JP4938553B2 - ツインクラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クランクシャフトからの駆動力を伝達又は遮断するクラッチ装置に関し、特に、一対のクラッチを備えるツインクラッチ装置に関する。
従来のクラッチ装置として、有底円筒形状のクラッチアウタの内周面に軸方向に沿って溝部が形成され、摩擦板の外周縁に径方向に突出する凸部が周方向に複数形成されて、この摩擦板の凸部がクラッチアウタの溝部に遊びのある状態で嵌合されることにより、摩擦板がクラッチアウタに対して軸方向移動可能且つ相対回転不能に係合されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平07−238951号公報
ところで、上記特許文献1に記載のクラッチ装置では、1つのクラッチを備えるシングルクラッチ装置を示すのみで、一対のクラッチを備えるツインクラッチ装置については考慮されていない。
そして、ツインクラッチ装置の場合、部品点数の削減を図るために、一対のクラッチに対してクラッチアウタを共通にするが、これにより、クラッチアウタの軸方向長さが長くなると共に、クラッチアウタの溝部の長さも長くなってしまう。そのため、軸方向長さが長くなったクラッチアウタを作製するのに、クラッチアウタの溝部を成形するための中子を抜き易くするため、溝部をクラッチアウタの開口に向かって次第に幅が広がるようにテーパ形状に形成する必要がある。
しかしながら、クラッチアウタの溝部をテーパ形状とし、その幅を広げると、クラッチアウタの開口に向かうに従ってクラッチアウタの溝部と摩擦板の凸部との間の遊びが大きくなり、クラッチアウタの開口付近で最も遊びが大きくなってしまう。このため、上記特許文献1に記載のシングルクラッチ装置のようにクラッチアウタの軸方向の長さが短いものと異なり、クラッチアウタを共通にしたツインクラッチ装置では、クラッチアウタの軸方向の長さが長い分、一対のクラッチのうち開口側に配置されたクラッチの凸部とクラッチアウタの溝部との遊びが大きいので、クラッチアウタと摩擦板との間で発生する衝突力及び衝突音が大きくなってしまうという課題があった。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、その目的は、クラッチアウタの溝部の幅を広げたとしても、クラッチアウタの溝部と摩擦板の凸部との間の遊びを適正範囲内に抑制することができ、クラッチアウタと摩擦板との間で発生する衝突力及び衝突音を抑制することができるツインクラッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、クランクシャフトと変速機との間に設けられ、クランクシャフトの回転駆動力の変速機への伝達を断接し、同軸線上に並んで配置される一対のクラッチと、一対のクラッチに共通であるクラッチアウタと、を備え、一対のクラッチは、径方向に突出する凸部が外周縁に複数設けられる少なくとも1枚の摩擦板を有し、クラッチアウタは、一端部が閉塞し、他端部が開口する有底の円筒状部材で、内周面に軸方向に延設される溝部を有し、凸部が溝部に遊びのある状態で嵌合されることにより、摩擦板がクラッチアウタに対して軸方向移動可能且つ相対回転不能に係合されるツインクラッチ装置において、溝部は、クラッチアウタの開口に向かって次第に幅が広がるように形成され、一対のクラッチの一方がクラッチアウタの開口側に、他方がクラッチアウタの閉塞側に配置され、開口側に配置されるクラッチの摩擦板の凸部の幅が、閉塞側に配置されるクラッチの摩擦板の凸部の幅より大きいことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方のクラッチの摩擦板の板厚を、他方のクラッチの摩擦板の板厚より厚くすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方のクラッチをクラッチアウタの開口側に配置することを特徴とする。
請求項1に記載のツインクラッチ装置によれば、溝部は、クラッチアウタの開口に向かって次第に幅が広がるように形成され、一対のクラッチの一方がクラッチアウタの開口側に、他方がクラッチアウタの閉塞側に配置され、開口側に配置されるクラッチの摩擦板の凸部の幅が、閉塞側に配置されるクラッチの摩擦板の凸部の幅より大きいため、一対のクラッチのクラッチアウタを共通にすることによって、その分クラッチアウタの溝部の幅が広がったとしても、広くなった溝部の幅に合わせて、摩擦板の凸部の幅を大きくするので、クラッチアウタの溝部と摩擦板の凸部との間の遊びを適正範囲内に抑制することができる。これにより、クラッチアウタと摩擦板との間で発生する衝突力及び衝突音を抑制することができる。
