JP3725805B2 - ファイバ配線シートおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバ遅延素子やエルビウムドープファイバ等の機能性光ファイバコイルなどに使用されるファイバ配線シートおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ遅延素子やエルビウムドープファイバ等の機能性光ファイバには、長尺の光ファイバが用いられることがあり、長尺の光ファイバを用いて装置を組み立てる場合、光ファイバを一まとめにして装置内に収納する必要がある。長尺の光ファイバを一まとめにするために、リールを使用した場合、全体がかさばるだけでなく、光ファイバが交差する部分でマイクロベンディングを生じ易く損失増加等を起こすおそれがある。
【0003】
この課題を解決するために、本出願人は、特開平11−211918号公報において、以下の光ファイバ保持構造を開示している。この光ファイバ保持構造において、光ファイバは、一本同士の交差が生じないように、互いに平面的にずらせて周回配置されるとともに、この周回平面と直交する厚み方向に対しては、複数本が同じ位置で積層されており、この状態の光ファイバが、接着剤やフィルム等の固定材料によってシート状に一体的に保持されている。
【0004】
この光ファイバ保持構造によれば、光ファイバは、全体にシート状となっているから、薄肉であり、しかも全体がばらけることなく一体的に取り扱え、装置内に容易に配置することができる。しかも、光ファイバは、一本同士の交差が生じないように周回されているから、マイクロベンディングなどを生じることなく安定して保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この光ファイバ保持構造は、製造効率の点で改善の余地があった。この光ファイバ保持構造は、製作治具を用いて次のようにして製造される。まず、光ファイバを巻き付けるための円形をした2つの巻付用円柱部材が所定寸法だけ離れて配置され、これらの両巻付用円柱部材を上下に挟む状態で楕円形をした一対の整列用側板部材が設けられた製作治具を用意する。一方の整列用側板部材と両巻付用円柱部材とは一体形成され、また他方の整列用側板部材は、ボルト等によって巻付用円柱部材に固定されている。光ファイバを2つの巻付用円柱部材にわたって順次巻き付け、巻き付け作業が終了すると、この状態で両整列用側板部材の間に固定材料を充填する。この固定材料を硬化させることにより、光ファイバが固定材料でシート状に封止された状態となる。次に、製作治具のボルトを緩めて整列用側板部材を取り外してから、固定材料で一体化された光ファイバを製作治具から抜き出す。
【0006】
このように、特開平11−211918号公報に開示されたファイバ保持構造は、煩雑な製造工程を必要とするので、製造効率の向上が求められる。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑み、簡便に製造することができるファイバ配線シートの提供をその目的とする。
【0008】
【課題を解決させるための手段】
本発明の第1の側面によるファイバ配線シートは、一対のシート基材に挟まれたファイバ配線を有するファイバ配線シートであって、前記一対のシート基材は、前記ファイバ配線側にそれぞれ接着層を有し、前記ファイバ配線は、各層が連続した2層配線構造を有しており、かつ各層が互いに当接する、ファイバ配線シートである。
【0009】
本発明の第1の側面によるファイバ配線シートは、前記一対のシート基材のうち少なくとも一方のシート基材の外側面に、さらなる単層のファイバ配線が当接し、前記単層のファイバ配線は、接着層を前記単層のファイバ配線側に有するさらなるシート基材で覆われていても良い。
【0010】
本発明の第2の側面によるファイバ配線シートは、連続した多層構造を有するファイバ配線の各層の間に、接着層を有するシート基材が介在する、ファイバ配線シートである。
【0011】
本発明の第1および第2の側面によるファイバ配線シートは、前記ファイバ配線の各層をつなぐファイバが、実質的にねじれが生じていないことが好ましい。ここで、実質的にねじれが生じていないとは、全くねじれが生じていない場合だけでなく、偏波特性が劣化しない程度にねじれている場合を含む。例えば、ファイバに半回転のねじれが生じていても、この程度のねじれであれば、偏波特性が劣化せず、実質的にねじれが生じていないと言える。また、この程度のねじれであれば、破断等の問題は生じない。
【0012】
本発明の第1および第2の側面によるファイバ配線シートは、前記ファイバ配線の各層が、ほぼ同じパターンであることが好ましい。
