JP7242129B2 - 切削装置及び切削ブレードのドレッシング方法 - Google Patents

切削装置及び切削ブレードのドレッシング方法 Download PDF

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Description

本発明は、板状の被加工物を切削加工する切削装置、及びこの切削装置に適用される切削ブレードのドレッシング方法に関する。
半導体ウェーハに代表される円盤状の被加工物の外周部を部分的に除去するエッジトリミングと呼ばれる加工方法が知られている。エッジトリミングでは、ダイヤモンド等の砥粒を金属等の結合材で固定した環状の切削ブレードを回転させて、被加工物の外周部に切り込ませる。
この時、被加工物の外周部には、切削ブレードの一部(例えば、厚み方向で2/3程の部分)のみが接触する。そのため、エッジトリミングを進めるうちに、被加工物と接触する切削ブレードの一部が摩耗し、切削ブレードの外周面に微小な段差や傾斜が生じてしまう。
外周面の段差や傾斜は加工不良の原因になるので、これらが生じた場合には、切削ブレードをドレッシングして外周面を再び平坦にしなくてはならない。切削ブレードの外周面を平坦にするドレッシング方法として、近年では、鉛直に立てた状態のドレッシングボードに切削ブレードを切り込ませる方法等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017-205810号公報
ところで、上述したドレッシング方法では、回転させた切削ブレードを、その回転軸に平行な方向に往復するように移動させて、ドレッシングボードに切り込ませる。具体的には、往路(又は復路)で切削ブレードをドレッシングボードに切り込ませ、復路(又は往路)で切削ブレードをドレッシングボードに切り込ませない。そのため、ドレッシングの完了までに長い時間を要することがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削ブレードを効率良く短時間にドレッシングできる切削装置、及び切削ブレードのドレッシング方法を提供することである。
本発明の一態様によれば、板状の被加工物を切削加工する切削装置であって、該被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、外周部に切り刃を持つ円盤状の切削ブレードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該切削ブレードを回転させて該保持テーブルに保持された該被加工物を切削加工する切削ユニットと、該切削ユニットを該保持面に直交する方向に移動させる切り込み機構と、円盤状のドレッシングボードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該ドレッシングボードを回転させて該切削ブレードをドレッシングするドレッシングユニットと、を備え、該ドレッシングユニットの該回転軸は加工送り方向に対して平行であり、該切削ユニットの該回転軸は割り出し送り方向に対して平であり、回転させた該切削ブレードの外周面を回転させた該ドレッシングボードの外周面に接触させながら、該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に移動させ該切削ブレードをドレッシングすることを特徴とする切削装置が提供される。
本発明の別の一態様によれば、板状の被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、外周部に切り刃を持つ円盤状の切削ブレードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該切削ブレードを回転させて該保持テーブルに保持された該被加工物を切削加工する切削ユニットと、該切削ユニットを該保持面に直交する方向に移動させる切り込み機構と、円盤状のドレッシングボードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該ドレッシングボードを回転させて該切削ブレードをドレッシングするドレッシングユニットと、を備え、該ドレッシングユニットの該回転軸が加工送り方向に対して平行で該切削ユニットの該回転軸が割り出し送り方向に対して平切削装置を使用して該切削ブレードの外周面をドレッシングする切削ブレードのドレッシング方法であって、該切削ブレードと該ドレッシングボードとをそれぞれ回転させる回転ステップと、該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に移動させ該切削ブレードの外周面と該ドレッシングボードの外周面とを接触させる接触ステップと、回転させた該切削ブレードの外周面を回転させた該ドレッシングボードの外周面に接触させながら、該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に更に移動させ該切削ブレードをドレッシングするドレッシングステップと、を備え、該ドレッシングステップでは、該切削ユニットの該ドレッシングユニット側への移動量に基づき該切削ブレードのドレッシング量が制御されることを特徴とする切削ブレードのドレッシング方法が提供される。
