JP3145255B2 - 縦型製氷機 - Google Patents

縦型製氷機

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JP3145255B2
JP3145255B2 JP26995894A JP26995894A JP3145255B2 JP 3145255 B2 JP3145255 B2 JP 3145255B2 JP 26995894 A JP26995894 A JP 26995894A JP 26995894 A JP26995894 A JP 26995894A JP 3145255 B2 JP3145255 B2 JP 3145255B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/12Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、格子状に配列された複
数の製氷小室もしくは製氷セルからなる製氷室を有する
縦型製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、製氷機で製造された氷の使用場所
は、食堂、喫茶店等の飲食関係の店舗が大部分であり、
その目的も単なる冷却だけでなく、美観の向上、清涼感
の向上等、様々である。従って、製氷機で製造される氷
には種々の要求がある。例えば、製氷された後、貯氷庫
にある氷は、顧客に対して好印象を与えるような美観上
好ましい形状で維持される必要がある。或は、顧客を待
たせることなく迅速に供給できるよう氷が個々に分離し
ているのは当然のことである。さらに、製氷機自体につ
いては、広範囲に亙る空間を占有することなく設置可能
で、そして、氷が取り出しやすいものが要求されてい
る。
【0003】そのような要求に応えるための従来の縦型
製氷機の一例が図7に示されている。この製氷機の製氷
室1は、水平方向に開口する複数の製氷小室3から構成
されており、開口の正面には、カバー5が上方を枢支さ
れて配設され、開口の逆側の製氷室外面には、管状の蒸
発器7が取り付けられている。製氷室の下方には、製氷
水タンク9が設けられていて、その底部付近には、モー
タポンプ11の吸入側が配置されている。モータポンプ
の吐出側は、ホース13の端とつながっていて、ホース
13のモータポンプとつながる逆側の端は、製氷室の上
方に配置された散水器14に接続されている。また、製
氷室1と製氷水タンク9との間には、製氷水タンク9へ
の通路を塞ぐように氷案内板15が固定状態で配設され
ている。氷案内板15には、多数の孔が設けられてい
て、製氷水は通過できるが、除氷時に落下する氷は、通
過できず製氷水タンク9に入ることなく、貯氷庫(図示
しない)に滑り落ちるようになっている。製氷水タンク
9内の製氷水は、モータポンプ11によりホース13内
に圧送され、上昇した後、製氷室1上方の散水器14か
ら放出される。そして、製氷室1の最上部から一番上の
製氷小室内に伝って流入し、そこで蒸発器7により冷却
され製氷小室3の内壁面から徐々に氷結する。氷結に至
らなかった製氷水は、製氷小室3の内面もしくは氷の表
面に沿って次の製氷小室3に流下し、そこで再度冷却さ
れる。そして、図中矢印に示すように次々に下の製氷小
室3内に流下していき、最終的に氷結しなかった製氷水
は、製氷室1の下端より、氷案内板15の多孔或は隙間
を通って製氷水タンク9に戻るようになっている。
【0004】しかし、この製氷機により作られた氷に
は、大きな欠点があった。それは、各製氷小室で製氷さ
れた氷同士の連結部17が厚くなってしまうことであ
る。連結部17が厚くなると、除氷されて貯氷庫に落下
しても、落下の衝撃だけでは氷同士が分離せずにつなが
ったまま貯氷されてしまうことがある。その場合には、
利用する際、利用者がその都度氷を割って使用してお
り、大変不便である。また、製氷機の性能の評価におい
ても悪要因となっていた。これを防止するため、連結部
17が厚くなる前に製氷工程を終了する策もあるが、今
度は、製氷時間が短いので、氷の中央部に大きな窪み部
分19が残ってしまい、問題を改善するには至らなかっ
た。
【0005】そこで、本出願人は平成6年3月4日に特
願平6−60030号として次のような縦型製氷機を出
願した。即ち、図8に示されるこの製氷機では、氷同士
が連結しないように、前記カバーの代わりに後述する構
造の傾動自在な水皿31が用いられている。また、それ
に伴い製氷水タンク33の構造も変更されている。尚、
製氷水タンク内の製氷水を水皿上方に圧送する構造につ
いては、図7の製氷機とほぼ同様である。
【0006】水皿31の全体構造は、縦に配置した中空
の皿状部材であり、製氷室1に面する側の少し奥まった
部位に前面壁35が設けられている。製氷時に各製氷小
室3に対向する、前面壁35の位置には、噴射口37が
設けられていて、前面壁35の内側にある製氷水路の製
氷水が、噴射口37より製氷小室3内に供給される。さ
らに、前面壁35には、図示しない複数の戻り口が設け
られていて、製氷時に氷結に至らなかった製氷水が同戻
り口を通って水皿31内に戻るようになっている。製氷
