JP4248666B2 - 光コネクタ装置 - Google Patents

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    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光信号を伝送するために、複数の光導波路のような光導光部の接続部分を接続するための複数のコネクタ部を有する光コネクタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10図11は、従来の光コネクタ装置を示している。図10と図11に示すように、光コネクタ装置はコネクタ部1000ともう一つのコネクタ部1001を有している。これらのコネクタ部1000、1001は、それぞれ光導波路1003、1004を保持するとともに、これらの光導波路1003、1004の接続端部1005、1006を光学的に接続するものである。
【0003】
コネクタ部1000は、図11に示すように、搭載面1017を有しており、この搭載面1007に対して光導波路1003をはめ込んで、接着剤などによりコネクタ部1000のハウジング1008に一体的に固定するようになっている。このハウジング1008に対してさらに押さえ板1009をはめ込んで、光導波路1003を接着により固定している。
【0004】
もう一つのコネクタ部1001においても同様であり、コネクタ部1001のハウジング1010の搭載面1011には光導波路1004がはめ込まれて、押さえ板1012がはめ込まれることで接着剤等により固定している。図11図10に示すように、コネクタ部1000のハウジング1008にはリボンのガイドピン1013、1014が取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の光コネクタ装置では次のような問題がある。図12は、従来の光コネクタ装置においてコネクタ部1000あるいは1001において、光導波路1003あるいは1004がハウジング1008あるいは1010の搭載面1017あるいは1011に示されている様子を示している。このような光導波路1003あるいは1004の搭載状態においては、ハウジング1008あるいは1010の溝1015あるいは1016の溝の片側に寄ってしまっている場合がある。例えば図12(A)では、光導波路1003あるいは1004が溝1015あるいは1016の一方の端部に寄った形で固定されている。また図12(B)では逆に光導波路1003あるいは1004が溝1015あるいは1016の他方の端部に寄った状態で固定されている。
【0006】
このように組み立て状態により、図12(A)あるいは(B)のように光導波路1003あるいは1004が溝1015あるいは1016のいずれかに寄った形で固定されてしまうと、光導波路1003又は1004の中心線CLがずれてしまうので、図10に示す光導波路1003と光導波路1004の相互の位置合わせ精度が悪くなってしまい、光学性能が低下してしまう。
そこで本発明は上記課題を解消し、特別な部品を必要とせずに光導波路のような光導光路の接続部分同士を確実に位置合わせして接続することができる光コネクタ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、光信号を伝送するために、第1光導光部の接続部分と第2光導光部の接続部分を接続するための光コネクタ装置であり、前記第1光導光部の接続部分を保持する第1コネクタ部と、前記第2光導光部の接続部分を保持する第2コネクタ部とを備え、前記第1光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ第1傾斜部を有し、前記第1コネクタ部は、前記第1光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記第1光導光部の接続部分の前記第1傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成された第1ハウジングと、前記第1ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記第1光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される第1押さえ部材とを有し、前記第2光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ第2傾斜部を有し、前記第2コネクタ部は、前記第2光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記第2光導光部の接続部分の前記第2傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成された第2ハウジングと、前記第2ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記第2光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される第2押さえ部材とを有し、前記第1光導光部の接続部分は、前記第1傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定され、前記第2光導光部の接続部分は、前記第2傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定されることを特徴とする光コネクタ装置である。
