JP5985937B2 - ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチスタンド式インターフォルダによってティシュペーパー製品を製造する方法及びティシュペーパー製品に関するものである。
図12、図13に示されるような、上面に細長取り出し口101を備える収納箱102内に、複数組のティシュペーパーが最上位の一組100Tを引き出すと次の一組の一部が引き出されるように折り畳み重ねられたにティシュペーパーの束160(ポップアップ式のティシュペーパー束とも称される)が収納されたティシュペーパー製品100は、良く知られるところである。
この種のティシュペーパー製品100は、これまで省資源化、輸送コストの削減などに対応すべく製品のダウンサイジングが進められてきた。一部の製品では特に収納箱102の収納箱高さが、旧来80mm程度であったところ近年は50mm以下にまで縮小されている。
しかし、収納されるティシュペーパーの枚数については2枚を1組として200組〜160組と旧来からほとんど変わりない。このためティシュペーパー製品100には、収納箱内にティシュペーパーの束が高さ方向に圧縮された状態で収納され、ティシュペーパー束の嵩の復元力により、ティシュペーパー束160の上面が、収納箱の上面の内側面に圧接しているものもある。
ティシュペーパー束160が、収納箱の上面内側面に過度に圧接していると最上位の一組を収納箱上面の取り出し口から取り出し難くなる。特に、未使用の状態から使用を開始する際の最上位最初の一組を取り出す際に破れなどが生じやすくなる。
そこで係る製品100では、ティシュペーパーの紙厚を薄くする、製造時に収納箱にティシュぺーパー束を挿入する前にティシュペーパー束を押して嵩を低下させるなどの対策が採られてきた。しかし、このような圧縮処理や紙厚を薄くすることは、ティシュペーパーに求められる柔らかさや手肉感と引き替えとなるため、このような対策には限界がある。
このため上記対策とともに特に最初の一組100Tの引き出し性を向上させるべく、特に図13に示すように、最上位の一組100Tの縁を内側に折り返して強度を高めるとともに、その折り返し縁100Eが細長取り出し口101内において長手方向に沿って位置するように、すなわちティシュペーパー束160の幅方向中央に位置して、摘みやすくして、引き出し性を高めることが行なわれている。この効果は、折り返し縁100Eの位置が適切な位置にあることが重要となる。
また、上記のように収納箱の上面内側面に過度に圧接していないものの場合には、輸送時に収納箱内でティシュペーパー束が動き、それにより折り返し縁が細長取り出し口内において長手方向に沿った位置からずれて、最上位の一組を収納箱上面の取り出し口から取り出し難くなることがあった。
他方、この種のティシュペーパー製品100を製造するにあたっては、そのティシュペーパー束を形成すべくインターフォルダと称される折畳み積層装置が使用され、その最上位の折り返し縁の形成もインターフォルダで行なわれている。
そのインターフォルダの一種であるマルチスタンド式インターフォルダ200(スタンド式インターフォルダ、マルチフォルダーとも称される)は、図14に示すように、多数の折畳み機構部100,100…が並列されており、各折畳み機構部に連続シートS,Sを送り込むとその連続シートS,Sは折り畳みがなされたのちに下流へと搬送されるようになっており、それとともに、マルチスタンド式インターフォルダ200では、上流側の折畳み機構部から下流側の折畳み機構部に行くにしたがって各折畳み機構部折り畳まれた連続シートが順次に積層して積み重ねられるようになっており、上記の折畳みと積層とによって最下流の折畳み機構部にて製品に対応する組数、例えば160組や200組が折畳み重ねられた連続する束150が形成される(下記特許文献1〜4参照)。折り返し縁100Eの形成は、その最下流の折畳み機構部110Eで最上位となる連続シートを折り返すことで行なわれる。
そして、最下流の折畳み機構部110Eの後段にてその連続する束150をティシュペーパー束の大きさとなるように概ね200mm程度の長さで裁断することでティシュペーパー束160が得られる。
ここで、このマルチスタンド式インターフォルダ200で形成されたティシュペーパー束160は、コンベアに載置して搬送され、さらに適宜コンベアの下流に接続されたカートナーローダー部において90°回転させられるなどして箱詰め工程に送られる。この搬送は、マルチスタンド式インターフォルダの生産性が高いこともあり、100m/分と高速となることもある。
また、上記ティシュペーパー製品における上記折り返し縁の形成は、単に引き出し性を向上することのみならず、ティシュペーパー製品の製造過程における要望からも改善されたところでもある。
すなわち、上記のとおりマルチスタンド式インターフォルダ200で形成されたティシュペーパー束160を搬送する過程で、そのティシュペーパー束150の最上位の縁片が折り返されていないと、空気抵抗や周辺機器などに帯電した静電気等の影響により、ティシュペーパー束の最上位の縁片がめくれたりずれたりする(下記特許文献5,6参照)。
そして、そのような縁片のめくれ等が発生すると、ティシュペーパー束160を収納箱に挿入する工程や、挿入した後に収納箱を糊で封止する工程で、糊や糊付与装置とティシュペーパー束が接触したりして、収納箱への糊付け不十分となり封止が不十分になる製品や、最上位のティシュペーパーが取り出し口からスムーズに取り出せなくなる製品など不良製品が製造されることになる。このような製造過程においても最上位の縁片を折り返す、特に内側に折り返すこととされていたのである。
