JP5348767B2 - 流下式製氷機の製氷ユニット - Google Patents
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Description
前記セパレータは、前記水受止め姿勢において前記製氷面部の最下位置に形成される氷塊の形成部位に臨む氷結合部を備え、
前記製氷面部の最下位置に形成された氷塊が、前記氷結合部と分離可能に固着するよう構成したことを特徴とする。
従って、請求項1の発明によれば、各製氷領域の最下位置に形成される氷塊とセパレータの下端部に設けられた氷結合部とが固着されるので、流下途中に飛散ってセパレータで受止められた製氷水を製氷水タンクへ案内して適切に回収させ得る。
前記セパレータの前記製氷面部に対向する下端部は、該セパレータの前記幅方向における中央部に向けて凸となるように、幅方向の両端部から該中央部に向けて斜めに延在するように形成され、
前記セパレータの下端部は、成形時に生ずる成形歪みにより該セパレータの幅方向における中央部位が前記製氷面部から離間するよう湾曲状に変形した状態で、幅方向の全長に亘って前記成形面部の最下位置に形成される氷塊の形成部位に臨むよう構成されることを要旨とする。
従って、請求項2の発明によれば、成形時の成形歪み等を原因として、セパレータが幅方向における中央部で製氷面部から離間するよう湾曲状に変形したとしても、水受止め姿勢において下端部と製氷面部とが幅方向の全体において略同間隔に対向するようになる。従って、各製氷領域の最下位置に形成される氷塊と変形したセパレータの下端部に設けられた氷結合部とが固着されるので、流下途中に飛散った製氷水を該製氷水タンク内へ確実に落下させ得る。
少なくとも前記各側壁部の一方の下端部に、側外方に開口して製氷水の通出を許容する水通出部を備えたことを要旨とする。
従って、請求項3の発明によれば、セパレータの氷結合部と氷塊とが製氷部の幅方向に沿って隙間なく固着されても、水通出部を介して製氷水を適切に製氷水タンクへ導くことができる。
従って、請求項4の発明によれば、セパレータと壁部とが該セパレータの幅方向全長に亘って固着しないので、該セパレータが氷放出姿勢に保持されることを防止し得る。そして、以降の製氷運転前にはセパレータが水受止め姿勢へ変位するので、以降の製氷運転時に飛散る製氷水を確実に受止めて放出し得る。
図1は、第1実施例に係る流下式製氷機の製氷ユニットUを概略的に示した斜視図であり、図2は、第1実施例の製氷ユニットUを製氷状態で示す説明断面図である。第1実施例の製氷ユニットUは、該製氷ユニットUを構成する製氷部、製氷水タンク、循環ポンプおよびスプレーチューブ等の基本的構成が、図17に示す従来の製氷ユニットU1と同じであり、セパレータおよび該セパレータに関連する構成が従来から変更されたものである。従って第1実施例では、セパレータに関連する事項について説明し、従来と同一の部材、部位については、同一の符号で指示して詳細な説明は省略する。
次に、前述のように構成された第1実施例に係る流下式製氷機の作用につき説明する。
(1)製氷部20における各製氷領域24の最下位置に形成される氷塊Mとセパレータ50の下端部に設けられた氷結合部60とが、製氷部20の幅方向に沿って隙間なく固着されるので、氷塊Mが大きくなることにより飛散ってセパレータ50で受止められた製氷水は、製氷水タンク30へ適切に案内されて回収される。従って、セパレータ50で受止められた製氷水が、氷放出口12を介して貯氷庫内へ落下することがなく、貯氷庫内に貯留された氷塊Mが製氷水により融解したり、複数の氷塊Mが再氷結して連結する等の不都合が発生することを防止し得る。そして、製氷水が貯氷室へ落下しないので、製氷能力が減少したり消費電力が増加することがない。
(2)セパレータ50の幅方向における両端に切欠き部57,57を設けたことにより、セパレータ50の氷結合部60と氷塊Mとが幅方向に沿って固着されても、製氷水が該切欠き部57,57により形成された隙間S,Sから製氷水タンク30内へ適切に回収される。
