JP2005192904A - 清掃用シート及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用に際して容易には剥離せず、表面層を形成する不織布シート以外を汚染させず、汚染した表面の不織布シートの取外し容易で、取替え式シートタイプのモップ状掃除具のシートとしても優れた特性を発揮する清掃用シートを提供する。
【解決手段】 複数枚の不織布シート2〜7を重ねた積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様8,8・・・を形成し、この凹凸模様8,8・・・によって上下方向において当接する不織布シート同士を互いに係合保持させて清掃用シート1とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、床、テーブル、机、食器、家具、建具、事務用具、備品などに付着する埃や汚れ、水分等を拭い清掃するための清掃用シート、さらには、取り替え式シートタイプのモップ状清掃具のシートとして利用される清掃用シートに関するものである。
床、テーブル、机、食器、家具、建具、事務用具、備品などの清掃用具として、たとえば、特許文献1(特開平7−242098号公報)においては、裏面に接着剤を塗布して粘着加工したメルトブロー不織布シートを、複数枚重ねて積層したものをスポンジに貼付し、使用により汚れたときには、一枚づつ剥がしてその都度きれいなシートが現れるようにしたクリーナーが提案されている。
また、特許文献2(特開2002−266218号公報)には、不織布シートを上下に複数枚積層して積層シートを製作し、この積層シートに対して、不織布シートの繊維に係合するアゴ部を有するニードルを突き刺しては抜き取る操作を繰り返し行うことで、上下の不織布シートの繊維を相互に絡ませて、複数の不織布シートを1枚ずつ引き剥がし可能に結合した不織布積層体が提案されている。
特開平 7−242098号公報(段落番号0005) 特開2002−266218号公報(請求項1および2)
しかしながら、前記特許文献1に記載の粘着剤を用いて不織布を積層する方法は、使用時において、不織布シートが容易に剥離しないよう、また、使用済みの不織布シートを容易に引き剥がせるように、上下に当接する不織布シート間の結合強度を微妙に調整することが困難で、使用時に剥離してしまったり、不要になった不織布シートを円滑に引き剥がすことができなかったりする、という実用上解決すべき課題がある。
また、不織布にとって異物である粘着剤を用いることによって、不織布シートの表面に粘着剤からなる硬質な層が形成されるので、この接着剤層が使用中に払拭対象面を傷つけるおそれがあるとともに、リサイクルする際にも問題がある。
また、特許文献2に記載の不織布積層体は、不織布シートを融着により、1枚ずつ引き剥がし可能に結合したもので、積層する方法は、粘着剤を使用した時と同じく、融着によって、異質ではないが硬質な層が形成され、裏面のみを融着した場合でも、硬質な層の積層によって得られた積層体は硬く、感触が悪く、使い勝手の必ずしも良いものではなく、結合強度の微妙な調整も、粘着剤を用いる場合に比較すれば容易になったとは言え、必ずしも簡単ではない。
さらに、上下の不織布シートの繊維を相互に絡ませて、1枚ずつ引き剥がし可能に結合し、積層する方法として、具体的に例示された方法は、不織布シートの繊維に係合するアゴ部を有するニードルを、突き刺しては抜き取る操作を繰り返し行なうという方法であるので、粘着剤の使用や融着と異なり、硬質の層を形成しない点で優れるものであるが、アゴ部の調整(その数と大きさの設定)と、繰り返し回数の設定が困難で、結合強度の微妙な調整が容易であるとは言えない。
この発明はかかる現状に鑑み、結合強度の微妙な調整がきわめて容易であるとともに、異質、同質を問わず硬質層を形成せず、リサイクルも容易である上、不織布シートの積層体からなる清掃用シートとして、使用に際して、積層された不織布シートが容易には剥離せず、表面層を形成する不織布シートが汚染した場合は、当該汚染された不織布シートの取外しが容易で、取替え式シートタイプのモップ状清掃具のシートとして使用しても、優れた特性を発揮する清掃用シートを提供せんとするものである。
前記の目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
複数枚の不織布シートを重ねてなる積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
この凹凸模様によって、上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させて不織布シート積層体を構成したこと
