JP5697347B2 - 光ファイバモジュール及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、光ファイバケーブルと、先端部分が凸レンズ形状に形成され光ファイバケーブルの端末に設けられるレンズ付きフェルールとを備える光ファイバモジュール及びその光ファイバモジュールの製造方法に関する。
近年、自動車内の光通信が普及してきており、その通信容量の増大が図られている。このような状況の下、自動車内の光通信に用いられる光ファイバにおいては、コア径が小さく伝送帯域が大きいものが適用されるようになってきている。しかし、コア径の小さい光ファイバは、光ファイバ間を接続する時に生じる軸ずれによる接続損失が増大するという問題があった。一般的な通信用ガラスファイバ同士のコネクタ接続では、非球面等に加工した各光ファイバの先端同士を接触させることにより接続損失の低減を図ることができるが、自動車用光ファイバのコネクタ接続では、車両に搭載した際の振動や衝撃による影響から、各光ファイバの先端同士を接触させることができない。
このことから、自動車用光ファイバのコネクタ接続においては、各光ファイバの端末にフェルールを設け、このフェルールの光結合側となる先端部分に凸レンズを形成した光ファイバモジュールが提案されている(例えば、下記特許文献1)。
下記特許文献1の図1及び図5に示される光ファイバモジュール11は、光ファイバケーブル12とフェルール13と導光部材14とを備えて構成されている。光ファイバケーブル12は、コア及びクラッドからなる光ファイバ15と光ファイバ被覆16とを備えて構成されている。光ファイバケーブル12は、光ファイバ被覆16を所定長剥ぎ取り、光ファイバ15が露出するように加工されている。また、露出した光ファイバ15は所定の長さとなるように切断加工されている。
フェルール13は、透明樹脂の成形により一つの部品として作製され、光結合先端部分18が凸レンズ形状に形成されている。すなわち、光結合先端部分18には、凸レンズ18aが一体に形成されている。凸レンズ18aは、球面状に加工された凸レンズであって、光ファイバ15からの出射光が平行光化し、且つ平行な入射光が光ファイバ15に向けて集光するような形状に形成されている。フェルール13の内部には、光結合先端部分18の反対側が開口するフェルール孔20が形成されている。
導光部材14は、光透過性及び柔軟性を有する材料により、光ファイバ15の径と同径の円柱形状に形成されている。導光部材14は、成形加工により成形され、内部に気泡が入らないように成形されている。図1に示す光ファイバモジュール11において、導光部材14は、専用の治具に光ファイバケーブル12をセットした状態で光ファイバ15の先端に柔軟性のある透明材料を流し込むことにより成形されている。この導光部材14は、光ファイバモジュール11の組み立て時に、フェルール孔20の最奥部20a−1に対して圧入、設置されるようになっている。
また、図5に示す光ファイバモジュール11においては、導光部材14が専用の金型を用いて、また、柔軟性のある透明材料を用いて上述したような円柱形状に成形されている。この導光部材14は、光ファイバ15の先端とは別体として成形されている。このような導光部材14は、光ファイバモジュール11の組み立て時に真空吸着ピンセットで吸着され、フェルール孔20の最奥部20a−1に突き当たるように圧入、設置されている。
図1及び図5の光ファイバモジュール11のいずれにおいても、光ファイバケーブル12の端部がフェルール13に挿入されると、導光部材14が光ファイバ15の先端とフェルール孔20の最奥部20a−1とで挟み込まれた状態となっている。この時、案内部20aの側面と導光部材14との間には空気層が存在しないように導光部材14は形成されている。
上記構成において、光ファイバモジュール11はフェルール13に光ファイバケーブル12の端部を差し込んで固定することにより製造される。また、フェルール13の先端部分に凸レンズ18aを形成し、各光ファイバ同士の光学的な結合を図ることにより、光ファイバケーブル12のコネクタ接続部分における接続損失の低減が実現される。また、フェルール孔20の最奥部20a−1と光ファイバ15の先端とで導光部材14を挟み込むことにより、光ファイバ15とフェルール13の間に空気層が存在することはなく、光の反射や散乱による接続損失の増加が抑制される。また、導光部材14を挟み込むことにより、光ファイバ加工やフェルール加工のバラツキにより生じる接続損失が補償される。
特開2005−316295号公報
ところで、特許文献1の図5に示される光ファイバモジュール11にあっては、導光部材14が光ファイバケーブル12の光ファイバ15のコア径に匹敵する非常に微細な部材となっていることから、その取り扱いが難しいという問題点を有している。また、取り扱いが難しいため、光ファイバモジュールの製造において、歩留まりが低下するという問題点を有している。
また、特許文献1の図1に示される光ファイバモジュール11にあっては、光ファイバ15の先端に直接導光部材14を形成することから、この形成時に、光ファイバ15のコアを損傷させたり、破壊してしまうといった懸念がある。更に、光ファイバ15を直接扱うことになることと合わせて、その取り扱いが難しいという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュール及びその光ファイバモジュールの好適な製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の本発明の光ファイバモジュールは、コア及びクラッドからなる光ファイバと、該光ファイバを被覆する一次被覆と、該一次被覆を被覆する二次被覆と、を備える光ファイバケーブルと、
先端部に凸レンズであって、前記光ファイバからの出射光が平行光化し且つ平行な入射光が前記光ファイバに向けて集光するような形状に形成されるレンズ部と、フェルール孔を設け筒形状に形成され前記レンズ部と一体に形成される本体部を有するレンズ付きフェルールと、
を備える光ファイバモジュールにおいて、
筒形状に形成され内部に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し、前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、
前記レンズ付きフェルールの基端部に設けられる被嵌合部と、
前記フェルール孔に挿入された前記サブフェルールを前記サブフェルールの挿入方向に押圧可能に形成されると共に、前記フェルール孔の内部で前記サブフェルールを押圧した状態で固定されるように前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部と嵌合可能な嵌合部材と、
