JP4993034B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の可変動弁装置に関する。
日本特開平11−287139号公報には、吸気弁あるいは排気弁の開弁特性を可変とする可変動弁装置であって、リフトが異なる複数のカムによって駆動される複数のロッカーアームと、ピン(連結ピストン)を介してこれらのロッカーアームを連結する状態と、その連結を解除する状態とを切り換える切換機構とを備えた装置が開示されている。
また、日本実開昭61−48905号公報には、ロッカーアームに油圧式ラッシュアジャスタを設置し、この油圧式ラッシュアジャスタがバルブステムと当接している動弁機構が開示されている。この動弁機構では、油圧式ラッシュアジャスタにオイルを供給するための給油路がロッカーアームの内部に形成されている。そして、ロッカーアームを支持するロッカーシャフトの内部に形成された油路内のオイルが、上記給油路を介して、油圧式ラッシュアジャスタに供給される。
日本特開平11−287139号公報 日本実開昭61−48905号公報 日本特開2006−57535号公報
日本特開平11−287139号公報に開示された可変動弁装置では、ロッカーアームの中央部に、カムとの摩擦抵抗を低減するためのローラーや、上記切換機構のピンが設置されている。このようなロッカーアームに油圧式ラッシュアジャスタを設置する場合を想定すると、油圧式ラッシュアジャスタ自体の設置スペースや油圧供給のための給油路の設置スペースを確保するために、ロッカーアームを長くする必要が生じたり、カムシャフトの位置を高くする必要が生じたりする。その結果、動弁系全体が大型化するだけでなく、ロッカーアームの慣性モーメントが大きくなるので、動弁系の等価慣性質量が増大し、バルブスプリング荷重を大きくする必要が生じ、フリクションが増大する。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ロッカーアームに油圧式ラッシュアジャスタを設置した可変動弁装置において、ロッカーアームの小型化およびフリクションの低減が図れる可能な内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の可変動弁装置であって、
回転するカムシャフトに設けられたカムと、
前記カムに接触し、前記カムが回転することにより揺動する第1ロッカーアームと、
前記カムと同軸上に配置され、前記カムよりリフトが小さいか、またはリフトがゼロであり、ベース円の半径が前記カムのベース円の半径より小さい低リフトカムと、
前記第1ロッカーアームの隣に配置され、前記低リフトカムに接触可能な第2ロッカーアームと、
前記第1ロッカーアームおよび前記第2ロッカーアームに形成されたピン挿入孔と、前記ピン挿入孔に挿入されるピンとを有し、前記ピンを介して前記第1ロッカーアームと前記第2ロッカーアームとを相互に連結する連結状態と、その連結を解除した非連結状態とに切り換え可能な切換機構と、
前記第2ロッカーアームの、揺動中心と反対側の端部に設置された油圧式ラッシュアジャスタと、
前記油圧式ラッシュアジャスタを介して前記第2ロッカーアームに押圧されることによって開くバルブと、
前記第2ロッカーアームの内部に形成され、前記油圧式ラッシュアジャスタにオイルを供給する給油路と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記切換機構は、前記ピンを前記連結状態の位置と前記非連結状態の位置とに変位させるピン移動機構を有し、
前記ピン移動機構は、油圧以外の力によって前記ピンを変位させることを特徴とする。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記第1ロッカーアームは、前記カムと接触する部位にローラーを有しており、
前記第2ロッカーアームは、ローラーを介さずに前記低リフトカムと接触することを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記ピンは、前記第1ロッカーアームが備えるローラーと同心的に設けられていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第3または第4の発明において、
前記給油路は、前記低リフトカムに対する前記第2ロッカーアームの接触面と、前記第2ロッカーアームに形成されたピン挿入孔との間を通っていることを特徴とする。
また、第6の発明は、第3乃至第5の発明の何れかにおいて、
前記第2ロッカーアームは、前記給油路内のオイルを前記第2ロッカーアームと前記低リフトカムとの接触部分に供給する潤滑用給油路と、前記第2ロッカーアームが揺動するときに前記潤滑用給油路を封鎖する給油停止弁とを有していることを特徴とする。
また、第7の発明は、第3乃至第6の発明の何れかにおいて、
前記低リフトカムに対する前記第2ロッカーアームの接触面は、前記低リフトカムのベース円の半径より曲率半径の大きい凹曲面になっていることを特徴とする。
また、第8の発明は、第1乃至第7の発明の何れかにおいて、
前記低リフトカムは、リフトがゼロであり、前記カムシャフトに対し、転がり軸受を介して設置されていることを特徴とする。
また、第9の発明は、第1乃至第8の発明の何れかにおいて、
前記カムの両隣に配置された一対の前記低リフトカムと、
前記第1ロッカーアームの両隣に配置された一対の前記第2ロッカーアームと、
を備えることを特徴とする。
また、第10の発明は、第1乃至第9の発明の何れかにおいて、
