JP5236520B2 - 流下式製氷機の製氷ユニット - Google Patents

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Description

この発明は、流下式製氷機において氷の生成を担う製氷ユニットに関するものである。
氷塊を自動的に製造する製氷機としては、安価に大量の氷塊を生成し得る流下式製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。図7に示すように、流下式製氷機10は、断熱箱体12に内部画成した貯氷室14の上方に、氷塊Mを生成する製氷ユニット80を備えている。
図7または図8に示すように、製氷ユニット80は、略垂直な姿勢で対向配置される一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の裏面間に配設した蒸発管24とを備え、製氷運転に際して蒸発管24に冷媒を流通することで、各製氷板18が強制冷却される。各製氷板18には、上下方向へ延在する複数の突条部20が横方向に所定間隔毎に設けられ、隣り合う突条部20,20によって製氷板18の表面に上下方向に延在する製氷面22aが画成される。また製氷ユニット80は、一対の製氷板18,18の下方に配設されて、製氷水を貯留する製氷水タンク25と、一対の製氷板18,18の上方に配設され、両製氷板18,18に対して製氷水および除氷水を供給する散水装置82とを備えている。
図8に示すように、前記製氷ユニット80は、両製氷板18,18を断熱箱体12または断熱箱体12に固定された部材に取り付けるための支持部材84を、両製氷板18,18の各側部に備えている。支持部材84は、両製氷板18,18の側面に当接する板材を本体部84aとして、この本体部84aの両側縁に製氷板18から離間する方向に延出する側片84b,84bと、本体部84aの下部に両側片84b,84b間に亘って設けられた下片84cとを備え、側片84bが取り付け対象への当接面となると共に側片84bおよび下片84cによって補強が図られている。また支持部材84の本体部84aには、両製氷板18,18の間から側方に突出した蒸発管24の曲部および導出入部が挿入される挿通開口84dが開設されている。
実開平3−38615号公報
前記製氷ユニット80では、製氷水や除氷水が支持部材84に開設された挿通開口84dから外側に漏出したり、挿通開口84dから突出した蒸発管24や支持部材84自体で結露することがある。支持部材84の外側にある製氷水や結露水等の水は、本体部84aの表面を伝って流下したり、蒸発管24等から滴下し、下片84cで受け止められて下片84cの突出端から更に下方に流下することになる(図8参照)。すなわち、製氷板18の製氷面22aから流下する未氷結の製氷水を回収することを主に想定している製氷水タンク25では、支持部材84の下片84cから流下する製氷水を回収することができず、製氷水が製氷水タンク25外に漏出してしまう。このため、製氷運転において、製氷水が不足して、製氷板18に必要量の製氷水を供給することができないので、氷塊Mを十分に成長させることができずに異形氷が発生して、氷塊Mの商品価値を損なってしまう問題がある。また、製氷運転において製造される氷塊Mの大きさが小さくなることで、製氷サイクルの繰り返しが早くなって製氷機の消費電力が増加したり、製造される氷塊Mの量が減って製氷能力が低下する不都合もある。
また、製氷水タンク25に回収されない製氷水は、製氷ユニット80の下方に位置する貯氷室14やその他の部位に垂れ、特に貯氷室14に滴下した場合には、貯氷室14に貯蔵した氷塊Mの溶融や氷塊Mのブッロキング等の弊害を引き起こす難点がある。更に、電気機器や可動部品等の他の部材に製氷水が滴下した場合には、これらの部材の故障や損傷の原因となる。
すなわち本発明は、従来の技術に係る流下式製氷機の製氷ユニットに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、製氷板を支持する支持部材から製氷水タンクに水を回収し得る流下式製氷機の製氷ユニットを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の流下式製氷機の製氷ユニットは、
