JP2596320Y2 - 製氷機 - Google Patents

製氷機

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JP2596320Y2 JP1993036345U JP3634593U JP2596320Y2 JP 2596320 Y2 JP2596320 Y2 JP 2596320Y2 JP 1993036345 U JP1993036345 U JP 1993036345U JP 3634593 U JP3634593 U JP 3634593U JP 2596320 Y2 JP2596320 Y2 JP 2596320Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/12Producing ice by freezing water on cooled surfaces, e.g. to form slabs

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は製氷板にて製氷された氷
を貯氷室に案内する氷案内板を有する製氷機に関し、特
に、製氷板に対して氷案内板を貯氷室に向かって傾斜し
た状態で直接取り付けることにより、製氷板と氷案内板
との間に氷の落下に必要な一定の距離を確保可能とし、
製氷板から落下した氷をスムースに貯氷室内に案内する
製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の製氷機においては、冷却
装置が始動すると冷媒が製氷板内部を循環して製氷板は
冷却される。冷却された製氷板には、製氷用水タンク内
の製氷用水が製氷用水供給ポンプにより供給される。供
給された製氷用水は、製氷板上に散布され、散布された
製氷用水は、徐々に氷結し氷が生成する。この製氷サイ
クルが終了すると製氷板上に製造された氷は、製氷板内
部を流れる除氷用水により製氷板から離脱し、離脱した
氷は、氷案内板により貯氷室へ誘導案内される。ここ
で、従来の製氷機において使用されている氷案内板につ
いて図5、図6を参照して説明する。図5は、従来の製
氷機における製氷用水タンクと氷案内板との取付状態を
模式的に示す断面図、図6は、従来の製氷機における製
氷用水タンクと氷案内板との取付状態を模式的に示す分
解斜視図である。
【0003】これらの図において、製氷用水タンク20
の両側壁には貯氷室24に向かって傾斜した取付部21
A(図には一方のみを示す)が設けられ、また、製氷
用水タンク20の背壁に渡って取付部21B(図
照)が設けられている。そして、氷案内板23は、各取
付部21A、21Bを介して製氷用水タンク20の開口
部を閉塞するように、貯氷室24に向かって傾斜した状
態で製氷用水タンク20に取り付けられている。また、
製氷板22は図示しない保持板を介して氷案内板23の
上方に配設されている。
【0004】従って、製氷板22から離脱した氷Iは、
自らの重量によって氷案内板23上を滑って貯氷室24
に入る。ここで、製氷板22から氷Iが離脱した後に、
氷Iが氷案内板23に当り製氷機内部に飛び散ることを
防止するため、氷案内板23が設置されている製氷用水
タンク20の両側壁面を上方へ延設して鍔25が形成さ
れている。
【0005】また、製氷板下端22Aから氷案内板23
までの最近接距離Dは、氷Iの離脱に必要な最適距離を
確保できるように設定されている。これは最近接距離D
が、例えば、短かい場合には、製氷板22から次々離脱
する氷Iが、氷案内板23と製氷板下端22Aに同時に
接触し氷Iの離脱が円滑に進行されず、あるいは、製氷
板22と氷案内板23の間に氷が詰まることにより製氷
機の製氷能力は低下し、製氷機が稼働不能に陥るからで
ある。また、最近接距離Dが、長すぎる場合には、製氷
機内に不用な空間を存在させ、省スペース、小型化の要
請に反することになるからである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の製氷機においては、氷案内板23とは別に製氷用水
タンク20の両側壁に鍔25を設け、各鍔25の近傍位
置に設けた取付部21Aと製氷用水タンク20の背壁に
設けられた取付部21Bとにより氷案内板23を製氷用
水タンク20に取り付けるように構成されていることか
ら、製氷板22から離脱した氷をスムースに貯氷室24
内に誘導案内させるためには製氷用水タンク20と氷案
内板23との間に厳格な寸法精度が要求される。このよ
