JP5448889B2 - 流下式製氷機の散水ガイド - Google Patents

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この発明は、製氷水散水器から散水された製氷水を製氷板の製氷面に案内する流下式製氷機の散水ガイドに関するものである。
氷塊を自動的に製造する製氷機としては、安価に大量の氷塊を生成し得る流下式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。流下式製氷機の製氷ユニット50は、図4または図5に示すように、垂直に立てた姿勢で対向配置される一対の製氷板12,12と、一対の製氷板12,12の下方に配設されて、製氷水を貯留する製氷水タンク16とを備えている。また、製氷ユニット50は、製氷板12の表側に突出する複数の突条部14の間に画成される製氷面12aに製氷水を供給する製氷水供給手段20と、水道等の外部水源から一対の製氷板12,12の裏面(対向面)に除氷水を供給する除氷水供給手段52とを備えている。製氷水供給手段20は、一対の製氷板12,12の上方に設置され、製氷水タンク16から製氷水を圧送する製氷水ポンプPMに接続する筒状の製氷水散水器22を有し、この製氷水散水器22の底面に製氷面12aに対応して散水孔22aが設けられている。製氷ユニット50には、製氷水散水器22と製氷板12との間に散水ガイド60が配設され、製氷運転時に製氷水散水器22の散水孔22aから散水された製氷水を、散水ガイド60によって製氷面12aに向けて案内するようになっている。除氷水供給手段52は、一対の製氷板12,12の間上部に設置され、外部水源に接続する筒状の除氷水散水器54を備え、除氷運転時に除氷水散水器54から除氷水を散水するようになっている。なお、製氷ユニット50では、除氷水散水器54が、側部に設けられたフランジ54aを製氷板12の上端に載せて設置され、除氷水散水器54の上に製氷水散水器22が載置されている。
前記散水ガイド60は、製氷板12の幅方向全体に亘って延在するように形成された長尺な部材であって、幅方向へ平行に延在する1対の案内列から構成されている(図4または図5参照)。各案内列は、各製氷板12,12に対応して対称な関係で夫々形成されており、幅方向に所要間隔毎に形成された連結部62により連結されている。また、散水ガイド60の各案内列は、突条部14の上部を覆って該突条部14の上端に載置される載置部64と、この載置部64に接続して製氷面12aに対応して設けられ、突条部14の突出端側から製氷面12aへ向かうにつれて下方傾斜するガイド部66とを備えている。散水ガイド60は、ガイド部66の傾斜下端が対応の製氷面12aから僅かな隙間(案内孔68)をあけて設置され、製氷水散水器22の散水孔22aから散水された製氷水をガイド部66で案内して、案内孔68を介して製氷面12aに対して製氷水を供給するようになっている。更に、散水ガイド60には、ガイド部66の上端に凹状の切欠部70が設けられ、案内孔68が綿氷等で閉塞した際に、製氷水を切欠部70から散水ガイド60の外側へ逃すよう構成されている。
特開2008−292021号公報
前述した如く、切欠部70を設けた場合であっても、切欠部70が綿氷で詰まった場合に切欠部70からの製氷水の排出量より製氷水散水器22からの製氷水の供給量が上回ることがあり、逃げ場を失った製氷水が除氷水散水器54のフランジ54aと製氷板12の上端との間から製氷板12の裏側に入り込むことがある。このように、製氷板12の裏側に製氷水が流出すると、流出水が凍結して蒸発管EPや製氷板12を変形や破損等したり、流出水を凍結させることで製氷効率が低下したり、凍結した流出水によって除氷効率が低下する等の様々な弊害が生じる。
すなわち本発明は、従来の技術に係る流下式製氷機の散水ガイドに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷板の表裏で製氷水の行き来を防止できる流下式製氷機の散水ガイドを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の流下式製氷機の散水ガイドは、
