JPS6148905A - 超電導マグネツト装置 - Google Patents
超電導マグネツト装置Info
- Publication number
- JPS6148905A JPS6148905A JP17037184A JP17037184A JPS6148905A JP S6148905 A JPS6148905 A JP S6148905A JP 17037184 A JP17037184 A JP 17037184A JP 17037184 A JP17037184 A JP 17037184A JP S6148905 A JPS6148905 A JP S6148905A
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- JP
- Japan
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- superconducting
- wire
- adhesive
- self
- winding
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- Granted
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F6/00—Superconducting magnets; Superconducting coils
- H01F6/06—Coils, e.g. winding, insulating, terminating or casing arrangements therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、超電導マグネット装置に関するものであり
、さらに詳しくいうと、超電導導体に絶縁被膜を施した
超′ル導線を巻回してなる超電導マグネット装置に関す
るものである。
、さらに詳しくいうと、超電導導体に絶縁被膜を施した
超′ル導線を巻回してなる超電導マグネット装置に関す
るものである。
この種の超電導線を巻回してなるコイルは、素線に通電
できる最大電流よりも可成り低い電流値で超電導破壊(
クエンチ)を起こし易い。その原因として、励磁中の超
電導線の不定な動き(ワイヤムーブメント)が考えられ
る。
できる最大電流よりも可成り低い電流値で超電導破壊(
クエンチ)を起こし易い。その原因として、励磁中の超
電導線の不定な動き(ワイヤムーブメント)が考えられ
る。
ワイヤムーブメントが生じると、線材相互間に電磁力が
作用した状態で線材の一部が動き、線材相互の摩擦によ
り発熱現象が起こる。一方、超電導線の超電導状態での
比熱はきわめて小さく、そのため、ワイヤムーブメント
による発熱でも超電導線の温度が上昇し、臨界温度を超
えてしまい。
作用した状態で線材の一部が動き、線材相互の摩擦によ
り発熱現象が起こる。一方、超電導線の超電導状態での
比熱はきわめて小さく、そのため、ワイヤムーブメント
による発熱でも超電導線の温度が上昇し、臨界温度を超
えてしまい。
クエンチを招くことになる。
かようなワイヤムーブメントの原因としては。
励磁中に超電導線材自体の作る磁場による電磁力が線材
に加わり、この電磁力が線材量固着力よりも大きくなっ
たことが考えられる。
に加わり、この電磁力が線材量固着力よりも大きくなっ
たことが考えられる。
てなるものである。そうして、超電導マグネットは、か
かる超電導線lを所定回巻回したのち、クエンチの原因
となるワイヤムーブメントを生じにくくするため、熱硬
化性樹脂を収容した容器に入れて樹脂を真空含浸し、つ
いで加熱硬化させ1巻枠と岨電導線lとを一体化させて
いた。
かる超電導線lを所定回巻回したのち、クエンチの原因
となるワイヤムーブメントを生じにくくするため、熱硬
化性樹脂を収容した容器に入れて樹脂を真空含浸し、つ
いで加熱硬化させ1巻枠と岨電導線lとを一体化させて
いた。
従来の超電導マグネットは1以上のようにして製作して
いたので、熱硬化性樹脂の含浸用容器および加熱装置を
必要とし、超電導マグネットが大形の場合には、含浸用
容器および加熱装置に莫大な設備費がかかるという経済
上の問題があった。
いたので、熱硬化性樹脂の含浸用容器および加熱装置を
必要とし、超電導マグネットが大形の場合には、含浸用
容器および加熱装置に莫大な設備費がかかるという経済
上の問題があった。
また、余分の熱硬化性樹脂が溜った状態で固化すると、
その固化物は超低温で亀裂を起こし、超電導マグネット
の絶縁不良の原因になる等の欠点があった。
その固化物は超低温で亀裂を起こし、超電導マグネット
の絶縁不良の原因になる等の欠点があった。
他方、ポリエステルやポリウレタン等を被覆したエナメ
ル銅線上に、接着剤を塗布してなる自己融着性@紗け、
モータのコイルやフライバックトランス等に従来から使
用されており、一般的である。かかる手段を超電6マグ
ネツトに適用しようとすると、超電導マグネットは、液
体ヘリウム温度である約−270℃に冷却されるので、
超電導線上の絶縁被膜や接着剤は、かような低温度に冷
却されても亀裂が起こらず、かつ、ワイヤムーブメント
が生じない接着力と絶縁耐力が要求されることから、上
記の従来技術の適用は不可である。
ル銅線上に、接着剤を塗布してなる自己融着性@紗け、