うに、氷案内板23と製氷用水タンク20とを精度良く
形成することは一般に困難なものであり、また、高コス
ト化を招来するという問題がある。一方、氷案内板23
と製氷用水タンク20との間で、それぞれの精度が保持
されていない場合には、氷案内板23の両端部と各鍔2
5との間に隙間が生じる場合も考えられ、かかる場合に
は製氷板22から離脱した氷が隙間に入り込み、この結
果、氷がスムースに氷案内板23から貯氷室24に誘導
案内されないという問題も生じる。
【0007】また、製氷能力を一定に保つためには、製
氷板から氷の離脱を円滑に行う必要がある。従って、製
氷板下端22Aと氷案内板23の最近接距離Dを常に氷
落下必要距離に維持する必要があるが、氷案内板23
は、製氷用水タンク20の開口部に沿って配置され、ま
た、製氷板22は、保持板により製氷機本体に保持され
ているので、氷落下必要距離の最適化を図るためには、
製氷用水タンク20、氷案内板23、製氷板22、保持
板等の各部品の取付位置を正確に決定すると共に取り付
けを的確に行うことが要求される。
【0008】しかしながら、これらは、各々別工程で独
立して取り付けられるため、相互の取付誤差を考慮する
ことは事実上不可能であり、製氷板22と氷案内板23
の取付位置関係を正確に決定して、両者間に常に最適な
氷落下必要距離を確保することは困難なことである。従
って、かかる場合には、氷落下必要距離を確保できず製
氷能力が低下するので製品として出荷できないという問
題があった。
【0009】本考案は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、氷案内板の両側に三角形状の一
対の鍔部を設けるとともに、各鍔部の上端縁と平行に長
孔状の係止孔を形成し、製氷板の取付部材に設けられた
係止部を各係止孔に挿嵌することにより、簡単な取付作
業をもって氷案内板を貯氷室に向かって傾斜した状態で
取付部材に直接取り付けることが可能であり、また、
案内板と他の部材との厳格な精度を必要とすることなく
簡単な構成をもって製氷板と氷案内板との間に氷の落下
に必要な一定の距離を確保可能とし製氷板から落下し
た氷をスムースに貯氷室内に案内することができる製氷
機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の製氷機は、製氷機本体と、製氷機本体内に配
設された冷却装置と、冷却装置により冷却されて氷を製
氷する製氷板と、製氷板を製氷機本体内に取り付る取付
部材と、製氷板の下方に配置され製氷された氷を貯氷す
る貯氷室と、製氷板により製氷された氷を貯氷室に案内
する氷案内板とを有する製氷機において、前記取付部材
の両側下部に設けられた一対の係止部と、前記各係止部
に対応して前記氷案内板の両側に設けられ、三角形状を
有する一対の鍔部と、前記三角形状の各鍔部における上
端縁と平行に形成され、前記各係止部を挿嵌する長孔状
の係止孔とを備え、前記氷案内板は前記各鍔部に形成
された係止孔内に各係止部を挿嵌することより、前記貯
氷室に向かって傾斜した状態で配設された構成を備え
る。
【0011】また、前記氷案内板には、前記係止孔より
も下方にて平板部が設けられており、前記製氷板の下端
部と平板部とは、各係止部が挿嵌される係止孔と平板部
との距離に対応して一定の距離だけ離間して配設された
構成を備える。
【0012】
【作用】前記構成を有する本考案では、取付部材により
製氷機本体内に取り付けられた製氷板が冷却装置により
冷却されると、製氷板上で氷の製氷が行なわれる。この
ように製氷された氷は、氷案内板を介して貯氷室に案内
されて貯氷される。このとき、氷案内板は、取付部材の
両側下部に設けられた一対の係止部を、氷案内板の両側
で各係止部に対応して設けられた三角形状の各鍔部にお
ける上端縁と平行に形成された長孔状の係止孔に挿嵌す
ることにより、貯氷室に向かって傾斜した状態で配設さ
れており、また、前記氷案内板には、前記係止孔よりも
下方にて平板部が設けられており、前記製氷板の下端部
と平板部とは、各係止部が挿嵌される係止孔と平板部と
の距離に対応して一定の距離だけ離間して配設される。
この結果、製氷板と氷案内板との間には氷の落下に必要
な一定の距離が常に確保されることとなる。これによ
り、これにより、製氷板の取付部材に設けられた係止部
を長孔状の各係止孔に挿嵌するだけの簡単な取付作業を
もって氷案内板を貯氷室に向かって傾斜した状態で取付
部材に直接取り付けることが可能となり、また、氷案内
板と他の部材との厳格な精度を必要とすることなく簡単
