JP2002347146A - インターフォルダ、ならびにティッシュペーパーの製造設備 - Google Patents
インターフォルダ、ならびにティッシュペーパーの製造設備Info
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- JP2002347146A JP2002347146A JP2001159091A JP2001159091A JP2002347146A JP 2002347146 A JP2002347146 A JP 2002347146A JP 2001159091 A JP2001159091 A JP 2001159091A JP 2001159091 A JP2001159091 A JP 2001159091A JP 2002347146 A JP2002347146 A JP 2002347146A
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】エンボスを均一に付与でき、プライ離れが生じ
難くなるようにする。 【解決手段】インターフォルダ１に、折り畳みに先立っ
て連続シート３Ａ，３Ｂにエンボス加工を施しプライ相
互を接合するエンボス接合装置１０を設ける。
難くなるようにする。 【解決手段】インターフォルダ１に、折り畳みに先立っ
て連続シート３Ａ，３Ｂにエンボス加工を施しプライ相
互を接合するエンボス接合装置１０を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、箱詰型ティッシュ
ペーパー等の製造にあたり複数の原反を折り畳みながら
積み重ねるために使用されるインターフォルダ、ならび
にこれを備えたティッシュペーパーの製造設備に関す
る。
ペーパー等の製造にあたり複数の原反を折り畳みながら
積み重ねるために使用されるインターフォルダ、ならび
にこれを備えたティッシュペーパーの製造設備に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】箱詰型ティッシュペーパーの製造設備の
従来例として、例えば次のようなものがある。すなわち
先ず、抄紙装置において薄葉紙を抄造し、これを巻き取
り一次原反ロール（一般にジャンボロールともいわれて
いる）を製造し、次いで図９に示すように、この一次原
反ロールＪＲ，ＪＲをプライマシン１００にセットし、
複数の一次原反ロールＪＲ，ＪＲから繰り出した一次連
続シート１０１，１０２を重ね合わせて巻き取るととも
に輪切り（幅方向に複数に分割）にし、複数枚のプライ
からなる二次原反ロール１１０を製造する。
従来例として、例えば次のようなものがある。すなわち
先ず、抄紙装置において薄葉紙を抄造し、これを巻き取
り一次原反ロール（一般にジャンボロールともいわれて
いる）を製造し、次いで図９に示すように、この一次原
反ロールＪＲ，ＪＲをプライマシン１００にセットし、
複数の一次原反ロールＪＲ，ＪＲから繰り出した一次連
続シート１０１，１０２を重ね合わせて巻き取るととも
に輪切り（幅方向に複数に分割）にし、複数枚のプライ
からなる二次原反ロール１１０を製造する。
【０００３】プライマシンで製造した二次原反ロール
は、プライマシンから取り出されその後図示しないイン
ターフォルダにセットされる。インターフォルダにおい
ては、二次原反ロールから繰り出した二次連続シートを
幅方向に複数に分割して、製品ティッシュ幅と同幅の複
数の三次連続シートとなし、この複数の三次連続シート
を折り畳みながら積み重ねる。インターフォルダで製造
した折り畳み積層物は、後段設備において長手方向に所
定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経
て製品となる。
は、プライマシンから取り出されその後図示しないイン
ターフォルダにセットされる。インターフォルダにおい
ては、二次原反ロールから繰り出した二次連続シートを
幅方向に複数に分割して、製品ティッシュ幅と同幅の複
数の三次連続シートとなし、この複数の三次連続シート
を折り畳みながら積み重ねる。インターフォルダで製造
した折り畳み積層物は、後段設備において長手方向に所
