JP5469927B2 - 製氷機 - Google Patents

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Description

本発明は、製氷室を下方から閉成する閉成姿勢および該閉成姿勢から傾いて該製氷室を開放する開放姿勢との間で変位する水皿を備えたクローズドセルタイプの製氷機に関するものである。
製氷室に下向きに開口するよう設けた多数の製氷小室に製氷水を下方から噴射供給して、ブロック状の角氷(氷塊)を連続的に製造する噴射式の製氷機が広く実施に供されている。このタイプの製氷機10は、例えば図7に示すように、略箱形をなす筐体11の内部を上下に区画して、上側が貯氷室12、下側が機械室13として構成されている。貯氷室12の内部上方には製氷機構20が配設され、該製氷機構20の製氷室21で生成された氷塊は、落下して貯氷室12内に貯留される。機械室13には、冷凍機構を構成する圧縮機16、凝縮器14、冷却ファンモータ15および膨張手段(何れも図示せず)等の部品が配設され、該冷凍機構を構成する蒸発管17が前記製氷室21の上面に配設されている。
前記製氷機構20は、図8〜図11に基づいて説明すると、下向きに開口した製氷小室21A(図11参照)を多数形成した前記製氷室21と、水皿22と、水皿22に下方から固定された製氷水タンク23と、これら水皿22および製氷水タンク23を一体的に傾動させる水皿開閉機構24等から構成される。前記水皿22は、略矩形状に形成され、正面左側端の前部および後部に取付けた支持アーム27が、筐体11に水平に架設した取付部材26の前後方向に離間して配設された水皿支持ブラケット28に枢支軸29を介して枢支され、右側端部近傍が水皿開閉機構24で支持されている。従って水皿22は、前記水皿開閉機構24を正逆回動することで、前記製氷室21を下方から閉成する水平状の閉成姿勢(図8)と、枢支軸29を揺動中心として該製氷室21から30度程度に傾いて製氷室21を開放する傾斜状の開放姿勢(図示せず)とに姿勢変位する。なお、水皿22の上面には、製氷室21の各製氷小室21Aへ製氷水を噴射する噴射孔30用の開口39が配設されていると共に、製氷水を製氷水タンク23へ落下させる通水孔31が開設されている。
前記製氷水タンク23は、水皿22の外周壁部32を囲む開口壁部35を備えて上方に開口するバケット形状に形成され、固定手段36を利用して水皿22の下方に該水皿22を内側に収容するように固定されている。この製氷水タンク23には、前記取付部材26に配設した給水部25から供給される製氷水が貯留される。そして、製氷水タンク23の前壁左側には、水皿22に設けた前記噴射孔30へ製氷水を圧送する送水ポンプ33が、該製氷水タンク23の最深部分に配設されている。また、製氷水タンク23の底壁右端、すなわち水皿22の傾斜下端側(右端)に隣接する部位には、図9および図10に示すように、該傾斜下端側に沿う前後方向へ所要長に延在する細長の排水口37が開設されている。従って、水皿22の開放により製氷水タンク23が傾くことで、製氷水タンク23内に貯留されていた製氷水が、前記排水口37側へ移動して該排水口37からタンク外へ排出されるよう構成されている。
前述のように構成された製氷機10は、製氷運転時に、水皿22を閉成姿勢に保持したもとで送水ポンプ33を駆動することで、製氷水タンク23内に貯留された製氷水が、水皿22の各噴射孔30から製氷室21の各製氷小室21Aへ噴射される。そして、冷凍機構により製氷室21を冷却しておくことで、該製氷小室21A内で製氷水が徐々に氷結して氷塊が形成される。ここで、製氷小室21A内で氷結しなかった製氷水は、水皿22の上面に落下した後、前記各通水孔31を介して製氷水タンク23内へ落下して回収される。そして、各製氷小室21A内で氷塊の生成が完了すると、除氷運転に移行して水皿22および製氷水タンク23を開放姿勢へ変位させ、各製氷小室21A内に生成された氷塊を水皿22上へ落下放出すると共に、製氷水タンク23内の製氷水を排水口37から排出する。なお、製氷水タンク23の下面には排水樋38が形成されており、製氷水タンク23が水皿22と共に傾動した際に、該排水樋38の開口端が下方に位置するドレンパン19(図7、図8)の上方へ移動して、排出された製氷水は排水樋38を介してドレンパン19へ回収された後に機外へ排出される。このような製氷機は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−17400号公報