しかしながら、上述のとおりインターフォルダ、特にマルチスタンド式インターフォルダ200におけるティシュペーパー束の生産性は高く、その結果、後段におけるティシュペーパー束150の搬送速度も速い。このため、単にティシュペーパー束の最上位の縁片を内側に折り返すだけでは、折り返し縁ごとめくれてしまったり、完全にめくれることがなくても、図15に示すように、縁片の一部120Eがティシュペーパー束160の端面方向に飛び出す態様となることがあり、その結果、上記のような不良製品が製造されてしまうことがあった。
米国特許4052048号公報(特公昭55−1215号公報) 特開2006−240750号公報 特許4676564号 特許4676552号等 特開平5−178317号公報 特開2008−74557号公報 特開2010−233973号公報 特開2002−347146号公報
そこで、本発明の主たる課題は、ティシュペーパー束の最上位の縁片を折り返した折り返し縁が搬送過程でめくれたり、ずれたりせず、収納箱の取り出し口内位置など製品における所望の部位に折り返し縁をより一層確実に位置せしめることができる、ティシュペーパー製品の製造方法と、そのような折り返し縁のずれなどが防止されたティシュペーパー製品を提供することにある。
上記課題を解決するための手段及びそれらの作用効果は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
ティシュペーパー製品の製造方法において、
複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
さらに、前記折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるようにして第1連続シートと第2連続シートとが重なっている部分に折り返して、第1連続シートの折り返し縁部と折り返し縁部以外の部分と第2連続シートの一方縁部とが積層された部分を形成し、
その積層された部分を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
その後に、折り板で、前記第2連続シートの他方の縁部を折り返すとともに、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートとを掛け合わせ、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
その連続ティシュペーパー束を断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
(作用効果)
本項記載の発明によれば、製造されるティシュペーパー束が、折り返し縁部が折り込まれた部分と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されているものとなる。しかも、係る仮固定はマルチスタンド式インターフォルダの最下流の折畳み機構部で、連続ティシュペーパー束の段階で行なわれる。
よって、連続ティシュペーパー束を断裁してティシュペーパー束となった直後から箱詰めされるまでの搬送過程で、折り返し縁部が折り込まれた部分自体が解けることも、折り返し縁部が折り込まれた部分が浮き上がたりめくれたりすることがない。
したがって、最上位の折り返し縁が、常に適切な位置のまま搬送されることになり、不良製品が発生することなくティシュペーパー製品が製造される。
〔請求項2記載の発明〕
ティシュペーパー製品の製造方法において、
複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
その第1連続シートと第2連続シートが重ねられた部分及び折り返し縁部をそれぞれ流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
その後に、折り板で、前記第2連続シートの第1連続シートと重なっていない縁部を折り返して、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートを掛け合わすとともに、前記第1連続シートの折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるように折り返して、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
その連続ティシュペーパー束を断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
(作用効果)
本項記載の発明によれば、製造されるティシュペーパー束は、折り返し縁部が折り込まれた部分がエンボスにより仮固定されているとともに、最上位に位置するティシュペーパーの前記巻き折りされていない片と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されているものとなる。また、係る仮固定はマルチスタンド式インターフォルダの最下流の折畳み機構部で、連続ティシュペーパー束の段階で行なわれる。
よって、連続ティシュペーパー束を断裁してティシュペーパー束となった直後から箱詰めされるまでの搬送過程で、折り返し縁部が折り込まれた部分自体が解けることがなく、また、折り返し縁部が折り込まれた部分が浮き上がり難い。
