JP4869826B2 - 自動製氷機の熱交換器 - Google Patents

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Description

この発明は、除氷運転に際して製氷部に供給される除氷水を、冷凍系から導出する熱交換部と熱交換して加熱する自動製氷機の熱交換器に関するものである。
例えば、多数の板氷を自動的に製造する自動製氷機として、垂直に立設した製氷板の裏面に冷凍系から導出した蒸発管を配設し、この蒸発管に循環供給される冷媒により冷却される前記製氷板の製氷面(表面)に製氷水を散布供給して板氷を形成し、得られた板氷を剥離して落下放出させる流下式製氷機が知られている。この製氷機は、製氷水を所要量貯留するための製氷水タンクを備え、製氷運転に際しタンク内の製氷水を循環ポンプで圧送して製氷板の製氷面に供給し、氷結するに至らなかった製氷水は前記製氷水タンクに回収した後に、再び製氷板に向け送り出す強制循環機構を採用している。また、製氷板での製氷完了を検知して製氷運転から除氷運転に移行すると、冷凍系の弁切換えにより圧縮機から吐出されるホットガスを前記蒸発管に供給すると共に、外部水道源からの水を製氷板の裏面に除氷水として散布供給して、板氷との氷結面の融解を促進させるようになっている。
前述したように、除氷運転に際して外部水道源から供給された除氷水を用いる場合は、外気温に影響されて除氷水の温度が変化するため、夏季においては除氷水の温度は高く、短時間で除氷を完了し得るが、冬季においては除氷水の温度が低いために除氷時間が長くなる問題がある。
そこで、特許文献1に示すように、外部水道源から除氷水が供給される除氷水タンクとは別に、冷凍系に設けられた熱交換部が収納されると共に、除氷水タンクとオーバーフロー管を介して連通する熱交換タンクを該除氷水タンクの内部上方に配設し、外部水道源から除氷水タンクに供給される除氷水の温度が設定温度より低い場合には、除氷水タンクから熱交換タンクに除氷水を循環供給することで、熱交換タンク内で除氷水を熱交換部と熱交換させて設定温度まで加熱することが行なわれている。
特開2001−4255号公報
ところが、特許文献1では、所要の容積を有する熱交換タンクを除氷水タンクの内部に収納する構成とされているため、該熱交換タンクの容量だけ除氷水タンクの容積を大きくする必要があり、製氷機内部で該除氷水タンクが嵩張ってしまう難点がある。殊に、製氷機全体のコンパクト化が強く要求される近年においては、除氷水タンクの大型化は極力回避されるべきである。
なお、除氷水タンク内に熱交換タンクを収納する構成ではなく、前記熱交換部を除氷水タンク内に貯留された除氷水中に浸漬させて、該除氷水を直接加熱する構成とすれば、前述した除氷水タンクの大型化を回避することは可能である。しかしながら、除氷水タンク内の除氷水を熱交換部で直接加熱した場合、タンク内の除氷水全体の加熱は、自然な熱対流に頼らざるを得ず、加熱効率が悪いと云う難点がある。また、タンク内の水位によって除氷水の温度にバラツキが生じてしまうこともある。
この発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、除氷水タンクの大型化を回避し得ると共に、除氷水を効率的に加熱し得る自動製氷機の熱交換器を提供することを目的とする。
前述した課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製氷機の熱交換器は、
除氷運転に際して製氷部に供給される除氷水タンク内の除氷水を加熱する自動製氷機の熱交換器であって、
一方の端部から他方の端部へ向けて下方傾斜して除氷水が流下可能な流下領域が内部画成され、該流下領域を流下した除氷水が前記除氷水タンクに放出される案内部材と、
前記流下領域における一方の端部側に配設され、循環ポンプを介して汲み上げられた前記除氷水タンクの除氷水を該流下領域内へ供給する除氷水供給手段と、
前記製氷部に配設した蒸発管に接続される冷凍系から導出して前記流下領域内に蛇行状に配設され、該流下領域内を流下する除氷水と熱交換して加熱する熱交換部とを備え
前記熱交換部は、前記案内部材の内底面と熱交換部との間に隙間を画成するよう案内部材に非接触状態で配設され、