立てた姿勢で設置され、製氷運転において製氷水が供給される製氷面を有する製氷板と、前記製氷板における製氷面と反対の裏面側に配設され、製氷板を冷却または加温する蒸発管と、前記製氷板の下方に配設され、該製氷板から流下する製氷水を回収する製氷水タンクと、前記製氷板の側部を支持する支持部材とを備えた流下式製氷機の製氷ユニットにおいて、
前記支持部材は、
前記製氷板の側部に沿って上下に延在し、前記蒸発管の挿通を許容する挿通開口が開設された本体部と、
前記本体部の下部に前記製氷板と反対側に向けて延出するよう形成され、該本体部を伝って流下する水を受ける受片と、
前記受片における製氷水タンクの上方に位置する部位に貫通形成され、該受片から該製氷水タンクへ水を排出する排出部とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、製氷板を支持する支持部材から水を製氷水タンクに適切に回収し得る。
請求項2に係る発明では、前記受片には、縁部上面に堰部が立設されていることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、堰部により支持部材の受片の縁部からの水の流出を防止できる。
請求項3に係る発明では、前記受片の下面には、前記排出部を囲んで下方に延出する阻流片が設けられることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、阻流片によって水が排出部から受片の下面を伝って移動するのを防止でき、排出部から製氷水タンクへ水を適切に案内し得る。
本発明に係る流下式製氷機の製氷ユニットによれば、製氷板を支持する支持部材から製氷水タンクに水を回収し得る。
本発明の好適な実施例に係る製氷ユニットを示す概略正面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB−B線断面図である。 実施例の製氷ユニットを散水装置および製氷水タンクを外した状態で示す斜視図である。 実施例の製氷ユニットにおいて、一方の側部を拡大して示す斜視図である。 実施例の製氷ユニットにおいて、他方の側部を拡大して示す斜視図である。 一般的な流下式製氷機を示す側断面図である。 従来の製氷ユニットの側部を示す斜視図である。
次に、本発明に係る流下式製氷機の製氷ユニットにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図7に示した流下式製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。また、製氷板の表面とは、氷塊を生成する側をいい、裏面とは製氷板を冷却する蒸発管が配設される側をいう。更に製氷ユニットでは、説明の便宜上、立てた姿勢の製氷板の板面に沿う横方向を左右方向といい、この左右方向に交差する横方向を前後方向という。
流下式製氷機10には、氷塊Mを生成する製氷ユニット16が断熱箱体12の内部に画成された貯氷室14の上方に配設され、製氷ユニット16から放出された氷塊Mが貯氷室14で貯蔵されるようになっている。図1または図4に示すように、製氷ユニット16は、略垂直な姿勢で前後方向に間隔をあけて対向配置した一対の製氷板18,18と、両製氷板18,18の対向面間に配設した蒸発管24と、両製氷板18,18の下方に設けられ、製氷水を貯留すると共に両製氷板18,18から流下する製氷水を回収する製氷水タンク26とを備えている。また製氷ユニット16には、両製氷板18,18の上方に配置して、製氷水および除氷水を両製氷板18,18に供給する散水装置30が設けられている。更に製氷ユニット16は、両製氷板18,18の左右方向の側部が支持部材50で夫々支持されて、両支持部材50,50を貯氷室14と機械室との間を区画する隔壁15に対してネジ等の締結部材で取り付けることで、製氷ユニット16が貯氷室14の上方に設置される。更にまた、両支持部材50,50の下部には、製氷水タンク26が取り付けられる(図2参照)。両支持部材50,50は、製氷板18の表面側に位置して該製氷板18の下部を覆うセパレータ23も支持している(図4参照)。