前記製氷機10は、製氷運転および除氷運転を交互に繰り返して製氷室21にて氷塊の生成を行なうが、除氷運転から製氷運転への移行した直後には製氷室21が十分に冷却されていない。このため製氷運転開始時は、噴射孔30から噴射された製氷水が、殆ど氷結することなく水皿22の上面へ落下する。すなわち、製氷運転開始時には、水皿22に開設した各通水孔31を介した製氷水の通出落下量より、製氷室21から水皿22の上面へ落下する未氷結の製氷水の量が上回る場合がある。従って、水皿22の上面に製氷水が溢れるようになり、図11に示すように、製氷水の一部は、水皿22の傾斜下端側(右端)へ移動して、該傾斜下端側から製氷水タンク23へ流れ落ちるようになる。ところが、製氷水タンク23における前記水皿22の右端に沿う部位には前記排水口37が形成されており、水皿22の右端から流れ落ちた製氷水は、製氷水タンク23における該排水口37の近傍に落下することになる(図11)。このため、製氷水タンク23に落下した製氷水の一部が、排水口37へ流れ込むことがあり得る。従って、排水口37を介して製氷水タンク23から排出される製氷水が発生すると、製氷水タンク23内の製氷水が規定量以下となって製氷室21へ製氷水が十分に供給されなくなり、氷塊の生成に支障を来たす不都合が発生してしまう。
そこで本発明では、前述した従来の技術に内在している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷運転中に製氷水タンクから製氷水が排出するのを防止するようにした製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、
製氷室を下方から閉成する閉成姿勢および該閉成姿勢から傾いて該製氷室を開放する開放姿勢との間で変位し、前記製氷室に対して製氷水を供給する水皿と、前記水皿の下方に該水皿を内側に収容するように固定され、前記水皿の外周壁部を囲む開口壁部を有する製氷水タンクとを備え、前記閉成姿勢で前記水皿から流下する製氷水を前記製氷水タンクに回収し、前記開放姿勢での前記製氷水タンクの傾斜下端側に設けた排水口から該製氷水タンク内の製氷水を排出するよう構成した製氷機において、
前記排水口の上方を覆う受水壁部を、前記外周壁部と前記開口壁部との間に亘って設け、
前記外周壁部、開口壁部および受水壁部により形成された受水案内路は、開放姿勢の前記水皿における傾斜下端の縁部に沿う方向において前記排水口から外れた位置に、前記製氷水タンクに連通する開口を設けたことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、製氷水タンクに設けた排水口の上方に、水皿と製氷水タンクの間に亘って該排水口を覆う受水壁部を設けたことで、水皿から排水口の上方へ流れ落ちた製氷水は受水壁部で受け止められる。そして、受水壁部上に流れ落ちた製氷水は、受水案内路に沿って移動した後、開放姿勢の水皿における傾斜下端の縁部に沿う方向において製氷水タンクの該排水口から外れた位置に落下するので、該製氷水が排水口へ流れ込むことを防止し得る。
請求項2に記載の発明は、
前記受水案内路は、開放姿勢の前記水皿における傾斜下端の縁部に沿う方向における前記排水口から外れた両側に前記開口を備え、
前記受水壁部は、前記縁部に沿う方向において一方の開口から他方の開口に向け下方傾斜していることを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、水皿から受水壁部上に流れ落ちた製氷水を、該受水壁部の上面に停留することなく、受水案内路の他方の開口から製氷水タンクへ円滑に落下させ得る。
請求項3に記載の発明は、
前記受水案内路は、開放姿勢の前記水皿における傾斜下端の縁部に沿う方向における前記排水口から外れた両側に前記開口を備え、
前記受水壁部は、前記縁部に沿う方向における中間部分が最も高く、該中間部分から両方の開口に向け下方傾斜していることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、水皿から受水壁部上に流れ落ちた製氷水を、該受水壁部の上面に停留することなく、受水案内路の両開口から製氷水タンクへ円滑に落下させ得る。
請求項4に記載の発明は
前記受水壁部における前記開口に臨む端部に、該端部から下方へ延出する突片部を備えたことを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、受水壁部の上面の製氷水が、該受水壁部の下面側へ回り込んで排水口へ落下することを防止し得る。
