JP2016080902A - フェルール、フェルール付光ファイバ芯線、フェルールの製造方法、およびフェルール付光ファイバ芯線の製造方法 - Google Patents

フェルール、フェルール付光ファイバ芯線、フェルールの製造方法、およびフェルール付光ファイバ芯線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レンズ一体型フェルールにおける製造上の困難を解消し、光学特性に優れたフェルールを提供すること。【解決手段】コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いる、先端部にレンズ10が一体成形されたフェルール100であって、フェルール100の尾端部からレンズ10方向に設けられ、光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔20と、第1の挿入孔20の底部からレンズ10方向に設けられ、光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の光ファイバを挿入して光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔30と、第2の挿入孔30の底部と連結し、フェルール100の側面から第2の挿入孔30に対して横断的に設けられた横孔40と、横孔中40に設けられた屈折率整合材とを備えるフェルール。【選択図】図5

Description

本発明は、フェルール、フェルール付光ファイバ芯線、フェルールの製造方法、およびフェルール付光ファイバ芯線の製造方法に関する。
近年の自動車等の車両内では、制御信号、画像信号、音声信号等の通信情報量が増大し、情報信号の伝送に用いられる伝送路にも、従来のメタルケーブルに代えて光ファイバケーブルが用いられることが多くなった。光ファイバケーブルは、メタルケーブルのように通信速度の高速化により周囲にノイズを放出するという問題もないので、高速かつ大容量の情報通信に適する信号伝送路である。
光ファイバケーブルは、その端部に光コネクタを備えている。光コネクタは、例えば、光ファイバケーブルの先端に取り付けられるフェルールと、このフェルールを保持し、他の光コネクタ等と嵌合して接続するための構造を有するハウジングとを備えている。一方、通信を行なう装置にも光コネクタが備えられており、光コネクタ同士を嵌合することによって、光ファイバケーブルと、通信を行なう装置とを接続することができる。また、光ファイバケーブル同士の接続も光コネクタの嵌合によって実現される。光ファイバケーブル同士の接続はWire to Wire接続と呼ばれる。
ところで、光コネクタ同士を嵌合する場合、耐塵性向上などの理由で、光ファイバケーブルの先端近傍にレンズを配置し、光線のビーム径を拡大するとともに平行光化して光接続を行う構成が知られている。このような構成を実現する方法として、当該レンズをフェルールに一体成形し、部品点数を削減する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2010−96903号公報
しかしながら、レンズが一体成形されたフェルールでは、部品点数が削減されるものの、別途の問題が発生してしまう。
光ファイバは直径が非常に細いので、フェルールに光ファイバを挿入する挿入孔もまた非常に細く成形されている。非常に細い孔を射出成形で形成する場合、金型内に非常に細いピン状の駒を用いることになるが、ピン状の駒はその性質上、どうしても強度が弱く、射出形成時に変形などの不具合を起こしてしまう。光ファイバを挿入する挿入孔は光ファイバの光学配列を規定するものなので、ピン状の駒が少しでも変形してしまうと、光接続の光学特性に大きな影響を与えてしまう。
そこで、ピン状の駒が変形してしまわないように、ピンの両端を固定して強度を補強したいという要望が発生する。ところが、レンズが一体成形されたフェルールでは、フェルールの先端部分にレンズを成形する必要があるので、ピンの両端を固定することが困難になってしまう。
また、光ファイバの先端がレンズ等の光学面に接触すると光学面に傷が発生してしまうので、フェルールのレンズ部分と光ファイバの先端との間に空隙を設ける必要がある。一方、この空隙が空気で満たされていた場合、空気とレンズおよび空気と光ファイバのコアの屈折率差が大きいので、各面の面反射が大きくなり、伝送損失の原因となってしまう。
そこで、当該空隙に屈折率整合材を導入し、屈折率差を小さく抑えるという要望が発生する。ところが、上記のように光ファイバを挿入する挿入孔は、非常に細いので、当該挿入孔を介して屈折率整合材をフェルール内へ導入することは非常に困難である。
