JP4933181B2 - コネクタ付き光ファイバシートおよびその製造方法 - Google Patents

コネクタ付き光ファイバシートおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コネクタ付き光ファイバシートおよびその製法に関する。
従来より、端部にコネクタが取り付けられた光ファイバを用いて、他の光ファイバ等と接続している(コネクタ接続)。これにより、接続に要する時間を短縮でき、また、容易に脱着することができる。
複数本の光ファイバが1つのコネクタに取り付けられることがある。この場合には、特許文献1乃至5に開示されているように、複数本の溝や孔が略平行に並んで形成されたコネクタを用い、その溝や孔にそれぞれ光ファイバをセットする。
また、昨今では、光ファイバシートを用いた光通信等が行われている。光ファイバシートは、特許文献6および7に開示されているように、複数本の光ファイバがシート基材に固定されたものである。そして、シート基材から外へ延びた光ファイバの端部にコネクタを取り付ければ、他の光ファイバ等とコネクタ接続することができる。また、特許文献8には、このような光ファイバシートの製造方法が開示されている。
特開平5−134146号公報 特開平7−013033号公報 特開平7−248434号公報 特開平10−062653号公報 特開平11−052188号公報 特開平7−281052号公報 特開2003−167134号公報 特開2003−14945号公報
特許文献6および7等に開示された光ファイバシートの光ファイバの端部にコネクタを取り付けるためには、光ファイバシートから外へ延びている光ファイバの被覆材を取り除き、被覆材が取り除かれた光ファイバの端部にそれぞれコネクタを取り付ける。そのため、コネクタの取り付けには、時間および手間がかかるとともにコスト高を招来する。また、被覆材を取り除くときおよびコネクタに取り付けるときに光ファイバを折ってしまうことがあるので、コネクタの取り付け歩留まりの低下を招来する。
さらに、他の光ファイバとコネクタ接続する際に誤配線をする虞があり、コネクタ接続の作業効率の低下を招来する。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、時間、手間およびコストをかけることなく、且つ、高歩留まりで製造することができるとともに、コネクタ接続の作業効率の向上を図ることができるコネクタ付き光ファイバシートおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートは、被覆材により被覆された光ファイバを複数備え、複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートと、光ファイバシートに外嵌めされたコネクタとを備えている。
上記構成では、光ファイバシートの各光ファイバの端部にコネクタが取り付けられているのではなく、光ファイバシートにコネクタが取り付けられている。すなわち、コネクタのコネクタ貫通孔には、光ファイバだけでなくシート基材も存在している。
後述の好ましい実施形態では、光ファイバおよびシート基材は、それぞれ、相手側に接続されるコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通り、コネクタ接続端面とは反対側のコネクタ他端面から外へ延びている。
後述の別の好ましい実施形態では、光ファイバは、それぞれ、相手側に接続されるコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通り、コネクタ接続端面とは反対側のコネクタ他端面から外へ延びている一方、シート基材は、先端がコネクタ貫通孔内に存在しており、コネクタ貫通孔内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている。この場合であっても、シート基材は、コネクタ貫通孔内に存在している。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートでは、光ファイバシートは、コネクタ他端面に当接する当接部を有していることが好ましく、シート基材のシート幅は、当接部よりもシート先端ではコネクタ貫通孔の幅以下である一方、当接部ではコネクタ貫通孔の幅よりも大きいことが好ましい。
上記構成では、当接部は、コネクタを光ファイバシートに外嵌めするための位置決め部として機能する。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートでは、光ファイバシートは、コネクタ貫通孔の内壁に当接する第2の当接部を有していることが好ましい。
上記構成においても、第2の当接部は、コネクタを光ファイバシートに外嵌めするための位置決め部として機能する。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法は、複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、コネクタを光ファイバシートに外嵌めさせる工程(b)とを備え、工程(b)では、光ファイバシートの先端が相手側に接続されるコネクタ接続端面よりも突出するように、コネクタを光ファイバシートに外嵌めさせ、工程(b)の後、光ファイバシートの先端を切断する工程(c)とを備えている。
上記製法により、光ファイバシートの各光ファイバにコネクタを取り付けなくても、光ファイバシートの光ファイバにコネクタを取り付けることができる。
