は、前記カバー部が前記釜部の前記開口を覆う位置に位置付けられた状態で、前記第1の搬送機構の前記第1の保持部が該カバー部の上側に位置付けられた際に該第1の保持部に接触しない位置に配設されている
    ことを特徴とする切削装置。
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