柔軟性及び粘着性を有し、前記光ファイバのコア及び前記レンズ付きフェルールの材料の屈折率に近い屈折率を有し、前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの先端面を押し当てて該先端面及び前記光ファイバの先端部に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、
を備え、
前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆を差し込んで固定した後、
前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの前記先端面及び前記光ファイバの先端部に前記屈折率整合フィルムを貼付し、
前記サブフェルールを前記先端面側から前記フェルール孔に向けて挿入した後、
前記嵌合部材で前記サブフェルールを挿入方向に押圧すると共に、前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させると、
記屈折率整合フィルムが前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部とで挟まれ押し潰され、一方の面が前記最奥部に密着し、他方の面が先端面及び前記光ファイバの先端部に密着することを特徴とする光ファイバモジュール。
ことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、光ファイバモジュールを製造する場合、先ず光ファイバケーブルの端末をサブフェルールの貫通孔に差し込んで固定し、このサブフェルールの先端面に屈折率整合フィルムを貼り付け、屈折率整合フィルムが貼り付けられたサブフェルールをレンズ付きフェルールに差し込んで固定することにより、光ファイバモジュールの製造がされる。すなわち、レンズ付きフェルールに対して光ファイバケーブルの光ファイバ自体を直接取り扱うことなく、光ファイバモジュールが製造される。また、光ファイバモジュール製造において、背景技術に記載した如くの光ファイバケーブルの光ファイバ自体に導光部材を形成するといった工程が含まれないことから、光ファイバのコアが損傷したり、破壊されてしまうといった懸念が解消される。また、サブフェルールに光ファイバケーブルを差し込み固定する作業は従来のフェルールに光ファイバケーブルを差し込み固定する場合と同様で簡素な作業であり、屈折率整合フィルムの貼付はサブフェルールの先端面を屈折率整合フィルムに押し当てるだけの作業である。従って、取り扱いの難しい部品を使用することなく光ファイバモジュールを製造できることから、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることが可能になる。また、本発明によれば、屈折率整合フィルムは、サブフェルールの先端面及び光ファイバの先端部とフェルール孔の最奥部とで押し潰されて、屈折率整合フィルムの一方の面がレンズ付きフェルールのフェルール孔の最奥部に密着し、他方の面が光ファイバケーブルの先端面及び光ファイバの先端部と密着した状態となる。屈折率整合フィルムは柔軟性を有することから、この密着状態が保持される。従って、光の界面反射による接続損失の増大が生じないようになっている。また、光ファイバケーブルの光ファイバの先端部及びサブフェルールの先端面に多少表面粗さがあっても、これによる光の散乱を抑えることができる。
また、このような特徴を有する本発明によれば、光ファイバモジュールは、レンズ付きフェルールの基端部に設けられる被嵌合部と、サブフェルールをフェルール孔の最奥部に押圧した状態で被嵌合部に嵌合可能な嵌合部材と、を備える。そのため、サブフェルールの先端面及び光ファイバの先端部とフェルール孔の最奥部とで屈折率整合フィルムを押し潰すことが可能になる。これにより、容易に、屈折率整合フィルムの一方の面をレンズ付きフェルールのフェルール孔の最奥部に密着させ、他方の面をサブフェルールの先端面及び光ファイバの先端部と密着させることができる。また、屈折率整合フィルムは柔軟性を有することから、この密着状態を好適に保持できる。
その結果、光の界面反射による接続損失の増大が生じないようにすることができる。また、光ファイバの先端部及びサブフェルールの先端面に多少表面粗さがあっても、光の散乱を抑制することができる。更に、屈折率整合フィルムが柔軟性及び粘着性を有することから、温度や湿度の変化によるピストニング(光ファイバケーブルの光ファイバが一次被覆やサブフェルールの先端から突き出たり、引っ込んだりする現象)の影響を低減させることができる。その結果、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図ることができる。
また、このような特徴を有する本発明によれば、サブフェルールは、嵌合部材によって、フェルール孔の最奥部に押圧された状態で固定(保持)される。そのため、レンズ部と光ファイバケーブルの光ファイバとの間の距離変動量を少なくすることができる。これにより、レンズ部と光ファイバケーブルの光ファイバとの間の距離変動から生じる接続損失を低減させることができる。
請求項2記載の本発明の光ファイバモジュールの製造方法は、コア及びクラッドからなる光ファイバと、該光ファイバを被覆する一次被覆と、該一次被覆を被覆する二次被覆と、を備える光ファイバケーブルと、
先端部に設けられる凸レンズであって、前記光ファイバからの出射光が平行光化し且つ平行な入射光が前記光ファイバに向けて集光するような形状に形成されるレンズ部と、筒形状に形成され前記レンズ部と一体に形成される本体部と、該本体部の基端部に設けられる被嵌合部と、基端部から先端部に向かって形成されるフェルール孔と、を有するレンズ付きフェルールと、
筒状に形成され内部に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し、前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、
前記フェルール孔に挿入された前記サブフェルールを前記サブフェルールの挿入方向に押圧可能に形成されると共に、前記フェルール孔の内部で前記サブフェルールを押圧した状態で固定されるように前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部と嵌合可能な嵌合部材と、
柔軟性及び粘着性を有し、前記光ファイバのコア及び前記レンズ付きフェルールの材料の屈折率に近い屈折率を有し、前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの先端面を押し当てて該先端面及び前記光ファイバの先端部に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、
を備え、
前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が所定の長さだけ露出するように前記一次被覆及び前記二次被覆を皮剥する第一工程と、