前記第2ロッカーアームの内部に形成された給油路は、一直線状に形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、第2ロッカーアームに油圧式ラッシュアジャスタを設置したことにより、バルブクリアランスをバルブ毎に独立に吸収することができる。また、第2ロッカーアームと接触する低リフトカムのベース円半径を、第1ロッカーアームと接触するカムのベース円半径よりも小さくしたことにより、油圧式ラッシュアジャスタの搭載位置を揺動中心に近づけることができる。このため、第2ロッカーアームの慣性モーメントの増大を抑制することができるので、動弁系の等価慣性質量の増大が抑制され、フリクションを低減することができる。更に、上記低リフトカムのベース円半径を上記カムのベース円半径より小さくしたことにより、必然的に、第2ロッカーアームのピンと低リフトカムのベース円との間の距離が大きくなる。従って、第2ロッカーアームのピンと低リフトカムのベース円との間に、給油路(油圧式ラッシュアジャスタへの給油路)を形成するスペースを大きく確保することができる。このため、上記給油路を容易に形成することができる。
第2の発明によれば、切換機構のピン移動機構は油圧以外の力によってピンを変位させるので、ピン移動機構に油圧を供給する必要はない。これに対し、油圧によってピンを移動させる構成の場合には、ピンを移動可能な高い油圧を第2ロッカーアームに供給することが必要となる。そのような高い油圧が、油圧式ラッシュアジャスタに供給されると、油圧式ラッシュアジャスタが必要以上に伸長してバルブの閉じが不完全となるポンプアップが生じ易くなる。これに対し、第2の発明によれば、ピン移動機構が油圧を必要としないので、第2ロッカーアームに供給する油圧の大きさを油圧式ラッシュアジャスタに好適な大きさにすることができる。このため、ポンプアップの発生を確実に防止することができる。
第3の発明によれば、第2ロッカーアームのローラーを省略したことにより、第2ロッカーアーム内に十分なスペースを確保することができる。このため、給油路を特に容易に形成することができる。
第4の発明によれば、切換機構のピンを、第1ロッカーアームが備えるローラーと同心的に設けたことにより、スペースを有効に利用することができ、第1ロッカーアームの小型化が図れる。
第5の発明によれば、低リフトカムに対する第2ロッカーアームの接触面と、第2ロッカーアームに形成されたピン挿入孔との間に給油路を通したことにより、給油路の設置スペースを十分に確保することができる。このため、給油路を特に容易に形成することができる。
第6の発明によれば、第2ロッカーアームと低リフトカムとの接触部分に直接にオイルを供給することができるので、摺動抵抗を確実に低減することができる。また、第2ロッカーアームが揺動するときにオイルの供給を自動的に停止する給油停止弁を設けたことにより、オイル流量を低減することができる。
第7の発明によれば、低リフトカムと第2ロッカーアームの接触面との間に、くさび形の隙間が形成される。この隙間に入るオイルによって、低リフトカムと第2ロッカーアームの接触面との間の潤滑を良好に行うことができる。
第8の発明によれば、リフトがゼロの低リフトカム(ゼロリフトカム)をカムシャフトに対して転がり軸受を介して設置したことにより、第2ロッカーアームがゼロリフトカムに接触しているとき(バルブが閉じているとき)には、ゼロリフトカムの回転が停止し、カムシャフトがゼロリフトカムに対して空回りする。すなわち、ゼロリフトカムが第2ロッカーアームに対して摺動しないので、フリクションを十分に低減することができる。
第9の発明によれば、1気筒当たり2個の吸気バルブまたは排気バルブを駆動する可変動弁装置に好ましく適用することができる。
第10の発明によれば、第2ロッカーアームの内部の給油路を一直線状に形成するので、極めて容易に製造することができる。
本発明の実施の形態1の内燃機関の可変動弁装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の可変動弁装置を第1ロッカーアームの位置で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1の可変動弁装置を第2ロッカーアームの位置で切断した断面図である。 切換機構が備えるピンの中心を含む平面で第1ロッカーアームおよび第2ロッカーアームを切断した断面図である。 本発明の実施の形態1の可変動弁装置を第2ロッカーアームの位置で切断した断面側面図である。 本発明の実施の形態1の可変動弁装置をロッカーシャフトの中心を含む平面で切断した断面図である。 本発明の実施の形態1の可変動弁装置と、比較例の可変動弁装置とを模式的に示した図である。 本発明の実施の形態2の可変動弁装置の第2ロッカーアームとゼロリフトカムとの接触部付近を拡大して示す断面図である。 本発明の実施の形態3の可変動弁装置のカムシャフトを示す斜視図である。
符号の説明
1 可変動弁装置
2 バルブ
3 第1ロッカーアーム
4,5 第2ロッカーアーム
7 切換機構
8 カムシャフト
9 カム
10 側板
11 底板
12,21,26 スリーブ
13 ローラー
14 ロッカーシャフト
17 ゼロリフトカム
18 油圧式ラッシュアジャスタ
19 パッド
20,22,25 ピン
23,24 給油路
27 ピン押圧部材
29 アーム
30 ガイドレール
32 コイルスプリング
33 係合突起
34 電磁ソレノイド
35 ステイ
39,40 ステイピン
41,42 給油路
50 第2ロッカーアーム
51 接触面
53 潤滑用給油路
54 給油停止弁
55 ボール
56,57 斜面
60 ゼロリフトカム
61 ニードルローラー
64 孔
90 可変動弁装置
91 第2ロッカーアーム
92 ローラー