定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経
て製品となる。
【０００４】他方、この種のティッシュペーパーはエン
ボス加工によりプライ（薄葉紙層）相互が接合され、使
用に際して離れないようになっている。このため前述の
ようなプライマシンとインターフォルダとを個別に備え
た従来設備では、例えば図９に示すように、プライマシ
ン１００においてプライ原反１０１，１０２を重ね合わ
せてから巻き取りまでの間に、エンボスロール１２０に
よってエンボス接合を行っていた。
ボス加工によりプライ（薄葉紙層）相互が接合され、使
用に際して離れないようになっている。このため前述の
ようなプライマシンとインターフォルダとを個別に備え
た従来設備では、例えば図９に示すように、プライマシ
ン１００においてプライ原反１０１，１０２を重ね合わ
せてから巻き取りまでの間に、エンボスロール１２０に
よってエンボス接合を行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プライ
マシンにおける処理速度はインターフォルダと比べて速
いため、ここでエンボス接合加工を施すと、エンボスを
均一に付与できずにプライ離れが生じ易くなったり、エ
ンボス付与部における紙の裂けや断紙が発生し易くなっ
たり、プライボンディング（重ね合わせ接合）が不安定
になったりするという問題点があった。
マシンにおける処理速度はインターフォルダと比べて速
いため、ここでエンボス接合加工を施すと、エンボスを
均一に付与できずにプライ離れが生じ易くなったり、エ
ンボス付与部における紙の裂けや断紙が発生し易くなっ
たり、プライボンディング（重ね合わせ接合）が不安定
になったりするという問題点があった。
【０００６】この問題点は、プライマシンの処理速度を
低下させれば解決するものであるが、当然に処理効率の
低下をきたしてしまう。また製造設備全体として見れ
ば、プライマシンがボトルネックとなって全体としての
製造効率が低下するおそれもある。
低下させれば解決するものであるが、当然に処理効率の
低下をきたしてしまう。また製造設備全体として見れ
ば、プライマシンがボトルネックとなって全体としての
製造効率が低下するおそれもある。
【０００７】そこで、本発明の主たる課題は、エンボス
を均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス付
与部における紙の裂けや断紙が発生し難くする技術を提
供することにある。
を均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス付
与部における紙の裂けや断紙が発生し難くする技術を提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 ＜請求項１記載の発明＞それぞれ複数枚のプライからな
る複数の連続シートを、折り畳みながら積み重ねるよう
に構成されたインターフォルダにおいて、前記折り畳み
に先立って前記原反にエンボス加工を施しプライ相互を
接合するエンボス接合手段を設けた、ことを特徴とする
インターフォルダ。
明は次記のとおりである。 ＜請求項１記載の発明＞それぞれ複数枚のプライからな
る複数の連続シートを、折り畳みながら積み重ねるよう
に構成されたインターフォルダにおいて、前記折り畳み
に先立って前記原反にエンボス加工を施しプライ相互を
接合するエンボス接合手段を設けた、ことを特徴とする
インターフォルダ。
【０００９】（作用効果）インターフォルダにおける処
理速度は１３０ｍ／分程度であり、プライマシンと比べ
て遅いため、請求項１記載の発明のように、インターフ
ォルダにおいて折り畳みに先立って原反にエンボス加工
を施しプライ相互を接合することによって、エンボスを
より均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス
付与部における紙の裂けや断紙が発生し難くなる。ま
た、インターフォルダにエンボス接合手段を設けても、
処理速度が遅いため、折り畳み処理が不安定になること
もない。
理速度は１３０ｍ／分程度であり、プライマシンと比べ
て遅いため、請求項１記載の発明のように、インターフ