【0013】
本発明のファイバ配線シートの製造方法は、接着層が積層された複数のシート基材上に、ファイバを連続的に布線して、前記複数の基板上のそれぞれに単層のファイバ配線を形成する工程と、前記複数のシート基材のうち互いに隣接する2つのシート基材を重ねる工程とを含む。
【0014】
本発明のファイバ配線シートの製造方法においては、ファイバ配線の各層をつなぐファイバに、実質的にねじれが生じないように製造することができる。具体的には、次の4パターンで製造することによって、ファイバに実質的にねじれが生じないようにすることができる。
【0015】
(1)ファイバの布線時に半回転のねじれを与え、シート基材を重ねるときに、ファイバの布線時のねじれと逆方向に半回転のねじれを与える。
【0016】
(2)ファイバの布線時にねじれを与えず、シート基材を重ねるときに半回転のねじれを与える。
【0017】
(3)ファイバの布線時にねじれを与えず、シート基材を重ねるときにもねじれを与えない。
【0018】
(4)ファイバの布線時に半回転のねじれを与え、シート基材を重ねるときにはねじれを与えない。
【0019】
ファイバにねじれを付与する方法およびファイバにねじれを付与しない方法については、以下の実施形態にて詳細に説明する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明による実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、ファイバ配線シートとしてエルビウムドープファイバシート(以下、EDFシートという)について説明するが、EDFに限らず、他の光ファイバーを布線したシートであっても良く、あるいはEDFシート以外のいかなるファイバ配線シートを製造するときにも本発明を適用することができる。
【0021】
(実施形態1)
図1(a)は、実施形態1のファイバ配線シートを模式的に示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A’線断面図である。本実施形態のEDFシート10は、例えば光増幅器に組み込まれて増幅媒体としての役割を果たすものである。
【0022】
EDFシート10は、接着層12a,12bがそれぞれ形成された一対の樹脂製シート基材11a,11bと、これらシート基材11a,11bに挟まれたファイバ配線13とを有する。ファイバ配線13は、各層が連続した2層配線構造を有しており、平面視で略トラック状をなしている。各層のファイバ配線13a,13bは、互いに当接し、また各シート基材11a,11bの接着層12a,12bにそれぞれ付着されている。
【0023】
図2は、実施形態1のEDFシート10の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、図2を参照しながら、実施形態1のEDFシート10の製造工程について説明する。まず、接着層12a,12bがそれぞれ形成された樹脂製のシート基材11a,11bを用意する。樹脂製のシート基材11a,11bとしては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミドなどを用いることができる。接着層12a,12bとしては、シリコーン系樹脂、ウレンタン系ゴム、UV硬化型樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などを用いることができる。
【0024】
この接着層12a,12b上に、1本のEDFを連続的に、いわゆる一筆書の手法を用いて布線する。EDFの布線には、布線するEDFの長さを制御し得る布線装置が用いられ、さらに好ましくは布線する際にEDFにねじれが生じない機構を有する布線装置が用いられる。図3は、このような布線装置の一例を模式的に示す斜視図であり、この図を参照しながらEDFの布線方法について説明する。図3に示す布線装置の基台40上に、それぞれの接着層12a,12bを上面にして2枚のシート基材11a,11bが互いに隣接して載置される。
【0025】
布線装置の基台40上には、ガントリー状の移動部材52がY方向に移動可能に設けられている。すなわち、移動部材52の水平部52b両端の2つの鉛直部52a,52aは、基台40の両側部にY方向に往復動可能となるよう設けられている。移動部材52の水平部52bには、X方向に往復動するヘッド支持部材53が設けられ、ヘッド支持部材53には、布線ヘッド41が支持されている。これにより、布線ヘッド41は、基台40の上面に載置されたシート基材11a,11bの面上に沿ってX方向およびY方向に自由に移動できる。