前記製氷板18は、該製氷板18の左右方向に間隔をあけて設けられ、上下方向に延在する複数の突条部20と、隣り合う突条部20,20の間に画成される製氷部22とから構成される(図4参照)。すなわち製氷板18は、平面視において山形の突条部20と平坦な製氷部22とが連なるジグザグ状に形成される。各突条部20は、他方の製氷板18から離間する側に突出するように形成され、製氷板18の表面側が凸となっている。なお、製氷板18の両側部には、突条部20が夫々配置される。ここで、一対の製氷板18,18は、同一の構成であって、蒸発管24を挟んで対称な関係で設置されている。製氷部22は、製氷板18の表面側が氷塊Mが生成される製氷面22aとなり、上下方向に延在する製氷面22aにおいて、複数の氷塊Mが上下方向に離間して生成されるように設定されている。
前記蒸発管24は、反復する蛇行状に形成されており、図1に示すように、直線部24aを横方向に延在すると共に曲部24bを製氷板18の側部に位置させた状態で、両製氷板18,18の対向面間に設置される。また、蒸発管24において、製氷板18の上下方向に離間して延在する直線部24aは、各製氷板18における製氷部22の裏面に当接し、この直線部24aの当接部位に対応する製氷部22の製氷面22aが、氷塊Mが生成される製氷位置となる。蒸発管24は、図示しない冷凍装置の一部を構成し、製氷運転に際して、蒸発管24に流通する冷媒との熱交換により、各製氷板18の製氷部22を強制冷却するようになっている。また蒸発管24には、除氷運転に際してホットガスが流通し、各製氷板18の製氷部22を加温するようになっている。
前記製氷水タンク26は、上部が開口する箱状に形成されている(図2参照)。製氷水タンク26の上部開口は、両製氷板18,18における製氷部22および突条部20の直下に配置され、両製氷板18,18から流下する未氷結の製氷水および除氷水散水器40から供給された除氷水を受容して、製氷運転で使用する製氷水として貯留するようになっている。また、製氷水タンク26の上部には、除氷運転に際して両製氷板18,18から離脱した氷塊Mを貯氷室14に案内する氷案内部材28が装着されている。氷案内部材28は、両製氷板18,18の対向方向の断面が山形に形成され(図2参照)、この山形の頂部が、両製氷板18,18の裏面間の中間位置に臨むように配置され、対応の製氷板18の下方に位置する傾斜面で氷塊Mを夫々案内するようになっている。氷案内部材28の各傾斜面には、スリット(図示せず)が開設されており、未氷結の製氷水および除氷水と氷塊Mとが氷案内部材28で分離されて、製氷水等だけが製氷水タンク26に回収される。
前記散水装置30は、両製氷板18,18の上部に設置されて、製氷水を製氷板18に向けて散水する製氷水散水器32と、製氷水散水器32の下方に位置して一対の製氷板18,18の間に設置され、除氷水を製氷板18の裏面に供給する除氷水散水器40とを備えている(図1〜図3参照)。製氷水散水器32は、製氷板18の左右方向全体に亘って延在する長尺な中空筒状(実施例では断面角形)の部材であって、一側部に製氷水パイプ34が接続されると共に下面に複数の散水孔32aが開設されている。実施例の製氷水散水器32では、前後方向に対向配置した製氷板18,18の夫々に対応して散水孔32aが2列に並べて設けられ、各列の散水孔32aは、各製氷部22の上方に位置するように左右方向に離間して配置されている。そして、製氷水散水器32は、製氷運転時に製氷水タンク26から製氷水ポンプ36によって圧送される製氷水を受けて、各散水孔32aから製氷面22aに散布するようになっている。
前記除氷水散水器40は、製氷水散水器32の下方に位置して製氷板18の上部裏面側に配置されている(図3参照)。除氷水散水器40は、長尺な中空筒状体を本体とし、製氷板18の横方向に亘って延在するように、一対の製氷板18,18の間に設置されている。
また、除氷水散水器40には、両製氷板18,18の裏面側に臨む下面に左右方向に離間して供給孔40aが複数設けられている。 除氷水散水器40の一側部には、水道等の外部水道源に給水弁WVを介して接続する除氷水パイプ42が接続され、給水弁WVの開閉により除氷水散水器40の長手方向に離間配置された供給孔40aから除氷水を製氷板18の裏面に供給または供給停止し得るようになっている。
