JP5296484B2 - 光ファイバモジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバケーブルと、先端部分が凸レンズ形状に形成され光ファイバケーブルの端末に設けられるレンズ付きフェルールとを備える光ファイバモジュール及びその光ファイバモジュールの製造方法に関する。
近年、自動車内の光通信が普及してきており、その通信容量の増大が図られている。このような状況の下、自動車内の光通信に用いられる光ファイバにおいては、コア径が小さく伝送帯域が大きいものが適用されるようになってきている。しかし、コア径の小さい光ファイバは、光ファイバ間を接続する時に軸ずれが起こり易くなるため接続損失が増大するという問題があった。一般的な通信用ガラスファイバ同士のコネクタ接続では、非球面等に加工した各光ファイバ心線の先端同士を接触させることにより接続損失の低減を図ることができるが、自動車用光ファイバのコネクタ接続では、車両に搭載した際の振動や衝撃による影響から各光ファイバ心線の先端同士を接触させることができない。
このことから、自動車用光ファイバのコネクタ接続においては、各光ファイバの端末にフェルールを設け、このフェルールの光結合側となる先端部分に凸レンズを形成した光ファイバモジュールを使用したものが提案されている(例えば下記特許文献1)。
下記特許文献1の図1及び図5に示される光ファイバモジュール11は、光ファイバケーブル12とフェルール13と導光部材14とを備えて構成されている。光ファイバケーブル12は、コア及びクラッドからなる光ファイバ心線15と光ファイバ被覆16とを備えて構成されている。光ファイバケーブル12は、光ファイバ被覆16を所定長剥ぎ取り、光ファイバ心線15が露出するように加工されている。また、露出した光ファイバ心線15は所定の長さとなるように切断加工されている。
フェルール13は、透明樹脂の成形により一つの部品として作製され、光結合先端部分18が凸レンズ形状に形成されている。すなわち、光結合先端部分18には、凸レンズ18aが一体に形成されている。凸レンズ18aは、球面状に加工された凸レンズであって、光ファイバ15からの出射光が平行光化し、且つ平行な入射光が光ファイバ15に向けて集光するような形状に形成されている。フェルール13の内部には、光結合先端部分18の反対側が開口するフェルール孔20が形成されている。
導光部材14は、光透過性及び柔軟性を有する材料により、光ファイバ15の径と同径の円柱形状に形成されている。導光部材14は、成形加工により成形され、内部に気泡が入らないように成形されている。図1に示す光ファイバモジュール11において、導光部材14は、専用の治具に光ファイバケーブル12をセットした状態で光ファイバ15の先端に柔軟性のある透明材料を流し込むことにより成形されている。この導光部材14は、光ファイバモジュール11の組み立て時に、フェルール孔20の最奥部20a−1に対して圧入、設置されるようになっている。
また、図5に示す光ファイバモジュール11においては、導光部材14が専用の金型を用いて、また、柔軟性のある透明材料を用いて上述したような円柱形状に成形されている。この導光部材14は、光ファイバ15の先端とは別体として成形されている。このような導光部材14は、光ファイバモジュール11の組み立て時に真空吸着ピンセットで吸着され、フェルール孔20の最奥部20a−1に突き当たるように圧入、設置されている。
図1及び図5の光ファイバモジュール11のいずれにおいても、光ファイバケーブル12の端部がフェルール13に挿入されると、導光部材14が光ファイバ心線15の先端とフェルール孔20の最奥部20a−1とで挟み込まれた状態となっている。この時、心線案内部20aの側面と導光部材14との間には空気層が存在しないように導光部材14は形成されている。
上記構成において、光ファイバモジュール11はフェルール13に光ファイバケーブル12の端部を差し込んで固定することにより製造される。また、フェルール13の先端部分に凸レンズ18aを形成し、各光ファイバ同士の光学的な結合を図ることにより、光ファイバケーブル12のコネクタ接続部分における接続損失の低減が実現される。また、フェルール孔20の最奥部20a−1と光ファイバ心線15の先端とで導光部材14を挟み込むことにより、光ファイバ15とフェルール13の間に空気層が存在することはなく、光の反射や散乱による接続損失の増加が抑制される。また、導光部材14を挟み込むことにより、光ファイバ加工やフェルール加工のバラツキにより生じる接続損失が補償される。
特開2005−316295号公報
ところで、特許文献1の図5に示される光ファイバモジュール11にあっては、導光部材14が光ファイバケーブル12の光ファイバ心線15のコア径に匹敵する非常に微細な部材となっていることから、その取り扱いが難しいという問題点を有している。また、取り扱いが難しいため、光ファイバモジュールの製造において、歩留まりが低下するという問題点を有している。