請求項2に記載のツインクラッチ装置によれば、一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方のクラッチの摩擦板の板厚を、他方のクラッチの摩擦板の板厚より厚くするため、減速時や発進時に負荷が大きくなる第1速用歯車列と接続されるクラッチの摩擦板の凸部のクラッチアウタの溝部への衝突に対する耐久性を向上することができる。
請求項3に記載のツインクラッチ装置によれば、一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方のクラッチをクラッチアウタの開口側に配置するため、減速時や発進時に負荷が大きくなる第1速用歯車列と接続されるクラッチの摩擦板の板厚を厚くすると共に、凸部を他のクラッチの摩擦板の凸部より大きくすることができる。これにより、第1速用歯車列と接続されるクラッチの摩擦板の凸部のクラッチアウタの溝部への衝突に対する耐久性を向上することができる。
以下、本発明に係るツインクラッチ装置の一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るツインクラッチ装置が搭載されるパワーユニットを説明するための一部切欠左側面図、図2は図1に示すパワーユニットの右側面図、図3は図1のA−A線矢視断面図、図4は図3に示すツインクラッチ装置の要部拡大図、図5は図4のB−B線矢視図である。
まず、図1及び図2に示すように、パワーユニットPAは、エンジンEAと、このエンジンEAの駆動力を変速する変速機TAと、を備え、例えば、自動二輪車に搭載されるものである。
エンジンEAのエンジン本体11は、自動二輪車の車幅方向に沿うクランクシャフト12を回転自在に支承するクランクケース13と、コネクティングロッド19を介してクランクシャフト12に連設されるピストン18を摺動自在に嵌合せしめるシリンダボア17を有して、クランクケース13に結合されるシリンダブロック14と、ピストン18の頂部に臨ませる燃焼室20をシリンダブロック14との間に形成してシリンダブロック14に結合されるシリンダヘッド15と、シリンダヘッド15に結合されるヘッドカバー16と、を備える。
クランクケース13は、上部ケース半体13a及び下部ケース半体13bが相互に結合されて成り、上部ケース半体13aはシリンダブロック14と一体に形成される。また、クランクシャフト12の軸線は、上部ケース半体13a及び下部ケース半体13bの結合面上に配置される。
シリンダボア17の軸線Cは、自動二輪車への搭載状態で前上がりに傾斜しており、シリンダヘッド15に開閉作動可能に配置される吸気弁21及び排気弁22を開閉駆動する動弁装置23が、シリンダヘッド15及びヘッドカバー16間に収容される。
変速機TAは、図3に示すように、歯車変速機構25と、歯車変速機構25及びクランクシャフト12間に設けられる本発明のツインクラッチ装置10と、を備えるものであり、油圧の作用・開放に応じて動力伝達の断接を切り換えるツインクラッチ装置10は、クランクシャフト12の回転駆動力を駆動輪に伝達する動力伝達経路の途中に介設される。
歯車変速機構25は、選択的に確立可能な複数変速段の歯車列、例えば、第1〜第6速用歯車列G1,G2,G3,G4,G5,G6を備えてクランクケース13内に収容される。また、歯車変速機構25は、第1メインシャフト26ならびに駆動輪に連結されるカウンタシャフト28間に第2、第4及び第6速用歯車列G2,G4,G6が設けられると共に、第1メインシャフト26を同軸に且つ相対回転自在に貫通する第2メインシャフト27及びカウンタシャフト28間に第1、第3及び第5速用歯車列G1,G3,G5が設けられる。
また、クランクケース13は、図3に示すように、クランクシャフト12の軸方向に間隔をあけて相互に対向する一対の側壁13c,13dを有する。そして、クランクシャフト12と平行な軸線を有して円筒状に形成される第1メインシャフト26の中間部は、側壁13cを回転自在に貫通し、側壁13c及び第1メインシャフト26間にはボールベアリング29が介装される。また、クランクシャフト12と平行な軸線を有する第2メインシャフト27は、第1メインシャフト26との軸方向相対位置を一定としつつ、第1メインシャフト26を相対回転可能に貫通するものであり、第1メインシャフト26及び第2メインシャフト27間には複数のニードルベアリング30,30・・・が介装される。また、第2メインシャフト27の他端部は、クランクケース13の側壁13dにボールベアリング31を介して回転自在に支承される。