前記熱交換部の直線部は、前記流下領域内において除氷水の流下方向に対して交差する方向に延在していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、案内部材を流下する除氷水を熱交換部と熱交換させる構成としたので、従来の如く容積の大きい熱交換タンクを除氷水タンク内に配設する場合に比べて、該除氷水タンクの容積を小さくすることができる。また、除氷水が流下領域内を流下する間に熱交換部と熱交換するので、除氷水を効率的に加熱することができ、除氷水タンク内の除氷水の温度がばらつくのを抑制し得る。更に、前記熱交換部は案内部材に非接触状態で配設されるので、熱交換部によって案内部材が高温に熱せられることがない。また、除氷水が案内部材の内底面と熱交換部との間の隙間を通過し得るようにしたので、除氷水をスムーズに流下させることができる。そして、熱交換部の直線部を除氷水の流下方向と交差する方向に延在させたことで、除氷水の一部は、直線部に衝突して該直線部を乗り上げて流下することになる。すなわち、除氷水が熱交換部の直線部を乗り上げたり、案内部材の内底面と熱交換部との間の隙間を通過したりすることで、熱交換部の全表面に除氷水が接触することができ、効率的な熱交換を実現し得る。
請求項2に係る自動製氷機の熱交換器は、案内部材の外面を、断熱材で覆った。
請求項2の発明によれば、案内部材の外面を断熱材で覆ったので、熱交換部の熱が案内部材の外部へ伝わるのを抑制して、製氷機内が加熱されるのを防止し得る。
本発明に係る自動製氷機の熱交換器によれば、除氷水タンクの大型化を回避すると共に、効率的に除氷水を加熱することが可能となる。
次に、本発明に係る自動製氷機の熱交換器につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例では、本発明に係る熱交換器を自動製氷機としての流下式製氷機に実装した場合を例に説明を行なう。但し、本発明に係る熱交換器は、流下式製氷機に限られず、除氷水を製氷部に供給して除氷を行なうタイプの製氷機であれば、如何なる自動製氷機にも実装可能である。また、実施例では、板状の氷を生成する流下式製氷機を例に説明するが、流下式製氷機としてはこれに限られず、例えば、半月状の氷を製造する流下式製氷機等であってもよい。
図1は、実施例に係る熱交換器50が採用された流下式製氷機の概略構成図を示している。この流下式製氷機は、所定間隔離間して対向配置した垂直な製氷板(製氷部)10,10の対向面(裏面)に、冷凍系12から導出して横方向に蛇行する蒸発管14が密着固定され、製氷運転時に冷媒を循環させて製氷板10,10を強制冷却するよう構成される。この製氷板10,10の直下には、集水樋16が配設され、製氷運転に際し製氷板10,10の各製氷面(表面)に供給された製氷水、および除氷運転に際し製氷板10,10の裏面に供給された除氷水は、該集水樋16を介して下方に位置する製氷水タンク18に回収貯留されるようになっている。
前記製氷水タンク18から製氷水循環ポンプPM1を介して導出した製氷水供給管20は、前記製氷板10,10の上方に設けた製氷水散布器22に接続している。この製氷水散布器22には多数の散水孔(図示せず)が穿設され、製氷運転時に製氷水タンク18からポンプ圧送される製氷水を、散水孔から前記製氷板10,10の氷結温度にまで冷却されている製氷面に散布して流下させ、該製氷面に所要厚みの板氷を生成するようになっている。
図示の製氷機には、前記冷凍系12に配設されるホットガス弁HVの切換えにより、前記蒸発管14にホットガスを循環させて製氷板10,10を加熱し、各製氷面と板氷との氷結面を融解させる除氷運転に際し、製氷板10,10の裏面に除氷水を散布して、その昇温による除氷促進を行なうための除氷水供給系が、製氷水供給系とは別に設けられている。すなわち、製氷機内に配設した除氷水タンク26から除氷水供給ポンプPM2を介して導出した除氷水供給管28が、図1に示す如く、前記製氷板10,10の対向部における上部に設けた除氷水散布器30に接続している。そして除氷運転時に、除氷水タンク26からポンプ圧送された除氷水は、除氷水散布器30に穿設した多数の散水孔(図示せず)を介して製氷板10,10の各裏側に散布供給されて流下し、製氷板10,10と板氷との氷結面を融解するようになっている。なお、製氷板10,10の裏側を流下した除氷水は、製氷水と同様に前記集水樋16を介して製氷水タンク18に回収され、これが次回の製氷水として使用される。