本発明のコネクタ付き光ファイバーシートの製造方法は、複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めする工程(b)とを備え、工程(a)では、コネクタが外嵌めする嵌合端部において、光ファイバの先端がシート基材の先端から突出して配置されている光ファイバシートを準備し、工程(b)では、光ファイバの先端が相手側に接続されるコネクタ接続端面から突出するように、且つ、シート基材の先端がコネクタ貫通孔内に配置されるように、コネクタを光ファイバシートに外嵌めさせ、工程(b)の後、光ファイバの先端を切断する工程(c)を行う。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法では、工程(a)では、コネクタ他端面に当接する当接部を有する光ファイバシートを準備し、工程(b)では、当接部がコネクタ他端面に当接するように、そのコネクタを光ファイバシートに外嵌めしてもよい。
上記製法により、コネクタを光ファイバシートに位置決めして外嵌めすることができる。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法では、工程(a)では、コネクタ貫通孔の内壁に当接する第2の当接部を有する光ファイバシートを準備し、工程(b)では、第2の当接部がコネクタ貫通孔の内壁に当接するように、コネクタを光ファイバシートに外嵌めすることが好ましい。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法では、工程(a)では、複数のプラスチック光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを準備してもよい。
本発明のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法では、工程(a)では、複数の石英ガラス光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを準備し、工程(c)の後、少なくとも光ファイバの切断面を研磨してもよい。具体的には、工程(c)において光ファイバシートの光ファイバおよびシート基材を切断した場合には、切断後、光ファイバおよびシート基材の切断面を研磨することが好ましい。一方、工程(c)において光ファイバシートの光ファイバのみを切断した場合(すなわち、工程(b)においてシート基材の先端をコネクタ貫通孔内に配置した場合)には、切断後、光ファイバの切断面を研磨することが好ましい。
本発明のコネクタ付き光ファイバーシートの製造方法は、被覆材により被覆された光ファイバを複数備え、複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、コネクタを光ファイバシートに外嵌めする工程(b)とを備えている。
本発明によれば、危険を伴うことなく光ファイバシートの光ファイバにコネクタを取り付けることができ、またコネクタ取り付け工程を高歩留まり且つ低コストで行うことができ、さらにはコネクタ接続の作業効率の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
《発明の実施形態1》
図1は、実施形態1にかかるコネクタ付き光ファイバシート1を示す上面図である。図2は、図1に示すII方向から見た側面図である。図3は、図1に示すIII−III線における断面図である。なお、図1および図2では、図を明瞭にするために4本の光ファイバ11,11,…がシート基材13に固定されている様子を示しているが、光ファイバ11の本数は特に限定されない。
本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1は、接着剤(図4(a)に図示)25を介してコネクタ20が光ファイバシート10に外嵌めされている。ここで、外嵌めとは、文字通り光ファイバシート10をコネクタ20のコネクタ挿通孔22に嵌め込んだ場合のみならず、嵌め込む以外の動作(例えば挿通動作)の結果として光ファイバシート10がコネクタ20のコネクタ挿通孔22に嵌め込まれた状態をも意味している。また、光ファイバシート10では、粘着剤(図3に図示)17を介して光ファイバ11,11,…がシート基材13に固定されており、カバー部材(図3に図示)18によりシート基材13からの光ファイバ11,11,…の脱離を防止している。以下では、先にコネクタ付き光ファイバシート1の構成部品を説明し、その後でコネクタ付き光ファイバシート1を説明する。
光ファイバシート10のシート基材13は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミド(PI)、ポリエチレン(PE)およびシリコーン樹脂などの柔軟性に優れた材質からなる基材であることが好ましいが、金属、ベークライト(熱硬化性を示すフェノール樹脂)およびガラスエポキシ(ガラス繊維(布状)にエポキシ樹脂をしみ込ませたもの)などの比較的硬い材質からなる基材であってもよく、材質には特に限定されない。その厚みは、10μm以上1mm以下であることが好ましい。
光ファイバ11,11,…は、石英ガラスからなる光ファイバであり、例えばコアとクラッドとで構成されたマルチモード光ファイバであることが好ましく、このクラッドは、被覆材により被覆されていることが好ましい。この場合、コア径は50μm以上1000μm以下であることが好ましく、クラッド径はコア径の1.25倍以上であることが好ましい。被覆材の材質は、特に限定されないが、UV樹脂、シリコーン樹脂、ナイロン(登録商標)、PIおよび合金(例えば、アルミニウムと金との合金)等からなることが好ましい。なお、図を明瞭にするため、図3では積層構造を省略している。
粘着剤17は、シート基材13の表面に塗布されており、シリコーン系の粘着剤、アクリル系の粘着剤、ゴム系の粘着剤およびエポキシ系の粘着剤など特に限定されることなく用いることができるが、耐熱性および柔軟性に優れた粘着剤(例えば、シリコーン系の粘着剤)を用いることが好ましい。
カバー部材18は、光ファイバ11,11,…を覆うように設けられたフィルム状の部材であり、PET、PI、PEおよびシリコーン樹脂などの柔軟性に優れた材質からなってもよく、金属、ベークライトおよびガラスエポキシなどの比較的硬い材質からなってもよい。