立てた姿勢で対向配置された一対の製氷板と、両製氷板の間における上部に設置されて、製氷板の対向面に除氷水を供給する除氷水散水器と、両製氷板の上方に設けられて、各製氷板における前記対向面と反対の表側に設けられた製氷面に製氷水を供給する製氷水散水器とを備えた流下式製氷機に設けられ、前記製氷水散水器から供給した製氷水を前記製氷面に案内する散水ガイドにおいて、
前記除氷水散水器の上方に位置して両製氷板の間を塞ぐ被覆部と、
前記被覆部から両製氷板を挟んで製氷面に沿って垂下するよう設けられ、対応の製氷面に当接する対をなす遮蔽壁部と、
上端部を前記製氷水散水器から離間させて前記製氷面に向けて下方傾斜する姿勢で設けられ、製氷水散水器の底部に設けられた散水孔に臨む案内面から該案内面と反対側の外面にかけて上端部を円弧状に形成した案内部とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一対の製氷板の間を被覆部で塞いでいるので、製氷板の表裏で製氷水の行き来を阻むことができる。また、案内部の上端部が円弧状に形成されているので、綿氷が該上端部で引っ掛かり難く、散水ガイドでの製氷水の排出不良を抑えることができる。
請求項2に係る発明では、前記遮蔽壁部は、前記製氷面に向けて下方傾斜する前記案内部の下端からの延長線より下方へ延出するよう形成されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、案内部の下端の延長線より遮蔽壁部の下端が下方に位置しているので、遮蔽壁部と製氷板との間に製氷水が入り込むことを回避できる。
請求項3に係る発明では、前記製氷板には、表側に突出して上下方向に延在する突条部が幅方向に離間して複数設けられて、隣り合う突条部の間に前記製氷面が画成され、
前記案内部は、上端部が前記突条部の突出端より製氷面側に配置されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、案内部の上端部から流下する製氷水を製氷水タンクに回収し易くなる。
本発明に係る流下式製氷機の散水ガイドによれば、製氷板の表裏で製氷水の行き来を防止できる。
本発明の好適な実施例に係る散水ガイドを備える流下式製氷機の製氷ユニットを示す概略正面図である。 図1のA−A線断面図である。 実施例の流下式製氷機の散水ガイドを示す概略斜視図である。 従来の散水ガイドを備えた製氷ユニットを示す概略正面図である。 図4のX−X線断面図である。
次に、本発明に係る流下式製氷機の散水ガイドにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図4または図5に示した製氷ユニットの構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。
図1または図2に示すように、流下式製氷機の製氷ユニット10は、略垂直に立てた姿勢で間隔をあけて対向配置した一対の製氷板12,12と、両製氷板12,12の対向面(裏面)間に配設した蒸発管EPとを備えている。また、製氷ユニット10は、両製氷板12,12の直下に設けられ、製氷水を貯留すると共に両製氷板12,12から流下する製氷水を回収する製氷水タンク16と、この製氷水タンク16から製氷板12に製氷水を供給する製氷水供給手段20と、水道等の外部水源から製氷板12に除氷水を供給する除氷水供給手段24とを備えている。なお、製氷板12では、蒸発管EPが設置される裏側と反対を表側という。
前記製氷板12には、上下方向に延在して表側(他方の製氷板12より離間する側)に突出する突条部14が、該製氷板12の幅方向に間隔をあけて設けられ、隣り合う突条部14,14の間における表面側が氷が生成される製氷面12aとなっている(図1または図2参照)。実施例の製氷板12には、上方から下方に向かうにつれて裏側から表側に傾斜する傾斜面を有する傾斜段部13が、隣り合う突条部14の間に上下の関係で多段に設けられている。なお、製氷板12の両側部には、突条部14が夫々設けられる。ここで、一対の製氷板12,12は、同一の構成であって、蒸発管EPを挟んで対称な関係で形成されている。
