JP5635807B2 - 切削加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体ウェーハ等の薄板状のワークを切削してダイシングする際などに用いられる切削加工装置に関する。
半導体デバイス製造工程においては、半導体からなるウェーハの表面に設けた多数のデバイス領域にICやLSI等の電子回路を形成し、次いで、該ウェーハの裏面を研削して所定の厚さに加工するなどの所定の処理を施してから全ての分割予定ラインを切断するダイシングを行って、1枚のウェーハから多数の半導体チップをデバイスとして得ている。ウェーハをダイシングする装置としては、一般に、切削ブレードをワークに切り込ませて切断する切削加工装置が用いられている。該切削加工装置は、ワークを負圧で吸着、保持して加工面を露出させるチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたワークを切削加工する切削ブレードをスピンドルで回転駆動させる切削手段とを具備している(特許文献1等)。
特開平8−25209号公報
ところで、ワークを切削加工する際には、出力の高い駆動源を有するスピンドルが必要な場合や、それほど出力を必要としない場合がある。例えば、大きな切削ブレードによって深い切り込みを入れたり、硬い材料を切削したりする場合には、出力が高い駆動源を有するスピンドルが必要となる。また、1つのワークに対して出力が高い方が好ましい加工と低い方が好ましい加工を行うといったように、出力の面で複数の加工条件が要求される場合もある。
このような事情があることから、従来の切削加工装置では、高い出力を必要としない加工を行う際にも出力の高い駆動源を有するスピンドルを用いる場合があり、これは必要以上のエネルギーを消費することになるため不経済である。また、出力の面で複数の加工条件が要求される場合には、加工条件に適合する出力の駆動源を有する装置を複数台用意することになるため、やはり不経済であり、しかも、ワークを複数台の装置にその都度セットしたり装置間を移動させたりする必要があるため、煩雑であるといった問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、出力の面での複数の加工条件の要求に幅広く対応することができ、これによってワークを経済的に切削加工することができる切削加工装置を提供することにある。
本発明の切削加工装置は、ワークを保持する保持手段と、該保持手段に保持されたワークを切削加工する第1の切削ブレードと、該第1の切削ブレードを回転可能に支持する駆動源を含む第1のスピンドルとを有する第1の切削手段と、前記保持手段に保持されたワークを切削加工する第2の切削ブレードと、該第2の切削ブレードを回転可能に支持する駆動源を含む第2のスピンドルとを有する第2の切削手段とを有する切削加工装置であって、前記第1のスピンドルの駆動源よりも前記第2のスピンドルの駆動源の方が出力が大きく設定されているとともに、前記第1の切削ブレードよりも前記第2の切削ブレードの方が厚さが大きく設定されていることを特徴とする。
本発明の切削加工装置にあっては、駆動源の出力が異なるスピンドルを搭載した二種類の切削手段(第1の切削手段と第2の切削手段)を有しているので、加工条件に適合する出力を有するいずれか一方の切削手段を選択することにより、ワークを経済的に切削加工することができる。また、1つのワークに対し異なる出力で加工を行う場合にも、一台の装置で加工を完了することができる。
なお、本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えば、シリコン、ガリウムヒ素(GaAs)、シリコンカーバイド(SiC)等からなる半導体ウェーハ、チップ実装用としてウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、半導体製品のパッケージ、セラミック、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、液晶表示装置を制御駆動するLCDドライバ等の各種電子部品、ミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料等が挙げられる。
本発明によれば、出力の面での複数の加工条件の要求に幅広く対応することができるため、ワークを経済的に切削加工することができるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る切削加工装置の全体斜視図である。 一実施形態の切削加工装置が備える一対のY軸ベース、Z軸ベースおよび切削手段を示す正面図である。 スピンドルおよび切削ブレードを備えた切削手段を示す斜視図である。 環状のフレームに粘着テープを介してワークが支持された状態を示す斜視図である。 ワークが切削加工される過程を(a),(b)の順に示す断面図である。 ワークを切削加工により分割して得られたチップを示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