93 油圧式ラッシュアジャスタ
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の内燃機関の可変動弁装置を示す斜視図である。この図1では、後述するカムシャフト8の図示が省略されている。
図1に示す内燃機関の可変動弁装置(以下、単に「可変動弁装置」と称する)1は、二つのバルブ2を備えている。これらのバルブ2は、内燃機関(図示省略)の一つの気筒が備える二つの吸気バルブまたは排気バルブである。以下の説明では、一つの気筒に対応する部分の構成について説明するが、本発明が多気筒内燃機関にも適用可能であることは言うまでもない。
可変動弁装置1は、第1ロッカーアーム3と、一対の第2ロッカーアーム4,5とを備えている。一対の第2ロッカーアーム4,5は、第1ロッカーアーム3を挟んで両側に配置されている。第1ロッカーアーム3と、第2ロッカーアーム4,5とは、カムシャフト8に平行な共通の直線を中心として、それぞれ揺動可能になっている。
第2ロッカーアーム4,5は、二つのバルブ2に対応した位置に設けられている。バルブ2は、バルブスプリング6によって、閉じる方向(図1中で上方向)に付勢されている。第2ロッカーアーム4,5が図1中で下方向に揺動して、各バルブ2のステムの端部を押圧すると、各バルブ2が開く。
可変動弁装置1は、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5とを連結した状態と、その連結を解除した状態とを切り換えるための切換機構7を備えている。この切換機構7の詳細は後述する。
図2は、可変動弁装置1を第1ロッカーアーム3の位置で切断した断面図である。図2に示すように、可変動弁装置1は、カムシャフト8を有している。カムシャフト8は、タイミングチェーン等を介して、内燃機関のクランクシャフト(図示省略)と連結されており、クランクシャフトの2分の1の速度で回転する。カムシャフト8は、カム9を有している。カム9は、カムシャフト8と一体の部材に形成されていてもよいし、別部材をカムシャフト8に固定することによって形成されたものでもよい。図2中のR1は、カム9のベース円の半径を表している。
第1ロッカーアーム3は、側面を構成する一対の側板10と、それらを連結する底板11と、円筒状のスリーブ12と、カム9と接触するローラー13とを有している。一対の側板10には、孔が形成されており、それらの孔にロッカーシャフト14が挿通している。第1ロッカーアーム3は、このロッカーシャフト14を中心として、揺動可能になっている。後述するように、第2ロッカーアーム4,5も、同一のロッカーシャフト14によって、揺動可能に支持されている。
スリーブ12は、カムシャフト8やロッカーシャフト14と平行な向きで設けられている。スリーブ12の両端は、一対の側板10にそれぞれ固定されている。このスリーブ12の中空部によって、第1ロッカーアーム3をロッカーシャフト14と平行な方向に貫通する孔(ピン挿入孔)が形成されている。
ローラー13は、スリーブ12の外周側に同心的に設けられている。スリーブ12の外周面と、ローラー13の内周面との間には、ニードルローラー15が設けられている。これにより、ローラー13は円滑に回転可能になっている。
一対の側板10の間には、ねじりコイルスプリング16が配置されている。ロッカーシャフト14は、このねじりコイルスプリング16の中空部を挿通している。第1ロッカーアーム3は、ねじりコイルスプリング16により、図2中で時計回りに付勢されている。これにより、ローラー13は、カム9に押し当てられている。従って、カム9が回転すると、ローラー13がカム9に従動することにより、第1ロッカーアーム3が揺動する。
スリーブ12の中空部には、切換機構7が備える円柱状のピン20が挿入されている。すなわち、ローラー13とピン20とは、同心的に配置されている。ピン20は、軸方向に移動可能になっている。
図3は、可変動弁装置1を第2ロッカーアーム4の位置で切断した断面図である。なお、第2ロッカーアーム4と第2ロッカーアーム5とは、ほぼ同様の構造であるので、以下では、両者に共通する要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図3中で、カムシャフト8のカム9の手前側には、第2ロッカーアーム4と接触可能なゼロリフトカム17が設けられている。ゼロリフトカム17は、円筒形をなしており、厳密にはカムではないが、リフトがゼロのカムと考えることもできるので、本実施形態ではゼロリフトカムという名称で呼ぶ。
ゼロリフトカム17は、カムシャフト8と一体の部材に形成されていてもよいし、別部材をカムシャフト8に固定することによって形成されたものでもよい。図3中のR2は、ゼロリフトカム17のベース円の半径を表している。上述したように、ゼロリフトカム17はリフトがゼロであるので、ゼロリフトカム17の外形はベース円そのものである。
なお、図3では表れていないが、図3中でカム9の奥側には、もう一方の第2ロッカーアーム5と接触可能な、同様のゼロリフトカム17が設けられている。
第2ロッカーアーム4の図3中で右側の端部には、孔が形成されており、この孔にロッカーシャフト14が挿通している。これにより、第2ロッカーアーム4は、ロッカーシャフト14を中心として揺動可能になっている。
第2ロッカーアーム4の、揺動中心(ロッカーシャフト14)と反対側の端部には、油圧式ラッシュアジャスタ18が設置されている。油圧式ラッシュアジャスタ18は、バルブ2のステムの端部に当接している。