なお、光ファイバシート10の好適な構造の一例としては、各光ファイバ11のファイバ径が0.25mmであり、その本数が16本であり、シート基材13のシート厚が0.25mmである。
コネクタ20は、プラスチック(例えばエポキシ系樹脂)、セラミック(例えばジルコニア)、ガラスおよび金属などからなることが好ましく、コスト低減を図るためには嵌め込み式コネクタであることが好ましいが、挿通式コネクタであってもよく、市販のコネクタを用いることができる。ここで、嵌め込み式コネクタは、例えば上型および下型を有しており、下型に光ファイバシートをセットした後、上型を下型に嵌め込むことにより、光ファイバシートに外嵌めされるコネクタである。挿通式コネクタは、光ファイバシートをコネクタ貫通孔に挿通することにより、光ファイバシートに外嵌めされるコネクタである。
また、コネクタ20は、コネクタ接続端面21、コネクタ貫通孔22およびコネクタ他端面23を有している。コネクタ接続端面21は、このコネクタ20が他のコネクタ等と接続される部分であり、その外形は、図1に記載の形状に限定されることはなく、接続される他のコネクタ等と嵌合可能な形状であればよい。コネクタ他端面23は、コネクタ接続端面21とは反対側に位置している。コネクタ貫通孔22は、光ファイバシート10を外嵌めするための孔であり、コネクタ接続端面21からコネクタ他端面23へ向かって貫通する孔である。コネクタ貫通孔22は、セットされる光ファイバシート10の大きさに合わせて設計されることが好ましく、その大きさは、本実施形態では、幅が(ファイバ径)×(光ファイバの本数)程度であればよく、高さが(ファイバ径)+(シート基材の厚み)程度であればよい。
なお、コネクタ20に外嵌めされる部分の光ファイバシート10は、シート基材13に光ファイバ11,11,…が固定された構成であってもよく、すなわち、カバー部材18が設けられていなくても良い。コネクタ20に外嵌めされる部分の光ファイバシート10にカバー部材18を設けるか否かは、コネクタ貫通孔22の高さ設計に関する事項であるので、任意に決定すればよい。好ましくは、コネクタ接続端面21付近においてカバー部材18が設けられていないことであり、なぜならば、コネクタ貫通孔22内における光ファイバ11,11,…の位置精度を向上させることができるためである。
本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1では、上述のようにコネクタ20が光ファイバシート10に外嵌めされている。具体的には、光ファイバシート10の光ファイバ11,11,…およびシート基材13は、それぞれ、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22を通り、コネクタ他端面23から外へ延びている。よって、コネクタ接続端面21を見ると、光ファイバ11,11,…だけでなくシート基材13を視認することができ、さらに各光ファイバ11の先端面12aおよびシート基材13の先端面14aはコネクタ接続端面21と面一である。
コネクタ20を光ファイバシート10に接着するための接着剤25としては、エポキシ樹脂系接着剤やアクリレート系接着剤等の熱硬化樹脂、UV硬化樹脂または化学反応により硬化する樹脂等を用いることができ、特に限定されることなく公知の接着剤を用いることができるが、容易に接着させるためには熱硬化樹脂が好適である。
図4(a)および(b)は、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1の製造方法を示す縦断面図である。
まず、図4(a)に示す光ファイバシート10を準備する(工程(a))。この光ファイバシート10は、コネクタ20が外嵌めする嵌合端部15では、各光ファイバ11の先端面12aがシート基材13の先端面14aと略面一に配置されている。このような光ファイバシート10の製造方法は、例えば、まずシート基材13に粘着剤17を塗布し、次にその粘着剤17の上に光ファイバ11,11,…をセットし、続いて真空状態において光ファイバ11,11,…の上からカバー部材18をセットする、というものである。そして、光ファイバシート10の嵌合端部15に接着剤25を塗布する。
次に、コネクタ20として挿通式コネクタを準備した場合には、光ファイバシート10の嵌合端部15をコネクタ他端面23からコネクタ貫通孔22内に挿通させ、図4(b)に示すようにその先端16(すなわち、各光ファイバ11の先端とシート基材13の先端)をコネクタ接続端面21から突出させる(工程(b))。これにより、光ファイバシート10の嵌合端部15に、コネクタ20を外嵌めすることができる。
また、コネクタとして嵌め込み式コネクタを準備した場合には、不図示であるが、光ファイバシート10の嵌合端部15の先端16がコネクタ接続端面21よりも突出するように光ファイバシート10をコネクタの下型にセットし、その後コネクタの上型を下型に嵌め込む。
それから、接着剤25を硬化させる。そして、不図示であるが光ファイバシート10の嵌合端部15の先端16を切断し(工程(c))、ほとんどの場合その切断面を研磨する。これにより、光ファイバシート10の各光ファイバ11の先端面12aおよびシート基材13の先端面14aをコネクタ接続端面21と略面一とすることができ、図1に示すコネクタ付き光ファイバシート1を製造できる。
以下では、従来のコネクタ付き光ファイバシートと本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1との差異を示す。
