JP2024014456A - 処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】閾値を超えて反ったフレームや、くっついた2枚のフレームを後工程に搬送してしまうことを防止可能な処理装置を提供する。【解決手段】処理装置2は、複数のフレームFが積載されたフレーム収容手段4と、フレーム収容手段4からフレームFを搬送するフレーム搬送手段6と、フレーム搬送手段6により搬送されたフレームFを支持するフレーム支持テーブル8と、制御手段10とを含む。フレーム収容手段4は、積載されたフレームFを昇降するフレーム昇降テーブル12と、最上部のフレームFを検出するフレーム検出センサー14とを備える。制御手段10は、最上部のフレームFがフレーム搬送手段6によって搬出され、直下にあるフレームFが上昇してフレーム検出センサー14がフレームFを検出した際、フレーム昇降テーブル12の上昇量が閾値を超えている場合、フレーム搬送手段6により搬出されたフレームFが異常であると判断してエラーを表示する。【選択図】図1
Description
本発明は、ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されたデバイス領域と、デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とが表面に形成されたウエーハは、裏面が研削されて所望の厚みに形成された後、ダイシング装置、レーザー加工装置によって個々のデバイスチップに分割され、分割された各デバイスチップは携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
本出願人は、研削されたウエーハの搬送を容易にするために、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部を残存させ所定の加工を施した後、ウエーハの裏面にダイシングテープを貼着するとともにフレームでウエーハを支持し、ウエーハからリング状の補強部を除去する技術を提案した(たとえば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示されている技術においては、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部が凸状に形成されたウエーハの裏面にダイシングテープを貼着してフレームと一体にする作業が困難であるとともに、リング状の補強部を切断してウエーハから除去することが困難であり生産性が悪いという問題があった。
そこで、本出願人は、外周余剰領域に対応する裏面にリング状の補強部が凸状に形成されたウエーハから凸状の補強部を除去する加工装置を開発した(たとえば特許文献2参照)。
この加工装置は、
複数のウエーハが収容されたウエーハカセットが載置されるウエーハカセットテーブルと、
ウエーハカセットテーブルに載置されたウエーハカセットからウエーハを搬出するウエーハ搬出手段と、
ウエーハ搬出手段によって搬出されたウエーハの表面側を支持するウエーハテーブルと、
ウエーハを収容する開口部が形成されたリング状のフレームを複数収容するフレーム収容手段と、
フレーム収容手段からフレームを搬出するフレーム搬出手段と、
フレーム搬出手段によって搬出されたフレームを支持するフレームテーブルと、
フレームテーブルの上方に配設されフレームにテープを貼着するテープ貼着手段と、
テープが貼着されたフレームをウエーハテーブルまで搬送しウエーハテーブルに支持されたウエーハの裏面にフレームの開口部を位置づけてテープ付フレームをウエーハテーブルに載置するテープ付フレーム搬送手段と、
テープ付フレームのテープをウエーハの裏面に圧着するテープ圧着手段と、
テープ圧着手段によってテープ付フレームのテープとウエーハの裏面とが圧着されたフレームユニットをウエーハテーブルから搬出するフレームユニット搬出手段と、
フレームユニット搬出手段によって搬出されたフレームユニットのウエーハからリング状の補強部を切断し除去する補強部除去手段と、
リング状の補強部が除去されたリング無しユニットを補強部除去手段から搬出するリング無しユニット搬出手段と、
リング無しユニット搬出手段によって搬出されたリング無しユニットを収容するフレームカセットが載置されるフレームカセットテーブルと、を含む。
複数のウエーハが収容されたウエーハカセットが載置されるウエーハカセットテーブルと、
ウエーハカセットテーブルに載置されたウエーハカセットからウエーハを搬出するウエーハ搬出手段と、
ウエーハ搬出手段によって搬出されたウエーハの表面側を支持するウエーハテーブルと、
