JP4932758B2 - 発光デバイス及びその製造方法 - Google Patents
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Description
(A)アレイ側基板/薄膜トランジスタ(TFT;画素)/平坦化層/メタル電極/電子輸送層/EL発光層(画素)/ホール輸送層/透明電極/保護層
(B)封止側基板/カラーフィルタ(画素)
<1> 第1の電極が設けられた基体と、前記基体の前記第1の電極が設けられている側に配置された透明基板と、前記第1の電極及び前記透明基板の間に設けられ、前記基体の上に配置されたカラーフィルタと、前記第1の電極と前記カラーフィルタとの間に配置されたエレクトロルミネッセンス層と、前記エレクトロルミネッセンス層と前記カラーフィルタとの間に配置された第2の電極と、前記第2の電極と前記カラーフィルタとの間に配置され、支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで形成された熱接着性の透明受像層と、を備えた発光デバイスである。
<2> 前記透明基板は、透明性の基材フィルム上に有機領域と無機領域とを含むバリア層を有するガスバリアフィルムであることを特徴とする前記<1>に記載の発光デバイスである。
<4> 更に、前記カラーフィルタと前記透明基板との間に、バインダーと光散乱粒子とを含有する散乱部材を備えたことを特徴とする前記<1>〜前記<3>のいずれか1つに記載の発光デバイスである。
<5> 前記透明受像層は、バインダーと光散乱粒子とを含有することを特徴とする前記<1>〜前記<4>のいずれか1つに記載の発光デバイスである。
<6> 前記エレクトロルミネッセンス層が、有機エレクトロルミネッセンス層であることを特徴とする前記<1>〜前記<5>のいずれか1つに記載の発光デバイスである。
<10> 前記エレクトロルミネッセンス層が、有機エレクトロルミネッセンス層であることを特徴とする前記<7>〜前記<9>のいずれか1つに記載の発光デバイスの製造方法である。
<11> 前記受像シートは、支持体上に、該支持体側から順にクッション層及び透明受像層を有する前記<7>〜前記<10>のいずれか1つに記載の発光デバイスの製造方法である。
<12> 前記<7>〜前記<11>のいずれか1つに記載の発光デバイスの作製方法により作製された発光デバイスである。
本発明によれば、位置合わせ(アライメント)不良による表示特性の劣化及び歩留まりの低下を抑えることができる発光デバイスの製造方法を提供することができる。
本発明の発光デバイスは、陽極、陰極の一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数の有機化合物薄膜を形成した表示装置であり、具体的には、第1の電極が設けられた基体と、前記基体の第1の電極が設けられている側に配置された透明基板と、前記第1の電極及び前記透明基板の間に設けられ、前記基体の上に配置されたカラーフィルタと、前記第1の電極と前記カラーフィルタとの間に配置されたエレクトロルミネッセンス層と、前記エレクトロルミネッセンス層と前記カラーフィルタとの間に配置された第2の電極と、前記第2の電極と前記カラーフィルタとの間に配置され、支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで形成された熱接着性の透明受像層とを設けて構成されたものであり、第1の電極、エレクトロルミネッセンス層、第2の電極、及び透明受像層が設けられた基体側にカラーフィルタが配設されている。
エレクトロルミネッセンス層は、発光層のほか、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層を有してもよい。また、更にバリア層などの他の層を有してもよい。正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、バリア層などの各層は、それぞれ他の機能を備えたものであってもよい。
また、エレクトロルミネッセンス(以下、「EL」と略記することがある。)層は、白色発光する層、又は赤(R)、緑(G)、青(B)、黄(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)等の1色又は2色以上の着色光を発する層のいずれであってもよく、有機EL層、無機EL層などが含まれる。
図1に示すように、有機EL表示装置100は、下部電極(陽極)と共にソース電極やドレイン電極等(不図示)の各種電極及びTFT10が設けられたガラス基板11上に、TFT等上に重ねるように、赤色に自発光する赤発光EL層12R、緑色に自発光する緑発光EL層12G、青色に自発光する青発光EL層12Bからなる有機EL層12が設けられている。
好ましくは、発光層に用いる発光材料としては、例えば、ベンゾオキサゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、スチリルベンゼン誘導体、ポリフェニル誘導体、ジフェニルブタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、ナフタルイミド誘導体、クマリン誘導体、ペリレン誘導体、ペリノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルダジン誘導体、ピラリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、ビススチリルアントラセン誘導体、キナクリドン誘導体、ピロロピリジン誘導体、チアジアゾロピリジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、スチリルアミン誘導体、芳香族ジメチリディン化合物、8−キノリノール誘導体の金属錯体や希土類錯体に代表される各種金属錯体等、ポリチオフェン、ポリフェニレン、ポリフェニレンビニレン等のポリマー化合物等が挙げられる。
発光層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常は1nm〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜500nmである。
正孔注入層、正孔輸送層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常は1nm〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜500nmである。正孔注入層、正孔輸送層は、上述した材料の1種又は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数層からなる多層構造であってもよい。
電子注入層、電子輸送層の厚みは、特に限定されるものではないが、通常は1nm〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜500nmである。電子注入層、電子輸送層は、上述した材料の1種又は2種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数層からなる多層構造であってもよい。
陽極の厚みは、材料により適宜選択可能であるが、通常は10nm〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは50nm〜1μmであり、更に好ましくは100nm〜500nmである。
陽極のシート抵抗は低い方が好ましく、数百Ω/□以下が好ましい。
陰極は、電子注入層、電子輸送層、発光層などに電子を供給するものであり、電子注入層、電子輸送層、発光層などの負極と隣接する層との密着性やイオン化ポテンシャル、安定性等を考慮して選ばれる。陰極の材料としては金属、合金、金属酸化物、電気伝導性化合物、又はこれらの混合物を用いることができる。具体例としては、アルカリ金属(例えばLi、Na、K等)又はそのフッ化物、アルカリ土類金属(例えばMg、Ca等)又はそのフッ化物、金、銀、鉛、アルミニウム、ナトリウム−カリウム合金又はそれらの混合金属、リチウム−アルミニウム合金又はそれらの混合金属、マグネシウム−銀合金又はそれらの混合金属、インジウム、イッテリビウム等の希土類金属等が挙げられる。好ましくは、仕事関数が4eV以下の材料であり、より好ましくはアルミニウム、リチウム−アルミニウム合金又はそれらの混合金属、マグネシウム−銀合金又はそれらの混合金属等である。陰極の膜厚は材料により適宜選択可能であるが、通常は10nm〜5μmの範囲が好ましく、より好ましくは50nm〜1μmであり、更に好ましくは100nm〜1μmである。
陰極のシート抵抗は低い方が好ましく、数百Ω/□以下が好ましい。
透明受像層を構成する樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン;エチレンと酢酸ビニルあるいはエチレンとアクリル酸エステルの如きエチレン共重合体;ポリ塩化ビニル;塩化ビニルと酢酸ビニルの如き塩化ビニル共重合体;ポリ塩化ビニリデン;塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル酸エステル;共重合ナイロン、N−アルコキシメチル化ナイロンの如きポリアミド樹脂;アクリルゴムなどの合成ゴム;塩化ゴム等の有機高分子重合体、更には、酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラールなどのアセタール樹脂、アルキルアクリレート/アクリルアミド共重合体、変成ポリビニルアルコール、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、マレイン酸樹脂、ヒドロキシスチレン共重合体、スルフォンアミド樹脂、セルロース樹脂、エステルガム及びロジンを挙げることができる。特に、受像層は、ポリビニルブチラール及びアルキルアクリレート/アクリルアミド共重合体を用いて構成されていることが好ましい。
プラスチック製支持体の厚みは、50〜250μmの範囲が好ましく、更に好ましくは、75〜150μmの範囲である。なお、クッション層を設ける側の支持体の表面は、該中間層形成用塗布液を塗布するのに有利なように下塗り処理、また接着力を上げるためにコロナ放電処理、グロー放電処理などの表面処理が施されてもよいし、あるいはアンダーコート層が設けられてもよい。アンダーコート層としては、支持体とクッション層の接着力を上げるものなら限定はないが、特にシランカップリング剤が好適である。更に、支持体は、帯電防止処理、マット処理が施されていてもよい。
