JP2010128306A - カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置 - Google Patents

カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】白色の輝度を向上させながら、高色再現域(NTSC100%)を達成できるカラーフィルタの提供。
【解決手段】本発明によるカラーフィルタは、白色発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を有し、前記白色発光層からの白色光を発光光源とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられ、
透明基板と、前記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、前記開口部に形成された着色層とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタであって、
前記着色層が、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタである。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤色顔料を含み、有機エレクトロルミネッセンス(以下、「有機EL」ということがある)表示装置に用いられるカラーフィルタおよびそれを具備してなる有機EL表示装置に関する。
近年、フラットディスプレイが多くの分野、場所で使われており、情報化が進む中でますます重要性が高まっている。現在、フラットディスプレイの代表と言えば、液晶ディスプレイ(LCD)であるが、LCDとは異なる表示原理に基づくフラットディスプレイとして、有機EL、無機EL、プラズマディスプレイパネル(PDP)、ライトエミッティングダイオード表示装置(LED)、蛍光表示管表示装置(VFD)、およびフィールドエミッションディスプレイ(FED)などの開発も活発に行われている。これらの新しいフラットディスプレイはいずれも自発光型と呼ばれるもので、LCDとは次の点で大きく異なりLCDには無い優れた特徴を有している。
LCDは受光型と呼ばれ、液晶は自身では発光することはなく、外光を透過、遮断するいわゆるシャッターとして動作し、表示装置を構成する。このため光源を必要とし、一般にバックライトが必要である。これに対して、自発光型は装置自身が発光するため、別光源が不要である。LCDの様な受光型では表示情報の様態に拘わらず、常にバックライトが点灯し、全表示状態とほぼ変わらない電力を消費することになる。これに対して自発光型は、表示情報に応じて点灯する必要のある箇所だけが電力を消費するだけなので、受光型表示装置に比較して、電力消費が少ないという利点が原理的にある。
同様にLCDではバックライト光源の光を遮光して暗状態を得るため、少量であっても、光漏れを完全に無くす事は困難であるのに対して、自発光型では発光しない状態がまさに暗状態であるので、理想的な暗状態を容易に得ることができ、コントラストにおいても自発光型が圧倒的に優位である。また、LCDは液晶の複屈折による偏光制御を利用しているため、観察する方向によって大きく表示状態が変わる、いわゆる視野角依存性が強いが、自発光型ではこの問題がほとんど無い。さらに、LCDは有機弾性物質である液晶の誘電異方性に由来する配向変化を利用するため、原理的に電気信号に対する応答時間が1ms以上である。これに対して、開発が進められている上記の技術では、電子/正孔といったいわゆるキャリア遷移、電子放出、プラズマ放電などを利用しているため、応答時間はns桁であり、液晶とは比較にならないほど高速であり、LCDの応答の遅さに由来する動画残像の問題が無い。
これらの中でも特に有機EL表示装置の研究が活発であり、RGB3色塗りわけ方式、色変換方式、白色発光方式などが提案され、カラーフィルタとの組み合わせにより表示特性の向上が図られている。
このような有機EL表示装置の具体例を、図を参照して説明する。図1は、上記有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。図1に例示するように、有機EL表示装置30は、基板21および上記基板21上に形成され、白色発光層を含む有機EL素子25を有する有機EL素子側基板20と、透明基板1、上記透明基板1上に形成され、開口部を備える遮光部2、ならびに上記開口部に形成された赤色パターン3R、緑色パターン3G、および青色パターン3Bを含む着色層3を有する有機EL表示装置用カラーフィルタ10と、上記カラーフィルタ10および上記有機EL素子側基板20の周縁部に形成され、上記有機EL素子25を封止するシール剤27とを有するものである。ここで、図1においては、上記有機EL素子25が、背面電極層22、白色発光層を含む有機EL層23、および透明電極層24を含むものであり、上記有機EL素子側基板20が、上記背面電極層22の開口部に形成された絶縁層26を有するものである。また、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10は、上記着色層を覆うように形成されたオーバーコート層4を有するものである。
近年、有機EL表示装置のさらなる表示特性の向上のため、特にカラーフィルタの高輝度・高演色化が求められているが、十分な表示特性を満たすものは得られていない。
そこで、望ましい色特性の実現のために、複数種の顔料を併用することが提案されている。例えば、主顔料としてC.I.ピグメントレッド254を用い、調色顔料としてC.I.ピグメントレッド242を用いて、波長545nmの輝線は透過させず波長585nmの輝線を透過させることのできる赤色硬化性組成物が提案されている(例えば、特許文献1)。また、主顔料としてC.I.ピグメントレッド242を用い、調色顔料としてC.I.ピグメントレッド177または254を用いることも提案されている(例えば、特許文献2)。
しかしながら、今尚、望ましい色特性、特にコントラスト、輝度、および色純度等を、同時に向上できるカラーフィルタの開発が切望されている。
特開2002−372618号公報 特許第3924872号公報
