JP4934501B2 - 流下式製氷機の散水案内器 - Google Patents

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Description

この発明は、製氷水を製氷板の製氷面に案内する流下式製氷機の散水案内器に関するものである。
氷塊を自動的に製造する製氷機としては、安価に大量の氷塊を生成し得る流下式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この流下式製氷機は、貯氷庫に内部画成した貯氷室の上方に、氷塊を生成する製氷ユニットを備えている。
図8または図9に示すように、製氷ユニット15は、略垂直な姿勢で対向配置される一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の裏面間に配設した蒸発管24とを備え、製氷運転に際して蒸発管24に冷媒を流通することで、各製氷板18が強制冷却される。各製氷板18には、上下方向へ延在する複数の突条部20が横方向に所定間隔毎に設けられ、隣り合う突条部20,20により、該製氷板18の表面に上下方向に延在する製氷面22aが画成される。また製氷ユニット15は、一対の製氷板18,18の下方に配設されて、製氷水を貯留する製氷水タンク(図示せず)と、一対の製氷板18,18の上方に配設され、製氷水タンクから供給される製氷水を製氷板18の製氷面22aに散水する製氷水散水器32とを備えている。更に、製氷ユニット15では、製氷水散水器32と製氷板18の上部との間に散水案内器70を設けて、この散水案内器70によって、製氷水散水器32から散水された製氷水を各製氷板18における夫々の製氷面22aの上部に案内するようになっている。そして、製氷ユニット15では、製氷水が製氷面22aを流下する過程で氷結すると共に、製氷面22aの下端縁から流下する未氷結の製氷水は、製氷水タンクに回収されて、製氷水散水器32および散水案内器70を介して製氷面22aに再び供給される。
前記散水案内器70には、突条部20の上方に位置する被覆部72と、この被覆部72に接続して製氷面22aに対応して設けられ、突条部20の突出端側から製氷面22aへ向かうにつれて下方傾斜する案内部74とが、長手辺に並べて形成されている。ここで、散水案内器70において、案内部74の上端は、被覆部72の上端と同一高さで形成されている。また、散水案内器70では、案内部74の傾斜下端が対応の製氷面22aから僅かな隙間をあけて位置するように設定されている。そして、散水案内器70では、製氷水散水器32の散水孔32aから散水された製氷水を案内部74で案内し、案内部74の傾斜下端と製氷面22aとの間に画成されるスリット74aを介して製氷面22aに対して製氷水を供給するようになっている。
実開平7−6657号公報
前述した如く、流下式製氷機では、製氷運転において、製氷水は製氷板18で冷却されて一部が氷結すると共に、未氷結の製氷水は製氷水タンクに回収されて、製氷板18に再び供給される循環サイクルが繰り返される。製氷板18での冷却によって未氷結の製氷水も次第に冷却されるので、0℃以下まで温度低下した過冷却状態となった一時期に、綿氷と呼ばれる氷粒が製氷水中に生じることがある。綿氷を含んだ製氷水が散水案内器70に供給された場合、前記スリット74aが綿氷で塞がれて、スリット74aから製氷水が散水されず、製氷水が散水案内器70の上端縁を越えて散水案内器70の外側へオーバーフローする。特に、散水案内器70において、被覆部72の上端からオーバーフローする製氷水は、被覆部72の下方に位置する突条部20を伝って流下することになる(図9参照)。すなわち、製氷板18の製氷面22aから流下する未氷結の製氷水を回収することを主に想定している製氷水タンクでは、製氷面22aから突出した突条部20から流下する製氷水を回収することができず、製氷水が製氷水タンク外に漏出してしまう。このため、製氷運転において、製氷水が不足して、製氷板18に必要量の製氷水を供給することができないので、氷塊Mを十分に成長させることができずに異形氷が発生して、氷塊Mの商品性を損なってしまう問題があった。