本発明の一態様に係る切削装置は、円盤状の切削ブレードが装着される回転軸を有する切削ユニットと、円盤状のドレッシングボードが装着される回転軸を有するドレッシングユニットと、を備えるので、切削ブレードとドレッシングボードとを回転させて、切削ブレードの外周面をドレッシングボードの外周面に接触させながら、切削ユニットをドレッシングユニット側に移動させるだけで、切削ブレードをドレッシングできる。
つまり、本発明の一態様に係る切削装置では、切削ブレードをドレッシングする際に、ドレッシングボードに対して切削ブレードを相対的に往復するように移動させる必要がないので、切削ブレードを効率良く短時間にドレッシングできる。同様に、本発明の別の一態様に係る切削ブレードのドレッシング方法でも、切削ブレードをドレッシングする際に、ドレッシングボードに対して切削ブレードを相対的に往復するように移動させる必要がないので、切削ブレードを効率良く短時間にドレッシングできる。
切削装置の構成例を示す斜視図である。 切削ユニットとドレッシングユニットとの位置の関係を示す正面図である。 図3(A)は、回転ステップ及び接触ステップを説明するための斜視図であり、図3(B)は、ドレッシングステップを説明するための斜視図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る切削装置2を示す斜視図である。図1に示すように、切削装置2は、各構成要素を支持する基台4を備えている。基台4の上面には、X軸方向(前後方向、加工送り方向)に長い開口4aが形成されている。
開口4a内には、ボールネジ式のX軸移動機構(加工送り機構)6が配置されている。X軸移動機構6は、X軸移動テーブル(不図示)を備えており、このX軸移動テーブルをX軸方向に移動させる。なお、X軸移動機構6及びX軸移動テーブルの上部は、テーブルカバー8及び蛇腹状カバー10によって覆われている。
X軸移動テーブル上には、板状の被加工物11を保持するチャックテーブル(保持テーブル)12が、テーブルカバー8から露出する態様で配置されている。チャックテーブル12は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されており、Z軸方向(鉛直方向、切り込み送り方向)に概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル12は、上述したX軸移動機構6によってX軸方向に移動する(加工送り)。
被加工物11は、例えば、シリコン等の半導体材料でなる円盤状のウェーハである。この被加工物11の表面側は、互いに交差する複数の分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画されており、各領域には、IC(Integrated Circuit)等のデバイスが形成されている。
例えば、被加工物11の裏面側には、この被加工物11よりも径の大きい粘着テープ(ダイシングテープ)13が貼付される。粘着テープ13の外周部分は、環状のフレーム15に固定されている。すなわち、被加工物11は、粘着テープ13を介してフレーム15に支持されている。
なお、本実施形態では、シリコン等の半導体材料でなる円盤状のウェーハを被加工物11としているが、被加工物11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等の材料でなる基板等を被加工物11として用いることもできる。同様に、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。被加工物11には、デバイスが形成されていなくても良い。
チャックテーブル12の上面側には、例えば、多孔質材でなる円盤状のプレートが配置されており、このプレートの上面が被加工物11を保持する保持面12aになる。保持面12aは、X軸方向及びY軸方向(左右方向、割り出し送り方向)に対して概ね平行であり、チャックテーブル12の内部に形成された吸引路(不図示)等を通じて吸引源(不図示)に接続されている。また、チャックテーブル12の周囲には、フレーム15を四方から固定する4個のクランプ14が設けられている。