本発明は上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられるカラーフィルタであって、コントラスト、輝度、および色純度等に優れ、さらに白色の輝度を向上させながら、高色再現域(NTSC100%)を達成できるカラーフィルタを提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、着色層に用いられる顔料の透過率50%である波長を特定の範囲内に調節することにより上記課題を解決できることを知見し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
白色発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を有し、前記白色発光層からの白色光を発光光源とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられ、
透明基板と、前記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、前記開口部に形成された着色層とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタであって、
前記着色層が、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタを提供するものである。
本発明によれば、コントラスト、輝度、および色純度等に優れ、さらに白色の輝度を向上させながら、同時に、高色再現域を達成できるカラーフィルタを提供することができる。
定義・測定方法
本発明において、色度とは、CIE色度座標における値である。顔料の透過スペクトルとは、顔料を30質量%濃度で均一に分散させて作製した厚さ2〜3μmの塗膜について、顕微分光装置OSP−SP2000(OLYMPUS社製)を用いて測定したものである。透過率50%である波長とは、上記の方法で測定した透過スペクトルにおける透過率が50%になる波長のことである。
A.有機EL表示装置用カラーフィルタ
本発明において、カラーフィルタは、白色発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を有し、前記白色発光層からの白色光を発光光源とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられ、透明基板と、前記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、前記開口部に形成された着色層とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタであって、前記着色層が、透過率50%である波長が600nm〜660nm、好ましくは600〜650nmであり、より好ましくは600〜640nmである顔料を有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタである。透過率50%である波長が上記範囲程度であれば、より高輝度であり、色純度のより高いカラーフィルタを得ることができる。なお、カラーフィルタの着色層は、赤色顔料を含む着色組成物により形成されてなるものである。この着色層の膜厚は、0.5〜10μmであることが好ましく、より好ましくは1.0〜5.0μmである。
次に、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタを、図を参照して説明する。図2は、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの一例を示す概略断面図である。図2に例示するように、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタ10は、透明基板1と、上記透明基板1上に形成され、開口部を備える遮光部2と、上記開口部に形成された赤色パターン3R、緑色パターン3G、および青色パターン3Bを含む着色層3とを有するものである。ここで、上記赤色パターン3Rは、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を含むものである。また、本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタ10は、上記着色層3を覆うように形成されたオーバーコート層4をさらに有してよい。
(1)赤色顔料
本発明の好ましい態様によれば、赤色顔料は、顔料の透過スペクトルにおける透過率50%の波長が600〜660nmであることを満たすものであり、かつC.I.ピグメントレッド264および/またはC.I.ピグメントレッド208である。また、これらの赤色顔料に他の赤色顔料、黄色顔料を混合して用いることもできる。他の赤色顔料としては、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグメントレッド242、およびC.I.ピグメントレッド254等が挙げられる。他の赤色顔料を混合することで、色特性をより向上させることができる。本発明においては、市販の顔料を用いることもでき、例えば、Hostaperm Rubine D3B(C.I.ピグメントレッド264、クラリアント社製)、およびGraphtol Red HF2B(C.I.ピグメントレッド208、クラリアント社製)等が好ましい。また、本発明の好ましい態様によれば、赤色顔料は、図7に示すように、C.I.ピグメントレッド177よりも長波長側に透過スペクトルカーブを有するものであることが好ましく、例えば、C.I.ピグメントレッド264およびC.I.ピグメントレッド208である。図7には、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド208、およびC.I.ピグメントレッド177の透過スペクトルカーブが示される。
(a)配合量
本発明の好ましい態様によれば、顔料の透過スペクトルにおける透過率50%である波長が600〜660nmである赤色顔料と他の顔料の配合量(質量比)は、100:0〜50:50であるのが好ましく、より好ましくは100:0〜70:30であり、さらに好ましくは100:0〜80:20である。配合量が上記範囲内ならば、コントラスト、輝度、および色純度について、より優れた光学特性を同時に実現することができる。
(2)赤色着色組成物