また、製氷水タンクに回収されない製氷水は、製氷ユニット15の下方に位置する貯氷室やその他の部位に垂れ、特に貯氷室に滴下した場合には、貯氷室に貯蔵した氷塊Mの溶融や氷塊Mのブッロキング等の弊害を引き起こす難点がある。更に、電気機器や可動部品等の他の部材に製氷水が滴下した場合には、これらの部材の故障や損傷の原因となる。しかも、製氷板18の両側部に位置する突条部20を伝って流下する製氷水は、製氷板18の側部から突出した蒸発管24や製氷板18の側部に設けた他の部材にも一部が案内されるので、蒸発管24等で製氷水が氷結することがある。この際、蒸発管24と製氷板18との熱交換を阻害して、製氷面22aでの氷塊Mの生成の妨げになったり、蒸発管24の損傷等の原因となる不都合もある。
すなわち本発明は、従来の技術に係る流下式製氷機の散水案内器に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、所望形状および寸法の氷塊を安定して形成できる流下式製氷機の散水案内器を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の流下式製氷機の散水案内器は、
上下方向に延在する突条部が横方向に間隔をあけて形成され、隣り合う突条部の間に設けた製氷面に対して供給される製氷水から氷塊が生成される製氷板と、この製氷板の下方に設けられ、製氷板の製氷面から流下する製氷水を回収する製氷水タンクとを有する流下式製氷機における前記製氷板の上方に設けられ、前記製氷水タンクから供給される製氷水を、製氷板の製氷面に案内する散水案内器において、
前記各突条部の上方に位置する被覆部と、
前記突条部の突出端側から前記製氷面側へ向かうにつれて下方傾斜する姿勢で、製氷面に臨むように隣り合う被覆部間に設けられ、傾斜下端と製氷面との間に画成されるスリットを介して製氷面に製氷水を案内する案内部と、
前記案内部の上端に設けられ、前記被覆部の上端より低く形成した切欠部(48)とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スリットが綿氷で閉塞した際に、切欠部から製氷水をオーバーフローさせることができる。すなわち、切欠部からオーバーフローした製氷水は、案内部の外面に沿って製氷板側に案内されると共に、被覆部から製氷水がオーバーフローしないので、突条部を伝って製氷水が流下することを抑制し得る。そして、綿氷が発生しても製氷水を製氷水タンクに回収することができるので、製氷運転において製氷水不足を回避し得る。従って、所望形状および寸法の氷塊を安定して生成することができる。
請求項2に係る発明では、前記切欠部を、前記案内部の上端全体に亘って形成したことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、製氷水の供給量が多い場合であっても、綿氷でスリットが閉塞した際に切欠部から製氷水を確実にオーバーフローさせることができる。
請求項3に係る発明では、前記切欠部を、前記案内部の上端全体より狭小な幅で、前記被覆部から離して前記案内部の上端に形成したことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、被覆部から離して切欠部が設けられているので、綿氷でスリットが閉塞した際に、切欠部からオーバーフローした製氷水が、突条部から離れた案内部の外面および製氷板の製氷面を伝って流下する。よって、製氷水が突条部に伝うことをより確実に抑制できる。
本発明に係る流下式製氷機の散水案内器によれば、スリットが閉塞した場合であっても、切欠部からオーバーフローした製氷水を製氷水タンクで回収できるから、製氷水不足を回避して、所望形状および寸法の氷塊を安定して生成することができる。
次に、本発明に係る流下式製氷機の散水案内器につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、製氷板の表面とは、氷塊を生成する側をいい、裏面とは製氷板を冷却する蒸発管が配設される側をいう。