【0008】
請求項1では、第1コネクタ部の第1ハウジングが位置決め用傾斜部を含む凹部を有しており、この位置決め用傾斜部に対して、第1光導光部の接続部分の第1傾斜部を対応させて位置決めする。同様にして、第2コネクタ部の第2ハウジングは、位置決め用傾斜部を含む凹部を有しており、この位置決め用傾斜部に対して第2光導光部の接続部分の第2傾斜部を対応して位置決めする。このようにすることで、第1光導光部は第1コネクタ部の第1ハウジングに対して確実に位置決めして固定できるとともに、第2光導光部は第2コネクタ部の第1ハウジングに対して確実に位置決めして固定をすることができる。このことから、第1光導光部の接続部分と第2光導光部の接続部分を正確に位置合わせをしながら光学的に接続することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光コネクタ装置において、前記第1コネクタ部はガイド部材を有し、前記第2コネクタ部には、前記第1コネクタ部と第2コネクタ部を接続する際に前記ガイド部材を差し込むためのガイド穴を有する。請求項2では、第1コネクタ部のガイド部材が第2コネクタ部のガイド穴にはまるようになっているので、第1コネクタ部と第2コネクタ部の相対的な位置決めを確実に行うことができる。
【0010】
請求項3の発明では、請求項2に記載の光コネクタ装置において、前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部を接続する際に磁気的吸引力で接続力を発揮するための磁気的吸引力発生手段を備える。請求項3では、磁気的吸引力を発生手段の磁気的吸引力により第1コネクタ部と第2コネクタ部の接続を確実に保持することができる。
【0011】
請求項4の発明は、請求項1に記載の光コネクタ装置において、前記第2光導光部は1本又は複数本の光通路を有する。請求項5の発明は、請求項1に記載の光コネクタ装置において、前記第1光導光部を光導波路としている。
【0012】
請求項6の発明は、光信号を伝送するために、複数の光導光部の接続部分を接続するための複数のコネクタ部を有する光コネクタ装置であり、前記光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ傾斜部を有し、前記光導光部の接続部分を保持するコネクタ部は、前記光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記光導光部の接続部分の前記傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成されたハウジングと、前記ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される押さえ部材とを有し、前記光導光部の接続部分は、前記傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定されることを特徴とする光コネクタ装置である。請求項6では、コネクタ部のハウジングには位置決め用傾斜部を含む凹部を有しており、この位置決め用傾斜部に対して光導光部の接続部分の傾斜部を対応して位置決めする。これにより、光導光部の接続部分はコネクタ部のハウジングに対して確実に位置決めすることができる。このことから複数の光導光部の接続部分をコネクタ部を接続するだけで簡単に位置精度よく光学的に接続することができる。
【0013】
請求項7の発明は、請求項6に記載の光コネクタ装置において、一方の前記コネクタ部はガイド部材を有し、他方の前記コネクタ部には前記一方の前記コネクタ部と前記他方の前記コネクタ部を接続する際に前記ガイド部材を差し込むためのガイド穴を有する。請求項7では、一方のコネクタ部ガイド部材が、他方のコネクタ部のガイド穴に差し込まれるので、コネクタ部同士の接続を確実に位置決め精度よく行える。
【0014】
請求項8の発明は、請求項7記載の光コネクタ装置において、前記一方の前記コネクタ部と前記他方の前記コネクタ部を接続する際に磁気的吸引力で接続力を発揮するための磁気的吸引力発生手段を備える。請求項8では、磁気的吸引力発生手段の磁気的吸引力により、一方のコネクタ部と他方のコネクタ部の接続力を持続することができる。
【0015】
請求項9の発明は、請求項6に記載の光コネクタ装置において、前記光導光部は1本又は複数本の光通路を有する。請求項10の発明は、請求項6に記載の光コネクタ装置において、前記光導光部を光導波路としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。図1は、本発明の光コネクタ装置の好ましい実施の形態を示している。この光コネクタ装置10は、光信号を伝送するために、第1コネクタ部11と、第2コネクタ部12を有している。第1コネクタ部11は、第1光導波路13の接続部分14を保持するものである。第2コネクタ部12は、第2光導波路15の接続部分16を保持する部分である。第1光導波路13は光導光部の一種であり、第2光導波路15は光導光部の一種である。