を特徴とする清掃用シートである。
また、この発明の請求項2に記載の発明は、
長辺又は短辺の長さが異なる複数枚の不織布シートを、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう積層するとともに、
この積層体を構成する不織布を、順次剥離可能に接合して不織布シート積層体としたこと
を特徴とする清掃用シートである。
また、この発明の請求項3に記載の発明は、
長辺又は短辺の長さが異なる複数枚の不織布シートを、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう順次重ねて得られた積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
この凹凸模様によって上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させて不織布シート積層体を構成したこと
を特徴とする清掃用シートである。
また、この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の清掃用シートにおいて、
前記不織布シート積層体は、
最外層を構成する不織布シートに、当該積層体を清掃具に取着可能とする装着部が一体的に形成されているものであること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項2または3に記載の清掃用シートにおいて、
前記不織布シート積層体は、
最外層を構成する、長辺の最も長い不織布シートもしくは短辺が最も短い不織布シートに、当該積層体を清掃具に取着可能とする装着部が一体的に形成されていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項1又は3に記載の清掃用シートにおいて、
前記不織布シート積層体に形成される凹凸模様は、
清掃用シートを清掃具に取着した際に、清掃具の側面及び/又は天面に位置するように設けられていること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項7に記載の発明は、
複数枚の不織布シートを積層して積層体とし、
得た積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
積層体に形成された凹凸模様によって、上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させること
を特徴とする清掃用シートの製造方法である。
さらに、この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項7に記載の清掃用シートの製造方法において、
前記複数枚の不織布シートは、
それぞれ長辺又は短辺の長さが異なるもので、複数枚の不織布シートによる積層体の形成に際し、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう順次積層すること
を特徴とするものである。
また、この発明の請求項9に記載の発明は、
請求項7又は8に記載の清掃用シートの製造方法において、
前記積層体への凹凸模様の形成は、
シールロールによる絞付け加工によって行なうもので、積層体への押圧加重が100kgf/cm〜200kgf/cmの範囲内にあること
を特徴とするものである。
この発明における清掃用シートは、複数枚の不織布シートを、順次剥離可能に接合させて不織布シート積層体を構成するに際し、絞付け加工、特に凹凸模様を有するシールロールによって、常温下において絞付け加工を行なって凹凸模様を形成し、もって複数枚の不織布シートを1枚ずつ引き剥がし可能に接合しているので、清掃中に不織布シートが剥がれ落ちることはなく、また、使用後は、汚れた最外層に位置する不織布シートのみを、不織布シート積層体から容易に剥離することができるものである。
また、この発明の清掃用シートにおいて、積層した各不織布シートの大きさを、順次変化させたものは、各不織布シートの少なくとも側縁を階段状とすることによって、剥離する際の摘みとなる耳部が形成され、あるいは端部が明確に判明するため、使用して汚れた不織布シートのみを掴んで剥がすことができ、また残りの枚数も容易に確認することができるものである。
さらに、この発明の清掃用シートにおいて、これをモップ状の清掃具の清掃部に装着して使用する際、取付け用の不織布シートを除き、最大の大きさの不織布シートが常に最外面に位置するように取付ければ、1枚剥離させた場合にも、常に最大の大きさのシートが最外面に顕出するため、清掃に使用している不織布シート以外は露出しないので、ホコリや汚れが、内面に位置する未使用の不織布シートに付着することをほぼ完璧に防止することができる。