以上のように、レンズが一体成形されたフェルールでは、製造上の困難が伴い、この困難が光学特性に影響を与えてしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、レンズ一体型フェルールにおける製造上の困難を解消し、光学特性に優れたフェルールおよびその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るフェルールは、コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いる、先端部にレンズが一体成形されたフェルールであって、前記フェルールの尾端部から前記レンズ方向に設けられ、前記光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して前記被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔と、前記第1の挿入孔の底部から前記レンズ方向に設けられ、前記光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の前記光ファイバを挿入して前記光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔と、前記第2の挿入孔と連結し、前記フェルールの側面からに設けられた横孔と、前記横孔中に設けられた屈折率整合材とを備えることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記屈折率整合材は、レンズ側の面が凸状に成形された軟質材料であることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記横孔のレンズ側の面は、凸形状に成形され、前記屈折率整合材は、軟質材料であることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記屈折率整合材と前記横孔との間には、屈折率整合オイルが浸潤されていることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記屈折率整合材は、前記横孔に充填された接着効果を有する樹脂であることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記第2の挿入孔と前記光ファイバとの間には、接着効果を有する樹脂が介在していることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記第1の挿入孔の深さは、前記第2の挿入孔の深さよりも深いことを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記第1の挿入孔の底部における前記第2の挿入孔の内壁には、長手方向に沿って内径が縮径するテーパが設けられていることを特徴とする。
本発明に係るフェルールは、上記発明において、前記テーパは曲線プロファイルであることを特徴とする。
本発明に係るフェルール付光ファイバ芯線は、上記発明のフェルールを前記光ファイバ芯線の先端部分に取り付けたフェルール付光ファイバ芯線であって、前記第2の挿入孔に挿入されている前記光ファイバの端面における前記クラッド部分が面取りされていることを特徴とする。
本発明に係るフェルールの製造方法は、コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いる、先端部にレンズが一体成形されたフェルールの製造方法であって、前記光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して前記被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔を、前記フェルールの尾端部から前記レンズ方向に設ける第1工程と、前記光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の前記光ファイバを挿入して前記光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔を、前記第1の挿入孔の底部から前記レンズ方向に設ける第2工程と、前記第2の挿入孔の底部と連結した横孔を、前記フェルールの側面から前記第2の挿入孔に対して横断的に設ける第3工程と、屈折率整合材を前記横孔中に挿入する第4工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係るフェルールの製造方法は、上記発明において、前記第1工程、前記第2工程、および前記第3工程は、前記第1の挿入孔と前記第2の挿入孔とを成形するための第1の駒と、前記第1の駒の先端を前記第1の駒の長手方向に垂直な方向から把持する第2の駒と、を備える金型を用いて射出成形する工程であることを特徴とする。