可変動弁装置1では、上記油圧式ラッシュアジャスタ18を設けたことにより、バルブクリアランスをゼロに保つことができる。すなわち、バルブ2が閉じているときに、ゼロリフトカム17と第2ロッカーアーム4との間、あるいはバルブ2のステムと第2ロッカーアーム4(油圧式ラッシュアジャスタ18)との間に隙間が生じようとした場合には、油圧式ラッシュアジャスタ18が伸長することにより、この隙間がゼロに保たれる。このようにして、バルブ2が閉じているときには、ゼロリフトカム17と第2ロッカーアーム4とが常に接触する。この場合、ゼロリフトカム17は回転しているので、ゼロリフトカム17の外周面が第2ロッカーアーム4に対し摺動する。
このような第2ロッカーアーム4の本体の材質は、アルミ合金等であるのが好ましい。本実施形態の第2ロッカーアーム4は、ゼロリフトカム17と接触する位置に、耐摩耗性に優れた別材質のパッド19を有している。ただし、本発明では、このような構成に限定されず、第2ロッカーアーム4の本体自体に、ゼロリフトカム17との接触面(摺動面)が形成されていてもよい。
第2ロッカーアーム4は、カムシャフト8やロッカーシャフト14と平行な向きで設けられた円筒状のスリーブ21を有している。図示の構成では、第2ロッカーアーム4の本体に形成された孔にスリーブ21が挿入されて固定されている。スリーブ21の中空部には、切換機構7が備える円柱状のピン22が挿入されている。このピン22は、軸方向に移動可能になっている。
ロッカーシャフト14の内部には、給油路23が形成されている。また、第2ロッカーアーム4の内部には、ロッカーシャフト14内の給油路23と油圧式ラッシュアジャスタ18とを結ぶ給油路24が形成されている。この給油路24を通って、給油路23内のオイルが、油圧式ラッシュアジャスタ18へ送られる。給油路24は、パッド19とスリーブ21との間を通って形成されている。
次に、切換機構7について説明する。図4は、切換機構7が備えるピン20,22および25の中心を含む平面で第1ロッカーアーム3および第2ロッカーアーム4,5を切断した断面図である。なお、この図4は、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5との間の連結を解除した状態(以下、「非連結状態」と称する)を表している。
図4に示すように、第2ロッカーアーム5には、円筒状のスリーブ26が設けられている。このスリーブ26の中空部によって、第2ロッカーアーム5をカムシャフト8やロッカーシャフト14と平行な方向に貫通する孔(ピン挿入孔)が形成されている。スリーブ26の中空部には、円柱状のピン25が挿入されている。このピン25は、軸方向に移動可能になっている。ピン25は、第1ロッカーアーム3と反対側の方向(図4中で右方向)に突出している。この突出したピン25の端部は、円柱状をなすピン押圧部材27の端部に当接している。ピン押圧部材27は、支持部28に形成された孔に挿入されており、この孔内で回転可能であり、且つ、カムシャフト8に平行な方向に移動可能になっている。
ピン押圧部材27の、もう一方の端部からは、アーム29が、ピン押圧部材27に対し垂直な方向に突出している。アーム29は、ピン押圧部材27を中心に回動可能になっている。このアーム29と対向する部分のカムシャフト8には、螺旋状のガイドレール30が形成されている。
第2ロッカーアーム4に設けられたスリーブ21の、第1ロッカーアーム3側と反対側の端部には、底部31が形成されている。スリーブ21に挿入されたピン22は、底部31に面する側の端面に凹部を有している。この凹部内には、コイルスプリング32が配置されている。このコイルスプリング32は、底部31に当接している。このコイルスプリング32により、ピン22は、図4中で右方向へ付勢されている。この付勢力により、ピン22はピン20に当接し、ピン20はピン25に当接し、ピン25はピン押圧部材27に当接している。
図4に示す状態では、ピン20とピン22とは、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4との隙間において当接しており、ピン20とピン25とは、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム5との隙間において当接している。この状態では、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5とは連結されていない。よって、カム9によって駆動される第1ロッカーアーム3の揺動は、第2ロッカーアーム4,5へは伝達されない。従って、カム9(カムシャフト8)が回転しても、第2ロッカーアーム4,5は、ゼロリフトカム17と接触した状態を維持するので、バルブ2は開かない。このように、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5とが非連結状態であるときには、バルブ2は閉じた状態で停止することになる。
ピン20,22および25の外径は、相互に等しく、また、ロッカーシャフト14からピン20,22および25までの距離も相互に等しい。そして、非連結状態において、カム9のベース円部分がローラー13に接触しているときには、ピン20,22および25の中心が一致する。ピン押圧部材27によるピン25への押圧が解除されると、ピン20,22および25の中心が一致した際に、コイルスプリング32の付勢力により、ピン20,22および25が一体となって図4中で右方向に移動する。そうすると、ピン20の一部が第2ロッカーアーム5のスリーブ26に挿入し、ピン22の一部が第1ロッカーアーム3のスリーブ12に挿入する。これにより、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム5とがピン20を介して連結され、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4とがピン22を介して連結される。以下、この状態を「連結状態」と称する。第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5とが連結状態であるときには、第2ロッカーアーム4,5は、第1ロッカーアーム3と一体となって揺動する。従って、第2ロッカーアーム4,5が各バルブ2を押圧して開かせるので、両バルブ2が開閉動作を行う。