ォルダにおいて折り畳みに先立って原反にエンボス加工
を施しプライ相互を接合することによって、エンボスを
より均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス
付与部における紙の裂けや断紙が発生し難くなる。ま
た、インターフォルダにエンボス接合手段を設けても、
処理速度が遅いため、折り畳み処理が不安定になること
もない。
【００１０】＜請求項２記載の発明＞原反ロール支持部
と折畳機構部とを備え、予め製品ティッシュペーパーの
幅に合わせてスリットが入れられた、複数枚のプライか
らなる原反ロールを、前記原反ロール支持部に取り付
け、この原反ロールから繰り出した複数の連続シートを
前記折畳機構部に案内して折り畳みながら積み重ねるよ
うに構成したインターフォルダにおいて、前記原反ロー
ル支持部から折畳機構部へ至る連続シートの案内経路
に、少なくとも一方の外周面にエンボス凸部を有する一
対のロールを備えたエンボス接合装置を設け、このエン
ボス接合装置によって前記折り畳みに先立って前記連続
シートにエンボス加工を施しプライ相互を接合するよう
に構成した、ことを特徴とするインターフォルダ。
と折畳機構部とを備え、予め製品ティッシュペーパーの
幅に合わせてスリットが入れられた、複数枚のプライか
らなる原反ロールを、前記原反ロール支持部に取り付
け、この原反ロールから繰り出した複数の連続シートを
前記折畳機構部に案内して折り畳みながら積み重ねるよ
うに構成したインターフォルダにおいて、前記原反ロー
ル支持部から折畳機構部へ至る連続シートの案内経路
に、少なくとも一方の外周面にエンボス凸部を有する一
対のロールを備えたエンボス接合装置を設け、このエン
ボス接合装置によって前記折り畳みに先立って前記連続
シートにエンボス加工を施しプライ相互を接合するよう
に構成した、ことを特徴とするインターフォルダ。
【００１１】（作用効果）かかるエンボス接合装置を設
けることで、請求項１記載の発明と同様な作用効果が奏
せられる。
けることで、請求項１記載の発明と同様な作用効果が奏
せられる。
【００１２】＜請求項３記載の発明＞複数の一次原反ロ
ールから繰り出した一次連続シートを重ね合わせて巻き
取るとともに製品ティッシュペーパーの幅に合わせてス
リットを入れて、二次原反ロールを製造するプライマシ
ンと、このプライマシンにより製造した二次原反ロール
が取り付けられ、この二次原反ロールから繰り出した、
各々製品ティッシュペーパーと同幅の複数の二次連続シ
ートを折り畳みながら積み重ねるインターフォルダと、
を個別に備えたティッシュペーパーの製造設備におい
て；前記インターフォルダに、前記折り畳みに先立って
前記二次連続シートにエンボス加工を施しプライ相互を
接合するエンボス接合手段を備え付けた、ことを特徴と
するティッシュペーパーの製造設備。
ールから繰り出した一次連続シートを重ね合わせて巻き
取るとともに製品ティッシュペーパーの幅に合わせてス
リットを入れて、二次原反ロールを製造するプライマシ
ンと、このプライマシンにより製造した二次原反ロール
が取り付けられ、この二次原反ロールから繰り出した、
各々製品ティッシュペーパーと同幅の複数の二次連続シ
ートを折り畳みながら積み重ねるインターフォルダと、
を個別に備えたティッシュペーパーの製造設備におい
て；前記インターフォルダに、前記折り畳みに先立って
前記二次連続シートにエンボス加工を施しプライ相互を
接合するエンボス接合手段を備え付けた、ことを特徴と
するティッシュペーパーの製造設備。
【００１３】（作用効果）このようにプライマシンでエ
ンボス接合手段を使用する必要がないので、プライマシ
ンの処理速度を低下させず、また処理が不安定になるこ
ともない。しかも、プライマシンと比べて処理速度の遅
いインターフォルダにエンボス接合手段を備え付けるこ
とによって、エンボスをより均一に付与でき、プライ離
れが生じ難く、エンボス付与部における紙の裂けや断紙
が発生し難くなる。
ンボス接合手段を使用する必要がないので、プライマシ
ンの処理速度を低下させず、また処理が不安定になるこ
ともない。しかも、プライマシンと比べて処理速度の遅
いインターフォルダにエンボス接合手段を備え付けるこ