また、特許文献1の図1に示される光ファイバモジュール11にあっては、光ファイバ心線15の先端に直接導光部材14を形成することから、この形成時に、光ファイバ心線15のコアを損傷させたり、破壊してしまうといった懸念がある。更に、光ファイバ心線15を直接扱うことになることと合わせて、その取り扱いが難しいという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュール及びその光ファイバモジュールの好適な製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光ファイバモジュールは、コア及びクラッドからなる心線部と該心線部を被覆する一次被覆及び該一次被覆を被覆する二次被覆とを備える光ファイバケーブルと、
該光ファイバケーブルの端末に設けられ先端部分を凸レンズ形状に形成し内部にフェルール孔を有するレンズ付きフェルールと、を備える光ファイバモジュールにおいて、
前記光ファイバケーブルの前記心線部及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し且つ前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、柔軟性及び粘着性を有し前記サブフェルールの端面に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、を更に備え、
前記レンズ付きフェルールは、前記フェルール孔の内面にロック部を有し、
前記サブフェルールは、この外周面にフランジ状の鍔部を有し、
前記ロック部及び前記鍔部が互いに引っ掛かりあって係止状態を形成すると、前記レン ズ付きフェルールに対して前記サブフェルール及び前記光ファイバケーブルが固定され、
前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔は、前記先端部分側から、前記屈折率整 合フィルムの大きさ、前記サブフェルールの外径、前記サブフェルールの前記鍔部の外径 及び前記光ファイバケーブルの外径にそれぞれ対応したフィルム押し当て部、サブフェル ール案内部、光ファイバ案内部を有し、
前記サブフェルール案内部と前記フィルム押し当て部の間には、前記サブフェルール案 内部(から前記フィルム押し当て部へ向かって先細となるテーパ部を更に有し、
前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記心線部及び前記一次被覆を差し込んで固定し、前記光ファイバケーブルに固定された前記サブフェルールの前記心線部側となる前記端面に前記屈折率整合フィルムを貼付し、前記サブフェルールの前記端面(を前記フェルール孔の奥部に向けて差し込み、前記レンズ付きフェルールに前記サブフェルール及び前記光ファイバケーブルを固定すると、前記レンズ付きフェルールの前記凸レンズ側となる前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの前記端面と前記光ファイバケーブルの前記心線部の端面のそれぞれに前記屈折率整合フィルムが密着することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、光ファイバモジュールを製造する場合、先ず光ファイバケーブルの端末をサブフェルールの挿入孔に差し込んで固定し、このサブフェルールの端面に屈折率整合フィルムを貼り付け、屈折率整合フィルムが貼り付けられたサブフェルールをレンズ付きフェルールに差し込んで固定することにより、光ファイバモジュールの製造がされる。すなわち、レンズ付きフェルールに対して光ファイバケーブルの心線部自体を直接取り扱うことなく、光ファイバモジュールが製造される。また、光ファイバモジュール製造において、背景技術に記載した如くの光ファイバケーブルの心線部自体に導光部材を形成するといった工程が含まれないことから、心線部のコアが損傷したり、破壊されてしまうといった懸念が解消される。また、サブフェルールに光ファイバケーブルを差し込み固定する作業は従来のフェルールに光ファイバケーブルを差し込み固定する場合と同様で簡素な作業であり、屈折率整合フィルムの貼付はサブフェルールの端面を屈折率整合フィルムに押し当てるだけの作業である。従って、取り扱いの難しい部品を使用することなく光ファイバモジュールを製造できることから、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることが可能になる。また、本発明によれば、屈折率整合フィルムは、サブフェルールの端面とフェルール孔の最奥部とで押し潰されて、屈折率整合フィルムの一方の面がレンズ付きフェルールのフェルール孔の最奥部に密着し、他方の面が光ファイバケーブル先端の端面と密着した状態となる。屈折率整合フィルムは柔軟性を有することから、この密着状態が保持される。従って、光の界面反射によるバラツキが生じないようになっている。また、光ファイバケーブルの心線部の端面及びサブフェルールの端面に多少表面粗さがあっても、これによる光の散乱を抑えることができる。この他、本発明によれば、屈折率整合フィルムが柔軟性及び粘着性を有することから、温度や湿度の変化によるピストニング(光ファイバケーブルの心線部が一次被覆やサブフェルールの先端から突き出たり、引っ込んだりする現象)の影響を減らすことができる。