時は、前面壁35と製氷室1の外枠とが当接または近接
し、製氷室1と前面壁35とにより包囲された内部がほ
ぼ液密に保持される。従って、製氷された氷同士は、製
氷小室3を仕切る格子(仕切り板)が製氷室1の外枠よ
りも奥側で終端している差を最大の厚さとする連結部に
よりつながる。よって、窪み部分が小さく且つ氷同士の
連結部の厚さが適当な製氷を可能にしていた。
【0007】ところが、この製氷機に、図7に用いられ
た固定の氷案内板をそのまま使用することは、事実上、
実現困難であった。その理由は、製氷室1と製氷水タン
ク33との間には水皿31を駆動する機構が配設されて
おり、この駆動機構により水皿31を開閉駆動する際
に、その妨げとなるためである(図9参照)。また、仮
に製氷時の水皿31の先端よりも下方に下げて氷案内板
を設けたとしても、その分だけ製氷水タンク33および
貯氷庫51等も下方に配置するか、或はその容積(容
量)自体を縮小することが必要になり、それに伴い、製
氷機全体が大型化するか、或は氷の取り出しが不便にな
り、どちらにしても製氷機の評価を低下させてしまう。
また、もう一つの理由は、除氷時に落下した氷が下方に
下げられた氷案内板に衝突して砕け散ると、その砕片が
水皿31、製氷室1、水皿駆動機構等に付着し、水皿3
1の閉止を阻害したり、氷の無駄になるためである。
【0008】従って、氷案内板を使用せずに氷を水と分
離して収容しうるように、製氷水タンク33の構造につ
いては、特別の工夫がなされていた。即ち、図8および
図9において、氷案内板がないため落下する氷47が製
氷水タンク33に入らないように、製氷水タンク33
は、中央に貫通路33aを、その周囲に水受け部33b
を有する角形の環状のものであり、氷47が貫通路33
aを通って貯氷庫51に入り、水が水受け部33bに案
内されるようになっている。さらに詳しく述べると、製
氷水タンク33の内周縁43を氷47の落下通路から外
れたフレーム45寄りに近付けて配置すると共に、製氷
時に氷結に至らなかった製氷水39が製氷水タンク33
の水受け部33bに流下できるように、水皿31の下先
端41は、“やかんの注ぎ口”の形状になっている(図
9参照)。また、除氷時の水皿31の下先端41の真下
にも製氷水タンクの水受け部33bが位置していて、落
下する水が貯氷庫51に入らないように配慮されてい
る。
【0009】かくして、図7の製氷機の欠点が改善され
ているが、この製氷機には新たな問題が発生する可能性
がある。即ち、図8において、氷を製氷小室3から離氷
する際、製氷小室内壁面との氷の接触部を溶かすため管
状の蒸発器7内にホットガスを流すが、内周縁43がフ
レーム45寄りにあるため、この時に溶けた水49が製
氷小室3の下端より貯氷庫51内に落下することがあ
る。落下した水49は、貯氷庫51内の貯蔵された氷に
接して再氷結し、氷同士を固結させ、利用する際の取り
出しを困難にしたり、上述したように利用者がその都度
割って使用しなければならない。或は氷の外形を変形さ
せ美観的に悪影響を及ぼし、氷の商品価値を低下させる
等の問題が起きてしまう。また、氷47が落下途中で個
々に分離し、水受け部33bに落下してしまう可能性も
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】水皿を備えた従来の縦
型製氷機では、上述したように、氷案内部材を設けよう
としても、製氷室と製氷水タンクとの間には水皿を駆動
する機構が配設されているため、加えて、水皿の開閉の
際にその妨げとなるため、配置が困難であり、例えば下
方に下げて配置しても、その分だけ製氷水タンクおよび
貯氷庫等を下方に下げるか、或はその容積(容量)を縮
小することになり、それに伴い、製氷機全体が大型化す
るか、或は氷の取り出しが不便になり、どちらにしても
製氷機の評価が低下してしまう。加えて、もう一つの問
題として、除氷時に落下した氷が下方に下げられた氷案
内板に衝突して砕け散ると、その砕片が水皿、製氷室、
水皿駆動機構等に付着し、水皿の閉止を阻害したり、氷
の無駄になり、事実上、氷案内部材の設置が不可能であ
った。
【0011】しかし、氷案内部材を無くすと、今度は、
除氷工程において溶けた製氷水が、貯氷庫内に落下して
そこで再氷結し氷同士を固結させたり、氷の表面を溶か
して変形させ氷の商品価値を損ねたり、除氷時に回収さ
れる氷が落下途中で分離すると、それが飛散して製氷水
タンクに入ってしまう等の問題が発生する。
【0012】従って、本発明は、水皿の開閉を阻害した
り、装置を大型にしたりすることなく、氷と水を好適に
分離しうるよう回動可能な氷案内部材を備えた縦型製氷
機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の縦型製氷機は、横方向に開口する複数の製
氷小室を有して縦方向に配置された製氷室と、該製氷室
の下方に配置された製氷水タンクと、前記製氷小室の開
口を開閉するよう、該開口の閉止位置及び開放位置の間
で傾動自在に縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に