な構成をもって製氷板と氷案内板との間に氷の落下に必
要な一定の距離を確保可能とし、製氷板から落下した氷
がスムースに貯氷室内に案内され得る。
【0013】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例に基づい
て図1、図2、図3、及び図4を参照しつつ詳細に説明
する。ここに、図1は製氷機を背面から見て示す模式断
面図、図2は製氷機を側面から見て示す模式断面図、図
3は製氷板と保持板の正面図、図4は製氷板を保持する
保持板と氷案内板との取付関係を模式的に示す説明図で
ある。これらの図において、製氷機本体M内には圧縮機
等を含む冷却ユニットUが配設されており(図1中、右
上部に配設されている)、また、この冷却ユニットUに
隣接して2つの製氷板1(図1、図2参照)が配置され
ている。
【0014】ここに、各製氷板1は、図3、図4に示す
ように、ステンレス等の熱伝導性の低い一対の金属板か
らなり、各金属板の表面には氷を製氷するための溝1A
が垂直方向に多数形成されている。また、各金属板の裏
面間には一定の間隙が設けられており、この間隙には冷
却ユニットUにて冷却された冷媒が循環する冷却パイプ
CPが内設されている。これより、各製氷板1は、製氷
時において冷却パイプCP内を循環される冷媒を介して
冷却され、後述する製氷用水供給ポンプPにより各金属
板の表面に供給される製氷用水を溝1A内で氷結させて
氷を製氷するものである。
【0015】また、前記のように構成された2つの各製
氷板1は、図3、図4に示すように、垂直に延設された
2つの保持板3により保持されており、かかる保持板3
はその上端部に配設された4つの取付部5(保持板3の
四隅から上方に延設されている)を介してネジ等により
製氷機本体Mの内上壁に取り付けられている(図1参
照)。更に、保持板3の両下端には2つの係止部6、7
が形設されている。一方の係止部6は保持板3の下端
(図3中左端)から水平方向に延設された第1水平部6
Aと、保持板3の下端から下方に垂下された垂下部6B
と、垂下部6Bの下端から水平方向に延設された第2水
平部6Cとからなり、他方の係止部7は保持板3の下端
(図3中右端)から下方に垂下された垂下部7Aと、垂
下部7Aの下端から斜め上方に延設された斜設部7Bか
らなる。
【0016】更に、保持板3の下方において氷案内板8
が配置されている(図1参照)。ここで、氷案内板8に
ついて図4に基づき説明する。氷案内板8は、製氷用水
等を下方の製氷用水タンク10(図2参照)内に回収す
べくスリット9が形成された平板部8Aと、平板部8A
の両端から上方に向かって垂直に延設された2つの鍔部
8Bとを一体に有する。各鍔部8Bは三角形状に形成さ
れており、各鍔部8Bにはその上端縁と平行に長孔8C
が穿設されている。これらの各長孔8Cには、前記保持
板3に設けられた各係止部6、7における第2水平部6
C、斜設部7B(図3参照)が係止される。かかる係止
時において、各鍔部8Bが三角形状に形成されるととも
に、長孔8Cが各鍔部8Bの上端縁と平行に穿設されて
いることから、氷案内板8の平板部8Aは保持板3に対
して所定角度傾斜された状態に保持される。ここに、氷
案内板8を保持板3に取り付けるには、先ず、係止部6
の第2水平部6C(図3参照)を一方の鍔部8Bの長孔
8Cに挿嵌し、更に、垂下部6B(図3参照)に当たる
まで挿嵌する。この後、係止部7の斜設部7Bを他方の
鍔部8Bにおける長孔8C内に挿嵌し、氷案内板8のバ
ランスが良好な位置に配置する。これにより、氷案内板
8は保持板3に対してバランス良く取り付けられるもの
である。
【0017】また、保持板3に保持された各製氷板1の
下端部と氷案内板8の平板部8Aとの間における距離H
(図1参照)は、各係止部6、7の垂下部6B、7A
(図3参照)の高さ(幅)と各長孔8Cから平板部8A
までの高さとによって決定され、これより各製氷板1の
下端部と氷案内板8の平板部8Aとの間には、他の構成
部品に左右されることなく常に一定の距離Hが確保され
るものである。ここに、距離Hは、各製氷板1にて製氷
された氷が各製氷板1から離脱するに際して最適な距離
に設定されており、従って、各製氷板1からの氷の離脱
は停滞することなくスムースに行なわれる。
【0018】前記氷案内板8の下方には、図2に示すよ
うに、製氷用水タンク10が配設されており、かかる製
氷用水タンク10には製氷用水が貯留されている。そし
て、製氷用水タンク10内に貯留された製氷用水は、製
氷用水供給ポンプP、パイプ11等を介して各製氷板1