図1に示すように、流下式製氷機10には、氷塊Mを生成する製氷ユニット16が断熱箱体12の内部に画成された貯氷室14の上方に配設され、製氷ユニット16から放出された氷塊Mが貯氷室14で貯蔵されるようになっている。図2または図3に示すように、製氷ユニット16は、略垂直な姿勢で間隔をあけて対向配置した一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の対向面間に配設した蒸発管24と、両製氷板18,18の直下に設けられ、製氷水を貯留すると共に両製氷板18,18から流下する製氷水を回収する製氷水タンク26とを備えている。また製氷ユニット16は、製氷水タンク26から両製氷板18,18の表面側に製氷水を供給する製氷水供給手段30と、水道等の外部給水源に接続され、除氷運転に際して両製氷板18,18の裏面に除氷水を供給する除氷水供給手段38とを備えている。
前記製氷板18は、該製氷板18の横方向に間隔をあけて設けられ、上下方向に延在する複数の突条部20と、隣り合う突条部20,20の間に画成される製氷部22とから構成される。すなわち製氷板18は、平面視において山形の突条部20と平坦な製氷部22とが連なるジグザグ状に形成される。各突条部20は、他方の製氷板18から離間する側に突出するように形成され、製氷板18の表面側が凸となっている。なお、製氷板18の両側部には、突条部20が夫々配置される。ここで、一対の製氷板18,18は、同一の構成であって、蒸発管24を挟んで対称な関係で設置されている。
前記製氷部22は、製氷板18の表面側が氷塊Mが生成される製氷面22aとなり、上下方向に延在する製氷面22aにおいて、複数の氷塊Mが上下方向に離間して生成されるように設定されている。また製氷部22には、製氷面22aにおける氷塊Mが生成される製氷位置の下方に対応して、氷塊Mを製氷面22aから剥離させる突起22bが夫々形成されている。各突起22bは、製氷面22aに臨む底面が横方向に長い矩形状に形成されると共に、断面が図3に示すように上下面が斜辺となる三角形状に形成されている。
前記蒸発管24は、反復する蛇行状に形成されており、図2に示す如く直線部24aを横方向に延在すると共に曲部24bを製氷板18の側部に位置させた状態で、両製氷板18,18の対向面間に設置される。また、蒸発管24において、製氷板18の上下方向に離間して延在する直線部24aは、各製氷板18における製氷部22の裏面に当接し、この直線部24aの当接部位に対応する製氷部22の製氷面22aが、氷塊Mが生成される前記製氷位置となる。蒸発管24は、図示しない冷凍装置の一部を構成し、製氷運転に際して、蒸発管24に流通する冷媒との熱交換により、各製氷板18の製氷部22を強制冷却するようになっている。
前記製氷水タンク26は、上部が開口する箱状に形成されている。また、製氷水タンク26は、横寸法が製氷板18の横方向の寸法と略同一で、前後寸法が一方の製氷板18における突条部20の突出端から他方の製氷板18における突条部20の突出端までの寸法と略同一に設定される。製氷水タンク26の上部開口は、両製氷板18,18における製氷部22および突条部20の直下に配置され、両製氷板18,18から流下する未氷結の製氷水および除氷水供給手段38から供給された除氷水を受容して、製氷運転で使用する製氷水として貯留するようになっている。また、製氷水タンク26の上端部には、除氷運転に際して両製氷板18,18から離脱した氷塊Mを貯氷室14に案内する氷案内部材28が装着されている。氷案内部材28は、両製氷板18,18の対向方向の断面が山形に形成され(図1参照)、この山形の頂部が、両製氷板18,18の裏面間の中間位置に臨むように配置され、対応の製氷板18の下方に位置する傾斜面28aで氷塊Mを夫々案内するようになっている。氷案内部材28の各傾斜面28aには、複数の通孔28bが開設されており、未氷結の製氷水および除氷水と氷塊Mとが氷案内部材28で分離されて、製氷水等だけが製氷水タンク26に回収される。