ピン押圧部材27は、アーム29を介して、カムシャフト8によって駆動される。図1に示すように、アーム29には、カムシャフト8に形成されたガイドレール30に係合可能な係合突起33が形成されている。アーム29は、係合突起33がカムシャフト8から離れるように回転する方向に、図示しないスプリングによって付勢されている。電磁ソレノイド34は、アーム29の先端をカムシャフト8へ向けて押圧可能な位置に設置されている。
上述したような第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5との連結状態を非連結状態に切り換える際には、電磁ソレノイド34を作動状態とする。電磁ソレノイド34が作動してアーム29を押圧すると、係合突起33がカムシャフト8に押し当てられる。係合突起33の位置がガイドレール30の始端に一致すると、係合突起33がガイドレール30に係合する。この状態でカムシャフト8が回転し、係合突起33がガイドレール30に沿って移動することにより、アーム29が第2ロッカーアーム5に近づく方向へ移動する。その結果、ピン押圧部材27がピン25を押圧するので、コイルスプリング32が縮んで、ピン20,22および25が図4に示す位置へ移動する。これにより、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5との連結が解除され、非連結状態となる。
一方、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5との非連結状態を連結状態に切り換える際には、電磁ソレノイド34を非作動状態とする。電磁ソレノイド34が非作動となり、アーム29への押圧が解除されると、アーム29は、図示しないスプリングの付勢力によって、カムシャフト8から離れる方向に回動する。その結果、係合突起33は、カムシャフト8から離れる。これにより、ピン押圧部材27によるピン25への押圧が解除される。すると、前述したように、ピン20,22および25は、コイルスプリング32の付勢力により、図4中で右方向に移動する。その結果、ピン20の一部が第2ロッカーアーム5のスリーブ26に挿入し、ピン22の一部が第1ロッカーアーム3のスリーブ12に挿入することにより、第1ロッカーアーム3と、第2ロッカーアーム4,5とが連結される。
可変動弁装置1では、以上説明したような切換機構7によって、第1ロッカーアーム3と第2ロッカーアーム4,5との連結状態と非連結状態とを切り換えることにより、バルブ2を開閉動作させる通常の状態と、バルブ2の開閉動作を停止させる弁停止状態とを切り換えることができる。
次に、油圧式ラッシュアジャスタ18への油圧供給経路について更に説明する。図5は、可変動弁装置1を第2ロッカーアーム5の位置で切断した断面側面図であり、図6は、可変動弁装置1をロッカーシャフト14の中心を含む平面で切断した断面図である。図6に示すように、ロッカーシャフト14は、ステイ35によって支持されている。ステイ35は、底部36と、この底部36の両端にそれぞれ立設された支持部37,38とを有している。支持部37,38には、ロッカーシャフト14の端部が挿入する孔がそれぞれ形成されている。それらの孔にロッカーシャフト14の両端部が挿入した状態で、ロッカーシャフト14がステイ35に固定されている。
ステイ35は、ステイピン39,40を介して、内燃機関のシリンダヘッド(図示省略)に固定されている。一方のステイピン40の内部には、給油路41が形成されている。図5に示すように、シリンダヘッド内の給油路から、まず、ステイピン40内の給油路41にオイルが送り込まれる。図6に示すように、このオイルは、ステイピン40内の給油路41から、ステイ35の支持部38の内部に形成された給油路42を通って、ロッカーシャフト14内の給油路23に供給される。第2ロッカーアーム4,5の内側に隠れている部分のロッカーシャフト14には、第2ロッカーアーム4,5に形成された給油路24に向かって開口する孔43が形成されている。図5に示すように、ロッカーシャフト14内の給油路23のオイルは、この孔43を通って、第2ロッカーアーム4,5内の給油路24に流入する。そして、このオイルは、給油路24を通って、油圧式ラッシュアジャスタ18に供給される。
本実施形態では、図5に示すように、給油路24は一直線状に形成されている。第2ロッカーアーム5の後端には、給油路24の延長線上に孔64が形成されている。第2ロッカーアーム5の製造時には、この孔64からドリルを挿入することにより、給油路24を容易に形成することができる。
以上説明したように、本発明の可変動弁装置1では、第2ロッカーアーム4,5に油圧式ラッシュアジャスタ18をそれぞれ設置し、第2ロッカーアーム4,5が油圧式ラッシュアジャスタ18を介してバルブ2を押圧するように構成している。また、ロッカーシャフト14は、油圧式ラッシュアジャスタを介さずにシリンダヘッドに固定されている。
