JPH0311669Y2 - - Google Patents

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JPH0311669Y2
JPH0311669Y2 JP8882685U JP8882685U JPH0311669Y2 JP H0311669 Y2 JPH0311669 Y2 JP H0311669Y2 JP 8882685 U JP8882685 U JP 8882685U JP 8882685 U JP8882685 U JP 8882685U JP H0311669 Y2 JPH0311669 Y2 JP H0311669Y2
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water
ice
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tank
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  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 この考案は、水循環式製氷機に関し、特に複数
の製氷カツプで製造された氷および未氷結水を受
け止める傾斜板を備えた水循環式製氷機に関する
ものである。
b 従来の技術 第7図は本出願人が既に提案している製氷機
(実願昭58−141603号)の断面図、第8図は第7
図の要部断面図であつて、貯氷庫1の上方には、
前方に突出したタンク支持部2に後部が載置さ
れ、前部が固定ねじ3で固着されているタンク4
が設けられている。タンク4の上方には製氷部と
して下面が開口した複数の製氷カツプ5が配置さ
れている。製氷カツプ5の外壁面には製氷カツプ
5を冷却する冷却管6が固着されている。製氷カ
ツプ5の下方には製氷カツプ5で製造された氷お
よび未氷結水を受け止める傾斜板7が設けられて
いる。傾斜板7には未氷結水をタンク4に導く水
回収穴8が形成されている。傾斜板7の下方側に
は、タンク4に形成され、傾斜板7上を滑つて落
ちる氷を貯氷庫1に導く氷落下口9が設けられて
いる。傾斜板7の下方には、断面L字状になつて
おり、タンク4に水を導く水回収穴10が表面に
複数個形成されている水切板11が取り付けられ
ている。水切板11の垂下部12と氷落下口9の
上縁部13との間には一定の〓間L(2〜5mm)
を与える断面コ字状の取付部14が設けられてい
る。また、この取付部14は、水回収穴10を有
する水切板11の傾斜板15と垂下部12とのそ
れぞれの引出線が交差する点と、上縁部13の先
端との間の長さFを決定している。傾斜板7の下
方には、ポンプ16から圧送される水を製氷カツ
プ5に向けて噴射する散水器17が取り付けられ
ている。
従来の水循環式製氷機は上記のように構成さ
れ、製氷サイクル時には、散水器17から製氷カ
ツプ5に向けて噴射された水は製氷カツプ5で冷
却管6からの冷熱により冷却される。氷点以下に
冷却されず、氷結しなかつた水は、製氷カツプ5
から傾斜板7上に落下し、傾斜板7の水回収穴8
からタンク4に回収され、再び製氷カツプ5に向
けて噴射される。また、傾斜板7の水回収穴8で
タンク4に回収されなかつた水は、水切板11の
水回収穴10および上縁部13と垂下部12との
間の〓間Lからタンク4に回収され、全ての未氷
結水は、タンク4に確実に回収され再び製氷用水
として供される。
除氷サイクル時には、冷却管6内にホツトガス
が流され、製氷カツプ5で成長した氷は、その接
触面が融解して自重により傾斜板7上に落下す
る。氷は、傾斜板7上を滑り落ち軟質樹脂製のシ
ート材からなる遮蔽部18を通過して氷落下口9
から貯氷庫1内に落下して貯留される。氷が傾斜
板7から氷落下口9に渡るときには、取付部14
により氷が上縁部13に引つ掛からないように〓
間L、長さFが決定されているので、スムースに
渡ることができる。
このように、このものの場合には、上縁部13
と垂下部12との間の〓間L、長さFは、たとえ
各部品の成形寸法上および組立上のばらつきがあ
つたとしても、傾斜板7と水切板11との間の重
なり代Gと、それ等再者の〓間Hとで吸収され、
常に適正な寸法を維持することができる等の利点
を有している。
ところで、上記構成の水循環式製氷機において
は、各回収穴8,10の開口面積の大きさは、未
氷結水がタンク4に回収される効率の点から開口
面積を大きくする必要性と、逆に氷が各水回収穴
8,10に引つ掛かりにくくする点から開口面積
を小さくする必要性との両面から決定されてい