本発明の好ましい態様によれば、カラーフィルタの着色層を形成するための赤色着色組成物は、上記の赤色顔料を溶剤に分散させた分散体である。顔料の分散方法は、特に限定されず、公知の分散機を用いて分散させることができる。分散処理を行うための分散機としては、2本ロール、3本ロール等のロールミル、振動ボールミル等のボールミル、ペイントコンディショナー、連続ディスク型ビーズミル、連続アニュラー型ビーズミル等のビーズミルが挙げられる。分散処理において用いるビーズの径は、好ましくは0.03〜2.00mmであり、より好ましくは0.10〜1.00mmである。
本発明においては、顔料を分散させる際に、ジルコニアビーズ等を適宜加え、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼社製)等を用いて、数時間分散を行うことが好ましい。例えば、ビーズ径が比較的大きめな2mmジルコニアビーズで1時間分散後、さらにビーズ径が比較的小さめな0.1mmジルコニアビーズで2時間分散することが挙げられる。また、分散後、5.0μmのメンブランフィルタで濾過することが好ましい。これにより、顔料の分散性をより向上することができ、透過率をより向上させることができる。
(a)その他の成分
本発明の好ましい態様によれば、赤色着色組成物は、上記の赤色顔料以外にも、必要に応じて、溶剤、分散剤、モノマー、ポリマー、および重合開始剤等を含むものである。
(i)溶剤
上記の溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類、α−もしくはβ−テルピネオール等のテルペン類等、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、および3−メトキシブチルアセテート等の酢酸エステル類等が挙げられる。本発明においては、市販の溶剤を用いることもでき、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)、プロピレングリコールモノエチルエーテル(ダイセル化学工業株式会社製)、および3−メトキシブチルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、溶剤の含有量は、赤色着色組成物の合計質量に対して10〜90質量%である。溶剤の含有量が上記範囲程度であれば、赤色着色組成物の粘度を所望の範囲に調整し、顔料分散性や顔料分散経時安定性を向上させることができる。また、顔料濃度を一定範囲内にすることができるため、赤色着色組成物を調製後、目標とする色度座標を達成することができる。
(ii)分散剤
上記の分散剤としては、例えば、カチオン系、アニオン系、ノニオン系、両性、シリコーン系、フッ素系等の界面活性剤を使用できるが、これらの中でも高分子界面活性剤(高分子分散剤)を用いることが好ましい。高分子界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、および3級アミン変性ポリウレタン類などが挙げられる。本発明においては、市販の分散剤を用いることもでき、例えば、ソルスパース3000、5000、9000、12000、13240、13940、17000、20000、24000、26000、および28000等の各種ソルスパース分散剤(ゼネカ株式会社製)、ならびにDisperbyk111(ビックケミー・ジャパン株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、分散剤の含有量は、赤色顔料の合計質量に対して10〜80質量%である。
(iii)モノマー
上記のモノマーとしては、例えば、アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロシプロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、イソデキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メトキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジアクリレート、グリセロールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ポリオキシエチル化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパントリアクリレート、ブチレングリコールジアクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリアクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジアクリレート、ジアリルフマレート、1,10−デカンジオールジメチルアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、および、上記のアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、1−ビニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、テトラヒドロフルフリールアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、3−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレート、フェノール−エチレンオキサイド変性アクリレート、フェノール−プロピレンオキサイド変性アクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、ビスフェノールA−エチレンオキサイド変性ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレートモノステアレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキサド変性トリアクリレート、イソシアヌール酸エチレンオキサイド変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変性トリアクリレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリレートモノマー、および、これらのアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたポリエステルアクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたエポキシアクリレートオリゴマー、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたウレタンメタクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたポリエステルメタクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたエポキシメタクリレートオリゴマー、アクリレート基を有するポリウレタンアクリレート、アクリレート基を有するポリエステルアクリレート、アクリレート基を有するエポキシアクリレート樹脂、メタクリレート基を有するポリウレタンメタクリレート、メタクリレート基を有するポリエステルメタクリレート、ならびにメタクリレート基を有するエポキシメタクリレート樹脂等が挙げられる。本発明においては、市販のモノマーを用いることもでき、例えば、SR399(サートマー社製)、アロニックスM−400(東亞合成株式会社製)、およびアロニックスM−450(東亞合成株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、モノマーの含有量は、赤色顔料の合計質量に対して5〜80質量%である。
(iV)ポリマー
上記のポリマーとしては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレンビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等、および、重合可能なモノマーであるメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、sec-ブチルアクリレート、sec-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジル(メタ)アクリレートの1種以上と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の2量体、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、ならびにこれらの酸無水物等が挙げられる。本発明においては、市販のポリマーを用いることもでき、例えば、アロニックスM−5600(東亞合成株式会社製)、アロニックスM−6200(東亞合成株式会社製)、アロニックスM−7100(東亞合成株式会社製)、およびアロニックスM−9050(東亞合成株式会社製)が好ましい。好ましい態様では、ポリマーの含有量は、赤色顔料の合計質量に対して5〜80質量%である。
(V)重合開始剤
上記の重合開始剤としては、熱重合開始剤および光重合開始剤等を用いることができ、例えば、ベンジル(ビベンゾイルとも言う)、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、ベンジルメチルケタール、ジメチルアミノメチルベンゾエート、2−n−ブトキシエチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、メチロベンゾイルフォーメート、2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、1−(4−ドデシルフェニル)−2ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、および1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン等が挙げられる。本発明においては、市販の重合開始剤を用いることもでき、例えば、イルガキュア184、イルガキュア369、イルガキュア651、イルガキュア907(いずれも、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製)、ダロキュアー(メルク社製)、アデカ1717(旭電化工業株式会社製)等のケトン系化合物、および2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’−テトラフェニル−1,2’ビイミダゾール(黒金化成株式会社製)等のビイミダゾール系化合物が好ましい。好ましい態様では、重合開始剤の含有量は、赤色顔料の合計質量に対して1〜40質量%である。
(3)緑色着色組成物および青色着色組成物
本発明の好ましい態様によれば、緑色着色組成物および青色着色組成物についても、上記赤色着色組成物と同様の方法で調製することができる。緑色着色組成物に用いる緑色顔料としては、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン1、C.I.ピグメントグリーン4、およびC.I.ピグメントグリーン58等が挙げられる。緑色着色組成物には、これらの緑色顔料の少なくとも一種にさらに黄色顔料を混合して用いることができる。また、青色着色組成物に用いる青色顔料としては、C.I.ピグメントブルー15:1、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:5、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー1、およびC.I.ピグメントブルー62、C.I.ピグメントブルー60等が挙げられる。青色着色組成物には、これらの青色顔料の少なくとも一種にさらに紫色顔料を混合して用いることができる。
本発明のカラーフィルタの製造方法は特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、以下に示される好ましい態様に従い行うことができる。まず、上記の着色組成物を基材上に塗布し、減圧乾燥後、プリベークして、溶剤を除去する。組成物の塗布には、従来公知の方法を用いることでき、例えばスピンコート法、印刷法、インクジェット法、バーコート法、スプレー法、ダイコート法、ビードコート法、およびスリット&スピンコート法等が挙げられる。続いて、紫外線を露光して、組成物を硬化させる。さらに、焼成することで着色パターンを基材上に形成させることができる。