に供給される。また、製氷用水タンク10の下方には、
貯氷室12が設けられており、前記氷案内板8はかかる
貯氷室12に向かって所定角度傾斜した状態で配設され
ている(図1参照)。これにより、各製氷板1にて製氷
された氷は、各製氷板1から離脱した後、氷案内板8の
平板部8A上を案内されて貯氷室12に落下し、貯氷さ
れる。
【0019】尚、冷却ユニットUの構成、製氷用水供給
ポンプPからパイプ11等を介して各製氷板1に製氷用
水や除氷用水を供給する構成等については、公知のもの
であるので、ここではその詳細な説明を省略する。続い
て、前記のように構成された製氷機の動作について説明
する。先ず、電源を投入すると冷却ユニットUが起動し
各製氷板1の冷却、及び製氷機本体M内の冷却を開始す
る。各製氷板1は、その内側に設けられた冷却パイプC
P中を冷却ユニットUから送り出される冷媒が循環する
ことにより冷却される。また、製氷機本体M内は、各製
氷板1が冷却されることにより生じる冷気が庫内を対流
することにより冷却される。
【0020】製氷用水供給ポンプPは、製氷用水タンク
12に貯えられている製氷用水を吸い上げ、パイプ11
等を通じて、各製氷板1の上部から製氷用水を供給す
る。各製氷板1上部に供給された製氷用水は、各製氷板
1上で氷結し、氷結した製氷用水の上に更に製氷用水が
氷結することにより、氷Cが生成して製氷サイクルが終
了する。
【0021】このようにして製氷サイクルが終了する
と、各製氷板1の内側に外部水道を通じて供給される除
氷用水が供給される。このとき、外部水道水の温度は0
度以上であるから各製氷板1は、内側より暖められ、各
製氷板1上の氷は離脱を開始する。尚、各製氷板1の内
側に供給される除氷用水、及び、氷の離脱に際して生ず
る戻り水は、氷案内板8に設けられたスリット9から製
氷用水タンク10に落下し、再度、製氷用水として使用
される。以上により除氷サイクルは終了する。
【0022】各製氷板1から離脱した氷は、氷案内板8
の平板部8A上に落下する。このとき、各製氷板1の下
端部と平板部8Aとが最も近接する位置には、各係止部
6、7における垂下部6B、7Aと各鍔部8Bにおける
長孔8Cとを介して、氷の落下に際して最適な距離Hが
常時確保されているので、各製氷板1から氷が落下する
に際して停滞することなくスムースに連続して平板部8
A上に落下され得る。このように各製氷板1から氷案内
板8の平板部8A上に落下した氷は、平板部8Aにより
斜め下方に向かって案内され、貯氷室12に落下して貯
氷される。このように氷が氷案内板8上で案内されてい
る間において、氷は、氷案内板8の両端における各鍔部
8Bを介して案内板8の長手方向への移動が規制され、
これより落下時に氷の跳動が生じた場合においても氷が
氷案内板8の外方に飛び出してしまうことが確実に防止
され得る。
【0023】以上詳細に説明した通り本実施例に係る製
氷機では、各製氷板1を保持する保持板3の両側に設け
られた各係止部6、7と氷案内板8の両側に設けられた
三角形状の各鍔部8Bの長孔8Cを介して、氷案内板8
を保持板3に直接取り付けるようにしたので、各係止部
6、7を長孔8C内に挿嵌するという極めて簡単な取付
作業をもって氷案内板8を貯氷室12に向かって傾斜し
た状態で保持板3に直接取り付けることができ、また、
各製氷板1の下端部と平板部8Aとの間で氷の落下に必
要とされる最適な距離Hを常に確保することができ、こ
れより各製氷板1から離脱した氷を停滞させることなく
連続してスムースに氷案内板8上に導くことができるも
のである。このように、距離Hは、製氷機本体M内にお
ける各種の構成部品の取付精度等に影響されることな
く、保持板3と氷案内板8との間で設定することができ
るので、極めて簡単な構成により氷の落下に必要な距離
Hを確保することができ、これより距離Hがばらつくこ
とによる製品不良率を格段に低下させることができるも
のである。
【0024】また、距離Hの検査を保持板3と氷案内板
8の取付工程において行うことが可能となり、これよ
り、距離Hの調整を各製氷板1と氷案内板8との間の距
離を計測することにより保持板3と氷案内板8の組立工
程において、その場で調整等の対策を施すことが可能と
なった。従って、本実施例に係る製氷機においては、各
製氷板1から氷が確実に離脱し、氷案内板8上を円滑に
滑っていくので、製氷能力の安定した製氷機を供給する
ことが可能となり製氷機の生産性の向上に寄与すること
となる。
【0025】更に、本実施例に係る製氷機では、鍔部8