更に、高分子重合体として塩化ビニル系樹脂を使用する場合には、ポリ塩化ビニル及び塩化ビニル共重合体の安定化剤として一般に知られるブチル錫系安定剤あるいはオクチル錫系安定剤等の有機錫系安定剤を添加することも有効である。
上記では、透明受像層15の上にカラーフィルタ16を形成する場合を説明したが、図3に示すように、透明受像層を設けずに、パシベーション層14の表面に直接、カラーフィルタを形成してもよい。
前記アクリル系粘着剤の場合、ベースポリマーであるアクリル系重合体に使用されるモノマーとして、各種(メタ)アクリル酸エステルを使用できる(以下、「(メタ)アクリル」の表記は、アクリル及びメタクリルの双方を含む。)。(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル等が挙げられ、これらを単独もしくは組合せて使用できる。また、得られるアクリル系重合体に極性を付与するために、前記(メタ)アクリル酸エステルの一部に代えて(メタ)アクリル酸を少量使用することもできる。さらに、架橋性単量体として(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等も併用できる。更に、所望により、(メタ)アクリル酸エステル重合体の粘着特性を損なわない範囲で、他の共重合可能な単量体、例えば酢酸ビニル、スチレン等を併用できる。
前記ゴム系粘着剤の場合、ベースポリマーとしては、例えば、天然ゴム、イソプレン系ゴム、スチレン−ブタジエン系ゴム、再生ゴム、ポリイソブチレン系ゴム、さらにはスチレン−イソプレン−スチレン系ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン系ゴム等が挙げられる。
前記シリコーン系粘着剤の場合、ベースポリマーとしては、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等が挙げられる。
前記ポリエーテル系粘着剤の場合、ベースポリマーとしては、例えば、ポリビニルエチルエーテル、ポリビニルブチルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル等が挙げられる。
粘着剤を用いた散乱部材の厚みは、特に限定されないが、乾燥膜厚で0.1〜40.0μm程度とするのが好ましく、0.5〜10.0μm程度とするのがより好ましく、1.0〜7.5μmとするのが最も好ましい。
接着剤は、加熱又は加圧により流動する接着剤であることが好ましく、特に200℃以下の加熱又は1kgf/cm2以上の加圧により流動性を示す接着剤であることが好ましい。このような接着剤を用いることにより、透明基板等の部材を被着体であるディスプレイやプラスチック板に接着剤を流動させて接着することができる。流動するので、光学フィルムを被着体にラミネートや加圧成形、特に加圧成形により、また曲面、複雑形状を有する被着体にも容易に接着することができる。このためには、接着剤の軟化温度が200℃以下であると好ましい。
接着剤には、必要に応じて、希釈剤、可塑剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤、紫外線吸収剤や粘着付与剤などの添加剤を配合してもよい。
接着剤の層の厚みは、1〜50μmであることが好ましく、1〜20μmであることが特に好ましい。
エポキシ樹脂以外では、天然ゴム(n=1.52)、ポリイソプレン(n=1.521)、ポリ1,2−ブタジエン(n=1.50)、ポリイソブテン(n=1.505〜1.51)、ポリブテン(n=1.5125)、ポリ−2−ヘプチル−1,3−ブタジエン(n=1.50)、ポリ−2−t−ブチル−1,3−ブタジエン(n=1.506)、ポリ−1,3−ブタジエン(n=1.515)などの(ジ)エン類、ポリオキシエチレン(n=1.4563)、ポリオキシプロピレン(n=1.4495)、ポリビニルエチルエーテル(n=1.454)、ポリビニルヘキシルエーテル(n=1.4591)、ポリビニルブチルエーテル(n=1.4563)などのポリエーテル類、ポリビニルアセテート(n=1.4665)、ポリビニルプロピオネート(n=1.4665)などのポリエステル類、ポリウレタン(n=1.5〜1.6)、エチルセルロース(n=1.479)、ポリ塩化ビニル(n=1.54〜1.55)、ポリアクリロニトリル(n=1.52)、ポリメタクリロニトリル(n=1.52)、ポリスルホン(n=1.633)、ポリスルフィド(n=1.6)、フェノキシ樹脂(n=1.5〜1.6)などを挙げることができる。これらは、好適な可視光透過率を発現する。
接着剤の主成分となるポリマーの質量平均分子量は、1,000以上のものが使われる。分子量が1,000以下であると、組成物の凝集力が低すぎるために、被着体への密着性が低下する。
高屈折率のモノマーや金属酸化物超微粒子の添加量は、接着剤の全質量の10〜90質量%であることが好ましく、20〜80質量%であると更に好ましい。
架橋剤の添加量は、前記ポリマー100質量部に対して、0.1〜50質量部が好ましく、より好ましくは1〜30質量部の範囲で選択するのがよい。この添加量は、0.1質量部以上であると硬化が良好であり、50質量部以下であると過剰架橋にならず接着性への悪影響もない。接着剤の樹脂組成物には、必要に応じて、希釈剤、可塑剤、酸化防止剤、充填剤や粘着付与剤などの添加剤を配合してもよい。そして、この接着剤の樹脂組成物は、透明プラスチック基材の表面に導電性材料で描かれた幾何学図形を設けた構成材料の基材の一部又は全面を被覆するために、塗布され、溶媒乾燥、加熱硬化工程をへたのち、本発明に係る接着フィルムにする。上記で得られた電磁波シールド性と透明性を有する接着フィルムは、該接着フィルムの接着剤によりCRT、PDP、液晶、ELなどのディスプレイに直接貼り付け使用したり、アクリル板、ガラス板等の板やシートに貼り付けてディスプレイに使用する。
例えば、電子線硬化の場合には、コックロフワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器から放出される50〜1000KeV、好ましくは100〜300KeVのエネルギーを有する電子線等が使用され、紫外線硬化の場合には超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハライドランプ等の光線から発する紫外線等が利用できる。
透明受像層中にバインダー及び光散乱粒子を含有する場合、散乱部材を構成するバインダーには、上記の粘着剤、接着剤、透光性樹脂のほか、透明受像層を構成する既述の樹脂材料を用いてもよい。散乱部材を構成するバインダー(粘着剤、接着剤、透光性樹脂など)の透明受像層中における含有量としては、全樹脂成分の1〜50質量%の範囲であるのが好ましい。また、光散乱粒子の透明受像層中における含有量としては、受像層全体の質量に対して、10〜90質量%の範囲が好ましく、より好ましくは20〜80質量%の範囲である。
有機領域と無機領域とで構成される場合、各領域が膜厚方向に連続的に変化する、いわゆる傾斜材料層であってもよい。前記傾斜材料の例としては、キムらによる論文「Journal of Vacuum Science and Technology A Vol. 23 p971−977(2005 American Vacuum Society) ジャーナル オブ バキューム サイエンス アンド テクノロジー A 第23巻 971頁〜977ページ(20005年刊、アメリカ真空学会)」に記載の材料や、米国公開特許2004−46497号明細書に記載の有機層と無機層が界面を持たない連続的な層等が挙げられる。以下、記載の簡略のため、有機層と有機領域を総じて「有機層」と、無機層と無機領域を総じて「無機層」ということがある。
(1)基材フィルム/有機層/無機層/接着層
(2)基材フィルム/無機層/有機層/接着層
(3)基材フィルム/無機層/有機層/無機層/有機層/接着層
(4)基材フィルム/無機層/有機層/易接着層/接着層
(5)基材フィルム/有機層/無機層/有機層/易接着層/接着層
(6)剥離層/帯電防止層/基材フィルム/無機層/有機層/無機層/有機層/接着層
また、ガスバリアフィルムは、通常、無機層が露出していると表面に傷がつきやすいた
め、表面は有機層にすることが好ましい。透明性フィルムから最も遠い最表層に接着層を設けた場合には、傷防止のための有機層を省略できる利点がある。さらに、接着層を設けたことにより、さらに、接着剤等を用いることなく、素子等に貼り付けることができるため、作業工程が簡略化できる。
ガスバリアフィルムを構成する接着層は、接着剤を含む組成であれば、特に制限はない。本発明では、紫外線(UV)硬化型接着剤又は熱硬化型接着剤を好ましく用いることができ、紫外線硬化型接着剤がより好ましい。接着剤の種類は、特に定めるものではなく、UV硬化型接着剤としては、エポキシ系、アクリレート系が好ましい例として挙げられ、エポキシ系がより好ましい。熱硬化型接着剤としては、エポキシ系、アクリレート系が好ましい例として挙げられ、エポキシ系がより好ましい。
フィラーの接着層中における添加量は、接着剤の含量に対し、1〜50質量部が好ましく、35〜45質量部がより好ましい。接着層に添加するフィラーは、添加部位によって添加量を調整することができる。表示部に設けられた接着層の部分と、表示部以外の部分、すなわち非表示部に設けられた接着層の部分とで、接着層の組成を変え、フィラーを非表示部上に設けられた接着層に多く入れることが好ましい。フィラーは接着性を向上させることができるが、透明性の向上には好ましくないため、前記構成とすることで有機EL表示装置とガスバリアフィルムの高い接着性と画像表示部の高い透明性を確保することができる。
ガスバリアフィルムは、一般に、透明性の基材フィルムを設けて構成することができる。「透明性」とは、基材フィルムに入射した可視光がフィルムを通過する光の割合が85%以上である性質をいう。