請求項5に記載の発明は、
前記受水壁部は、前記製氷水タンクの開口壁部に一体的に設けられ、前記水皿の外周壁部に当接することを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、万が一、水皿に対して製氷水タンクがずれた場合には製氷水が水皿の外周壁部に沿って落下するようになり、排水口への製氷水の流れ込みを最小限とし得る。
本発明に係る製氷機によれば、製氷運転中に製氷水タンクから製氷水が排出するのを防止し得る。
実施例の製氷機における製氷機構を概略的に示す正面図である。 水皿および製氷水タンクの側面図である。 水皿および製氷水タンクの要部平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 変更例に係る水皿および製氷水タンクの側面図である。 別の変更例に係る水皿および製氷水タンクの側面図である。 製氷機を一部破断して示す斜視図である。 図7に示す製氷機の製氷機構を概略的に示す正面図である。 水皿および製氷水タンクの要部平面図である。 水皿および製氷水タンクの側面図である。 図9のX−X線断面図であって、水皿から流れ落ちた製氷水が製氷水タンクの排水口へ流れ込む不都合を示している。
次に、本発明に係る製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、実施例の製氷機40は、製氷機構20の主要部分の基本的な構成が、図7に示した従来の製氷機10と同一であり、該製氷機10の構成要素と同一の要素については同一の符号で指示して、詳細な説明は省略する。そして、本願発明と関連のある水皿と製氷水タンクおよびこれに関連する構成要素については、新たな符号で指示して説明する。なお、実施例の前後方向とは、製氷機40の前後方向と同一であり、左右方向とは、製氷機40の正面から見た左右方向を指称する。
実施例の製氷機40における製氷機構20の水皿42は、図1〜図3に示すように、略矩形状に形成された上壁43と、該上壁43の外周端縁から下方へ延出する外周壁部44とを備えている。そして、水皿42の下側には、前記送水ポンプ33に連結された送水管45が配設され、該送水管45には、前記製氷室21の各製氷小室21Aへ製氷水を噴射する噴射孔46が配設されている。水皿42の上壁43には、前記各噴射孔46用の開口47と、製氷水を製氷水タンク50へ通出落下させる通水孔48とが開設されている。
前記製氷水タンク50は、図1〜図3に示すように、水皿42の外周壁部44を囲む開口壁部51を備えて上方に開口するバケット形状に形成されている。そして、開口壁部51で囲まれた開口領域に前記水皿42を収容させ、固定手段52を利用して該水皿42に下方から固定されている。開放姿勢の水皿42における外周壁部44の傾斜下端の縁部(右端)に位置する右壁44Aと、製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aとの間には、適宜の隙間Sが画成されており、水皿42の上面に溜まった製氷水が、上壁43の右端から流れ落ちて製氷水タンク50内へ回収され得るようになっている。
製氷水タンク50の底壁右端において、水皿42の右壁44Aに沿う部位には、前後方向へ所要長に延在する細長の排水口53が開設されている。この排水口53は、水皿42が開放姿勢に変位して製氷水タンク50が右下がり状態に傾くと、該製氷水タンク50の最も低い位置に到来するようになり、製氷水タンク50内に貯留されていた製氷水が、前記排水口53側へ移動して該排水口53からタンク外へ排出される。なお、製氷水タンク23の下面には、排水樋54が形成されている。
そして、実施例の製氷機40では、図1〜図3に示すように、前記排水口53の上方を覆う受水壁部60を、水皿42の外周壁部44と製氷水タンク50の開口壁部51との間に亘って設けてある。前記受水壁部60は、製氷水タンク50の開口壁部51に一体的に設けられ、該開口壁部51の右縦壁51Aから水皿42の外周壁部44における右壁44Aに向け延出して、該右壁44Aに当接している。そして受水壁部60は、前記排水口53の前後幅Hより幅広の前後幅Wに形成されている。従って排水口53は、図3に示すように、上方から見て受水壁部60により完全に覆われている。