従来のコネクタ付き光ファイバシートでは、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1と同じく複数本の光ファイバがシート基材に固定されているが、その光ファイバはそれぞれシート基材から外へ延びており、その光ファイバの端部にそれぞれコネクタが取り付けられている。そのため、光ファイバ本数分のコネクタが必要であるのでコネクタ付き光ファイバシートを低コストで提供することが難しく、また、光ファイバ本数分のコネクタが取り付けられるのでコネクタ付き光ファイバシートをコンパクトで提供することが難しい。さらには、各光ファイバの端部の被覆材を取り除いてコネクタを取り付けるので、短時間での製造が難しいとともに、被覆材の除去時や被覆材を除去した光ファイバにコネクタを取り付ける際に光ファイバを折曲する虞がある。
さらに、他の光ファイバ等とコネクタ接続する際には、光ファイバを一本ずつコネクタ接続する必要がある。よって、コネクタ接続の作業効率の低下を招来してしまう。また、コネクタ接続時に、誤って別の光ファイバを他のファイバ等にコネクタ接続する虞があり、コネクタ接続の作業効率の更なる低下を招来する虞がある。
一方、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート1では、コネクタ20のコネクタ貫通孔22内には、複数本の光ファイバ11,11,…とシート基材13とが存在している。そのため、光ファイバシート10をコネクタ挿通孔22内にセットすればコネクタ付き光ファイバシート1を製造でき、各光ファイバにコネクタを取り付けなくて良い。よって、コネクタ付き光ファイバシート1を短時間で製造できるとともにコンパクトに提供することができる。また、各光ファイバ11の被覆材を除去しなくてもコネクタ20を光ファイバシート10に取り付けることができるので、光ファイバ11,11,…の折曲を伴うことなく製造でき、よって、危険を伴うことなく且つ歩留まり良くコネクタ付き光ファイバシート1を製造できる。
さらに、光ファイバ11の本数分のコネクタを用意する必要はなくコネクタ20を1つ用意すればよいので、コネクタ付き光ファイバシート1を低コストで提供できる。
そのうえ、他の光ファイバ等とコネクタ接続する際には、光ファイバを1本ずつコネクタ接続する必要はなく、よって、コネクタ接続の作業効率の向上を図ることができる。また、コネクタ挿通孔22内に光ファイバシート10をセットしているので、誤配線を防止でき、コネクタ接続の更なる作業効率の向上を図ることができる。
なお、本実施形態は、以下に示す構成であってもよい。
コネクタ付き光ファイバシートの製造方法では、図4(a)に示す工程において、光ファイバの先端がシート基材の先端よりも突出していてもよく、逆に、シート基材の先端が光ファイバの先端よりも突出していてもよい。いずれの場合であっても図4(b)に示す工程において、光ファイバシートの光ファイバの先端面およびシート基材の先端面がコネクタ接続端面から突出するように、コネクタを光ファイバシートに取り付ければよい。
《発明の実施形態2》
実施形態2にかかるコネクタ付き光ファイバシートでは、不図示であるが、石英ガラスからなる光ファイバではなくプラスチックからなる光ファイバがシート基材に固定されている。プラスチック光ファイバとしては、例えばコア径が240μmでありファイバ径が250μmであるプラスチック光ファイバを用いることができる。
本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシートは、上記実施形態1に記載の製造手順に従って製造することができるが、切断後の研磨を省くことができる。
このように光ファイバとしてプラスチック光ファイバを用いた場合であっても、上記実施形態1と略同一の効果を奏することができる。
また、光ファイバとしてプラスチック光ファイバを用いれば、上述のように研磨をしないくてもよく、または、ホットプレート法を用いて端面成形を行っても良い。ホットプレート法を用いて端面成形を行えば、端面成形を瞬時に行うことができる。よって、石英ガラス光ファイバを用いる場合に比べて、製造時間を更に短縮できるとともに、低コストでコネクタ付き光ファイバシートを提供することができる。
《発明の実施形態3》
図5は、実施形態3にかかるコネクタ付き光ファイバシート2の縦断面図である。
本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート2では、光ファイバシート30の光ファイバ11,11,…は、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通ってコネクタ他端面23から外へ延びている。一方、シート基材13は、コネクタ接続端面21からではなくコネクタ貫通孔22内からコネクタ他端面23へ延びており、コネクタ他端面23から外へ延びている。そのため、各光ファイバ11の先端面12aはコネクタ接続端面21と略面一であるが、シート基材13の先端14はコネクタ貫通孔22内に位置している。
この場合であっても、コネクタ20のコネクタ貫通孔22の大きさは、上記実施形態1に記載のように、その幅が(ファイバ径)×(光ファイバの本数)であり、その高さが(ファイバ径)+(シート基材の厚み)であることが好ましい。
なお、上記実施形態1で記載したように、コネクタ20に外嵌めされる部分の光ファイバシート30は、シート基材13に光ファイバ11,11,…が固定された構成であってもよく、すなわち、カバー部材18が設けられていなくても良い。
図6(a)および図6(b)は、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート2の製造方法を示す縦断面図である。
まず、図6(a)に示す光ファイバシート30を準備する(工程(a))。この光ファイバシート30の嵌合端部35では、各光ファイバ11の先端12がシート基材13の先端面14aよりも突出して配置されている。このような光ファイバシート30は上記実施形態1に記載の方法に従って製造することができる。そして、光ファイバシート30の嵌合端部35に接着剤25を塗布する。