とによって、エンボスをより均一に付与でき、プライ離
れが生じ難く、エンボス付与部における紙の裂けや断紙
が発生し難くなる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳説する。 （インターフォルダの例）図１は、本発明が対象とする
折板タイプのインターフォルダ１を示している。図中の
符号２は、インターフォルダ１の原反ロール支持部２に
セットされた二次原反ロールＲを示している。この二次
原反ロールＲは、必要数が図示平面と直交する方向に横
並びでセットされるものであり、本例の場合予め図示し
ないプライマシンによって製品ティッシュペーパーの幅
にスリットされ、製品ティッシュペーパーの複数倍幅、
例えば２倍幅で巻き取られた原反ロールＲがセットされ
る。なお、プライマシンとしては前述の図９に示すもの
からエンボスロール１２０を省略した構造のものが好適
に用いられる。
て詳説する。 （インターフォルダの例）図１は、本発明が対象とする
折板タイプのインターフォルダ１を示している。図中の
符号２は、インターフォルダ１の原反ロール支持部２に
セットされた二次原反ロールＲを示している。この二次
原反ロールＲは、必要数が図示平面と直交する方向に横
並びでセットされるものであり、本例の場合予め図示し
ないプライマシンによって製品ティッシュペーパーの幅
にスリットされ、製品ティッシュペーパーの複数倍幅、
例えば２倍幅で巻き取られた原反ロールＲがセットされ
る。なお、プライマシンとしては前述の図９に示すもの
からエンボスロール１２０を省略した構造のものが好適
に用いられる。
【００１５】二次原反ロールＲから繰り出された二次連
続シート（以下、単にシートという）３Ａ，３Ｂは、ガ
イドローラＧ１，Ｇ１等のガイド手段を介して折畳機構
部２０へ送り込まれる。
続シート（以下、単にシートという）３Ａ，３Ｂは、ガ
イドローラＧ１，Ｇ１等のガイド手段を介して折畳機構
部２０へ送り込まれる。
【００１６】折畳機構部２０においては、図２にも示す
ように、折板Ｐ，Ｐ…が必要数並設され折板群２１が形
成されており、各折板Ｐ，Ｐ…に対して一対のシート３
Ａ，３Ｂをそれぞれ案内するガイドローラＧ２，Ｇ２や
ガイド丸棒部材Ｇ３，Ｇ３がそれぞれ適所に配設され、
また折板Ｐ，Ｐ…の下側には折り畳まれ積み重ねられた
積層物３０を受けて搬送するコンベア２２が配設されて
いる。
ように、折板Ｐ，Ｐ…が必要数並設され折板群２１が形
成されており、各折板Ｐ，Ｐ…に対して一対のシート３
Ａ，３Ｂをそれぞれ案内するガイドローラＧ２，Ｇ２や
ガイド丸棒部材Ｇ３，Ｇ３がそれぞれ適所に配設され、
また折板Ｐ，Ｐ…の下側には折り畳まれ積み重ねられた
積層物３０を受けて搬送するコンベア２２が配設されて
いる。
【００１７】この種の折板Ｐ，Ｐ…を用いた折り畳み機
構は例えば米国特許４，０５２，０４８号特許明細書等
によって公知のものであり、一般には折板タイプと呼ば
れており、図３に示すように、各シート３Ａ，３Ｂ…を
Ｚ字状に折り畳みながら、かつ隣接するシート３Ａ，３
Ｂ…の側端部相互を掛け合わせながら積み重ねるもので
ある。
構は例えば米国特許４，０５２，０４８号特許明細書等
によって公知のものであり、一般には折板タイプと呼ば
れており、図３に示すように、各シート３Ａ，３Ｂ…を
Ｚ字状に折り畳みながら、かつ隣接するシート３Ａ，３
Ｂ…の側端部相互を掛け合わせながら積み重ねるもので
ある。
【００１８】この折り畳み機構の折板との関係を図示し
たものが図４〜図７である。簡単に説明すると、図４〜
図７に示すように、先ず各折板Ｐに対して一対のシート
３Ａ，３Ｂが案内され、この際これらシート３Ａ，３Ｂ
はガイド丸棒部材Ｇ３によって側端部相互が重なるよう
に位置をずらされながら案内される。ここに、この折板
に案内された時点で側端部が下側に重なっているシート
を第１のシート３Ａとし、上側に重なっているシートを
第２のシート３Ｂとすると、これらシート３Ａ，３Ｂ
は、図３及び図５に示すように第１のシート３Ａにおけ
る第２のシートと重なっていない側端部ｅ１が、折板の
側板Ｐ１によって第２のシート３Ｂの上側に折り返され
るとともに、図３および図６に示すように第２のシート