前記除氷水タンク26には、図示しない制御手段に接続する水位検知手段としてのフロートスイッチ34が配設され、該スイッチ34によりタンク内に貯留される除氷水の設定水位(貯留量)が規定される。また除氷水タンク26には、該タンク26内の除氷水の温度を検知する温度検知手段としてのサーモスタット36が配設されている。なお、除氷水タンク26には、フロートスイッチ34で規定される設定水位より上方に設定された水位を越えた余剰の除氷水を、タンク外に排出するためのオーバーフロー管38が配設してある。また、前記除氷水タンク26には、外部水道源に接続する供給部としての給水管52が連通され、該給水管52に介挿した給水弁WVを開放することにより、除氷水タンク26に水道水(除氷水)を供給するよう構成される。
図1に示すように、前記除氷水タンク26の外部には、一方の端部(以下、上流端と称す)46から他方の端部40に向けて下方傾斜すると共に、該他方の端部40を除氷水タンク26の内部に臨ませた熱交換器50が配設されている。図2に示すように、この熱交換器50は、除氷水を流下させる流下領域66が内部画成された案内部材68と、該流下領域66内に配設された除氷水供給手段70および熱交換部64とから基本的に構成される。前記案内部材68は、ステンレス等の防錆性を備えた金属板を上面および傾斜下端側である他方の端部(以後、開放端と称す)40側が開放するよう樋状に折曲成形したものであって、図示しない固定手段により除氷水タンク26の外部に傾斜姿勢で固定されている。また、図1に示すように、前記案内部材68の開放端40は、前記除氷水タンク26に設けた開口部26aを介して該タンク26の内部上方に臨んでおり、前記流下領域66を流下する除氷水が開放端40を介して除氷水タンク26へ戻されるようになっている。なお、前記案内部材68には、前記流下領域66を上方から覆蓋する蓋部材72が着脱自在に設けられると共に、内底面68aにおける開放端40側に、除氷水を下方へ案内する案内部74が斜め下方へ延出している。更に、前記案内部材68の外底面68bに断熱シート(断熱材)76が貼着され、前記熱交換部64の熱が案内部材68を介して外部へ伝わらないようになっている。
前記除氷水供給手段70は、案内部材68の前記上流端46側において、後述する吐出管体48の閉塞端48a側を除氷水の流下方向(内底面68aの傾斜方向)に対して直交する方向に貫通させると共に、前記流下領域66内に臨む部位に複数の供給孔48bを開設することで構成されており、熱交換用ポンプ(循環ポンプ)PM3で汲み上げられた除氷水タンク26内の除氷水を供給孔48bを介して流下領域66に供給するようになっている。図1に示すように、前記熱交換部64は、冷凍系12を構成する圧縮機CMの吐出管54の一部を蛇行状に形成したものであって、前記流下領域66内に収納配置されている。すなわち、圧縮機CMから吐出されるホットガスが流通する前記吐出管54の途中に熱交換部64が設けられており、該熱交換部64は、前記流下領域66を流下する除氷水と熱交換するよう構成される。図2に示すように、熱交換部64は、その複数の直線部64aが前記流下領域66内において除氷水の流下方向と交差する方向に延在するよう配設されている。また、前記熱交換部64は、前記案内部材68の内面とは非接触状態となっており、図3に示すように、前記案内部材68の内底面68aと熱交換部64との間に隙間78が画成されるよう設定される。
図1に示すように、前記除氷水タンク26と熱交換器50とは、熱交換用循環回路42を介して連通接続される。この熱交換用循環回路42は、除氷水タンク26の底部に一端部が連通接続された吸込管体44と、該吸込管体44の他端部が吸込側に連通接続される前記熱交換用ポンプPM3と、該ポンプPM3の吐出側に一端部が連通接続されると共に前記閉塞端48aをなす他端部側が前記案内部材68に貫通状態で配設された吐出管体48とで構成される。そして、熱交換用ポンプPM3を運転することで、除氷水タンク26に貯留されている除氷水が吸込管体44を介して熱交換用ポンプPM3に吸込まれると共に、吐出管体48を介して前記熱交換器50(流下領域66)内に除氷水が吐出されるようになっている。そして、前記案内部材68内に供給された除氷水は、熱交換部64と熱交換しつつ前記流下領域66を流下し、加熱後の除氷水が前記開放端40を介して除氷水タンク26へ戻される。
なお、前記熱交換用ポンプPM3は、前記サーモスタット36が予め設定された設定温度より高い温度を検知している場合は停止状態に保持されると共に、サーモスタット36が設定温度より低い温度を検知した場合に運転が開始されるよう設定される。また、前記熱交換用ポンプPM3の除氷水供給量は、前述した案内部材68における隙間78との関係において、前記流下領域66を流下する除氷水が該熱交換部64の直線部64aを乗り越え得る量に設定されている。すなわち、前記熱交換器50へ供給される除氷水が少量であると、該除氷水は、全て前記隙間78を通過してしまい、熱交換部64全体による熱交換がなされなくなる虞がある。