前記除氷水散水器40は、下側の部位を一対の製氷板18,18の間に嵌め合わせて、両製氷板18の上部に組み付けられる(図3参照)。また除氷水散水器40の上側の部位は、製氷水散水器32の下面に当該部位に合わせて凹設された溝部32bにはまり、除氷水散水器40に載置される製氷水散水器32を位置決めできるようになっている。
前記支持部材50は、合成樹脂の成型品であって、左右の支持部材50,50の基本的な構成は同じである。なお、左右の支持部材50,50を区別する場合は、図1の左側に位置する支持部材について、名称の前に第1を付して符号にAを付加し、図1の右側に位置する支持部材について、名称の前に第2を付して符号にBを付加する。
図4〜図6に示すように、前記支持部材50は、両製氷板18の側部を覆う本体部52を基本として、この本体部52の下部に設けられた受片54と、本体部52における前後の縁部に夫々設けられた対向する側片56,56とが一体的に形成されている。本体部52は、板状の部分であって、立てた姿勢で両製氷板18,18の側部に対面し、長手が上下方向に延在すると共に短手が前後方向に延在するように設置される。また、本体部52は、両製氷板18,18の対向する突条部20,20の突出端間の間隔より前後方向の幅が大きく形成されると共に、上下寸法が製氷板18の上下寸法と同一(実施例)または大きく形成されている。そして、実施例の支持部材50は、本体部52の上部が製氷板18の上端に揃うと共に、本体部52の下端が製氷板18の下端に揃う位置関係で、本体部52を両製氷板18,18の側部にネジやリベット等の締結部材により固定することで取り付けられる。なお、支持部材50において、本体部52の製氷板18側を内とし、該本体部52を挟んで製氷板18と反対側を外という。
前記本体部52には、両製氷板18,18の側部から突出する蒸発管24に対応する部位に、蒸発管24を受け入れ可能な挿通開口52aが開設されている(図2参照)。支持部材50は、蒸発管24の管径に応じて形成された挿通開口52aに蒸発管24を挿通して両製氷板18,18の側部に取り付けられ、蒸発管24の導入出部や曲部24bが本体部52の外側に突出するようになっている(図4参照)。また、支持部材50には、本体部52の外面から外方に突出形成されたリブ58,60が複数設けられて、補強が図られている。実施例の支持部材50は、前後方向に離間する両側片56,56の間に亘って前後方向に延在する横リブ58と、上下方向に延在する縦リブ60とを備えている(図6参照)。各リブ58,60は、本体部52からの突出寸法が受片54および側片56より小さくなるよう形成されている。横リブ58は、少なくとも上面が本体部52から外方へ離間するにつれて下方傾斜するよう形成されており(図1参照)、横リブ58の上面で受けた水を該上面の傾斜に沿って横リブ58の突出端に案内し得るようになっている。そして、横リブ58の突出端から流下した水は、該横リブ58の下方に位置する受片54で受け止められる。なお、横リブ58は、該横リブ58全体を傾斜形成することで上面を傾斜させても(実施例)、横リブ58の上面のみを傾斜するよう形成してもよい。
実施例の受片54は、本体部52の下端に位置して、外方(製氷板18と反対側)に延出するように形成されている(図1参照)。また受片54は、前後方向に離間する両側片56,56間の全体に亘って設けられている。ここで、受片54の突出端は、本体部52の外側に突出する蒸発管24の曲部24bやリブ58,60等より外方に位置するよう形成され、本体部52に沿って流下する水だけでなく、曲部24bやリブ58,60等から滴下する水を受容可能となっている。受片54は、上面または全体が水平(実施例)または本体部52から離間するにつれて僅かに上方傾斜するよう形成されている。また図5に示す第1支持部材50Aの如く、受片54の上面外周縁に上方に突出する堰部55を設け、この堰部55によって受片54の外周縁からの水の流下を防止してもよい。支持部材50は、側片56の下端に下方に突出形成された取付片56aで製氷水タンク26の側面を支持しており、製氷水タンク26における側部の上部開口が受片54の下方に位置するようになっている。