前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆を差し込んで固定した後、前記サブフェルールの先端面から露出した前記光ファイバを前記サブフェルールの先端面に合わせて切断し、前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部を研磨して平坦な状態にする第二工程と、
平坦に研磨された前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部を前記屈折率整合フィルムに押し当てて、前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部に前記屈折率整合フィルムを貼付する第三工程と、
前記フェルール孔に前記サブフェルールを挿入した後、前記サブフェルールを挿入方向に押圧した状態で、前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させて、前記屈折率整合フィルムを前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部とで挟んで押し潰し、一方の面を前記最奥部に密着させ、他方の面を先端面及び前記光ファイバの先端部に密着させる第四工程と、を含むことをことを特徴としている。
このような特徴を有する本発明によれば、第一工程から第四工程までの工程を経るだけで光ファイバモジュールの製造が完了する。本発明によれば、光ファイバケーブルの光ファイバを直接取り扱うことなく、光ファイバモジュールの製造をすることができる。本発明によれば、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる。
請求項1に記載された本発明によれば、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュールを提供することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュールの好適な製造方法を提供することができるという効果を奏する。
本発明の光ファイバモジュールの一実施の形態を示す構成図である。 図1の光ファイバモジュールが一体化した状態を示す構成図である。 レンズ付きフェルールの斜視図である。 サブフェルールに光ファイバケーブルが一体化した状態を示す構成図である。 レンズ付きフェルールの基端部に嵌合する嵌合部材を構成するバネ押さえの斜視図である。 嵌合部材を構成するバネ押さえの変形例に係る斜視図である。 本発明の光ファイバモジュールを製造する手順を示す説明図であり、(a)は皮剥された光ファイバケーブルを示す図であり、(b)は(a)の光ファイバケーブルに嵌合部材を挿着し、光ファイバケーブルをサブフェルールに挿入した状態を示す図であり、(c)は(b)のサブフェルールの先端面に屈折率整合フィルムが貼付された状態を示す図であり、(d)は(c)のサブフェルール及び光ファイバケーブルをレンズ付きフェルールに挿入する状態を示す図であり、(e)は(d)のサブフェルール及び光ファイバケーブルをレンズ付きフェルールに挿入し、嵌合部材をレンズ付きフェルールに嵌合させた状態を示す図である。 光結合構造の一実施の形態を示す断面図である。 レンズの中心と光ファイバの中心の軸ずれ特性を示すグラフである。 レンズと光ファイバ間の距離変動特性を示すグラフである。 レンズ付きフェルールの他の構造例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の光ファイバモジュールの一実施の形態を示す構成図である。また、図2は、図1の光ファイバモジュールが一体化した状態を示す構成図である。また、図3は、レンズ付きフェルールの斜視図である。また、図4は、サブフェルールに光ファイバケーブルが一体化した状態を示す構成図である。また、図5は、レンズ付きフェルールの基端部に嵌合する嵌合部材を構成するバネ押さえの斜視図である。また、図6は、嵌合部材を構成するバネ押さえの変形例に係る斜視図である。また、図7は、本発明の光ファイバモジュールを製造する手順を示す説明図であり、図7(a)は皮剥された光ファイバケーブルを示す図であり、図7(b)は図7(a)の光ファイバケーブルに嵌合部材を挿着し、光ファイバケーブルをサブフェルールに挿入した状態を示す図であり、図7(c)は図7(b)のサブフェルールの端面に屈折率整合フィルムが貼付された状態を示す図であり、図7(d)は図7(c)のサブフェルール及び光ファイバケーブルをレンズ付きフェルールに挿入する状態を示す図であり、図7(e)は図7(d)のサブフェルール及び光ファイバケーブルをレンズ付きフェルールに挿入し、嵌合部材をレンズ付きフェルールに嵌合させた状態を示す図である。また、図8は、光結合構造の一実施の形態を示す断面図である。
図1から図3において、引用符号1は本発明の光ファイバモジュールを示している。光ファイバモジュール1は、光ファイバケーブル2と、レンズ付きフェルール3と、サブフェルール4と、屈折率整合フィルム5と、嵌合部材30と、を備えて構成されている。以下、各構成部材について説明する。
光ファイバケーブル2は、光ファイバ6と被覆部7とを備えて構成されている。光ファイバケーブル2は、先端部側において被覆部7が所定の位置まで皮剥されている。光ファイバケーブル2の先端部は、所定の長さだけ光ファイバ6が露出するように加工されている。光ファイバケーブル2の先端部(光ファイバ6の先端部)は、平坦な面に形成され且つ光の散乱を小さく抑えることができる表面粗さに加工されている。
光ファイバ6は、コア及びコアよりも屈折率の小さいクラッドにより形成されている。光ファイバ6は、本形態において特に限定するものではないが、例えば、既知のガラス製の光ファイバが例示できる。尚、光ファイバ6は、コアが透明なポリカーボネイト(PC)から成形され、クラッドが透明なポリメタクリル酸メチル(PMMA)から成形される光ファイバであってもよいものとする。
被覆部7は、合成樹脂製のいわゆるシースであって、光ファイバ6を保護するために設けられている。被覆部7は、本形態において、光ファイバ6上に形成される一次被覆7aと、一次被覆7a上に形成される二次被覆7bとを備えて構成されている。尚、一次被覆7aが所定の長さ分だけ露出するように二次被覆7bが皮剥されている。
図1から図4において、レンズ付きフェルール3は、透明な合成樹脂材料により全体が成形され、一つの部品として作製されている。レンズ付きフェルール3は、略筒形状のレンズ付きフェルール本体部8と、略凸レンズ形状のレンズ部9とを有している。上記の透明な合成樹脂材料としては、特に限定されるものではないが、アクリル樹脂、脂環式オレフィン樹脂、脂環式アクリル樹脂、ポリイミド、エポキシ系樹脂等が挙げられる。