図1に示す如く、前記冷凍系12では、圧縮機CMで圧縮された気化冷媒は、吐出管54および前記熱交換部64を経て凝縮器56で凝縮液化し、膨張弁58で減圧され、蒸発管14に流入してここで一挙に膨張して蒸発し、製氷板10,10と熱交換を行なって、各製氷板10を氷点下にまで冷却させるよう構成される。また、蒸発管14で蒸発した気化冷媒は、吸入管60を経て圧縮機CMに帰還するようになっている。更に、圧縮機CMの吐出管54からホットガス管62が分岐され、このホットガス管62はホットガス弁HVを経て、蒸発管14の入口側に連通されている。このホットガス弁HVは、除氷運転の際にのみ開放し、製氷運転時は閉成する制御がなされる。すなわち、除氷運転時にホットガス弁HVが開放して、圧縮機CMから吐出されるホットガスを、前記ホットガス管62を介して蒸発管14にバイパスさせ、各製氷板10を加熱することにより、製氷面に生成される板氷の氷結面を融解させて、該板氷を自重により落下させる。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る自動製氷機の熱交換器50の作用につき、製氷機の運転状況と共に説明を行なう。
製氷運転においては、製氷板10,10に、製氷水タンク18から製氷水循環ポンプPM1を介して製氷水を循環供給すると共に、前記蒸発管14に冷媒を供給して、該製氷板10,10の各製氷面に板氷を生成させる。所要時間経過後、板氷が所要厚まで生成されると製氷運転が終了し、除氷運転に移行する。すなわち、冷凍系12のホットガス弁HVを切換えて蒸発管14にホットガスを供給すると共に、前記除氷水タンク26内の除氷水が除氷水供給ポンプPM2を介して除氷水散布器30に圧送される。この除氷水は散水孔を介して製氷板10,10の各裏面に散布供給され、該製氷板10,10を流下した除氷水は前記集水樋16を介して製氷水タンク18に回収貯留される。除氷運転が進行し、製氷板10,10と板氷との氷結面が融解し、該製氷板10,10から板氷が剥離すると、除氷運転を完了して再び製氷運転に移行する。
ここで、殊に冬場等において、前記除氷水タンク26内の除氷水の温度が低い場合には、前記除氷運転に際して前記製氷板10,10に除氷水を供給しても、板氷の融解が余り促進されず、除氷に要する時間が掛かって製氷機の製氷能力が低下してしまう原因となる。そこで、除氷水タンク26内の除氷水の温度が低い場合には、該除氷水を熱交換器50で加熱する除氷水の加熱サイクルが行なわれる。すなわち、前記除氷水タンク26の内部に設けられたサーモスタット36が設定温度より低い温度を検知した場合は、前記熱交換用循環ポンプPM3が作動して除氷水タンク26内の除氷水が前記熱交換器50へ供給される。
具体的には、前記吸込管体44を介して熱交換用循環ポンプPM3へ吸い込まれた除氷水は、前記吐出管体48を介して吐き出され、前記除氷水供給手段70から流下領域66内へ供給される。前記熱交換器50へ送られた除氷水は、前記除氷水タンク26へ向けて下方傾斜する流下領域66を流下する。ここで、前記熱交換部64は、直線部64aが除氷水の流下方向に対して交差する方向に延在し、しかも、熱交換部64と案内部材68の内底面68aとの間には隙間78が画成されている。従って、図3の矢印に示すように、除氷水は、前記熱交換部64を乗り越えたり、前記隙間78を通過したりして、該熱交換部64の全表面と接触しながら流下することとなる。従って、実施例に係る熱交換器50は、熱交換部64全体を利用した熱交換が図られ、除氷水を効率的に加熱し得る。しかも除氷水は、流下しながら加熱されるため、除氷水の温度にムラが生じることがなく略均一温度にすることができる。前記熱交換器50で加熱された除氷水は、前記開放端40を介して除氷水タンク26へ戻され、該タンク26内の除氷水全体の温度が上昇する。
なお、前記熱交換器50での除氷水の加熱サイクルは、除氷水タンク26内の除氷水が設定温度以上となるまで行なわれる。すなわち、前記サーモスタット36が設定温度を検知すると、前記熱交換用循環ポンプPM3が作動停止し、前記熱交換器50への除氷水の供給が停止される。また、前記フロートスイッチ34が除氷水タンク26内の除氷水が所定量以下となったのを検知した場合、前記給水弁WVが開放され、前記給水管52を介して水道水が除氷水タンク26内へ供給される。
