JP5975723B2 - 切削装置 - Google Patents

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本発明は、板状の被加工物を個々のデバイスチップに分割する切削装置に関する。
半導体装置製造工程や各種の電子部品製造工程において、ダイシングソーと呼ばれる極薄ブレードを高速回転して被加工物を個々の製品やチップに分割する切削装置は欠かすことが出来ない。この装置では、ボンド材とボンド材中に多量に含まれる微小の砥粒(ダイヤモンドやSiC等)で構成される刃先の厚さ20〜300μmの切削ブレードを高速に回転して、被加工物(半導体ウエーハやガラス、セラミックス等)の分割予定ラインをミクロンレベルで粉砕除去し、個々の製品やチップに分割される。また、切削ブレードを回転させる回転スピンドルが2本対向して配置された装置の場合、チャックテーブルが1回加工送りされる際に、2ラインを同時に加工することができる利点から、こうした装置が多く販売されている。
被加工物が載置される回転可能なチャックテーブルは縦横比が同じで有る場合が多く、格子状に形成されたストリートを縦横切削するにあたり、所定の装置サイズの中でできるだけ大きな被加工物が載置できるようになっている。よって、半導体ウエーハのように円板形状であればいいが、CSPやBGA基板などに見られるような長尺のパッケージ基板の場合、2枚の基板を並べて環状フレームにダイシングテープで固定し、それをチャックテーブルに載置して加工する(例えば、特許文献1参照)。
CSPやBGA基板は、ダイシングテープを使用せず直接チャックテーブルに被加工物を載置し、加工後のチップは搬送されて洗浄され、その後チップケースに収容されるシンギュレーション装置によって加工される場合も多い(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−196328号公報 特許第4312304号公報
しかしながら、2本のスピンドルが対向して配置された切削装置の場合、1つのチャックテーブルに2枚の基板が並んで固定されると、2枚の基板が完全に平行に固定されている場合を除いて、基板の長手方向を加工する際に、2本のスピンドルで同時に加工できる本数が限られる場合が多い。2枚の基板が完全に平行に固定されている場合を除く、多くの場合、基板の長手方向を加工する際に、2本のスピンドル1本ずつ加工を行う必要が生じ、加工に係る時間が長くなる傾向であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、極力、2本のスピンドルで同時に加工することを可能として、加工に掛かる時間を短縮することを可能とする切削装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る切削装置は、被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルで保持された該被加工物を切削加工する加工手段と、該チャックテーブルを加工送り方向に移動せしめる加工送り手段と、該加工手段を加工送り方向に直交する割り出し送り方向に移動せしめる割り出し送り手段と、該加工手段を該加工送り方向及び該割り出し送り方向に直交する深さ方向に移動せしめる切り込み送り手段と、該チャックテーブルに保持された該被加工物の切削すべき領域を撮像する撮像手段と、制御手段とを少なくとも含んで構成される切削装置であって、該加工手段は、軸方向がそれぞれ割り出し送り方向と一致し且つ互いに対向する2本のスピンドルと、各スピンドルの先端に装着され互いに対向する切削ブレードと、を含んで構成され、該チャックテーブルは、第一の保持面を有した第一の保持テーブルと、該第一の保持面と同一平面を備えた第二の保持面を有した第二の保持テーブルと、該第一の保持テーブルと該第二の保持テーブルとを支持し、該保持面と直交する中心軸線回りに回転可能な回転テーブルと、を含んで構成され、少なくとも2つの該保持テーブルのうちどちらかは該保持面と直交する軸線回りに回転する微調整用回転駆動部を有し、該保持テーブルの該微調整用回転駆動部と、該回転テーブルを回転させる回転駆動部とは個別に制御可能であり、該制御手段は、該第一の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインと、該第二の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインとが該加工送り方向と平行になるように、該回転駆動部を駆動させ、該第一の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインと、該第二の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインとが互いに平行になるように、該微調整用回転駆動部を駆動させることを特徴とする。
また、上記切削装置において、前記保持テーブルの前記微調整用回転駆動部は、回転可能範囲が30度以下であり、前記回転テーブルを回転させる前記回転駆動部は、回転可能範囲が90度以上であることが好ましい。