一方、本発明と異なる構成として、第2ロッカーアームに油圧式ラッシュアジャスタを設置せず、ロッカーシャフトの両端部をそれぞれ油圧式ラッシュアジャスタを介して支持する構成も考えられる。しかしながら、そのような構成にした場合には、次のような不都合がある。そのような構成では、二つの油圧式ラッシュアジャスタがロッカーシャフトを介して連結されるので、二つの油圧式ラッシュアジャスタの伸び量が等しくならざるを得ない。すなわち、二つのバルブのうちバルブクリアランスが小さい方によって油圧式ラッシュアジャスタの伸びが規制されてしまうので、他方のバルブではバルブクリアランスを吸収し切れず、バルブクリアランスが発生してしまう。このため、バルブクリアランスが発生した方のバルブが第2ロッカーアームに押圧されて開くときに、音や衝撃が発生するという問題がある。また、その音や衝撃を緩和するためにカムにランプ部を設けることが必要となるが、バルブクリアランスが小さい方のバルブは、他方のバルブが開き始めるよりも前に、上記ランプ部によって開き始めることとなる。このため、二つのバルブの実作用角が同じでなくなってしまい、内燃機関の出力性能、燃費性能、エミッションなどに悪影響を及ぼすおそれがある。
これに対し、本実施形態の可変動弁装置1では、第2ロッカーアーム4,5の各々に油圧式ラッシュアジャスタ18を設置したことにより、二つのバルブ2のバルブクリアランスを独立に吸収することができる。このため、上記のような不都合が生ずることを確実に防止することができる。
しかしながら、第2ロッカーアーム4,5に油圧式ラッシュアジャスタ18を設けるようにすると、第2ロッカーアーム4,5が大型化したり、動弁系の等価慣性質量が増大したりし易い。その結果、可変動弁装置1全体が大型化したり、バルブスプリング6等のばね荷重の増大が必要となったり、フリクションが増大したりするなどの弊害が生じ易い。
これに対し、本実施形態の可変動弁装置1では、ゼロリフトカム17のベース円半径R2をカム9のベース円半径R1よりも小さくしたことにより、上記のような弊害を十分に抑制することができる。この利点について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の可変動弁装置1と、比較例の可変動弁装置とを模式的に示した図である。図7中では、カムシャフト8、ロッカーシャフト14およびピン22,25の各中心の位置が本実施形態の可変動弁装置1と比較例の可変動弁装置とで共通であるものとして、両者を重ねて描いている。実線で示したものが本実施形態の可変動弁装置1であり、破線で示したものが比較例の可変動弁装置である。
図7に示す比較例の可変動弁装置では、ゼロリフトカム90のベース円半径が、カム9のベース円半径R1に等しくされている。比較例の第2ロッカーアーム91には、ピン22,25と同心的に配置されたローラー92と、油圧式ラッシュアジャスタ93とが設けられている。バルブ2が閉じているときには、ローラー92がゼロリフトカム90に接触する。図7から分かるように、このような比較例の可変動弁装置では、第2ロッカーアーム91とゼロリフトカム90との干渉を避けるため、第2ロッカーアーム91の高さ方向の寸法を、本実施形態の第2ロッカーアーム4,5の高さ方向の寸法よりも小さくする必要がある。このため、第2ロッカーアーム91の上面94と、ピン22,25との間の距離が狭くなるので、この部分に、油圧式ラッシュアジャスタ93にオイルを供給する給油路24を設けることが困難となる。
また、第2ロッカーアーム91の高さ方向の寸法が小さいこと、および、ローラー92との干渉を避けることのために、油圧式ラッシュアジャスタ93の設置箇所は、本実施形態の油圧式ラッシュアジャスタ18と比べて、ロッカーシャフト14からの距離が遠くなるとともに、下方にずらすことが必要となる。
上述したような比較例の可変動弁装置と比べ、本実施形態の可変動弁装置1では、ゼロリフトカム17のベース円半径R2をカムのベース円半径R1より小さくしたことにより、油圧式ラッシュアジャスタ18を、ゼロリフトカム17と干渉することなく、ロッカーシャフト14に近づけることができる。よって、第2ロッカーアーム4,5の長さ(ロッカーシャフト14の中心から油圧式ラッシュアジャスタ18までの距離)を短くすることができる。慣性モーメントは、回転中心からの距離の2乗に比例する。このため、第2ロッカーアームの長さが長くなると、慣性モーメントが急激に増大する。本実施形態の可変動弁装置1では、比較例と比べて、第2ロッカーアーム4,5の長さを短くすることができるので、小型化が図れるのみならず、慣性モーメントを小さくすることもできる。このため、動弁系の等価慣性質量を小さくすることができ、バルブスプリング6等に要求されるばね荷重の増大や、フリクションの増大を確実に抑制することができる。
また、本実施形態の可変動弁装置1では、比較例と比べて、第2ロッカーアーム4,5の高さ方向の寸法を大きくすることができる。これにより、油圧式ラッシュアジャスタ18の位置を上方へ移動することができる。このため、バルブ2の長さを同じとした場合には、カムシャフト8の位置を低くすることができる。よって、可変動弁装置1の高さを低くすることができる。また、シリンダヘッドやカムキャリアの小型化が図れ、それらの重量を軽減することができる。
更に、本実施形態の可変動弁装置1では、第2ロッカーアーム4,5の高さ方向の寸法を大きくすることができるので、第2ロッカーアーム4,5の上面(ゼロリフトカム17に対する接触面)と、ピン22,25との間の距離を十分に長くすることができる。よって、この部分に、油圧式ラッシュアジャスタ18にオイルを供給する給油路24を容易に設けることができる。特に、本実施形態では、第2ロッカーアーム4,5がローラーを介さずにゼロリフトカム17に接触するようにしたことにより、給油路24が通る部分にローラーが存在しないので、給油路24を極めて容易に設けることができる。