前記製氷水供給手段30は、一対の製氷板18,18の上方に設けられ、各製氷板18に対して製氷水を供給する製氷水散水器32と、製氷水タンク26から製氷水パイプ34を介して製氷水散水器32へ製氷水を圧送する製氷水ポンプ31と、製氷水散水器32と一対の製氷板18,18との間に設けられた散水案内器40とから構成される(図2参照)。製氷水散水器32は、製氷板18の横方向全体に亘って延在する長尺な中空筒状の部材であって、一側部に製氷水パイプ34が接続されると共に下面に複数の散水孔32aが開設されている。製氷水散水器32は、製氷運転時に製氷水タンク26から圧送される製氷水を各散水孔32aから散布するようになっている。
図4または図5に示すように、前記散水案内器40は、製氷板18の横方向全体に亘って延在するように形成された長尺な部材であって、製氷水散水器32の下面に相対した状態で一対の製氷板18,18の上部に取付けられる。また散水案内器40は、各製氷板18における各突条部20の上部に位置する被覆部42と、各製氷板18における各製氷部22に対応して位置する案内部44とからなる案内列が、各製氷板18に対応して長手辺に沿って対称な関係で夫々形成されている。
前記各被覆部42は、水平方向に延在する水平片42aと、この水平片42aの両側縁から夫々垂下する側片42bとから構成される。そして、各被覆部42は、散水案内器40を製氷板18に組付けた際に、水平片42aが突条部20の上端を覆うと共に、側片42bが突条部20における表面側の対応する側面上部を覆うようになっている。なお、散水案内器40において、対向する前記案内列は、対向する被覆部42,42の間に架設された連結部46で接続されている(図4参照)。
前記各案内部44は、横方向に隣り合う被覆部42,42の対向する側片42b,42bに接続して設けられ、上方から下方に向かうにつれて一方(実施例では他方の案内列側へ近接する方向)へ傾斜するように形成されている。すなわち、散水案内器40を製氷板18に組付けた際に、各案内部44は、突条部20の突出端側から製氷部22の製氷面22aへ向かうにつれて下方傾斜するよう形成される(図5参照)。また、各案内部44の傾斜下端と製氷面22aとの間には、製氷水の流下を許容するスリット44aが画成される(図3参照)。なお、各案内部44の横幅は、対応する製氷部22における製氷面22aの横幅と略同一寸法に設定されている。そして、各案内部44は、該案内部44に対応して夫々設けられた製氷水散水器32の散水孔32aから散水された製氷水を受けて、対応の製氷部22の製氷面22aにスリット44aを介して製氷水を案内するようになっている。
前記各案内部44の上端には、被覆部42の上端より低く設定した切欠部48が形成されている。すなわち、各案内部44では、横方向に隣り合う被覆部42の水平片42aより低い位置に設けた上端縁が切欠部48として機能する。実施例では、案内部44の上端全体に亘って被覆部42の水平片42aより低い位置に上端縁を設けており、案内部44の上端全体(横方向に隣り合う被覆部42,42の間)に亘って切欠部48が形成されている。そして、散水案内器40では、前記スリット44aが綿氷で閉塞した際に、製氷水が切欠部48のみからオーバーフローするようになっている。切欠部48は、突条部20の突出端より製氷面22a側に位置して、切欠部48の直下には、製氷水タンク26の上部開口が臨んでいる。なお、実施例では、切欠部48が被覆部42の上端から1mm〜10mm程度低くなるように設定される。ここで、散水案内器40は、被覆部42、案内部44および連結部46の各部が一体的に形成された合成樹脂の成型品が採用されている。
前記除氷水供給手段38は、散水案内器40における連結部46の下方で、両製氷板18,18の裏面間における上部に取付けられている。除氷水供給手段38は、下方に開口する供給孔38aを備えた管状体であって、一側部に外部水道源に給水弁WVを介して接続する除氷水パイプが接続されている。そして、除氷水供給手段38は、除氷運転に際して、給水弁WVの開放により両製氷板18,18の裏面に除氷水を、供給孔38aから散布するようになっている。なお、散水案内器40の連結部46には、除氷水供給手段38の外形に合わせて形成した溝部46aが設けられ、除氷水供給手段38は、溝部46aにより位置決めされている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る散水案内器40の作用について説明する。