３Ｂにおける第１のシート３Ａと重なっていない側端部
ｅ２が、折板ＰのスリットＰ２から折板上に引き込まれ
るようにして下側に折り返され、この際、図３及び図７
に示すように、上流の折板Ｐにおいて折り畳まれ積み重
ねられたシート３Ａの最上層の折り返し端部ｅ３が、折
板ＰのスリットＰ２から第２のシート３Ｂの折り返し部
分間に案内される。かくして、各シート３Ａ，３Ｂ…は
Ｚ字状に折り畳まれるとともに隣接するシート３Ａ，３
Ｂの側端部相互が掛け合わされ、製品使用時において、
最上位のティッシュを引き取ると次のティッシュが引き
出されるようになる。
たものが図４〜図７である。簡単に説明すると、図４〜
図７に示すように、先ず各折板Ｐに対して一対のシート
３Ａ，３Ｂが案内され、この際これらシート３Ａ，３Ｂ
はガイド丸棒部材Ｇ３によって側端部相互が重なるよう
に位置をずらされながら案内される。ここに、この折板
に案内された時点で側端部が下側に重なっているシート
を第１のシート３Ａとし、上側に重なっているシートを
第２のシート３Ｂとすると、これらシート３Ａ，３Ｂ
は、図３及び図５に示すように第１のシート３Ａにおけ
る第２のシートと重なっていない側端部ｅ１が、折板の
側板Ｐ１によって第２のシート３Ｂの上側に折り返され
るとともに、図３および図６に示すように第２のシート
３Ｂにおける第１のシート３Ａと重なっていない側端部
ｅ２が、折板ＰのスリットＰ２から折板上に引き込まれ
るようにして下側に折り返され、この際、図３及び図７
に示すように、上流の折板Ｐにおいて折り畳まれ積み重
ねられたシート３Ａの最上層の折り返し端部ｅ３が、折
板ＰのスリットＰ２から第２のシート３Ｂの折り返し部
分間に案内される。かくして、各シート３Ａ，３Ｂ…は
Ｚ字状に折り畳まれるとともに隣接するシート３Ａ，３
Ｂの側端部相互が掛け合わされ、製品使用時において、
最上位のティッシュを引き取ると次のティッシュが引き
出されるようになる。
【００１９】このようにしてインターフォルダ１で製造
した折り畳み積層物３０は、後段設備において長手方向
に所定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理
を経てティッシュペーパー製品となる。
した折り畳み積層物３０は、後段設備において長手方向
に所定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理
を経てティッシュペーパー製品となる。
【００２０】（本発明について）本発明はこのようなイ
ンターフォルダにおいて、折り畳みに先立ってプライ相
互のエンボス接合を行うものである。具体的には、図１
に示すように原反ロール支持部２から折畳機構部２０へ
至るシート案内経路に、特に望ましくは図示のようにス
リッター装置ＳＲの出側から折畳機構部２０へ至るシー
ト案内経路に、エンボス接合装置１０を設けることを推
奨する。このエンボス接合装置１０としては、例えば図
８にも示すように一方のロール１１外周面にエンボス凸
部１１ａを有する一対のロール１１，１２を有し、この
ロール１１，１２間でシート３Ａ，３Ｂを挟みエンボス
加工を施すものが望ましい。かくして、原反支持部２か
ら折畳機構部２０へ移送される途中のシート３Ａ，３Ｂ
に、エンボス加工を施しプライ相互を接合することがで
きる。この際のインターフォルダの運転速度としては、
１５０ｍ／分以下、特に１２０〜１４０ｍ／分とするの
が望ましい。
ンターフォルダにおいて、折り畳みに先立ってプライ相
互のエンボス接合を行うものである。具体的には、図１
に示すように原反ロール支持部２から折畳機構部２０へ
至るシート案内経路に、特に望ましくは図示のようにス
リッター装置ＳＲの出側から折畳機構部２０へ至るシー
ト案内経路に、エンボス接合装置１０を設けることを推
奨する。このエンボス接合装置１０としては、例えば図
８にも示すように一方のロール１１外周面にエンボス凸
部１１ａを有する一対のロール１１，１２を有し、この
ロール１１，１２間でシート３Ａ，３Ｂを挟みエンボス
加工を施すものが望ましい。かくして、原反支持部２か
ら折畳機構部２０へ移送される途中のシート３Ａ，３Ｂ
に、エンボス加工を施しプライ相互を接合することがで
きる。この際のインターフォルダの運転速度としては、