製氷水を供給する噴水口を備えると共に、前記製氷小室
の各々からの戻り水を受ける水皿と、該水皿を傾動させ
るための水皿駆動機構と、前記製氷水タンクの近傍に配
置された貯氷庫と、前記製氷室の下方且つ前記製氷水タ
ンクの上方に回動自在に配置された氷案内部材と、前記
水皿が前記閉止位置から前記開放位置に傾動する際に、
該氷案内部材を前記製氷水タンク及び前記貯氷庫の境界
に近接するように回動させ、前記水皿が前記開放位置か
ら前記閉止位置に傾動する際に、該氷案内部材を前記水
皿の傾動を阻害しない位置に回動させるように、前記氷
案内部材の回動領域内に配置された氷案内部材回動機構
とを備えており、前記水皿駆動機構は、前記製氷室の直
下において該製氷室を幅方向に横断するように延びる回
転軸と、該回転軸に結合した駆動モータと、前記製氷室
の両側部から外れた位置で前記回転軸に基端が固着され
た一対のレバーと、該一対のレバーの先端及び前記水皿
の両側部の間に張架された一対のスプリングとを備え、
前記氷案内部材回動機構は、前記氷案内部材に当接可能
に前記回転軸に取り付けられており、前記氷案内部材
は、該回転軸に遊嵌して垂下支持されている。
【0014】前記氷案内部材回動機構は、前記回転軸に
取り付けられたねじ穴付きの本体部と、該本体部から突
出するように前記ねじ穴に螺合するビスとからなり、前
記氷案内部材は、板状本体部と、該板状本体部から前記
水皿に向かって突出し、前記水皿が前記閉止位置にある
ときに該水皿に当接する隙間形成部とを有する。
【0015】前記製氷水タンクは、その中央に、前記製
氷室から前記貯氷庫への氷落下通路を有するほぼ“コ”
字形もしくは“ロ”字形の横断面形状のものであって、
該氷落下通路を画成する前記製氷水タンクの内側壁は、
前記氷落下通路の横断面積が下方に向かうに従って広く
なるように傾斜しており、前記氷案内部材の前記板状本
体部は、上記のほかに、前記製氷水タンクも前記内側壁
の側に突出するように下端部において“く”字状に湾曲
しているものでもよい。
【0016】
【作用】上述の構成を有する本発明の製氷機の除氷工程
において、水皿は、水皿駆動機構により、製氷室の開口
を実質的に閉止していた閉止位置から、開放位置に傾動
される。この傾動に伴って、氷案内部材は、氷案内部材
回動機構により、その下端部が製氷水タンク及び貯氷庫
の境界に近接するように回動される。そのため、製氷室
の各製氷小室から離脱した氷は、離脱もしくは落下状態
のいかんにかかわらず、氷案内部材の作用下に貯氷庫内
に収容される。また、除氷工程において生じた融氷水
は、この氷案内部材により貯氷庫に案内されることなく
製氷水タンクに流入する。
【0017】一方、製氷工程においては、水皿は、上述
した開放位置から閉止位置に移動されている。この傾動
の際に、氷案内部材は、その氷案内部材回動機構の作用
下に水皿の傾動を邪魔しない位置に回動される。かくし
て、製氷工程中に水皿を経由して循環する製氷水は、製
氷水タンク内に円滑に戻る。氷案内部材が水皿駆動機構
の回転軸に遊嵌しており、この回転軸に氷案内部材回動
機構が設けられている場合には、ある角度範囲以外で
は、回転軸が回転しても氷案内部材は回動せず、フリー
な状態にある。換言すれば、水皿が開放位置にある時の
回転軸の角度位置を基準として、その前後のある角度範
囲においてのみ氷案内部材が回動される。また、氷案内
部材回動機構として、この回転軸に、ねじ穴を有する本
体部を設けると共に、ビスを調節可能に螺合させておけ
ば、本体部から突出するビスの部分の長さを変えること
ができ、氷案内部材の回動角度範囲が変えられる。更
に、氷案内部材に、水皿が閉止位置にあるときに該水皿
に当接する隙間形成部が設けられている場合には、水皿
と氷案内部材の板状本体部との間に確実に隙間が形成さ
れるため、水皿から製氷水タンクに戻る循環水の流れが
阻害されない。この場合、氷案内部材の板状本体部が、
製氷水タンクの中央にある氷落下通路を画成する内側壁
の側に突出するように、その下端部で“く”字状に湾曲
させておけば、下端部より上方においては板状本体部が
貯氷庫側に傾斜し、落下する氷の案内に好都合である。
【0018】
【実施例】本発明の好適な実施例について添付図面を参
照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対
応部分を示すものとする。図1は、本発明の製氷機の製
氷工程の状態の図であり、図2は、本発明の製氷機の除
氷工程の状態の図であり、図3は、氷案内部材および氷
案内部材回動機構が駆動装置の軸にどのように取り付い
ているかを示す分解斜視図である。図4は、図1におけ
る氷案内部材の位置を特に示すための図である。
【0019】図1において縦方向に延びる製氷室105
は、ボルト125等の適宜な締結手段によってフレーム
123に取り付けられている。製氷室105は、それぞ
れが直角に交わる縦横の複数の仕切り板105a,10
5bおよび外枠105cによって画成された複数の製氷
小室101からなり、各製氷小室101は水平方向に開
口している。この仕切り板のうち横方向に延びる仕切り
板105bは、製氷小室101の奥側から開口側に向か