そして、前記受水壁部60と、水皿42の外周壁部44における右壁44Aと、製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aとにより、前後方向に延在する受水案内路63が形成されている。この受水案内路63は、水皿42の右壁44Aに沿う前後方向(外周壁部44の右壁44Aと開口壁部51の右縦壁51Aとの対向方向に対して直交する方向)において、前記排水口53から外れた位置で製氷水タンク50内へ連通する開口63A,63Aを備えている。また前記受水壁部60は、図2に示すように、後側の開口(一方の開口)63Aから前側の開口(他方の開口)63Aに向けて緩やかに下方傾斜している。
また、受水壁部60における前側の開口63Aに臨む前端部61には、図2および図3に示すように、下方へ延出する前突片部64が形成されている。この前突片部64は、受水壁部60の上面に流れ落ちて前端部61へ移動した製氷水が、該前端部61から受水壁部60の下面側へ回り込むのを防止するためのものである。また、受水壁部60における後側の開口63Aに臨む後端部62にも、図2および図3に示すように、下方へ延出する後突片部65が形成されている。この後突片部64は、受水壁部60の上面における後端部62近傍に流れ落ちた製氷水が、該後端部62から受水壁部60の下面側へ回り込むのを防止するためのものである。従って、前突片部64および後突片部65により、水皿42から受水壁部60へ流れ落ちた製氷水が、該受水壁部60の下面へ回り込んで前記排水口53内へ落下するのを防止し得る。
実施例の製氷機40では、製氷運転時に、製氷小室21A内で氷結せずに水皿42の上面に落下した製氷水は、その多くは前記通水孔48を介して製氷水タンク50内へ通出落下する。また、通水孔48から落下せずに水皿42の上面を右方向へ移動した製氷水は、該水皿42の右壁44Aから流れ落ちる。このうち、水皿42の右壁44Aにおける前端近傍および後端近傍から流れ落ちた製氷水は、図2に示すように、そのまま製氷水タンク50内に落下して該製氷水タンク50内に回収される。
一方、水皿42の右端における排水口53の上方から流れ落ちた製氷水は、図2および図4に示すように、受水壁部60の上面に流れ落ちる。そして、受水壁部60の上面に流れ落ちた製氷水は、前方へ下方傾斜した受水案内路63内を前方へ移動して、該該受水壁部60の前端部61から、排水口53から外れた位置で製氷水タンク50内へ落下して回収される。また、受水壁部60に受け止められた製氷水は、該受水壁部60の前端部61に設けた前突片部64および後端部62に設けた後突片部65により該受水壁部60の下面へ回り込まず、該製氷水が排水口53へ流れ込むことはない。
なお、前記受水壁部60が、製氷水タンク50の開口壁部51に一体的に設けられて水皿42の外周壁部44に当接しているので、万が一、水皿42に対して製氷水タンク50がずれて受水壁部60と外周壁部44との間に隙間ができた場合には、製氷水が該外周壁部44の右壁44Aに沿って落下するようになる。ここで、図3および図4に示すように、外周壁部44の右壁44Aは排水口53の真上から僅かにずれて位置しているため、該右壁44Aを伝って落下した製氷水は該排水口53の真上に落下せず、よって排水口53への製氷水の流れ込みを最小限とし得る。
従って、実施例の製氷機40では、次のような作用効果を奏する。
(1) 製氷水タンク50に設けた排水口53の上方に、該排水口53より大きいサイズの受水壁部60を設けたことで、水皿42から受水壁部60上に流れ落ちた製氷水を、該排水口53から外れた前方の位置に落下させるため、該製氷水が排水口53へ流れ込むことを防止し得る。従って、製氷水タンク50内の製氷水が規定量以下に減ることがなく、製氷室21における氷塊の生成に支障を来たすことがない。
(2) 受水壁部60が前方に向けて下方傾斜しているので、該受水壁部60の上面に製氷水が停留することがなく、該製氷水を円滑に製氷水タンク50へ落下させ得る。
(3) 受水壁部60の前端部61および後端部62に、下方へ延出する前突片部64および後突片部65を設けたので、これら前端部61および後端部62から受水壁部60の裏側へ製氷水が回り込むことを防止でき、製氷水が受水壁部60の裏側へ回り込んで排水口53へ落下することを防止し得る。
(4) 受水壁部60が製氷水タンク50に一体成形されると共に、該受水壁部60の先端縁部60Aが水皿42の外周壁部44における右壁44Aに当接するため、水皿42に装着される製氷水タンク50の位置決めが適切になされ、製氷水タンク50のがたつきを防止し得る。そして、水皿42に対して製氷水タンク50が位置決めされることで前記隙間Sが最適に保持され、該隙間Sが小さくなって水皿42上の製氷水が製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aを超えて製氷水タンク50外へ零れることを防止し得る。