クランクシャフト12と平行な軸線を有するカウンタシャフト28の一端部は、ボールベアリング32を介してクランクケース13の側壁13cに回転自在に支承され、カウンタシャフト28の他端部は、ボールベアリング33を介してクランクケース13の側壁13dに回転自在に支承される。また、カウンタシャフト28の他端部と側壁13dとの間には、環状のシール部材34が介装される。また、側壁13dを貫通し、側壁13dから突出したカウンタシャフト28の端部には、駆動輪に駆動力を伝達するためのチェーン36が巻き掛けられるようにして駆動スプロケット35が固定される。
図3及び図4に示すように、クランクケース13の右側部には、クラッチカバー65が結合されており、クランクケース13及びクラッチカバー65間に形成されるクラッチ室45にツインクラッチ装置10が収容される。
ツインクラッチ装置10は、図4に示すように、第1及び第2メインシャフト26,27の軸線上に並んで配置される第1及び第2クラッチ37,38と、第1及び第2クラッチ37,38に共通であるクラッチアウタ39と、を備える。
第1クラッチ37は、クランクシャフト12及び第1メインシャフト26の一端部間に設けられ、第2クラッチ38は、クランクシャフト12及び第2メインシャフト27の一端部間に設けられる。そして、クランクシャフト12からの回転駆動力は、一次減速装置40及びダンパスプリング41を介して第1及び第2クラッチ37,38に入力される。また、第1クラッチ37に入力された駆動力は、第1メインシャフト26を介して第2、第4及び第6速用歯車列G2,G4,G6に伝達され、第2クラッチ38に入力された駆動力は、第2メインシャフト27を介して第1、第3及び第5速用歯車列G1,G3,G5に伝達される。
一次減速装置40は、クランクシャフト12に設けられる駆動歯車42と、第1メインシャフト26に相対回転可能に支承されて駆動歯車42に噛合する被動歯車43と、を有し、被動歯車43がクラッチアウタ39にダンパスプリング41を介して連結される。
第1クラッチ37は、第1メインシャフト26を介して第2、第4及び第6速用歯車列G2,G4,G6と接続されるものであり、図4に示すように、クラッチアウタ39と、クラッチアウタ39で同軸に囲繞されると共に、第1メインシャフト26に相対回転不能に結合される第1クラッチインナ46と、クラッチアウタ39に相対回転不能且つ軸方向移動可能に係合される複数枚の第1摩擦板47,47・・・と、第1クラッチインナ46に相対回転不能且つ軸方向移動可能に係合されると共に、第1摩擦板47,47・・・と交互に配置される複数枚の第2摩擦板48,48・・・と、相互に重なって配置される第1摩擦板47,47・・・及び第2摩擦板48,48・・・に対向して第1クラッチインナ46に設けられる第1受圧板49と、第1摩擦板47,47・・・及び第2摩擦板48,48・・・を第1受圧板49との間に挟む第1プレッシャプレート50と、第1プレッシャプレート50を軸方向で第1受圧板49から離れる方向に付勢する第1コイルばね51と、を備える。
第1プレッシャプレート50の背面に臨ませる第1油圧室52を第1プレッシャプレート50との間に形成する端壁部材53が、第1クラッチインナ46に固定的に配設されており、第1油圧室52の油圧増大に応じて、第1プレッシャプレート50は、第1摩擦板47,47・・・及び第2摩擦板48,48・・・を第1受圧板49との間に挟圧するように作動する。これにより、第1クラッチ37は、クランクシャフト12から伝達される駆動力を第1メインシャフト26に伝達する接続状態となる。また、第1クラッチインナ46及び第1プレッシャプレート50間には、第1プレッシャプレート50の前面を臨ませるキャンセラー室54が形成されており、第1コイルばね51は、第1油圧室52の容積を減少する側にばね力を発揮するようにしてキャンセラー室54内に収容される。
また、キャンセラー室54は、歯車変速機構25の各潤滑部ならびに第1及び第2メインシャフト26,27間に潤滑用オイルを供給するために第2メインシャフト27に同軸に設けられる第1オイル通路55に連通される。従って、減圧状態での第1油圧室52内のオイルに回転に伴う遠心力が作用して第1プレッシャプレート50に第1及び第2摩擦板47,48を押圧する力が生じても、キャンセラー室54内のオイルにも同様に遠心力が作用するので、第1プレッシャプレート50に第1及び第2摩擦板47,48を押圧する力が不所望に生じることはない。
