JP7174547B2 - 流下式製氷機 - Google Patents
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Description
この水カーテン36により飛翔水を捕捉するには、図6に示す如く、該水カーテン36がデフレクタ34の横方向に沿って均一に形成されているのが、飛翔水の捕捉洩れがなく理想的である。しかし、前記デフレクタ34の横方向に均一で安定した水カーテン36が形成されるのは、落下する水(未氷結水、除氷水)の量が該デフレクタ34の横方向へ均一になっている場合である。しかし、図7(a)に示すように、前記デフレクタ34へ落下する水量が均一でないと、安定した水カーテン36の形成が困難になることがある。例えば、デフレクタ34へ落下する水の量が多い場合は、図7(b)に示すように、その箇所に部分的に水が集中する結果として、水カーテン36が横になびいてしまったり、図7(c)に示すように、水が不規則に纏ってしまい該水カーテン36に切れ目が生じたりすることがある。このように水カーテン36が横方向へなびいたり、切れ目を生じたりすると、前述した飛翔水の部分的な捕捉洩れを生じてしまう。この飛翔水の捕捉洩れが発生すると、捕捉し損ねた飛翔水が貯氷庫12へ飛び込んで、該貯氷庫において前述した氷塊17の再氷結による氷のアーチングや、未氷結水の回収損失に繋がってしまう難点がある。
図6や図16で説明したデフレクタ34は、製氷板16,16からの落下水(未氷結水、除氷水)を受けて水カーテン36を形成し、これにより飛翔水を捕捉し得るので、貯氷庫12における氷塊群の再氷結を防ぐと共に、未氷結水の有効回収ができて省エネルギーに資する利点を有している。しかし、その反面で、図12に示す如く、前記氷案内部28と前記デフレクタ34との間の間隙S(落氷開口部という)はかなり狭いために、除氷運転時に製氷板16,16から氷塊17が一度に多量に落下すると、図13に示すように前記落氷開口部Sに引っ掛り詰まってしまうことがある。このように落氷開口部Sで氷塊17が詰まると、貯氷庫12への氷放出ができなくなってしまう。しかも、この状態が続くと、図14に示すように、氷案内部28上に氷塊17が次第に堆積して多重製氷となり、製氷板16,16を破損したり、円滑な製氷・除氷運転を阻害するに到る恐れがある。
蒸発器を一対の製氷板で挟んでなる製氷部を複数列立設した製氷ユニットと、
前記製氷部の上方に配設され、各製氷板に供給した製氷水または除氷水を製氷面に流下させる散水部と、
前記製氷部の下方に配設され、前記製氷板から落下する未氷結の製氷水または除氷水を回収して貯留する製氷水タンクと、
前記製氷部の斜め下方に配設され、前記製氷板から落下する氷塊を回収する貯氷庫と、
前記製氷水タンクと前記製氷板の下方との間に配設され、該製氷板から落下する氷塊を前記貯氷庫へ案内すると共に、該製氷板から落下する水は該製氷水タンクへ落下させる氷案内部と、
前記製氷部の下方と前記氷案内部との間に配設され、前記製氷板から落下する氷塊を該氷案内部へ偏向させると共に、
該製氷板から落下する水を前記氷案内部へ流して水カーテンを形成するデフレクタとからなる流下式製氷機において、
前記デフレクタの部位で、かつ前記製氷板の幅方向の端側に位置している領域に突出リブが形成されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、各列の製氷部を構成する製氷板から落下する水(未氷結水、除氷水)がデフレクタ上の最も集中し易い部位に突出リブを形成することで、該デフレクタから流れる水を均一にすることができる。これにより、デフレクタに形成される水カーテンも均一で安定したものになり、飛翔水を捕捉し損ねることがない。
蒸発器を一対の製氷板で挟んでなる製氷部を複数列立設した製氷ユニットと、
前記製氷部の上方に配設され、各製氷板に供給した製氷水または除氷水を製氷面に流下させる散水部と、
前記製氷部の下方に配設され、前記製氷板から落下する未氷結の製氷水または除氷水を回収して貯留する製氷水タンクと、
前記製氷部の斜め下方に配設され、前記製氷板から落下する氷塊を回収する貯氷庫と、
前記製氷水タンクと前記製氷板の下方との間に配設され、該製氷板から落下する氷塊を前記貯氷庫へ案内すると共に、該製氷板から落下する水は該製氷水タンクへ落下させる氷案内部と、
前記製氷水タンクの製氷水を製氷水ポンプにより前記散水部へ循環供給する水供給管とからなる流下式製氷機において、
前記水供給管から分岐されて前記氷案内部の斜め上方に水平に配設され、前記製氷水タンクからの製氷水を多数の通孔を介して噴出させて該氷案内部の上方に水カーテンを形成する分流パイプを設けたことを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、デフレクタの配設を廃止して、製氷運転中に製氷水タンクから水供給管を圧送される製氷水を分岐して、分流パイプにより水カーテンを形成することにしたものであるから、安定した水カーテンにより飛翔水を確実に捕捉することができる。
図2は、実施例1に係る突出リブ40の変形例1を示すもので、前記製氷板16,16から落下する水の流量が多い経路の上流に位置すると共に、前記水が乗り越え得る高さ(例えば1.0mm)に設定した止水リブ40bが設けられている。
図3は、実施例1に係る突出リブ40の変形例2を示すもので、前記製氷板16,16から落下する水が集中する経路の上流に位置すると共に、前記水が乗り越え得る高さ(例えば1.0mm)に設定した案内リブ40cが設けられている。
18 製氷水タンク,20 散水部,21 水供給管,28 氷案内部,
34 デフレクタ,36 水カーテン,40 突出リブ,40a 分流リブ,
40b 止水リブ,40c 案内リブ,42 分流パイプ,42a 通孔,
EP 蒸発器,PM 製氷水ポンプ
Claims (6)
- 蒸発器(EP)を一対の製氷板(16,16)で挟んでなる製氷部(15)を複数列立設した製氷ユニット(14)と、
前記製氷部(15)の上方に配設され、各製氷板(16)に供給した製氷水または除氷水を製氷面に流下させる散水部(20)と、
前記製氷部(15)の下方に配設され、前記製氷板(16,16)から落下する未氷結の製氷水または除氷水を回収して貯留する製氷水タンク(18)と、
前記製氷部(15)の斜め下方に配設され、前記製氷板(16,16)から落下する氷塊(17)を回収する貯氷庫(12)と、
前記製氷水タンク(18)と前記製氷板(16,16)の下方との間に配設され、該製氷板(16,16)から落下する氷塊(17)を前記貯氷庫(12)へ案内すると共に、該製氷板(16,16)から落下する水は該製氷水タンク(18)へ落下させる氷案内部(28)と、