基材フィルムは、有機層、無機層等の構成層を保持できるフィルムであれば材質、厚み等に特に制限はなく、使用目的等に応じて適宜選択することができる。前記基材フィルムとしては、具体的に、金属支持体(アルミニウム、銅、ステンレス等)、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸−マレイン酸共重合体、ポリスチレン、透明フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素化ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、セルロースアシレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリスルホン樹脂、シクロオレフィルンコポリマー、フルオレン環変性カーボネート樹脂、脂環変性ポリカーボネート樹脂、アクリロイル化合物などの熱可塑性樹脂が挙げられる。これらのうち、アルミニウム及びポリエステル樹脂(例えば、ポリエチレンテレフタレート:PET、ポリエチレンナフタレート:PENなど)が好ましい。
基材フィルムの厚みは、用途によって適宜選択されるので、特に制限がないが、一般的には1〜800μmであり、好ましくは10〜200μmである。
また、基材フィルムは、片面もしくは両面に透明導電層、プライマー層等の機能層を有していてもよい。機能層については、特開2006−289627号公報の段落番号0036〜0038に詳しく記載されている。これら以外の機能層の例としては、マット剤層、保護層、帯電防止層、平滑化層、密着改良層、遮光層、反射防止層、ハードコート層、応力緩和層、防曇層、防汚層、被印刷層等が挙げられる。
無機層は、無機物で構成されたガスバリア性を持つ層であれば、特に制限はない。無機物としては、一般的には、ホウ素、マグネシウム、アルミニウム、珪素、チタン、亜鉛、スズの酸化物、窒化物、酸窒化物、炭化物、水素化物等が挙げられる。これらは純物質でもよいし、複数組成からなる混合物や傾斜材料層でもよい。これらのうち、アルミニウムの酸化物、窒化物若しくは酸窒化物、又は珪素の酸化物、窒化物若しくは酸窒化物が好ましい。ガスバリアフィルムを構成する各無機層の厚みは、特に限定されないが、一般的には1層あたり5nm〜500nmの範囲内が好ましく、さらに好ましくは1層あたり10nm〜200nmである。
特に、珪素の化合物を成膜する場合、誘導結合プラズマCVD、電子サイクロトロン共鳴条件に設定したマイクロ波と磁場を印加したプラズマを用いたPVD又はCVDのいずれかの形成方法を採用するのが好ましく、誘導結合プラズマCVDによる形成方法を採用するのが最も好ましい。誘導結合プラズマCVDや電子サイクロトロン共鳴条件に設定したマイクロ波と磁場を印加したプラズマとを用いたCVD(ECR−CVD)は、例えば、化学工学会、CVDハンドブック、p.284(1991)に記載の方法にて実施することができる。また、電子サイクロトロン共鳴条件に設定したマイクロ波と磁場を印加したプラズマとを用いたPVD(ECR−PVD)は、例えば、小野他、Jpn.J.Appl.Phys.23、No.8、L534(1984)に記載の方法にて実施することができる。前記CVDを用いる場合の原料としては、珪素供給源としてシラン等のガスソースや、ヘキサメチルジシラザン等の液体ソースを用いることができる。
ガスバリアフィルムは、有機層を有することが好ましい。有機層は、前記無機層の脆性及びバリア性を向上させるために、これと隣接して1層以上設けることができる。
ゾル−ゲル法は、好ましくは溶液中又は塗膜中で金属アルコキシドを加水分解、縮重合させて、緻密な薄膜を得るものである。このとき、樹脂を併用して有機−無機ハイブリッド材料にしてもよい。
ゾル−ゲル反応時に併用するポリマーは、水素結合形成基を有していることが好ましい。水素結合形成基を有する樹脂の例としては、ヒドロキシル基を有するポリマーとその誘導体(ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、エチレン−ビニルアルコール共重合体、フェノール樹脂、メチロールメラミン等とその誘導体);カルボキシル基を有するポリマーとその誘導体(ポリ(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の重合性不飽和酸の単位を含む単独又は共重合体と、これらのポリマーのエステル化物(酢酸ビニル等のビニルエステル、メタクリル酸メチル等の(メタ)アクリル酸エステル等の単位を含む単独又は共重合体)等);エーテル結合を有するポリマー(ポリアルキレンオキサイド、ポリオキシアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、珪素樹脂等);アミド結合を有するポリマー(>N(COR)−結合〔Rは水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基を表す。〕を有するポリオキサゾリンやポリアルキレンイミンのN−アシル化物);>NC(O)−結合を有するポリビニルピロリドンとその誘導体;ウレタン結合を有するポリウレタン;尿素結合を有するポリマー等を挙げることができる。
酸の使用量は、金属アルコキシド(アルコキシシラン及び他の金属アルコキシドを含有する場合には、アルコキシシラン+他の金属アルコキシド)1モル当たり、0.0001〜0.05モルであり、好ましくは0.001〜0.01モルである。加水分解後、無機塩基やアミンなどの塩基性化合物を添加して溶液のpHを中性付近にし、縮重合を促進してもよい。
ゾルゲル触媒の組成物中の割合は、ゾル液の原料であるアルコキシシランに対し、好ましくは0.01〜50質量%、より好ましくは0.1〜50質量%、さらに好ましくは0.5〜10質量%である。
溶媒はゾル液中の各成分を均一に混合させ、組成物の固形分調整をすると同時に、種々の塗布方法に適用できるようにし、組成物の分散安定性及び保存安定性を向上させるものである。これらの溶媒は上記目的の果たせるものであれば特に限定されない。これらの溶媒の好ましい例として、水、及び水と混和性の高い有機溶媒が挙げられる。
このβ−ジケトン類及び/又はβ−ケトエステル類の具体例としては、アセチルアセトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸−n−プロピル、アセト酢酸−i−プロピル、アセト酢酸−n−ブチル、アセト酢酸−sec−ブチル、アセト酢酸−tert−ブチル、2,4−ヘキサン−ジオン、2,4−ヘプタン−ジオン、3,5−ヘプタン−ジオン、2,4−オクタン−ジオン、2,4−ノナン−ジオン、5−メチル−ヘキサン−ジオンなどを挙げることができる。これらのうち、アセト酢酸エチル及びアセチルアセトンが好ましく、特にアセチルアセトンが好ましい。これらのβ−ジケトン類及び/又はβ−ケトエステル類は、1種単独で又は2種以上を混合して使用することもできる。
これらの多座配位可能な化合物は、ゾル−ゲル触媒として前記の金属キレート化合物を
用いた場合、その反応速度を調節する目的にも用いることができる。
ゾル液は、カーテンフローコート、ディップコート、スピンコート、ロールコート等の塗布法によって、透明フィルム上に薄膜を形成することができる。この場合、加水分解のタイミングは、製造工程中のいずれの時期であってもよい。例えば、予め必要な組成の液を加水分解部分縮合して目的のゾル液を調製し、それを塗布−乾燥する方法、必要な組成の液を調製し塗布と同時に加水分解部分縮合させながら乾燥する方法、塗布−一次乾燥後、加水分解に必要な水含有液を重ねて塗布し加水分解させる方法等を好適に採用できる。また、塗布方法としては、様々な形態をとることが可能であるが、生産性を重視する場合には多段の吐出口を有するスライドギーサー上で下層塗布液と上層塗布液のそれぞれが必要な塗布量になる様に吐出流量を調整し、形成した多層流を連続的に支持体に乗せ、乾燥させる方法(同時重層法)が好適に用いられる。
モノマーを架橋させて得られた高分子を主成分とする有機層を形成する方法について説明する。この方法で用いるモノマーとしては、紫外線あるいは電子線で架橋できる基を含有していれば特に限定はなく、アクリロイル基又はメタクリロイル基、オキセタン基を有するモノマーを用いることが好ましい。例えば、エポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートなどのうち、2官能以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有するモノマーを架橋させて得られる高分子を主成分とすることが好ましい。これらの2官能以上のアクリロイル基又はメタクリロイル基を有するモノマーは2種類以上を混合して用いても、また1官能の(メタ)アクリレートを混合して用いてもよい。
また、オキセタン基を有するモノマーとしては、特開2002−356607号公報の一般式(3)〜(6)に記載されている構造を有するモノマーを使うことが好ましい。この場合、これらを任意に混合してもよい。
塗布による場合は、従来用いられる種々の塗布方法、例えば、スプレーコート、スピンコート、バーコート等の方法を用いることができる。
また、ガスバリアフィルムの厚さは、10〜500μmであることが好ましく、50〜250μmであることがより好ましい。
前記紫外線硬化型アクリルウレタン系樹脂は、一般にポリエステルポリオールにイソシアネートモノマー、もしくはプレポリマーを反応させて得られた生成物にさらに2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(以下、アクリレートにはメタクリレートを包含するものとし、アクリレートのみを表示する。)、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の水酸基を有するアクリレート系のモノマーを反応させることによって容易に得ることができ、例えば特開昭59−151110号公報に記載されている。
紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂は、一般にポリエステルポリオールに2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシアクリレート系のモノマーを反応させることによって容易に得ることができ、例えば特開昭59−151112号公報に記載されている。
紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂の具体例としては、エポキシアクリレートをオリゴマーとし、これに反応性希釈剤、光反応開始剤を添加し、反応させたものを挙げることができ、例えば、特開平1−105738号公報に記載されている。