次に、コネクタ20として挿通式コネクタを準備した場合には、光ファイバシート30の嵌合端部35をコネクタ他端面23からコネクタ貫通孔22内に挿通させる(工程(b))。このとき、図6(b)に示すように光ファイバシート30の嵌合端部35の先端36(すなわち、各光ファイバ11の先端)をコネクタ接続端面21よりも突出させる一方、シート基材13の先端14をコネクタ貫通孔22内に配置する。これにより、光ファイバシート30の挿通端部35に、コネクタ20を外嵌めすることができる。
また、コネクタとして嵌め込み式コネクタを用いた場合には、不図示であるが、光ファイバシート30の各光ファイバ11の先端12がコネクタ接続端面21よりも突出するように、且つ、シート基材13の先端14がコネクタ貫通孔22内に存在するように、光ファイバシート30をコネクタの下型にセットし、その後、コネクタの上型を下型に嵌め込む。
それから、接着剤25を硬化させる。そして、不図示であるが嵌合端部35の先端36を切断し(工程(c))、ほとんどの場合その切断面を研磨する。これにより、各光ファイバ11の先端面12aをコネクタ接続端面21と面一とすることができ、図5に示すコネクタ付き光ファイバシート2を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート2では、シート基材13がコネクタ貫通孔22内に存在しているので、上記実施形態1と略同一の効果を奏する。
なお、本実施形態は、以下に示す構成であってもよい。
光ファイバとして、石英ガラス光ファイバを用いてもよくプラスチック光ファイバを用いてもよい。
《発明の実施形態4》
図7(a)は、実施形態4にかかるコネクタ付き光ファイバシート3の上面図であり、図7(b)は、本実施形態におけるシート基材43の上面図である。
本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート3では、上記実施形態1と同じく各光ファイバ11およびシート基材43はコネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通りコネクタ他端面23から外へ向かって延びているが、上記実施形態1とは異なりシート基材43に当接部46が存在している。
当接部46は、シート基材43がコネクタ他端面23に当接される部分であり、シート基材43のシート幅が変化する部分である。具体的には、シート基材43のシート幅は、当接部46よりもシート先端44ではコネクタ貫通孔22の幅以下であるが、当接部46および当接部46よりもシート末端45ではコネクタ貫通孔22の幅よりも広い。この当接部46は、後述のように、コネクタ20を光ファイバシート40に外嵌めする際の位置決め部として機能する。また、当接部46は、光ファイバシート3において光ファイバ11,11,…の長さを精度良く制御することができ、光ファイバ11,11,…の等長化を容易に行うことができる。
次に、本実施形態にかかるコネクタ付き光ファイバシート3の製造方法を示す。
まず、図7(b)に示すシート基材43の表面に光ファイバ11,11,…を接着して、光ファイバシート40を製造する(工程(a))。
次に、コネクタ20として挿通式コネクタを準備した場合には、当接部46よりもシート先端44をコネクタ貫通孔22内に挿通させる。このとき、このシート先端44のシート幅はコネクタ貫通孔22の幅以下であるので、このシート先端44をコネクタ貫通孔22内に挿通させることができる。一方、当接部46のシート幅はコネクタ貫通孔22のシート幅よりも大きいので、当接部46をコネクタ貫通孔22内に挿通させることができない。そのため、当接部46がコネクタ他端面22に当接すると、コネクタ20への光ファイバシート40の挿通はストップする(工程(b))。
また、コネクタ20として嵌め込み式コネクタを準備した場合には、当接部46がコネクタ20の外側からコネクタ他端面23に当接するように、光ファイバシート40にコネクタ20を外嵌めさせる。
それから、光ファイバシート40の先端を切断する。これにより、コネクタ付き光ファイバシート3を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態における光ファイバシート40は位置決め部として機能する当接部46を有しているので、コネクタ20を光ファイバシート40に位置決めして外嵌めすることができる。
なお、本実施形態は、以下に示す構成であってもよい。
シート基材のシート幅は、当接部においてコネクタ貫通孔の幅よりも大きければ良く、例えば、当接部ではコネクタ貫通孔の幅よりも大きいが当接部よりもシート末端ではコネクタ貫通孔の幅以下であってもよいし、当接部からシート末端へ向かうにつれて単調増加してもよい。
また、コネクタ付き光ファイバシートでは、上記実施形態3のように光ファイバはコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている一方、シート基材の先端はコネクタ貫通孔内に存在していてもよい。
《発明の実施形態5》
実施形態5では、上記実施形態1において説明したコネクタ付き光ファイバシートの変形例を示す。
(第1の変形例)
図8は、第1の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート4のコネクタ接続端面21の正面図である。
本変形例におけるコネクタ付き光ファイバシート4では、上記実施形態1と同じく、光ファイバシート50の光ファイバ11,11,…およびシート基材13は、それぞれ、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている。そして、この光ファイバシート50では、シート基材13の表面だけでなくシート基材13の裏面にも複数本の光ファイバ11,11,…が固定されている。