前記蒸発管EPは、図1に示すように、直線部を幅方向に延在すると共に曲線部を製氷板12の側部に位置した蛇行状に配置されている。蒸発管EPの直線部は、製氷板12における傾斜段部13の傾斜面に当接するように設置され、各傾斜段部13の傾斜面が氷が生成される位置になっている。蒸発管EPは、図示しない冷凍装置の一部を構成し、製氷運転に際して、蒸発管EPに流通する冷媒との熱交換により各製氷板12を強制冷却するようになっている。また、蒸発管EPには、除氷運転に際してホットガスが流通し、各製氷板12を加熱するようになっている。
前記製氷水タンク16は、上部が開口する箱状に形成されている。製氷水タンク16の上部開口は、両製氷板12,12の直下に配置され、両製氷板12,12から流下する未氷結の製氷水および除氷水を回収して、製氷運転で使用する製氷水として貯留するようになっている。また、製氷水タンク16の上部には、除氷運転に際して両製氷板12,12から離脱した氷を貯氷庫に案内する氷案内部材18が装着されている(図1参照)。氷案内部材18の各傾斜面には、スリット18aが開設されており、未氷結の製氷水および除氷水と氷とが氷案内部材18で分離されて、製氷水等だけが製氷水タンク16に回収される。
前記製氷水供給手段20は、製氷板12,12の上方に設けられ、散水ガイド30を介して製氷面12aに製氷水を供給する製氷水散水器22と、供給管21を介して製氷水散水器22に製氷水タンク16から製氷水を圧送する製氷水ポンプPMとから構成される(図1参照)。製氷水供給手段20は、製氷運転において製氷水ポンプPMを駆動することで製氷水散水器22から散水ガイド30を介して製氷板12の製氷面12aに製氷水を供給する一方、除氷運転で製氷水ポンプPMを停止することで製氷板12への製氷水の供給を停止するようになっている。製氷水散水器22は、長尺な中空筒状(実施例では角筒状)の部材であり、その長手辺を製氷板12の幅方向に沿わせて両製氷板12,12の上方に設置されている(図1または図2参照)。製氷水散水器22は、長手辺が製氷板12の幅と同じまたは大きく形成され、一対の製氷板12,12の対向方向に沿う短手辺が、一対の製氷板12,12の離間幅より大きく形成されている。また、製氷水散水器22の下面には、長手方向に離間する散水孔22aが、一対の製氷板12,12に対応して2列に並べて複数設けられている。製氷水散水器22は、散水ガイド30に載置され、各散水孔22aが各製氷板12の隣り合う突条部14,14の間に位置して製氷板12の表側に臨むようになっている。
除氷水供給手段24は、製氷水散水器22の下方に位置して両製氷板12,12の間における上部に設置され、製氷板12の裏面に除氷水を散水し得る除氷水散水器26と、水道等の外部水源に接続する給水管25に介挿された給水弁WVとから構成される(図1参照)。除氷水供給手段24は、除氷運転において給水弁WVを開放することで、除氷水散水器26から除氷水を製氷板12の裏面に供給する一方、製氷運転において給水弁WVが閉じられて製氷板12への除氷水の供給が停止される。
前記除氷水散水器26は、長尺な中空筒状(実施例では角筒状)の部材であり、その長手辺を製氷板12の幅方向に沿わせて、製氷水散水器22の下方に位置して一対の製氷板12,12の間の隙間上部に設置されている(図1または図2参照)。除氷水散水器26は、長手辺が製氷板12の幅と同じまたは大きく形成され、一対の製氷板12,12の対向方向に沿う短手辺が一対の製氷板12,12の離間幅と同一に設定されて、一対の製氷板12,12で挟持されるようになっている。また、除氷水散水器26の下面には、複数の供給孔26aが長手方向に離間して設けられ、これらの供給孔26aが製氷板12の裏側に臨んでいる。なお、除氷水散水器26の上部には、短手方向に円弧をなすように上方に膨らむ膨出部26bが、長手方向に亘って形成され、除氷水散水器26を一対の製氷板12,12の間に設置した際に、膨出部26bが製氷板12の上端から突出するようになっている。