(1)切削加工装置
図1は、一実施形態に係る切削加工装置10の全体を示している。この切削加工装置10は、一対の切削手段(第1の切削手段51と第2の切削手段52)を互いに対向配置した2軸対向型であり、チャックテーブル(保持手段)20に保持されたワークを各切削手段51,52によって切削加工するものである。
図1の符合11は、切削加工装置10の基台である。基台11の水平な上面には、一対のX軸ガイド21を介してX軸ベース22がX方向に移動可能に支持されている。X軸ベース22は、X軸ガイド21間に配設されて該X軸ベース22に螺合した状態で連結されたX方向に延びるボールねじ231と、ボールねじ231を回転駆動するモータ232とを備えた加工送り手段23により、X方向に移動させられる。
X軸ベース22の上面には、軸線方向がZ方向と平行な円筒状のテーブル台24が固定されており、このテーブル台24の上に、チャックテーブル20が同心状、かつ回転可能に支持されている。チャックテーブル20は一般周知の真空チャック式のもので、水平に設定された上面がワークの保持面201となっており、該保持面201に載置されるワークを負圧作用で吸着して保持するように構成されている。チャックテーブル20の周囲には、後述するフレーム5を保持する複数のクランプ25が配設されている。
チャックテーブル20は、テーブル台24の内部に設けられている図示せぬ回転駆動機構によって一方向、または両方向に回転させられる。チャックテーブル20はX軸ベース22と一体にX方向に移動し、加工送り手段23によって、X方向の手前側(X1側)の搬入/搬出位置と奥側(X2側)の加工位置との間を往復移動させられる。
基台11上のX2側には、門型コラム12が固定されている。門型コラム12は、加工位置の両側にY方向に並んで立設された一対の脚部121と、これら脚部121の上端部間に架け渡されたY方向に延びる梁部122とを有している。そして、梁部122の手前側(X1側)の面には、上下一対のY軸ガイド31を介して、Y方向に並んで配設された左右一対のY軸ベース32がそれぞれY方向に移動可能に支持されている。
図2に示すように、上下のY軸ガイド31の間には、Y方向に延びる2本のボールねじ331が配設されており、これらボールねじ331のうち、一方(下側)のボールねじ331は左側のY軸ベース32に、また、他方(上側)のボールねじ331は右側のY軸ベース32に、それぞれ螺合した状態で連結されている。そして各ボールねじ331は、端部に設けられたモータ332によって回転駆動され、各Y軸ベース32は、ボールねじ331の回転方向に応じてY軸ガイド31に沿ってY方向に往復移動させられる。ボールねじ331とモータ332とによって、Y軸ベース32をY方向に往復移動させるY軸送り手段33が構成されている。
図1に示すように、左右のY軸ベース32の前面には、左右一対のZ軸ガイド41を介して、Z軸ベース42がそれぞれZ方向に昇降可能に支持されている。これらZ軸ベース42は、Z軸ガイド41間に配設されて該第1のZ軸ベース42に螺合した状態で連結されたZ方向に延びるボールねじ431と、ボールねじ431を回転駆動するモータ432とを備えたZ軸送り手段43により、Z軸ガイド41に沿って昇降させられる。右側のZ軸ベース42の下端には第1の切削手段51が固定されており、左側のZ軸ベース42の下端には第2の切削手段52が固定されている。
図2に示すように、右側(Y2側)の第1の切削手段51は、第1のスピンドル511と、第1のスピンドル511に支持され、該スピンドル511よって回転駆動される円板状の第1の切削ブレード512とを備えている。第1のスピンドル511は、直方体状のスピンドルハウジング55内に、スピンドルシャフト56と、該スピンドルシャフト56を高速回転させるモータ(駆動源)57が収容されたもので、スピンドルハウジング55の先端開口から突出するスピンドルシャフト56の先端に、第1の切削ブレード512が同心状に取り付けられている。
また、図2で左側(Y1側)の第2の切削手段52は第1の切削手段51と同様の構成であって、直方体状のスピンドルハウジング55内に、スピンドルシャフト56と、該スピンドルシャフト56を高速回転させるモータ(駆動源)57が収容された第2のスピンドル521と、第2のスピンドル521のスピンドルシャフト56の先端に取り付けられた第2の切削ブレード522とを備えた構成のものである。
第1および第2の切削手段51,52は、スピンドル511,521がY方向と平行、かつ互いに同軸的で、切削ブレード512,522が取り付けられた先端どうしが向かい合う状態に、各スピンドルハウジング55が、各Z軸ベース42の下端にそれぞれ固定されている。第1および第2の切削手段51,52は、それぞれY軸ベース32と一体にY方向に移動し、Y方向に互いに接近したり離間したりし、また、Z軸ベース42と一体に昇降する。