前記光反応開始剤としては、ベンゾイン誘導体、オキシムケトン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、チオキサントン誘導体等のうちから、1種もしくは2種以上を選択して使用することができる。
また、紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂の具体例としては、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等を挙げることができる。これらの樹脂は通常公知の光増感剤と共に使用される。
また、上記光反応開始剤も光増感剤としても使用できる。具体的には、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、α−アミロキシムエステル、チオキサントン等及びこれらの誘導体を挙げることができる。また、エポキシアクリレート系の光反応剤の使用に際しては、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチルホスフィン等の増感剤を用いることができる。
塗布乾燥後に揮発する溶媒成分を除いた紫外線硬化性樹脂組成物に含まれる光反応開始剤又は光増感剤の含有量は、該組成物の2.5〜6質量%であることが特に好ましい。該含有量は、2.5%以上であると樹脂フィルムから溶出する可塑剤及び/又は紫外線吸収剤による硬化阻害が小さく、耐擦傷性が良好になり、6質量%以下であると相対的に紫外線硬化性樹脂成分が減りすぎないため、耐擦傷性の低下、塗布性の悪化が抑えられ、塗膜の面品質を良好になる。
樹脂モノマーとしては、例えば、不飽和二重結合が一つのモノマーとして、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、酢酸ビニル、ベンジルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、スチレン等の一般的なモノマーを挙げることができる。また、不飽和二重結合を二つ以上持つモノマーとして、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ジビニルベンゼン、1,4−シクロヘキサンジアクリレート、1,4−シクロヘキシルジメチルアジアクリレート、前出のトリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリルエステル等を挙げることができる。
活性線硬化性樹脂を光硬化反応により硬化皮膜層を形成するための光源としては、紫外線を発生する光源であればいずれも使用できる。例えば、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いることができる。照射条件は、それぞれのランプによって異なるが、照射光量は20〜10000mJ/cm2であればよく、好ましくは50〜2000mJ/cm2である。近紫外線領域から可視光線領域にかけてはその領域に吸収極大のある増感剤を用いることによって使用できる。紫外線照射は1回でもよく、2回以上でもよい。
活性線硬化性樹脂層形成用の塗布液の塗布に用いられる塗布装置としては、例えば、グラビアコーター、スピナーコーター、ワイヤーバーコーター、ロールコーター、リバースコーター、押出コーター、エアードクターコーター等公知の装置を用いることができる。塗布量は、ウェット膜厚で0.1μm〜200μmが適当であり、好ましくは0.5μm〜100μmである。塗布速度は、好ましくは5〜200m/minである。膜厚が厚い場合は、2回以上に分割して塗布し、透明ハードコート層としてもよい。紫外線硬化性樹脂組成物は、塗布乾燥された後、紫外線を光源より照射するが、照射時間は0.5秒〜5分が好ましく、紫外線硬化性樹脂の硬化効率、作業効率から3秒間〜2分間がより好ましい。
このような層には滑り性を付与するために、前述の無機あるいは有機の微粒子を加えることもできる。また、前記マット剤を利用することもできる。さらに、既述したように帯電防止層等の樹脂層の上にこれら活性線硬化性樹脂層を設けることもできる。帯電防止層あるいは透明ハードコート層は、それぞれ単独でもしくは積層して設けることができる。具体的には、特開平6−123806号、特開平9−113728号、特開平9−203810号各公報等の帯電防止付き光学フィルム、偏光板保護フィルム、セルロースアシレートフィルム等のどちらかの面に直接もしくは下引き層を介して設けることができる。
すなわち、本発明の発光デバイスの製造方法は、レーザー波長域に透明性を有する支持体上に、該基材側から順にレーザー光を熱に変換する光熱変換層と色材を含む熱転写層とを有するレーザー熱転写シートを、(1)基体上にエレクトロルミネッセンス層を備えた発光デバイスの前記エレクトロルミネッセンス層の上にさらに「支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで」設けられた熱接着性の透明受像層に、又は(2)基体上にエレクトロルミネッセンス層を備えた発光デバイスの前記基体の表面にさらに「支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで」設けられた熱接着性の透明受像層に、前記熱転写層が接触するように設置し、前記発光デバイス上の所定位置に合わせて前記レーザー熱転写シートの支持体側からレーザー光を照射して、レーザー光が照射された領域の前記熱転写層を前記エレクトロルミネッセンス層の上又は基体の表面に転写することにより、カラーフィルタ層を配設する工程(以下、「カラーフィルタ形成工程」ということがある。)を設けて構成されている。
レーザー熱転写シートの設置を、前記態様(1)で行なう第1の態様では、トップエミッション型の例えば図1に示す有機EL表示装置を作製することができ、また、前記態様(2)で行なう第2の態様では、ボトムエミッション型の例えば図5に示す有機EL表示装置を作製することができる。
すなわち、従来は、アレイ側に表示用の発光画素を設け、封止側にカラーフィルターを設けることが一般的であったが、アレイ側及び封止側の両基板の変形が不規則(台形変形等)な場合は、原理的にアライメントが不可能となった。本発明においては、アレイ側基板にアライメントマークを多数配置するか、画素自体をアライメントマークの代わりに利用すると、不規則変形した場合であっても、その画素位置に合わせてカラーフィルタを形成することが可能になる。したがって、アレイ側の寸法精度要求も低減できるため、基板材料の選択肢が広がる。例えば、アレイ側にもフィルム基板を用いることが容易となる。その場合、素子の更なる軽量化、薄型化を実現できる上、不慮の事故によるガラス破損による怪我防止の効果もある。更に、デバイス全体を曲面状等に変形できるため、ディスプレイや照明を丸い柱に巻き付けたり設置することができ、あるいは垂幕様に天井から吊るしたり、ガラス基板では実現できなかった様々な使用形態を実現できる。
レーザー光の照射は、従来同様の方法で行なうことができる。すなわち、被転写面、特に透明受像層が設けられているときには透明受像層の表面に、レーザー熱転写シートをその熱転写層が密着するように重ね合わせ(以下、これを「積層体」ともいう。)、レーザー熱転写シートの背面側よりレーザー光を照射する方法により行なえる。レーザー光の照射は、露光ヘッドを固定し、X−Y方向に移動可能な露光ステージ(内部に真空形成機構を有し、表面に多数の微小な開口を設けて真空引きして固定してもよい)にEL層が形成されたアレイ側基板を積載して固定し移動させることにより、主走査方向に主走査し、1走査ごとに副走査方向に一定の速度で移動(副走査)させて行なうことができる。
このとき、撮影及びレーザー露光は、図7(A)及び(C)に示すように、まずCCDカメラユニット66を、所定のスタート位置から矢印方向Bに定速移動させて積層体70のレーザー熱転写シートの背面側からEL層等の画素パターンを撮影し(往路)、撮影終了後、撮影終了位置近傍の所定の地点から矢印Bの方向に戻しながら、a方向(主走査方向)にレーザービームを高速で走査(主走査)してレーザー露光する。その際、レーザーは、ビームで露光しようとする座標位置に対応する、変換後の露光データに応じてON/OFF制御される。それと同時に、b方向(副走査方向)に副走査する速度は、連続する2回の主走査方向aのピッチが一定になるように同期制御される。各走査間の副走査方向bのピッチは、露光量のムラが発生しないようにするため、ビーム径以下にすることが望ましく、更に好ましくはビーム径の1/5以下にすることが望ましい。ここで、ビーム径とは、半値径をいい、最大ピーク値の半分の位置における半値全幅(full width at half maximum)のことである。最終的に、吸着ステージを元のスタート位置まで露光(1回目走査)が終了した後、レーザーヘッドアッセンブリ65及びCCDカメラユニット66を図7(A)の矢印Aの方向に所定の距離移動させ、同様に主走査方向a及び副走査方向bに撮影、レーザー露光を行ない、2回目走査の終了後、さらに3回目、4回目、・・・、n回目の走査を継続することにより行なう。
レーザー熱転写シートは、レーザー波長域に透明性を有する支持体上に、該支持体側から順にレーザー光を熱に変換する光熱変換層と色材を含む熱転写層とを有してなり、好ましくは熱剥離層を有し、必要に応じて更に他の層が設けられていてもよい。
上記以外のバインダーとしては、ポリアミド酸も好ましい。
顔料は、一般に有機顔料と無機顔料とに大別され、前者は特に塗膜の透明性に優れ、後者は一般に隠蔽性に優れる。従って、カラーフィルター用には有機顔料が好適である。好適に使用される顔料の例は、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、アントリキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ニトロ系顔料である。また、色相別に代表的な顔料を分けて記載すれば以下のようになる。
Pigment Red(ピグメント・レッド)48:1(C.I.No.15865:1)
例)Lionol Red(リオノールレッド)2B−FG3300(東洋インキ製造(株)製)、Symuler Red(シムラー・レッド)NRY、シムラー・レッド 3108(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 48:3(C.I.No.15865:3)