ウエーハを収容する開口部が形成されたリング状のフレームを複数収容するフレーム収容手段と、
フレーム収容手段からフレームを搬出するフレーム搬出手段と、
フレーム搬出手段によって搬出されたフレームを支持するフレームテーブルと、
フレームテーブルの上方に配設されフレームにテープを貼着するテープ貼着手段と、
テープが貼着されたフレームをウエーハテーブルまで搬送しウエーハテーブルに支持されたウエーハの裏面にフレームの開口部を位置づけてテープ付フレームをウエーハテーブルに載置するテープ付フレーム搬送手段と、
テープ付フレームのテープをウエーハの裏面に圧着するテープ圧着手段と、
テープ圧着手段によってテープ付フレームのテープとウエーハの裏面とが圧着されたフレームユニットをウエーハテーブルから搬出するフレームユニット搬出手段と、
フレームユニット搬出手段によって搬出されたフレームユニットのウエーハからリング状の補強部を切断し除去する補強部除去手段と、
リング状の補強部が除去されたリング無しユニットを補強部除去手段から搬出するリング無しユニット搬出手段と、
リング無しユニット搬出手段によって搬出されたリング無しユニットを収容するフレームカセットが載置されるフレームカセットテーブルと、を含む。
しかし、フレーム収容手段には複数のフレームが積載されて収容され、フレーム収容手段の上部の搬出口からフレームが搬出される構成となっており、閾値を超えて反ったフレームをフレームテーブルに搬送すると、そのフレームにテープを適正に貼着できないという問題がある。また、フレームは再利用されることから、ダイシングテープの粘着糊がフレームに残存し、フレームに残存した粘着糊によって上下のフレームがくっつき2枚のフレームが一緒に搬出されてしまうという問題がある。
上記した問題は、特許文献2に開示されている加工装置だけでなく、フレームが積載されて収容され上部の搬出口からフレームが搬出されるフレーム収容手段を備える処理装置において起こり得る。
本発明の課題は、閾値を超えて反ったフレームや、くっついた2枚のフレームを後工程に搬送してしまうことを防止可能な処理装置を提供することである。
本発明によれば、上記課題を解決する以下の処理装置が提供される。すなわち、
「ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置であって、
複数のフレームが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段と、該フレーム収容手段からフレームを保持し搬送するフレーム搬送手段と、該フレーム搬送手段によって搬送されたフレームを支持するフレーム支持テーブルと、制御手段と、を含み、
該フレーム収容手段は、最下部のフレームを支持し積載されたフレームを昇降するフレーム昇降テーブルと、最上部のフレームを検出するフレーム検出センサーと、を備え、
該制御手段は、最上部のフレームが該フレーム搬送手段によって搬出され、直下にあるフレームが上昇して該フレーム検出センサーがフレームを検出した際、該フレーム昇降テーブルの上昇量が閾値を超えている場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームが異常であると判断してエラーを表示する処理装置」が提供される。
「ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置であって、
複数のフレームが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段と、該フレーム収容手段からフレームを保持し搬送するフレーム搬送手段と、該フレーム搬送手段によって搬送されたフレームを支持するフレーム支持テーブルと、制御手段と、を含み、
該フレーム収容手段は、最下部のフレームを支持し積載されたフレームを昇降するフレーム昇降テーブルと、最上部のフレームを検出するフレーム検出センサーと、を備え、
該制御手段は、最上部のフレームが該フレーム搬送手段によって搬出され、直下にあるフレームが上昇して該フレーム検出センサーがフレームを検出した際、該フレーム昇降テーブルの上昇量が閾値を超えている場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームが異常であると判断してエラーを表示する処理装置」が提供される。
好適には、エラーを表示した場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームをNGフレームテーブルに載置する。
該フレーム検出センサーは、フレームの中心を挟むように配設された発光素子および受光素子であるのが望ましい。
本発明の処理装置は、
ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置であって、
複数のフレームが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段と、該フレーム収容手段からフレームを保持し搬送するフレーム搬送手段と、該フレーム搬送手段によって搬送されたフレームを支持するフレーム支持テーブルと、制御手段と、を含み、
該フレーム収容手段は、最下部のフレームを支持し積載されたフレームを昇降するフレーム昇降テーブルと、最上部のフレームを検出するフレーム検出センサーと、を備え、
該制御手段は、最上部のフレームが該フレーム搬送手段によって搬出され、直下にあるフレームが上昇して該フレーム検出センサーがフレームを検出した際、該フレーム昇降テーブルの上昇量が閾値を超えている場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームが異常であると判断してエラーを表示するので、閾値を超えて反ったフレームや、くっついた2枚のフレームを後工程に搬送してしまうことを防止可能である。
ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置であって、
複数のフレームが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段と、該フレーム収容手段からフレームを保持し搬送するフレーム搬送手段と、該フレーム搬送手段によって搬送されたフレームを支持するフレーム支持テーブルと、制御手段と、を含み、
該フレーム収容手段は、最下部のフレームを支持し積載されたフレームを昇降するフレーム昇降テーブルと、最上部のフレームを検出するフレーム検出センサーと、を備え、
該制御手段は、最上部のフレームが該フレーム搬送手段によって搬出され、直下にあるフレームが上昇して該フレーム検出センサーがフレームを検出した際、該フレーム昇降テーブルの上昇量が閾値を超えている場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームが異常であると判断してエラーを表示するので、閾値を超えて反ったフレームや、くっついた2枚のフレームを後工程に搬送してしまうことを防止可能である。
以下、本発明の処理装置の好適実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(処理装置2)
図1に示すとおり、処理装置2は、複数のフレームFが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段4と、フレーム収容手段4からフレームFを保持し搬送するフレーム搬送手段6と、フレーム搬送手段6によって搬送されたフレームFを支持するフレーム支持テーブル8と、制御手段10とを含む。
図1に示すとおり、処理装置2は、複数のフレームFが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段4と、フレーム収容手段4からフレームFを保持し搬送するフレーム搬送手段6と、フレーム搬送手段6によって搬送されたフレームFを支持するフレーム支持テーブル8と、制御手段10とを含む。
(フレームF)
処理装置2によって取り扱われるフレームFは、環状であり、円板状のウエーハ(図示していない。)を収容する円形の開口部Faを中央に備えている。フレームFは、金属材料(たとえば、ステンレス)または樹脂材料から形成され得る。フレームFの厚みは、開口部Faに収容するウエーハの直径や、フレームFの材料に応じた適宜の厚み(たとえば、1~2mm程度)を有する。
処理装置2によって取り扱われるフレームFは、環状であり、円板状のウエーハ(図示していない。)を収容する円形の開口部Faを中央に備えている。フレームFは、金属材料(たとえば、ステンレス)または樹脂材料から形成され得る。フレームFの厚みは、開口部Faに収容するウエーハの直径や、フレームFの材料に応じた適宜の厚み(たとえば、1~2mm程度)を有する。
(フレーム収容手段4)
フレーム収容手段4は、最下部のフレームFを支持し積載されたフレームFを昇降するフレーム昇降テーブル12と、最上部のフレームFを検出するフレーム検出センサー14とを備える。
フレーム収容手段4は、最下部のフレームFを支持し積載されたフレームFを昇降するフレーム昇降テーブル12と、最上部のフレームFを検出するフレーム検出センサー14とを備える。
(フレーム昇降テーブル12)