製氷運転では、製氷水ポンプ31を駆動することで、製氷水タンク26に貯留されている製氷水が、製氷水パイプ34を介して製氷水散水器32に供給される。製氷水は、製氷水散水器32の散水孔32aから該散水孔32aに対向する散水案内器40の各案内部44に夫々散水され、案内部44の傾斜に案内されて流下し、案内部44の傾斜下端に画成されたスリット44aから製氷板18における対応の製氷面22aに供給される。製氷水は、製氷板18の製氷面22aを膜状に流下し、蒸発管24を流通する冷媒との熱交換により冷却された製氷位置を中心として、徐々に氷結を始める。そして、氷結することなく両製氷板18,18から流下する製氷水は、氷案内部材28の通孔28bを介して製氷水タンク26に回収され、両製氷板18,18に再び供給される。
前記未氷結の製氷水は、製氷板18での冷却によって次第に冷却されて、0℃以下まで温度低下した過冷却状態となった一時期に綿氷が発生することがある。製氷板18の製氷面22aと案内部44の傾斜下端とで画成されるスリット44aは、狭小な間隔で設定されているから、氷水に含まれる綿氷が多くなると、スリット44aに綿氷が引っ掛かって次第に堆積して、製氷水の流通を妨げる。そして、スリット44aから流下する製氷水の量より案内部44に製氷水散水器32から散水される製氷水の量が多くなると、製氷板18の製氷面22aと案内部44との間に製氷水が溜まる。溜まった製氷水は、案内部44の上端に形成された切欠部48を越えて散水案内器40の外方へオーバーフローする。
ここで、散水案内器40の切欠部48は、被覆部42の上端より低く設定されているので、被覆部42から製氷水をオーバーフローさせることなく、切欠部48のみから製氷水をオーバーフローさせることができる。切欠部48からオーバーフローした製氷水は、案内部44の外面を伝って製氷面22a側に流下して、一部が製氷板18の製氷面22aに流下すると共に、他の部分が案内部44の傾斜下端から下方に流れ落ちる。各製氷板18における製氷面22aの下方および案内部44における傾斜下端の下方には、製氷水タンク26が配置されているから、切欠部48からオーバーフローした製氷水は、製氷水タンク26に回収される。しかも、案内部44の上端全体に亘って切欠部48を設けてあるので、オーバーフローする製氷水が多くても、製氷板18の製氷面22a側へ向けて製氷水を円滑に案内することができる。
また、案内部44の上端に切欠部48を形成して、被覆部42の上端より低く設定することで、スリット44aが綿氷で閉塞しても被覆部42から製氷水がオーバーフローすることを回避できる。案内部44は、製氷板18における製氷部22の製氷面22aに対応して設けられており、案内部44の上端全体に亘って切欠部48を設けても、オーバーフローした製氷水は製氷面22aへ向けて主に案内されて、突条部20を伝って流下する製氷水を最小限にとどめることができる。
このように、スリット44aが綿氷で閉塞して散水案内器40から製氷水があふれても、未氷結の製氷水を製氷水タンク26でほぼ全量回収できるので、製氷運転において製氷水不足を回避し得る。従って、製氷運転において、綿氷の発生の有無にかかわらず、所望形状および所望寸法の氷塊Mを安定して生成することができる。また、切欠部48からオーバーフローした製氷水は、案内部44の外面を伝って製氷板18側に近づくように案内されて、突条部20を伝って流下する製氷水が最小限に抑えられているので、製氷水タンク26を大きく設定しなくても、外部への製氷水の流出を抑えることができる。更に、突条部20に伝う製氷水を最小限に抑えているから、蒸発管24での製氷水の氷結を抑制でき、製氷板18における製氷効率の低下や蒸発管24の損傷等が発生するおそれが少ない。
更に、製氷水タンク26に回収されずに外部に流出する製氷水を抑えることができるので、製氷ユニット16の下方に位置する貯氷室14に貯蔵された氷塊Mや、電気部品や可動部品等の他の部材に製氷水が滴下することを抑制できる。すなわち、製氷水を原因として、貯氷室14の氷塊Mが融解したり、氷塊同士が接合してブロッキングしたりすることは少なく、氷塊Mの商品性を損なうことを回避し得る。また、製氷水が付着したり、製氷水が氷結することを予定しない他の部材の故障や損傷を抑制できるので、これらの部材の寿命を向上し得る。