前記受片54には、製氷水タンク26の上方に位置する部位に、該受片54で受けた水を製氷水タンク26へ排出する排出部62が設けられている(図1参照)。排出部62は、受片54における前後方向の中央部に位置して、受片54における本体部52との接続端側に上下に貫通形成された孔から構成されている。受片54の下面には、排出部62を囲んで下方に延出する阻流片64が設けられ、排出部62から流下した水が受片54の下面を伝って移動することを阻み、製氷水タンク26の上部開口から外れて位置している受片54の外周縁から水が流下することを防止している。阻流片64は、排出部62の開口縁に沿って形成され、実施例では、排出部62における外側の縁部および前後方向の縁部に設けられている。すなわち、実施例の阻流片64は、内側が開放する平面視コ字状に形成され、排出部62から流下する水が阻流片64によって製氷水タンク26に流下するよう案内される。なお、排出部62の内側は、製氷水タンク26の内側になるので、阻流片64を設けても設けなくてもよい。
前記支持部材50には、除氷水散水器40を保持する保持凹部66が、本体部52の上部に設けられている。保持凹部66は、本体部52の上端を除氷水散水器40に合わせた寸法で凹状に切り欠くように形成され、両製氷板18,18の間に嵌め込んだ除氷水散水器40の下面を支持すると共に前後方向に位置決めするようになっている。また、支持部材50には、製氷水散水器32を保持する保持部68,70が本体部52の上部に設けられている。
図5に示すように、前記製氷水散水器32の閉塞端側に位置する第1支持部材50Aに設けられる第1保持部68は、製氷水散水器32の前後方向の幅に合わせて前後に離間するよう上方に突出形成された一対の壁片68a,68aと、前後の壁片68a,68aの上端間に架設された上片68bとから門型に構成されている。製氷ユニット16では、製氷水散水器32の閉塞端を第1保持部68に挿入すると共に、製氷水散水器32の閉塞端を本体部52の上端に載置することで、製氷水散水器32の閉塞端が第1保持部68の上片68bと本体部52との間で上下方向の位置決めがされる。また製氷水散水器32の閉塞端は、前後の壁片68a,68aの間で前後方向の位置決めがされる。
図6に示すように、製氷水パイプ34が接続される製氷水散水器32の接続端側に位置する第2支持部材50Bに設けられる第2保持部70は、本体部52の上端に製氷水散水器32の前後方向の幅に合わせて前後に離間するよう突出形成された一対の突片70a,70aと、各突片70aに向かい合う相手方の突片70aに向けて突出するよう形成された係止片70bと、各突片70aに係止片70bの上側に位置して、相手方の突片70aに向けて突出するよう形成された爪片70cとから構成されている。製氷ユニット16では、製氷水散水器32を第2保持部70の両突片70a,70aの間に挿入すると共に製氷水散水器32を本体部52の上端に載置することで、各係止片70bに対応して製氷水散水器32の前後の側壁に凹設された係止溝33に係止片70bが嵌合して、製氷水散水器32が左右方向に位置決めされる。そして、製氷水散水器32の接続端側は、両爪片70c,70cが製氷水散水器32の上面に当接して、本体部52と両爪片70c,70cとの間に保持されて上下方向に位置決めされる。
前記支持部材50の内面には、製氷板18の側部を構成する突条部20に沿って延在する段部72が設けられている(図3参照)。すなわち、支持部材50には、両製氷板18,18の各突条部20に対応して上下方向に延在する段部72が2条設けられる。2条の段部72,72の離間間隔は、両製氷板18,18の対向する突条部20,20の突出端間の幅と同一または僅かに大きく設定されており、2条の段部72,72間に挟んだ両製氷板18,18を前後方向に位置決めするようになっている。段部72は、支持部材50の内面に内方に向けて突出形成されており、突条部20の突出端の突出方向前側を覆うようになっている。これにより、突条部20を伝って流下する水が段部72に阻まれて突出方向前側に流出することを防止でき、段部72に阻まれた水は段部72に沿って流下して下方に位置する製氷水タンク26に回収される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る流下式製氷機の製氷ユニット16の作用について説明する。製氷ユニット16では、製氷運転において製氷水散水器32から散水された製氷水や除氷運転において除氷水散水器40から散水された除氷水が、支持部材50の挿通開口52a等を介して支持部材50の外側に流出することがある。