本発明に係るフェルール付光ファイバ芯線の製造方法は、上記フェルールの製造方法で製造されたフェルールに光ファイバ芯線を取り付けるフェルール付光ファイバ芯線の製造方法であって、前記第1の挿入孔の深さが前記第2の挿入孔の深さよりも深く、前記光ファイバ芯線の外周が第1の挿入孔の内壁に当接した状態で、前記光ファイバの先端を第2の挿入孔に挿入することを特徴とする。
本発明に係るフェルールおよびその製造方法は、レンズ一体型フェルールにおける製造上の困難を解消し、光学特性に優れたフェルールおよびその製造方法を提供できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係るフェルールの側面図である。 図2は、第1実施形態に係るフェルールの正面図である。 図3は、第1実施形態に係るフェルールの上面図である。 図4は、第1実施形態に係るフェルールの背面図である。 図5は、フェルールのA−A断面図である。 図6は、フェルールのB−B断面図である。 図7は、光ファイバ芯線の先端部に取り付けた状態のフェルールの断面図である。 図8は、フェルールを光ファイバ芯線に取り付ける途中の状態を示すフェルールの断面図である。 図9は、光ファイバの先端部分を拡大して示した図である。 図10は、第2実施形態に係るフェルールの断面を示す図である。 図11は、第3実施形態に係るフェルールの断面を示す図である。 図12は、第4実施形態に係るフェルールの断面を示す図である。 図13は、第5実施形態に係るフェルールの断面を示す図である。 図14は、金型を用いてフェルールの本体を射出成形する工程を説明するための断面図である。 図15は、フェルールの本体に設けられた横孔に屈折率整合材を導入する工程を説明するための断面図である。 図16は、フェルールを光ファイバ芯線に取り付ける工程を説明するための断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るフェルールおよびその製造方法を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るフェルールの側面図であり、図2は、第1実施形態に係るフェルールの正面図であり、図3は、第1実施形態に係るフェルールの上面図であり、図4は、第1実施形態に係るフェルールの背面図である。
図1〜4に示されるように、フェルール100は、略円柱形状している。図2の正面図に示されるように、フェルール100は、本体101の先端部にレンズ10が一体成形された構造を有する。ここで、先端部とは、フェルール100を取り付ける光ファイバ芯線の先端方向と整合させて定義する。すなわち、フェルール100は、コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いるものであり、その取り付けた際の光ファイバ芯線の先端方向をもって、フェルール100の先端方向を定義する。図1の側面図で云えば、フェルール100の先端方向は紙面左方向であり、反対に、フェルール100の尾端方向は紙面右方向である。
なお、光ファイバ芯線は、光ファイバの上に1次被覆と2次被覆とを施したものを想定しているが、本発明の実施は、光ファイバ上の被覆構成に限定されるものではない。また、被覆構成の違いによって光ファイバの上に被覆したものが、光ファイバ素線、光ファイバコード、または光ファイバケーブルなど種々の名称で示称されているが、これらの名称に限定されるものでもない。
図4の背面図に示されるように、フェルール100は、本体101の尾端面に第1の挿入孔20が設けられている。後に詳述するように、第1の挿入孔20は、光ファイバ芯線の被覆部分を挿入するためのものである。さらに、第1の挿入孔20の底部には、第2の挿入孔30が設けられている。第2の挿入孔30は、光ファイバ芯線から被覆を除去した部分の光ファイバを挿入するためのものである。
図1の側面図および図3の上面図に示されるように、本体101の側面には横孔40が設けられている。後に詳述するように、横孔40は、光ファイバのコアの屈折率とレンズ10の屈折率との間の屈折率差を整合するための屈折率整合材を挿入するためのものである。なお、屈折率整合材の屈折率は、空気の屈折率よりも高いものであれば効果を有するが、光ファイバのコアまたはレンズ10の屈折率に近い屈折率であればより好ましい。さらに、屈折率整合材の屈折率が光ファイバのコアの屈折率とレンズ10の屈折率との間の屈折率を有する場合は、より好適に効果が得られる。また、レンズ10は本体101に一体成形されているので、レンズ10の屈折率は、本体101の屈折率に等しい。レンズ10および本体101の材料は、例えば、波長850nmにおいて屈折率が1.525のシクロオレフィンポリマーを用いることができる。