って鉛直方向下向きに傾斜している。
【0020】製氷小室101の開口の近傍には、水皿1
03が縦に配設されている。水皿103は上方の部分で
フレーム123に軸127によって回動自在に枢支され
ている。水皿103の回動可能な角度は、後に説明する
カムレバー等の動作および長さと、製氷室105の外枠
105cとの当接と、によって制限されている。水皿1
03は、給水路129、製氷水路131および圧力室1
33とからなる。水皿の下方部分は樋状の形状であり、
樋状部135の詳細は図5に示されるようになってい
る。図5において樋状部135には、フレーム123側
に面して壁部分137が横方向に設けられている。ま
た、壁部分137に隣合う側面には所要の大きさの開口
139が設けられている。再度図1を参照すると、製氷
水路131を画成している製氷室105側の壁には、お
のおのが一つの製氷小室101に向けられた複数の噴水
口141が穿設されている。そして、一つの噴水口14
1の周辺には、少なくとも一つの戻り口(図示せず)が
穿設されている。また、前記壁は、実施例では製氷室1
05の外枠105cとは当接しているが、製氷室105
内の縦横方向に延びる仕切り板105a,105bとは
離間している。即ち、仕切り板は、外枠よりも短くなっ
ている。給水路129の上方には、給水管145の一端
が取り付けられ、その他端が電磁弁143に連通してお
り、電磁弁143の上流には給水源(図示せず)があ
る。
【0021】製氷室105の下方には、水皿103を動
作させる水皿駆動機構が設けられている。図1、図2お
よび図4の全体図および図3の分解図を参照して説明す
ると、まず、製氷室105の下方の所要の位置に配設さ
れる可逆モータ(駆動モータ)146は、フレーム12
3に取り付け固定されたモータ用ブラケット148によ
って支持されている。このモータの出力軸である、モー
タ軸(回転軸)147には、少なくとも一つの、本実施
例では二つのカムレバー(レバー)149がその基端部
をモータ軸147と一体的に固定して取り付けられてい
る。即ち、カムレバー149は、モータ軸147の回動
角度と同じ角度だけ傾動するように取り付けられてい
る。
【0022】二つのカムレバー149の間には、上方に
ある二つの穴付き突起部119aでモータ軸147に遊
挿され、モータ軸147を軸中心とする“振り子”のよ
うな状態に垂下された氷案内板(氷案内部材)119が
配設されている。この氷案内板119としては、例え
ば、氷が通過しない程度の大きさの目を有する比較的に
剛な金網、或は、吸水性を有し且つ氷の衝突により湾曲
しない程度の適当な硬さのスポンジ、その他様々な物質
も考えられるが、本実施例においては、氷を通さない大
きさの多数の孔117を有する板状のステンレス鋼製部
材とする。氷案内板119は、その下端部119bが後
述する除氷時に製氷水タンク115内でその内周縁に沿
ってほぼ接触するように、“く”の字状に折り曲げられ
ている。また、氷案内板119の両側には、水皿103
側に折り曲げられた突出部分(隙間形成部)151が設
けられていて、水皿103が製氷工程中の閉止位置にあ
る際に、突出部分151だけが当接し、氷案内板119
の板状本体部119cは水皿103と離間して隙間が形
成されるようになっている(図4参照)。隙間形成部に
関しては、上述した突出部分151でなくてもよく、柱
状部材を氷案内板119の面におおかた垂直に設置した
り、或は、氷案内板119の所定の位置にねじ穴を明
け、ねじを水皿103側に突出させて螺装したり、或
は、水皿103と氷案内板119の両者に同極の磁性体
を配し、反発力をもって隙間を形成させる、等の手段を
用いてもよい。
【0023】さらに、本発明には、氷案内部材回動機構
が設けられており、その取り付け部材および位置につい
ては、モータから水皿103への動作伝達経路に配する
ものとし、カムレバー149等いくつか考えられるが、
本実施例においては、氷案内板119に係合可能な位置
でモータ軸147に一体的に固定して取り付けられてい
る。従って、氷案内部材回動機構は、モータ軸147の
回動角度と同じ角度だけ移動するようになっている。氷
案内部材回動機構の構造は、図3の(a)に示されるよ
うに、氷案内板119の運動方向をねじ切り軸の方向と
する“ねじ穴”を有する円筒形状の本体部153が、モ
ータ軸147に取り付けられ、そのねじ穴154にビス
155が螺合されている。上記のものは、ビス155を
回して水皿103側への突出量が調整可能となってい
る。また、氷案内部材回動機構は、上述した構成以外に
も考えられ、一般的には、外形の一部分だけが他の外形
部分に比べて回転中心よりも離れている突出部分を有す
る部材が好適であり、そのような例の一つとして、図3
の(b)に示すような卵形或は爪形の部材156があ
る。部材156は、モータ軸147が挿通されるべき穴
156aや、真円外形部156cよりも突出している突
出外形部156bを有し、モータ軸147に一体的に、
即ち、モータ軸147の回動角度と同角度だけ回動する
ように取り付けられている。そのため、ほぼ真円に近い
円周外形である真円外形部156cは、氷案内部材に当