前記製氷部(15)の下方と前記氷案内部(28)との間に配設され、前記製氷板(16,16)から落下する氷塊(17)を該氷案内部(28)へ偏向させると共に、
該製氷板(16,16)から落下する水を前記氷案内部(28)へ流して水カーテン(36)を形成するデフレクタ(34)とからなる流下式製氷機において、
前記デフレクタ(34)の部位で、かつ前記製氷板(16,16)の幅方向の端側に位置している領域に突出リブ(40)が形成されている
ことを特徴とする流下式製氷機。 - 前記突出リブ(40)は、前記製氷板(16,16)から落下する水が集中する経路の上流に位置すると共に、前記水が乗り越えられない高さに設定した分流リブ(40a)である請求項1記載の流下式製氷機。
- 前記突出リブ(40)は、前記製氷板(16,16)から落下する水の流量が多い経路の上流に位置すると共に、前記水が乗り越え得る高さに設定した止水リブ(40b)である請求項1記載の流下式製氷機。
- 前記突出リブ(40)は、前記製氷板(16,16)から落下する水が集中する経路の上流に位置すると共に、前記水が乗り越え得る高さに設定した案内リブ(40c)である請求項1記載の流下式製氷機。
- 蒸発器(EP)を一対の製氷板(16,16)で挟んでなる製氷部(15)を複数列立設した製氷ユニット(14)と、
前記製氷部(15)の上方に配設され、各製氷板(16)に供給した製氷水または除氷水を製氷面に流下させる散水部(20)と、
前記製氷部(15)の下方に配設され、前記製氷板(16,16)から落下する未氷結の製氷水または除氷水を回収して貯留する製氷水タンク(18)と、
前記製氷部(15)の斜め下方に配設され、前記製氷板(16,16)から落下する氷塊(17)を回収する貯氷庫(12)と、
前記製氷水タンク(18)と前記製氷板(16,16)の下方との間に配設され、該製氷板(16,16)から落下する氷塊(17)を前記貯氷庫(12)へ案内すると共に、該製氷板(16,16)から落下する水は該製氷水タンク(18)へ落下させる氷案内部(28)と、
前記製氷水タンク(18)の製氷水を製氷水ポンプ(PM)により前記散水部(20)へ循環供給する水供給管(21)とからなる流下式製氷機において、
前記水供給管(21)から分岐されて前記氷案内部(28)の斜め上方に水平に配設され、前記製氷水タンク(18)からの製氷水を多数の通孔(42a)を介して噴出させて該氷案内部(28)の上方に水カーテン(36)を形成する分流パイプ(42)を設けた
ことを特徴とする流下式製氷機。 - 除氷運転中は、前記複数列の製氷部(15)の内で前記分流パイプ(42)に最も近い側の列の製氷部(15)への除氷水の供給を停止する請求項5記載の流下式製氷機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018133508A JP7174547B2 (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 流下式製氷機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2018133508A JP7174547B2 (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 流下式製氷機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020012571A JP2020012571A (ja) | 2020-01-23 |
JP7174547B2 true JP7174547B2 (ja) | 2022-11-17 |
Family
ID=69169589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018133508A Active JP7174547B2 (ja) | 2018-07-13 | 2018-07-13 | 流下式製氷機 |
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JP (1) | JP7174547B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000028241A (ja) | 1999-06-29 | 2000-01-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 縦型製氷機 |
JP2010025496A (ja) | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 流下式製氷機 |
JP2014505232A (ja) | 2011-02-09 | 2014-02-27 | マニトワック・フードサービス・カンパニーズ・エルエルシー | 製氷機の清浄度を向上及び維持する方法及びシステム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO146336C (no) * | 1980-10-01 | 1982-09-08 | Finsam Int Inc | Anordning ved ismaskin. |
US6122927A (en) * | 1999-05-19 | 2000-09-26 | Hoshizaki America, Inc. | Ice cube guide for ice apparatus |
-
2018
- 2018-07-13 JP JP2018133508A patent/JP7174547B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000028241A (ja) | 1999-06-29 | 2000-01-28 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 縦型製氷機 |
JP2010025496A (ja) | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 流下式製氷機 |
JP2014505232A (ja) | 2011-02-09 | 2014-02-27 | マニトワック・フードサービス・カンパニーズ・エルエルシー | 製氷機の清浄度を向上及び維持する方法及びシステム |
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