前記散水ガイド30は、除氷水散水器26の上方に位置して一対の製氷板12,12の間を塞ぐ被覆部32と、この被覆部32から両製氷板12,12を挟んで製氷面12aに沿って垂下するよう設けられ、対をなす遮蔽壁部34,34と、製氷水散水器22から散水された製氷水を受けて案内する案内部36とを備えている(図1〜図3参照)。また、散水ガイド30は、突条部14に対応して設けられ、突条部14の上部を覆う突条覆部38,40を備えている。被覆部32は、長尺な板状部分であって、長手辺が製氷板12の幅と同一または大きく形成されると共に、短手辺が両製氷板12,12の離間幅より大きく形成されている。そして、被覆部32は、長手辺を製氷板12の幅方向に沿わせて両製氷板12,12における製氷面12aの上端に載置される。
前記遮蔽壁部34は、被覆部32における長手辺の端縁の夫々に対向して設けられ、対向する遮蔽壁部34の離間幅が両製氷板12,12の表面間の幅と同一に設定されている(図2参照)。散水ガイド30には、被覆部32の各端縁において長手に離間して複数の遮蔽壁部34が設けられ、各遮蔽壁部34が隣り合う突条部14,14間において製氷面12aに対応して位置するようになっている。すなわち、散水ガイド30は、短手方向に対向する遮蔽壁部34,34の間に両製氷板12,12が挟まれて、遮蔽壁部34が対応の製氷面12aに当接するよう構成される。なお、実施例の製氷板12は、上部が上端から垂直に延在した後に上から下に向かうにつれて裏側から表側に傾斜するよう形成されているので、遮蔽壁部34は、製氷板12の上部に合わせて被覆部32から垂直に垂れ下がった後に上から下に向かうにつれて裏側から表側に傾斜する形状となっている。
前記突条覆部は、被覆部32における長手辺の端縁に延出形成され、突条部14の上方を覆う上覆片38と、被覆部32の長手方向に離間する上覆片38の端縁の夫々に下方へ延在するように設けられ、突条部14の側方を覆う一対の側覆片40,40とから構成されている(図2または図3参照)。散水ガイド30では、側覆片40の被覆部32側の端縁が遮蔽壁部34の側端縁に接続するよう形成され、隣り合う突条覆部の対向する側覆片40,40の間に遮蔽壁部34が連設されている。実施例では、突条覆部の一対の側覆片40,40の離間幅が突条部14の幅と同じに設定され、一対の側覆片40,40の間に突条部14が挟持されるようになっている。
前記被覆部32には、上方が凸になる一方、下方に開口する凹状に形成された位置決め部32aが設けられている(図2参照)。位置決め部32aは、除氷水散水器26の膨出部26bに対応させて、短手方向に円弧形状に形成されると共に、被覆部32の中央部に長手辺に亘って形成されている。散水ガイド30は、被覆部32を製氷板12における製氷面12aの上端に載置すると共に、突条覆部の上覆片38を突条部14の上端に載置して設置される。散水ガイド30は、両製氷板12,12に設置する際に、除氷水散水器26の膨出部26bに位置決め部32aを嵌め合わせることで、簡単に位置決めすることができる。なお、製氷水散水器22の底面には、散水ガイド30の位置決め部32aに合わせて凹部22bが設けられ、製氷水散水器22が位置決め部32aに凹部22bを嵌め合わせて位置決めされている。
前記案内部36は、各遮蔽壁部34に対向すると共に該遮蔽壁部34から離して設けられ、製氷水散水器22の下方に位置するようになっている(図2参照)。すなわち、散水ガイド30には、被覆部32の長手に離間して複数の案内部36が設けられ、各案内部36が隣り合う突条部14,14間に位置するようになっている。実施例の散水ガイド30では、製氷板12の表側に位置するように、隣り合う突条覆部の対向する側覆片40,40の間に案内部36が設けられている(図3参照)。各案内部36は、上端部が製氷水散水器22より離間して製氷面12a側に向かうにつれて下方傾斜する姿勢で設けられている。実施例では、案内部36の上端部が、側覆片40における被覆部32から離間する側の端縁と同じまたは被覆部32側に位置するように設定され、突条部14の突出端より製氷面12a側に案内部36の上端部が位置するよう構成される。