接することなく、従って氷案内部材を回動させることも
ないが、モータ軸147の回動が進むにつれて、突出外
形部156bは、氷案内部材に当接するようになり、こ
れにより、氷案内部材は所定の傾動位置に回動される。
また、モータ軸147は、垂直脚部157aでフレーム
123に固定されるほぼ“L”字形の軸支持部材157
の水平脚部157bの先端に形成された筒部分内に、挿
通されて支持されている。
【0024】図1、2および3を参照すると、カムレバ
ー149の一つにはレバー片159が一体的に固定して
取り付けられている。レバー片159の傾動軌跡上に
は、フレーム123に設けられたスイッチ161があ
る。カムレバー149の先端部には、スプリングホルダ
163が設けられており、スプリング165は一端がス
プリングホルダ163に係着され、他端が水皿103の
下方に設けられたスプリングホルダ167に係着されて
いる。従って、製氷時はスプリング165が伸びた状態
にあり、水皿103は弾性力(引張力)によって製氷室
105と当接もしくは近接している。
【0025】水皿103の下方には、製氷水113等を
集め溜めておく製氷水タンク115が配設されている。
製氷水タンク115には、落下する氷の通路となる部分
に、貯氷庫109に通じる氷落下通路173が設けられ
ており、氷落下通路173の周囲の水受け部169で、
落下する製氷水を収集或は溜めておくようになってい
る。即ち、真ん中に穴が開けられた角形の環状、“ロ”
字形のタンクである。ちなみに、環状でなくその一部が
途切れた構造、“コ”字形でも差し支えないが、その場
合には、途切れる部分は氷落下通路173を挟んで水皿
103の樋状部135の開口139と反対側であること
が条件となる。製氷水タンク115の底部には、後述す
る循環ポンプ175の妨げとならない位置(本実施例で
は、氷落下通路173を挟んで循環ポンプ175と向き
合う位置であるが)に、オーバーフロー管171が所定
の長さだけ貫通し突き出ている。
【0026】製氷水タンク115の下方に配設された循
環ポンプ175は、その吸入側が製氷水タンク115の
底部と連通しており、その吐出側が循環管177の一端
につながっている。また、循環ポンプ175とつながる
循環管177の他端は、水皿103の上方にある圧力室
133に連通している。
【0027】次に、本発明の製氷機の動作について説明
する。まず、本発明の実施例に係る製氷機における製氷
水タンク115への給水について説明する。製氷工程が
終了して除氷工程に入ると、水皿103が図2に示すよ
うに開放位置へと回動する。このように水皿103が全
開すると、電磁弁143が開弁し、水道水が電磁弁14
3、給水管145を介して水皿の給水路129内に入
り、図2に示すように傾斜した水皿103の下端にある
樋状部135から製氷水タンク115に供給される。電
磁弁143は、90秒間この開弁状態に保持され、その
後閉弁されて給水も一旦停止する。除氷工程が進んで製
氷室105内の氷が離脱すると、製氷室の温度が上昇す
るため、製氷室105に設けられた図示しないセンサが
その温度上昇を除氷完了として検知し、水皿103は図
2に示す傾斜状態即ち開放位置から図1に示す垂直状態
即ち閉止位置に回動し、製氷機は製氷工程に入る。この
実施例では、電磁弁143は水皿103が閉じ始めると
再び開弁されるように設定されているため、給水が前述
したように再び行われるが、電磁弁を介する単位時間当
たりの給水量はそれほど多くはないため、図5に示した
樋状部135の壁部分137を越えることはなく、水皿
103が全閉するまでの間、樋状部135の開口139
を経て製氷水タンク115内に貯留される。更に詳しく
述べれば、前述したように製氷水タンク115は“コ”
字形もしくは“ロ”字形の横断面形状のものであるか
ら、樋状部の端にある開口139からの水は製氷水タン
ク115に受け入れられる。水皿103が閉止位置に達
すると製氷機は前述のように製氷工程に入るが、電磁弁
143は更に開弁状態を保持し、水皿全閉後15秒で閉
弁するようになっている。この時、製氷水タンク115
内の製氷水のレベルは、オーバーフロー管171により
規定される一定レベルにある。
【0028】水皿103が閉止位置にあるとき、特に電
磁弁143が再閉止するまでの15秒間は、水皿103
の樋状部135内には、電磁弁143を介する給水と、
後述するよう循環ポンプ175により圧送されてくる製
氷水の一部とが流入するため、水量が増加し、樋状部1
35の開口139から落下するだけでなく、樋状部13
5の横方向の壁部分137を越えて落下する。本発明の
実施例においては、壁部分137と氷案内板119との
間には、先に述べた突出部分151が壁部分137に当
接することによって隙間が形成されているため、壁部分
137を越えた上述の流れは、氷案内板119により邪
魔されることなく、円滑に製氷水タンク115に流入す
る。
【0029】製氷工程においては、図1を参照すると、
製氷水タンク115内の製氷水113は、循環ポンプ1
75の作動により循環管177内に吐き出され、図中、
実線の矢印で示されるように循環管177を上昇して、