また、支持部材50の本体部52やリブ58,60あるいは支持部材50の外側に突出する蒸発管24には、結露が生じることもある。製氷水、除氷水または結露水等の水は、本体部52や側片56に沿って流下したり、直接下方に滴下するが、蒸発管24や本体部52等の下方に延在する受片54で水が受け止められるので、製氷ユニット16の外側に流出しない。また受片54に受け止められた水は、受片54に設けられた排出部62から下方に位置する製氷水タンク26に流下して、製氷水タンク26に回収される。更に支持部材50には、本体部52に沿う水の流下経路を邪魔するように横リブ58が補強のために設けられているが、横リブ58の上面が本体部52から外方に離間するにつれて下方傾斜するよう形成されているので、横リブ58に到来した水は上面の傾斜に案内されて下方に滴下する。すなわち、水が横リブ58で滞留することを防止できる。ここで横リブ58は、受片54より本体部52からの寸法が短く形成されているので、横リブ58から滴下した水を受片54で回収し得る。
このように、実施例の製氷ユニット16によれば、支持部材50の外側に流出した水を貯氷室14に流出させることなく製氷水タンク26に回収できるので、外部への製氷水の流出による製氷水不足に起因する製氷面22aでの氷塊Mの成長不良を防止できる。また、製氷水タンク26に回収されずに外部に流出する製氷水を抑えることができるので、製氷ユニット16の下方に位置する貯氷室14に貯蔵された氷塊Mや、電気部品や可動部品等の他の部材に製氷水が滴下することを抑制できる。すなわち、製氷水を原因として、貯氷室14の氷塊Mが融解したり、氷塊同士が接合してブロッキングしたりすることは少なく、氷塊Mの商品価値を損なうことを回避し得る。また、製氷水が付着したり、製氷水が氷結することを予定しない他の部材の故障や損傷を抑制できるので、これらの部材の寿命を向上し得る。また、製氷運転において規定の大きさの氷塊Mを製造し得るので、製氷サイクルが増加することを抑制でき、消費電力の増加を回避できると共に、各製氷サイクルにおいて所要量の氷塊Mを製造し得るので、規定通りの製氷能力を発揮できる。
(変更例)
本発明は、前述の実施例の構成に限定されず、以下の如く変更することも可能である。
(1)実施例では、一対の製氷板を蒸発管を挟んで対向配置した構成で説明したが、例えば1枚の製氷板の裏面に蒸発管を蛇行配置したものであってもよい。
18 製氷板,22a 製氷面,24 蒸発管,26 製氷水タンク,
50 支持部材,52 本体部,52a 挿通開口,54 受片,55 堰部,
62 排出部,64 阻流片

Claims (3)

  1. 立てた姿勢で設置され、製氷運転において製氷水が供給される製氷面(22a)を有する製氷板(18)と、前記製氷板(18)における製氷面(22a)と反対の裏面側に配設され、製氷板(18)を冷却または加温する蒸発管(24)と、前記製氷板(18)の下方に配設され、該製氷板(18)から流下する製氷水を回収する製氷水タンク(26)と、前記製氷板(18)の側部を支持する支持部材(50)とを備えた流下式製氷機の製氷ユニットにおいて、
    前記支持部材(50)は、
    前記製氷板(18)の側部に沿って上下に延在し、前記蒸発管(24)の挿通を許容する挿通開口(52a)が開設された本体部(52)と、
    前記本体部(52)の下部に前記製氷板(18)と反対側に向けて延出するよう形成され、該本体部(52)を伝って流下する水を受ける受片(54)と、
    前記受片(54)における製氷水タンク(26)の上方に位置する部位に貫通形成され、該受片(54)から該製氷水タンク(26)へ水を排出する排出部(62)とを備えた
    ことを特徴とする流下式製氷機の製氷ユニット。
  2. 前記受片(54)には、縁部上面に堰部(55)が立設されている請求項1記載の流下式製氷機の製氷ユニット。
  3. 前記受片(54)の下面には、前記排出部(62)を囲んで下方に延出する阻流片(64)が設けられる請求項1または2記載の流下式製氷機の製氷ユニット。
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