例)Permanent Red(パーマネントレッド)3RL(クラリアントジャパン(株)製)、Symuler Red(シムラー・レッド)2BS(大日本インキ化学工業(株)製)
(2)ブルー顔料
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:6(C.I.No.74160)
例)Lionol Blue(リオノールブルー) ES(東洋インキ製造(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 60(C.I.No.69800)
例)Hosterperm Blue(ホスターパーム・ブルー)RL01(クラリアントジャパン(株)製)、Lionogen Blue(リオノゲン・ブルー)6501(東洋インキ製造(株)製)
(3)グリーン顔料
Pigment Green(ピグメント・グリーン)7(C.I.No.74260)
例)Fastogen Green(ファストゲングリーン)S(大日本インキ化学工業(株)製)
鉱物系のワックスの例としては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エステルワックス、酸化ワックス等の石油ロウ、モンタンロウ、オゾケライト、セレシン等を挙げることができる。中でも、パラフィンワックスが好ましい。パラフィンワックスは、石油から分離されるものであり、その融点によって各種のものが市販されている。 天然ワックスの例としては、カルナバロウ、木ロウ、オウリキュリーロウ、エスパルロウ等の植物ロウ、密ロウ、昆虫ロウ、セラックロウ、鯨ロウ等の動物ロウが挙げられる。
合成ワックスは、一般に滑剤として用いられ、通常は高級脂肪酸系の化合物からなり、合成ワックスの例としては、下記のものがある。
1)脂肪酸系ワックス
一般式:CH3(CH2)nCOOH(nは6〜28の整数)で表される直鎖飽和脂肪酸。例、ステアリン酸、ベヘン酸、パルミチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、アゼライン酸。
2)脂肪酸エステル系ワックス
前記脂肪酸のエステル。例、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ラウリル、ベヘン酸エチル、ベヘン酸ヘキシル、ミリスチン酸ベヘニル。
3)脂肪酸アミド系ワックス
前記脂肪酸のアミド。例、ステアリン酸アミド、ラウリン酸アミド。
4)脂肪族アルコール系ワックス
一般式:CH3(CH2)nOH(nは6〜28の整数)で表される直鎖飽和脂肪族アルコール。例、ステアリルアルコール。
合成ワックスの中でも、特にステアリン酸アミド、ラウリン酸アミドなどの高級脂肪酸アミド及びその誘導体が好適である。ワックスは所望により単独もしくは適宜組合せて使用することができる。ワックスは、熱転写層中に、顔料及びバインダー(熱可塑性樹脂)の合計量100質量部に対して、50質量部以内の範囲で、好ましくは3〜20質量部の範囲の量で用いられる。
また、感熱転写層は更に可塑剤を含むこともある。すなわち、特に多色画像を作成するために、同一の透明受像層に多数の熱転写層を繰返し重ね合せるような操作を行なう場合には、密着性を高めるために熱転写層に可塑剤を含ませることが好ましい。
上記の界面活性剤および可塑剤の詳細については、特開平9−169165号公報の段落番号[0040]〜[0042]に記載がある。
以下、基体上に陽極/正孔注入層/発光層/電子注入層/陰極が順次設けられた構成の有機EL素子の作製例を示す。まず、適当な透光性の基体上に陽極材料からなる薄膜を1μm以下の範囲の膜厚になるように蒸着やスパッタリング等の方法により形成して陽極を作製する。次に、この陽極上に、真空蒸着法、スピンコート法、キャスト法、LB法等の方法により正孔注入層を設ける。均質な膜が得られ易く、かつピンホールが発生しにくい等の点から真空蒸着法によるのが好ましい。真空蒸着法により正孔注入層を形成する場合、その蒸着条件は使用する化合物(正孔注入層の材料)、目的とする正孔注入層の結晶構造や再結合構造等により異なるが、一般に蒸着源温度50〜450℃、真空度10−7〜10−3torr、蒸着速度0.01〜50nm/秒、基板温度−50〜300℃、膜厚5nm〜5μmの範囲で適宜選択することが好ましい。次に、正孔注入層上に、所望の有機発光材料を用いて真空蒸着法、スパッタリング、スピンコート法、キャスト法等により有機発光材料を薄膜形成することにより発光層を設ける。均質な膜が得られ易く、かつピンホールが発生しにくい等の点から真空蒸着法によるのが好ましい。次に、この発光層上に電子注入層を設ける。均質な膜を得る必要から真空蒸着法によるのが好ましい。蒸着条件は、正孔注入層、発光層と同様の条件範囲から選択することができる。その後、蒸着法、スパッタリングにより金属膜を積層して陰極を形成することで有機EL素子が得られる。なお、有機EL素子の作製は、1回の真空引きで一貫して陽極から陰極まで作製することが好ましい。
以下に示すように、図1に示すトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
まず、絶縁性のガラス基板11上にバッファ層を介して画素数分のTFT(薄膜トランジスタ)をフォトリソ法で形成し、TFTが形成されたバッファ層の全面にSiN膜からなる層間絶縁膜層を堆積させた。その後、通常のフォトエッチング工程を利用して、ソース領域及びドレイン領域に達するコンタクトホールをそれぞれ形成した。次いで、全面にAl/Ti/Al多層構造導電層を堆積させた後、通常のフォトエッチング工程を利用してパターニングすることによって、TFT上にも延在するようにソース電極を形成すると共に、ドレイン電極を形成した。なお、ソース電極は共通ソース線から4つの分岐線に分岐して設けられている。その後、スピンコート法を用いて全面に感光性樹脂を塗布して層間絶縁膜とし、この層間絶縁膜を所定のマスクを用いて露光した後、所定の現像液を用いて現像することによって、ソース電極の分岐線に対するコンタクトホールを形成した。なお、便宜的に共通ソース線に対してコンタクトホールが形成されている。
以上のようにしてガラス基板11上にTFT及び各種電極を配設した。
その上に、アクリル系感光性樹脂(JSR社製、オプトマーPCシリーズ)を塗布して不図示の平坦化層を形成し、フォトマスク露光によりコンタクトホールを形成した。
(第1正孔輸送層)
銅フタロシアニン:膜厚10nm
(第2正孔輸送層)
N,N’−ジフェニル−N,N’−ジナフチルベンジジン:膜厚40nm
(赤色発光層兼電子輸送層)
トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム90%にナイルレッド5%含有:膜厚60nm
(緑色発光層兼電子輸送層)
トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム90%にクマリン6を5%含有:膜厚60nm
(青色発光層兼電子輸送層)
トリス(8−ヒドロキシキノリナト)アルミニウム90%にテトラフェニルブタジエンを5%含有:膜厚60nm
1)クッション層形成用塗布液の調製
下記組成の各成分をスターラーで撹拌下に混合し、クッション層形成用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・ポリ塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 ・・・44部
(MPR−TSL、日信化学(株)製)
・アクリルゴム(RS−08、日信化学(株)製) ・・・22部
・可塑剤(ポリサイザーW20、大日本インキ化学工業(株)製) ・・・22部
・ジオクチルメルカプト錫 ・・・0.33部
(KS−2000A、共同薬品工業(株)製)
・界面活性剤 ・・・0.6部
(メガファックF−177PF、大日本インキ化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン ・・・135部
・トルエン ・・・11部
・N,N−ジメチルホルムアミド ・・・0.4部
支持体(厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム)の一方の表面上に、得られたクッション層形成用塗布液をホワイラーを用いて塗布した後、100℃のオーブン中で5分間乾燥して、支持体上にクッション層(膜厚23μm)を形成した。
下記組成の各成分をスターラーで撹拌下に混合し、受像層用塗布液を調製した。
<塗布液組成>
・ポリビニルブチラール ・・・12.5部
(デンカブチラール#2000−L、電気化学工業(株)製)
・N,N−ジメチルアクリルアミド/ブチルアクリレート共重合体(共重合組成比:50/50) ・・・3.2部
・界面活性剤 ・・・0.07部
(メガファックF−177PF、大日本インキ化学工業(株)製)
・n−プロピルアルコール ・・・164部
・1−メトキシ−2−プロパノール ・・・10部
・N,N−ジメチルホルムアミド ・・・0.4部
支持体上のクッション層の表面に、得られた受像層用塗布液をホワイラーを用いて塗布した後、100℃のオーブン中で5分間乾燥して、クッション層の表面に膜厚2μmの受像層を形成した。
このようにして、支持体上にクッション層/受像層が積層された受像シートを得た。
a)光熱変換層用塗布液の調製
下記組成の各成分をスターラーで撹拌下に混合し、光熱変換層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・赤外線吸収色素(IR−820B、日本化薬(株)製) ・・・5部
・バインダー ・・・40部
(PAA−A(芳香族のテトラカルボン酸に無水物とジアミンとの反応により得られた、N,N−ジメチルアセトアミドの25%溶液)、三井東圧化学(株)製;ポリアミド酸)
・メチルエチルケトン ・・・1000部
・1−メトキシ−2−プロパノール ・・・1000部
・界面活性剤 ・・・1部
(メガファックF−177P、 大日本インキ化学工業(株)製)
厚さ75μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの一方の表面上に、スチレン・ブタジエン共重合体(厚さ0.5μm)からなる層とゼラチン層(厚さ0.1μm)とをこの順に形成して、下塗り層付支持体を作製した。この下塗り層付支持体のゼラチン層の上に、得られた光熱変換層用塗布液を回転塗布機(ホワイラー)を用いて塗布した後、100℃のオーブン中で2分間乾燥し、膜厚0.2μmの光熱変換層を形成した。