水皿103の上方にある圧力室133に導かれる。紙面
に垂直な幅方向に延びる圧力室133内の製氷水113
は、図示しない小孔から製氷水路131内に流入し、そ
の一部が各噴水口141より製氷小室101に噴射さ
れ、残りはさらに製氷水路131の末端から給水路12
9に流下していく。製氷小室101内に噴射された製氷
水113は、蒸発器111によって熱を奪われ徐々に氷
結していく。このとき、氷結に至らなかった製氷水11
3は、図示しない戻り口より別の水経路を介して給水路
129内に戻り流下していく。そして、水皿103の下
方の樋状部135に溜まった製氷水113は、上述した
ように壁部分137を乗り越えて、また開口139より
製氷水タンク115内に落下する。
【0030】製氷水タンクの下限水位を検知して製氷完
了とする形式のものでよい、図示しないセンサが製氷室
105内の製氷の完了を検知すると、除氷工程が開始さ
れる。図1および2を参照すると、循環ポンプ175が
停止し、駆動装置のモータ軸147が回動する。モータ
軸147と一体的に固定されていたカムレバー149
は、モータ軸147を中心に図1において時計回りに回
動し、スプリング165を縮ませる。そして、製氷工程
中、スプリング165の弾性力により製氷室105を閉
じていた水皿103は、カムレバー149のカム作用に
より製氷室105から離れると共に、スプリング165
の弾性力の減少に加えてスプリング165自体の図面向
かって左方向の移動に伴って、上方の軸127を中心に
図2に示すように全開位置へと向かって時計回りに傾動
離間していく。また、モータ軸147に一体的に固定さ
れていたねじ穴154部分を有する本体部153および
ビス155も、上記の回動をするカムレバー149と一
緒に回動し、やがて氷案内板119に当接すると、その
まま氷案内板119を押し上げながら回動する。従っ
て、氷案内板119は製氷水タンク115の縁近傍の好
適な位置まで傾動される。ちなみに、同位置は、ねじを
締めるまたは緩める要領でビス155を回すことで突出
量が変化し、製氷水タンク115と製氷室105との相
対的位置関係等に合わせて調節することが可能である。
一方、カムレバー149に一体的に固定されていたレバ
ー片159も、カムレバー149と同じ角度だけ且つ同
方向にモータ軸147と共に回動し、水皿103が図2
に示すように全開されると、フレーム123に取り付け
られているスイッチ161を切り替え、駆動装置を停止
させる(図2参照)。このようにして、図2に示される
ように、除氷時に氷案内板119が好適な位置に保持さ
れる。尚、レバー片159のカムレバー149への取り
付け角度は、水皿103の動きに密接に関係するもので
あるが、予じめ実験等を行うことで、前述したように水
皿103の全開または全閉直後にスイッチ161を切り
替える設定に設計されているものとする。
【0031】また、除氷工程に入ると、蒸発器111内
には、ホットガスが流される。これによって、各製氷小
室101内の氷は、製氷小室101との接触面より融解
し、横方向の仕切り板105bが下向き傾斜しているの
で、製氷水タンク115の中央の氷落下通路173を通
って、自重によって貯氷庫109内に落下する。このと
き、仮に氷107が製氷水タンク115の水受け部に向
かって落下しようとしても氷案内板119により遮られ
貯氷庫109に案内される。加えて、氷案内板119は
極めて製氷室105に近い位置で且つ急な傾斜を有して
いるので、仮に氷107が氷案内板119に衝突したと
しても激しく砕けることが起こりにくい。
【0032】製氷小室101内で除氷工程中に融解して
できた水は、製氷室105の最下端より氷案内板119
上に落下し、そこに設けられた孔117より、或は氷案
内板119に沿って流れその下縁より、貯氷庫109に
落下することなく製氷水タンク115に落下する。ま
た、全開位置にある水皿103の下方および傾動中の水
皿103の開口139の下方にも、製氷水タンク115
の水受け部169があるので、水皿103の全開時に9
0秒間供給される水道水や水皿103の全開位置から全
閉位置への傾動中に供給される水道水、さらに落下しき
らずに水皿103内部に残留していた製氷水も、貯氷庫
109に落下することなく製氷水タンク115の水受け
部169に落下収集される。
【0033】かくして除氷工程が終了し、前記の駆動装
置のモータ軸147が逆方向に回動して、それに伴い、
カムレバー149、スプリング165、レバー片15
9、ナット部分を有する基部153およびビス155
は、先に述べた動きと逆の動きをして、水皿103はス
プリング165の弾性力により製氷室105の開口を閉
じる。それと同時にレバー片159の先端が、フレーム
123に設けられたスイッチ161を再び切り替えて、
前記駆動装置は停止する(図1参照)。このとき、氷案
内板119は、その自重とビス155の支持とでバラン
スしながらモータ軸147を中心に図面において反時計
方向に回動・下降していくが、さらに回動が進みビス1
55が氷案内板119より離間すると、氷案内板119
は、重力のみが働いて静止する位置に収束する(図4参
照)。従って、氷案内板119は回動自在になるので、