【0026】
図4は、布線ヘッド41の下部の断面を模式的に示す図である。布線ヘッド41は、筒状の形状を有しており、布線ヘッド41の中心部には、上下方向に延びる貫通孔41aが形成され、この貫通孔41aに、リール45に巻かれたEDFの一端部が通されている。これにより、EDFは布線ヘッド41を介してシート基材11a,11b面上に供給されて布線される。したがって、この布線装置によれば、シート基材11a,11b面上の所望の位置にEDFを布線することができ、布線するEDFの長さを制御することができる。なお、シート基材11a,11bは、基台40の上面の所定位置に着脱自在に取り付けられるようになっている。
【0027】
そして、EDFが巻かれたリール45は、布線ヘッド41の上方に位置し、リール45の軸心は略水平に設定されている。このリール45の軸心部における両端部は、上下方向に延びる回転軸55の二股状に形成された下端部(水平に折り曲げられた部分)により軸支されている。リール45は、送出機構(不図示)によってリール45の軸心回りに回転し、リール45に巻かれたEDFがシート基材11a,11bの面上に送り出されるようになっている。一方、回転軸55の上端部は、回転機構(不図示)に連結されており、この回転機構によって、回転軸55の上端部の軸心回りに回転軸55が回転するようになっている。このように回転軸55の上端部がその軸心回りに回転すると、布線前のEDFがその軸心回りに回転することになる。
【0028】
回転機構によるEDFの回転は、ファイバ配線13a,13bの直線部を布線するときには行わずに、ファイバ配線13a,13bの円弧部を布線するときに行うように構成され、その回転方向は、ファイバ配線13a,13bの円弧部を布線するときにEDFがその軸心回りにねじれる方向と反対方向とする。つまり、布線ヘッド41が時計の12時の進行方向に対して左側にずれることでファイバ配線13a,13bの円弧部を布線するときには、布線前のEDFをその軸心回りに平面視で時計回り方向に回転させる。反対に、布線ヘッド41が時計の12時の進行方向に対して右側にずれることでファイバ配線13a,13bの円弧部を布線するときには、布線前のEDFをその軸心回りに平面視で反時計回り方向に回転させる。
【0029】
したがって、布線ヘッド41を移動させながらシート基材11a,11bの面上にEDFを半円弧状に布線するときに、布線前のEDFをその軸心回りに、EDFがその軸心回りにねじれる方向とは反対方向に回転させることができ、シート基材11a,11bの面上に布線されたEDFにねじれが生じるのを抑制することができる。
【0030】
本実施形態では、長尺の一本のEDFが、その厚さの分だけ平面的にずれてトラック形に周回配置されている。上記の布線装置を用いてEDFをトラック形に周回配置するには、1ターンごとにEDFの厚さの分だけ平面的にずれるように外側から布線し、最も内側まで布線したとき、S字状に折り返して内側から外側へ周回させながら布線する。なお、図2では、理解を容易にするために、EDFはわずかな回数しか周回されていないが、実際には、長尺のEDFを扱うので、図示の場合よりもはるかに多数回にわたって周回される。
【0031】
シート基材11a,11bのうちの一方のシート基材(例えば、シート基材11a)に対するEDFの布線が終了し、ファイバ配線13aが形成された後、他方のシート基材11bへEDFを渡し、シート基材11b上にEDFを周回配置して、シート基材11a上のファイバ配線13aとほぼ同じパターン(すなわちトラック形)のファイバ配線13bを形成する。一方のシート基材11aから他方のシート基材11bへEDFを渡すとき、両シート基材11a,11bにまたがるEDF13dをその軸心回りに半回転ねじって他方のシート基材11bへ渡す。EDF13dをねじる方向は、両シート基材11a,11bを重ね合わせた際に、EDF13dのねじれが解消されるように、適宜決定される。本実施形態では図2に示す方向TにEDF13dを半回転ねじる。これにより、一方のシート基材11aを他方のシート基材11bに重ねた場合、EDF13dに実質的にねじれが生じない。
【0032】
なお、本実施形態の場合、上記の布線装置を用いてEDF13dをねじるのであれば、布線前のEDF13dをその軸心回りに平面視で時計回り方向に半回転させれば良い。また、本実施形態では、両シート基材11a,11bが当接しているが、両シート基材11a,11bが当接せず、離れていても良い。ただし、冗長に離れていると、EDF13dが長くなり過ぎて、両シート基材11a,11bを重ね合わせた際に、EDF13dが座屈するおそれがある。