したがって、最上位の折り返し縁が、常に適切な位置のまま搬送されることになり、不良製品が発生することなくティシュペーパー製品が製造される。
〔請求項3記載の発明〕
ティシュペーパー製品の製造方法において、
複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
その後に、折り板で、前記第2連続シートの第1連続シートと重なっていない縁部を折り返して、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートを掛け合わすとともに、前記第1連続シートの折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるように折り返して、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
その後にその連続ティシュペーパー束を個々のティシュペーパー束に断裁する断裁手段に搬送する過程で、前記第1連続シートの折り返し縁部と折り返し縁部以外の部分と第2連続シートの縁部とが積層された部分を、連続ティシュペーパー束の他の層との掛け合わせを解くことなく一次的に持ち上げて、前記積層された部分を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
その後に連続ティシュペーパー束を断裁手段で断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
(作用効果)
本項記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様に、製造されるティシュペーパー束が、折り返し縁部が折り込まれた部分と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されているものとなる。しかも、係る仮固定はマルチスタンド式インターフォルダの最下流の折畳み機構部から個々のティシュペーパー束に断裁される連続ティシュペーパー束の搬送過程で行なわれる。
よって、連続ティシュペーパー束を断裁してティシュペーパー束となった直後から箱詰めされるまでの搬送過程で、折り返し縁部が折り込まれた部分自体が解けることも、折り返し縁部が折り込まれた部分が浮き上がたりめくれたりすることがない。
したがって、最上位の折り返し縁が、常に適切な位置のまま搬送されることになり、不良製品が発生することなくティシュペーパー製品が製造される。
〔請求項4記載の発明〕
ポップアップ式に折畳み積層されたティシュペーパー束が収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
前記ティシュペーパー束は、最上位に位置するティシュペーパーの縁部が巻き折りされ、その折り返し縁が前記収納箱の上面に形成された取り出し口範囲内に位置しているとともに取り出し口の長手方向に沿って延在し、
かつ、前記巻き折りされた部分と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されている、
ことを特徴とするティシュペーパー製品。
(作用効果)
前記巻き折りされた部分と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されているため、摘みやすく引き出しやすい。
〔請求項5記載の発明〕
ポップアップ式に折畳み積層されたティシュペーパー束が収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
前記ティシュペーパー束は、最上位に位置するティシュペーパーの縁部が巻き折りされ、その折り返し縁が前記収納箱の上面に形成された取り出し口範囲内に位置しているとともに取り出し口の長手方向に沿って延在し、かつ、
前記巻き折りされた部分がエンボスにより仮固定されているとともに、最上位に位置するティシュペーパーの前記巻き折りされていない片と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されている、
ことを特徴とするティシュペーパー製品。
(作用効果)
請求項4記載の発明と同様の作用効果を奏する。
以上のとおり本発明によれば、ティシュペーパー束の最上位の縁片が折り返された折り返し縁が搬送過程でめくれたり、ずれたりせず、収納箱の取り出し口内位置など製品における所望の部位により一層確実に位置せしめることができる、ティシュペーパー製品の製造方法が提供され、また、そのような折り返し縁のずれなどが防止されたティシュペーパー製品が提供される。
本発明の第1実施形態に係る最下流の折畳み機構部の側面概略図である。 上記第1実施形態に係る最下流の折畳み機構部での折りを説明する斜視図である。 上記第1実施形態に係る折畳み機構部におけるエンボッシングを説明するための正面概略図である。 上記第1実施形態に係る折畳み機構部で形成されるティシュペーパー束の断面を示す概略図である。 本発明に係る仮固定を行なう凸エンボスロールを説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る最下流の折畳み機構部の側面概略図である。 上記第2実施形態に係る最下流の折畳み機構部での折りを説明する平面図である。 上記第2実施形態の折畳み機構部におけるエンボッシングを説明するための正面概略図である。 上記第2実施形態の折畳み機構部で形成されるティシュペーパー束の断面の概略図である。 本発明の第3実施形態に係るエンボッシング態様を説明するための側面図である。 上記第3実施形態に係るエンボッシングを説明するための正面概略図である。 ティシュペーパー製品を説明するための斜視図である。 ティシュペーパー製品におけるティシュペーパー束と取り出し口との関係を説明するための断面図である。 マルチスタンド式インターフォルダの概要を説明するための図である。 従来の搬送過程で生ずるティシュペーパー束の不良態様を説明するための図である。