前記散水ガイド30は、案内部36の上端部が被覆部32より下方に位置するよう設定され、遮蔽壁部34の下端が案内部36の上端部より少なくとも下方に位置するよう設定される(図2参照)。案内部36は、遮蔽壁部34から離間する側に上端部が位置し、遮蔽壁部34に近い側にある下端部が遮蔽壁部34から離間するよう配置されている。散水ガイド30では、遮蔽壁部34が、製氷面12aに向けて下方傾斜する案内部36の下端からの延長線より下方に延出するよう形成され、案内部36の下端より遮蔽壁部34の下端が下方に位置するよう構成される。そして、散水ガイド30では、案内部36の下端と遮蔽壁部34との間の隙間が、製氷水が製氷面12aに向けて放出される案内孔42となる。なお、実施例では、側覆片40も案内部36の傾斜下端からの延長線より下方に延出するよう形成されている。
前記案内部36の上端部は、隣り合う突条部14,14間に位置する散水孔22aの下方に位置し、この散水孔22aに臨む案内面からこの案内面と反対側の外面にかけて円弧状になるよう形成されている(図2参照)。また、実施例の案内部36は、上端部から下端部に向かうにつれて先細りになる断面涙滴形状に形成されている。製氷ユニット10では、一対の製氷板12,12に蒸発管EPを挟んで対称な関係で突条部14および製氷面12aが設けられているので、散水ガイド30も被覆部32を挟んで、遮蔽壁部34、案内部36および突条覆部38,40が対称な関係で設けられている。なお、実施例の散水ガイド30は、被覆部32、遮蔽壁部34、案内部36および突条覆部38,40が一体形成された合成樹脂の成形品である。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る流下式製氷機の散水ガイド30の作用について説明する。流下式製氷機では、製氷運転において、製氷水散水器22の散水孔22aから製氷水が散水されると、散水ガイド30の案内部36の案内面で製氷水を受けて該案内面の傾斜に沿って製氷面12a側に案内し、案内孔42を介して製氷板12の製氷面12aの上部に放出する。流下式製氷機では、製氷運転が進行するにつれて製氷水が冷却されるので、製氷水内に綿氷と呼ばれる氷が混じることがある。散水ガイド30は、案内孔42が綿氷で閉塞すると、案内部36、遮蔽壁部34および側覆片40で囲われた空間に製氷水が貯まり、案内部36の上端部と製氷水散水器22との間に隙間があるので最終的に案内部36の上端部を乗り越えて外側に排出される。
例えば、案内部36の上端部と製氷水散水器22との間の隙間も綿氷で埋まって散水ガイド30への製氷水の供給量が散水ガイド30からの製氷水の排出量を超えて案内部36、遮蔽壁部34および側覆片40の間の水位が上がったとしても、散水ガイド30は、被覆部32で両製氷板12,12の間の上方を覆っているので、製氷板12の裏側に製氷水が非常に流入し難くなっている。また、散水ガイド30は、被覆部32から袴状に下垂する一対の遮蔽壁部34,34で両製氷板12,12を挟んで両製氷板12,12間の上部開口を塞いでいるので、製氷水の製氷板12裏側への回り込みをより確実に抑えることができる。しかも、遮蔽壁部34および側覆片40は、案内部36の傾斜下端からの延長線より下方に延出しているので、遮蔽壁部34と製氷面12aとの間または突条部14と側覆片40との間を介して製氷水が製氷板12の裏側に回り込むことはない。更に、除氷水散水器26から散水した除氷水についても、除氷水散水器26の上方に位置して両製氷板12,12の間を塞ぐ被覆部32によって製氷板12の表側に回り込むことを阻むことができる。
前記散水ガイド30は、案内部36の上端部が円弧状に面取り形成されているので、上端部に角縁がある場合と比べて綿氷が案内部36の上端を乗り越え易く、案内部36の上端部と製氷水散水器22との間が閉塞すること自体を抑制することができる。また、案内部36の上端部を円弧状に形成することで、上端部を乗り越えた製氷水を上端でしたたらせるのではなく、案内部36の外面に沿って製氷板12の製氷面12aへ案内することができる。案内部36の上端部は、製氷面12aから離間する側に位置しているので、上端部から下方へ製氷水が流下すると、製氷水タンク16に回収されないことがあり、この場合は、製氷水が不足することによる氷の成長不良や、下方に氷が貯留していれば融解や氷結等による氷の異形化、周辺部材での氷結等の問題を引き起こす。実施例の散水ガイド30によれば、案内部36の上端を越えた製氷水が上端部の円弧形状で案内して外面に沿って流下させて製氷面12aに導くことができるので、製氷水タンク16で製氷水をより確実に回収でき、氷の成長不足、氷の異形化や周辺部材の氷結等の問題を回避できる。更に、散水ガイド30は、案内部36の上端部を突条部14の突出端より製氷面側に設けてあるので、突条部14の突出端に合わせて大きさを設定してある製氷水タンク16で、案内部36の上端部から流下した製氷水をより確実に回収することができる。
前記散水ガイド30は、案内部36の下端と遮蔽壁部34との間に案内孔42を画成する構成であるから、散水ガイド30自身で案内孔42の寸法を管理することができる。例えば、図5に示す従来例の散水ガイド60の如く、ガイド部66の下端と製氷板12の製氷面12aとの間に案内孔68を画成する構成であると、散水ガイド60の取り付け誤差や製氷板12の寸法誤差等、これらが複合して案内孔68が大きくなったり、小さくなったりするおそれがある。実施例の散水ガイド30によれば、該散水ガイド30を構成する案内部36の下端と遮蔽壁部34との間で案内孔42が画成されるので、寸法精度がよく、案内孔42から製氷面12aに向けて製氷水を適切に放出できる。
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、以下のように変更してもよい。
(1)実施例では、遮蔽壁部を案内部の下端からの延長線より下方に延出するよう形成したが、これに限定されず、遮蔽壁部の下端を案内部の下端より上方に設定してもよい。この場合、遮蔽壁部の下端を案内部の上端より下方に設定するのが好適である。
(2)実施例では、案内部の下端と遮蔽壁部との間に案内孔を設けたが、案内部の下端と製氷面との間に案内部を設ける構成であってもよい。
12 製氷板,12a 製氷面,22 製氷水散水器,22a 散水孔,
26 除氷水散水器,32 被覆部,34 遮蔽壁部

Claims (3)

  1. 立てた姿勢で対向配置された一対の製氷板(12,12)と、両製氷板(12,12)の間における上部に設置されて、製氷板(12)の対向面に除氷水を供給する除氷水散水器(26)と、両製氷板(12,12)の上方に設けられて、各製氷板(12)における前記対向面と反対の表側に設けられた製氷面(12a)に製氷水を供給する製氷水散水器(22)とを備えた流下式製氷機に設けられ、前記製氷水散水器(22)から供給した製氷水を前記製氷面(12a)に案内する散水ガイドにおいて、
    前記除氷水散水器(26)の上方に位置して両製氷板(12,12)の間を塞ぐ被覆部(32)と、
    前記被覆部(32)から両製氷板(12,12)を挟んで製氷面(12a)に沿って垂下するよう設けられ、対応の製氷面(12a)に当接する対をなす遮蔽壁部(34,34)と、
    上端部を前記製氷水散水器(22)から離間させて前記製氷面(12a)に向けて下方傾斜する姿勢で設けられ、製氷水散水器(22)の底部に設けられた散水孔(22a)に臨む案内面から該案内面と反対側の外面にかけて上端部を円弧状に形成した案内部(36)とを備えた
    ことを特徴とする流下式製氷機の散水ガイド。
  2. 前記遮蔽壁部(34)は、前記製氷面(12a)に向けて下方傾斜する前記案内部(36)の下端からの延長線より下方へ延出するよう形成される請求項1記載の流下式製氷機の散水ガイド。
  3. 前記製氷板(12)には、表側に突出して上下方向に延在する突条部(14)が幅方向に離間して複数設けられて、隣り合う突条部(14,14)の間に前記製氷面(12a)が画成され、
    前記案内部(36)は、上端部が前記突条部(14)の突出端より製氷面(12a)側に配置される請求項1または2記載の流下式製氷機の散水ガイド。
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