下記組成の各成分をスターラーで撹拌下に混合し、熱剥離層用塗布液を調製した。
<塗布液の組成>
・ニトロセルロース(タイプHIG120、旭化成(株)製) ・・・16部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート ・・・480部
・トルエン ・・・1120部
・界面活性剤 ・・・0.2部
(メガファックF−177P、 大日本インキ化学工業(株)製)
支持体上に設けられた光熱変換層の表面に、得られた熱剥離層用塗布液をホワイラーを用いて1分間塗布した後、100℃のオーブン中で2分間乾燥して、支持体上に熱剥離層を形成した。膜厚は、走査型電子顕微鏡により熱剥離層の断面を観察したところ、平均で0.1μmであった。
−Red顔料分散母液の調製−
下記の各成分をニーダーのミルに入れ、少量の溶剤を添加しつつ剪断力を加え、分散前処理を行なった。その分散物に、更に溶剤を加えて、最終的に下記組成となるように調製し、サンドミル分散を2時間行ない、顔料分散母液を得た。
<顔料分散母液の組成>
〜顔料分散液1〜
・Pigment Red 48:1(C.I.No.15865:1) ・・・8.93部
(Lionol Red(リオノール・レッド)2B−FG3300、東洋インキ製造(株)製)
・ポリビニルブチラール ・・・7.50部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・分散助剤(ソルスパースS−20000、ICI(株)製) ・・・0.47部
・n−プロピルアルコール ・・・83.10部
〜顔料分散液2〜
・Pigment Red 48:3(C.I.No.15865:3) ・・・8.93部
(Symuler Red(シムラーレッド)3108、大日本インキ化学工業(株)製)
・ポリビニルブチラール ・・・7.50部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・分散助剤(ソルスパースS−20000、ICI(株)製) ・・・0.47部
・n−プロピルアルコール ・・・83.10部
次に、下記の成分をスターラーで攪拌しながら混合して、レッド画像形成層用塗布液を調製した。
<Red画像形成層用塗布液の組成>
・n−プロピルアルコール ・・・321.5部
・メチルエチルケトン ・・・89.3部
・ワックス系化合物
(ステアリン酸アミド「ニュートロン2」、日本精化(株)製) ・・・0.824部
(ベヘン酸アミド「ダイヤミッドBM」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(ラウリル酸アミド「ダイヤミッドY」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(パルミチン酸アミド「ダイヤミッドKP」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(オレイン酸アミド「ダイヤミッドO−200」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(エルカ酸アミド「ダイヤミッドL−200」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
・ロジン(KE−311、荒川化学(株)製) ・・・2.360部
(成分:樹脂酸80〜97%;樹脂酸成分:アビエチン酸30〜40%、ネオアビエチン酸10〜20%、ジヒドロアビエチン酸14%、テトラヒドロアビエチン酸14%)
・ポリビニルブチラール ・・・1.455部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・前記顔料分散液1 ・・・77.40部
・前記顔料分散液2 ・・・24.40部
・界面活性剤 ・・・1.216部
(メガファックF−176PF(固形分20%)、大日本インキ化学工業(株)製)
前記熱剥離層の表面に、上記のRed画像形成層用塗布液をワイヤーバーを用いて1分間塗布した後、塗布物を100℃のオーブン中で2分間乾燥して、熱剥離層の上にRed画像形成層を形成した。以上の工程により、支持体上に、光熱変換層、熱剥離層、及びRed画像形成層が、この順で設けられた熱転写シートRを作製した。
熱転写シートRのRed画像形成層の層厚を測定したところ、平均で0.71μmであった。
−熱転写シートG(グリーン)の作製−
上記の熱転写シートRの作製において、Red画像形成層用塗布液に代えて、下記組成のGreen画像形成層用塗布液を用いた以外は、熱転写シートRの作製と同様にして、熱転写シートGを作製した。得られた熱転写シートGの画像形成層の層厚は、0.70μmであった。
〜顔料分散液3〜
・Pigment Green 7(C.I.No.74260) ・・・8.93部
(Fastogen Green S、大日本インキ化学工業(株)製)
・ポリビニルブチラール ・・・7.50部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・分散助剤 ・・・0.47部
(ソルスパース S−20000、ICI(株)製)
・n−プロピルアルコール ・・・83.10部
〜顔料分散液4〜
・ポリビニルブチラール ・・・7.1部
(エスレックB BL一SH、積水化学工業(株)製)
・Pigment Yellow 180(C.I.No.21290) ・・・12.9部
(Novoperm Yellow P−HG、クラリアントジャパン(株)製)
・分散助剤(ソルスパース S−20000、ICI(株)製) ・・・0.6部
・n−プロピルアルコール ・・・79.4部
次に、下記の成分をスターラーで攪拌しながら混合して、Green画像形成層用塗布液を調製した。
・n−プロピルアルコール ・・・321.5部
・メチルエチルケトン ・・・89.3部
・ワックス系化合物
(ステアリン酸アミド「ニュートロン2」、日本精化(株)製) ・・・0.824部
(ベヘン酸アミド「ダイヤミッドBM」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(ラウリル酸アミド「ダイヤミッドY」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(パルミチン酸アミド「ダイヤミッドKP」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(オレイン酸アミド「ダイヤミッドO−200」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(エルカ酸アミド「ダイヤミッドL−200」、日本化成(株)製)・・・0.824部
・ロジン(KE−311、荒川化学(株)製) ・・・2.360部
・ポリビニルブチラール ・・・1.455部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・前記顔料分散液3 ・・・77.11部
・前記顔料分散液4 ・・・24.60部
・界面活性剤 ・・・1.216部
(メガファック F−176PF(固形分20%)、大日本インキ化学工業(株)製)
上記の熱転写シートRの作製において、Red画像形成層用塗布液に代えて、下記組成のBlue画像形成層用塗布液を用いた以外は、熱転写シートRの作製と同様にして、熱転写シートBを作製した。得られた熱転写シートBの画像形成層の層厚は、0.95μmであった。
〜顔料分散液5〜
・Pigment Blue 60(C.I.No.69800) ・・・4.02部
(Fastogen Super Blue 6070S、大日本インキ化学工業(株)製)
・Pigment Blue 15:6(C.I.No.74160) ・・・4.02部
(Lionol Blue 7600、東洋インキ製造(株)製)
・Pigment Violet 23(C.I.No.51319) ・・・0.89部
(Hosterperm Violet RL−NF、クラリアントジャパン(株)製)
・ポリビニルブチラール ・・・7.50部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・分散助剤(ソルスパース S−20000、ICI(株)製) ・・・0.47部
・n−プロピルアルコール ・・・83.10部
次に、下記の成分をスターラーで攪拌しながら混合して、ブルー画像形成層用塗布液を調製した。
・n−プロピルアルコール ・・・321.5部
・メチルエチルケトン ・・・89.3部
・ワックス系化合物
(ステアリン酸アミド「ニュートロン2」、日本精化(株)製) ・・・0.824部
(ベヘン酸アミド「ダイヤミッドBM」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(ラウリル酸アミド「ダイヤミッドY」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(パルミチン酸アミド「ダイヤミッドKP」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(オレイン酸アミド「ダイヤミッドO−200」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
(エルカ酸アミド「ダイヤミッドL−200」、日本化成(株)製) ・・・0.824部
・ロジン(KE−311、荒川化学(株)製) ・・・2.360部
・ポリビニルブチラール ・・・1.455部
(エスレックB BL−SH、積水化学工業(株)製)
・前記顔料分散液5 ・・・101.80部
・界面活性剤 ・・・1.216部
(メガファック F−176PF(固形分20%)、大日本インキ化学工業(株)製)