次に、本発明の実施形態を説明する。なお、図中の矢印HDは水平方向を、矢印LDは上下方向を示している。
『第1実施形態』
本発明の第1実施形態を図1〜5を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係るティシュペーパー製品は、カートンとも称される上面に取り出し口を有する直六面体の収納箱内にティシュペーパー束が収納されたものであり、上記取り出し口から収納箱内のティシュペーパー束の最上位の一組を引き出すと次の一組の一部が引き出される所謂ポップアップ式のものである。
この種のティシュペーパー製品の製造方法の概要は次記のとおりである。まず、抄紙設備においてクレープを有する薄葉紙を抄造し、これを巻き取って一次原反ロール(一般にジャンボロールともいわれている)を製造する(抄造工程)。
次いで、この一次原反ロールをプライマシンとも称される積層設備に必要数セットし、セットされた各一次原反ロールから一次連続シートを繰り出すとともに、適宜重ね合わせて積層一体化し、巻き取って複数のプライからなる二次原反ロールを製造する(積層工程)。
次いで、二次原反ロールから順次連続シートを繰り出し、この連続シートをインターフォルダとも称される折畳み設備に供給し、連続シートを折畳むとともに順次積層してティシュペーパー束を製造する(ティシュペーパー束製造工程)。
次いで、このティシュペーパー束を収納箱内に収納してティシュペーパー製品とする(収納工程)。
本実施形態に係るティシュペーパーの製造方法では、上記抄造工程、積層工程及び収納工程については、既知の方法により行なうことができる。
ティシュペーパー束製造工程は、インターフォルダと称される折畳み設備が用いられる。係るインターフォルダは、マルチスタンド式インターフォルダと、ロータリー式インターフォルダに大別されるが、本実施形態に係るティシュペーパーの製造方法は、従来のマルチスタンド式インターフォルダの特にティシュペーパー束の最上位となるティシュペーパーとそれよりも一層下位のティシュペーパーの折りを行なう最下流の折畳み機構部を改良したものを用いて容易に行なうことができる。
なお、マルチスタンド式インターフォルダは、マルチフォルダー、スタンド式インターフォルダ、PCMC式インターフォルダとも称される既知の装置であり、米国特許4052048号公報(特公昭55−1215号公報)、特開2006−240750号公報、特許、特許4676564号、特許4676552号等に示されるように、一対の折り板を有する折畳み機構部がライン流れ方向に多数(通常80〜120機)並設され、各折畳み機構部対して同時にティシュペーパーの幅と同幅にスリットした連続シートを2シート並べて連続的に供給すると、各折畳み機構部でそれら2つの連続シートの折り畳みが行なわれるとともに、ライン上流側の折畳み機構部で折り畳まれた連続シートの上にそれよりもライン下流側の折畳み機構部で折り畳まれた連続シートが順次積層されていき、最下流において必要枚数が積層された連続ティシュペーパー束が形成されるものである。
また、折畳み機構部とは、連続シートを2シート並べ各シートを互いに折り込むように折り畳む設備の単位であり、マルチスタンド式インターフォルダの基本となる機構部である。
本実施形態に係る製造方法を実施するための具体的な最下流の折畳み機構部10の構成例と、そこでの連続シート20,30の折り態様を図面を参照してさらに説明していく。
まず、本実施形態に係る最下流の折畳み機構部10は、原反ロールから繰出された連続する帯状の連続シート20,30が、ガイドローラ等のガイド手段で案内されつつ一対として当該折り畳み機構部10の折り板11,11へ送り込まれる。
送り込まれた一対二つの連続シート20,30のうち、後に連続ティシュペーパー束50の最上位となる第1連続シート20は、その縁部21が案内板12に導かれ、その縁部21が案内板12に沿って折り返し方向に案内されるとともにロール13でニップされて縁部21が折り返され、図2(A)に示されるように、一方縁部21が折り返された状態となる。この折り返しの際に第1連続シート20の進行方向が90°転換される。
一方、折畳み機構部10に送り込まれた二つの連続シート20,30のうち、連続ティシュペーパー束50の最上位より一層下位となる第2連続シート30は、ガイドバー14等でその進行方向が90°転換された後、前記縁部21が折り返された第1連続シート20とロール15上で合流されて重ね合わせられる。
このときの重ね合わせは、図2(B)に示されるように、第1連続シート20の折り返し縁部21が位置する面と同一面に対して重ね合わせられ、さらに、前記折り返し縁部21に重ならないようにして、第2連続シート30が流れ方向と直行する方向に一部だけが重なるようにして行なわれる。