また、このような特徴を有する本発明によれば、サブフェルールの鍔部とレンズ付きフ ェルールのロック部とが係止状態を形成するまでサブフェルールを差し込むだけで、レン ズ付きフェルールにサブフェルールが固定される。従って、レンズ付きフェルールにサブ フェルール及び光ファイバケーブルを差し込んで固定する作業が行い易くなる。
さらに、このような特徴を有する本発明によれば、サブフェルールがレンズ付きフェル ールに差し込み固定された際、サブフェルールの屈折率整合フィルムが貼り付いた側の端 部の外周部がテーパ部により、押さえつけられた状態となる。これにより、フェルール孔 とサブフェルールとの間に生じてしまうクリアランスによるサブフェルールの位置ずれを 抑制することができるとともに長さ方向における光ファイバケーブルの心線部の端面位置 (サブフェルールの端面位置)のバラツキを抑えることができる。従って、光学特性のバ ラツキが抑えられ、より安定した状態を得ることができる。
請求項記載の本発明の光ファイバモジュールは、請求項1に記載の光ファイバモジュールにおいて、前記サブフェルールの前記貫通孔は、前記端面側から、前記光ファイバケーブルの前記心線部の外径及び前記一次被覆の外径にそれぞれ対応した心線案内部及び一次被覆案内部を有し、前記心線案内部と前記一次被覆案内部の間には、前記一次被覆案内部から前記心線案内部へ向かって先細となるテーパ部を更に有することを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、貫通孔の心線案内部に光ファイバケーブルの心線部を挿入する際、テーパ部のテーパによって、光ファイバケーブルの心線部を心線案内部に差し込み易くなる。
請求項1に記載された本発明によれば、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュールを提供することができるという効果を奏する。
また、請求項1に記載された本発明によれば、光ファイバモジュールの生産性に配慮す ることができるという効果を奏する。
さらに、請求項1に記載された本発明によれば、レンズ付きフェルールに対するサブフ ェルールの位置ずれを防止することができるとともに長さ方向における光ファイバケーブ ルの心線部の端面位置(サブフェルールの端面位置)のバラツキを抑えることができるこ とから、光学特性のバラツキを抑制することができ、より安定した状態を得ることができ るという効果を奏する
請求項2に記載された本発明によれば、光ファイバモジュールの生産性に配慮することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の光ファイバモジュールの一実施の形態を示す構成図である。また、図2は図1の光ファイバモジュールが一体化した状態を示す構成図である。また、図3は、光結合構造の一実施の形態を示す断面図である。また、図4はレンズ付きフェルールの斜視図である。また、図5はサブフェルールに光ファイバケーブルが一体化した状態を示す構成図である。また、図6は本発明の光ファイバモジュールを製造する手順を示す説明図であり、(a)は皮剥された光ファイバケーブルを示す図であり、(b)は(a)の光ファイバケーブルをサブフェルールに挿入、固定した状態を示す図であり、(c)はサブフェルールの端面に屈折率整合フィルムが貼付された状態を示す図であり、(d)はサブフェルール及び光ファイバケーブルをレンズ付きフェルールに挿入、固定した状態を示す図である。また、図7は軸ずれ特性を示すグラフである。
図1及び図3において、引用符号1は本発明の光ファイバモジュールを示している。光ファイバモジュール1は、光ファイバケーブル2と、レンズ付きフェルール3と、サブフェルール4と、屈折率整合フィルム5とを備えて構成されている。以下、各構成部材について説明する。
光ファイバケーブル2は、心線部6と被覆部7とを備えて構成されている。この光ファイバケーブル2は、この端部において被覆部7が所定の位置まで皮剥されている。光ファイバケーブル2は、所定の長さだけ心線部6が露出するように端末が加工されている。光ファイバケーブル12の先端(端面)は、平坦な面に形成され且つ光の散乱を小さく抑えることができる表面粗さに加工されている。