(3)セパレータ50が氷放出姿勢に回転変位した際に、該セパレータ50に設けた当接突部61がフロントカバー13の内壁面13Aに当接するため、セパレータ50とフロントカバー13とが製氷水により固着することが防止される。従って、氷塊Mの放出後に、セパレータ50が水受止め姿勢に確実に回転変位し、以降の製氷運転時に飛散る製氷水を確実に受止めて製氷水タンク30へ回収させ得る。
(4)セパレータに横リブ58および縦リブ59を設けたことにより該セパレータ50の強度が向上し、該セパレータ50が経年変化し難くなる。従って、各製氷領域24の最下位置に形成される氷塊Mとセパレータ50の下端部に設けられた氷結合部60とが、製氷部20の幅方向に沿って固着される際に隙間が画成されるのを防止し得る。
図9は、第2実施例に係る流下式製氷機の製氷ユニットUを概略的に示した斜視図であり、図10は、第2実施例の製氷ユニットUを製氷状態で示す説明断面図である。第2実施例の製氷ユニットUは、前記第1実施例と同様に、該製氷ユニットUを構成する製氷部20、製氷水タンク30、循環ポンプ32およびスプレーチューブ31等の基本的構成が、図17に示す従来の製氷ユニットU1と同じであり、セパレータおよび該セパレータに関連する構成が従来から変更されたものである。
(5)セパレータ70の非変形状態において、該セパレータ50の下端部54を、幅方向の両端部から該幅方向の中央部54Aに向けて凸となるようにして、該下端部54を、幅方向の中央部54Aが最大に突出した形状に形成した。従って、セパレータ70の本体部51が、例えば成形時の成形歪み等を原因として幅方向における中央部位で製氷板21から離間するよう湾曲状に撓曲変形したとしても、水受止め姿勢において該下端部54と製氷板21とが幅方向の全体において略同間隔に対向するようになり、氷結合部60と最下位置に形成される氷塊Mとが幅方向の全体に亘って隙間なく固着することが可能である。
本願は、前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1)セパレータ50,70の形状は、水受止め姿勢において飛散った製氷水を適切に受止めて回収し得れば、前記実施例に例示したものに限定されない。
(2)第2実施例では、下端部54を、幅方向の両端部から中央部54Aに向けて直線状の傾斜端54B,54Bとしたが、この傾斜端54B,54Bは、直線状に限らず、両端部から中央部54Aに向けて凸湾曲状または凹湾曲状に形成してもよい。
(3)前記横リブ58を多数設けることで、セパレータ50,70が幅方向において湾曲状に変形することが完全に抑制され得る場合には、前記下端部54を、第1実施例のセパレータ50の如く直線状に形成してもよい。
(4)第1実施例のセパレータ50は、該セパレータ50自体の強度が十分であれば、図8に示すように、前記横リブ58および縦リブ59を省略してもよい。また、横リブ58または縦リブ59の何れか一方だけを設けたものであってもよい。同様に、第2実施例のセパレータ70も、該セパレータ70自体の強度が十分であれば、前記横リブ58および縦リブ59を省略してもよい。
(5)氷結合部60は、セパレータ50の下端部54に沿って設けたものに限定されない。例えば、下延出部56の内面50Aの適宜位置から、製氷面部25の最下位置に形成される氷塊Mの形成部位に向け延出するリブ片等であってもよい。
(6)当接突部61の配設数は、実施例に示した3個に限定されず、任意に設定可能である。また、当接突部61の配設位置も、実施例に図示した構成に限定されない。そして、当接突部61の突出形状は、実施例に示した横長の蒲鉾形状のものに限らず、半球状、円錐状、角錐状または棒状に突出したものであってもよい。なお、半球状、円錐状、角錐状または棒状とした当接突部61では、フロントカバー13の内壁面13Aに対して点接触するようにし得る。
(7)水通出部としての切欠き部57は、セパレータ50の幅方向における両端部の何れか一方にのみ形成するようにしてもよい。また、水通出部の形状は、通孔やスリット等であってもよい。