次いで、第1連続シート20と第2連続シート30とが重ね合わされた状態で搬送される過程で、第1連続シート20の折り返し縁部21が、その縁22が内側に巻き込まれるようにして第1連続シート20と第2連続シート30とが重なっている部分の上に折り返される。
この折り返しの具体的方法は、必ずしも限定されないが、第1実施形態では折畳み機構部10が通常具備する一対の折り板11の折り返しメカニズムと同様のメカニズムで折り返し縁部21をさらに折り返すプレ折り板16を最下流の折畳み機構部10に設けて、第1連続シート20の折り返し縁部21を折り返している。このようなプレ折り板16を設ければ簡易に縁部を巻き折りすることができる。
この折り返し後には、各連続シートの関係は、図2(C)に示すように、第1連続シート20の折り返し縁部21と折り返し縁部以外の部分23と第2連続シート30の一方縁部31とが積層された部分が形成されたものとなる。
次いで、係る積層された部分40を有する状態で搬送される過程で、その積層された部分40を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定する。
エンボッシングによる仮固定は、本実施形態では、図1、図4に示されるように、外周に沿って複数の単位凸エンボス18,18…が配された外周面が金属などの硬質素材である凸エンボスロール17Aとこれを受ける外周面が、ゴム等の軟質素材である受けエンボスロール17Bとで構成される一対のエンボッシングロールを具備するエンボッシング装置17を設け、このエンボッシングロール間に上記積層部分40を通すことで仮固定が行なっている。このエンボッシングは、図示例の如く、第1連続シート側が凸エンボスロール17Aに接するようにしたほうが、仮固定が効果的に行なわれる(図中、仮固定部分を41で示す)
なお、凸エンボスロール17Aにおける単位凸エンボス18,18…の配列パターン(以下、エンボスパターンともいう。)は、流れ方向に単位凸エンボス18,18…による列が複数列並び、かつ、各列における単位凸エンボス18,18…が流れ方向に所定間隔で並び、さらに隣接する各列における単位凸エンボス18,18…同士がライン幅方向に重なることなく配置されているのが望ましい。特に二列で千鳥状に単位凸エンボスが配置されているのがよい。連続シートを破断させることなく、また、所望の接合強度で積層部分を仮固定することができる。
なお、好適な接合強度は、より好ましくは1.0〜10.0gf/ライン、望ましくは2.0〜7.0gf/ラインである。この範囲であると、後段の搬送工程で意図しない最上面の巻き折り部分がめくれたりすることがなく、また、使用の際にティシュペーパー同士が意図せず分離しないことがなくなる。
このように積層部分40を仮固定がなされると図2(D)のようになり、この状態で折り板11に各連続シート20,30が送り込まれる。
折り板11は、マルチスタンド式インターフォルダが通常具備するものであり、第1実施形態では、常法によりこの折り板11で、前記第2連続シート30のエンボッシングされていない他方の縁部32を折り返すとともに、上流側の各折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束50fの最上面に位置する連続シートとを掛け合わせる。
第1連続シート30は、プレ折り板16にて既に折り返しが行なわれているため、この折り板は、バイパスする或いは折を行なわないように位置を変更する等して、ここでは行なわなようにする。
このようにして製造された連続ティシュペーパー束50は、図2(D)に示されるように、前記折り返し縁部21が折り込まれた部分が最上面となるものであり、特に最上面の折り返し縁部21が巻き込まれた部分とその一層下層の第2連続シート30が仮固定されたものとなる。
以上のようにして得られた連続ティシュペーパー束50は、既知の方法により最下流の折畳み機構部10の後段にて断裁手段により流れ方向に所定の間隔をおいて断裁して図4に示される個々のティシュペーパー束60とされる。
そして、後段設備に搬送して収納箱に収納してティシュペーパー製品とする。
第1実施形態では、得られるティシュペーパー束60の最上面に位置するティシュペーパー20Tの折り返し縁部21aが折り込まれた部分すなわち巻き折り部分21Aと、それより一層下層に位置するティシュペーパー30Tの片31aとがエンボス41により仮固定されているため、箱詰めに至るまでの搬送過程で風や静電気の影響をうけても当該巻き折り部分21Aが浮き上がることがなく、ずれやめくれが生じない。
なお、マルチスタンド式インターフォルダでは、連続ティシュペーパー束50の紙の方向は、流れ方向に沿って縦方向(MD方向)となっており、流れ方向と直交する方向に沿って横方向(CD方向)となっている。このため、連続ティシュペーパー束50を所定の長さに切断して得られたティシュペーパー束60を構成するティシュペーパーの紙の方向は、ティシュペーパーの折り畳み部の延在方向に沿って縦方向(MD方向)となり、ティシュペーパーの折り畳み部の延在方向と直交する方向に沿って横方向(CD方向)となる。すなわち、取り出し口から引き出す際の引き出し方向がCD方向となる。
なお、上記第1実施形態により製造されるティシュペーパー製品の構造は、そのティシュペーパー束60が、方形のティシュペーパーが二つ折りされ、その折り返し片の縁が上下に隣接するティシュペーパーの折り返し内面に位置するようにして、互い違いに重なり合いつつ積層された基本構造をなす。
そして、上記のとおりティシュペーパー束60の最上位に位置するティシュペーパー20Tの縁部21aが巻き折りされ、その折り返し縁22が、前記収納箱の上面に形成された取り出し口範囲内に位置されて、特に、取り出し口の幅方向(単手方向)の中央範囲で長手方向に沿って延在するように位置される。
なお、取り出し口の形状は、本実施形態では、必ずしも限定されないが、収納箱の長手方向に沿うやや細長い角取り矩形、或いはその矩形の長辺の中央部を外方に向かってやや膨張させてアーチ状として、楕円に近い形状としたものであり、本実施形態でもこれらの形状を採用することができる。
他方、第1実施形態に係るティシュペーパー製品では、上記のとおりティシュペーパー束60における最上位の巻き折りされた部分と最上位のティシュペーパーよりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されている。
ティシュペーパーの坪量は、限定されず、既知の坪量とすることができる。また、ティシュペーパー束におけるティシュペーパーの積層枚数は、特に限定されない。この種の製品の一般的な積層枚数を例示すれば、120〜240枚であり、本実施形態でもこの範囲とすることができる。さらに、収納箱の高さも、特に限定されない。この種の製品の一般的な収納箱の高さは45〜80mmであり、本実施形態でもこの範囲とすることができる。
『第2実施形態』
次いで、本発明の第2実施形態を図6〜9を参照しながら説明する。
第2実施形態も第1実施形態と同様に、抄造工程、積層工程及び収納工程については、既知の方法により行なうことができる。
第2実施形態に係るティシュペーパーの製造方法も、従来のマルチスタンド式インターフォルダの特にティシュペーパー束の最上位となるティシュペーパーとそれよりも一層下位のティシュペーパーの折りを行なう最下流の折畳み機構部を改良したものを用いて容易に行なうことができる。
第2実施形態に係る製造方法を実施するための具体的な最下流の折畳み機構部10Aの構成例と、そこでの連続シートの折り態様を図面を参照してさらに説明していく。
なお、本形態においては、最下流の折畳み機構部10Aの構成例と、そこでの連続シートの折り態様、及び製造されるティシュペーパー束60の構造が第1実施形態と相違するが、それ以外の事項は第1の実施形態と同様であるので、同様の部分については適宜省略して説明を省略する。
第2実施形態に係る最下流の折畳み機構部10Aは、原反ロールから繰出された連続する帯状の連続シート20,30が、ガイドローラ等のガイド手段で案内されつつ一対として当該折り畳み機構部11へ送り込まれる。
送り込まれた一対二つの連続シート20,30のうち、後に連続ティシュペーパー束50の最上位となる第1連続シート20は、その縁部21が案内板12に導かれ、その縁部21が案内板12に沿って折り返し方向に案内されるとともにロール13でニップされて縁部21が折り返され、図7(A)に示されるように、一方縁部21が折り返された状態となる。この折り返しの際に第1連続シート20の進行方向が90°転換される。
一方、折畳み機構部10Aに送り込まれた二つの連続シート20,30のうち連続ティシュペーパー束50の最上位より一層下位となる第2連続シート30は、ガイドバー14等でその進行方向が90°転換された後、前記縁部21が折り返された第1連続シート20とロール15上で合流されて重ね合わせられる。
このときの重ね合わせは、図7(B)に示されるように、第1連続シート20の折り返し縁部21が位置する面と同一面に対して重ね合わせられ、さらに、前記折り返し縁部21に重ならないようにして、第2連続シート30が流れ方向と直行する方向に一部だけが重なるようにして行なわれる。ここまでは第1の実施形態と同様である。
第2実施形態では、第1連続シート20と第2連続シート30とが重ね合わされた状態で搬送される過程で、その第1連続シート20と第2連続シート30が重ねられた部分25と、折り返し縁部21aに係る部分とをそれぞれ流れ方向に沿って別々にエンボッシングして仮固定する。
すなわち、第2実施形態におけるここでのエンボッシングによる仮固定は、図7、図8から理解されるように、連続シート20,30の流れ方向に直行する方向に間隔を空けて並設された二つのエンボッシング装置17,17により、第1連続シート20と第2連続シート30が重ねられた部分25と、折り返し縁部21aとをそれぞれ流れ方向に沿って別々にエンボッシングして仮固定する。各エンボッシング装置17,17の具体的構成等は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、両位置を仮固定すると図7(C)のようになり、第2実施形態では、この状態で折り板11に各連続シート20,30が送り込まれる。
この折り板11は、マルチスタンド式インターフォルダが通常具備するものであり、第2実施形態では、常法により折り板11で、前記第2連続シート30のエンボッシングされていない他方の縁部32を折り返すとともに、上流側の各折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束50fの最上面に位置する連続シートとを掛け合わせ、それとともに第1連続シート20の折り返し縁部21をその縁22が内側に巻き込まれるように折り返して、折り返し縁部21が折り込まれた部分が最上面となるようにする。