また、この発明の清掃用シートをモップ状の清掃具の清掃部に装着した際、不織布シート同士の結合場所、すなわち凹凸模様を清掃部の側面及び/又は天面に位置するように設けた場合には、清掃中に結合部分が清掃面との摩擦により外れることがない。
また、この発明によれば、不織布シート同士の結合のために異質の材料を使用する必要がないので、リサイクルしやすい清掃用シートを、さらに、凹凸模様も部分的に設ければよいため、不織布シートの感触を充分に生かした清掃用シートを形成することができる。
さらに、この発明において、不織布シート同士を接合するための凹凸模様を、積層体の階段状に構成された部分に設けるとともに、長さの異なる不織布シートに凹凸模様が跨るようにして複数形成することによって、不織布シート同士の接合強度を容易に変化させ、また調整することができる。
以下、この発明の実施形態にかかる清掃用シートとその製造方法を、図面を参照して詳細に説明する。
この発明の清掃用シートは、不織布シートの積層体からなるもので、用いられる不織布シートとしては、その材質が、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系、あるいはそれらの複合化繊維、アセテート等の半合成繊維、キュプラ、レーヨン等の再生繊維、コットン、麻等の天然繊維などのものが挙げられる。
これらの中で、耐久性の点でポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステルを材質とするものが好ましく用いられる。
これらの不織布シートとしては、スパンレース、エアレイド、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンドなどいずれの製法により製造されたものでも用いることができるが、繊維間に適度に隙間を有し、ゴミやホコリを捕捉し易く、また、繊維間が密すぎないため、当接する不織布シート同士の結合強度を、使用済みの不織布シートを容易に引き剥がせるように調整し易いことから、スパンレース法で製造された不織布シートが好ましく用いられる。
かかる不織布シートの積層体を清掃用シートとするに際し、使用時において、積層された不織布シート同士が容易に剥離しないよう、また汚染した使用済みの不織布シートのみを容易に引き剥がせるように、上下方向において互いに当接する不織布シート間を結合するには、絞付け加工(エンボス加工)を用い、この絞付け加工によって形成された凹凸模様、より正確には凹凸部により、当接する不織布シート同士を互いに接合保持させるものである。
図1は、この発明の清掃用シートの一例を示す平面図であって、清掃用シート1は、この実施例では、6枚の不織布シート2,3,4,5,6,7が順次積層されたもので、不織布シート2は、長辺280mm、短辺210mmの長方形のポリエステルを素材とするもので、不織布シート3〜7も同質のものであるが、短辺の長さが夫々異なり、数字が大きくなるに従って短辺の長さが短くなっている。すなわち、最も短辺の長い不織布シート2の裏面に、2番目に短辺の長い不織布シート3を、後は短辺の長さに応じて不織布シート4,5,6,7の順で積層されているものである。
この清掃用シート1には、長手方向に沿った側縁部に、それぞれ所要の間隔をあけて絞付け加工により形成された凹凸模様8,8・・・が、片側に5個ずつ、不織布シート3〜7の端部を斜め横方向に跨るように形成されている。この凹凸模様8,8・・・は、複数の直線状の凹部が、それぞれ平行にかつ全体が三角形を形成するように設けられているものである。
また、清掃用シート1には、不織布シート3の長手方向に沿った側縁部に、絞付け加工により形成された凹凸模様9,9が、片側に2個ずつ、平行に形成されている。
そして、この凹凸模様9,9は、複数の直線状の凹部が、それぞれ平行にかつ全体が長方形を形成するように設けられているものである。
絞付け加工により凹凸模様8,9を形成するに際しては、加熱する必要はなく、凹凸部を有するシールロールで常温下に圧力を加えることで、以下の機能が奏される。
不織布シート2〜7の6枚が、絞付け加工によって長手方向に沿った側縁部に、凹凸模様8,8・・・を対称的に形成した箇所において、上下方向で当接する不織布シートの一部が、加工圧力によって部分的に一方の不織布シートの繊維が他方の不織布シートの繊維間に押し込まれ、その箇所において不織布シート2〜7が適度に一体化しているもので、粘着剤や融着により接合させた場合のように硬質な層を形成することない。