フレーム昇降テーブル12は、上部に搬出口16aを有するハウジング16内に昇降自在に支持されている。ハウジング16は、取っ手18a付きの扉18を備えている。取っ手18aを把持して扉18を開けることにより、ハウジング16内部のフレーム昇降テーブル12にフレームFを積載して収容することができるようになっている。
フレーム昇降テーブル12は、上部に搬出口16aを有するハウジング16内に昇降自在に支持されている。ハウジング16は、取っ手18a付きの扉18を備えている。取っ手18aを把持して扉18を開けることにより、ハウジング16内部のフレーム昇降テーブル12にフレームFを積載して収容することができるようになっている。
図1とともに図2を参照して説明すると、ハウジング16には、フレーム昇降テーブル12の昇降をガイドするZ軸ガイド部材20(図1参照)と、フレーム昇降テーブル12を昇降させる昇降手段22(図2参照)とが付設されている。なお、図2においては、Z軸ガイド部材20を省略している。
図2に示すとおり、昇降手段22は、フレーム昇降テーブル12に連結されZ軸方向に延びるボールねじ24と、ボールねじ24を回転させるモータ26とを有する。昇降手段22は、ボールねじ24によりモータ26の回転運動を直線運動に変換してフレーム昇降テーブル12に伝達し、フレーム昇降テーブル12をZ軸方向に昇降させる。
Z軸方向は、図1に矢印Zで示す上下方向である。また、図1に矢印Xで示すX軸方向は、Z軸方向に直交する方向であり、図1に矢印Yで示すY軸方向は、X軸方向およびZ軸方向に直交する方向である。X軸方向およびY軸方向が規定するXY平面は実質上水平である。
図2に示すように、図示の実施形態においては、フレーム昇降テーブル12のZ軸方向位置を検出する位置検出器28が設けられている。位置検出器28は、適宜のブラケット(図示していない。)に固定されZ軸方向に延びるスケール30と、フレーム昇降テーブル12に装着されたスケール読み取り部32とを有する。なお、昇降手段22のモータ26がパルスモータである場合には、パルスモータを駆動する駆動パルスのカウント値に基づいて、フレーム昇降テーブル12のZ軸方向位置を検出することもできる。
(フレーム検出センサー14)
図1を参照して、フレーム検出センサー14について説明する。フレーム検出センサー14は、発光素子34および受光素子36を有する。発光素子34および受光素子36は、ハウジング16の上端に付設されており、フレーム昇降テーブル12に積載されたフレームFの中心を挟むように配設されている。
図1を参照して、フレーム検出センサー14について説明する。フレーム検出センサー14は、発光素子34および受光素子36を有する。発光素子34および受光素子36は、ハウジング16の上端に付設されており、フレーム昇降テーブル12に積載されたフレームFの中心を挟むように配設されている。
そして、フレーム検出センサー14は、発光素子34が発した光を受光素子36が受光している際は、最上部のフレームFが所定位置(ハウジング16の上端と同じ高さの位置)になく、発光素子34が発した光を受光素子36が受光できなくなった時に、最上部のフレームFが所定位置にあると検出するようになっている。
(フレーム搬送手段6)
図1に示すとおり、フレーム搬送手段6は、X軸方向に延びるX軸ガイド部材38と、X軸方向に移動自在にX軸ガイド部材38に支持されたX軸可動部材40と、X軸可動部材40をX軸方向に移動させるX軸送り手段(図示していない。)と、Z軸方向に移動自在にX軸可動部材40に支持されたZ軸可動部材42と、Z軸可動部材42をZ軸方向に移動させるZ軸送り手段(図示していない。)とを含む。
図1に示すとおり、フレーム搬送手段6は、X軸方向に延びるX軸ガイド部材38と、X軸方向に移動自在にX軸ガイド部材38に支持されたX軸可動部材40と、X軸可動部材40をX軸方向に移動させるX軸送り手段(図示していない。)と、Z軸方向に移動自在にX軸可動部材40に支持されたZ軸可動部材42と、Z軸可動部材42をZ軸方向に移動させるZ軸送り手段(図示していない。)とを含む。
フレーム搬送手段6のX軸送り手段は、X軸可動部材40に連結されX軸方向に延びるボールねじと、このボールねじを回転させるモータとを有する構成でよく、Z軸送り手段は、Z軸可動部材42に連結されZ軸方向に延びるボールねじと、このボールねじを回転させるモータとを有する構成でよい。
フレーム搬送手段6のZ軸可動部材42は、フレームFを保持する保持部44を含む。図示の実施形態の保持部44は、矩形状の基板46と、基板46の下面に設けられた複数の吸引パッド48とを有し、吸引パッド48は吸引手段(図示していない。)に接続されている。