また、該制御手段は、該2本のスピンドルで、該第一の保持テーブルに保持された被加工物と、該第二の保持テーブルに保持された被加工物を同時に加工させることが好ましい。
本発明の切削装置は、単独で回転を制御できる2つの保持テーブルを1つの回転テーブル上に設けているので、各保持テーブルに被加工物を1枚ずつ載置させ、回転テーブルで大まかに角度を合わせた後、少なくとも一方の保持テーブルの角度を微調整して、例えば、第一の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインと第二の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインとを平行にする事ができる。したがって、極力、2本のスピンドルで同時に加工することが可能となり、加工に掛かる時間を短縮することが可能となる。
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第一の保持テーブルに保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。 図4は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第二の保持テーブルに保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。 図5は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第一の保持テーブル及び第二の保持テーブルの双方に保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例を示す図である。図2は、実施形態に係る切削装置のチャックテーブルの構成例を示す図である。図3は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第一の保持テーブルに保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。図4は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第二の保持テーブルに保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。図5は、実施形態に係る切削装置の加工手段により第一の保持テーブル及び第二の保持テーブルの双方に保持された被加工物に切削加工を施す状態の平面視を示す図である。
本実施形態に係る切削装置1は、切削ブレード22を有する加工手段20と被加工物Wを保持したチャックテーブル10とを相対移動させることで、被加工物Wを切削加工するものである。図1に示すように、切削装置1は、2スピンドルのダイサ、いわゆるフェイシングデュアルダイサタイプの切削装置であり、被加工物Wを保持面11a,12aで保持するチャックテーブル10と、加工手段20と、撮像手段30と、制御手段90とを含んで構成されている。また、切削装置1は、チャックテーブル10をX軸方向(加工送り方向に相当)に移動せしめる図示しないX軸移動手段(加工送り手段に相当)と、加工手段20をX軸方向に直交するY軸方向(割り出し送り方向)に移動せしめる2つのY軸移動手段40a,40b(割り出し送り手段に相当)と、加工手段20をX軸方向及びY軸方向に直交するZ軸方向(深さ方向)に移動せしめる2つのZ軸移動手段50a,50b(切り込み送り手段に相当)とを少なくとも含んで構成されている。なお、切削装置1は、装置本体2上に門型の柱部3が設けられている。
ここで、被加工物Wは、切削装置1により加工される加工対象であり、本実施形態では、互いに直行する分割予定ラインLによって区画されかつ所定の電極等を有して樹脂により封止されたデバイスを複数有したパッケージ基板である。被加工物Wとしてのパッケージ基板は、切削装置1がチャックテーブル10と切削ブレード22を有する加工手段20とを相対移動させて、分割予定ラインLに切削加工が施されることで、個々のデバイスに分割される。
加工手段20は、チャックテーブル10で保持された被加工物Wを切削加工するものである。加工手段20は、2つの切削手段20a,20bを含んで構成されている。一方の切削手段20aは、Y軸移動手段40a、Z軸移動手段50aなどを介して柱部3の一方に設けられて、Y軸移動手段40aによりY軸方向に移動自在に設けられかつZ軸移動手段50aによりZ軸方向に移動自在に設けられている。他方の切削手段20bは、Y軸移動手段40b、Z軸移動手段50bなどを介して柱部3の他方に設けられ、Y軸移動手段40bによりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動手段50bによりZ軸方向に移動自在に設けられている。2つの切削手段20a,20bは、チャックテーブル10を挟んで対向して設けられている。