る。そして、実際には、氷が第9図、第10図に
示すように各水回収穴8,10にまれに引つ掛か
るということが生じていた。このようなことが生
じた場合には、当然1サイクルで製造される氷の
量が少なくなるし、次の製氷サイクルの間までに
溶けなければ次から次へと氷が傾斜板7上に滞積
し、大きなトラブルの原因になつていた。また、
遮蔽部18を開いた状態で氷が各水回収穴8,1
0に引つ掛かることがあり、その場合には散水器
17からの噴射水が貯氷庫1内に飛散し、貯氷庫
1内の氷を溶かしてしまうということも生じてい
た。
c 考案が解決しようとする問題点 上述のように従来の水循環式製氷機において
は、傾斜板7、水切板11上で氷が各回収穴8,
10に引つ掛かるという問題点があつた。
この考案は、かかる問題点を解するためになさ
れたもので、氷が傾斜板7、水切板11上で引つ
掛かることなくかつ水回収能力の高い水循環式製
氷機を得ることを目的とする。
d 問題点を解決するための手段 この考案に係る水循環式製氷機は、傾斜板7,
27の水回収穴8,28の直下に位置した水切板
19,29の表面に、傾斜板7,27を滑り落ち
る氷が水回収穴8,28に引つ掛かるのを防ぐ凸
部20,30を設けたものである。
e 作用 この考案においては、製氷部5から落下した氷
は、傾斜板7,27上を滑り落ち、氷落下口9か
ら貯氷庫1内に落下して貯留される。氷が傾斜板
7,27の水回収穴8,28上を滑り落ちるとき
には、氷の隅部は、凸部20,30の天面と当接
し、水回収穴8,28に引つ掛かるようなことは
ない。
f 実施例 以下、この考案の実施例を図について説明す
る。第1図はこの考案の第一の実施例を示す斜視
図、第2図は第1図の−線に沿う平面での断
面図、第3図は第2図のものの一部切欠き斜視図
であつて、第7図、第8図と同一または相当部分
は同一符号を付し、その説明は省略する。傾斜板
7の下方には、取付部14を介して氷落下口9の
上縁部13に取り付けられている水切板19が設
けられている。水切板19の表面には、断面台形
状をした円形の凸部20が形成されている。凸部
20は傾斜板7の水回収穴8の直下にそれぞれ位
置している。傾斜板7の表面と凸部20の表面と
の間隔Iおよび水回収穴8の内面と凸部20の外
周面との間の空〓Jの各寸法は、傾斜板7上を流
下する水がスムースに水回収穴8を通つて水切板
19上に導かれかつ水回収穴8に氷が引つ掛から
ないように決められている。水切板19の凸部2
0の下流側には長方形状の第1の水回収穴21が
左右2個形成されている。第1の水回収穴21の
下流側には棒状の水遮り部22が取り付けられて
いる。この水遮り部22は、水切板19上を流下
する水が、第1の水回収穴21を飛び越えたり各
第1の水回収穴21の間を流下した場合に、その
水を遮つて再び第1の水回収穴21に導く作用を
している。水遮り部22の下流側には、円形状の
第2の水回収穴24が複数個横一列に並んで形成
されている。各第2の水回収穴24には、傾斜板
7の端部に形成され、先端が歪曲した複数の歯部
25がそれぞれ臨んでいる。
上記のように構成されている水循環式製氷機に
おいては、製氷サイクル時に製氷カツプ5で氷結
しなかつた水は製氷カツプ5から傾斜板7上に落
下し、その一部は傾斜板7の水回収穴8からタン
ク4に直接回収される。また、水回収穴8からの
水は間隔Iおよび空〓Jを通つて水切板19上に
導かれる。そのとき、傾斜板7の水回収穴8の全
開口部が水の通路として有効に利用されている。
水切板19上に導かれた水の多くは第1の水回収
穴21からタンク4に回収される。第1の水回収
穴21を飛び越えたり第1の水回収穴21間を流
下した水の大部分は水遮り部22で遮られ、第1
の水回収穴21からタンク4に回収される。
傾斜板7の水回収穴8から水切板19上に流下
しなかつた水は、傾斜板7の表面を流下して歯部
25の先端から第2の水回収穴24を通つてタン
ク4に回収される。第1の水回収穴21、第2の
水回収穴24で回収されなかつた水は水切板19
の垂れ部26の表面に沿つて流下し、タンク4に
回収される。こうして、全ての未氷結水はタンク
4に確実に回収され、再び製氷用水として供され
る。
除氷サイクル時に傾斜板7上に落下した氷は、
その傾斜板7上を滑り落ち、遮蔽部18をくぐつ
て氷落下口9から貯氷庫1内に落下して貯留され
る。傾斜板7の水回収穴8上では氷が第4図、第
5図に示すように氷の隅部が凸部20の天面と当
接し、氷の一部が水回収穴8内に入り込んで引つ
掛かるようなことはない。
第6図はこの考案の第二の実施例を示す要部斜
視図である。この実施例の場合には、傾斜板27