【0033】
他方のシート基材11bに対するEDFの布線が終了し、ファイバ配線13bが形成された後、両シート基材11a,11b間の仮想軸を中心にして、一方のシート基材11aを方向Rに反転させ、接着層12a,12bを内側にして両シート基材11a,11bを重ね合わせる。布線時においてEDF13dはその軸心回りに半回転のねじれが付与されているが、両シート基材11a,11bを重ね合わせた際に、付与されたねじれと逆方向に半回転のねじれがEDF13dに生じる。したがって、EDF13dに予め付与されたねじれは解消される。
【0034】
一方のシート基材11a上のファイバ配線13aは、接着層12aに付着しているので、反転させてもファイバ配線13aの周回形状がくずれ難い。また、両ファイバ配線13a,13bのパターンがほぼ同じであるので、重ね合わせた際にファイバ配線13a,13bの座屈が生じ難い。両シート基材11a,11bを重ね合わせることによって、各層のファイバ配線13a,13bがEDF13dを介して連続した2層配線構造が形成される。なお、本実施形態では、両ファイバ配線13a,13bのパターンがほぼ同じであるが、パターンが異なっていても良い。
【0035】
本実施形態では、シート基材11a上のファイバ配線13aと、シート基材11b上のファイバ配線13bとがわずかにずれるように、両シート基材11a,11bが配置されている。図5は、両ファイバ配線13a,13bのずれについて説明するためのEDF13d部分の平面図である。図5中の破線は、両シート基材11a,11bの端を一致させて、EDFを布線した場合のEDF13dを仮想的に示している。一方のシート基材11aを他方のシート基材11bに重ね合わせて、両ファイバ配線13a,13bのパターンを一致させると、EDF13dによってつながれる両ファイバ配線13a,13b間の距離は、図5中のD1になる。両シート基材11a,11bの端を一致させて、EDFを布線した場合のEDF13dの長さは、D1よりも長くなるので、両シート基材11a,11bを重ね合わせた際に、EDF13dが座屈するおそれがある。
【0036】
一方、EDF13dの長さD2が、D1とほぼ同じとなるように、一方のシート基材11aに対して他方のシート基材11bをD3の長さだけずらすと、両シート基材11a,11bを重ね合わせた際に、EDF13dが座屈するおそれが少なくなる。
【0037】
両シート基材11a,11bを重ね合わせた後、2層構造を有するファイバ配線13a,13bを介して、両シート基材11a,11bを密着させる。両シート基材11a,11bを密着させる手段としては、気圧差を利用する方法やローラーを用いる方法などが例示される。特に、気圧差を利用する方法は、EDFを損傷させるおそれが少ないので好ましい。
【0038】
なお、ファイバ配線13a,13bの座屈を防ぐために、両ファイバ配線13a,13bの各層の間に、多孔質ポリエチレン、シリコーンゴムなどの緩衝材を介在させても良い。この緩衝材は、滑り難いものが好ましい。また、必要に応じて、両ファイバ配線13a,13bの各層の間に接着層を介在させて、ファイバ配線13a,13bの座屈をより確実に防ぐこともできる。
【0039】
(実施形態2)
図6は、実施形態2のEDFシート10の一製造工程を模式的に示す斜視図である。なお、実施形態1と同じまたは同様の部分については同じ符号を付してその説明は省略する。
【0040】
本実施形態は、一方のシート基材11aから他方のシート基材11bへEDFを渡すとき、EDF13dにねじれを付与しない点で、EDF13dに半回転のねじれを付与する実施形態1と異なる。すなわち、実施形態1では、EDFの布線時に、一方のシート基材11aから他方のシート基材11bへEDFを渡すとき、EDF13dに半回転のねじれを与えている。これに対して、本実施形態では、両シート基材11a,11bにまたがるEDF13dは、ねじれを与えずに他方のシート基材11bへEDFを渡される。すなわち、ファイバ配線13a,13bの直線部を布線するときと同様に布線しながらEDFを他方のシート基材11bへ渡す。したがって、実施形態1と同様にして両シート基材11a,11bを重ね合わせる際、EDF13dには方向Sの半回転のねじれが生じる。ただし、この程度のねじれであれば、偏波特性が劣化せず、実質的にねじれが生じていないと言える。また、ねじれが半回転であるので、破断等の問題は生じない。
【0041】
両シート基材11a,11bを重ね合わせた後、実施形態1と同様に、2層構造を有するファイバ配線13a,13bを介して、両シート基材11a,11bを密着させる。
【0042】
(実施形態3)