以上に説明したように、実施例に係る自動製氷機の熱交換器50によれば、案内部材68を除氷水が流下する間に、除氷水を加熱する構成としたので、従来の熱交換タンクを内部に配設した除氷水タンク26の如く容積を大きくする必要がない。また、除氷水は、流下領域66内を流下しつつ熱交換部64との熱交換が行なわれるので、除氷水は該熱交換部64全体に接触して効率的に加熱され、加熱後の除氷水の温度がばらつくのを抑えられる。
また、前記熱交換部64は案内部材68に非接触状態で配設されるので、熱交換部64によって案内部材68が高温に熱せられることがない。また、案内部材68の内底面68aと熱交換部64との間に画成される隙間78を除氷水が通過し得るので、除氷水をスムーズに流下させることができる。これにより、単位時間当たりに加熱し得る除氷水の量が多くなり、効率的な加熱サイクルを実現し得る。更に、案内部材68の外底面68bに断熱シート76を貼着したので、熱交換部64の熱が案内部材68を介して外部へ伝わるのを抑制し、製氷機内部が加熱されるのを防止し得る。なお、前記案内部材68には、流下領域66の上方を覆蓋する蓋部材72が配設されているので、該流下領域66内に埃等が舞い込むことがなく衛生的である。
なお、実施例では、案内部材68を開放端40を除氷水タンク26内へ臨ませた状態で配設したが、該案内部材68全体を除氷水タンク26内へ配設するようにしてもよい。この場合においても、従来の如く熱交換タンクを除氷水タンク26内へ配設した場合に比べて、該除氷水タンク26の容積をそれ程大きくする必要はない。また、実施例では、熱交換部64の直線部64aが除氷水の流下方向に対して交差する方向に延在させたが、該直線部64aの延在方向が流下方向と平行になるよう変更してもよい。更に、前記熱交換部64を、案内部材68の内底面68aや内側面に接触させてもよい。この場合には、案内部材68全体が熱交換部64により加熱されて、該案内部材68を介して除氷水を加熱する効果が期待される。
実施例では、案内部材68を上面および開放端40が開放した樋状に形成したが、案内部材68を断面矩形状の管体として構成してもよい。また、実施例では、案内部材68全体を傾斜姿勢で配置して、除氷水を除氷水タンク26へ向けて流下させる構成としたが、例えば、案内部材68内に傾斜した流下領域66を形成し、案内部材68自体は水平に配設するようにしてもよい。更に、案内部材68の外底面68bに断熱シート76を貼着した場合を例示したが、案内部材68の全外表面に貼着したり、蓋部材72に貼着したりしてもよい。
本発明の実施例に係る熱交換器が実装された自動製氷機の概略構成図である。 実施例に係る熱交換器の斜視図である。 実施例に係る熱交換器の説明断面図である。
符号の説明
10 製氷板(製氷部),12 冷凍系,14 蒸発管,26 除氷水タンク
40 開放端(他方の端部),46 上流端(一方の端部),64 熱交換部
64a 直線部,66 流下領域,68 案内部材,68b 外底面(外面)
70 除氷水供給手段,76 断熱シート(断熱材),78 隙間
PM3 熱交換用ポンプ(循環ポンプ)

Claims (2)

  1. 除氷運転に際して製氷部(10,10)に供給される除氷水タンク(26)内の除氷水を加熱する自動製氷機の熱交換器であって、
    一方の端部(46)から他方の端部(40)へ向けて下方傾斜して除氷水が流下可能な流下領域(66)が内部画成され、該流下領域(66)を流下した除氷水が前記除氷水タンク(26)に放出される案内部材(68)と、
    前記流下領域(66)における一方の端部(46)側に配設され、循環ポンプ(PM3)を介して汲み上げられた前記除氷水タンク(26)の除氷水を該流下領域(66)内へ供給する除氷水供給手段(70)と、
    前記製氷部(10,10)に配設した蒸発管(14)に接続される冷凍系(12)から導出して前記流下領域(66)内に蛇行状に配設され、該流下領域(66)内を流下する除氷水と熱交換して加熱する熱交換部(64)とを備え
    前記熱交換部(64)は、前記案内部材(68)の内底面(68a)と熱交換部(64)との間に隙間(78)を画成するよう案内部材(68)に非接触状態で配設され、
    前記熱交換部(64)の直線部(64a)は、前記流下領域(66)内において除氷水の流下方向に対して交差する方向に延在している
    ことを特徴とする自動製氷機の熱交換器。
  2. 前記案内部材(68)の外面(68b)を、断熱材(76)で覆った請求項1記載の自動製氷機の熱交換器。
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