仮に製氷室105からの脱氷状態が悪く、氷が氷案内板
119と水皿103との間に噛まれても、氷は直ぐ製氷
水タンク115内に落下し、水皿103の閉止の阻害と
はならない。
【0034】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
く、当業者にとって、本発明の精神から逸脱することな
く様々な改変が可能である。例えば、図6に示した変形
実施例に係る縦型製氷機においては、前の実施例のもの
とは異なる構造についてのみ説明すると、フレーム22
3が、全体的に前方に即ち水皿103側に傾斜した装着
板部223aを有しており、そこに製氷室105が装着
されている。この変形実施例の場合、装着板部223a
の傾斜角度に応じて製氷室105も傾斜することになる
ため(図面では誇張して描かれているが、傾斜角度は約
7°程度でよい。)、各製氷小室内の氷の重心も前方に
移動するので、除氷時の氷の離脱がスムーズになる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の縦型製氷機は、製氷室の下方且つ製氷水タンク
の上方に回動自在に配置された氷案内部材と、水皿が閉
止位置から開放位置に傾動する際に、該氷案内部材を製
氷水タンク及び貯氷庫の境界に近接するように回動さ
せ、水皿が開放位置から閉止位置に傾動する際に、該氷
案内部材を水皿の傾動を阻害しない位置に回動させるよ
うに、氷案内部材の回動領域内に配置された氷案内部材
回動機構とを備えた構成を有するため、除氷工程時に製
氷室の各製氷小室から離脱した氷は、離脱もしくは落下
状態のいかんにかかわらず、氷案内部材の作用下に貯氷
庫内に収容され、また、除氷工程において生じた融氷水
は、この氷案内部材により貯氷庫に案内されることなく
製氷水タンクに流入し、一方、製氷工程のために開放位
置から閉止位置へ水皿が傾動される際に、氷案内部材
は、その氷案内部材回動機構の作用下に水皿の傾動を邪
魔しない位置に回動され、かくして、製氷工程中に水皿
を経由して循環する製氷水は、製氷水タンク内に円滑に
戻るので、水皿の開閉を阻害することなく水と氷が好適
に分別され、その結果、氷同士が固結したり、氷の形状
変化が生じることにより氷の商品価値を低下させる等の
従来の問題を解消することができる。
【0036】また、請求項2に記載の縦型製氷機によれ
ば、氷案内部材回動機構は、氷案内部材に当接可能に水
皿駆動機構の回転軸に取り付けられており、この氷案内
部材は、該回転軸に遊嵌して垂下支持されているため、
氷案内部材の枢支のために特別な部材を必要としないの
で、装置自体の大形化を避けることができるだけでなく
(換言すれば、大形化を避けようとすれば、貯氷庫を小
形にしなければならず、氷の取り出しが面倒になるの
で、それを避けることができる)、水皿が開放位置にあ
る時の回転軸の角度位置を基準として、その前後のある
角度範囲においてのみ氷案内部材が回動されるので、万
一、水皿と氷案内部材との間に氷が噛んでも、挟まれた
氷は氷案内部材を容易に回動させて落下することができ
る。しかも、氷案内部材とその回動機構とが製氷工程か
ら除氷工程への切り替え時及びその逆の切り替え時に水
皿を傾動するための水皿駆動機構の回転軸に設けられて
いると、常に安定した氷案内部材の動作が得られると共
に、氷案内部材が回転軸に遊嵌しているため、製氷工程
中に低温の循環水が氷案内部材上を流れてることにより
同氷案内部材に付着した水が氷結されるほど冷却されて
も、熱の伝導で制限され、回転軸がロックしてしまうよ
うなことがない。
【0037】更に、請求項3に記載の縦型製氷機によれ
ば、氷案内部材回動機構は、回転軸に取り付けられたね
じ穴付きの本体部と、該本体部から突出するようにその
ねじ穴に螺合するビスとを有するため、本体部から突出
するビスの部分の長さを変えることができ、氷案内部材
の回動角度範囲が変えられるので、水皿が開放位置にあ
る時の製氷水タンクに対する氷案内部材の位置を、製氷
水タンク等の製作誤差や、取付誤差等に応じて最適に調
整することができる。
【0038】また、請求項4に記載の縦型製氷機におい
ては、氷案内部材は、板状本体部と、該板状本体部から
水皿に向かって突出し、水皿が閉止位置にあるときに該
水皿に当接する隙間形成部とを有するため、水皿と氷案
内部材の板状本体部との間に確実に隙間が形成されるの
で、水皿から製氷水タンクへ製氷水を円滑に戻すことが
できる。
【0039】最後に、請求項5に記載の縦型製氷機にお
いては、製氷水タンクは、その中央に、製氷室から貯氷
庫への氷落下通路を有するほぼ“コ”字形もしくは
“ロ”字形の横断面形状のものであって、該氷落下通路
を画成する製氷水タンクの内側壁は、氷落下通路の横断
面積が下方に向かうに従って広くなるように傾斜してお
り、氷案内部材の板状本体部は、内側壁の側に突出する
ように下端部において“く”字状に湾曲しているため、
下端部より上方においては板状本体部が貯氷庫側に傾斜
するので、落下する氷は確実に貯氷庫内に導かれること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る製氷機の製氷状態を示す全体