このようにして製造された連続ティシュペーパー束は、図7(D)に示されるように、前記折り返し縁部21が折り込まれた部分が最上面となるものであり、特に、巻き折りされた部分21がエンボスにより仮固定されているとともに、最上位に位置する第1連続シート20の前記巻き折りされていない片23と、それよりも一層下位の第2連続シート30とがエンボスにより仮固定されたものとなる。
以上のようにして得られた連続ティシュペーパー束50は、既知の方法により最下流の折畳み機構部10Aの後段にて断裁手段により流れ方向に所定の間隔をおいて断裁して個々のティシュペーパー束60とされる。
そして、後段設備に搬送して収納箱に収納してティシュペーパー製品とする。
第2実施形態では、得られるティシュペーパー束60の最上面に位置するティシュペーパー20Tの巻き折り部分21Aは、直接に一層下層に位置するティシュペーパー30Tの片31aと仮固定されていないが、巻き折り部分21A自体が仮固定されているため巻き折りが崩れることがなく、また、最上位のティシュペーパー20Tとそれより一層下位のティシュペーパー30Tも仮固定されているため、これらのずれも生じ難い。箱詰めに至るまでの搬送過程で風や静電気の影響をうけても当該巻き折り部分21Aが浮き上がるおそれは第1実施形態よりはやや高まるものの、多少の浮き上がりが生じても当該折り返し縁20eがずれるということはなく、不良品発生のおそれは格段に小さくなる。
『第3実施形態』
次いで、本発明の第3実施形態を図10〜11を参照しながら説明する。
第3実施形態は、マルチスタンド式インターフォルダの特にティシュペーパー束の最上位となるティシュペーパーとそれよりも一層下位のティシュペーパーの折りを行なう最下流の折畳み機構部から断裁工程まで連続ティシュペーパー束を搬送する装置、例えばプルコンベア上でエンボッシングを行なう。
第3実施形態では、第1実施形態や第2実施形態と異なり最下流の折畳み機構部10Bにおいてエンボッシングを行なわない。最下流の折畳み機構部10Bの例としては、第1実施形態、第2実施形態に示した最下流の折畳み機構部においてエンボッシング装置17がないものが例示できる。
第3実施形態では、図からも理解されるように、最上位の第1連続シート20の折り返し縁部21が折り込まれた部分21Aが最上面となる連続ティシュペーパー束50を形成した後、その後にその連続ティシュペーパー束50を個々のティシュペーパー束60に断裁する断裁手段に搬送する過程で、前記第1連続シート20の折り返し縁部21と折り返し縁部以外23の部分と第2連続シートの縁部31とが積層された部分40を、連続ティシュペーパー束50の他の連続シートとの掛け合わせを解くことなく一次的に持ち上げて、前記積層された部分40を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定する。
すなわち第2連続シート30からなる最上位から一層下位の連続シートの折り内面に、エンボッシング装置の受けロール17Bが位置されるようにして、最上面側から凸エンボスロール17と当該部分40を挟持するようにしてエンボッシングを行なうようにする。エンボッシング装置17の構成自体は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、第1連続シート20の折り返し縁部21と折り返し縁部以外の部分23と第2連続シートの縁部31とが積層された部分40を過度に持ち上げると、それよりさらに下位の連続シートとの掛け合わせが解けたり、ずれたりするおそれがあるので、その点を考慮する。どの程度の持ち上げ高さとするかは、適宜の設計事項である。
また、エンボスロール間を通る第1連続シート20及び第2連続シート30と、エンボスロール間を通らない連続ティシュペーパー束下位の部分との速度差が生じないように、エンボスロール17A,17Bの回転速度を調整するようにするのが望ましい。
第3実施形態により得られるティシュペーパー束60は、第1実施形態と同様の構成となる。よって、得られるティシュペーパー製品も同様のものとなる。
本実施形態でも、製造されるティシュペーパー束60の最上面に位置するティシュペーパー20Tの巻き折部分21Aとそれより一層下層に位置するティシュペーパー30Tの片31aとがエンボス41により仮固定されているため、箱詰めに至るまでの搬送過程で風や静電気の影響をうけても当該巻き折部分が浮き上がることがなく、ずれやめくれが生じない。
10、10A、10B…折畳み機構部、11…折り板、12…案内板、13…ロール、14…ガイドバー、15…ロール、16…プレ折り板、17…エンボッシング装置、17A…凸エンボスロール、17B…受けロール、20…第1連続シート、21…第1連続シートの縁部、22…第1連続シートの縁、23…第1連続シートの折り返し縁部以外の部分(折り返されていない片)、25…第1連続シート20と第2連続シート30が重ねられた部分、30…第2連続シート、31…第2連続シートの縁部(エンボッシングされる側)、32…第2連続シートの縁部(エンボッシングされない側)、40…積層部分、41…仮固定部分(エンボッシング部分)、50…連続ティシュペーパー束、50f…最下流より上流側で積層された連続ティシュペーパー束、60…ティシュペーパー束、20T…最上位のティシュペーパー、21a…折り返し縁部、21A…巻き折り部分、20e…折り返し縁、30T…最上位より一層下位のティシュペーパー、31a…その片。

Claims (5)

  1. ティシュペーパー製品の製造方法において、
    複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