基台4の上方には、門型の支持構造16が開口4aを跨ぐように配置されている。支持構造16の前面には、Y軸Z軸移動機構(割り出し送り機構、切り込み機構)18が設けられている。Y軸Z軸移動機構18は、支持構造16の前面に配置されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール20を備えている。Y軸ガイドレール20には、Y軸Z軸移動機構18を構成するY軸移動プレート22がスライド可能に取り付けられている。
Y軸移動プレート22の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール20に平行なY軸ボールネジ24が回転可能な態様で連結されている。Y軸ボールネジ24の一端部には、Y軸パルスモータ(不図示)が連結されている。
Y軸パルスモータでY軸ボールネジ24を回転させれば、Y軸移動プレート22は、Y軸ガイドレール20に沿ってY軸方向に移動する。Y軸移動プレート22の表面(前面)には、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール26が設けられている。Z軸ガイドレール26には、Z軸移動プレート28がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート28の後面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール26に平行なZ軸ボールネジ30が回転可能な態様で連結されている。Z軸ボールネジ30の一端部には、Z軸パルスモータ32が連結されている。Z軸パルスモータ32でZ軸ボールネジ30を回転させれば、Z軸移動プレート28は、Z軸ガイドレール26に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート28の下部には、チャックテーブル12に保持された被加工物11を切削加工する切削ユニット34が設けられている。切削ユニット34は、Y軸方向に概ね平行な回転軸となるスピンドル36(図2参照)を備えている。スピンドル36の一端側には、外周部に切り刃を持つ円盤状の切削ブレード38が装着されている。スピンドル36の他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
また、切削ユニット34に隣接する位置には、被加工物11等を撮像するためのカメラ(撮像ユニット)40が設けられている。Y軸Z軸移動機構18でY軸移動プレート22をY軸方向に移動させれば、切削ユニット34及びカメラ40は割り出し送りされ、Y軸Z軸移動機構18でZ軸移動プレート28をZ軸方向に移動させれば、切削ユニット34及びカメラ40は昇降する。すなわち、Y軸Z軸移動機構18は、保持面12aに平行なY軸方向、及び保持面12aに直交するZ軸方向に切削ユニット34を移動させる。
X軸移動テーブル上には、切削ブレード38の形状等を整えるためのドレッシングに使用されるドレッシングユニット42が、テーブルカバー8から露出する態様で配置されている。すなわち、ドレッシングユニット42は、X軸移動テーブル上でチャックテーブル12に隣接する位置に配置されている。図2は、切削ユニット34とドレッシングユニット42との位置の関係を示す正面図である。
図2に示すように、ドレッシングユニット42は、X軸方向に概ね平行な回転軸となるスピンドル44を備えている。つまり、ドレッシングユニット42のスピンドル44は、切削ユニット34のスピンドル36に対して非平行に配置されている。スピンドル44の一端側には、切削ブレード38のドレッシングに使用される円盤状のドレッシングボード46が装着されている。スピンドル44の他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。
X軸移動機構6、Y軸Z軸移動機構18、切削ユニット34、カメラ40、ドレッシングユニット42等の構成要素は、制御ユニット48に接続されている。制御ユニット48は、代表的には、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置や、フラッシュメモリ等の記憶装置を含むコンピュータによって構成され、被加工物11の加工条件等に合わせて、上述した各構成要素を制御する。制御ユニット48の機能は、例えば、記憶装置に記憶されたソフトウェアに従い処理装置等を動作させることによって実現される。
この切削装置2で被加工物11を切削加工する際には、まず、被加工物11に貼付されている粘着テープ13をチャックテーブル12の保持面12aに接触させる。そして、保持面12aに吸引源の負圧を作用させる。併せて、クランプ14でフレーム15を固定する。これにより、被加工物11は、チャックテーブル12及びクランプ14によって保持される。
次に、チャックテーブル12と切削ユニット34との位置関係を調整し、回転させた切削ブレード38を被加工物11の所望の位置に切り込ませる。その後、加工の態様に応じて、チャックテーブル12を移動又は回転させる。すなわち、被加工物11に対して切削ブレード38が切り込む位置を変化させる。例えば、エッジトリミングでは、被加工物11の外周部に切削ブレード38を切り込ませた上で、チャックテーブル12を回転させれば良い。これにより、被加工物11が切削加工される。