露光装置として、図7(A)に示すように、基板(積層体)を真空吸着して固定する吸着ステージ61と、赤外線半導体レーザーを搭載したレーザーユニット64を有し、レーザーユニットからの赤外線レーザー光を積層体に照射可能に構成されたレーザーヘッドアッセンブリ65と、レーザーヘッドアッセンブリに固定配置されたCCDカメラユニット66とを備えた赤外線レーザー照射装置を準備した。まず、転写シートRをそのRed画像形成層の表面にて接触するように透明受像層上に重ね、真空吸着して固定し、重ねた状態で表面温度100℃のヒートローラーを10kg/cm2の圧力で押し当てて密着させた。その後、室温で約10分間放置して冷却した。そして、Al膜の分割下部電極上の有機EL層の予め決められた3箇所以上の画素パターンの位置を含む周辺の画像をCCDカメラで撮影し、その撮影画像内で、予め決められた標準画素パターンと一致する画素パターンをパターンマッチングアルゴリズムにより検出し、その位置座標を求め、予め決められた位置座標と比較し、それぞれの座標の差異から全体の位置ズレと寸法(倍率)ズレと角度ズレを算出し、その結果に基づいて、ビットマップ露光データの座標変換を行なった。レーザーユニットを搭載したレーザーヘッドアッセンブリにより、転写シートRのPET支持体側から波長830nmの半導体レーザー光を、光熱変換層の熱剥離層と接する表面で7μm±1μmのビーム径(半値径)となるように集光し、主走査方向aに走査させながら、変換した露光データ信号に応じてON/OFF変調して照射すると共に、1走査毎に主走査方向に略直交する副走査方向bに0.5μmのピッチで移動し、透明受像層上の有機EL層の赤発光EL層上にのみ、Red色のカラーフィルタ層を転写した。この操作を、赤発光EL層の全画素分が終了した後、真空吸着を解除した。
このときのレーザー照射条件は、次の通りである。
・レーザーパワー(画像形成層上):110mW/cm2
・主走査方向の走査速度:線速8m/秒
・副走査ピッチ:0.5μm
・記録画像:制御装置からのデータ信号(Redカラーフィルタ用のマスクパターン)により半導体レーザーを変調
<散乱層用粘着材の組成>
・下記アクリル系共重合体エマルジョン ・・・100.0部
・光散乱粒子(ポリメチルメタクリレート系ビーズ) ・・・17部
(MX150(粒径1.5μm、屈折率1.49)、綜研化学(株)製)
・屈折率調整用無機微粒子(ZrO2フィラー) ・・・100.0部
・分散剤(ネオゲンP、第一工業製薬(株)製) ・・・0.1部
・消泡剤(SNデフォーマー、サンノプコ(株)製) ・・・0.1部
攪拌機、還流冷却管、温度計、窒素吹き込みラインを備えた4口フラスコに、水30部及び過硫酸アンモニウム0.1部を仕込み、窒素パージの中で70℃まで昇温した後、下記組成の乳化モノマー混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後さらに3時間反応させて、固形分50%のアクリル系共重合体エマルジョンを調製した。
<乳化モノマー混合物の組成>
・n−ブチルアクリレート ・・・49.5部
・2−エチルヘキシルアクリレート ・・・50部
・アクリル酸 ・・・0.5部
・水 ・・・70部
・ドデシルメルカプタン ・・・0.05部
・ラウリル硫酸ナトリウム ・・・0.5部
・ノニオン系乳化剤(ノイゲンEA140、第一工業製薬(株)製) ・・・1.0部
このようにして、本発明のトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
基材フィルムとしてポリエチレンナフタレート(PEN;Q65A(厚み100μm)、帝人デュポン(株)製)フィルムを用い、その一方の表面にPENフィルム側から順に、無機層、有機層、無機層、有機層、無機層、有機層、無機層、及び接着層を設け、ガスバリアフィルムを作製した。無機層、有機層及び接着層の形成については下記に示す。
リアクティブスパッタリング装置を用いて、PENフィルムに酸化アルミニウムの無機層を形成した。以下に具体的な成膜条件を示す。
リアクティブスパッタリング装置の真空チャンバーを、油回転ポンプとターボ分子ポンプとで到達圧力5×10−4Paまで減圧した。次に、プラズマガスとしてアルゴンを導入し、プラズマ電源から電力2000Wを印加した。チャンバー内に高純度の酸素ガスを導入し、成膜圧力を0.3Paになるように調整して一定時間成膜し、酸化アルミニウムの無機層を形成した。得られた酸化アルミニウム膜は、膜厚40nm、膜密度3.01g/cm3であった。
有機層は、常圧下での溶剤塗布による成膜方法(有機層Y)と、減圧下でフラッシュ蒸着法による成膜方法(有機層Z)の2通りを用いて行なった。以下に具体的な成膜内容を示す。
−2−1.常圧下での溶剤塗布による成膜(有機層Y)−
[2−1−1]有機層(Y−1)の成膜
光重合性アクリレートとしてトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA:ダイセル・サイテック社製)9gと、光重合開始剤(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、イルガキュア907)0.1gとを、メチルエチルケトン190gに溶解させて塗布液とした。この塗布液を、ワイヤーバーを用いて可撓性支持基板に塗布し、酸素濃度0.1%以下の窒素パージ下で160W/cmの空冷メタルハライドランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて、照度350mW/cm2、照射量500mJ/cm2の紫外線を照射して有機層Y−1を形成した。膜厚は、約500nmとした。
[2−1−2]有機層(Y―2)の成膜
前記有機層(Y−1)の成膜において、光重合性アクリレートとして用いたトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)を、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA:新中村化学工業(株)製)に代えたこと以外は、有機層Y−1の成膜条件に従った。膜厚は、約500nmとした。
[2−1−3]有機層(Y―3)の成膜
前記有機層(Y−1)の成膜において、光重合性アクリレートとして用いたトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)を、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA:新中村化学工業(株)製)に代えたこと以外は、有機層Y−1の成膜条件に従った。膜厚は、約500nmとした。
[2−2−1]有機層(Z−1)の成膜
光重合性アクリレートとしてブチルエチルプロパンジオールジアクリレート(BEPGA:共栄社化学(株)製)9.7gと、光重合開始剤(Lamberti spa社製、EZACURE−TZT)0.3gとを混合し蒸着液とした。この蒸着液を、真空チャンバーの内圧が3Paの条件でフラッシュ蒸着法により有機層上に蒸着した。続いて、同じ真空度の条件で、照射量2J/cm2の紫外線を照射して有機層Z−1を形成した。膜厚は、約1200nmとした。有機層Z−1の形成には、有機無機積層成膜装置Guardian200(ヴァイテックス・システムズ社製)を用いて実施した。
[2−2−2]有機層(Z−2)の成膜
前記有機層(Z−1)の成膜において、光重合性アクリレートとして用いたブチルエチルプロパンジオールジアクリレート(BEPGA)を、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA:新中村化学工業(株)製)に代えたこと以外は、有機層Z−1の成膜条件に従った。膜厚は、約1200nmとした。
[2−2−3]有機層(Z−3)の成膜
前記有機層(Z−1)の成膜において、光重合性アクリレートとして用いたブチルエチルプロパンジオールジアクリレート(BEPGA)を、ペンタエリスリトールテトラアクリレート(PETA:新中村化学工業(株)製)に代えたこと以外は、有機層Z−1の成膜条件に従った。膜厚は、約1200nmとした。
PENフィルムに上記の無機層と有機層とを下記表1に示す構成になるように順次積層し、無機層上に更に下記の接着層を積層することにより、ガスバリアフィルムを作製した。また、無機層及び有機層の積層方法は、次の2通りで行なった。
−無機層及び有機層の形成−
[3−1]溶剤塗布による有機層形成と減圧下での無機層形成を繰り返す方法(積層A)
基板上に有機層と無機層とを交互に積層した。有機層の上に無機層を積層するときは、溶剤塗布で有機層を成膜した後に真空チャンバーに入れて減圧し、真空度が10−3Pa以下の状態で一定時間保持してから無機層を成膜した。また、無機層の上に有機層を積層するときは、無機層を成膜後直ちに、溶剤塗布で有機層を成膜した。
[3−2]減圧下で有機層と無機層とを一貫成膜する方法(積層B)
上述の有機無機積層成膜装置Guardian200を用い、有機層と無機層とを積層した。この装置は、有機層及び無機層とも減圧環境下で成膜を行ない、かつ有機層と無機層の成膜チャンバーが連結しているので、減圧環境下で連続成膜することが可能である。そのため、有機層と無機層からなるバリア層が完成するまで大気に開放されることがない。
PENフィルム上の最上層である無機層の上に、熱硬化型接着剤20X−325C(スリーボンド社製、接着温度90℃)を設け、熱硬化型の接着層を積層した。
(有機層(Y―4)の成膜)
前記有機層(Y−1)の成膜において、光重合性アクリレートとして用いたトリプロピレングリコールジアクリレート(TPGDA)を、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA:新中村化学工業(株)製)に代えたこと以外、前記有機層Y−1の成膜条件に従って同様に有機層Y−4を形成する。膜厚は、約500nmである。
また、無機層及び有機層の形成方法は、積層A及び積層Bによる場合を中心に説明したが、下記のように、第1層を溶剤塗布で有機層とし、残る層(有機層及び無機層)を減圧下で一貫成膜する方法(積層C)による方法でもよい。下記の実施例においても同様である。
(積層C)
基板上に溶剤塗布法で第1層として有機層を形成し、続いて有機層が形成されたPENフィルムを真空チャンバーに入れて減圧し、真空度が10−3Pa以下の状態で一定時間保持した後に、無機層と有機層とを交互に成膜する。
実施例1において、ガスバリアフィルム(1)を下記表1に示すガスバリアフィルム(2)〜(6)に代えたこと以外は、実施例1と同様にして、本発明のトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
実施例1において、散乱層用粘着剤の調製に用いた光散乱粒子及び屈折率調整用無機微粒子をそれぞれ、ベンゾグアナミン系ビーズ(エポスターMS(粒径1.0μm、屈折率1.66)、日本触媒(株)製;光散乱粒子)及びSiO2フィラー(屈折率調整用無機微粒子)に代えたこと以外は、実施例1と同様にして、本発明のトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