ここで、図5および図6を参照しながら、フェルール100の内部構造を説明する。図5は、フェルール100のA−A断面図であり、図6は、フェルール100のB−B断面図である。
図5に示されるように、レンズ10は、本体101の先端部の一部に凸レンズの形状を成形することによって設けられている。また、本体101の尾端面に設けられた第1の挿入孔20は、レンズ10へ向かってフェルール100の長手方向に成形されている。さらに、第1の挿入孔20の底部21には、第2の挿入孔30が設けられている。第2の挿入孔30も、レンズ10へ向かってフェルール100の長手方向に成形されている。そして、第2の挿入孔30は、横孔40まで到達しており、底部31が横孔40に連結している。また、第1の挿入孔20の底部21における第2の挿入孔30の内壁には、長手方向に沿って内径が線形に縮径するテーパ部32が設けられている。
図6に示されるように、横孔40は、フェルール100の本体101の側面から第2の挿入孔30に対して横断的に設けられている。したがって、第2の挿入孔30の底部31は、横孔40を介してフェルール100の外部に連結している。なお、横孔40の幅および深さは、本体101の直径よりも小さく、本体101の強度が維持される程度に設計すればよい。
次に、図7を参照しながら、第1実施形態における屈折率整合材の構成および作用を説明する。図7は、光ファイバ芯線Faの先端部に取り付けた状態のフェルール100の断面図である。
図7に示されるように、フェルール100は、光ファイバ芯線Faの先端部分の一部は被覆を除去し、光ファイバFbを露出させた状態で光ファイバ芯線Faに取り付けられる。図7に示されるように、被覆が除去されていない光ファイバ芯線Faの被覆部分は、第1の挿入孔20に挿入され、第1の挿入孔20が光ファイバ芯線Faを外周から拘束している。一方、被覆が除去された部分の光ファイバFbは、第2の挿入孔30に挿入され、第2の挿入孔30が光ファイバFbを外周から拘束している。先述のように、第2の挿入孔30は、横孔40まで到達しており、底部31が横孔40に連結しているので、第2の挿入孔30に挿入された光ファイバFbの先端は、横孔40にまで到達する。
一方、フェルール100の横孔40には、レンズ10側の面が凸状に成形された軟質材料で成形された屈折率整合材51が導入されている。屈折率整合材51を構成する材料は、デュロメータA硬さ(JIS K 6253-3)が70以下であるものを用いることが好ましい。屈折率整合材51を構成する材料は、例えばシリコーンゴムである。シリコーンゴムの屈折率は850nmの波長において1.4程度であり、屈折率整合材51として用いるのに好適である。これにより、波長850nmにおいてコアの屈折率が1.483である一般的な光ファイバFbに対して、屈折率整合材51は、光ファイバFbのコアの屈折率に近い屈折率を有することになる。
第2の挿入孔30を通過した光ファイバFbの先端は、屈折率整合材51の尾端側面に当接している。一方、屈折率整合材51の先端側面は、横孔40の先端側面に当接している。屈折率整合材51のレンズ10側の面は、凸状に成形されているので、屈折率整合材51と横孔40の先端側面との当接領域41は、空隙が発生することなく密着させることができる。光ファイバFbの先端から射出された光線は、NAに応じて拡散しながらレンズ10方向へ伝搬するが、本構成では当接領域41に空隙が発生することなく広い領域を確保することができるので、界面における光線の伝送損失が少ない。
さらに、当接領域41には屈折率整合オイルが浸潤されていることが好ましい。屈折率整合オイルは、例えばシリコーンオイルを用いることができる。シリコーンオイルの屈折率は1.4程度であり、かつ粘度が低いので、屈折率整合材54と横孔45との間の間隙46に浸潤させる屈折率整合オイルとして用いるのに好適である。屈折率整合オイルは当接領域41に気泡や塵などが侵入することを防ぎ、界面における光線の伝送損失がより少なくなる。なお、当接領域41のみならず、光ファイバFbの先端と屈折率整合材51の尾端側面との間にも屈折率整合オイルを浸潤させることがより好ましい。
また、第2の挿入孔30と光ファイバFbとの間には、接着効果を有する樹脂が介在していることが好ましい。この接着効果を有する樹脂は、2液硬化樹脂や紫外線硬化樹脂を用いることができる。光ファイバ芯線Faの使用状況によっては光ファイバFbが挿抜方向に応力を受けることになり、光ファイバFbの先端が屈折率整合材51から離れることや食い込んでしまうことがある。例えば、自動車等で光ファイバ芯線Faを用いた場合、自動車の振動が光ファイバ芯線Faを振動させ、光ファイバFbに挿抜方向の応力を加えることになる。