第1および第2の切削手段51,52のスピンドルハウジング55の先端には、回転する切削ブレード512,522によって跳ね上げられる切削液の周囲への飛散を押さえるブレードカバー60が取り付けられている。図3に示すように(図3は第1の切削手段51を示している)、ブレードカバー60は、スピンドルハウジング55の先端に固定されるベース部61を有しており、このベース部61に、切削ブレード512のX1側に固定された固定カバー62と、切削ブレード512の上方およびX2側を覆う可動カバー63が取り付けられている。可動カバー63は、シリンダ装置64によって切削加工時の状態(図3の状態)からX2方向に移動して切削ブレード512の着脱を可能とするようになされている。
固定カバー62の切削ブレード512への対向面の下端部には、Y方向に並ぶ複数の外周ノズル621(図3では1つしか見えない)が設けられており、これら外周ノズル621から、切削液が切削ブレード512に向けて噴出される。また、可動カバー63には、先端部がX方向に延びる平行な2本の側方ノズル631が、切削ブレード512の両側に配設される状態に取り付けられており、これら側方ノズル631から切削液が切削ブレード512に向けて噴出される。固定カバー62および可動カバー63には、切削液の供給配管が接続される接続管622,632がそれぞれ取り付けられている。
また、スピンドルハウジング55の前面(X1側の面)であってブレードカバー60に近接する位置には、ワークの切削加工ラインを撮像する撮像手段70が固定されている。切削加工装置10においては、撮像手段70で撮像された撮像に基づいて、第1および第2の切削ブレード512,522を切り込ませる切削加工ラインを位置決めするアライメントが行われる。
上記2つの切削手段51,52においては、第1の切削手段51の第1のスピンドル511のモータ57よりも、第2の切削手段52の第2のスピンドル521のモータ57の方が出力が大きいものとなっている。そして、このような出力の違いに応じて、出力の大きい方の第2の切削手段52の切削ブレード522の径の方が第1の切削手段51の切削ブレード512の径よりも大きいものとなっている。
各モータ57の出力はワークに応じて任意に設定されるが、例えば、第1の切削手段51のモータ57の出力および回転数(rpm:revolution per minute)は「1.8Kw−6万回転」で第1の切削ブレード512の径は2インチ、第2の切削手段52のモータ57の出力および回転数は「2.2Kw−3万回転」で第2の切削ブレード522の径は3インチ、といったように設定される。なお、切削ブレードの厚さは、径が大きい方の第2の切削ブレード522の方が第1の切削ブレード512よりも厚い。
(2)切削加工装置の動作
次いで、上記切削加工装置10によってワークを切削加工する動作を説明する。図4の符号1は、切削加工装置10によって好適に切削加工される薄板状のワークの一例を示している。このワーク1は、全体が矩形状で、第1の層1Aの表面側に第2の層1Bが積層して形成された二層構造となっているものである。ワーク1の各層1A,1Bの硬さは異なっており、第2の層1Bの方が第1の層1Aよりも硬い材質で形成されている。このようなワークとしては、例えば第1の層1Aがシリコンで第2の層1Bが石英ガラスといった構造のものが挙げられる。
ワーク1の表面、すなわち第2の層1Bの表面には、格子状の分割予定ライン2が形成されることによって複数のチップ領域3が区画されている。切削加工装置10では、分割予定ライン2に沿ってワーク1が切断されて複数のチップ領域3がチップとして分割される。ワーク1においては、硬い方の第2の層1Bは、切削加工装置10における出力の大きい第2の切削手段52で切断が可能であり、また、第2の層1Bよりも硬さが低い第1の層1Aは、切削加工装置10における出力の小さい第1の切削手段51でも切断可能である。
図4に示すように、ワーク1は、環状のフレーム5の内側に粘着テープ6を介して一体に支持された状態で、切削加工装置10に供給される。粘着テープ6は片面が粘着面とされたもので、その粘着面にフレーム5とワーク1の第1の層1A側が貼り付けられる。フレーム5は、金属等の板材からなる剛性を有するものであり、このフレーム5を支持することにより、ワーク1が搬送される。
ワーク1は、次のようにして全ての分割予定ライン2が切断され、複数のチップ領域3がチップに分割される。はじめに、X軸ベース22が図1でX1方向に移動してチャックテーブル20が上記搬入/搬出位置に位置付けられる。そしてこのチャックテーブル20に、オペレータによってワーク1をチャックテーブル20に保持させる。チャックテーブル20へのワーク1の保持は、チャックテーブル20を真空運転して保持面201を負圧の状態とし、下側に配した粘着テープ6を保持面201に直接載置し、ワーク1の表面を上方に露出させる。これによりワーク1は粘着テープ6を介して保持面201に吸着、保持される。また、作動させたクランプ25でフレーム5を保持する。