実施例1において、カラーフィルタ16上に散乱部材17を設けず、受像シートを作製する際の「3)受像層用塗布液の調製」での塗布液組成を、光散乱粒子及び屈折率調整用無機微粒子を含有する下記の塗布液組成に変更したこと以外は、実施例1と同様にして、本発明のトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
<塗布液組成>
・ポリビニルブチラール ・・・12.5部
(デンカブチラール#2000−L、電気化学工業(株)製)
・N,N−ジメチルアクリルアミド/ブチルアクリレート共重合体(共重合組成比:50/50) ・・・3.2部
・界面活性剤 ・・・0.07部
(メガファックF−177PF、大日本インキ化学工業(株)製)
・n−プロピルアルコール ・・・164部
・1−メトキシ−2−プロパノール ・・・10部
・N,N−ジメチルホルムアミド ・・・0.4部
・光散乱粒子(ポリメチルメタクリレート系ビーズ) ・・・1部
(MX150(粒径1.5μm、屈折率1.49)、綜研化学(株)製)
・屈折率調整用無機微粒子(ZrO2フィラー) ・・・5部
実施例1において、赤発光層12R、緑発光層12G、及び青発光層12Bからなる有機EL層12に代えて、図2に示すように、分割下部電極上に白色発光する有機EL層22を設けたことを以外は、実施例1と同様に、本発明のトップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
白色発光する有機EL層22は、図示しないが、ポリビニルカルバゾール(PVK)で高いホール輸送性を有するが電子輸送性を有しないホール輸送層と、ポリメチルメタクリレート(PMMA)中に電子輸送性のオキサジアゾ−ル誘導体(PBD)と発光中心であるテトラフェニルブタジエン(TPB)、クマリン6、DCM1、及びナイルレッドの蛍光色素を少量含ませてなる電子輸送性白色発光層と、金属電極とからなり、分割下部電極にプラス(+)、金属電極にマイナス(-)の直流電圧を印加することにより白色発光が得られるようになっている。これらの蛍光色素は、それぞれ青(TPB)、緑(クマリン6)、黄(DCM1)、赤(ナイルレッド)に発光し、同時に発光することにより白色となる。
発光原理は次の通りである。すなわち、まずホールが分割下部電極よりPVKへ注入され、PMMAとの界面に達する。PMMA層は電子輸送性であり、ホールの輸送性が低いのでホールはPVKとPMMAの界面付近でPMMAにブロックされ、陰極に達しない。同様に陰極の金属電極から電子輸送性のPBDを通してPMMA層中に注入された電子は電子輸送性を持たないPVK層にブロックされ陽極に到達しない。その結果、電子をホールの再結合が有機層の界面付近あるいは若干ホール輸送性を有するPBDを有するPMMA層中で起こり蛍光色素を励起し白色に発光する。
以下に示すように、図5に示すボトムエミッション型有機EL表示装置を作製した。
まず、0.2mm厚のPES基板31上に、バッファ層33を介して図示しないTFT(薄膜トランジスタ)をフォトリソ法で形成した上に、アクリル系感光性樹脂(JSR社製、オプトマーPCシリーズ)を塗布して不図示の平坦化層を形成した後、実施例1と同様に真空蒸着法により以下の有機化合物層を順次蒸着し、赤発光EL層32R、緑発光EL層32G、青発光EL層32Bからなる有機EL層32を形成した。そして、この有機EL層上にはアルミニウムを真空蒸着することにより反射電極30を積層した。続いて、この積層物の全体を覆うようにして、CVD法によりSiN膜、SiON膜を順次堆積させて厚み5μmのパシベーション層34を形成した。次に、実施例1と同様にして作製した受像シートを用意し、ガラス基板31のEL層等が形成されていない裏面に受像層表面にて接触するように重ね、この状態のまま表面温度100℃のヒートローラーを10kg/cm2の圧力で押し当てて密着させた後、受像シートをクッション層と受像層との間で剥離して引き剥がし、ガラス基板31上に透明受像層35を転写した。
次に、実施例1と同様に、転写シートR,G,Bを用意し、図5に示すように透明受像層35上に、赤色画素36R、緑色画素36G、青色画素36Bの3色からなるカラーフィルタ36を形成した。このカラーフィルタ36の露出面には、実施例1と同様に散乱部材37を設けた。
このようにして、本発明のボトムエミッション型有機EL表示装置を作製した。
実施例1において、パシベーション層14上への透明受像層15、カラーフィルタ16、及び散乱部材17の形成を行なわずに、封止用バリアフィルムの表面(バリア層(有機層又は無機層)と接着層との間)にカラーフィルタをフォトリソグラフィ法で形成したこと以外は、実施例1と同様にして、トップエミッション型有機EL表示装置を作製した。
上記の各実施例及び比較例で作製した有機EL表示装置の基板を貼り合せる際の位置ズレの評価について、下記方法により試験を行なった。
サイズ20mm×30mmの長方形の四隅にアライメントマークをフォトリソグラフィー法で形成した後、発光画素が、サイズ90μm×90μm、間隔10μmで、該長方形を埋め尽くすように配置されるように、フォトリソグラフィ用のガラスマスクのアライメントマークを前記アライメントマークに合わせて形成した(寸法はガラスマスクの絶対寸法で決まるため調整できない。)。カラーフィルタの形成は、比較例においては発光画素と同様にガラスマスクの寸法で形成し、実施例においては前記アライメントマークをCCDカメラで検出してアライメントマークの位置を読み取り、その読取位置のズレに合わせてカラーフィルタの画素位置データを補正してレーザー照射することで、発光画素の位置変形に合わせて補正した位置にカラーフィルタを形成した。
評価は、該長方形の各辺中央の画素の重心が、発光画素とカラーフィルタとでどの程度ずれているかを顕微鏡で観察し、その4つのズレ値の最大値が5μm以下である場合は合格(○)とし、5μmを超える場合は不合格(×)として判定した。
13…共通上部電極(陰極)
14,34…パシベーション層
15,35…透明受像層
16,36…カラーフィルタ
17…散乱部材
20,40…バリアフィルム
61…吸着ステージ
64…レーザーユニット
65…レーザーヘッドアッセンブリ
66…CCDカメラユニット
Claims (12)
- 第1の電極が設けられた基体と、
前記基体の前記第1の電極が設けられている側に配置された透明基板と、
前記第1の電極及び前記透明基板の間に設けられ、前記基体の上に配置されたカラーフィルタと、
前記第1の電極と前記カラーフィルタとの間に配置されたエレクトロルミネッセンス層と、
前記エレクトロルミネッセンス層と前記カラーフィルタとの間に配置された第2の電極と、
前記第2の電極と前記カラーフィルタとの間に配置され、支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで形成された熱接着性の透明受像層と、
を備えた発光デバイス。 - 前記透明基板は、透明性の基材フィルム上に有機領域と無機領域とを含むバリア層を有するガスバリアフィルムであることを特徴とする請求項1に記載の発光デバイス。
- 前記バリア層は、少なくとも1層の有機層と少なくとも1層の無機層とを有することを特徴とする請求項2に記載の発光デバイス。
- 更に、前記カラーフィルタと前記透明基板との間に、バインダーと光散乱粒子とを含有する散乱部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発光デバイス。
- 前記透明受像層は、バインダーと光散乱粒子とを含有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発光デバイス。
- 前記エレクトロルミネッセンス層が、有機エレクトロルミネッセンス層であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発光デバイス。
- レーザー波長域に透明性を有する支持体上に該支持体側から順にレーザー光を熱に変換する光熱変換層と色材を含む熱転写層とを有するレーザー熱転写シートを、基体上にエレクトロルミネッセンス層を備えた発光デバイスの前記エレクトロルミネッセンス層の上にさらに支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで設けられた熱接着性の透明受像層に、前記熱転写層が接触するように設置し、前記発光デバイス上の所定位置に合わせて前記レーザー熱転写シートの支持体側からレーザー光を照射し、前記レーザー熱転写シートを除去することにより、レーザー光が照射された領域の前記熱転写層を前記透明受像層の上に転写してカラーフィルタ層を配設する発光デバイスの製造方法。
- レーザー波長域に透明性を有する支持体上に該支持体側から順にレーザー光を熱に変換する光熱変換層と色材を含む熱転写層とを有するレーザー熱転写シートを、基体上にエレクトロルミネッセンス層を備えた発光デバイスの前記基体の表面にさらに支持体上に透明受像層を有する受像シートを用いて転写することで設けられた熱接着性の透明受像層に、前記熱転写層が接触するように設置し、前記発光デバイス上の所定位置に合わせて前記レーザー熱転写シートの支持体側からレーザー光を照射し、前記レーザー熱転写シートを除去することにより、レーザー光が照射された領域の前記熱転写層を前記透明受像層に転写してカラーフィルタ層を配設する発光デバイスの製造方法。
- 前記熱転写層の色相が異なる複数のレーザー熱転写シートを用い、所望の色相数の前記レーザー熱転写シートを順次交換して前記転写を繰り返し行ない、多色のカラーフィルタ層を配設することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の発光デバイスの製造方法。
- 前記エレクトロルミネッセンス層が、有機エレクトロルミネッセンス層であることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の発光デバイスの製造方法。
- 前記受像シートは、支持体上に、該支持体側から順にクッション層及び透明受像層を有する請求項7〜請求項10のいずれか1項に記載の発光デバイスの製造方法。
- 請求項7〜請求項11のいずれか1項に記載の発光デバイスの作製方法により作製された発光デバイス。
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