そこで、第2の挿入孔30と光ファイバFbとの間に接着効果を有する樹脂を介在させることにより、光ファイバFbを本体101に固定し、光ファイバFbの先端とレンズ10および屈折率整合材51との位置関係を正しく保つ。なお、接着効果を有する樹脂として、透明度の高いものを用いる場合、光ファイバFbの先端にも直接塗布することも可能である。また、接着効果を有する樹脂は、ゴム硬度(デュロメータA硬さ:JIS K 6253-3)が70以下であるものを用いることが好ましい。ゴム硬度が70以下のものを用いれば、光ファイバFbと本体101の間に生じる応力を吸収する効果を得られるからである。
次に、図8を参照しながら、第1の挿入孔20の深さと第2の挿入孔30の深さの関係を説明する。図8は、フェルール100を光ファイバ芯線Faに取り付ける途中の状態を示すフェルール100の断面図である。
図8に示すように、第1の挿入孔20の深さをbとし、第2の挿入孔30の深さをaとする。つまり、深さbは、フェルール100の尾端から第1の挿入孔20の底部21までの長さであり、深さaは、第1の挿入孔20の底部21から第2の挿入孔30の底部31までの長さである。また、光ファイバ芯線Faから被覆を除去して光ファイバFbが露出した部分の長さをa’とする。すると、第2の挿入孔30の深さaと光ファイバFbの長さa’とは、近似的にほぼ等しい、または長さa’の方が深さaよりも若干大きい。なぜならば、被覆が除去された部分の光ファイバFbは第2の挿入孔30に挿入され、光ファイバFbの先端が横孔40に到達するよう第2の挿入孔30が構成されているからである。
図8に示されるように、第1の挿入孔20の深さbは、第2の挿入孔30の深さaよりも深いことが好ましい。つまり、第1の挿入孔20の深さbは、光ファイバFbの長さa’よりも深いことが好ましい。
第1の挿入孔20の深さbが光ファイバFbの長さa’よりも深い場合、図8に示されるように、被覆が除去されていない光ファイバ芯線Faの被覆部分が第1の挿入孔20に挿入し始めてもなお、光ファイバFbの先端が第2の挿入孔30に到達しない。結果、光ファイバ芯線Faの外周が第1の挿入孔20の内壁に当接した状態で、光ファイバFbの先端を第2の挿入孔30に挿入することになり、第1の挿入孔20の内壁が光ファイバFbを第2の挿入孔30に挿入する際のガイドとなる。したがって、本実施形態の構成によれば、光ファイバFbの先端を安定した状態で、光ファイバFbの先端を第2の挿入孔30に挿入することが可能である。
さらに、フェルール100では、第1の挿入孔20の底部21における第2の挿入孔30の内壁には、長手方向に沿って内径が線形に縮径するテーパ部32が設けられているので、光ファイバFbの先端が第2の挿入孔30に挿入される際にテーパ部32に接触しても、光ファイバFbの先端とテーパ部32との間の摩擦が少なくなる。よって、本実施形態の構成によれば、光ファイバFbの先端で削り屑を発生させることを抑制することができる。このことは、発生した削り屑が光路上に残り、光の伝搬を阻害することを抑制し得ることを意味する。
さらに、図9に示すように、光ファイバFbの先端面におけるクラッド部分Fdaを面取りすれば、光ファイバFbの先端が第2の挿入孔30に挿入される際の摩擦がより少なくなるので好ましい。図9は、光ファイバFbの先端部分を拡大して示した図である。図9に示されるように、光ファイバFbは、コアFcの周りにクラッドFdを設けることにより構成されている。図9に示されるように、光ファイバFbの先端部は、先端面におけるクラッド部分Fdaのみが滑らかに面取りされている。なお、光ファイバFbの先端面の面取りは、研磨や加熱などの方法で面取り加工をすることもできるが、光ファイバFbの切断の際に、機械式ではなくレーザ光で切断すれば自ずと面取り加工が行われる。また、面取りの形状は、丸面取りに限定されず、摩擦が減少し得る形状であればよい。
以上説明したように、第1実施形態に係るフェルール100は、伝送損失の抑制と高精度成形とを両立したレンズ一体型のフェルールである。
(第2実施形態)
次に、図10を参照しながら第2実施形態に係るフェルール200の説明を行う。図10は、第2実施形態に係るフェルール200の断面を示す図である。なお、第2実施形態に係るフェルール200の構成は第1実施形態のフェルール100の構成と共通する箇所が多いので、以下では共通する構成については適宜説明を省略する。
図10に示されるように、第2実施形態に係るフェルール200は、第1実施形態の横孔40および屈折率整合材51の構成を横孔42および屈折率整合材52に変更したものである。図10に示されるように、フェルール200では、本体201の側面から第2の挿入孔30に対して横断的に設けられた横孔42におけるレンズ10側の面43は、凸形状に成形されている。一方、屈折率整合材52は、例えばシリコーンゴムで成形された軟質材料であるが、レンズ10側の面が凸状に成形されている必要はない。
このように、横孔42のレンズ10側の面を凸形状に成形しても、屈折率整合材52と横孔42のレンズ10側面との当接領域44は、空隙が発生することなく密着させることができる。