レンズ付きフェルール本体部8の一端(先端部)には、レンズ部9が光軸を一致させた状態で連成されている。レンズ付きフェルール本体部8の上記一端の反対側に位置する他端(基端部)の外周面には、被嵌合部としての第2フランジ31が形成されている。また、レンズ部9と第2フランジ31との間には、レンズ付きフェルール本体部8の外周面(側面)に第1フランジ10が形成されている。さらに、レンズ付きフェルール本体部8の内部には、他端(基端部)において開口するような状態で、他端(基端部)から一端(先端部)に向かってフェルール孔11が形成されている。
第1フランジ10は、レンズ付きフェルール本体部8の外周面における中間位置に形成されている。また、第1フランジ10における上記一端側の突出先端には、適宜角度のテーパ10aが周設されている。
フェルール孔11は、中心軸が光軸に一致するように形成されており、上記一端側(先端部側であり、レンズ部9側)から順に、フィルム押し当て部11aと、サブフェルール案内部11bと、光ファイバ案内部11cとを有している。
フィルム押し当て部11aは、後述する屈折率整合フィルム5が収容される部分であって、屈折率整合フィルム5に対応し、且つ、屈折率整合フィルム5の径よりも若干大きく形成されている。これにより、後述する屈折率整合フィルム5が後述するサブフェルール4の中心から若干ずれて貼付されていても収容できるようになっている。すなわち、量産に適した構造となっている。
また、フィルム押し当て部11aは、最奥部11a−1と後述するサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部とで屈折率整合フィルム5を挟んで押しつぶすようになっている。また、押しつぶされた屈折率整合フィルム5が、最奥部11a−1と、後述するサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部とに密着することができるような形状に形成されている。フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1は、光の散乱を小さく抑えることができるような表面粗さに加工されている。
サブフェルール案内部11bは、後述するサブフェルール4の先端側4bが差し込まれる部分であって、サブフェルール4の外径に対応するようにサブフェルール4の外径と略同径形状に形成されている。
光ファイバ案内部11cは、サブフェルール4の後端側4cに形成される後述の鍔部12と光ファイバケーブル2の一次被覆7aが差し込まれる部分であって、サブフェルール4の鍔部12の外径の外径に対応するように鍔部12の外径と略同径形状に形成されている。
レンズ部9は、凸レンズの機能を有している。すなわち、レンズ部9には、凸レンズ9aが一体に形成されている。凸レンズ9aは、本形態において、球面または非球面状に加工された凸レンズであって、光ファイバ6からの出射光が平行光化し、且つ平行な入射光が光ファイバ6に向けて集光するような形状に形成されている。このような凸レンズ9aは、フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1からレンズ表面までの距離が最適となるようにも設計されている。また、凸レンズ9aの表面は、光の散乱を小さく抑えることができるような表面粗さに加工されている。
第2フランジ31は、レンズ付きフェルール本体部8の外周面における上記他端(基端部)に形成されている。また、第2フランジ31における上記他端(基端部側)側の突出先端には、適宜角度のテーパ31aが周設されている。
図1、図2及び図4において、サブフェルール4は、PBT(ポリブチレンテレフタラート)を材料として全体が成形され、一つの部品として作製されている(一例であるものとする。例えば、LCP(液晶ポリマー)の成形品や黄銅の切削品等でも良いものとする)。
サブフェルール4は、略筒形状に形成されている。サブフェルール4の後端側4cにおける外周面(側面)には、フランジ状の鍔部12が形成されている。鍔部12は、レンズ付きフェルール3へのサブフェルール4の挿入が完了した後、後述の嵌合部材30を構成するバネ部材32と係合して、バネ部材32によりサブフェルール4が挿入方向に押圧されるように形成されている。また、鍔部12は、レンズ付きフェルール本体部8の第2フランジ31に後述の嵌合部材30を構成するバネ押さえ33を嵌合させたときに、フェルール孔11の内部でサブフェルール4を押圧した状態でサブフェルール4が固定されるように形成されている。尚、本形態においては特に限定するものではないが、鍔部12は、サブフェルール4の後端側4cの端部に設けられている。
サブフェルール4の内部には、光ファイバケーブル2の光ファイバ6及び一次被覆7aが差し込まれる貫通孔13が形成されている。このようなサブフェルール4は、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11に挿入可能なようにも形成されている。引用符号4aは、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11への挿入側(後述する案内部13a側)となるサブフェルール4の先端面を示している。この先端面4aは、光ファイバケーブル2が挿入された状態においては光ファイバケーブル2の光ファイバ6側となっている(図4参照)。先端面4aには、後述する屈折率整合フィルム5が貼り付けられるようになっている。
貫通孔13は、中心軸が光軸に一致するように形成されており、レンズ付きフェルール3への挿入側となる先端面4a側から順に案内部13a、一次被覆案内部13bを有している。案内部13aは、光ファイバ6が差し込まれる部分であって、光ファイバ6の外径に対応するように光ファイバ6の外径と略同径形状に形成されている。
一次被覆案内部13bは、一次被覆7aが差し込まれる部分であって、一次被覆7aの外径に対応するように一次被覆7aの外径と略同径形状に形成されている。また、一次被覆案内部13bは、既知の固定用接着剤を使用して固定する固定方法あるいは既知の溶着方法による溶着等の固定方法により光ファイバケーブル2の固定を行う部分にもなっている。案内部13aと一次被覆案内部13bとの間には、案内部13aに向かって先細となるテーパ部13cが更に設けられている。テーパ部13cは、適宜角度に設定されている。このようなテーパ部13cを形成することにより、光ファイバケーブル2の光ファイバ6が挿入し易くなっている。
上記の既知の固定用接着剤として、特に限定するものではないが、例えばエポキシ系接着剤やエポキシ混合系接着剤等の硬化性の固定用接着剤が挙げられる(必要以上に内部に侵入しない粘度を有する)。この他、固定用接着剤として、紫外線照射装置からの紫外線照射によって硬化するUV硬化接着剤等も挙げられる。また、上記の既知の溶着方法として、特に限定するものではないが、レーザ溶着、高周波溶着、超音波溶着等の溶着方法が挙げられる。