各切削手段20a,20bは、軸方向がそれぞれY軸方向(割り出し方向に相当)と一致し且つ互いに対向するスピンドル21と、各スピンドル21の先端に装着されかつ互いに対向する切削ブレード22とを含んで構成されている。このために、加工手段20は、2本のスピンドル21を含んで構成されている。スピンドル21は、円筒形状のハウジング23にそれぞれ回転可能に支持され、ハウジング23にそれぞれ収納されている図示しないブレード駆動源にそれぞれ連結されている。切削ブレード22は、略リング形状を有する極薄の切削砥石であり、スピンドル21にそれぞれ着脱自在に装着される。切削ブレード22は、ブレード駆動源により発生した回転力により回転駆動する。
撮像手段30は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wの切削すべき領域を撮像するものである。撮像手段30は、加工手段20の一方の切削手段20aなどに取り付けられて、該一方の切削手段20aと一体にY軸移動手段40a及びZ軸移動手段50aによりY軸方向及びZ軸方向に移動される。
チャックテーブル10は、図2に示すように、第一の保持面11a(保持面に相当)を有した第一の保持テーブル11と、該第一の保持面11aと同一平面を備えた第二の保持面12a(保持面に相当)を有した第二の保持テーブル12と、回転テーブル13とを含んで構成されている。
第一の保持テーブル11及び第二の保持テーブル12は、それぞれ、保持面11a,12a上に被加工物Wを載置し、保持面11a,12aに設けられた図示しない吸引孔を通して吸引することで、負圧により被加工物Wを吸引保持するものである。第一の保持テーブル11及び第二の保持テーブル12は、それぞれ、保持面11a,12aを上面に設けた矩形状の吸引部14と、吸引部14を保持面11a,12aと直交する軸線P1(図2中に一点鎖線で示し、Z軸と平行)回りに回転する微調整用回転駆動部15とを有している。なお、保持テーブル11,12の微調整用回転駆動部15は、回転可能範囲が30度以下であり、切削加工に必要とされる角度以上である。また、保持面11a,12aには、分割予定ラインLに切り込んだ切削ブレード22との接触を回避するための図示しない逃げ溝が複数形成され、水平方向(即ちX軸方向及びY軸方向)と平行に設けられている。
回転テーブル13は、円盤状に形成され、第一の保持テーブル11と第二の保持テーブル12を支持し、保持面11a,12aと直交する中心軸線P(図2中に一点鎖線で示し、Z軸方向と平行)回りに回転可能なものである。回転テーブル13は、上面に保持テーブル11,12の微調整用回転駆動部15が設けられている。また、回転テーブル13は、X軸移動手段によりX軸方向に移動されるテーブル移動基台4に着脱自在とされている。ここで、テーブル移動基台4には、中心軸線P回りに回転テーブル13を回転させる回転駆動部4aが設けられている。テーブル移動基台4は、回転駆動部4aにより発生した回転力により任意の角度、例えば90度回転や連続回転することができ、保持テーブル11,12を切削ブレード22に対して中心軸線Pを中心に任意の角度回転や連続回転などの回転駆動させることができる。なお、回転テーブル13を回転させる回転駆動部4aは、回転可能範囲が90度以上となっており、切削加工に必要とされる角度以下となっている。
また、保持テーブル11,12の微調整用回転駆動部15と、回転テーブル13の回転駆動部4aとは、制御手段90により個別に制御可能である。
制御手段90は、切削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段90は、被加工物Wに対する加工動作を切削装置1に行わせるものである。なお、制御手段90は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる操作手段と接続されている。
次に、本実施形態に係る切削装置1の加工動作について説明する。まず、オペレータが加工内容情報を登録し、加工動作の開始指示があった場合に、加工動作を開始する。加工動作において、被加工物Wは、チャックテーブル10の各保持テーブル11,12の保持面11a,12a上に載置された後、各保持テーブル11,12に保持される。被加工物Wを保持したチャックテーブル10は、加工開始位置までX軸方向に移動し、撮像手段30は、チャックテーブル10に保持された2つの被加工物Wを撮像し、撮像して得た画像を制御手段90に出力する。制御手段90は、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wの分割予定ラインLと、第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wの分割予定ラインLとを抽出し、これらが概ねX軸と平行になるように、回転駆動部4aを駆動させる。