【0017】
図1と図2に示す第1コネクタ部11は、ハウジング20、押さえ板21及びガイドピン(ガイド部材)22、23を有している。ハウジング20と押さえ板21は、例えばプラスチックにより作られており、ハウジング20とガイドピン22、23はたとえば一体的に形成されている。ハウジング20は基部23と突出部24を有している。基部23は、例えば電子機器の筐体側に固定される部分である。突出部24は基部23に対して垂直方向に突出して形成されている。基部23突出部24にかけては、溝25(凹部)が形成されている。この溝25は、光導波路13の搭載面27、壁面28、壁面29、テーパ部(位置決め用傾斜部)30を有している。壁面28、29は平行であり、搭載面27に対して垂直である。
【0018】
第1光導波路13は、全体的には帯状の部材であるが、一端側部31と他端側部32及びテーパ部(第1傾斜部)33を有している。第1光導波路13の接続部分14にはテーパ部33が設けられている。また押さえ板21にもテーパ部34が形成されている。このテーパ部34、テーパ部33及びテーパ部30は、第1光導波路13の長手方向Xに対して同じ角度を有するテーパ面である。
【0019】
次に、図1及び図3に示すように、第2コネクタ部12は、ハウジング40と押さえ板41を有している。ハウジング40は基部43と突出部44を有している。基部43は筐体に対して固定される部分であり、突出部44は基部43に対して垂直方向に突出して形成されている。
【0020】
押さえ板41とハウジング40は、例えばプラスチックにより作ることができる。ハウジング40の突出部44には、第1コネクタ部11のガイドピン22、23がはめ込まれるガイド穴42、43が平行に形成されている。ハウジング40の基部43及び突出部44にかけては、溝45(凹部)が形成されている。この溝45は、壁面48、壁面49及びテーパ部(位置決め用傾斜部)50により形成されている。
【0021】
第2光導波路15は、一端側部51と他端側部52及びテーパ部(第2傾斜部)53を有している。押さえ板41はテーパ部54を有している。テーパ部54、テーパ部53及びテーパ部50は、第2光導波路15の長手方向であるX方向に対して同じ角度で傾斜している。図4は、図1〜図3に示す第1コネクタ部11、第2コネクタ部12及び第1光導波路13、第2光導波路15の接続例を示している。ただし、押さえ板21,41の図示は省略している。
【0022】
次に、図2、図3及び図4を参照して、第1コネクタ部11及び第2コネクタ部12の組み立て及び光学的な接続方法について説明する。まず図2において、第1コネクタ部11のハウジング20の溝25には、第1光導波路13がはめ込まれる。この溝25は壁面28、29、搭載面27とテーパ部30により形成されている。このときに、第1光導波路13のテーパ部33が溝25のテーパ部30に突き当てられる。すなわち、図4において第1光導波路13が溝25の中においてX1方向に押されることにより、第1光導波路13のテーパ部33がテーパ部30に突き当たることになる。これにより第1光導波路13の中心と、ハウジング20の中心を一致させるようになっている。このように第1光導波路13は搭載面25に載せて接着剤を使用して接着するか又は圧入等により固定する。さらに押さえ板21は接着又は圧入により溝25に入れて第1光導波路13の上から載せて、そしてテーパ部34をハウジング20のテーパ部30に突き当てることにより、押さえ板21は第1光導波路13を搭載面27に対して確実に位置決めして固定することができる。
【0023】
一方、図3においては、第2コネクタ部12のハウジング40の溝45の中に第2光導波路15をはめ込み、搭載面57に載せて、接着剤を使用して接着するか又は圧入等により固定する。このときに、第2光導波路15は図4のX2の方向に押されることにより、テーパ部53がテーパ部50に突き当てられる。これによって、第2光導波路15の中心とハウジング40の中心とを一致させるようになっている。このときに、押さえ板41は接着又は圧入により第2光導波路15の上に搭載されて固定される。このときにテーパ部54がテーパ部50に突き当てられる。
【0024】
このようにして、組み立てられた第1コネクタ部11と第2コネクタ部12の接続面(接続部)70、72は、図4において中心線CLを中心として、接続される。このときにガイドピン22、23がガイド穴42、43にはまり込むことから、第1コネクタ部11と第2コネクタ部12を確実に機械的に位置決めしながら固定できる。これによって、第1光導波路13と第2光導波路15の接続端部74、76は中心軸CLに沿って正確に位置決めして光学的に接続される。
【0025】