したがって、特許文献2に記載された発明のように、ニードルを突き刺しては抜き取るといった煩雑な工程を行わずとも、凹凸を有するシールロールで表面から圧力を加えるだけでよく、得られた積層体、すなわち清掃用シート1は、使用時においても不織布シートが容易に剥離せず、使用済みの不織布シートは指により容易に引き剥がせるという機能を奏するものである。
特に、不織布シート2と不織布シート3に跨って凹凸模様9,9を形成しておけば、その箇所において、不織布シート2と不織布シート3の2枚のシートが一体化され、これによって、不織布シート7から順に剥離していった場合、最後に残る2枚については、その間の接合強度を上げることができるのである。
図1に示される清掃用シート1において、不織布シート2,3,4,5,6,7の短辺の長さを夫々異ならせ、最も短辺の長い不織布シート2の裏面に、2番目に短辺の長い不織布シート3が、後は短辺の長さに応じて不織布シートが積層されているが、これは、使用済みの不織布シートの端部に対する視認を容易にし、指による引き剥がしを容易にするためである。
また、逆に図示しないが、短辺の短い不織布シートから順に、短辺の長い不織布シートを積層したものは、使用に際して、表面層(拭き取り層)を形成する不織布シート以外、すなわち、内面の不織布シートの全体を覆うため、内面の不織布シートの汚染を完璧に防止できる。
最も短辺の長い不織布シート2は、取替え式シートタイプのモップ状清掃具との取付け面として使用される。
その機能について、図2を用いて説明すると、図2はこの発明の清掃用シート1を、取替え式シートタイプのモップ状清掃具20の取付け状態を示すもので、この清掃用シート1は、積層された不織布シート2(最も短辺の長いシート)を介して取付けられるものである。なお、取付け構造については図示しない。
ここで、不織布シート積層体からなる清掃用シートにおいて、最外層を形成する2枚、具体的には不織布シート2または7の内1枚は、払拭対象に接する側の面の不織布シートとなるので、その反対側の不織布シート(以下、最内層ともいう。)は清掃具に取着されるもので、清掃具に取着可能な装着部を形成されるものである。
図2に示した実施例においては、不織布シート2〜7は、清掃具に取付けた際に最も短辺の短い不織布シート7が最外層として表面に露出し、後は短辺の長さに応じて積層されているため、各不織布シートの端部が不揃いで、例えば、不織布シート7の短辺は、不織布シート6の短辺より短いので、不織布シート7を指で剥離するとき、剥離する不織布シート7の端部を探すことなく、容易に引っ張って剥離することができる。以下不織布シート3〜6の剥離の際も同様である。
なお、不織布シート3〜6を順に剥離していくと、最後にモップ状清掃具に取付けられた最も短辺の長い不織布シート2(最内層)が露出するが、この不織布シート2も勿論清掃に使用できるものである。
このように、不織布シート積層体のうち、一枚の不織布シート、実施例においては不織布シート2をモップ状清掃具に取着可能な装着部とすれば、一回の絞付け加工によりモップ状清掃具20に取着可能な装着部を備えた不織布シート2〜7の積層体からなる清掃用シート1を製造できるので好ましい。
なお、不織布シート2〜7を、図1とは逆に、最外層が最も短辺の長い不織布シート7で、後は短辺の長さに応じて順次積層すると、最外層のものが次層よりも常に長いため、その不織布シートの端部は、次層の不織布シートより食み出して耳部を形成し、この耳部においては、当接する不織布シート間は結合していないので、不織布シートを指で剥離するとき、耳部を掴み不織布シートを引っ張るとそれらを容易に剥離することができる。
また、図2に示されるように、絞付け加工により形成された凹凸模様8,8・・・は、清掃用シート1を取替え式シートタイプのモップ状清掃具20に取付けられた際に、モップ状清掃具20の側面及び/又は天面に位置させるのが好ましい。
この凹凸模様8,8・・・が、モップ状清掃具20の底面に位置するようにすると、当該モップ状清掃具20を用いて床面を清掃する際、各凹凸模様8,8・・・が床面に接触することになり、各凹凸模様8、8・・・による不織布シート間の接合が外れて、不織布シートが剥離するおそれが生じる。
この発明の清掃用シート1は、複数枚の不織布シート2〜7を積層して積層体とし、凹凸模様を有するシールロールにより、常温下に絞付け加工を行なうという簡単な工程により容易に得られるもので、その工程を図3に示す。
図3における清掃用シート製造装置30は、シート積層体送入コンベア32、シールロール33、清掃用シート引取コンベア34、切断ロール35を主体として構成されたものであって、各不織布供給ロール(図示せず)から供給された不織布シート31,31・・・は、シート積層体送入コンベア32上で積層され、ついでシールロール33に送入され、シールロール33により加圧して絞付け加工がなされる。