この場合、コネクタ貫通孔22の幅は、(ファイバ径)×(光ファイバの本数)程度であればよく、コネクタ貫通孔22の高さは、(ファイバ径)×2+(シート基材の厚み)程度であればよい。
なお、上記実施形態1で記載したように、コネクタ20に外嵌めされる部分の光ファイバシート50は、シート基材13に光ファイバ11,11,…が固定された構成であってもよく、すなわち、カバー部材18が設けられていなくても良い。
(第2の変形例)
図9は、第2の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート5のコネクタ接続端面21の正面図である。
本変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート5では、第1および第2の光ファイバシート160,260が1つのコネクタ貫通孔22に上下に重なってセットされている。具体的には、第1の光ファイバシート160がシート基材13を下にしてコネクタ貫通孔22にセットされており、第1の光ファイバシート160の上に第2の光ファイバシート260がシート基材13を下にしてコネクタ貫通孔22にセットされている。
また、図10に示すコネクタ付き光ファイバシート6のように、第1の光ファイバシート160がシート基材13を下にしてコネクタ貫通孔22にセットされており、第1の光ファイバシート160の上に第2の光ファイバシート260がシート基材13を上にしてコネクタ貫通孔22にセットされていてもよい。
さらには、不図示であるが、第1の光ファイバシートがシート基材を上にしてコネクタ貫通孔にセットされており、第1の光ファイバシートの上に第2の光ファイバシートがシート基材を下にしてコネクタ貫通孔にセットされていてもよい。
上記何れの場合であっても、第1および第2の光ファイバシート160,260の光ファイバ11,11,…およびシート基材13は、それぞれ、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている。また、コネクタ貫通孔22の幅は、(ファイバ径)×(光ファイバの本数)程度であればよく、コネクタ貫通孔22の高さは、(ファイバ径)×2+(シート基材の厚み)×2程度であればよい。
なお、上記実施形態1で記載したように、コネクタ20に外嵌めされる部分の光ファイバシート160,260は、シート基材13に光ファイバ11,11,…が固定された構成であってもよく、すなわち、カバー部材18が設けられていなくても良い。
また、本変形例では、コネクタ貫通孔内にセットされる光ファイバシートの個数は特に限定されない。3つ以上の光ファイバシートを1つのコネクタ貫通孔内にセットしてもよい。そして、光ファイバシートの個数に合わせて適切な大きさのコネクタ貫通孔をコネクタに設ければよい。
(第3の変形例)
図11は、第3の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート7のコネクタ接続端面21の正面図である。
本変形例におけるコネクタでは、2つのコネクタ貫通孔22,22が横に並んで形成されている。そして、各コネクタ貫通孔22には、1つの光ファイバシート10がセットされている。
また、図12に示すコネクタ付き光ファイバシート8のように、2つのコネクタ貫通孔22,22が上下に並んで形成されていてもよい。
上記どちらの場合であっても、光ファイバシート10の光ファイバ11,11,…およびシート基材13は、それぞれ、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている。
なお、本変形例では、コネクタ貫通孔の個数およびその配置は、それぞれ、上記記載に限定されない。例えば、3つ以上のコネクタ貫通孔が1つのコネクタに形成されていてもよい。
(第4の変形例)
図13(a)は、第4の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート9の上面図であり、図13(b)は本変形例におけるシート基材93の上面図である。
本変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート9では、光ファイバ11,11,…およびシート基材93は、それぞれ、コネクタ接続端面21からコネクタ貫通孔22内を通ってコネクタ他端面23から外へ延びている。そして、シート基材93は第2の当接部96を有しており、第2の当接部96はコネクタ貫通孔22の内壁に当接している。また、第2の当接部96では、シート幅がコネクタ貫通孔22内において変化しており、具体的には、シート基材93のシート幅は、第2の当接部96において、シート先端よりもシート末端の方が大きくなるように、変化している。この場合、コネクタ貫通孔22は、シート基材93の嵌合端部の形状に合わせて設計されることが好ましい。
このように、シート基材93に第2の当接部96が存在しているので、第2の当接部96は、上記実施形態4の当接部46と略同一の機能を有する。すなわち、第2の当接部96は、コネクタ20を光ファイバシートに外嵌めする際の位置決め部として機能するとともに、光ファイバシート9において光ファイバ11,11,…の長さを精度良く制御することができ、光ファイバ11,11,…の等長化を容易に行うことができる。
本変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシート9は、上記実施形態4に記載の方法に従って製造することができる。具体的には、まず、図13(a)に示すコネクタ付き光ファイバシート9を準備する(工程(a))。
次に、コネクタ20として挿通式コネクタを準備した場合には、第2の当接部96よりもシート先端をコネクタ貫通孔22内に挿通させる。このとき、コネクタ他端23における開口の大きさはシート先端の端面の大きさよりも大きいので、シート先端はコネクタ貫通孔22に挿通されるが、第2の当接部96がコネクタ貫通孔22の内壁の対応する部分に当接すると、光ファイバシートの挿通はストップする(工程(b))。