なお、第2実施形態に係るフェルール200においても、屈折率整合材52と横孔42との間に、シリコーンオイルなどの屈折率整合オイルを浸潤させることが好ましい。また、第2の挿入孔30と光ファイバFbとの間には、接着効果を有する樹脂を介在させることが好ましい。さらに、第1の挿入孔20の深さは、第2の挿入孔30の深さよりも深いことも好ましい。第1の挿入孔20の底部における第2の挿入孔30の内壁には、テーパが設けられているも好ましい。
(第3実施形態)
次に、図11を参照しながら第3実施形態に係るフェルール300の説明を行う。図11は、第3実施形態に係るフェルール300の断面を示す図である。なお、第3実施形態に係るフェルール300の構成は第1実施形態のフェルール100の構成と共通する箇所が多いので、以下では共通する構成については適宜説明を省略する。
図11に示されるように、第3実施形態に係るフェルール300は、第1実施形態の横孔40および屈折率整合材51の構成を横孔45および屈折率整合材53に変更したものである。図11に示されるように、フェルール300では、本体301の側面から第2の挿入孔30に対して横断的に設けられた横孔45は、屈折率整合材53が充填されている。屈折率整合材53は、接着効果を有する樹脂であり、光ファイバFbのコアの屈折率またはレンズ10の屈折率に近い屈折率を有するものである。例えば、屈折率整合材53には、波長850nmにおいて屈折率1.51のエポキシ系接着剤を用いればよい。
このように、横孔45を屈折率整合材53で充填しても、屈折率整合材53と横孔45の側面とは、空隙が発生することなく密着させることができる。
なお、第3実施形態に係るフェルール300においても、第2の挿入孔30と光ファイバFbとの間には、接着効果を有する樹脂を介在させることが好ましい。さらに、第1の挿入孔20の深さは、第2の挿入孔30の深さよりも深いことも好ましい。第1の挿入孔20の底部における第2の挿入孔30の内壁には、テーパが設けられているも好ましい。
(第4実施形態)
次に、図12を参照しながら第4実施形態に係るフェルール400の説明を行う。図10は、第4実施形態に係るフェルール400の断面を示す図である。なお、第4実施形態に係るフェルール400の構成は第1実施形態のフェルール100の構成と共通する箇所が多いので、以下では共通する構成については適宜説明を省略する。
図12に示されるように、第4実施形態に係るフェルール400は、第1実施形態の屈折率整合材51を屈折率整合材54に変更したものである。すなわち、第1実施形態の屈折率整合材51は、レンズ側の面が凸状に成形された軟質材料で成形されていたが、第4実施形態の屈折率整合材54は、レンズ側の面も平面状に成形された軟質材料で成形されている。屈折率整合材54を構成する材料は、第1実施形態と同様に、例えばシリコーンゴムである。
屈折率整合材54と横孔45との間の間隙46には、屈折率整合オイルが浸潤されている。屈折率整合オイルは、例えばシリコーンオイルを用いることができる。シリコーンオイルの屈折率は1.4程度であり、かつ粘度が低いので、屈折率整合材54と横孔45との間の間隙46に浸潤させる屈折率整合オイルとして用いるのに好適である。
本実施形態の構成によっても、屈折率整合材54と横孔45との間を屈折率を整合させながら密着させることができる。また、屈折率整合オイルは屈折率整合材54と横孔45との間に気泡や塵などが侵入することを防ぎ、界面における光線の伝送損失を抑えることができる。
(第5実施形態)
次に、図13を参照しながら第5実施形態に係るフェルール500の説明を行う。図13は、第5実施形態に係るフェルール500の断面を示す図である。なお、第5実施形態に係る500の構成は第1実施形態のフェルール100の構成と共通する箇所が多いので、以下では共通する構成については適宜説明を省略する。
図13に示されるように、第5実施形態に係るフェルール500は、第1実施形態のテーパ部32を曲線プロファイルのテーパ部33に変更したものである。このように、第1の挿入孔20の底部における第2の挿入孔30の内壁には、曲線プロファイルのテーパが設けられていると、線形のテーパ部よりも、光ファイバFbの先端が第2の挿入孔30に挿入される際に、接触によって削り屑を発生させることを抑制する効果が大きい。
なお、図21に示される横孔40は、第1〜3実施形態のように適切な屈折率整合材を導入することができる。
(フェルールの製造方法および取り付け方法)
ここで、図14〜図16を参照しながら、フェルールの製造方法および取り付け方法を説明する。なお、以下では、第1実施形態のフェルール100を用いて製造方法および取り付け方法を説明するが、他の実施形態のフェルールでも同様の製造方法および取り付け方法を適用することができる。