フレーム搬送手段6においては、フレーム収容手段4に収容されている最上部のフレームF(上記所定位置に位置するフレームF)を保持部44の吸引パッド48で吸引保持した後、X軸可動部材40およびZ軸可動部材42を移動させることにより、吸引保持した最上部のフレームFをフレーム収容手段4から搬出するようになっている。
(フレーム支持テーブル8)
図1を参照して説明を続けると、フレーム支持テーブル8は、昇降自在にZ軸ガイド部材50に支持されている。図示ししていないが、Z軸ガイド部材50には、フレーム支持テーブル8を昇降させる適宜の昇降機構(たとえばエアー駆動源または電動駆動源)が付設されている。
図1を参照して説明を続けると、フレーム支持テーブル8は、昇降自在にZ軸ガイド部材50に支持されている。図示ししていないが、Z軸ガイド部材50には、フレーム支持テーブル8を昇降させる適宜の昇降機構(たとえばエアー駆動源または電動駆動源)が付設されている。
フレーム支持テーブル8は、フレーム搬送手段6によって搬送されたフレームFを受け取る下側位置(図1において実線で示す位置)と、テープ貼着手段(図示していない。)によってフレーム支持テーブル8上のフレームFにダイシングテープを貼着可能な上側位置(図1において二点鎖線で示す位置)と、に昇降機構によって昇降されるようになっている。
(制御手段10)
制御手段10は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータから構成されており、制御手段10のメモリには、フレームFの厚みに対応する閾値(フレームFの厚みよりも若干大きい値)が、フレームFの種類ごとに記憶されている。
制御手段10は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータから構成されており、制御手段10のメモリには、フレームFの厚みに対応する閾値(フレームFの厚みよりも若干大きい値)が、フレームFの種類ごとに記憶されている。
制御手段10は、処理装置2の作動を制御する。具体的には、フレーム昇降テーブル12の昇降手段22や、フレーム搬送手段6の吸引手段、X・Z軸送り手段、フレーム支持テーブル8の昇降機構の作動を制御する。また、制御手段10には、フレーム検出センサー14および位置検出器28が取得した情報が送信される。
さらに、制御手段10には、モニター52が電気的に接続されている。モニター52には、制御手段10からの指令に応じた画面(たとえば、処理装置2を操作するための操作画面、処理装置2でエラーが生じた場合にオペレータにエラーを報知するためのエラー画面)が表示される。
(NGフレームテーブル54)
図1に示すとおり、フレーム収容手段4とフレーム支持テーブル8との間には、NGフレームテーブル54が設けられている。NGフレームテーブル54には、フレーム搬送手段6によって搬出されたフレームFが異常であると制御手段10によって判断された場合に、異常と判断されたフレームFが載置される。
図1に示すとおり、フレーム収容手段4とフレーム支持テーブル8との間には、NGフレームテーブル54が設けられている。NGフレームテーブル54には、フレーム搬送手段6によって搬出されたフレームFが異常であると制御手段10によって判断された場合に、異常と判断されたフレームFが載置される。
(処理装置2の作動)
上述したとおりの処理装置2の作動(制御手段10の制御)について説明する。
上述したとおりの処理装置2の作動(制御手段10の制御)について説明する。
処理装置2を作動させる前に、あらかじめ、フレーム収容手段4のフレーム昇降テーブル12に、同一の複数のフレームFを積載して収容し、収容したフレームFの種類を制御手段10に入力する。そうすると、制御手段10は、記憶しているフレームFのなかから、対比すべきフレームFおよびフレームFの厚みを選択する。
オペレータによって処理装置2の作動開始が指示されると、制御手段10は、フレーム検出センサー14によって最上部のフレームFが検出されるまで、昇降手段22によってフレーム昇降テーブル12を上昇させ、最上部のフレームFが検出されたら、フレーム昇降テーブル12を停止する。
次いで、フレーム昇降テーブル12のZ軸方向位置(上下方向位置)を位置検出器28によって検出する。図示の実施形態では、フレーム昇降テーブル12の停止位置において、スケール読み取り部32によってスケール30の値を読み取り、読み取った値を第一の値として記憶する。
第一の値を記憶した後、制御手段10は、フレーム搬送手段6のX軸可動部材40を移動させ、フレーム収容手段4の上方に保持部44を位置づけた後、保持部44を下降させ、フレーム収容手段4に収容されている最上部のフレームFの上面に保持部44の吸引パッド48を接触させる。次いで、吸引手段によって吸引パッド48に吸引力を生成し、最上部のフレームFを吸引パッド48で吸引保持する。そして、保持部44を上昇させ、吸引パッド48で吸引保持したフレームFをフレーム収容手段4から搬出する。