    さらに、前記折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるようにして第1連続シートと第2連続シートとが重なっている部分に折り返して、第1連続シートの折り返し縁部と折り返し縁部以外の部分と第2連続シートの一方縁部とが積層された部分を形成し、
    その積層された部分を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
    その後に、折り板で、前記第2連続シートの他方の縁部を折り返すとともに、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートとを掛け合わせ、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
    その連続ティシュペーパー束を断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
    ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
  2. ティシュペーパー製品の製造方法において、
    複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
    その第1連続シートと第2連続シートが重ねられた部分及び折り返し縁部をそれぞれ流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
    その後に、折り板で、前記第2連続シートの第1連続シートと重なっていない縁部を折り返して、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートを掛け合わすとともに、前記第1連続シートの折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるように折り返して、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
    その連続ティシュペーパー束を断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
    ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
  3. ティシュペーパー製品の製造方法において、
    複数の折畳み機構部を具備するマルチスタンド式インターフォルダによって連続するティシュペーパー束を製造する過程で、最下流の折畳み機構部で連続ティシュペーパー束の最上位となる第1連続シートの縁部を折り返した後、その折り返し縁部が位置する面と同一面に前記折り返し縁部に重ならないようにして、連続ティシュペーパー束の最上位より一層下位となる第2連続シートを流れ方向と直行する方向に一部重ね、
    その後に、折り板で、前記第2連続シートの第1連続シートと重なっていない縁部を折り返して、上流側の折畳み機構部で積層された連続するティシュペーパー束の最上面に位置する連続シートを掛け合わすとともに、前記第1連続シートの折り返し縁部をその縁が内側に巻き込まれるように折り返して、前記折り返し縁部が折り込まれた部分が最上面となる連続ティシュペーパー束を形成し、
    その後にその連続ティシュペーパー束を個々のティシュペーパー束に断裁する断裁手段に搬送する過程で、前記第1連続シートの折り返し縁部と折り返し縁部以外の部分と第2連続シートの縁部とが積層された部分を、連続ティシュペーパー束の他の層との掛け合わせを解くことなく一次的に持ち上げて、前記積層された部分を流れ方向に沿ってエンボッシングして仮固定し、
    その後に連続ティシュペーパー束を断裁手段で断裁して個々のティシュペーパー束としたのち箱詰め工程に搬送して箱詰めする、
    ことを特徴とするティシュペーパー製品の製造方法。
  4. ポップアップ式に折畳み積層されたティシュペーパー束が収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
    前記ティシュペーパー束は、最上位に位置するティシュペーパーの縁部が巻き折りされ、その折り返し縁が前記収納箱の上面に形成された取り出し口範囲内に位置しているとともに取り出し口の長手方向に沿って延在し、
    かつ、前記巻き折りされた部分と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されている、
    ことを特徴とするティシュペーパー製品。
  5. ポップアップ式に折畳み積層されたティシュペーパー束が収納箱に収納されたティシュペーパー製品であって、
    前記ティシュペーパー束は、最上位に位置するティシュペーパーの縁部が巻き折りされ、その折り返し縁が前記収納箱の上面に形成された取り出し口範囲内に位置しているとともに取り出し口の長手方向に沿って延在し、かつ、
    前記巻き折りされた部分がエンボスにより仮固定されているとともに、最上位に位置するティシュペーパーの前記巻き折りされていない片と最上位よりも一層下位のティシュペーパーとがエンボスにより仮固定されている、
    ことを特徴とするティシュペーパー製品。
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