その際、押圧加重は100kgf/cm〜200kgf/cmの範囲であることが好ましく、それにより不織布シート2〜7の接合強度を清掃用シート1に求められるものに調整することができる。
なお、図3においては、シールロール33においても、一枚の不織布シートが積層されている。
絞付け加工が施されたシート積層体は、清掃用シート引取コンベア34により引き取られ、ついで切断ロール35により所望の大きさに切断され、この発明の清掃用シート1とされる。
得られた図1に示される形状の清掃用シート1を、図2に示されるようにモップ状清掃具20の清掃部に不織布シート2を介して止着し、床面の清掃を行ったところ、清掃中に不織布シートが剥がれ落ちることは全くなく、また使用後、最外層の一枚を剥離したところ、容易に剥離でき、新しく露出した面はホコリや汚れが付着しておらず、清浄な状態を保っている表面を有していた。
この発明に係る清掃用シートの一例の部分切断平面図である。 この発明に係る清掃用シートを取替え式シートタイプのモップ状清掃具への取付け状態を示す斜視図である。 この発明に係る清掃用シートの製造工程を示す概念図である。
符号の説明
1 清掃用シート
2〜7 不織布
8 凹凸模様
9,10 凹部
20 モップ状清掃具
30 清掃用シート製造装置
31 シート
32 シート積層体送入コンベア
33 シールロール
34 清掃用シート引取コンベア
35 切断ロール

Claims (9)

  1. 複数枚の不織布シートを重ねてなる積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
    この凹凸模様によって、上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させて不織布シート積層体を構成したこと
    を特徴とする清掃用シート。
  2. 長辺又は短辺の長さが異なる複数枚の不織布シートを、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう積層するとともに、
    この積層体を構成する不織布を、順次剥離可能に接合して不織布シート積層体としたこと
    を特徴とする清掃用シート。
  3. 長辺又は短辺の長さが異なる複数枚の不織布シートを、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう順次重ねて得られた積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
    この凹凸模様によって上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させて不織布シート積層体を構成したこと
    を特徴とする清掃用シート。
  4. 前記不織布シート積層体は、
    最外層を構成する不織布シートに、当該積層体を清掃具に取着可能とする装着部が一体的に形成されているものであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の清掃用シート。
  5. 前記不織布シート積層体は、
    最外層を構成する、長辺の最も長い不織布シートもしくは短辺が最も短い不織布シートに、当該積層体を清掃具に取着可能とする装着部が一体的に形成されていること
    を特徴とする請求項2または3に記載の清掃用シート。
  6. 前記不織布シート積層体に形成される凹凸模様は、
    清掃用シートを清掃具に取着した際に、清掃具の側面及び/又は天面に位置するように設けられていること
    を特徴とする請求項1又は3に記載の清掃用シート。
  7. 複数枚の不織布シートを積層して積層体とし、
    得た積層体に、常温下において絞付け加工を行なうことによって凹凸模様を形成し、
    積層体に形成された凹凸模様によって、上下方向において当接する不織布シート同士を互いに接合させること
    を特徴とする清掃用シートの製造方法。
  8. 前記複数枚の不織布シートは、
    それぞれ長辺又は短辺の長さが異なるもので、複数枚の不織布シートによる積層体の形成に際し、異なる長さに従って、少なくとも一方の側縁が階段状となるよう順次積層すること
    を特徴とする請求項7に記載の清掃用シートの製造方法。
  9. 前記積層体への凹凸模様の形成は、
    シールロールによる絞付け加工によって行なうもので、積層体への押圧加重が100kgf/cm〜200kgf/cmの範囲内にあること
    を特徴とする請求項7または8に記載の清掃用シートの製造方法。
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