屈折率整合フィルム5は、光ファイバケーブル2を差し込み固定した状態のサブフェルール4の先端面4aに貼付される部材であって、柔軟性及び粘着性を有する材料により成形されている。また、屈折率整合フィルム5の材料は、光ファイバ6のコア及びレンズ付きフェルール3の材料の屈折率に近い屈折率を有している。屈折率整合フィルム5は、略円形のフィルム状に成形されており、フィルム押し当て部11aに収容できる大きさの径になっている。屈折率整合フィルム5は、光ファイバケーブル2を固定したサブフェルール4の先端面4aを押し当てることにより、この先端面4a及び光ファイバ6の先端部に貼り付くようになっている。また、屈折率整合フィルム5は、フィルム押し当て部11aの最奥部11a−1とサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部とで挟まれることにより押し潰されるようになっている。押し潰された屈折率整合フィルム5は、一方の面が最奥部11a−1に密着し、他方の面が先端面4a及び光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部に密着するようになっている。
このような屈折率整合フィルム5は、柔軟性を有することから上記の密着状態が保持され、光の界面反射が生じないようになっている。また、光ファイバ6の先端部やサブフェルール4の先端面4aに多少の粗さが残っている状態であったとしても、これにより生じる光の散乱を抑えることができるようになっている。
屈折率整合フィルム5の材料としては、特に限定するものではないが、シリコーン系樹脂あるいはスチレン系樹脂等が挙げられる。尚、本形態における屈折率整合フィルム5の厚さは、0.1mm〜1mmとなるように形成されている(一例であるものとする)。
嵌合部材30は、バネ部材32と、バネ押さえ33と、を備えて構成されている。バネ部材32は、光ファイバケーブル2の被覆部7における一次被覆7aを挿通可能な螺旋状に巻かれた鋼材(例えば、コイルバネ)により形成されている。また、バネ部材32は、レンズ付きフェルール3のフェルール孔11の光ファイバ案内部11cに挿入可能に形成されている。さらに、バネ部材32は、フェルール孔11に挿入されたサブフェルール4の鍔部12と係合可能に形成されている。
図2及び図5に示すように、バネ押さえ33は、サブフェルール4を挿入方向に押圧するバネ部材32をフェルール孔11の内部に保持した状態で、レンズ付きフェルール本体部8の第2フランジ31に嵌合可能に形成されている。具体的には、バネ押さえ33は、バネ部材32を押圧する押圧部34と、押圧部34から延出する一対の嵌合爪35とを備えて構成されている。
押圧部34は、略円形の板状に形成されており、その直径は、レンズ付きフェルール本体部8の他端(基端部)の外径(第2フランジ31の直径)よりも大きくなるように形成されている。また、押圧部34の略中央には、光ファイバケーブル2の一次被覆7aが挿通可能な挿通孔36が形成されている。
一対の嵌合爪35は、互いに対向した状態で、押圧部34の周縁から延出するように設けられている。一対の嵌合爪35は、第2フランジ31の周縁に嵌合可能に形成されている。
ここで、図6にバネ押さえ33の変形例を示す。図6に示すように、変形例に係るバネ押さえ33Aは、挿通孔36と外部とを外周面(側面)方向に連通する連通部37が押圧部34に形成されている点において、バネ押さえ33と相違する。従って、ここでは、相違点としての連通部37のみを説明し、他の構成はバネ押さえ33の説明を援用することとして説明を省略する。
連通部37は、挿通孔36から押圧部34の外周面に向かって切り欠くように形成されている。また、連通部37は、光ファイバケーブル2の一次被覆7aが外部から挿通孔36に移動可能に形成されている。つまり、連通部37は、光ファイバケーブル2の一次被覆7aを外部から挿通孔36に案内可能に形成されている。
次に、上記構成に基づき、また、図7を参照しながら、光ファイバモジュール1の製造手順の一例について説明する。光ファイバモジュール1は、以下に記載する第一工程から第四工程の手順を経ることにより製造されるようになっている。
第一工程では、光ファイバケーブル2の先端において、光ファイバ6及び一次被覆7aのそれぞれが所定の長さだけ露出するように一次被覆7a及び二次被覆7bを皮剥する作業を行う(図7(a)参照)。また、合わせてレンズ付きフェルール3とサブフェルール4と屈折率整合フィルム5を準備する。
第二工程では、先ず、バネ押さえ33の押圧部34に形成された挿通孔36に、第一工程において皮剥された光ファイバケーブル2の光ファイバ6及び一次被覆7aを挿通させる作業を行う。このとき、一対の嵌合爪35が光ファイバケーブル2の先端(光ファイバ6)側を向くように挿通させる。次に、螺旋状に形成されたバネ部材32の中心に、光ファイバ6及び一次被覆7aを挿通させる作業を行う。
光ファイバケーブル2の光ファイバ6及び一次被覆7aを挿通孔36及びバネ部材32に挿通させた後、光ファイバ6及び一次被覆7aをサブフェルール4の貫通孔13(案内部13a及び一次被覆案内部13b)に差し込んで固定する(上述した如くの既知の接着方法や溶着方法により固定する)作業を行う。次に、サブフェルール4の先端面4aから露出した光ファイバ6の先端部を先端面4aに合わせて切断する作業を行う。最後にサブフェルール4の先端面4aと光ファイバ6の先端部を研磨して平坦な状態にする作業を行う(図7(b)参照)。
第三工程では、平坦化されたサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部を屈折率整合フィルム5に押し当ててサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部に屈折率整合フィルム5を貼付する作業を行う(図7(c)参照)。
第四工程では、先ず、サブフェルール4(屈折率整合フィルム5が貼り付けられたサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部)をフェルール孔11の最奥部11a−1まで挿入する作業を行う(図7(d)参照)。フェルール孔11の最奥部11a−1までサブフェルール4を挿入させた後、次に、バネ部材32をフェルール孔11に挿入し、サブフェルール4の鍔部12と係合させる作業を行う。
バネ部材32と鍔部12とを係合させた後、次に、バネ押さえ33を挿入方向に移動し、バネ部材32を挿入方向に押圧する作業を行う。バネ押さえ33でバネ部材32を挿入方向に押圧した後、次に、一対の嵌合爪35を第2フランジ31に嵌合させる作業を行う。これにより、バネ部材32は、サブフェルール4を挿入方向に押圧した状態で、バネ押さえ33により保持される。その結果、サブフェルール4の先端面4aと光ファイバ6の先端部とがレンズ付きフェルール3のフェルール孔11の最奥部11a−1に押圧される。そして、フェルール孔11の最奥部11a−1、サブフェルール4の先端面4a及び光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部によって屈折率整合フィルム5が押し潰され、フェルール孔11の最奥部11a−1、サブフェルール4の先端面4a及び光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部に屈折率整合フィルム5が密着する。