図14は、金型60を用いてフェルール100の本体101を射出成形する工程を説明するための断面図である。なお、図14の断面図は、図3におけるC−C断面に相当する金型60および本体101の断面を示している。
図14に示されるように、フェルール100の製造方法では、最初に、金型60を用いてフェルール100の本体101が射出成形される。金型60は、第1の挿入孔と前記第2の挿入孔とを成形するための第1の駒61と、第1の駒61の先端を第1の駒61の長手方向に垂直な方向から把持する第2の駒62と、を備えている。
第1の駒61は、光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して当該被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔を、フェルールの尾端部から前記レンズ方向に成形し、かつ、光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の光ファイバを挿入して当該光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔を、第1の挿入孔の底部からレンズ方向に整形するためのものである。第2の駒62は、第2の挿入孔の底部と連結した横孔を、フェルールの側面から第2の挿入孔に対して横断的に成形するためのものである。
第1の駒61の先端部63は非常に細いが、第2の駒62が把持していることにより、射出成型時に受ける応力によって先端部63が変形することを抑制することができる。先端部63は、本体101の第2の挿入孔を形成するための駒であり、第2の挿入孔は、光ファイバを挿入してその光学配置を適切に定めるためのものである。したがって、先端部63が変形することを抑制することで、フェルール100の第2の挿入孔を高精度成形することであり、光ファイバFbの光学配置を高精度に定めることができる。
図15は、フェルール100の本体101に設けられた横孔40に屈折率整合材51を導入する工程を説明するための断面図である。
図15に示されるように、フェルール100の製造方法では、次に、第2の駒62によって成形された横孔40に、光ファイバFbのコアの屈折率またはレンズ10の屈折率に近い屈折率を有する屈折率整合材51が導入される。
図15に示されるように、横孔40は、フェルール100の本体101の側面から第2の挿入孔30に対して横断的に設けられ、第2の挿入孔30の底部31と連結しているので、容易に屈折率整合材51を第2の挿入孔30の底部31にまで導入することができる。例えば、第1の挿入孔20および第2の挿入孔30を介して屈折率整合材51を第2の挿入孔30の底部31にまで導入することに比べれば、横孔40を介して屈折率整合材51を第2の挿入孔30の底部31にまで導入することは非常に容易である。
上記のように製造されたフェルール100は、光ファイバ芯線Faの先端部に取り付けられる。図16は、フェルール100を光ファイバ芯線Faに取り付ける工程を説明するための断面図である。
図16に示されるように、フェルール100の取り付け方法では、光ファイバFbと光ファイバ芯線Faの先端部とがフェルール100の第1の挿入孔20に挿入される。この時点で、光ファイバ芯線Faの外周が第1の挿入孔20に側面に当接し、光ファイバFbの径方向に関する位置がほぼ定まる。その後、さらに奥まで光ファイバ芯線Faを挿入していくと、光ファイバFbの先端部が、テーパ部32へ到達する。テーパ部32は光ファイバFbの先端を第2の挿入孔30へ導く働きをする。最終的に、光ファイバFbの先端が第2の挿入孔30の底部31まで到達し、横孔40に導入されている屈折率整合材51に光ファイバFbの先端部が当接する。なお、横孔40に導入されている屈折率整合材51は、光ファイバFbの先端部が当接することにより、横孔40のレンズ10側面に押し付けられ、屈折率整合材51と横孔40の側面がより強く密着することになる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るフェルールの製造方法によれば、レンズ一体型フェルールにおける製造上の困難を解消し、光学特性に優れたフェルールを提供できる。
100,200,300,400,500 フェルール
101,201,301 本体
10 レンズ
20 第1の挿入孔
21 底部
30 第2の挿入孔
31 底部
32,33 テーパ部
40,42,45 横孔
41,44 当接領域
43 レンズ側の面
51,52,53,54 屈折率整合材
60 金型
61 第1の駒
62 第2の駒
63 先端部
Fa 光ファイバ芯線
Fb 光ファイバ
Fc コア
Fd クラッド
Fda クラッド部分

Claims (13)