次に、X軸ベース22が図1においてX2方向に移動してワーク1が加工位置に搬送され、位置付けられる。そしてこの加工位置において、撮像手段70でワーク1の表面が撮像されて分割予定ライン2の位置が検出され、上記アライメントが行われる。続いて、アライメントに基づいて、まず出力の大きい第2の切削手段52により、分割予定ライン2に沿って硬い方の第2の層1Bに切削加工を施す。すなわち、第2の切削ブレード522を分割予定ライン2に沿って第2の層1Bに切り込ませて、図5(a)に示すように、表面側の第2の層1Bの厚さに相当する深さの溝1bを分割予定ライン2に沿って形成する。なお、溝1bの深さは第2の層1Bを確実に切削するために第2の層1Bの厚さを僅かに超える程度が好ましい。
全ての分割予定ライン2に溝1bを形成したら、続いて、第2の切削手段52よりも出力の小さい第1の切削手段51の第1の切削ブレード512を溝1bに沿って第1の層1Aに切り込ませて、図5(b)に示すように第1の層1Aの厚さを貫通するスリット1aを形成してフルカットを行う。以上によりワーク1は分割予定ライン2に沿って複数のチップ領域3に分割される。
なお、第1および第2の切削手段51,52による分割予定ライン2の切削加工は、チャックテーブル20を回転させてワーク1を自転させることにより分割予定ライン2をX方向と平行にし、X軸ベース22とともにチャックテーブル20をX方向に移動させながら、各Z軸ベース42を下降させて所定の加工高さ位置に位置付けた各切削ブレード512,522の下端の刃先を分割予定ライン2に切り込ませる加工送りをすることによってなされる。また、切断する分割予定ライン2の選択は、各Y軸ベース32をY方向に移動させる割り出し送りによってなされる。ワーク1の切削加工の際には、上記外周ノズル621および側方ノズル631から切削ブレード512,522に向け切削液が噴出されてワーク1の潤滑、冷却および清浄化等がなされる。
第1の切削手段51によって全ての分割予定ライン2が切断されてワーク1が複数のチップ領域3に分割されたら、第1の切削手段51が上方に退避し、チャックテーブル20が搬入/搬出位置に戻って真空運転が停止し、クランプ25によるフレーム5の保持が解除される。この後、ワーク1はオペレータによりチャックテーブル20から取り上げられ、ピックアップ工程で各チップ領域3は粘着テープ6から剥離されて図6に示す第1の層1Aと第2の層1Bを有するチップ3Aとして得られる。
(3)切削加工装置の効果
本実施形態の切削加工装置10によれば、搭載された2つの切削手段51,52は、スピンドル511,521の各モータ57の出力が異なっており、出力が大きい方の第2の切削手段52はワーク1の硬い方の第2の層1Bを切削加工するのに適合した出力を有しており、出力が小さい第1の切削手段51はワーク1の硬さが低い方の第1の層1Aを切削加工するのに必要な出力を有している。したがって、硬い方の第2の層1Bは第2の切削手段52で切削加工し、硬さが低い第1の層1Aは第1の切削手段51で切削加工するといったように、出力の面で加工条件に適合するいずれかの切削手段51(52)を選択することにより、ワーク1の各層1A,1Bを経済的に切削加工することができる。
例えば、出力の高い第2の切削手段52のみが搭載されている切削加工装置でワーク1を切削加工して分割する場合には、第2の層1Bとともに第1の層1Aも切削加工はできるが、第2の切削手段52は第1の層1Aを切削加工するには出力的に過剰な特性を有していることから、必要以上のエネルギーを消費することになる。また、切削手段が1つしか搭載されていない切削加工装置の場合には、第1の層1Aと第2の層1Bとをそれぞれ切削加工するのに適合した出力を有するスピンドルが搭載された2台の切削加工装置を用意する必要がある。ところが、これでは装置が2台になるため不経済であるとともに、ワーク1を2台の装置にその都度セットしたり装置間を移動させたりせねばならないことから煩雑である。
しかしながら本実施形態の切削加工装置10では、出力の面で加工条件の異なる被切削加工部分(硬さの異なる第1の層1Aと第2の層1B)を有するワーク1に対し適切な出力で切削加工を施すことができるため、ワーク1を経済的に切削加工することが可能となっているわけである。
1…ワーク
10…切削加工装置
20…チャックテーブル(保持手段)
51…第1の切削手段
511…第1のスピンドル
512…第1の切削ブレード
52…第2の切削手段
521…第2のスピンドル
522…第2の切削ブレード
57…モータ(駆動源)

Claims (1)

  1. ワークを保持する保持手段と、
    該保持手段に保持されたワークを切削加工する第1の切削ブレードと、該第1の切削ブレードを回転可能に支持する駆動源を含む第1のスピンドルと、を有する第1の切削手段と、
    前記保持手段に保持されたワークを切削加工する第2の切削ブレードと、該第2の切削ブレードを回転可能に支持する駆動源を含む第2のスピンドルと、を有する第2の切削手段と、
    を有する切削加工装置であって、
    前記第1のスピンドルの駆動源よりも前記第2のスピンドルの駆動源の方が出力が大きく設定されているとともに、前記第1の切削ブレードよりも前記第2の切削ブレードの方が厚さが大きく設定されていることを特徴とする切削加工装置。
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