B.有機EL表示装置
本発明の有機EL表示装置について説明する。本発明の有機EL表示装置は、白色発光層を含む有機EL素子を有し、上記白色発光層からの白色光を発光光源とするものである。好ましい態様によれば、本発明の有機EL表示装置は、白色発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス層、ならびに上記有機エレクトロルミネッセンス層を挟持する透明電極層および背面電極層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子と、赤色パターン、緑色パターンおよび青色パターンを少なくとも含む着色層とを有し、上記白色発光層からの白色光を発光光源とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置であって、上記赤色パターンが、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を有するものでる。
本発明の有機EL表示装置によれば、上記赤色パターンが、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を含むことにより、高輝度な赤色光を低消費電力で発光できるものとすることができる。また、高演色な赤色光を低消費電力で発光できるものとすることができ、色再現域の広いものとすることができる。
このような有機EL表示装置の具体例としては、既に説明した図1に例示するものを挙げることができる。
好ましい態様によれば、本発明における有機EL表示装置は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、有機EL素子側基板と、シール剤とを有するものである。以下、このような有機EL表示装置の各構成について詳細に説明する。なお、有機EL表示装置用カラーフィルタについては、上記で説明した通りである。
(1)有機EL素子側基板
本発明に用いられる有機EL素子側基板は、基板と、有機EL素子とを少なくとも有するものであり、通常、絶縁層を有するものである。
(a)有機EL素子
本発明における有機EL素子は、白色発光層を含むものである。より具体的には、通常、白色発光層を含む有機EL層と、上記有機EL層を挟持するように配置される背面電極層および透明電極層とを含むものである。
(i)有機EL層
本発明に用いられる有機EL層は、少なくとも白色発光層を有するものであるが、通常、複数層の有機層から構成されるものであり、正孔注入層や電子注入層といった電荷注入層や、白色発光層に正孔を輸送する正孔輸送層、白色発光層に電子を輸送する電子輸送層といった電荷輸送層を有するものとすることができる。
a)白色発光層
本発明に用いられる白色発光層は、白色光を発光することができるものであれば良い。このような白色発光層としては、具体的には、上記有機EL層に電圧が加えられた際に、少なくとも青色光(430nm〜470nm)、緑色光(470nm〜600nm)、および赤色光(600nm〜700nm)の波長域の発光スペクトルを有するものであれば良いが、発光スペクトルにおいて緑色光(470nm〜600nm)ピークの最大発光強度と青色光(430nm〜470nm)ピークの最大発光強度の比(緑色光ピークの最大発光強度/青色光ピークの最大発光強度)が、0.3〜0.8の範囲内であることが好ましく、0.3〜0.7の範囲内であることがより好ましく、特に0.3〜0.5の範囲内であることが好ましい。上記緑色光ピークの最大発光強度と青色光ピークの最大発光強度の比が上記範囲内であることにより、上記青色パターンの透過率が大きいことによる消費電力低減効果を、より効果的に発揮することができるからである。また、赤色光(600nm〜700nm)については、赤色光ピークの最大発光強度と青色光ピークの最大発光強度の比が所定の範囲内にあれば良く、強度の比(赤色光ピークの最大発光強度/青色光ピークの最大発光強度)が0.3〜1.0の範囲内であることが好ましい。
このような白色発光層を構成する材料としては、蛍光または燐光を発するものであれば特に限定されるものではない。また、発光材料は、正孔輸送性や電子輸送性を有していていもよい。発光材料としては、色素系材料、金属錯体系材料、および高分子系材料を挙げることができる。
上記色素系材料としては、シクロペンダミン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導体、トリフェニルアミン誘導体、オキサジアゾ−ル誘導体、ピラゾロキノリン誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、シロール誘導体、チオフェン環化合物、ピリジン環化合物、ペリノン誘導体、ペリレン誘導体、オリゴチオフェン誘導体、トリフマニルアミン誘導体、オキサジアゾールダイマー、およびピラゾリンダイマー等を挙げることができる。
上記金属錯体系材料としては、アルミキノリノール錯体、ベンゾキノリノールベリリウム錯体、ベンゾオキサゾール亜鉛錯体、ベンゾチアゾール亜鉛錯体、アゾメチル亜鉛錯体、ポルフィリン亜鉛錯体、およびユーロピウム錯体、あるいは、中心金属に、Al、Zn、Be等またはTb、Eu、Dy等の希土類金属を有し、配位子に、オキサジアゾール、チアジアゾール、フェニルピリジン、フェニルベンゾイミダゾール、およびキノリン構造等を有する金属錯体などを挙げることができる。
上記高分子系の材料としては、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリシラン誘導体、ポリアセチレン誘導体等、ポリフルオレン誘導体、ポリビニルカルバゾール誘導体、ならびに上記の色素系材料および金属錯体系材料を高分子化したもの等を挙げることができる。
上記白色発光層の形成方法としては、例えば蒸着法、印刷法、インクジェット法、またはスピンコート法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法、および自己組織化法(交互吸着法、自己組織化単分子膜法)等を挙げることができる。特に、蒸着法、スピンコート法、およびインクジェット法を用いることが好ましい。
本発明に用いられる白色発光層の膜厚は、通常5nm〜5μm程度である。
b)正孔注入層