１５０ｍ／分以下、特に１２０〜１４０ｍ／分とするの
が望ましい。
【００２１】また、エンボス接合装置１０を各折板Ｐ，
Ｐ…に対応して設け、一つの折板Ｐに対して送りだされ
る一対のシート３Ａ，３Ｂの両方を、一つのエンボス接
合装置１０で処理するように構成するのが望ましい。図
８は、かかるエンボス接合装置１０の配設形態に対応し
たエンボスロール１１の例を示している。各シート３
Ａ，３Ｂにおけるエンボス接合（付与）位置は適宜定め
ることができるが、図示のように、各シート３Ａ，３Ｂ
の幅方向両端部にそれぞれエンボス接合３ｅ，３ｅを施
すのが一般的であり、望ましい。
Ｐ…に対応して設け、一つの折板Ｐに対して送りだされ
る一対のシート３Ａ，３Ｂの両方を、一つのエンボス接
合装置１０で処理するように構成するのが望ましい。図
８は、かかるエンボス接合装置１０の配設形態に対応し
たエンボスロール１１の例を示している。各シート３
Ａ，３Ｂにおけるエンボス接合（付与）位置は適宜定め
ることができるが、図示のように、各シート３Ａ，３Ｂ
の幅方向両端部にそれぞれエンボス接合３ｅ，３ｅを施
すのが一般的であり、望ましい。
【００２２】このように、本発明はインターフォルダ１
でプライ相互のエンボス接合を行うので、運転速度が比
較的に速いプライマシンでエンボス接合を行う従来例と
比べて、エンボスをより均一に付与でき、プライ離れが
生じ難く、エンボス付与部における紙の裂けや断紙が発
生し難くなる。またこのようにしても、運転速度が遅い
ため、折り畳み処理が不安定になることもない。
でプライ相互のエンボス接合を行うので、運転速度が比
較的に速いプライマシンでエンボス接合を行う従来例と
比べて、エンボスをより均一に付与でき、プライ離れが
生じ難く、エンボス付与部における紙の裂けや断紙が発
生し難くなる。またこのようにしても、運転速度が遅い
ため、折り畳み処理が不安定になることもない。
【００２３】（その他）いうまでもないが、本発明は上
記例のような折板タイプのインターフォルダだけでな
く、他のタイプ、例えばロールタイプのインターフォル
ダにも適用することができる。また、本発明は例えば、
製品ティッシュと同幅の原反ロールをセットするタイプ
のものや、製品ティッシュ幅の２倍以上の幅を有し、こ
れを折畳に先立ってインターフォルダに設けたスリッタ
ーにより製品ティッシュ幅の連続シートに分割するタイ
プ等、公知のインターフォルダに対しても適用でするこ
とができる。ただし、本発明は上記図示例のように予め
プライマシンによって製品ティッシュペーパーの幅にス
リットされ、製品ティッシュペーパーの複数倍の幅で巻
き取られた原反ロールＲがセットされるタイプのインタ
ーフォルダに特に好適である。
記例のような折板タイプのインターフォルダだけでな
く、他のタイプ、例えばロールタイプのインターフォル
ダにも適用することができる。また、本発明は例えば、
製品ティッシュと同幅の原反ロールをセットするタイプ
のものや、製品ティッシュ幅の２倍以上の幅を有し、こ
れを折畳に先立ってインターフォルダに設けたスリッタ
ーにより製品ティッシュ幅の連続シートに分割するタイ
プ等、公知のインターフォルダに対しても適用でするこ
とができる。ただし、本発明は上記図示例のように予め
プライマシンによって製品ティッシュペーパーの幅にス
リットされ、製品ティッシュペーパーの複数倍の幅で巻
き取られた原反ロールＲがセットされるタイプのインタ
ーフォルダに特に好適である。
【００２４】また本発明は、プライマシンおよびインタ
ーフォルダを個別に備え、一次原反ロールをプライマシ
ンである程度まで分割し、さらにインターフォルダにお
いて製品幅まで分割するような既存のティッシュペーパ
ー製造設備に容易に適用できる利点がある。特にこの場
合、前述のとおりプライマシンにエンボス接合手段を備
え付けないことで、プライマシンの処理速度を低下させ
ずに処理の安定化を図ることができるようになる。ただ
し、本発明はこれに限定されず、プライマシンおよびイ
ンターフォルダでそれぞれエンボス接合加工を施すよう
にしても良い。
ーフォルダを個別に備え、一次原反ロールをプライマシ
ンである程度まで分割し、さらにインターフォルダにお