実施形態1および2では、両シート基材11a,11bを重ね合わせる際に、両シート基材11a,11bにまたがるEDF13dにねじれをが生じる。本実施形態では、EDF13dにねじれを生じさせずに、両シート基材11a,11bを重ね合わせる場合について説明する。
【0043】
図7は、実施形態3のEDFシート30の一製造工程を模式的に示す平面図である。なお、実施形態1と同じまたは同様の部分については同じ符号を付してその説明は省略する。
【0044】
図7に示すEDFシート30では、一方のシート基材11aから他方のシート基材11bへEDFを渡すとき、ファイバ配線13a,13bの円弧部を布線するときと同様にして、EDF13dを半円弧状に布線する。したがって、半円弧状に布線されたEDF13dには、ねじれが生じていない。
【0045】
本実施形態では、他方のシート基材11b上にEDF13bを布線するとき、隣接するシート基材11aに対向するシート基材11bの端部111bに近接させて布線を行う。
【0046】
他方のシート基材11bに対するEDFの布線が終了し、ファイバ配線13bが形成された後、シート基材11aを平面視で時計回り方向HRに半回転させながら、他方のシート基材11bの下側(図7の紙面裏側)に配置する。他方のシート基材11bの下側面に、一方のシート基材11a上に形成されたファイバ配線13aを当接させる。このとき、半円弧状のEDF13dは、ほぼ直線状となるが、EDF13dの軸心回りには力が作用しないので、EDF13dにねじれは生じない。
【0047】
図8(a)は、両シート基材11a,11bを重ね合わせた状態を模式的に示す平面図であり、図8(b)は、図8(a)のB−B’線断面図である。図8(b)に示すように、両シート基材11a,11b上に布線された各ファイバ配線13a,13bは、他方のシー基材11bを介して積層され、またEDF13dによって連続した多層構造を有する。
【0048】
両シート基材11a,11bを重ね合わせた後、実施形態1と同様にして、両シート基材11a,11bのファイバ配線13a,13b以外の領域を密着させる。
【0049】
このように、一方のシート基材11aを反転させずに、水平に回転させ、他方のシート基材11bに重ねることによって、EDF13dにねじれを与えずに両シート基材11a,11bを重ねることができる。
【0050】
(実施形態4)
実施形態3では、EDF13dを半円弧状に布線するとき、ねじれが生じないように、布線前のEDFをその軸心回りに回転させながら布線している。
【0051】
本実施形態では、EDFを回転させずに、すなわちファイバ配線13a,13bの直線部を布線するときと同様に布線しながらEDFを他方のシート基材11bへ渡す。このとき、EDF13dの布線方向を反転させることになるので、EDF13dにはその軸心回りに半回転のねじれが生じる。ただし、この程度のねじれであれば、偏波特性が劣化せず、実質的にねじれが生じていないと言える。また、ねじれが半回転であるので、破断等の問題は生じない。
【0052】
(実施形態5)
図9は、実施形態5のEDFシート50の一製造工程を模式的に示す斜視図である。なお、実施形態1と同じまたは同様の部分については同じ符号を付してその説明は省略する。
【0053】
本実施形態は、両シート基材11a,11bを重ね合わせるとき、両シート基材11a,11b間の仮想軸を中心にして、一方のシート基材11aを方向Rに反転させる点を除いて、実施形態3と同様である。したがって、EDF13dを布線するときには、EDF13dにねじれが生じないが、両シート基材11a,11bを重ねるときに、EDF13dに半回転のねじれが生じる。ただし、この程度のねじれであれば、偏波特性が劣化せず、実質的にねじれが生じていないと言える。また、ねじれが半回転であるので、破断等の問題は生じない。なお、本実施形態では、EDF13dの座屈を防ぐために、EDF13dの長さはできる限り短い方が好ましい。
【0054】
(実施形態6)
実施形態1〜5では、各ファイバ配線13a,13bが、平面視で略トラック状をなしているが、ファイバ配線13a,13bのパターンは特に制限されない。図10は、実施形態6のEDFシート60の一製造工程を模式的に示す平面図である。なお、実施形態1と同じまたは同様の部分については同じ符号を付してその説明は省略する。
【0055】