心線部6は、コア及びコアよりも屈折率の小さいクラッドにより形成されている。心線部6は、本形態において、特に限定するものではないが、例えばコアが透明なポリカーボネイト(PC)から成形されている。また、クラッドは透明なポリメタクリル酸メチル(PMMA)から成形されている。尚、心線部6は、既知のガラス製の光ファイバ心線であってもよいものとする。
被覆部7は、合成樹脂製のいわゆるシースであって、心線部6を保護するために設けられている。被覆部7は、本形態において、心線部6上に形成される一次被覆7aと、一次被覆7a上に形成される二次被覆7bとを備えて構成されている。尚、一次被覆7aが所定の長さ分だけ露出するように二次被覆7bが皮剥されている。
図1ないし図4において、レンズ付きフェルール3は、透明な合成樹脂材料により全体が成形され、一つの部品として作製されている。レンズ付きフェルール3は、略筒形状のレンズ付きフェルール本体部8と、略凸レンズ形状の先端部分9とを有している。上記の透明な合成樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、アクリル樹脂、脂環式オレフィン樹脂、脂環式アクリル樹脂、ポリイミド、エポキシ系樹脂等が挙げられる。
レンズ付きフェルール本体部8の一端には、先端部分9が光軸を一致させた状態で連成されている。レンズ付きフェルール本体部8の外周面(側面)には、フランジ10が形成されている。レンズ付きフェルール本体部8の内部には、フェルール孔11が上記一端の反対側に位置する他端において開口するような状態で形成されている。
フランジ10は、レンズ付きフェルール本体部8外周面の中間位置に形成されている。また、フランジ10における上記一端側の突出先端には、適宜角度のテーパ10aが周設されている。フェルール孔11は、この中心軸が光軸に一致するように形成されており、上記一端側(先端部分9側)から順にフィルム押し当て部11a、サブフェルール案内部11b、光ファイバ案内部11cを有している。また、フェルール孔11は、この内面に突出するロック部11d及びロック部11dを成形加工するための型抜き部11eも有している。
フィルム押し当て部11aは、後述する屈折率整合フィルム5が収容される部分であって、屈折率整合フィルム5に対応し、且つ、屈折率整合フィルム5の径よりも若干大きく形成されている。これにより、後述する屈折率整合フィルム5が後述するサブフェルール4の中心から若干ずれて貼付されていても収容できるようになっている。すなわち、量産に適した構造となっている。また、フィルム押し当て部11aは、この最奥部11a−1と後述するサブフェルール4の端面4aとで屈折率整合フィルム5を挟んで押しつぶすようになっている。また、押しつぶされた屈折率整合フィルム5が、最奥部11a−1、後述するサブフェルール4の端面4a及び光ファイバケーブル2の心線部6の端面に密着することができるような形状に形成されている。フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1は、光の散乱を小さく抑えることができるような表面粗さに加工されている。
サブフェルール案内部11bは、後述するサブフェルール4の先端側4bが差し込まれる部分であって、サブフェルール4の外径に対応するようにサブフェルール4の外径と略同径形状に形成されている。また、サブフェルール4の先端側4bの長さと同じ長さに形成されている。光ファイバ案内部11cは、サブフェルール4の後端側4c及び鍔部12と光ファイバケーブル2の二次被覆7bが差し込まれる部分であって、サブフェルール4の鍔部12の外径及び二次被覆7bの外径に対応するように鍔部12の外径及び二次被覆7bの外径と略同径形状に形成されている。
ロック部11dは、光ファイバ案内部11cのサブフェルール案内部11b側にフェルール孔11の内面から突出形成されている。ロック部11dは、サブフェルール4の鍔部12と互いに引っ掛かりあって係止状態を形成できるようになっている。これにより、レンズ付きフェルール3に対してサブフェルール4が固定される。
先端部分9は、凸レンズの機能を有している。すなわち、先端部分9には、凸レンズ9aが一体に形成されている。凸レンズ9aは、本形態において、球面状に加工された凸レンズであって、心線部6からの出射光が平行光化し、且つ平行な入射光が心線部6に向けて集光するような形状に形成されている。このような凸レンズ9aは、フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1からレンズ表面までの距離が最適となるようにも設計されている。また、凸レンズ9aの表面は、光の散乱を小さく抑えることができるような表面粗さに加工されている。