第2クラッチ38は、第1クラッチ37を一次減速装置40との間に挟むようにして、第2メインシャフト27の軸線上に第1クラッチ37と並ぶように配置され、第2メインシャフト27を介して第1、第3及び第5速用歯車列G1,G3,G5と接続されるものであり、図4に示すように、クラッチアウタ39と、クラッチアウタ39で同軸に囲繞されると共に、第2メインシャフト27に相対回転不能に結合される第2クラッチインナ56と、クラッチアウタ39に相対回転不能且つ軸方向移動可能に係合される複数枚の第3摩擦板57,57・・・と、第2クラッチインナ56に相対回転不能且つ軸方向移動可能に係合されると共に、第3摩擦板57,57・・・と交互に配置される複数枚の第4摩擦板58,58・・・と、相互に重なって配置される第3摩擦板57,57・・・及び第4摩擦板58,58・・・に対向して第2クラッチインナ56に設けられる第2受圧板59と、第3摩擦板57,57・・・及び第4摩擦板58,58・・・を第2受圧板59との間に挟む第2プレッシャプレート60と、第2プレッシャプレート60を軸方向で第2受圧板59から離れる方向に付勢する第2コイルばね61と、を備える。
第2プレッシャプレート60の背面に臨ませる第2油圧室62を第2プレッシャプレート60との間に形成する端壁部材63が、第2クラッチインナ56に固定的に配設されており、第2油圧室62の油圧増大に応じて、第2プレッシャプレート60は、第3摩擦板57,57・・・及び第4摩擦板58,58・・・を第2受圧板59との間に挟圧するように作動する。これにより、第2クラッチ38は、クランクシャフト12から伝達される駆動力を第2メインシャフト27に伝達する接続状態となる。また、第2クラッチインナ56及び第2プレッシャプレート60間には、第2プレッシャプレート60の前面を臨ませるキャンセラー室64が形成されており、第2コイルばね61は、第2油圧室62の容積を減少する側にばね力を発揮するようにしてキャンセラー室64内に収容される。
また、キャンセラー室64は、後述する第2オイル通路73に連通される。従って、減圧状態での第2油圧室62内のオイルに回転に伴う遠心力が作用して第2プレッシャプレート60に第3及び第4摩擦板57,58を押圧する力が生じても、キャンセラー室64内のオイルにも同様に遠心力が作用するので、第2プレッシャプレート60に第3及び第4摩擦板57,58を押圧する力が不所望に生じることはない。
また、第1及び第2クラッチ37,38の第1摩擦板47,47・・・及び第3摩擦板57,57・・・の外周縁には、後述するクラッチアウタ39の溝部39aに嵌合させるための凸部47a,57aがそれぞれ設けられる。この凸部47a,57aは、第1摩擦板47,47・・・,第3摩擦板57,57・・・の外周縁から径方向に突出するように形成され、且つ円周方向に略等間隔に複数配置される。
クラッチアウタ39は、図4に示すように、一端部が閉塞し、他端部が開口する有底の円筒状部材であり、その内周面には、第1摩擦板47,47・・・及び第3摩擦板57,57・・・の凸部47a,57aを嵌合させるための溝部39aが設けられる。この溝部39aは、クラッチアウタ39の筒状部に軸方向に延設され、且つ円周方向に略等間隔に複数配置される。
このように構成されたツインクラッチ装置10では、第1摩擦板47,47・・・及び第3摩擦板57,57・・・の凸部47a,57aがクラッチアウタ39の溝部39aに遊びのある状態で嵌合されることにより、第1摩擦板47,47・・・及び第3摩擦板57,57・・・がクラッチアウタ39に対して軸方向移動可能となり、また、第1及び第3摩擦板47,57の凸部47a,57aがクラッチアウタ39の溝部39aに係合することで、クラッチアウタ39に対して相対回転不能となる。
そして、本実施形態では、図5に示すように、クラッチアウタ39の溝部39aは、クラッチアウタ39の開口に向かって次第に幅が広がるように形成され、クラッチアウタ39の開口側に配置される第2クラッチ38の第3摩擦板57の凸部57aの幅Xが、クラッチアウタ39の閉塞側に配置される第1クラッチ37の第1摩擦板47の凸部47aの幅Yより大きく設定されている。
また、本実施形態では、図5に示すように、第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38の第3摩擦板57,57・・・及び第4摩擦板58,58・・・の板厚を、第1クラッチ37の第1摩擦板47,47・・・及び第2摩擦板48,48・・・の板厚より厚くしている。
さらに、本実施形態では、図5に示すように、第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38をクラッチアウタ39の開口側に配置し、第1クラッチ37をクラッチアウタ39の閉塞側に配置している。