モータのコイルやフライバックトランス等に従来から使
用されており、一般的である。かかる手段を超電6マグ
ネツトに適用しようとすると、超電導マグネットは、液
体ヘリウム温度である約−270℃に冷却されるので、
超電導線上の絶縁被膜や接着剤は、かような低温度に冷
却されても亀裂が起こらず、かつ、ワイヤムーブメント
が生じない接着力と絶縁耐力が要求されることから、上
記の従来技術の適用は不可である。
その他1例えば、ニオブ−チタンの超電導線は。
J 00 ’C以上に加熱すると超電導の特性が損われ
るので、絶縁被膜の焼付は温度は300℃以下であるこ
とを要し、また、接着剤の塗布もJ 00 ’C以下で
行わなければならないという問題がある。
るので、絶縁被膜の焼付は温度は300℃以下であるこ
とを要し、また、接着剤の塗布もJ 00 ’C以下で
行わなければならないという問題がある。
さらに、超電導マグネットは、大気中の酸素ガスや窒素
ガスを固化する約−270℃まで冷却されるので、超電
導マグネットを収容しているクライオスタンドには、こ
れらカスのリークがま)つてはならない。一般に、高真
空試験によってリークを見出すためには、系全体を可及
的高い温度に加熱して脱ガスを行う。この脱ガス中に絶
R被膜や接着剤からガスが発生しないことも要求される
。
ガスを固化する約−270℃まで冷却されるので、超電
導マグネットを収容しているクライオスタンドには、こ
れらカスのリークがま)つてはならない。一般に、高真
空試験によってリークを見出すためには、系全体を可及
的高い温度に加熱して脱ガスを行う。この脱ガス中に絶
R被膜や接着剤からガスが発生しないことも要求される
。
Ni T16マグネツトについての以上の諸条件から。
従来の自己融着tqt線に関する技術を、超電導マグネ
ットに適用することはできない。
ットに適用することはできない。
この発明は1以上の点に鑑み、クエンチや絶縁不良を起
こしにくい超電導マグネット装置を提供す、ることを目
的とするもので、超電導導体上にポリビニルホルマール
でなる絶縁被膜を形成し、その上にフェノキシ樹脂でな
る自己接着性接着剤を塗布した超電導線を、巻回、加熱
してなるものである。
こしにくい超電導マグネット装置を提供す、ることを目
的とするもので、超電導導体上にポリビニルホルマール
でなる絶縁被膜を形成し、その上にフェノキシ樹脂でな
る自己接着性接着剤を塗布した超電導線を、巻回、加熱
してなるものである。
すなわち、絶縁被膜は、270℃〜コtO℃の焼付は濃
度で実用上の特性が得られるポリビニルホルマールとし
、接着剤については、=70℃〜−10℃でポリビニル
ホルマールに塗布でき、かつ、lコQ0Cで接着可能な
フェノキシ樹脂としたことにより。
度で実用上の特性が得られるポリビニルホルマールとし
、接着剤については、=70℃〜−10℃でポリビニル
ホルマールに塗布でき、かつ、lコQ0Cで接着可能な
フェノキシ樹脂としたことにより。
超電導マグネットについての前述の諸条件を満たすこと
ができ、かつ、高真空試験に際しては約i00′ciで
加熱することができるので、高真空試験の能率も向上す
る。
ができ、かつ、高真空試験に際しては約i00′ciで
加熱することができるので、高真空試験の能率も向上す
る。
第2図はこの発明の一実施例を示し、超電導線/lは、
超電導導体コにポリビニルホルマールでなるに1禄被膜
13を形成し、絶縁被膜/3の表面にフェノキシ樹脂で
なる自己接着性接着剤/Fを塗布してなるものである。
超電導導体コにポリビニルホルマールでなるに1禄被膜
13を形成し、絶縁被膜/3の表面にフェノキシ樹脂で
なる自己接着性接着剤/Fを塗布してなるものである。
かかる超電導線/Iについて、以下の試験を行った。
0、A Jlo+X /、30朋断面の超電導導体コに
、コク0℃〜二ざ0℃で焼付けた厚さ30μmのポリビ
ニルホルマール絶縁被膜/3を形成し、さらにフェノキ
シ樹脂を270℃〜コt0℃で厚さ703mの自己接着
剤lダを塗布してなる超電導線/lを用い、第3図およ
び第弘図のようなサンプルA、Bをそれぞれ作製した。
、コク0℃〜二ざ0℃で焼付けた厚さ30μmのポリビ
ニルホルマール絶縁被膜/3を形成し、さらにフェノキ
シ樹脂を270℃〜コt0℃で厚さ703mの自己接着
剤lダを塗布してなる超電導線/lを用い、第3図およ
び第弘図のようなサンプルA、Bをそれぞれ作製した。
サンプルAはよQ訊の超電導線/lのフラット面同志を
接合した耐′酊圧試験用すンプ°ルであり。
接合した耐′酊圧試験用すンプ°ルであり。
サンプルBは接着力試験用サンプルで、直径/りπnの
丸棒に超電導1/をフラントワイズ巻きして//、3m
φ×り0I11のボビンを作り、このボビンの両端に3
oogの荷重をかけながら、いずれもlコQ”C,/
41時間加熱してなるものをサンプルとした。
丸棒に超電導1/をフラントワイズ巻きして//、3m
φ×り0I11のボビンを作り、このボビンの両端に3
oogの荷重をかけながら、いずれもlコQ”C,/
41時間加熱してなるものをサンプルとした。
このサンプルA、Bを、共に約−λり0℃と室部との冷
熱サイクルを70回繰返し、この冷熱サイクルの前と後
における耐電圧と接着力を測定した。
熱サイクルを70回繰返し、この冷熱サイクルの前と後
における耐電圧と接着力を測定した。