その後、制御手段90は、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wの分割予定ラインLと、第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wの分割予定ラインLとが、X軸と平行になりかつ互いに平行になるように、保持テーブル11,12の少なくとも一方の微調整用回転駆動部15を駆動させる。このとき、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wと、第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wとは平行となり、制御手段90は、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wの長手方向と、第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wの長手方向とが互いに平行でかつX軸方向と平行になるように、保持テーブル11,12の少なくとも一方の微調整用回転駆動部15を駆動させる。
そして、制御手段90は、加工内容情報に基いて、各移動手段40a,40b,50a,50b、加工手段20のスピンドル21及び回転駆動部4aなどを適宜駆動して、被加工物Wを分割予定ラインLに沿って切削し、複数のデバイスに分割する。なお、本実施形態では、制御手段90は、加工手段20により被加工物Wを複数のデバイスに分割する際には、微調整用回転駆動部15を駆動させることなく、保持テーブル11,12を軸線P1回りに回転させることがない。また、このとき、制御手段90は、図3に示すように、2つの切削手段20a,20bの双方が第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wに切削加工を施したり、図4に示すように、2つの切削手段20a,20bの双方が第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wに切削加工を施したり、図5に示すように、一方の切削手段20aが第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wに切削加工を施し他方の切削手段20bが第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wに切削加工を施す。
図3及び図4は、被加工物Wの短手(幅)方向と平行な分割予定ラインLに切削加工を施し、図5は、被加工物Wの長手方向と平行な分割予定ラインLに切削加工を施す場合を示している。また、図3及び図4に示された場合では、制御手段90は、回転駆動部4aを駆動して、被加工物Wの短手(幅)方向をX軸と平行にする。そして、制御手段90は、Y軸移動手段40a,40bを駆動して、2つの切削手段20a,20bの切削ブレード22間の間隔を、切削する分割予定ラインLの間隔をnとすると、設定可能な最短の切削ブレード22間距離より長い範囲で最も短距離となるn×X(Xは自然数)とする。制御手段90は、X軸移動手段にチャックテーブル10をX軸方向に移動させ、2つの切削手段20a,20bを一体に順にY軸方向に移動させて、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wに切削加工を施す。なお、図3及び図4では、範囲Aの分割予定ラインLに一方の切削手段20aの切削ブレード22が切削加工を施し、範囲Bの分割予定ラインLに他方の切削手段20bの切削ブレード22が切削加工を施す例を示している。
図5に示された場合では、制御手段90は、回転駆動部4aを駆動して、被加工物Wの長手方向をX軸と平行にする。そして、制御手段90は、Y軸移動手段40a,40bを駆動して、2つの切削手段20a,20bの切削ブレード22間の間隔を、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wの端部の分割予定ラインLと、第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wの端部の分割予定ラインLとの間隔とする。制御手段90は、X軸移動手段にチャックテーブル10をX軸方向に移動させ、2つの切削手段20a,20bを一体に順にY軸方向に移動させて、第一の保持テーブル11及び第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wに切削加工を施す。
全ての分割予定ラインLに切削加工が施されると、制御手段90は、X軸移動手段に加工開始位置からチャックテーブル10を退避させる。切削加工が施された被加工物Wが保持テーブル11,12から取り外される。制御手段90は、チャックテーブル10の保持テーブル11,12に切削加工前の被加工物Wが載置されると、先ほどの工程と同様に被加工物Wに切削加工を施す。
以上のように、本実施形態に係る切削装置1は、単独で回転を制御できる2つの保持テーブル11,12を1つの回転テーブル13上に設けているので、各保持テーブル11,12に被加工物Wを1枚ずつ載置させ、回転テーブル13で大まかに角度を合わせた後、少なくとも一方の保持テーブル11,12の角度を微調整して、例えば、第一の保持テーブル11に保持された被加工物Wの分割予定ラインLと第二の保持テーブル12に保持された被加工物Wの分割予定ラインLとを平行にする事ができる。したがって、極力、2本の切削手段20a,20bのスピンドル21で同時に加工することが可能となり、加工に掛かる時間を短縮することが可能となる。