図1、図2及び図5において、サブフェルール4は、PBT(ポリブチレンテレフタラート)を材料として全体が成形され、一つの部品として作製されている(一例であるものとする。例えば、LCP(液晶ポリマー)の成形品や黄銅の切削品等でも良いものとする)。サブフェルール4は、略筒形状に形成されている。サブフェルール4の外周面(側面)には、フランジ状の鍔部12が形成されている。サブフェルール4の内部には、光ファイバケーブル2の心線部6及び一次被覆7aが差し込まれる貫通孔13が形成されている。このようなサブフェルール4は、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11に挿入可能なようにも形成されている。引用符号4aは、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11への挿入側(後述する心線案内部13a側)となるサブフェルール4の端面を示している。この端面4aは、光ファイバケーブル2が挿入された状態においては光ファイバケーブル2の心線部6側となっている(図5参照)。端面4aには、後述する屈折率整合フィルム5が貼り付けられるようになっている。
鍔部12は、サブフェルール4外周面において、レンズ付きフェルール3に対してサブフェルール4の挿入が完了すると、ロック部11dと互いに引っ掛かりあって係止状態を形成するような位置に形成されている。鍔部12は、ロック部11dと係止状態を形成した時にサブフェルール案内部11bと光ファイバ案内部11cとの段差にも挟まれた状態になっている。尚、本形態においては、特に限定するものではないが、鍔部12は、サブフェルール4の先端側4bと後端側4cの間に介在するように設けられている。
貫通孔13は、この中心軸が光軸に一致するように形成されており、レンズ付きフェルール3への挿入側となる端面4a側から順に心線案内部13a、一次被覆案内部13bを有している。心線案内部13aは、心線部6が差し込まれる部分であって、心線部6の外径に対応するように心線部6の外径と略同径形状に形成されている。一次被覆案内部13bは、一次被覆7aが差し込まれる部分であって、一次被覆7aの外径に対応するように一次被覆7aの外径と略同径形状に形成されている。また、一次被覆案内部13bは、既知の固定用接着剤を使用して固定する固定方法あるいは既知の溶着方法による溶着等の固定方法により光ファイバーケーブル2の固定を行う部分にもなっている。心線案内部13aと一次被覆案内部13bとの間には、心線案内部13aに向かって先細となるテーパ部13cが更に設けられている。テーパ部13cは、適宜角度に設定されている。このようなテーパ部13cを形成することにより、光ファイバケーブル2の心線部6が挿入し易くなっている。
上記の既知の固定用接着剤として、特に限定するものではないが、例えばエポキシ系接着剤やエポキシ混合系接着剤等の硬化性の固定用接着剤が挙げられる(必要以上に内部に侵入しない粘度を有する)。この他、固定用接着剤として、紫外線照射装置からの紫外線照射によって硬化するUV硬化接着剤等も挙げられる。また、上記の既知の溶着方法として、特に限定するものではないが、レーザ溶着、高周波溶着、超音波溶着等の溶着方法が挙げられる。
屈折率整合フィルム5は、光ファイバケーブル2を差し込み固定した状態のサブフェルール4の端面4aに貼付される部材であって、柔軟性及び粘着性を有する材料により成形されている。また、屈折率整合フィルム5の材料は、心線部6のコア及びレンズ付きフェルール3の材料の屈折率に近い屈折率を有している。屈折率整合フィルム5は、略円形のフィルム状に成形されており、フィルム押し当て部11aに収容できる大きさの径になっている。屈折率整合フィルム5は、光ファイバケーブル2を固定したサブフェルール4の端面4aを押し当てることにより、この端面4aに貼り付くようになっている。また、屈折率整合フィルム5は、フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1とサブフェルール4の端面4aとで挟まれることにより押し潰されるようになっている。押し潰された屈折率整合フィルム5は、一方の面が最奥部11a−1に密着し、他方の面が端面4a及び光ファイバケーブル2の心線部6の端面に密着するようになっている。
このような屈折率整合フィルム5は、柔軟性を有することから上記の密着状態が保持され、光の界面反射が生じないようになっている。また、心線部6の端面やサブフェルール4の端面4aに多少の粗さが残っている状態であったとしても、これにより生じる光の散乱を抑えることができるようになっている。
屈折率整合フィルム5の材料としては、特に限定するものではないが、シリコーン系樹脂あるいはスチレン系樹脂等が挙げられる。尚、本形態における屈折率整合フィルム5の厚さは、0.1mm〜1mmとなるように形成されている(一例であるものとする)。
次に、上記構成に基づき、また、図6を参照しながら、光ファイバモジュール1の製造手順の一例について説明する。光ファイバモジュール1は、以下に記載する第一工程から第四工程の手順を経ることにより製造されるようになっている。