また、図4に示すように、第1及び第2クラッチ37,38を覆うクラッチカバー65の内面側には、第1、第2及び第3隔壁部材66,67,68が取り付けられる。そして、第2メインシャフト27及び第1隔壁部材66間には、第1クラッチ37の第1油圧室52に通じる第1油路69を形成する第1筒部材70が設けられ、また、第2メインシャフト27及び第2隔壁部材67間には、第2クラッチ38の第2油圧室62に通じる環状の第2油路71を第1筒部材70との間に形成して、第1筒部材70を同軸に囲繞する第2筒部材72が設けられ、また、第2メインシャフト27及び第3隔壁部材68間には、第2クラッチ38のキャンセラー室64に通じる環状の第2オイル通路73を第2筒部材72との間に形成して、第2筒部材72を同軸に囲繞する第3筒部材74が設けられる。
そして、第1及び第2油路69,71は、図2及び図4に示すように、クラッチアクチュエータ76に接続されており、このクラッチアクチュエータ76によって第1及び第2油路69,71、即ち、第1及び第2油圧室52,62の油圧を制御することにより、第1及び第2クラッチ37,38の断接が切り換え制御される。
クラッチアクチュエータ76は、第1クラッチ37の第1油圧室52への油圧の作用・開放を切り換える第1電磁制御弁77と、第2クラッチ38の第2油圧室62への油圧の作用・開放を切り換える第2電磁制御弁78と、第1及び第2電磁制御弁77,78が共通に設けられる支持板79と、を備える。また、クラッチアクチュエータ76は、その支持板79が複数のボルト80,80・・・でクラッチカバー65の上部に一体形成される取付け板部65aに締結されることにより、クラッチカバー65に取り付けられる。
図2に示すように、歯車変速機構25の下方でクランクケース13内には、クランクシャフト12からの動力伝達によって作動するオイルポンプ81が収容されており、このオイルポンプ81から吐出されるオイルを第1及び第2電磁制御弁77,78側に導く第3油路82がクラッチカバー65に形成される。
また、クラッチカバー65には、第1及び第2クラッチ37,38とクラッチアクチュエータ76とを結ぶ油路経路の少なくとも一部を構成する油路が形成され、本実施形態では、第1クラッチ37の第1油圧室52に通じる第1油路69及び第1電磁制御弁77間を結ぶ第4油路83と、第2クラッチ38の第2油圧室62に通じる第2油路71及び第2電磁制御弁78間を結ぶ第5油路84と、がクラッチカバー65に形成される。
図3に示すように、第1メインシャフト26及びカウンタシャフト28間には、第1及び第2クラッチ37,38とは反対側から順に第4速歯車列G4、第6速歯車列G6及び第2速歯車列G2が並ぶように設けられる。第2速歯車列G2は、第1メインシャフト26に一体に設けられる第2速用駆動歯車87と、カウンタシャフト28に相対回転自在に支承されて第2速用駆動歯車87に噛合する第2速用被動歯車88と、を有し、第6速歯車列G6は、第1メインシャフト26に相対回転自在に支承される第6速用駆動歯車89と、カウンタシャフト28に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されて第6速用駆動歯車89に噛合する第6速用被動歯車90と、を有し、第4速歯車列G4は、第1メインシャフト26に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第4速用駆動歯車91と、カウンタシャフト28に相対回転自在に支承されて第4速用駆動歯車91に噛合する第4速用被動歯車92と、を有する。
第2速用被動歯車88及び第4速用被動歯車92間でカウンタシャフト28には、第2速用被動歯車88に係合する状態、第4速用被動歯車92に係合する状態、及び第2速用被動歯車88及び第4速用被動歯車92のいずれにも係合しない中立状態を切り換え可能とした第1シフタ93が軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されており、この第1シフタ93に第6速用被動歯車90が一体に設けられる。また、第4速用駆動歯車91は、第1メインシャフト26に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第2シフタ94に一体に設けられており、第2シフタ94は、第6速用駆動歯車89への係合及び係合解除を切り換え可能である。
そして、第2シフタ94を第6速用駆動歯車89に係合しない状態で第1シフタ93を第2速用被動歯車88に係合することで第2速用歯車列G2が確立し、第2シフタ94を第6速用駆動歯車89に係合しない状態で第1シフタ93を第4速用被動歯車92に係合することで第4速用歯車列G4が確立し、第1シフタ93を中立状態として第2シフタ94を第6速用駆動歯車89に係合することで第6速用歯車列G6が確立する。