また、コネクタ20として嵌め込みしきコネクタを準備した場合には、第2の当接部96がコネクタ貫通孔22の内壁の対応する部分に当接するように、光ファイバシートにコネクタ20を外嵌めさせる。
そして、光ファイバシートの先端を切断し、コネクタ付き光ファイバシート9を製造することができる。
なお、本変形例では、シート基材のシート幅は、例えばシート先端からシート末端へ向かうにつれて単調増加してもよい。また、コネクタが嵌め込み式コネクタであれば、シート基材のシート幅は、シート先端からシート末端へ向かうにつれて単調減少してもよい。そして、シート基材の形状に合わせて適切な形状のコネクタ貫通孔をコネクタに設ければよい。
以上説明したように、本実施形態における上記第1乃至第4の変形例ではいずれもシート基材13もしくはシート基材93がコネクタ貫通孔22内にセットされているので、上記実施形態1と略同一の効果を奏する。
なお、本実施形態における上記第1乃至第4の変形例では、それぞれ、上記実施形態3のように、光ファイバはコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通ってコネクタ他端面から外へ延びている一方、シート基材の先端はコネクタ貫通孔内に存在していてもよい。また、上記実施形態4のように、シート基材が当接部を有していても良い。
また、本実施形態における上記第1乃至第4の変形例では、それぞれ、上記実施形態1、3および4の何れかで示した方法を用いて製造されることが好ましい。
《その他の実施形態》
本発明は、上記実施形態1について、以下のような構成としてもよい。
粘着剤を介して光ファイバがシート基材に強固に固定されるのであれば、光ファイバシートはカバー部材を有していなくてもよい。また、光ファイバシートは、シート基材の表面に設けられた凹部に、光ファイバが収容されている、という構成であってもよい。
シート基材に固定される光ファイバのファイバ長は特に限定されない。具体的には、光ファイバは、シート基材の先端からその末端へ向かって延びていてもよく、巻かれてシート基材の表面に固定されていても良い。また、光ファイバとしては、上記記載の光ファイバのみならず、特に限定されることなく公知の光ファイバを用いることができる。
シート基材、カバー部材およびコネクタの材質ならびに形状は、それぞれ、上記記載に限定されない。粘着剤および接着剤の材質は、それぞれ、上記記載に限定されない。
以上説明したように、本発明は、光ファイバを用いて光信号を伝達する場合(例えば、光通信を行う場合、光源から放出される光エネルギーを伝達して被照射体を照らす場合など)に有用である。
本発明の実施形態1にかかるコネクタ付き光ファイバシートの上面図である。 図1に示すII方向から見た正面図である。 図1に示すIII−III線における断面図である。 (a)および(b)は本発明の実施形態1にかかるコネクタ付き光ファイバシートの製造方法を示す縦断面図である。 本発明の実施形態3にかかるコネクタ付き光ファイバシートの縦断面図である。 (a)および(b)は本発明の実施形態3にかかるコネクタ付き光ファイバシートの製造方法を示す縦断面図である。 (a)は本発明の実施形態4にかかるコネクタ付き光ファイバシートの上面図であり、(b)は同実施形態におけるシート基材の上面図である。 本発明の実施形態5の第1の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシートをコネクタ接続端面から見たときの正面図である。 本発明の実施形態5の第2の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシートをコネクタ接続端面から見たときの正面図である。 本発明の実施形態5の第2の変形例にかかる別のコネクタ付き光ファイバシートをコネクタ接続端面から見たときの正面図である。 本発明の実施形態5の第3の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシートをコネクタ接続端面から見たときの正面図である。 本発明の実施形態5の第3の変形例にかかる別のコネクタ付き光ファイバシートをコネクタ接続端面から見たときの正面図である。 (a)は本発明の実施形態5の第4の変形例にかかるコネクタ付き光ファイバシートの上面図であり、(b)は同変形例におけるシート基材の上面図である。
1,2,3,4,5,6,7,8,9 コネクタ付き光ファイバシート
10,30,40,50 光ファイバシート
11 光ファイバ
12 先端(光ファイバの先端)
13,43,93 シート基材
14 先端(シート基材の先端)
15,35 嵌合端部
16,36 先端(嵌合端部の先端)
20 コネクタ
21 コネクタ接続端面
22 コネクタ貫通孔
23 コネクタ他端面
44 シート先端
46 当接部
96 第2の当接部

Claims (13)

  1. 被覆材により被覆された光ファイバを複数備え、前記複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートと、
    前記光ファイバシートに外嵌めされたコネクタと
    を備えていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  2. 請求項1に記載のコネクタ付き光ファイバシートにおいて、
    前記光ファイバおよび前記シート基材は、それぞれ、相手側に接続されるコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通り、前記コネクタ接続端面とは反対側のコネクタ他端面から外へ延びていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  3. 請求項1に記載のコネクタ付き光ファイバシートにおいて、