フレームFを搬出したら、制御手段10は、フレーム検出センサー14によって最上部のフレームFが検出されるまで、フレーム昇降テーブル12を上昇させる。そして、フレーム収容手段4内の最上部のフレームF(フレーム搬送手段6によって搬出したフレームFの直下にあったフレームF)が検出されたら、フレーム昇降テーブル12を停止する。
フレーム昇降テーブル12を停止した後、フレーム昇降テーブル12のZ軸方向位置を位置検出器28によって検出する。図示の実施形態では、フレーム昇降テーブル12の停止位置において、スケール読み取り部32によってスケール30の値を読み取り、読み取った値を第二の値として記憶する。
第二の値を記憶した後、第一の値と第二の値との差を算出する。算出した差は、直前にフレーム搬送手段6によって搬出したフレームFの厚みに相当するフレーム昇降テーブル12の上昇量である。
そして、制御手段10は、フレーム昇降テーブル12の上昇量(直前に搬出したフレームFの厚み)が、あらかじめ記憶している閾値以下であれば、搬出したフレームFが適正であると判断する。この場合には、搬出したフレームFをフレーム支持テーブル8に搬送する。そして、フレーム支持テーブル8に搬送されたフレームFには、テープ貼着手段(図示していない。)によってダイシングテープが貼着される。
一方、制御手段10は、フレーム昇降テーブル12の上昇量が閾値を超えている場合には、搬出したフレームFが異常であると判断するとともに、異常なフレームFがあったことをオペレータに報知するために、エラーを表示する。エラーの表示としては、たとえば、モニター52にエラー画面を表示してもよく、あるいは、ランプの点灯または点滅、警告音の発生などでもよい。また、エラーを表示した場合には、搬出したフレームFをフレーム支持テーブル8には搬送せずに、NGフレームテーブル54に載置する。
以上のとおりであり、図示の実施形態の処理装置2においては、異常なフレームFがあったことをエラーの表示によってオペレータに報知するので、閾値を超えて反ったフレームFや、残存糊で互いにくっついた2枚のフレームFを後工程に搬送してしまうことを防止可能である。
2:処理装置
F:フレーム
Fa:フレームの開口部
4:フレーム収容手段
6:フレーム搬送手段
8:フレーム支持テーブル
10:制御手段
12:フレーム昇降テーブル
14:フレーム検出センサー
34:発光素子
36:受光素子
54:NGフレームテーブル
F:フレーム
Fa:フレームの開口部
4:フレーム収容手段
6:フレーム搬送手段
8:フレーム支持テーブル
10:制御手段
12:フレーム昇降テーブル
14:フレーム検出センサー
34:発光素子
36:受光素子
54:NGフレームテーブル
Claims (3)
- ウエーハを収容する開口部を中央に備えたフレームを取り扱う処理装置であって、
複数のフレームが積載されて収容され上部に搬出口が形成されたフレーム収容手段と、該フレーム収容手段からフレームを保持し搬送するフレーム搬送手段と、該フレーム搬送手段によって搬送されたフレームを支持するフレーム支持テーブルと、制御手段と、を含み、
該フレーム収容手段は、最下部のフレームを支持し積載されたフレームを昇降するフレーム昇降テーブルと、最上部のフレームを検出するフレーム検出センサーと、を備え、
該制御手段は、最上部のフレームが該フレーム搬送手段によって搬出され、直下にあるフレームが上昇して該フレーム検出センサーがフレームを検出した際、該フレーム昇降テーブルの上昇量が閾値を超えている場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームが異常であると判断してエラーを表示する処理装置。 - エラーを表示した場合、該フレーム搬送手段によって搬出されたフレームをNGフレームテーブルに載置する請求項1記載の処理装置。
- 該フレーム検出センサーは、フレームの中心を挟むように配設された発光素子および受光素子である請求項1記載の処理装置。
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JP (1) | JP2024014456A (ja) |
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2022
- 2022-07-22 JP JP2022117295A patent/JP2024014456A/ja active Pending
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