図10に示すEDFシート60は、各ファイバ配線13a,13bが、平面視で略円形状をなしている点で、各ファイバ配線13a,13bが略トラック状をなしている実施形態1〜5のEDFシートと異なる。図10に示すEDFシート60は、実施形態1と同様にして、製造することができる。まず、シート基材11a上に、内側(円の中心側)から外側へEDFを平面視で時計回り方向に布線して、ファイバ配線13aを形成する。実施形態1で述べた布線装置を用いて、シート基材11a上にEDFを周回に布線する際、布線前のEDFをその軸心回りに平面視で反時計回り方向に回転させながら布線する。
【0056】
次に、シート基材11bへEDFを渡し、シート基材11b上にEDFを外側から内側(円の中心側)へ平面視で反時計回り方向に布線して、ファイバ配線13bを形成する。シート基材11aから他方のシート基材11bへEDFを渡すとき、両シート基材11a,11bにまたがるEDF13dをその軸心回りに方向Tに半回転ねじって他方のシート基材11bへ渡す。一方のシート基材11aを他方のシート基材11bに重ねる場合に、方向Tと反対方向に半回転のねじれがEDF13dに生じるので、布線時に付与されたEDF13dのねじれは解消される。実施形態1で述べた布線装置を用いて、シート基材11b上にEDFを周回に布線する際、布線前のEDFをその軸心回りに平面視で時計回り方向に回転させながら布線する。
【0057】
シート基材11aを図10に示す方向Rに反転させ、両シート基材11a,11bを重ね合わせた後、実施形態1と同様に、2層構造を有するファイバ配線13a,13bを介して、両シート基材11a,11bを密着させる。これにより、本実施形態のEDFシート60を製造することができる。
【0058】
(実施形態7)
実施形態1〜6では、ファイバ配線が2層配線構造を有する場合について説明したが、ファイバ配線は3層以上の配線構造を有していても良い。図11(a)は、実施形態7のEDFシート70を模式的に示す平面図であり、図11(b)は、図11(a)のC−C’線断面図である。なお、実施形態1と同じまたは同様の部分については同じ符号を付してその説明は省略する。
【0059】
EDFシート70は、接着層12a,12b,12cがそれぞれ形成された3枚の樹脂製シート基材11a,11b,11cを有する。本実施形態のEDFシート70では、2層配線構造を有するファイバ配線13b,13cが一対のシート基材11b,11cに挟まれ、これらシート基材11b,11cのうち一方のシート基材11bの外側面に単層のファイバ配線13aが当接して、3層配線構造を有するファイバ配線13a,13b,13cが形成されている。さらに、ファイバ配線13aは、接着層12aを介してシート基材11aで覆われている。
【0060】
図12は、本実施形態のEDFシート70の一製造工程を模式的に示す斜視図であり、図12を参照しながら、本実施形態のEDFシート70の製造工程について説明する。
【0061】
実施形態1〜6では、EDFをその軸心回りに回転させ得る布線装置(例えば、図3に示す布線装置)を用いることによって、EDFにねじれが生じないように半円弧状にEDFを布線することができる。本実施形態では、EDFの軸心に平行な仮想軸を中心にしてEDFを回転させることによって、EDFにねじれが生じないように半円弧状にEDFを布線する。本実施形態で用いる布線装置は、図3に示す布線装置と同様に、布線ヘッド41が、基台の上面に載置されたシート基材の面上に沿ってX方向およびY方向に自由に移動できるように、構成される。
【0062】
図13は、本実施形態で用いる布線ヘッド41の下部の断面を模式的に示す図である。布線ヘッド41は、送り出し口の先端が嘴のように仮想軸側に向いて曲がっており、リール(不図示)に巻かれたEDFがシート基材13a,13b,13cの面上に送り出されるとき、EDFは布線ヘッド41の送り出し口により仮想軸側へ案内される。布線ヘッド41のこの形状により、本実施形態では、布線するときにEDFが折れないようにするために、進行方向に沿って布線ヘッド41からEDFを送り出す必要がある。したがって、布線ヘッド41の前方部41bが進行方向に向くように、布線装置の基台または布線ヘッド41を移動させて、ファイバ配線13a,13b,13cの直線部を布線する。
【0063】
また、本実施形態で用いる布線装置は、布線ヘッド41を回転させ得る回転機構を有しており、この回転機構によって、EDFの軸心に平行であり、かつ上下方向に延びる仮想軸を中心にして、EDFを回転させることができる。
【0064】