以上の工程により、光ファイバモジュール1の製造が完了し、図7(e)に示す如くの状態となる。
そして、図8に示す如く、このように製造された光ファイバモジュール1、1のレンズ付きフェルール3、3同士を光結合部材14の中空部15内で対向配置すると、光ファイバケーブル2、2同士の接続を図ることが可能な状態になる。
光結合部材14は、本形態において、雄コネクタハウジング14aと雌コネクタハウジング14bとを備えて構成されており(この構成に限定するものではないものとする。レンズ付きフェルール3、3同士の光軸を合わせた状態で対向配置することができればよいものとする)、図8に示すような適宜嵌合構造を有するように形成されている。尚、引用符号14a−1及び14b−1は、レンズ付きフェルール本体部8を案内する案内部を示している。レンズ付きフェルール3、3同士の光軸を合わせる部分、すなわち調心をする部分としては、中空部15若しくは案内部14a−1及び14b−1のいずれであってもよいものとする。
ここで、図9及び図10を参照しながら、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールのレンズ特性について説明する。
図9は、レンズの中心と光ファイバの中心の軸ずれ特性を示すグラフである。コア径200μmのステップインデックス型の光ファイバを使用し、これに適した寸法でレンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールを作製した。そして、この光ファイバモジュールのレンズ付きフェルールを、対向するレンズ間の距離を400μmとして、図8に示す如く対向配置して、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールのレンズの中心と光ファイバの中心の軸ずれ特性を得た。
尚、グラフ中の実線は、レンズと光ファイバ間の距離変動特性のない光ファイバモジュール1の軸ずれ特性を示している。
図9において、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールは、距離変動がなければ、軸ずれ量が大きい程、損失変動量が多くなっている。つまり、軸ずれ量が少なくなる程接続損失が小さくなることが分かる。
図10は、レンズと光ファイバ間の距離変動特性を示すグラフである。コア径200μmのステップインデックス型の光ファイバを使用し、これに適した寸法でレンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールを作製した。そして、この光ファイバモジュール1のレンズ付きフェルールを、対向するレンズ間の距離を400μmとして、図8に示す如く対向配置して、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールのレンズと光ファイバ間の距離変動特性を得た。
尚、グラフ中の実線は、レンズの中心と光ファイバの中心の軸ずれのない光ファイバモジュール1の距離変動特性を示している。また、グラフ中の一点鎖線は、一方の光ファイバモジュールのレンズの中心と光ファイバの中心に20μmの軸ずれが生じている場合の距離変動特性を示している。また、グラフ中の二点鎖線は、両方の光ファイバモジュールのレンズの中心と光ファイバの中心に20μmの軸ずれが生じている場合の距離変動特性を示している。
図10において、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールは、距離変動量が大きい程、損失変動量が多くなっている。つまり、距離変動量が小さくなる程接続損失が少なくなることが分かる。同様に、軸ずれがないもの程、損失変動量が少なくなっている。つまり、軸ずれがないもの程接続損失が少なくなることが分かる。
これにより、レンズ付きフェルールを備える光ファイバモジュールは、レンズと光ファイバ間の距離変動量が少なく、レンズの中心と光ファイバの中心の軸ずれ量の少ない方が有効であることが分かる。
以上、図1から図10を参照しながら説明してきたように、本発明の光ファイバモジュール1によれば、レンズ付きフェルール3を備えることから、光ファイバケーブル2同士の接続損失の低減を図ることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、その製造工程において、レンズ付きフェルール3に対して、光ファイバケーブル2の光ファイバ6自体を直接取り扱う必要がなくなる。従って、製造工程において、背景技術に記載した如くの光ファイバケーブル2の光ファイバ6自体に導光部材を形成するといった工程が含まれないことから、光ファイバ6のコアが損傷したり、破壊されてしまうといった懸念が解消される。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が粘着性を有することから、サブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部を屈折率整合フィルム5に押し当てるだけで屈折率整合フィルム5を先端面4a及び先端部に貼り付けることができる。従って、光ファイバモジュール1の製造における生産性の向上を図ることが可能になる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が柔軟性を有することから、フェルール孔11の最奥部11a−1、サブフェルール4の先端面4a及び光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部と密着した状態が保持される。従って、光の界面反射による接続損失の増大が生じないようになっている。また、光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部及びサブフェルール4の先端面4aに多少表面粗さがあっても、これによる光の散乱を抑えることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、屈折率整合フィルム5が柔軟性及び粘着性を有することから、温度や湿度の変化によるピストニング(光ファイバケーブルの光ファイバが一次被覆やサブフェルールの先端から突き出たり、引っ込んだりする現象)の影響を減らすことができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部がレンズ付きフェルール3により保護された状態になるため、光ファイバ6が損傷する恐れがない状態とすることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、貫通孔13にテーパ部13cが形成されているため、貫通孔13に光ファイバケーブル2の光ファイバ6を挿入する際、光ファイバケーブル2の光ファイバ6を案内部13aに容易に挿入することができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、光ファイバモジュール1は、レンズ付きフェルール3の基端部に設けられる第2フランジ31と、フェルール孔11の最奥部11a−1にサブフェルール4を押圧した状態で第2フランジ31に嵌合可能な嵌合部材30と、を備える。そのため、サブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部とフェルール孔11の最奥部11a−1とで屈折率整合フィルム5を押し潰すことが可能になる。これにより、屈折率整合フィルム5の一方の面をレンズ付きフェルール3のフェルール孔11の最奥部11a−1に密着させ、他方の面をサブフェルール4の先端面4a及び光ファイバ6の先端部と密着させることができる。また、屈折率整合フィルム5は柔軟性を有することから、この密着状態を好適に保持できる。