また、図3に示すように、第1メインシャフト26の左端部から突出する第2メインシャフト27及びカウンタシャフト28間には、第1及び第2クラッチ37,38とは反対側から順に第1速歯車列G1、第5速歯車列G5及び第3速歯車列G3が並ぶように設けられる。第3速歯車列G3は、第2メインシャフト27に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第3速用駆動歯車95と、カウンタシャフト28に相対回転自在に支承されて第3速用駆動歯車95に噛合する第3速用被動歯車96と、を有し、第5速歯車列G5は、第2メインシャフト27に相対回転自在に支承される第5速用駆動歯車97と、カウンタシャフト28に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されて第5速用駆動歯車97に噛合する第5速用被動歯車98と、を有し、第1速歯車列G1は、第2メインシャフト27に一体に設けられる第1速用駆動歯車99と、カウンタシャフト28に相対回転自在に支承されて第1速用駆動歯車99に噛合する第1速用被動歯車100と、を有する。
第3速用駆動歯車95は、第2メインシャフト27に軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承される第3シフタ101に一体に設けられており、第3シフタ101は、第5速用駆動歯車97への係合及び係合解除を切り換え可能である。また、第3速用被動歯車96及び第1速用被動歯車100間でカウンタシャフト28には、第3速用被動歯車96に係合する状態、第1速用被動歯車100に係合する状態、及び第3速用被動歯車96及び第1速用被動歯車100のいずれにも係合しない中立状態を切り換え可能とした第4シフタ102が軸方向移動可能且つ相対回転不能に支承されており、この第4シフタ102に第5速用被動歯車98が一体に設けられる。
そして、第3シフタ101を第5速用駆動歯車97に係合しない状態で第4シフタ102を第1速用被動歯車100に係合することで第1速用歯車列G1が確立し、第3シフタ101を第5速用駆動歯車97に係合しない状態で第4シフタ102を第3速用被動歯車96に係合することで第3速用歯車列G3が確立し、第4シフタ102を中立状態として第3シフタ101を第5速用駆動歯車97に係合することで第5速用歯車列G5が確立する。
第1〜第4シフタ93,94,101,102は、第1〜第4シフトフォーク103,104,105,106で回転自在に保持されており、これら第1〜第4シフトフォーク103,104,105,106が第1メインシャフト26、第2メインシャフト27、及びカウンタシャフト28の軸方向に駆動されることにより、第1〜第4シフタ93,94,101,102が軸方向にスライド移動される。
第1〜第4シフトフォーク103,104,105,106は、図1に示すように、クランクシャフト12と平行な軸線を有してクランクケース13に回転自在に支承されるシフトドラム107の外周面にそれぞれ係合されており、このシフトドラム107の回動に応じて各シフトフォーク103〜106が軸方向にスライド移動される。
シフトドラム107は、電動モータ109を有するシフトアクチュエータ108で回動駆動されるものであり、このシフトアクチュエータ108は、クラッチカバー65が結合される側とは反対側でクランクケース13の側面に配設される。
以上説明したように、本実施形態のツインクラッチ装置10によれば、クラッチアウタ39の溝部39aは、クラッチアウタ39の開口に向かって次第に幅が広がるように形成され、第2クラッチ38がクラッチアウタ39の開口側に、第1クラッチ37がクラッチアウタ39の閉塞側に配置され、第2クラッチ38の第3摩擦板57の凸部57aの幅Xが、第1クラッチ37の第1摩擦板47の凸部47aの幅Yより大きいため、第1及び第2クラッチ37,38のクラッチアウタ39を共通にすることによって、その分クラッチアウタ39の溝部39aの幅が広がったとしても、広くなった溝部39aの幅に合わせて、第3摩擦板57の凸部57aの幅Xを大きくするので、クラッチアウタ39の溝部39aと第3摩擦板57の凸部57aとの間の遊びを適正範囲内に抑制することができる。これにより、クラッチアウタ39と第3摩擦板57との間で発生する衝突力及び衝突音を抑制することができる。