(5) 水皿42の右端と製氷水タンク50の開口壁部51との間に隙間Sを画成した状態で該水皿42の右壁44Aに受水壁部60が当接しているので、該水皿42および製氷水タンク50は、位置決めされ強度が向上して変形し難くなっている。従って、例えば氷塊の生成が完了して製氷運転から除氷運転への切替え時に、氷塊に上壁43表面が固着している水皿42を、該氷塊から剥離させて開放姿勢へ強制的に変位させる際に、該水皿42および製氷水タンク50の変形を防止し得る。また、除氷運転から製氷運転への切替え時に、開放姿勢から閉成姿勢へ変位する水皿42と製氷室21との間に氷塊が挟み込まれた場合でも、該水皿42および製氷水タンク50の捻れ変形を防止し得る。
(変更例)
(1) 図5は、変更例に係る受水壁部70を示す側面図である。この変更例の受水壁部70は、水皿42の右壁(傾斜下端側)44Aに沿う前後方向(外周壁部44の右壁44Aと開口壁部51の右縦壁51Aとの対向方向に対して直交する方向)において、前側の開口63Aに臨む前端部71から後側の開口63Aに臨む後端部72に向けて緩やかに下方傾斜している。従って、受水壁部70と、水皿42の外周壁部44における右壁44Aと、製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aとにより、前後方向に延在して前後に開口すると共に後方に向かって下方傾斜する受水案内路63が画成されている。これにより、水皿42の右端における排水口53の上方から流れ落ちた製氷水は、受水壁部70の上面で受け止められた後に受水案内路63内を後方へ移動して、後側の開口63Aから製氷水タンク50内へ落下して回収され、該製氷水が排水口53内へ流れ込むことが防止される。また、受水壁部70の前端部71および後端部72に、該各端部71,72から下方へ延出した前突片部73および後突片部74が形成されており、受水壁部70裏側への製氷水の回り込みが防止される。従って変更例は、前記実施例と同等の作用効果が得られる。
(2) 図6は、別変更例に係る受水壁部80を示す側面図である。この別変更例の受水壁部80は、水皿42の右壁44Aに沿う前後方向(外周壁部44の右壁44Aと開口壁部51の右縦壁51Aとの対向方向に対して直交する方向)において、前後方向における中間部分81が最も高く、該中間部分81から前端部82および後端部83に向けて徐々に下方傾斜している。従って、受水壁部80と、水皿42の外周壁部44における右壁44Aと、製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aとにより、前後方向に延在して前後に開口すると共に前方および後方に向かって下方傾斜する受水案内路63が画成されている。これにより、水皿42の右端における排水口53の上方から流れ落ちた製氷水は、受水壁部80の上面に受け止められた後に受水案内路63内を前方または後方へ移動して、前側の開口63Aおよび後側の開口63Aの両方から製氷水タンク50内へ落下して回収され、該製氷水が排水口53内へ流れ込むことが防止される。また、受水壁部80の前端部82および後端部83に、該各端部82,83から下方へ延出した前突片部84および後突片部85が形成されており、受水壁部80裏側への製氷水の回り込みが防止される。特に、別変更例の受水壁部80では、前後2つの開口63A,63Aから製氷水を製氷水タンク50へ分散させて落下させ得るので、各開口63A,63A毎の製氷水の落下量を減らすことができ、落下量の増加により製氷水が加勢されながら落下して排水口53側へ流れることを抑制し得る。
(3) 前記受水壁部60,70,80は、水皿42の外周壁部44における右壁44Aに一体的に形成されて、製氷水タンク50の開口壁部51における右縦壁51Aに当接するものであってもよい。このような受水壁部80であっても、排水口53より大きいサイズとすることで、該排水口53に対する製氷水の流れ込みを好適に防止し得る。また、水皿42に対する製氷水タンク50の位置決めも好適に図り得る。