本発明の上記の利点に関して、図4を参照して更に説明する。図4において、仮に、ゼロリフトカム17のベース円半径R2がカム9のベース円半径R1と同じであったとすると、第2ロッカーアーム4,5では、図4中のW1で示す幅の中に給油路24とパッド19とを設けることになる。しかしながら、このような狭い幅W1の中に、その両者を設けることはスペース的に無理である。また、パッド19を省略して給油路24のみを設けたとしても、壁の厚さが薄くなり過ぎて強度が不足し、成立困難である。
これに対し、本実施形態によれば、ゼロリフトカム17のベース円半径R2をカム9のベース円半径R1より小さくしたことにより、給油路24やパッド19を配置するスペースを、図4中のW2で示す幅へと拡大することができる。このため、給油路24やパッド19を余裕を持って設けることができる。
また、本実施形態では、切換機構7は、油圧を利用せず、電磁ソレノイドと、カムシャフト8の回転力とによってピンを変位させるように構成されている。これに対し、切換機構7のピンを油圧によって変位させる構成としてもよい。ただし、その場合には、次のような課題がある。切換機構7のピンに油圧を供給する場合に、油圧式ラッシュアジャスタ18へ供給する油圧と別個の油圧とすることは困難であるので、通常、両者は同じ油圧となる。しかしながら、切換機構7のピンに対して好適な油圧の大きさと、油圧式ラッシュアジャスタ18に対して好適な油圧の大きさとは異なる。すなわち、切換機構7のピンをコイルスプリング32の付勢力に抗して変位させるには、ある程度高い油圧が必要である。これに対し、油圧式ラッシュアジャスタ18に供給される油圧が高すぎると、油圧式ラッシュアジャスタ18が伸長し過ぎてバルブ2の閉じが不完全となるポンプアップが生じ易くなる。これに対し、本実施形態では、油圧を利用しない切換機構7を用いたことにより、油圧式ラッシュアジャスタ18に好適な大きさの油圧を供給することができるので、ポンプアップの発生を確実に防止することができる。
以上説明した実施の形態では、第2ロッカーアーム4,5と接触可能なカムがゼロリフトカム17である場合について説明したが、本発明では、第2ロッカーアーム4,5と接触可能なカムが、カム9よりもリフトの小さいカム(低リフトカム)である場合にも適用可能である。
また、上述した実施の形態においては、ゼロリフトカム17が前記第1の発明における「低リフトカム」に、スリーブ12,21および26の中空部が前記第1の発明における「ピン挿入孔」に、ピン押圧部材27、アーム29、ガイドレール30、コイルスプリング32、係合突起33および電磁ソレノイド34が前記第2の発明における「ピン移動機構」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図8は、本発明の実施の形態2の可変動弁装置の第2ロッカーアーム50とゼロリフトカム17との接触部付近を拡大して示す断面図である。
本実施形態では、実施の形態1のパッド19に相当する部材が省略されており、ゼロリフトカム17に対する接触面51が、第2ロッカーアーム50の本体に直接に形成されている。この接触面51は、凹曲面形状(凹R形状)をなしている。そして、接触面51の曲率半径は、ゼロリフトカム17のベース円半径R2より大きくされている。これにより、ゼロリフトカム17と接触面51との間に、くさび形の隙間52が形成される。この隙間52に入るオイルによって、ゼロリフトカム17と接触面51との間の潤滑を良好に行うことができる。このような効果をくさび油膜効果という。このくさび油膜効果により、ゼロリフトカム17と接触面51との間の摺動抵抗を確実に低減することができる。
また、本実施形態の第2ロッカーアーム50には、給油路24内のオイルを接触面51に供給する潤滑用給油路53を備えている。潤滑用給油路53は、接触面51に開口しているとともに、給油路24に連通している。本実施形態では、ゼロリフトカム17と接触面51との間に、潤滑用給油路53からオイルを供給することができるので、くさび油膜効果をより確実に発揮させることができる。
ところで、第2ロッカーアーム50が揺動しているときには、接触面51はゼロリフトカム17から離れるので、接触面51にオイルを供給する必要はない。そこで、本実施形態では、第2ロッカーアーム50が揺動しているときに潤滑用給油路53を自動的に封鎖する給油停止弁54を設けている。
給油停止弁54は、ボール55を有している。このボール55が入っている部屋のオイル流入口の周囲には、すり鉢状(凹円錐面状)の斜面56が形成されている。同様に、ボール55が入っている部屋のオイル流出口の周囲には、すり鉢状(凹円錐面状)の斜面57が形成されている。第2ロッカーアーム50が揺動していない状態、つまりバルブ2が停止している状態では、給油路24からの油圧によってボール55が持ち上げられ、ボール55が斜面56から離れる。これにより、オイルは、給油停止弁54を通過して、接触面51に供給される。
これに対し、第2ロッカーアーム50が図8中の下から上に向かって揺動しているときには、ボール55が慣性力によって斜面56に押し付けられる。このため、流路が封鎖され、接触面51へのオイルの供給が停止する。また、第2ロッカーアーム50が図8中の上から下に向かって揺動しているときには、ボール55が慣性力によって斜面57に押し付けられる。このため、流路が封鎖され、接触面51へのオイルの供給が停止する。このようにして、給油停止弁54によれば、第2ロッカーアーム50が揺動しており、接触面51へのオイルの供給が不要であるときには、オイルの供給を自動的に停止することができる。このため、オイル流量を低減することができる。
実施の形態3.