第一工程では、光ファイバケーブル2の先端において、心線部6及び一次被覆7aのそれぞれが所定の長さだけ露出するように一次被覆7a及び二次被覆7bを皮剥する作業を行う(図6(a)参照)。また、合わせてレンズ付きフェルール3とサブフェルール4と屈折率整合フィルム5を準備する。
第二工程では、先ず第一工程において皮剥された光ファイバケーブル2の心線部6及び一次被覆7aをサブフェルール4の貫通孔13(心線案内部13a及び一次被覆案内部13b)に差し込んで固定する(上述した如くの既知の接着方法や溶着方法により固定する)作業を行う。次にサブフェルール4の端面4aから出た心線部6を端面4aに合わせて切断する作業を行う。最後にサブフェルール4の端面4aと心線部6の端面を研磨して平坦な状態にする作業を行う(図6(b)参照)。
第三工程では、平坦化されたサブフェルール4の端面4aを屈折率整合フィルム5に押し当ててサブフェルール4の端面4aに屈折率整合フィルム5を貼付する作業を行う(図6(c)参照)。
第四工程では、屈折率整合フィルム5が貼り付けられたサブフェルール4の端面4aをフェルール孔11の奥部に向けて、サブフェルール4の鍔部12がフェルール孔11のロック部11dと係止状態を形成するまで差し込み、レンズ付きフェルール3に対してサブフェルール4を固定するとともに、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11の最奥部11a−1とサブフェルール4の端面と光ファイバケーブル2の心線部6の端面のそれぞれに屈折率整合フィルム5を密着させる作業を行う。
以上の工程により、光ファイバモジュール1の製造が完了し、図6(d)に示す如くの状態となる。
そして、図3に示す如く、このように製造された光ファイバモジュール1、1のレンズ付きフェルール3、3同士を光結合部材14の中空部15内で対向配置すると、光ファイバケーブル2、2同士の接続を図ることが可能な状態になる。
光結合部材14は、本形態において、雄コネクタハウジング14aと雌コネクタハウジング14bとを備えて構成されており(この構成に限定するものではないものとする。レンズ付きフェルール3、3同士の光軸を合わせた状態で対向配置することができればよいものとする)、図3に示すような適宜嵌合構造を有するように形成されている。尚、引用符号14a−1及び14b−1は、レンズ付きフェルール本体部8を案内する案内部を示している。レンズ付きフェルール3、3同士の光軸を合わせる部分、すなわち調心をする部分としては、中空部15若しくは案内部14a−1及び14b−1のいずれであってもよいものとする。
ここで、図7を参照しながらレンズ付きフェルール3のレンズ効果を説明する。図7は軸ずれ特性を示すグラフである(コア径200μmの光ファイバを使用し、これに適した寸法で光ファイバモジュール1を作製した。そして、この光ファイバモジュール1、1のレンズ付きフェルール3、3同士を図3に示す如く対向配置して軸ずれ特性を得た)。尚、グラフ中の実線は、本発明の光ファイバモジュール1の軸ずれ特性を示している。また、波線は、凸レンズ9a無しの状態のフェルールを使用した場合の軸ずれ特性を示している。
図7において、本発明の光ファイバモジュール1は、凸レンズ9aの効果によって出射光が平行光化されていることから、軸ずれ損失が小さく、軸ずれ量が50μm以上においては、凸レンズ9a無しのフェルールを使用した場合よりの軸ずれ特性よりも接続損失が小さく抑えられている。一方、軸ずれ量が50μmまでにおいては、凸レンズ9a無しのフェルールの方が接続損失が小さく抑えられている。しかし、比較的安価にコネクタを作製できる樹脂成形による部品加工上、加工精度として50μm以下の軸ずれ量に加工することは実現が困難であり、実際には50μm以上の軸ずれが生じている。従って、本発明の光ファイバモジュール1を使用する方が有効であることがわかる。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の光ファイバモジュール1によれば、レンズ付きフェルール3を備えることから、光ファイバケーブル2同士の接続損失の低減を図ることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、その製造工程において、レンズ付きフェルール3に対して、光ファイバケーブル2の心線部6自体を直接取り扱う必要がなくなる。従って、製造工程において、背景技術に記載した如くの光ファイバケーブル2の心線部6自体に導光部材を形成するといった工程が含まれないことから、心線部6のコアが損傷したり、破壊されてしまうといった懸念が解消される。