(4) 前記受水壁部60,70,80は、水皿42および製氷水タンク50と別体に形成されて、該水皿42の外周壁部44または該製氷水タンク50の開口壁部51に取着する形態としてもよい。この場合には、受水壁部60,70,80を、水皿42の外周壁部44や製氷水タンク50とは異なる材質の素材から形成することが可能である。例えば、受水壁部80を弾力性を有する素材から形成することで、当該受水壁部60,70,80と水皿42および該受水壁部60,70,80と製氷水タンク50とを弾力的に当接させてシール性を向上させることが可能である。
(5) 受水壁部60,70,80を、水皿42または製氷水タンク50に一体的に形成して、該受水壁部60,70,80が当接する側の製氷水タンク50または水皿42に弾力性を有する弾性部材を取付けることで、受水壁部60,70,80を弾力部材に当接させてシール性を向上するようにしてもよい。
(6) 前記前突片部64および後突片部65は、何れか一方だけを設けてもよい。例えば実施例では、受水壁部60が前方へ下方傾斜していて、前端部61から受水壁部60の下面側への製氷水の回り込みが発生し難いので、後端部62にだけ後突片部65を設けても該受水壁部60の下面側への製氷水の回り込みをある程度は防止し得る。また、図5に示した変更例では、受水壁部70が後方へ下方傾斜していて、後端部72から受水壁部70の下面側への製氷水の回り込みが発生し難いので、前端部71にだけ前突片部73を設けることで、該受水壁部70の下面側への製氷水の回り込みをある程度は防止し得る。
21 製氷室,42 水皿,44 外周壁部,50 製氷水タンク,51 開口壁部
53 排水口,60 受水壁部,61 前端部(端部),62 後端部(端部)
63 受水案内路,63A 開口,64 前突片部(突片部),65 後突片部(突片部)
70 受水壁部,71 前端部(端部),72 後端部(端部),80 受水壁部
81 中間部分,82 前端部(端部),83 後端部(端部),84 前突片部(突片部)
85 後突片部(突片部),73 前突片部(突片部),74 後突片部(突片部)

Claims (5)

  1. 製氷室(21)を下方から閉成する閉成姿勢および該閉成姿勢から傾いて該製氷室(21)を開放する開放姿勢との間で変位し、前記製氷室(21)に対して製氷水を供給する水皿(42)と、前記水皿(42)の下方に該水皿(42)を内側に収容するように固定され、前記水皿(42)の外周壁部(44)を囲む開口壁部(51)を有する製氷水タンク(50)とを備え、前記閉成姿勢で前記水皿(42)から流下する製氷水を前記製氷水タンク(50)に回収し、前記開放姿勢での前記製氷水タンク(50)の傾斜下端側に設けた排水口(53)から該製氷水タンク(50)内の製氷水を排出するよう構成した製氷機において、
    前記排水口(53)の上方を覆う受水壁部(60,70,80)を、前記外周壁部(44)と前記開口壁部(51)との間に亘って設け、
    前記外周壁部(44)、開口壁部(51)および受水壁部(60,70,80)により形成された受水案内路(63)は、開放姿勢の前記水皿(42)における傾斜下端の縁部に沿う方向において前記排水口(53)から外れた位置に、前記製氷水タンク(50)に連通する開口(63A)を設けた
    ことを特徴とする製氷機。
  2. 前記受水案内路(63)は、開放姿勢の前記水皿(42)における傾斜下端の縁部に沿う方向における前記排水口(53)から外れた両側に前記開口(63A,63A)を備え、
    前記受水壁部(60,70)は、前記縁部に沿う方向において一方の開口(63A)から他方の開口(63A)に向け下方傾斜している請求項1記載の製氷機。
  3. 前記受水案内路(63)は、開放姿勢の前記水皿(42)における傾斜下端の縁部に沿う方向における前記排水口(53)から外れた両側に前記開口(63A,63A)を備え、
    前記受水壁部(80)は、前記縁部に沿う方向における中間部分(81)が最も高く、該中間部分(81)から両方の開口(63A,63A)に向け下方傾斜している請求項1記載の製氷機。
  4. 前記受水壁部(60,70,80)における前記開口(63A)に臨む端部(61,62/71,72/82,83)に、該端部(61,62/71,72/82,83)から下方へ延出する突片部(64,65/73,74/84,85)を備えた請求項1〜3の何れか一項に記載の製氷機。
  5. 前記受水壁部(60,70,80)は、前記製氷水タンク(50)の開口壁部(51)に一体的に設けられ、前記水皿(42)の外周壁部(44)に当接する請求項1〜4の何れか一項に記載の製氷機。
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