回転機構による布線ヘッド41の回転は、ファイバ配線13a,13b,13cの直線部を布線するときには行わずに、ファイバ配線13a,13b,13cの半円弧部を布線するときに行うように構成され、布線ヘッド41の前方部41bが進行方向に向くように布線ヘッド41の回転が制御される。例えば、平面視で時計回り方向に半円弧状に布線するときには、仮想軸を中心にして布線ヘッド41を時計回り方向に回転させながらEDFの布線を行なう。反対に、平面視で反時計回り方向に半円弧状に布線するときには、仮想軸を中心にして布線ヘッド41を反時計回り方向に回転させながらEDFの布線を行なう。これにより、布線ヘッド41から送り出されたEDFは、半円弧状に布線するときも、常に進行方向に沿って布線することができるので、布線されたEDFにはねじれが生じない。
【0065】
このようにして、第1のシート基材13aの面上にファイバ配線13aを形成した後、第2のシート基材11bへEDFを半円弧状に渡し、第2のシート基材11b上にEDFを周回配置して、ファイバ配線13bを形成する。半円弧状に渡されるEDF13dは、ファイバ配線13aの半円弧部を布線するときと同様に布線して形成される。
【0066】
第2のシート基材11bの面上にファイバ配線13bに形成した後、さらに第3のシート基材11cへEDFを直線状に渡し、第3のシート基材11c上にEDFを周回配置して、ファイバ配線13cを形成する。直線状に渡されるEDF13eは、ファイバ配線13aの直線部を布線するときと同様に布線して形成される。
【0067】
次に、第1のシート基材11aをこれに隣接する第2のシート基材11bに重ね合わせる。本実施形態では、第1のシート基材11aを平面視で時計回り方向HRに半回転させながら、第2のシート基材11bの下側(図12の紙面裏側)に配置する。すなわち、第2のシート基材11bの下側面に、第1のシート基材11a上に形成されたファイバ配線13aを当接させる。このとき、半円弧状のEDF13dは、ほぼ直線状となるが、EDF13dの軸心回りには力が作用しないので、EDF13dにねじれは生じない。
【0068】
第1のシート基材11aを第2のシート基材11bに重ね合わせた後、さらに隣接する第3のシート基材11cを方向Rに反転させて、両ファイバ配線13b,13cが互いに当接するように両シート基材11b,11cを重ね合わせる。このとき、EDF13eにはその軸心回りに半回転のねじれが生じる。ただし、この程度のねじれであれば、偏波特性が劣化せず、実質的にねじれが生じていないと言える。また、ねじれが半回転であるので、破断等の問題は生じない。
【0069】
このようにして、図11(b)に示すように、各層のファイバ配線13a,13b,13cが連続した3層配線構造を有するファイバ配線シートが得られる。なお、第3のシート基材11bの端部111bには、両ファイバ配線13a,13bをつなぐEDF13dが存在するが、図面を簡略化するために、図11(b)では、その記載を省略する。
【0070】
本実施形態では、第1のシート基材11aを第2のシート基材11bに重ね合わせた後、さらに第3のシート基材11cを重ね合わせたが、第2のシート基材11bと第3の他方のシート基材11cとを重ね合わせた後、第1のシート基材11aを重ね合わせても良い。
【0071】
本実施形態では、ファイバ配線が3層配線構造を有する場合について説明したが、ファイバ配線が4層以上の配線構造を有する場合も、同様に製造することができる。
【0072】
(その他の実施形態)
本発明のファイバ配線シートは、実施形態1および7で説明した布線装置以外の布線装置を用いることができる。例えば、布線ヘッドが固定され、基台がx方向およびy方向に自由に移動可能な布線装置を用いることができる。また、以上の実施形態に限らず、ファイバ配線のパターンやシート基材の反転または回転方向を考慮して、ファイバ配線の各層をつなぐEDFが、実質的にねじれが生じないように適宜設定することができる。
【0073】
以上の実施形態1〜7では、複数枚のシート基材を重ね合わせているが、一枚のシート基材にEDFを布線した後、シート基材を複数枚に切断しても良い。また、一枚のシート基材を切断せずに折り曲げて重ね合わせても良い。
【0074】
本発明のファイバ配線シートは、1本のEDF(ファイバ)を連続的に布線する場合のみならず、2本以上のEDF(ファイバ)を連続的に布線する場合にも適用することができる。例えば、2本以上のEDF(ファイバ)をそれぞれ一筆書の手法を用いて、並行に布線することができる。
【0075】
【発明の効果】
本発明のファイバ配線シートによれば、ファイバ配線がシート基材に挟まれ、かつシート基材の接着層によって保持されるので、ファイバ配線が座屈するおそれが少ない。また、各層のファイバ配線間に接着層を設ける必要がないので、製造工程が簡略化される。
【0076】