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が粘着性を有することから、サブフェルール4の端面4aを屈折率整合フィルム5に押し当てるだけで屈折率整合フィルム5を端面4aに貼り付けることができる。従って、光ファイバモジュール1の製造における生産性の向上を図ることが可能になる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が柔軟性を有することから、フェルール孔11の最奥部11a−1、サブフェルール4の端面4a及び光ファイバケーブル2の心線部6の端面と密着した状態が保持される。従って、光の界面反射によるバラツキが生じないようになっている。また、光ファイバケーブル2の心線部6の端面及びサブフェルール4の端面4aに多少表面粗さがあっても、これによる光の散乱を抑えることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が柔軟性及び粘着性を有することから、温度や湿度の変化によるピストニング(光ファイバケーブルの心線部が一次被覆やサブフェルールの先端から突き出たり、引っ込んだりする現象)の影響を減らすことができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、サブフェルール4の鍔部12とレンズ付きフェルール3のロック部11dとが係止状態を形成するまでレンズ付きフェルール3に対してサブフェルール4を差し込むだけで、レンズ付きフェルール3にサブフェルール4が固定される。従って、レンズ付きフェルール3にサブフェルール4を差し込んで固定する作業を行い易くすることができる。
この他、本発明の光ファイバモジュール1によれば、光ファイバケーブル2の心線部6の端面がレンズ付きフェルール3により保護された状態なるため、心線部6が損傷する恐れがない状態とすることができる。
最後に、図8を参照しながら、本発明の光ファイバモジュール1のレンズ付きフェルール3の他の構造例について説明する。図8は、レンズ付きフェルールの他の構造例を示す断面図である。尚、上述した実施形態において説明した部分と同一の形状・機能を有する部分に関してはその説明を省略し、同じ符号を付すものとする。
図8において、レンズ付きフェルール3’は、レンズ付きフェルール3と比較して、異なる構造のフェルール孔11’を有している。すなわち、この点のみが異なっている。
フェルール孔11’は、この中心軸が光軸に一致するように形成されており、上記一端側(先端部分9側)から順にフィルム押し当て部11a、サブフェルール案内部11b、光ファイバ案内部11c、ロック部11d、型抜き部11eを有している。また、フィルム押し当て部11aとサブフェルール案内部11bの間には、フィルム押し当て部11aからサブフェルール案内部11bへ向かって先細となるテーパ部11fが更に設けられている。テーパ部11fは適宜角度に設定されている。このようなテーパ部11fによって、サブフェルール4の端面4a側の外周部を押さえつけることができるため、フェルール孔11’とサブフェルール4の間に生じるクリアランスによるサブフェルール4の位置ずれを抑えることができるとともに長さ方向における光ファイバケーブル2の心線部6の端面位置(サブフェルール4の端面4aの位置)のバラツキを抑えることができるようになっている。従って、光学特性のバラツキが抑えられ、より安定した光学特性を得ることができるようになっている。
尚、上述してきた実施形態において、レンズ付きフェルール3、3’はいずれも一つの部品として成形されているが、複数の部品を組み合わせて構成しても良いものとする(フェルール孔11、11’を開ける加工を行う場合に、複数の部品から構成した方が加工し易いという利点がある)。
また、サブフェルール4はレンズ付きフェルール3、3’に対して、サブフェルール4の鍔部12とレンズ付きフェルール3、3’のロック部11dとで係止状態を形成することにより固定されているが、これに限定されるものではない。特に図示しないが、例えば、サブフェルール4を差し込んだ状態で光硬化接着剤を用いて短時間で固定する方法やレンズ付きフェルール3のフェルール孔11の開口側からサブフェルール4を押さえつけるバネを設けて、このバネにより固定する方法でも良いものとする。
更に、光ファイバケーブル2の心線部6の端面及びサブフェルール4の端面4aを平坦化する方法は研磨だけに限定されるものではなく、光学特性に問題が生じないレベルで平坦化できる場合は切断のみによる平坦化やレーザクリービングの使用による平坦化でも良いものとする。
更に、高精度の光結合構造が要求される場合には、レンズ付きフェルール3、3’の材料にはガラスを使用し、サブフェルール4の材料にはジルコニア焼結品やニッケル電鋳品等を使用してもよいものとする。