    前記光ファイバは、それぞれ、相手側に接続されるコネクタ接続端面からコネクタ貫通孔内を通り、前記コネクタ接続端面とは反対側のコネクタ他端面から外へ延びている一方、
    前記シート基材は、先端が前記コネクタ貫通孔内に存在しており、前記コネクタ貫通孔内を通って前記コネクタ他端面から外へ延びていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  4. 請求項1乃至3の何れか一つに記載のコネクタ付き光ファイバシートにおいて、
    前記光ファイバシートは、前記コネクタ他端面に当接する当接部を有していることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  5. 請求項4に記載のコネクタ付き光ファイバシートにおいて、
    前記シート基材のシート幅は、前記当接部よりもシート先端では前記コネクタ貫通孔の幅以下である一方、前記当接部では前記コネクタ貫通孔の幅よりも大きいことを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  6. 請求項1乃至5の何れか一つに記載のコネクタ付き光ファイバシートにおいて、
    前記光ファイバシートは、前記コネクタ貫通孔の内壁に当接する第2の当接部を有していることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシート。
  7. 複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、
    コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めする工程(b)と
    を備え
    前記工程(b)では、前記光ファイバシートの先端が相手側に接続されるコネクタ接続端面よりも突出するように、前記コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めさせ、
    前記工程(b)の後、前記光ファイバシートの前記先端を切断する工程(c)を行うことを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  8. 複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、
    コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めする工程(b)と
    を備え、
    前記工程(a)では、前記コネクタが外嵌めする嵌合端部において、前記光ファイバの先端が前記シート基材の先端から突出して配置されている光ファイバシートを準備し、
    前記工程(b)では、前記光ファイバの先端が相手側に接続されるコネクタ接続端面から突出するように、且つ、前記シート基材の先端が前記コネクタ貫通孔内に配置されるように、前記コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めさせ、
    前記工程(b)の後、前記光ファイバの前記先端を切断する工程(c)を行うことを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法において、
    前記工程(a)では、前記コネクタ他端面に当接する当接部を有する光ファイバシートを準備し、
    前記工程(b)では、前記当接部が前記コネクタ他端面に当接するように、前記コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めすることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  10. 請求項7乃至の何れか一つに記載のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法において、
    前記工程(a)では、前記コネクタ貫通孔の内壁に当接する第2の当接部を有する光ファイバシートを準備し、
    前記工程(b)では、前記第2の当接部が前記コネクタ貫通孔の内壁に当接するように、前記コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めすることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  11. 請求項7乃至10の何れか一つに記載のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法において、
    前記工程(a)では、複数のプラスチック光ファイバが互いに隣接して前記シート基材の表面に固定された光ファイバシートを準備することを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  12. 請求項またはに記載のコネクタ付き光ファイバシートの製造方法において、
    前記工程(a)では、複数の石英ガラス光ファイバが互いに隣接して前記シート基材の表面に固定された光ファイバシートを準備し、
    前記工程(c)の後、少なくとも光ファイバの切断面を研磨することを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
  13. 被覆材により被覆された光ファイバを複数備え、前記複数の光ファイバが互いに隣接してシート基材の表面に固定された光ファイバシートを、準備する工程(a)と、
    コネクタを前記光ファイバシートに外嵌めする工程(b)と
    を備えていることを特徴とするコネクタ付き光ファイバシートの製造方法。
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