本発明においては、白色発光層と陽極(透明電極層もしくは背面電極層)との間に正孔注入層が形成されていても良い。正孔注入層を設けることにより、白色発光層への正孔の注入が安定化し、発光効率を高めることができるからである。
本発明に用いられる正孔注入層の形成材料としては、一般的に有機EL素子の正孔注入層に使用されている材料を用いることができる。また、正孔注入層の形成材料は、正孔の注入性もしくは電子の障壁性のいずれかを有するものであれば良い。
具体的に、正孔注入層の形成材料としては、トリアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導体、アミノ置換カルコン誘導体、オキサゾール誘導体、スチリルアントラセン誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチルベン誘導体、シラザン誘導体、ポリシラン系、アニリン系共重合体、およびチオフェンオリゴマー等の導電性高分子オリゴマー等を例示することができる。さらに、正孔注入層の形成材料としては、ポルフィリン化合物、芳香族第三級アミン化合物、およびスチリルアミン化合物等を例示することができる。
また、正孔注入層の膜厚は、通常5nm〜1μm程度である。
c)電子注入層
本発明においては、白色発光層と陰極(透明電極層もしくは背面電極層)との間に電子注入層が形成されていても良い。電子注入層を設けることにより、白色発光層への電子の注入が安定化し、発光効率を高めることができるからである。
本発明に用いられる電子注入層の形成材料としては、例えばニトロ置換フルオレン誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタレンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、カルボジイミド、フレオレニリデンメタン誘導体、アントラキノジメタンおよびアントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体のオキサジアゾール環の酸素原子をイオウ原子に置換したチアゾール誘導体、電子吸引基として知られているキノキサリン環を有したキノキサリン誘導体、トリス(8−キノリノール)アルミニウム等の8−キノリノール誘導体の金属錯体、フタロシアニン、金属フタロシアニン、ならびにジスチリルピラジン誘導体等を例示することができる。
上記電子注入層の膜厚は、通常5nm〜1μm程度である。
(ii)透明電極層
本発明における透明電極層は、後述する背面電極層との間に挟まれた上記有機EL層に電圧をかけ、上記白色発光層で発光を起こさせるために設けられるものである。また、上記白色発光層で発生した光を、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ側に透過させるものである。したがって、上記有機EL層と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタとの間に配置されるものである。
本発明に用いられる透明電極層の形成材料としては、例えば透明性および導電性を有する金属酸化物等が挙げられる。このような金属酸化物としては、例えば酸化インジウム錫(ITO)、酸化インジウム、酸化亜鉛、および酸化第二錫等が挙げられる。
また、透明電極層の膜厚は、通常100nm〜300nm程度である。
上記透明電極層の形成方法としては、例えば蒸着法もしくはスパッタリング法等によって薄膜を形成した後に、フォトリソグラフィー法によりパターニングする方法が好ましく用いられる。
(iii)背面電極層
本発明における背面電極層は、上記有機EL層と、上記基板との間に配置されたものである。背面電極層は、上記白色発光層を発光させるための他方の電極をなすものであり、上記透明電極層と反対の電荷をもつ電極である。
本発明に用いられる背面電極層の形成材料としては、例えば仕事関数が4eV以下程度と小さい金属、合金、およびそれらの混合物等が挙げられる。具体的には、ナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、マグネシウム、リチウム、マグネシウム/銅混合物、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al)混合物、インジウム、リチウム/アルミニウム混合物、および希土類金属等を例示することができる。より好ましくは、マグネシウム/銀混合物、マグネシウム/アルミニウム混合物、マグネシウム/インジウム混合物、アルミニウム/酸化アルミニウム(Al)混合物、およびリチウム/アルミニウム混合物を挙げることができる。
上記背面電極層は、シート抵抗が数Ω/cm以下であることが好ましい。また、背面電極層の膜厚は、通常10nm〜1μm程度である。
上記背面電極層の形成方法としては、例えば蒸着法もしくはスパッタリング法等によって薄膜を形成した後に、フォトリソグラフィー法によりパターニングする方法が好ましく用いられる。
(b)基板
本発明に用いられる基板としては、上記有機EL素子等を支持することができるものであれば良く、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができる。
なお、本発明においては、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ側から光が取り出されるものであるため、上記基板としては、透明であっても、不透明であっても良い。
(c)絶縁層
本発明における絶縁層は、透明電極層と背面電極層とが直接接触することを防ぐために形成されるものである。
本発明に用いられる絶縁層の形成材料としては、例えば感光性ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂等の光硬化型樹脂、および熱硬化型樹脂、ならびに無機材料などを用いることができる。
絶縁層のパターンは、通常、線状であり、例えばマトリクス状またはストライプ状等の開口部を有するパターンが例示される。
また、絶縁層の形成方法としては、上記材料を塗布して、フォトリソグラフィー法によりパターニングする方法が挙げられる。また、印刷法等を用いることもできる。
(2)シール剤
本発明に用いられるシール剤は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタおよび有機EL素子側基板の周縁部に形成され、上記有機EL素子を封止するものである。