図1に示すように、第1コネクタ部11の接続面70には磁石78を設け、第2コネクタ部12の接続面72には磁性体80を設けることにより、第1コネクタ部11と第2コネクタ部12を接続した状態で、磁石78が磁性体80を磁気的に吸引する。この磁気的吸引力により、第1コネクタ部11と第2コネクタ部12は常時確実に接続することができる。この磁石78と磁性体80は磁気的吸引力発生手段を構成している。
【0026】
図5は、上述した第1光導波路13及び第2光導波路15の構成例を示している。図5の構成例の光導波路13、15は、複数本の光ファイバ90を、材料91で平行に並べた状態で一体化しているものである。光ファイバの材料としては、例えば石英系の光ファイバ、あるいはプラスチックの光ファイバを採用することができる。材料91としては、例えばプラスチックを採用することができる。
【0027】
図6は、第1光導波路13と第2光導波路15の別の実施の形態を示している。図6図7に示す光導波路13、15の例では、基板100に対してクラッド部101が形成されている。このクラッド部101の中心にはコア部102が形成されている。コア部102とクラッド部101の屈折率は異なっており、コア部102の屈折率の方がクラッド部101の屈折率よりも大きくなっている。
【0028】
図7の光導波路13、15のパターン例では、例えば1つの入力部103が分岐して、4つの出力部104に構成されている例を示している。つまりコア部102が分岐して1つの入力部103が4つの出力部104に分かれている。光導波路の材質としては、ガラス系あるいは高分子系の材質を採用することができる。ガラス系の材質としては例えば石英あるいは多成分ガラスを用いることができ、高分子系では例えばフッ素化ポリイミドやポリカーボネートあるいはアクリル等を用いることができる。
【0029】
図8は、本発明の光コネクタ装置10が適用された応用例を示しており、光コネクタ装置10、10が一方の電子機器120と他方の電子機器130の間を光通信可能に接続した例である。この光コネクタ装置10、10は、例えば第1光導波路13により接続されている。光コネクタ装置10から電子機器120の中の構成要素に対しては第2光導波路を用いて接続され、もう1つの光コネクタ装置10と電子機器130の内部の構成要素に対しては、第2光導波路により接続されている。
【0030】
図9は、本発明の光コネクタ装置10が適用された別の実施の例を示している。例えば携帯型のコンピュータ140が操作部150と表示部160を有している。操作部150と表示部160の例えば液晶表示装置に対して、光コネクタ装置10を用いて接続することができる。操作部150側の第1コネクタ部11が、表示部160側の第2コネクタ部12に接続されている。本発明の実施の形態では、ハウジングに導波路を搭載可能な溝の内壁の一端にテーパ部とも呼ぶ傾斜部を設け、導波路にも同様なテーパ部とも呼ぶ傾斜路を有しているため、特別な部品を必要としないで導波路をすき間なく位置精度良くハウジングに搭載でき、光学性能の低減ができる。すなわち、光信号の伝送ロスや干渉等の光学性能を改善できる。
【0031】
ところで本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。上述した実施の形態では、例えば図2と図3のように第1コネクタ部11あるいは第2コネクタ部12がハウジング20、40を有しているが、このハウジング20、40が基部と突出部を備えている。しかしこれに限らず、ハウジングには基部を必ずしも設ける必要はない。またガイドピンの数は2本になっているが、これに限らず1本あるいは3本であってもよく、それに対応して、第2コネクタ部12のガイド穴の数も合わせて設けるようにすればよい。図1に示す磁気的吸引力発生手段は、磁石と磁性体の組合せの他に磁石と磁石の組合せでもよい。本発明の実施の形態では、光導波路は光導光部の一種である。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特別な部品を必要とせずに光導波路のような光導光部の接続部分同士を確実に位置合わせして接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタ装置の好ましい実施の形態を示す斜視図。
【図2】 図1の光コネクタ装置の第1コネクタ部を示す分解斜視図。
【図3】 第2コネクタ部を示す分解斜視図。
【図4】 第1コネクタ部と第2コネクタ部における光導波路を接続しようとする様子を示す図。
【図5】 光導波路の構成例を示す斜視図。
【図6】 光導波路の別の構成例を示す断面図。
【図7】 図6の光導波路のパターン例を示す平面図。
【図8】 本発明の光コネクタ装置の適用例を示す斜視図。
【図9】 本発明の光コネクタ装置の別の適用例を示す斜視図。
【図10】 従来の光コネクタ装置を示す斜視図。
【図11】 従来の光コネクタ装置の一方を示す分解斜視図。
【図12】 従来の光コネクタ装置における欠点を示す平面図。
【符号の説明】