第1表はその結果を示す。なお、接着力試験は、支点間
!;Ommの3点曲げによって行った。
!;Ommの3点曲げによって行った。
第 7 表
(試験温度 25℃)
第1表の結果から、冷熱サイクル前、後の耐電圧および
接着力がほとんど同じであるため、約−コ70°Cでの
収縮による亀裂発生の心配がない。
接着力がほとんど同じであるため、約−コ70°Cでの
収縮による亀裂発生の心配がない。
また、接着力については、接着面積と接着力から求めた
剪断応力が、前述したワイヤムーブメントを抑制するの
に十分な値を示した。
剪断応力が、前述したワイヤムーブメントを抑制するの
に十分な値を示した。
さらに、サンプルBを100℃に加熱しても10−”T
Orr以下の真空が維持でき、ガスの発生は認められ
なかった。
Orr以下の真空が維持でき、ガスの発生は認められ
なかった。
以上のように、この発明は、ポリビニルホルマールでな
る絶縁被膜とフェノキシ樹脂でなる自己接着性接着剤を
形成した超電導線を用いたことにより、絶縁不良を惹起
せず、クエンチの原因となるワイヤムーブメントが生じ
に<<、安定な超電導マグネットを得ることができ、か
つ、大がかりな製造設備が必要でなくなる等、格別の効
果がある。
る絶縁被膜とフェノキシ樹脂でなる自己接着性接着剤を
形成した超電導線を用いたことにより、絶縁不良を惹起
せず、クエンチの原因となるワイヤムーブメントが生じ
に<<、安定な超電導マグネットを得ることができ、か
つ、大がかりな製造設備が必要でなくなる等、格別の効
果がある。
第1図は超電導マグネット用の従来の超電導線の断面図
、第一図はこの発明の一実施例に用いる超電導線の断面
図、第3図および第弘図はそれぞれ試験サンプルの側面
図および斜視図である。 l/・・超電導線、λ・・超電導導体、/3・・絶縁被
膜、 /%嘩・自己接着性接着剤。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
、第一図はこの発明の一実施例に用いる超電導線の断面
図、第3図および第弘図はそれぞれ試験サンプルの側面
図および斜視図である。 l/・・超電導線、λ・・超電導導体、/3・・絶縁被
膜、 /%嘩・自己接着性接着剤。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 超電導線を巻回してなる超電導マグネット装置において
、超電導導体に形成したポリビニルホルマールでなる絶
縁被膜にフェノキシ樹脂でなる自己接着性接着剤が塗布
され巻回後加熱されてなる前記超電導線を備えてなるこ
とを特徴とする超電導マグネット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17037184A JPS6148905A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 超電導マグネツト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17037184A JPS6148905A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 超電導マグネツト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6148905A true JPS6148905A (ja) | 1986-03-10 |
JPH0224005B2 JPH0224005B2 (ja) | 1990-05-28 |
Family
ID=15903692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17037184A Granted JPS6148905A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 超電導マグネツト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6148905A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8813698B2 (en) | 2009-03-06 | 2014-08-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve apparatus of internal combustion engine |
-
1984
- 1984-08-17 JP JP17037184A patent/JPS6148905A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8813698B2 (en) | 2009-03-06 | 2014-08-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve apparatus of internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0224005B2 (ja) | 1990-05-28 |
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