以上、本発明によれば、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュール1及びその光ファイバモジュールの好適な製造方法を提供することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。尚、本発明は自動車においての光ファイバ同士の接続に限定するものではないものとする。すなわち、他の分野の光通信にも当然に適用することができるものとする。
本発明の光ファイバモジュールの一実施の形態を示す構成図である。 図1の光ファイバモジュールが一体化した状態を示す構成図である。 光結合構造の一実施の形態を示す断面図である。 レンズ付きフェルールの斜視図である。 サブフェルールに光ファイバケーブルが一体化した状態の構成図である。 本発明の光ファイバモジュールを製造する手順を示す説明図である。 軸ずれ特性を示すグラフであるである。 レンズ付きフェルールの他の構造例を示す断面図である。
符号の説明
1 光ファイバモジュール
2 光ファイバケーブル
3、3’ レンズ付きフェルール
4 サブフェルール
4a 端面
4b 先端側
4c 後端側
5 屈折率整合フィルム
6 心線部
7 被覆部
7a 一次被覆
7b 二次被覆
8 レンズ付きフェルール本体部
9 先端部分
9a 凸レンズ
10 フランジ
10a テーパ
11、11’ フェルール孔
11a フィルム押し当て部
11a−1 最奥部
11b サブフェルール案内部
11c 光ファイバ案内部
11d ロック部
11e 型抜き部
11f テーパ部
12 鍔部
13 貫通孔
13a 心線案内部
13b 一次被覆案内部
13c テーパ部
14 光結合部材
14a 雄コネクタハウジング
14b 雌コネクタハウジング
14a−1、14b−1 案内部
15 中空部

Claims (2)

  1. コア及びクラッドからなる心線部と該心線部を被覆する一次被覆及び該一次被覆を被覆する二次被覆とを備える光ファイバケーブルと、
    該光ファイバケーブルの端末に設けられ先端部分を凸レンズ形状に形成し内部にフェルール孔を有するレンズ付きフェルールと、を備える光ファイバモジュールにおいて、
    前記光ファイバケーブルの前記心線部及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し且つ前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、柔軟性及び粘着性を有し前記サブフェルールの端面に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、を更に備え、
    前記レンズ付きフェルールは、前記フェルール孔の内面にロック部を有し、
    前記サブフェルールは、この外周面にフランジ状の鍔部を有し、
    前記ロック部及び前記鍔部が互いに引っ掛かりあって係止状態を形成すると、前記レンズ付きフェルールに対して前記サブフェルール及び前記光ファイバケーブルが固定され、
    前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔は、前記先端部分側から、前記屈折率整合フィルムの大きさ、前記サブフェルールの外径、前記サブフェルールの前記鍔部の外径及び前記光ファイバケーブルの外径にそれぞれ対応したフィルム押し当て部、サブフェルール案内部、光ファイバ案内部を有し、
    前記サブフェルール案内部と前記フィルム押し当て部の間には、前記サブフェルール案内部から前記フィルム押し当て部へ向かって先細となるテーパ部を更に有し、
    前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記心線部及び前記一次被覆を差し込んで固定し、前記光ファイバケーブルに固定された前記サブフェルールの前記心線部側となる前記端面に前記屈折率整合フィルムを貼付し、前記サブフェルールの前記端面を前記フェルール孔の奥部に向けて差し込み、前記レンズ付きフェルールに前記サブフェルール及び前記光ファイバケーブルを固定すると、前記レンズ付きフェルールの前記凸レンズ側となる前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの前記端面と前記光ファイバケーブルの前記心線部の端面のそれぞれに前記屈折率整合フィルムが密着する
    ことを特徴とする光ファイバモジュール。
  2. 請求項1に記載の光ファイバモジュールにおいて、
    前記サブフェルールの前記貫通孔は、前記端面側から、前記光ファイバケーブルの前記心線部の外径及び前記一次被覆の外径にそれぞれ対応した心線案内部及び一次被覆案内部を有し、
    前記心線案内部と前記一次被覆案内部の間には、前記一次被覆案内部から前記心線案内部へ向かって先細となるテーパ部を更に有する
    ことを特徴とする光ファイバモジュール。
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