その結果、光の界面反射による接続損失の増大が生じないようにすることができる。また、光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部及びサブフェルール4の先端面4aに多少表面粗さがあっても、これによる光の散乱を抑えることができる。更に、屈折率整合フィルム5が柔軟性及び粘着性を有することから、温度や湿度の変化によるピストニング(光ファイバケーブルの光ファイバが一次被覆やサブフェルールの先端から突き出たり、引っ込んだりする現象)の影響を減らすことができる。その結果、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図ることができる。
本発明の光ファイバモジュール1によれば、サブフェルール4は、嵌合部材30によって、フェルール孔11の最奥部11a−1に押圧された状態で固定(保持)される。そのため、レンズ部9と光ファイバケーブル2の光ファイバ6との間の距離変動量を少なくすることができる。これにより、レンズ部9と光ファイバケーブル2の光ファイバ6との間の距離変動から生じる接続損失を抑制することができる。
最後に、図11を参照しながら、本発明の光ファイバモジュール1のレンズ付きフェルール3の他の構造例について説明する。図11は、レンズ付きフェルールの他の構造例を示す断面図である。尚、上述した実施形態において説明した部分と同一の形状・機能を有する部分に関してはその説明を省略し、同じ符号を付すものとする。
図11において、レンズ付きフェルール3’は、レンズ付きフェルール3と比較して、異なる構造のフェルール孔11’を有している。すなわち、この点のみが異なっている。
フェルール孔11’は、この中心軸が光軸に一致するように形成されており、上記一端側(先端部分9側)から順にフィルム押し当て部11a、サブフェルール案内部11b及び光ファイバ案内部11cを有している。また、フィルム押し当て部11aとサブフェルール案内部11bの間には、フィルム押し当て部11aからサブフェルール案内部11bへ向かって先細となるテーパ部11fが更に設けられている。テーパ部11fは適宜角度に設定されている。
このようなテーパ部11fを設けることによって、フェルール孔11’は、サブフェルール4の先端面4aをフィルム押し当て部11aに容易に案内することができる。また、テーパ部11fは、サブフェルール4の先端面4aの周縁を押さえつけることができるため、フェルール孔11’とサブフェルール4の位置ずれを抑制することができると共に、長さ方向における光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部位置(サブフェルール4の先端面4aの位置)のバラツキを抑制することができるようになっている。
また、サブフェルール4の先端面4aの周縁において、テーパ部11fに当接するように、サブフェルール4の先端面4aへ向かって先細となるテーパ部(図示せず)を設けてもよい。サブフェルール4の先端面4aにテーパ部を設けることによって、サブフェルール4の先端面4a側の外周部(テーパ部)がテーパ部11fによって押さえつけられるため、フェルール孔11’とサブフェルール4の間に生じるクリアランスによるサブフェルール4の位置ずれを抑えることができるとともに長さ方向における光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部位置(サブフェルール4の先端面4aの位置)のバラツキを抑えることができるようになっている。つまり、レンズ部と光ファイバケーブルの光ファイバ6との間の距離変動量を、更に少なくすることができる。同様に、レンズ部の中心と光ファイバケーブルの光ファイバ6の中心との軸ずれ量を少なくすることができる。これにより、レンズ部と光ファイバケーブルの光ファイバ6との間の距離変動及びレンズ部の中心と光ファイバケーブルの光ファイバ6の中心との軸ずれから生じる接続損失を抑制することができる。その結果、より安定した接続が可能になる。
尚、上述してきた実施形態において、レンズ付きフェルール3、3’はいずれも一つの部品として成形されているが、複数の部品を組み合わせて構成しても良いものとする(フェルール孔11、11’を開ける加工を行う場合に、複数の部品から構成した方が加工し易いという利点がある)。
更に、光ファイバケーブル2の光ファイバ6の先端部及びサブフェルール4の先端面4aを平坦化する方法は研磨だけに限定されるものではなく、光学特性に問題が生じないレベルで平坦化できる場合は切断のみによる平坦化やレーザクリービングの使用による平坦化でも良いものとする。
更に、高精度の光結合構造が要求される場合には、レンズ付きフェルール3、3’の材料にはガラスを使用し、サブフェルール4の材料にはジルコニア焼結品やニッケル電鋳品等を使用してもよいものとする。
更に、バネ部材32は、螺旋状に巻かれたコイルバネに限定されるものではなく、光ファイバ案内部11cに挿入してサブフェルール4の鍔部12と係合可能なものであればよいものとする。
更に、嵌合部材30は、バネ部材32とバネ押さえ33とが別体のものに限定されるものではなく、バネ部材32とバネ押さえ33とが一体に形成されたものであってもよいものとする。
更に、嵌合部材30は、レンズ付きフェルール本体部8の基端部に嵌合させる構成に限定されるものではなく、例えば、基端部に押入する構成であってもよいものとする。また、基端部に螺号する構成であってもよいものとする。
以上、本発明によれば、光ファイバ同士のコネクタ接続における接続損失の低減を図りつつ、光ファイバモジュールの製造における生産性の向上を図ることができる光ファイバモジュール1及びその光ファイバモジュール1の好適な製造方法を提供することができるという効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。尚、本発明は自動車においての光ファイバ同士の接続に限定するものではないものとする。すなわち、他の分野の光通信にも当然に適用することができるものとする。