図である。
【図2】 本実施例に係る製氷機の除氷状態を示す全体
図である。
【図3】 (a)は、本実施例におけるカムレバー、モ
ータの軸、氷案内板、氷案内部材回動機構の組み立て様
態を説明する分解斜視図であり、(b)は、氷案内部材
回動機構の改変実施例を示す図である。
【図4】 図1において水皿を駆動するカムレバー、ス
プリング、レバー片およびスイッチ等を取り払った状態
を示す断面図である。
【図5】 樋状部を説明するための水皿下方の部分斜視
図である。
【図6】 製氷室が傾けて取り付けられた場合における
本実施例に係る製氷機の除氷状態を示す全体図である。
【図7】 従来の製氷機の除氷状態を示す全体図であ
る。
【図8】 従来の製氷機の中で氷案内部材を有する製氷
機の一例における製氷状態を示す全体図である。
【図9】 従来の製氷機の中で氷案内部材を有する製氷
機の一例における除氷状態を示す全体図である。
【符号の説明】
101…製氷小室、 103…水皿、 105…製氷
室、109…貯氷庫、 115…製氷水タンク、 11
9…氷案内板(氷案内部材)、 119b…下端部、
119c…板状本体部、 141…噴水口、 146…
可逆モータ(駆動モータ,水皿駆動機構)、 147…
モータ軸(回転軸,水皿駆動機構)、 149…カムレ
バー(レバー,水皿駆動機構)、 151…突出部分
(隙間形成部)、 153…本体部(氷案内部材回動機
構)、 154…ねじ穴(氷案内部材回動機構)、 1
55…ビス(氷案内部材回動機構)、165…スプリン
グ(水皿駆動機構)、 173…落下通路(氷落下通
路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−213973(JP,A) 特開 平2−118375(JP,A) 実開 昭58−169474(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25C 1/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に開口する複数の製氷小室を有し
    て縦方向に配置された製氷室と、該製氷室の下方に配置
    された製氷水タンクと、前記製氷小室の開口を開閉する
    よう、該開口の閉止位置及び開放位置の間で傾動自在に
    縦方向に配置され、前記製氷小室の各々に製氷水を供給
    する噴水口を備えると共に、前記製氷小室の各々からの
    戻り水を受ける水皿と、該水皿を傾動させるための水皿
    駆動機構と、前記製氷水タンクの近傍に配置された貯氷
    庫と、前記製氷室の下方且つ前記製氷水タンクの上方に
    回動自在に配置された氷案内部材と、前記水皿が前記閉
    止位置から前記開放位置に傾動する際に、該氷案内部材
    を前記製氷水タンク及び前記貯氷庫の境界に近接するよ
    うに回動させ、前記水皿が前記開放位置から前記閉止位
    置に傾動する際に、該氷案内部材を前記水皿の傾動を阻
    害しない位置に回動させるように、前記氷案内部材の回
    動領域内に配置された氷案内部材回動機構とを備える縦
    型製氷機。
  2. 【請求項2】 前記水皿駆動機構は、前記製氷室の直下
    において該製氷室を幅方向に横断するように延びる回転
    軸と、該回転軸に結合した駆動モータと、前記製氷室の
    両側部から外れた位置で前記回転軸に基端が固着された
    一対のレバーと、該一対のレバーの先端及び前記水皿の
    両側部の間に張架された一対のスプリングとを備え、前
    記氷案内部材回動機構は、前記氷案内部材に当接可能に
    前記回転軸に取り付けられており、前記氷案内部材は、
    該回転軸に遊嵌して垂下支持されている請求項1に記載
    の縦型製氷機。
  3. 【請求項3】 前記氷案内部材回動機構は、前記回転軸
    に取り付けられたねじ穴付きの本体部と、該本体部から
    突出するように前記ねじ穴に螺合するビスとからなる請
    求項2に記載の縦型製氷機。
  4. 【請求項4】 前記氷案内部材は、板状本体部と、該板
    状本体部から前記水皿に向かって突出し、前記水皿が前
    記閉止位置にあるときに該水皿に当接する隙間形成部と
    を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の縦型製氷
    機。
  5. 【請求項5】 前記製氷水タンクは、その中央に、前記
    製氷室から前記貯氷庫への氷落下通路を有するほぼコ字
    形もしくはロ字形の横断面形状のものであって、該氷落
    下通路を画成する前記製氷水タンクの内側壁は、前記氷
    落下通路の横断面積が下方に向かうに従って広くなるよ
    うに傾斜しており、前記氷案内部材の前記板状本体部
    は、前記内側壁の側に突出するように下端部において
    “く”字状に湾曲している、請求項4に記載の縦型製氷
    機。
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