また、本実施形態のツインクラッチ装置10によれば、第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38の第3摩擦板57の板厚を、第1クラッチ37の第1摩擦板47の板厚より厚くするため、減速時や発進時に負荷が大きくなる第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38の第3摩擦板57の凸部57aのクラッチアウタ39の溝部39aへの衝突に対する耐久性を向上することができる。
さらに、本実施形態のツインクラッチ装置10によれば、第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38をクラッチアウタ39の開口側に配置するため、減速時や発進時に負荷が大きくなる第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38の第3摩擦板57の板厚を厚くすると共に、凸部57aを第1クラッチ37の第1摩擦板47の凸部47aより大きくすることができる。これにより、第1速用歯車列G1と接続される第2クラッチ38の第3摩擦板57の凸部57aのクラッチアウタ39の溝部39aへの衝突に対する耐久性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、第1及び第2クラッチ37,38の第1〜第4摩擦板47,48,57,58は、5枚ずつ合計20枚使用されているが、エンジンEAの出力に応じてその枚数を増減してもよい。
また、上記実施形態では、第2クラッチ38の第3及び第4摩擦板57,58の板厚を、第1クラッチ37の第1及び第2摩擦板47,48の板厚より厚くしているが、これに限定されず、第3摩擦板57の板厚だけ厚くするようにしてもよい。
本発明に係るツインクラッチ装置が搭載されるパワーユニットを説明するための一部切欠左側面図である。 図1に示すパワーユニットの右側面図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 図3に示すツインクラッチ装置の要部拡大図である。 図4のB−B線矢視図である。
符号の説明
PA パワーユニット
EA エンジン
TA 変速機
10 ツインクラッチ装置
11 エンジン本体
12 クランクシャフト
13 クランクケース
25 歯車変速機構
26 第1メインシャフト
27 第2メインシャフト
28 カウンタシャフト
37 第1クラッチ
38 第2クラッチ
39 クラッチアウタ
39a 溝部
46 第1クラッチインナ
47 第1摩擦板
47a 凸部
48 第2摩擦板
49 第1受圧板
50 第1プレッシャプレート
51 第1コイルばね
52 第1油圧室
53 端壁部材
54 キャンセラー室
56 第2クラッチインナ
57 第3摩擦板
57a 凸部
58 第4摩擦板
59 第2受圧板
60 第2プレッシャプレート
61 第2コイルばね
62 第2油圧室
63 端壁部材
64 キャンセラー室
G1 第1速用歯車列
G2 第2速用歯車列
G3 第3速用歯車列
G4 第4速用歯車列
G5 第5速用歯車列
G6 第6速用歯車列

Claims (3)

  1. クランクシャフトと変速機との間に設けられ、前記クランクシャフトの回転駆動力の前記変速機への伝達を断接し、同軸線上に並んで配置される一対のクラッチと、前記一対のクラッチに共通であるクラッチアウタと、を備え、
    前記一対のクラッチは、径方向に突出する凸部が外周縁に複数設けられる少なくとも1枚の摩擦板を有し、
    前記クラッチアウタは、一端部が閉塞し、他端部が開口する有底の円筒状部材で、内周面に軸方向に延設される溝部を有し、
    前記凸部が前記溝部に遊びのある状態で嵌合されることにより、前記摩擦板が前記クラッチアウタに対して軸方向移動可能且つ相対回転不能に係合されるツインクラッチ装置において、
    前記溝部は、前記クラッチアウタの開口に向かって次第に幅が広がるように形成され、
    前記一対のクラッチの一方が前記クラッチアウタの開口側に、他方が前記クラッチアウタの閉塞側に配置され、開口側に配置される前記クラッチの前記摩擦板の前記凸部の幅が、閉塞側に配置される前記クラッチの前記摩擦板の前記凸部の幅より大きいことを特徴とするツインクラッチ装置。
  2. 前記一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方の前記クラッチの前記摩擦板の板厚を、他方の前記クラッチの前記摩擦板の板厚より厚くすることを特徴とする請求項1に記載のツインクラッチ装置。
  3. 前記一対のクラッチのうち、第1速用歯車列と接続される方の前記クラッチを前記クラッチアウタの開口側に配置することを特徴とする請求項2に記載のツインクラッチ装置。
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