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を簡略化または省略する。図9は、本発明の実施の形態3の可変動弁装置のカムシャフトを示す斜視図である。
本実施形態の可変動弁装置の特徴は、ゼロリフトカム60が、転がり軸受を介してカムシャフト8に設置され、カムシャフト8に対し相対的に回転可能になっている点にある。すなわち、ゼロリフトカム60は、カムシャフト8に対し、ニードルローラー61を介して、円滑に回転可能に設置されている。
このような本実施形態の可変動弁装置によれば、バルブ2の動作が停止しているとき、すなわち、第2ロッカーアーム4,5がゼロリフトカム60に接触しているときには、ゼロリフトカム60の回転が停止し、カムシャフト8はゼロリフトカム60に対しては空回りする。すなわち、ゼロリフトカム60が第2ロッカーアーム4,5に対して摺動しないので、フリクションを十分に低減することができる。

Claims (8)

  1. 回転するカムシャフトに設けられたカムと、
    前記カムに接触し、前記カムが回転することにより揺動する第1ロッカーアームと、
    前記カムと同軸上に配置され、前記カムよりリフトが小さいか、またはリフトがゼロであり、ベース円の半径が前記カムのベース円の半径より小さい低リフトカムと、
    前記第1ロッカーアームの隣に配置され、前記低リフトカムに接触可能な第2ロッカーアームと、
    前記第1ロッカーアームおよび前記第2ロッカーアームに形成されたピン挿入孔と、前記ピン挿入孔に挿入されるピンとを有し、前記ピンを介して前記第1ロッカーアームと前記第2ロッカーアームとを相互に連結する連結状態と、その連結を解除した非連結状態とに切り換え可能な切換機構と、
    前記第2ロッカーアームの、揺動中心と反対側の端部に設置された油圧式ラッシュアジャスタと、
    前記油圧式ラッシュアジャスタを介して前記第2ロッカーアームに押圧されることによって開くバルブと、
    前記第2ロッカーアームの内部に形成され、前記油圧式ラッシュアジャスタにオイルを供給する給油路と、
    を備え、
    前記第1ロッカーアームは、前記カムと接触する部位にローラーを有しており、
    前記第2ロッカーアームは、ローラーを介さずに前記低リフトカムと接触し、
    前記給油路は、前記低リフトカムに対する前記第2ロッカーアームの接触面と、前記第2ロッカーアームに形成されたピン挿入孔との間を通っていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記切換機構は、前記ピンを前記連結状態の位置と前記非連結状態の位置とに変位させるピン移動機構を有し、
    前記ピン移動機構は、油圧以外の力によって前記ピンを変位させることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記ピンは、前記第1ロッカーアームが備えるローラーと同心的に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記第2ロッカーアームは、前記給油路内のオイルを前記第2ロッカーアームと前記低リフトカムとの接触部分に供給する潤滑用給油路と、前記第2ロッカーアームが揺動するときに前記潤滑用給油路を封鎖する給油停止弁とを有していることを特徴とする請求項1、2、及び4の何れか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記低リフトカムに対する前記第2ロッカーアームの接触面は、前記低リフトカムのベース円の半径より曲率半径の大きい凹曲面になっていることを特徴とする請求項1、2、4及び6の何れか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 前記低リフトカムは、リフトがゼロであり、前記カムシャフトに対し、転がり軸受を介して設置されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
  7. 前記カムの両隣に配置された一対の前記低リフトカムと、
    前記第1ロッカーアームの両隣に配置された一対の前記第2ロッカーアームと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
  8. 前記第2ロッカーアームの内部に形成された給油路は、一直線状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
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