の傾斜方向に対して直角方向に長円形状の水回収
穴28が形成されている。水回収穴28の直下の
水切板29上には、水回収穴28の開口に対応し
て断面台形状の凸部30が形成されている。凸部
30の下流側には、傾斜板27の水回収穴28お
よび水切板29の第1の水回収穴32で回収され
なかつた水をタンク4に向けて回収する第2の水
回収穴33が形成されている。
従来のものは、傾斜板に形成された長円形状の
水回収穴に氷が引つ掛かるのを避けるため、その
幅を大きくとれなかつた。しかし、幅を小さくす
れば、水の飛び越しや表面張力により水回収穴上
を通過して水回収効率が低下してしまい水回収穴
を長円形にした利点が生かされず、丸穴を多数傾
斜板に形成した方が良いというのが現状であつ
た。その点、この第二の実施例の場合、氷の引つ
掛かりに対しては凸部30で対処でき、幅の大き
な水回収穴28を形成することができるので、傾
斜板27での水の回収効率は著しく向上する。
g 考案の効果 以上説明したようにこの考案によれば、傾斜板
7,27の水回収穴8,28の直下に位置した水
切板19,29の表面に、凸部20,30を設け
たことにより、傾斜板上に落下した氷は水回収穴
8,28に引つ掛かることなく氷落下口9から貯
氷庫1に回収される。また、水回収穴8,28で
の氷の引つ掛かりが生じないので、水回収穴8,
28の寸法も大きくとれ、それだけ水回収能力が
高まるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの考案の第一の実施例
を示し、第1図はその要部斜視図、第2図は第1
図の−線に沿う平面での断面図、第3図は第
2図中の要部を示す一部切欠き斜視図、第4図は
水回収穴を氷が通過する状態を示す斜視図、第5
図は第4図のものの断面図、第6図はこの考案の
第二の実施例の要部を示す一部切欠き斜視図であ
る。第7図ないし第10図は従来の水循環式製氷
機の一例を示し、第7図はその断面図、第8図は
第7図中の要部断面図、第9図は水回収穴を氷が
通過する状態を示す斜視図、第10図は第9図の
ものの断面図である。 1……貯氷庫、4……タンク、5……製氷カツ
プ(製氷部)、7,27……傾斜板、8,28…
…水回収穴、9……氷落下口、19,29……水
切板、20,30……凸部、21,32……第1
の水回収穴、24,33……第2の水回収穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 製氷部5で製造された氷および製氷部5で氷
    結しなかつた水を受ける傾斜板7,27と、こ
    の傾斜板7,27の下方に設けられ傾斜板7,
    27に形成された水回収穴8,28を通つて流
    下する前記水を回収・貯留するタンク4と、前
    記傾斜板7,27の下方に形成され傾斜板7,
    27上を滑り落ちた前記氷を貯氷庫1に導く氷
    落下口9と、前記傾斜板7,27の下方に前記
    氷落下口9側に延びて設けられ前記水を前記タ
    ンク4に導く第1の水回収穴21,32を有す
    る水切板19,29とを備えている水循環式製
    氷機において、前記傾斜板7,27の前記水回
    収穴8,28の直下に位置した前記水切板1
    9,29の表面には、傾斜板7,27上を滑り
    落ちる前記氷が水回収穴8,28に引つ掛かる
    のを防ぐ凸部20,30が設けられていること
    を特徴とする水循環式製氷機。 2 水切板19,29には、第1の水回収穴2
    1,32の下流側に、第1の水回収穴21,3
    2を通つてタンク4に導かれなかつた水を遮
    り、再び第1の水回収穴21,32からタンク
    4に導く水遮り部22が設けられている実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の水循環式製氷
    機。 3 水切板19,29には、第1の水回収穴2
    1,32の下流側に第2の水回収穴24,33
    が形成されている実用新案登録請求の範囲第1
    項または第2項記載の水循環式製氷機。 4 第2の水回収穴24,33には、傾斜板7,
    27の端部25が臨んでいる実用新案登録請求
    の範囲第3項記載の水循環式製氷機。
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JPS61205368U JPS61205368U (ja) 1986-12-25
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