1 光ファイバモジュール
2 光ファイバケーブル
3、3’ レンズ付きフェルール
4 サブフェルール
4a 先端面
4b 先端側
4c 後端側
5 屈折率整合フィルム
6 光ファイバ
7 被覆部
7a 一次被覆
7b 二次被覆
8 レンズ付きフェルール本体部
9 レンズ部
9a 凸レンズ
10 第1フランジ
10a テーパ
11、11’ フェルール孔
11a フィルム押し当て部
11a−1 最奥部
11b サブフェルール案内部
11c 光ファイバ案内部
11f テーパ部
12 鍔部
13 貫通孔
13a 案内部
13b 一次被覆案内部
13c テーパ部
14 光結合部材
14a 雄コネクタハウジング
14b 雌コネクタハウジング
14a−1、14b−1 案内部
15 中空部
30 嵌合部材
31 第2フランジ
32 バネ部材
33 バネ押さえ
34 押圧部
35 一対の嵌合爪
36 挿通孔

Claims (2)

  1. コア及びクラッドからなる光ファイバと、該光ファイバを被覆する一次被覆と、該一次被覆を被覆する二次被覆と、を備える光ファイバケーブルと、
    先端部に凸レンズであって、前記光ファイバからの出射光が平行光化し且つ平行な入射光が前記光ファイバに向けて集光するような形状に形成されるレンズ部と、フェルール孔を設け筒形状に形成され前記レンズ部と一体に形成される本体部を有するレンズ付きフェルールと、
    を備える光ファイバモジュールにおいて、
    筒形状に形成され内部に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し、前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、
    前記レンズ付きフェルールの基端部に設けられる被嵌合部と、
    前記フェルール孔に挿入された前記サブフェルールを前記サブフェルールの挿入方向に押圧可能に形成されると共に、前記フェルール孔の内部で前記サブフェルールを押圧した状態で固定されるように前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部と嵌合可能な嵌合部材と、
    柔軟性及び粘着性を有し、前記光ファイバのコア及び前記レンズ付きフェルールの材料の屈折率に近い屈折率を有し、前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの先端面を押し当てて該先端面及び前記光ファイバの先端部に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、
    を備え、
    前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆を差し込んで固定した後、
    前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの前記先端面及び前記光ファイバの先端部に前記屈折率整合フィルムを貼付し、
    前記サブフェルールを前記先端面側から前記フェルール孔に向けて挿入した後、
    前記嵌合部材で前記サブフェルールを挿入方向に押圧すると共に、前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させると、
    記屈折率整合フィルムが前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部とで挟まれ押し潰され、一方の面が前記最奥部に密着し、他方の面が先端面及び前記光ファイバの先端部に密着す
    ことを特徴とする光ファイバモジュール。
  2. コア及びクラッドからなる光ファイバと、該光ファイバを被覆する一次被覆と、該一次被覆を被覆する二次被覆と、を備える光ファイバケーブルと、
    先端部に設けられる凸レンズであって、前記光ファイバからの出射光が平行光化し且つ平行な入射光が前記光ファイバに向けて集光するような形状に形成されるレンズ部と、筒形状に形成され前記レンズ部と一体に形成される本体部と、該本体部の基端部に設けられる被嵌合部と、基端部から先端部に向かって形成されるフェルール孔と、を有するレンズ付きフェルールと、
    筒状に形成され内部に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が差し込まれる貫通孔を有し、前記レンズ付きフェルールの前記フェルール孔に挿入可能に形成される筒状のサブフェルールと、
    前記フェルール孔に挿入された前記サブフェルールを前記サブフェルールの挿入方向に押圧可能に形成されると共に、前記フェルール孔の内部で前記サブフェルールを押圧した状態で固定されるように前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部と嵌合可能な嵌合部材と、
    柔軟性及び粘着性を有し、前記光ファイバのコア及び前記レンズ付きフェルールの材料の屈折率に近い屈折率を有し、前記光ファイバケーブルを固定した前記サブフェルールの先端面を押し当てて該先端面及び前記光ファイバの先端部に貼付されるフィルム状の屈折率整合フィルムと、
    を備え、
    前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆が所定の長さだけ露出するように前記一次被覆及び前記二次被覆を皮剥する第一工程と、
    前記サブフェルールの前記貫通孔に前記光ファイバケーブルの前記光ファイバ及び前記一次被覆を差し込んで固定した後、前記サブフェルールの先端面から露出した前記光ファイバを前記サブフェルールの先端面に合わせて切断し、前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部を研磨して平坦な状態にする第二工程と、
    平坦に研磨された前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部を前記屈折率整合フィルムに押し当てて、前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部に前記屈折率整合フィルムを貼付する第三工程と、
    前記フェルール孔に前記サブフェルールを挿入した後、前記サブフェルールを挿入方向に押圧した状態で、前記レンズ付きフェルールの前記被嵌合部に前記嵌合部材を嵌合させて、前記屈折率整合フィルムを前記フェルール孔の最奥部と前記サブフェルールの先端面及び前記光ファイバの先端部とで挟んで押し潰し、一方の面を前記最奥部に密着させ、他方の面を先端面及び前記光ファイバの先端部に密着させる第四工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバモジュールの製造方法。
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