10・・・光コネクタ装置、11・・・第1コネクタ部、12・・・第2コネクタ部、13・・・第1光導波路(第1光導光部)、14・・・第1光導波路の接続部分、15・・・第2光導波路(第2光導光部)、16・・・第2光導波路の接続部分、20、40・・・ハウジング、21、41・・・押さえ板、22、23・・・ガイドピン(ガイド部材)、27、57・・・搭載面、25、45・・・溝(凹部)、30・・・テーパ部(位置決め用傾斜部)、33・・・テーパ部(第1傾斜部)、42、43・・・ガイド穴、50・・・テーパ部(位置決め用傾斜部)、53・・・テーパ部(第2傾斜部)

Claims (10)

  1. 光信号を伝送するために、第1光導光部の接続部分と第2光導光部の接続部分を接続するための光コネクタ装置であり、
    前記第1光導光部の接続部分を保持する第1コネクタ部と、
    前記第2光導光部の接続部分を保持する第2コネクタ部とを備え、
    前記第1光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ第1傾斜部を有し、
    前記第1コネクタ部は、前記第1光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記第1光導光部の接続部分の前記第1傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成された第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記第1光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される第1押さえ部材とを有し、
    前記第2光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ第2傾斜部を有し、
    前記第2コネクタ部は、前記第2光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記第2光導光部の接続部分の前記第2傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成された第2ハウジングと、
    前記第2ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記第2光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される第2押さえ部材とを有し、
    前記第1光導光部の接続部分は、前記第1傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定され、
    前記第2光導光部の接続部分は、前記第2傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定される
    ことを特徴とする光コネクタ装置。
  2. 前記第1コネクタ部はガイド部材を有し、
    前記第2コネクタ部には前記第1コネクタ部と第2コネクタ部を接続する際に前記ガイド部材を差し込むためのガイド穴を有する請求項1に記載の光コネクタ装置。
  3. 前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部を接続する際に磁気的吸引力で接続力を発揮するための磁気的吸引力発生手段を備える請求項2に記載の光コネクタ装置。
  4. 前記光導光部は1本又は複数本の光通路を有する請求項1に記載の光コネクタ装置。
  5. 前記第1光導光部と前記第2光導光部を光導波路とした請求項1に記載の光コネクタ装置。
  6. 光信号を伝送するために、複数の光導光部の接続部分を接続するための複数のコネクタ部を有する光コネクタ装置であり、
    前記光導光部の接続部分は、互いに平行で相対する一端側部と他端側部とを有し、前記他端側部にのみ傾斜部を有し、
    前記光導光部の接続部分を保持するコネクタ部は、前記光導光部の接続部分を位置決めしてはめ込むために、前記光導光部の接続部分の前記傾斜部に対応する位置決め用傾斜部を含む凹部を有し、該凹部が相対する一対の互いに平行な壁面を有し、一方の壁面にのみ該位置決め用傾斜部が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの前記凹部にはめ込んだ前記光導光部の接続部分を固定するために前記凹部に設定される押さえ部材とを有し、
    前記光導光部の接続部分は、前記傾斜部を前記位置決め用傾斜部に押しつけるように嵌め込まれて固定される
    ことを特徴とする光コネクタ装置。
  7. 一方の前記コネクタ部はガイド部材を有し、
    他方の前記コネクタ部には前記一方の前記コネクタ部と前記他方の前記コネクタ部を接続する際に前記ガイド部材を差し込むためのガイド穴を有する請求項6に記載の光コネクタ装置。
  8. 前記一方の前記コネクタ部と前記他方の前記コネクタ部を接続する際に磁気的吸引力で接続力を発揮するための磁気的吸引力発生手段を備える請求項7に記載の光コネクタ装置。
  9. 前記光導光部は1本又は複数本の光通路を有する請求項6に記載の光コネクタ装置。
  10. 前記光導光部を光導波路とした請求項6に記載の光コネクタ装置。
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