Bを氷案内板8に直接設けたので、従来の製氷機とは異
なり、製氷用水タンク10の形状を氷案内板8の形状に
合わせる必要がなくなり、従って、製氷用水タンク10
の形状、寸法等とは無関係に製氷機内の余剰スペースに
合わせて製氷用水タンク10の形状を成型することによ
り製氷機の製氷能力に応じた製氷用水タンク10の容量
を確保することが可能となった。同様に、製氷用水タン
ク10を氷案内板8の取付位置に無関係に設置できるの
で、製氷用水タンク10上方の空間を大きく確保して他
の構成部品を配置することも可能となった。このよう
に、製氷機を設計する上で従来、相互に分けて設置する
ことのできなかった氷案内板8と製氷用水タンク10の
相関関係を打ち崩すことにより省スペース化、小型化等
需要者のニーズに合致した商品開発の余地を拡大するこ
とが可能となる。
【0026】以上、実施例について本考案を説明した
が、本考案は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形改良が
可能であることは容易に推察できるものである。例え
ば、本実施例では、保持板3と氷案内板8とを保持板3
下端の係止部6、7を氷案内板8の鍔部8Bに設けた長
孔8Cに差し込むことにより取り付けているが、保持板
3に長孔部を設け氷案内板8の鍔部8Bに係止部を設け
てもよい。
【0027】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案の製氷機では、氷案内板の両側に三角形状の一対の
鍔部を設けるとともに、各鍔部の上端縁と平行に長孔状
の係止孔を形成し、製氷板の取付部材に設けられた係止
部を各係止孔に挿嵌することにより、簡単な取付作業を
もって氷案内板を貯氷室に向かって傾斜した状態で取付
部材に直接取り付けることが可能であり、また、氷案内
板と他の部材との厳格な精度を必要とすることなく簡単
な構成をもって製氷板と氷案内板との間に氷の落下に必
要な一定の距離が確保可能となり、製氷板から落下した
氷をスムースに貯氷室内に案内することが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製氷機を背面から見て示す模式断面図であ
る。
【図2】 製氷機を側面から見て示す模式断面図であ
る。
【図3】 製氷板と保持板の正面図である。
【図4】 保持板と氷案内板との取付関係を模式的に示
す説明図である。
【図5】 従来の製氷機における製氷用水タンクと氷案
内板との取付状態を模式的に示す断面図である。
【図6】 従来の製氷機における製氷用水タンクと氷案
内板との取付状態を模式的に示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・製氷板、4・・・取付板、6・・・係止部、6
A・・・第1水平部、 6B・・・垂下部、6C・・・第2水平部、7・・・係
止部、 7A・・・垂下部、7B・・・斜設部、8・・・氷案内
板、 8A・・・平板部、 8B・・・鍔部、8C・・・長
孔、 M・・・製氷機本体、H・・・氷落下必要距離、U・・
・冷却ユニット

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷機本体と、製氷機本体内に配設され
    た冷却装置と、冷却装置により冷却された氷を製氷する
    製氷板と、製氷板を製氷機本体内に取り付る取付部材
    と、製氷板の下方に配置され製氷された氷を貯氷する貯
    氷室と、製氷板により製氷された氷を貯氷室に案内する
    氷案内板とを有する製氷機において、 前記取付部材の両側下部に設けられた一対の係止部と、 前記各係止部に対応して前記氷案内板の両側に設けら
    、三角形状を有する一対の鍔部と、 前記三角形状の各鍔部における上端縁と平行に形成さ
    れ、前記各係止部を挿嵌する長孔状の係止孔と を備え、 前記氷案内板は前記各鍔部に形成された係止孔内に各
    係止部を挿嵌することより、前記貯氷室に向かって傾斜
    した状態で配設されたことを特徴とする製氷機。
  2. 【請求項2】 前記氷案内板には、前記係止孔よりも下
    方にて平板部が設けられており、 前記製氷板の下端部と平板部とは、各係止部が挿嵌され
    る係止孔と平板部との距離に対応して 一定の距離だけ離
    間して配設されていることを特徴とする請求項1記載の
    製氷機。
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