なお、本発明では、加工手段20の2つの切削手段20a,20bの切削ブレード22間の間隔を前述した実施形態に示された間隔に限定されることはない。要するに、本発明では、被加工物Wの長手方向を互いに平行にして、被加工物Wに応じて、極力、2つの切削手段20a,20bの双方が切削加工を施すように、Y軸移動手段40a,40bにより加工手段20の2つの切削手段20a,20bの切削ブレード22間の間隔を適宜変更しても良い。また、本発明では、各切削手段20a,20bの切削ブレード22が、少なくとも1本以上の分割予定ラインLに切削加工を施す毎に、撮像手段30が被加工物Wを撮像し、制御手段90が2つの被加工物Wが互いに平行になるように、少なくとも一方の微調整用回転駆動部15を駆動しても良い。
さらに、前述した実施形態では、チャックテーブル10に第一の保持テーブル11と第二の保持テーブル12を設けたが、本発明では、チャックテーブル10に3つ以上の保持テーブル11,12を設けても良い。また、本発明では、チャックテーブル10に第一の保持テーブル11と第二の保持テーブル12を設けた場合には、少なくとも2つの保持テーブル11,12のうちどちらかは微調整用回転駆動部15を有していれば良く、チャックテーブル10に3つ以上の保持テーブル11,12を設けた場合には、全ての保持テーブル11,12に保持された被加工物Wの長手方向を平行にできるように、微調整用回転駆動部15を有していれば良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置
4a 回転駆動部
10 チャックテーブル
11 第一の保持テーブル
11a 第一の保持面(保持面)
12 第二の保持テーブル
12a 第二の保持面(保持面)
13 回転テーブル
15 微調整用回転駆動部
20 加工手段
21 スピンドル
22 切削ブレード
30 撮像手段
40a、40b Y軸移動手段(割り出し送り手段)
50a、50b Z軸移動手段(切り込み送り手段)
P 中心軸線
P1 軸線
X 加工送り方向
Y 割り出し送り方向
Z 切り込み送り方向
W 被加工物

Claims (3)

  1. 被加工物を保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルで保持された該被加工物を切削加工する加工手段と、該チャックテーブルを加工送り方向に移動せしめる加工送り手段と、該加工手段を加工送り方向に直交する割り出し送り方向に移動せしめる割り出し送り手段と、該加工手段を該加工送り方向及び該割り出し送り方向に直交する深さ方向に移動せしめる切り込み送り手段と、該チャックテーブルに保持された該被加工物の切削すべき領域を撮像する撮像手段と、制御手段とを少なくとも含んで構成される切削装置であって、
    該加工手段は、軸方向がそれぞれ割り出し送り方向と一致し且つ互いに対向する2本のスピンドルと、各スピンドルの先端に装着され互いに対向する切削ブレードと、を含んで構成され、
    該チャックテーブルは、第一の保持面を有した第一の保持テーブルと、該第一の保持面と同一平面を備えた第二の保持面を有した第二の保持テーブルと、該第一の保持テーブルと該第二の保持テーブルとを支持し、該保持面と直交する中心軸線回りに回転可能な回転テーブルと、を含んで構成され、少なくとも2つの該保持テーブルのうちどちらかは該保持面と直交する軸線回りに回転する微調整用回転駆動部を有し、
    該保持テーブルの該微調整用回転駆動部と、該回転テーブルを回転させる回転駆動部とは個別に制御可能であり、
    該制御手段は、該第一の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインと、該第二の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインとが該加工送り方向と平行になるように、該回転駆動部を駆動させ、
    該第一の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインと、該第二の保持テーブルに保持された被加工物の分割予定ラインとが互いに平行になるように、該微調整用回転駆動部を駆動させる切削装置。
  2. 前記保持テーブルの前記微調整用回転駆動部は、回転可能範囲が30度以下であり、
    前記回転テーブルを回転させる前記回転駆動部は、回転可能範囲が90度以上である、請求項1記載の切削装置。
  3. 該制御手段は、該2本のスピンドルで、該第一の保持テーブルに保持された被加工物と、該第二の保持テーブルに保持された被加工物を同時に加工させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の切削装置。
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