本発明のファイバ配線シートの製造方法によれば、シート基材上に布線されたファイバにねじれが生じるのを抑制することができる。また、複数のシート基材を貼り合わせるだけで、本発明のファイバ配線シートを製造することができるので、従来の方法に比して製造効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、実施形態1のファイバ配線シートを模式的に示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A’線断面図である。
【図2】実施形態1のEDFシート10の一製造工程を模式的に示す斜視図である。
【図3】布線装置の一例を模式的に示す斜視図である。
【図4】布線ヘッド41の下部の断面を模式的に示す図である。
【図5】両ファイバ配線13a,13bのずれについて説明するためのEDF13d部分の平面図である。
【図6】実施形態2のEDFシート20の一製造工程を模式的に示す斜視図である。
【図7】実施形態3のEDFシート30の一製造工程を模式的に示す平面図である。
【図8】図8(a)は、実施形態3のEDFシート30を模式的に示す平面図であり、図8(b)は、図8(a)のB−B’線断面図である。
【図9】実施形態5のEDFシート50の一製造工程を模式的に示す斜視図である。
【図10】実施形態6のEDFシート60の一製造工程を模式的に示す平面図である。
【図11】図11(a)は、実施形態7のEDFシート70を模式的に示す平面図であり、図11(b)は、図11(a)のC−C’線断面図である。
【図12】実施形態7のEDFシート70の一製造工程を模式的に示す斜視図である。
【図13】実施形態7で用いる布線ヘッド41の下部の断面を模式的に示す図である。
【符号の説明】
10,20,30,50,60,70 ファイバ配線シート
11a,11b,11c シート基材
12a,12b,12c 接着層
13a,13b,13c ファイバ配線
13d,13e ファイバ配線の各層をつなぐEDF(ファイバ)
Claims (7)
- 一対のシート基材に挟まれたファイバ配線を有するファイバ配線シートであって、
前記一対のシート基材は、前記ファイバ配線側にそれぞれ接着層を有し、
前記ファイバ配線は、前記接着層を介して前記一対のシート基材上に一筆書の手法を用いて布線されたファイバから構成された2層配線構造を有しており、
前記2層配線構造の各層をつなぐファイバは、ねじれが生じていないか、あるいはせいぜい半回転のねじれが生じているファイバ配線シート。 - 前記一対のシート基材のうち少なくとも一方のシート基材の外側面に、さらなる単層のファイバ配線が当接し、
前記単層のファイバ配線は、前記2層配線構造を有するファイバ配線と連続するファイバから構成され、接着層を前記単層のファイバ配線側に有するさらなるシート基材で覆われている、請求項1に記載のファイバ配線シート。 - 一筆書の手法を用いて布線されたファイバから構成された多層構造を有するファイバ配線の各層の間に、接着層を有するシート基材が介在し、前記多層構造の各層をつなぐファイバは、ねじれが生じていないか、あるいはせいぜい半回転のねじれが生じているファイバ配線シート。
- 前記ファイバ配線の各層が、ほぼ同じパターンである、請求項1から3のいずれかに記載のファイバ配線シート。
- 接着層がそれぞれ積層された、少なくとも第1シート基材および第2シート基材を含む複数のシート基材上に、ファイバを連続的に布線して、前記複数のシート基材上のそれぞれに単層のファイバ配線を形成する配線形成工程と、
前記ファイバ配線が形成された前記複数のシート基材を重ねる重ね工程とを含む、ファイバ配線シートの製造方法であって、
前記配線形成工程は、前記第1シート基材と前記第2シート基材とを互いに隣接して配置する工程と、
前記第1シート基材上に前記ファイバを連続的に布線して、第1ファイバ配線を形成する工程と、
前記第1シート基材上に前記ファイバを布線した後、前記第1シート基材から前記第2シート基材へ前記ファイバを渡す工程と、
前記第2シート基材上に前記ファイバを連続的に布線して、第2ファイバ配線を形成する工程とを有し、
前記重ね工程は、前記第1シート基材と前記第2シート基材とを重ねる工程を有する、ファイバ配線シートの製造方法。 - 前記重ね工程は、前記第1シート基材と前記第2シート基材との間の仮想軸を中心にして、前記第1シート基材または前記第2シート基材を反転させる工程を有する、請求項5に記載のファイバ配線シートの製造方法。
- 前記重ね工程は、前記第1シート基材または前記第2シート基材を平面視において半回転させる工程を有する、請求項5に記載のファイバ配線シートの製造方法。
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