上述した切削装置2に適用される切削ブレードのドレッシング方法について説明する。本実施形態のドレッシング方法では、まず、切削ブレード38とドレッシングボード46とをそれぞれ回転させる回転ステップを行い、次に、切削ブレード38の外周面38aとドレッシングボード46の外周面46aとを接触させる接触ステップを行う。図3(A)は、回転ステップ及び接触ステップを説明するための斜視図である。
回転ステップでは、切削ユニット34の回転駆動源とドレッシングユニット42の回転駆動源とを動作させて、スピンドル36とスピンドル44とを回転させる。これにより、図3(A)に示すように、切削ブレード38はスピンドル36とともに回転し、ドレッシングボード46はスピンドル44とともに回転する。以降、切削ブレード38のドレッシングが完了するまで、切削ブレード38とドレッシングボード46とを回転させ続ける。
回転ステップの後には、接触ステップを行う。接触ステップでは、まず、X軸移動機構6とY軸Z軸移動機構18とを用いて切削ユニット34とドレッシングユニット42との位置関係を調整し、ドレッシングユニット42の直上に切削ユニット34を位置付ける。そして、図3(A)に示すように、Y軸Z軸移動機構18で切削ユニット34を下降させる。
すなわち、Y軸Z軸移動機構18で切削ユニット34をドレッシングユニット42側へと移動させる。これにより、切削ブレード38の外周面38aとドレッシングボード46の外周面46aとを接触させることができる。切削ブレード38の外周面38aとドレッシングボード46の外周面46aとが接触すると、接触ステップは終了する。なお、本実施形態では、回転ステップの後に接触ステップを実施しているが、接触ステップの後に回転ステップを実施しても良い。
回転ステップ及び接触ステップの後には、切削ブレード38をドレッシングするドレッシングステップを行う。図3(B)は、ドレッシングステップを説明するための斜視図である。このドレッシングステップでは、図3(B)に示すように、回転させた切削ブレード38の外周面38aを、回転させたドレッシングボード46の外周面46aに接触させながら、Y軸Z軸移動機構18で切削ユニット34を更に下降させる。
すなわち、ドレッシングボード46の外周面46aに対して、切削ブレード38の外周面38aを押し当てるように、Y軸Z軸移動機構18で切削ユニット34をドレッシングユニット42側へと更に移動させる。これにより、切削ブレード38をドレッシングボード46に押し当てて摩耗させ、その外周面38aを平坦にできる。外周面38aが平坦になった後には、Y軸Z軸移動機構18による切削ユニット34の下降を停止させ、ドレッシングステップを終了する。
なお、このドレッシングステップでは、切削ユニット34のドレッシングユニット42側への移動量に基づき、切削ブレード38のドレッシング量(摩耗量)が制御される。例えば、外周面38aの段差や傾斜が大きい場合のように、ドレッシング量を大きくする必要がある場合には、切削ユニット34の移動量も大きく設定される。外周面38aの段差や傾斜が小さい場合のように、ドレッシング量が小さくて良い場合には、切削ユニット34の移動量も小さく設定される。
例えば、厚さが1mmの切削ブレード38は、次の条件で適切にドレッシングされる。
切削ブレードの回転数:30000rpm
切削ユニットの移動速度(下降速度):0.05mm/s~0.1mm/s
切削ユニットの移動量(下降量):12μm
ドレッシングボードのサイズ:厚さ3mm、直径100mm
ドレッシングボードの回転数:100rpm~300rpm
以上のように、本実施形態に係る切削装置2は、円盤状の切削ブレード38が装着される回転軸(スピンドル36)を有する切削ユニット34と、円盤状のドレッシングボード46が装着される回転軸(スピンドル44)を有するドレッシングユニット42と、を備えるので、切削ブレード38とドレッシングボード46とを回転させて、切削ブレード38の外周面38aをドレッシングボード46の外周面46aに接触させながら、切削ユニット34をドレッシングユニット42側に移動させるだけで、切削ブレード38をドレッシングできる。
つまり、本実施形態に係る切削装置2、及びこれを用いる切削ブレードのドレッシング方法では、切削ブレード38をドレッシングする際に、ドレッシングボード46に対して切削ブレード38を相対的に往復するように移動させる必要がないので、切削ブレード38を効率良く短時間にドレッシングできる。