なお、綿氷は、製氷運転のたびに必ず発生するものではなく、綿氷が発生したとしても除氷運転において各製氷板18を加温するのに伴って、綿氷は融解除去される。
(変更例)
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例では、切欠部を案内部44の上端全体に亘って形成したが、図6および図7に示す変更例に係る散水案内器50の如く、切欠部48を、被覆部42から離して案内部44の上端中央に該案内部44の上端全体より狭小な幅で形成してもよい。変更例の切欠部48は、案内部44の上端全体の幅の1/2程度に設定されている。変更例の散水案内器50によれば、案内部44の上端中央に切欠部48が設けられているので、綿氷でスリット44aが閉塞した際に、切欠部48からオーバーフローした製氷水が、案内部44の外面中央および製氷板18の製氷面中央を伝って流下するから、製氷水が突条部20に伝うことをより確実に防止できる。なお、図6および図7において、実施例の構成と同様な部材および構成は、実施例と同一符号を付して、説明を省略する。
(2)実施例では、製氷部として、一対の製氷板を蒸発管を挟んで対向配置した構成で説明したが、例えば1枚の製氷板の裏面に蒸発管を蛇行配置したものであってもよい。
(3)変更例(1)では、案内部の上端に1の切欠部を設けた例を挙げたが、案内部の上端に複数の切欠部を設ける構成も採用できる。また、切欠部は被覆部より離して案内部の上端に設ければ、案内部の上端中央ではなく、被覆部側に偏倚した位置に設けてもよい。
(4)切欠部は、被覆部の上端からの位置および案内部の上端での幅を、部位毎に変えてもよい。
本発明の好適な実施例に係る散水案内器を備えた流下式製氷機を示す側断面図である。 実施例の散水案内器を設けた製氷ユニットの正面図である。 実施例の散水案内器を設けた製氷ユニットを示す側断面図である。 実施例の散水案内器を部分的に示す斜視図である。 実施例の散水案内器を組付けた製氷ユニットの要部を示す斜視図である。 変更例の散水案内器を示す斜視図である。 変更例の散水案内器を設けた製氷ユニットを示す正面図である。 従来の散水案内器を設けた製氷ユニットの要部を示す斜視図である。 従来の散水案内器を設けた製氷ユニットを示す側断面図である。
符号の説明
18 製氷板,20 突条部,22a 製氷面,26 製氷水タンク,42 被覆部
44 案内部,44a スリット,48 切欠部,M 氷塊

Claims (3)

  1. 上下方向に延在する突条部(20)が横方向に間隔をあけて形成され、隣り合う突条部(20,20)の間に設けた製氷面(22a)に対して供給される製氷水から氷塊(M)が生成される製氷板(18)と、この製氷板(18)の下方に設けられ、製氷板(18)の製氷面(22a)から流下する製氷水を回収する製氷水タンク(26)とを有する流下式製氷機における前記製氷板(18)の上方に設けられ、前記製氷水タンク(26)から供給される製氷水を、製氷板(18)の製氷面(22a)に案内する散水案内器において、
    前記各突条部(20)の上方に位置する被覆部(42)と、
    前記突条部(20)の突出端側から前記製氷面(22a)側へ向かうにつれて下方傾斜する姿勢で、製氷面(22a)に臨むように隣り合う被覆部(42,42)間に設けられ、傾斜下端と製氷面(22a)との間に画成されるスリット(44a)を介して製氷面(22a)に製氷水を案内する案内部(44)と、
    前記案内部(44)の上端に設けられ、前記被覆部(42)の上端より低く形成した切欠部(48)とを備えた
    ことを特徴とする流下式製氷機の散水案内器。
  2. 前記切欠部(48)を、前記案内部(44)の上端全体に亘って形成した請求項1記載の流下式製氷機の散水案内器。
  3. 前記切欠部(48)を、前記案内部(44)の上端全体より狭小な幅で、前記被覆部(42)から離して前記案内部(44)の上端に形成した請求項1記載の流下式製氷機の散水案内器。
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