  1. コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いる、先端部にレンズが一体成形されたフェルールであって、
    前記フェルールの尾端部から前記レンズ方向に設けられ、前記光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して前記被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔と、
    前記第1の挿入孔の底部から前記レンズ方向に設けられ、前記光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の前記光ファイバを挿入して前記光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔と、
    前記第2の挿入孔と連結し、前記フェルールの側面から設けられた横孔と、
    前記横孔中に設けられた屈折率整合材と、
    を備えることを特徴とするフェルール。
  2. 前記屈折率整合材は、レンズ側の面が凸状に成形された軟質材料であることを特徴とする請求項1に記載のフェルール。
  3. 前記横孔のレンズ側の面は、凸形状に成形され、
    前記屈折率整合材は、軟質材料であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフェルール。
  4. 前記屈折率整合材と前記横孔との間には、屈折率整合オイルが浸潤されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のフェルール。
  5. 前記屈折率整合材は、前記横孔に充填された接着効果を有する樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のフェルール。
  6. 前記第2の挿入孔と前記光ファイバとの間には、接着効果を有する樹脂が介在していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載のフェルール。
  7. 前記第1の挿入孔の深さは、前記第2の挿入孔の深さよりも深いことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載のフェルール。
  8. 前記第1の挿入孔の底部における前記第2の挿入孔の内壁には、長手方向に沿って内径が縮径するテーパが設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載のフェルール。
  9. 前記テーパは曲線プロファイルであることを特徴とする請求項8に記載のフェルール。
  10. 請求項1〜9の何れか1つに記載のフェルールを前記光ファイバ芯線の先端部分に取り付けたフェルール付光ファイバ芯線であって、
    前記第2の挿入孔に挿入されている前記光ファイバの端面における前記クラッド部分が面取りされていることを特徴とするフェルール付光ファイバ芯線。
  11. コアおよびクラッドからなる光ファイバを被覆した光ファイバ芯線の先端部分に取り付けて用いる、先端部にレンズが一体成形されたフェルールの製造方法であって、
    前記光ファイバ芯線の被覆部分を挿入して前記被覆部分の外周から拘束するための第1の挿入孔を、前記フェルールの尾端部から前記レンズ方向に設ける第1工程と、
    前記光ファイバ芯線の先端で被覆を除去した部分の前記光ファイバを挿入して前記光ファイバを外周から拘束するための第2の挿入孔を、前記第1の挿入孔の底部から前記レンズ方向に設ける第2工程と、
    前記第2の挿入孔の底部と連結した横孔を、前記フェルールの側面から前記第2の挿入孔に対して横断的に設ける第3工程と、
    屈折率整合材を前記横孔中に挿入する第4工程と、
    を含むことを特徴とするフェルールの製造方法。
  12. 前記第1工程、前記第2工程、および前記第3工程は、
    前記第1の挿入孔と前記第2の挿入孔とを成形するための第1の駒と、前記第1の駒の先端を前記第1の駒の長手方向に垂直な方向から把持する第2の駒と、を備える金型を用いて射出成形する工程である、
    ことを特徴とするフェルールの製造方法。
  13. 請求項11または請求項12に記載のフェルールの製造方法で製造されたフェルールに光ファイバ芯線を取り付けるフェルール付光ファイバ芯線の製造方法であって、
    前記第1の挿入孔の深さが前記第2の挿入孔の深さよりも深く、
    前記光ファイバ芯線の外周が第1の挿入孔の内壁に当接した状態で、前記光ファイバの先端を第2の挿入孔に挿入する、
    ことを特徴とするフェルール付光ファイバ芯線の製造方法。
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