なお、本発明は、上述した実施形態の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上述した実施形態では、切削ユニット34の回転軸がY軸方向に概ね平行で、ドレッシングユニット42の回転軸がX軸方向に概ね平行な切削装置2を例示したが、ドレッシングユニット42の回転軸は、切削ユニット34の回転軸に対して非平行であれば良い。
また、上記実施形態のドレッシングステップでは、切削ユニット34をZ軸方向以外の方向には移動させていないが、切削ユニット34の他の方向への移動を組み合わせても良い。例えば、ドレッシングステップが終了する直前に切削ユニット34をY軸方向に移動させることで、切削ブレード38の平坦性を更に高めることが可能である。具体的な切削ユニット34の移動方向、移動距離等の条件は、ドレッシングボード46の回転方向や切削ブレード38の厚み等に合わせて設定される。
その他、上述した実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 切削装置
4 基台
4a 開口
6 X軸移動機構(加工送り機構)
8 テーブルカバー
10 蛇腹状カバー
12 チャックテーブル(保持テーブル)
12a 保持面
14 クランプ
16 支持構造
18 Y軸Z軸移動機構(割り出し送り機構、切り込み機構)
20 Y軸ガイドレール
22 Y軸移動プレート
24 Y軸ボールネジ
26 Z軸ガイドレール
28 Z軸移動プレート
30 Z軸ボールネジ
32 Z軸パルスモータ
34 切削ユニット
36 スピンドル
38 切削ブレード
38a 外周面
40 カメラ(撮像ユニット)
42 ドレッシングユニット
44 スピンドル
46 ドレッシングボード
46a 外周面
11 被加工物
13 粘着テープ(ダイシングテープ)
15 フレーム

Claims (2)

  1. 板状の被加工物を切削加工する切削装置であって、
    該被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、
    外周部に切り刃を持つ円盤状の切削ブレードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該切削ブレードを回転させて該保持テーブルに保持された該被加工物を切削加工する切削ユニットと、
    該切削ユニットを該保持面に直交する方向に移動させる切り込み機構と、
    円盤状のドレッシングボードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該ドレッシングボードを回転させて該切削ブレードをドレッシングするドレッシングユニットと、を備え、
    該ドレッシングユニットの該回転軸は加工送り方向に対して平行であり、該切削ユニットの該回転軸は割り出し送り方向に対して平であり、
    回転させた該切削ブレードの外周面を回転させた該ドレッシングボードの外周面に接触させながら、該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に移動させ該切削ブレードをドレッシングすることを特徴とする切削装置。
  2. 板状の被加工物を保持する保持面を有する保持テーブルと、
    外周部に切り刃を持つ円盤状の切削ブレードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該切削ブレードを回転させて該保持テーブルに保持された該被加工物を切削加工する切削ユニットと、
    該切削ユニットを該保持面に直交する方向に移動させる切り込み機構と、
    円盤状のドレッシングボードが装着される回転軸を有し、該回転軸とともに該ドレッシングボードを回転させて該切削ブレードをドレッシングするドレッシングユニットと、を備え、
    該ドレッシングユニットの該回転軸が加工送り方向に対して平行で該切削ユニットの該回転軸が割り出し送り方向に対して平切削装置を使用して該切削ブレードの外周面をドレッシングする切削ブレードのドレッシング方法であって、
    該切削ブレードと該ドレッシングボードとをそれぞれ回転させる回転ステップと、
    該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に移動させ該切削ブレードの外周面と該ドレッシングボードの外周面とを接触させる接触ステップと、
    回転させた該切削ブレードの外周面を回転させた該ドレッシングボードの外周面に接触させながら、該切り込み機構で該切削ユニットを該ドレッシングユニット側に更に移動させ該切削ブレードをドレッシングするドレッシングステップと、を備え、
    該ドレッシングステップでは、該切削ユニットの該ドレッシングユニット側への移動量に基づき該切削ブレードのドレッシング量が制御されることを特徴とする切削ブレードのドレッシング方法。
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