いて製品幅まで分割するような既存のティッシュペーパ
ー製造設備に容易に適用できる利点がある。特にこの場
合、前述のとおりプライマシンにエンボス接合手段を備
え付けないことで、プライマシンの処理速度を低下させ
ずに処理の安定化を図ることができるようになる。ただ
し、本発明はこれに限定されず、プライマシンおよびイ
ンターフォルダでそれぞれエンボス接合加工を施すよう
にしても良い。
【００２５】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によればエンボス
を均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス付
与部における紙の裂けや断紙が発生し難くなる。
を均一に付与でき、プライ離れが生じ難く、エンボス付
与部における紙の裂けや断紙が発生し難くなる。
【図１】本発明に係るインターフォルダの側面図であ
る。
る。
【図２】折畳機構部の正面図である。
【図３】折り畳み方を示す縦断面図である。
【図４】折板部分の要部拡大斜視図である。
【図５】折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。
【図６】折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。
【図７】折り畳み方を示す要部拡大斜視図である。
【図８】エンボス接合装置部分を示す要部拡大平面図で
ある。
ある。
【図９】従来のプライマシンの概略図である。
１…インターフォルダ、２…原反ロール支持部、Ｒ…原
反ロール、３Ａ，３Ｂ…連続シート、１０…エンボス接
合装置、２０…折畳機構部。
反ロール、３Ａ，３Ｂ…連続シート、１０…エンボス接
合装置、２０…折畳機構部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ６５Ｈ 45/08 Ｂ６５Ｈ 45/08 45/24 45/24 Ｃ Ｆターム(参考） 2D034 AB00 3E075 AA10 BA82 BA85 CA02 DC15 DC44 DE23 GA03 GA05 3E078 AA17 BB51 BC06 DD09 3F108 AA01 AB01 AB04 AC10 BA02 BB03 BB21 CA01
Claims (3)
- 【請求項１】それぞれ複数枚のプライからなる複数の連
続シートを、折り畳みながら積み重ねるように構成され
たインターフォルダにおいて、 前記折り畳みに先立って前記原反にエンボス加工を施し
プライ相互を接合するエンボス接合手段を設けた、 ことを特徴とするインターフォルダ。 - 【請求項２】原反ロール支持部と折畳機構部とを備え、 予め製品ティッシュペーパーの幅に合わせてスリットが
入れられた、複数枚のプライからなる原反ロールを、前
記原反ロール支持部に取り付け、 この原反ロールから繰り出した複数の連続シートを前記
折畳機構部に案内して折り畳みながら積み重ねるように
構成したインターフォルダにおいて、 前記原反ロール支持部から折畳機構部へ至る連続シート
の案内経路に、少なくとも一方の外周面にエンボス凸部
を有する一対のロールを備えたエンボス接合装置を設
け、このエンボス接合装置によって前記折り畳みに先立
って前記連続シートにエンボス加工を施しプライ相互を
接合するように構成した、 ことを特徴とするインターフォルダ。 - 【請求項３】複数の一次原反ロールから繰り出した一次
連続シートを重ね合わせて巻き取るとともに製品ティッ
シュペーパーの幅に合わせてスリットを入れて、二次原
反ロールを製造するプライマシンと、 このプライマシンにより製造した二次原反ロールが取り
付けられ、この二次原反ロールから繰り出した、各々製
品ティッシュペーパーと同幅の複数の二次連続シートを
折り畳みながら積み重ねるインターフォルダと、 を個別に備えたティッシュペーパーの製造設備におい
て；前記インターフォルダに、前記折り畳みに先立って
前記二次連続シートにエンボス加工を施しプライ相互を
接合するエンボス接合手段を備え付けた、 ことを特徴とするティッシュペーパーの製造設備。
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