(8)第1実施例および第2実施例では、一枚の製氷板21の裏側に蒸発管22を配設した製氷部20からなる製氷ユニットUを例示したが、製氷ユニットUは、蒸発管22を挟んだ両側に一対の製氷板を対向配置した製氷部20から構成されたものであってもよい。この場合には、夫々の製氷板21に対向して1枚ずつセパレータ50,70が配設される。
(9)第1実施例および第2実施例では、1つの製氷部20で構成された製氷ユニットを例示したが、製氷ユニットUは、複数の製氷部20から構成されたものであってもよい。
(10)製氷板21に形成される製氷領域24の配列数や、蒸発管22の横延在部22Aの数は、実施例に示す構成に限定されず、任意に設定可能である。
22A 横延在部(直線部),25 製氷面部,30 製氷水タンク,50 セパレータ
50B 外面,52 側壁部,53 回転支軸,54 下端部,54A 中央部
57 切欠き部(水通出部),60 氷結合部,61 当接突部,70 セパレータ
M 氷塊
Claims (4)
- 製氷板(21)の裏側に該製氷板(21)の幅方向へ延在する直線部(22A)を上下方向へ離間して蒸発管(22)が蛇行配設されると共に、前記製氷板(21)の表側に上方から流下させた製氷水が前記蒸発管(22)の直線部(22A)と対応する部位で氷結して氷塊(M)が形成される製氷面部(25)を備えた製氷部(20)と、前記製氷部(20)の下方に配置され、前記製氷板(21)に供給される製氷水が貯留される製氷水タンク(30)と、前記製氷面部(25)と対向し、前記幅方向に軸心が延在する回転支軸(53)を中心に回転可能なセパレータ(50,70)とを備え、前記セパレータ(50,70)は、下部を前記製氷面部(25)に近接させて前記製氷水タンク(30)の上方へ臨ませ、飛散った前記製氷水を受止めて該製氷水タンク(30)へ案内する水受止め姿勢と、前記製氷面部(25)から離脱した氷塊(M)によって下部が前記製氷面部(25)から離間するように傾動されて、該氷塊(M)の前記製氷水タンク(30)外への落下を許容する氷放出姿勢とに変位する流下式製氷機の製氷ユニットにおいて、
前記セパレータ(50,70)は、前記水受止め姿勢において前記製氷面部(25)の最下位置に形成される氷塊(M)の形成部位に臨む氷結合部(60)を備え、
前記製氷面部(25)の最下位置に形成された氷塊(M)が、前記氷結合部(60)と分離可能に固着するよう構成した
ことを特徴とする流下式製氷機の製氷ユニット。 - 前記氷結合部(60)は、前記セパレータ(50,70)の幅方向に延在すると共に、
前記セパレータ(50,70)の前記製氷面部(25)に対向する下端部(54)は、該セパレータ(50,70)の前記幅方向における中央部(54A)に向けて凸となるように、幅方向の両端部から該中央部(54A)に向けて斜めに延在するように形成され、
前記セパレータ(50,70)の下端部(54)は、成形時に生ずる成形歪みにより該セパレータ(50,70)の幅方向における中央部位が前記製氷面部(25)から離間するよう湾曲状に変形した状態で、幅方向の全長に亘って前記製氷面部(25)の最下位置に形成される氷塊(M)の形成部位に臨むよう構成される請求項1記載の流下式製氷機の製氷ユニット。 - 前記セパレータ(50,70)は、幅方向の両端部に、上下方向へ延在し該製氷板(21)に向け延出する側壁部(52,52)を備え、
少なくとも前記各側壁部(52,52)の一方の下端部に、側外方に開口して製氷水の通出を許容する水通出部(57)を備えた請求項1または2記載の流下式製氷機の製氷ユニット。 - 前記セパレータ(50,70)は、該セパレータ(50,70)を挟んで前記製氷面部(25)と対向する壁部(13A)に向く面(50B)に、前記氷放出姿勢において該壁部(13A)に接触する当接突部(61)を幅方向に離間して備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の流下式製氷機の製氷ユニット。
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