このようなシール剤の構成材料としては、上記有機EL素子を、大気中の水分等と接触することを抑制することができるものであれば良く、有機EL表示装置に一般的に用いられるものを使用することができる。
ここで、上記有機EL表示装置は、透明基板、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部、および上記開口部に形成された着色層を有する有機EL表示装置用カラーフィルタと、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板とを有し、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL素子側基板とが、上記着色層および上記有機EL素子が対向するように配置された態様(第1態様)と、透明基板、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部、および上記開口部に形成された着色層を有する有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ上に直接形成された有機EL素子とを有する態様(第2態様)と、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板と、上記有機EL素子側基板上に直接形成された着色層とを有する態様(第3態様)との3つの態様に分けることができる。以下、本発明の有機EL表示装置を、各態様に分けて説明する。
1.第1態様
まず、本発明の有機EL表示装置の第1態様について説明する。本態様の有機EL表示装置は、上述した有機EL表示装置であって、透明基板、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部、および上記開口部に形成された着色層を有する有機EL表示装置用カラーフィルタと、基板および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板とを有し、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL素子側基板とが、上記着色層および上記有機EL素子が対向するように配置された態様である。
このような本態様の有機EL表示装置としては、既に説明した図1と同様とすることができる。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL素子側基板と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタとを少なくとも有するものであり、通常、上記有機EL素子を封止するシール剤を有するものである。
本態様の有機EL表示装置の製造方法としては、上記各構成が密着性良く積層されたものとする方法であれば良く、一般的な有機EL表示装置の製造方法を用いることができる。具体的には、図2に例示するように、有機EL素子側基板20および有機EL表示装置用カラーフィルタ10を対向するように配置し(図2(a))、次いで、図2(b)に示すように、不活性ガス中において上記有機EL素子側基板20および有機EL表示装置用カラーフィルタ10の周縁部をシール剤27により封止する方法を挙げることができる。なお、図2中の符号については、図1と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。上記有機EL素子側基板の形成方法としては、有機EL表示装置の製造に一般的に用いられる方法を使用することができる。
2.第2態様
次に、本発明の有機EL表示装置の第2態様について説明する。本態様の有機EL表示装置は、上述した有機EL表示装置であって、透明基板、上記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部および上記開口部に形成された着色層を有する有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ上に直接形成された有機EL素子とを有する態様である。ここで、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ上に直接形成されたとは、上記有機EL表示装置用カラーフィルタを支持体として形成されているものをいうものである。したがって、上記有機EL表示装置用カラーフィルタが支持体として用いられるのであれば、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL素子との間に他の部材を有するものであっても良い。
このような本態様の有機EL表示装置を、図を参照して説明する。図3は、本態様の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。図3に例示するように、本態様の有機EL表示装置30は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10と、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10のオーバーコート層4上に直接形成された有機EL素子25とを有するものである。また、上記有機EL素子25は、白色発光層を含む有機EL層23を有し、上記有機EL表示装置30は、背面電極層22および有機EL層23の開口部に形成された絶縁層26を有するものである。なお、図3中の符号については、図1のものと同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記有機EL素子とを少なくとも有するものである。
本態様の有機EL表示装置は、有機EL表示装置用カラーフィルタと、有機EL素子とを少なくとも有するものであるが、必要に応じて、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ表面と、上記有機EL素子の透明電極層との間に形成されるアンカー層を有するものであっても良い。上記アンカー層は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと、上記透明電極層との密着性を向上するために設けられるものである。
このようなアンカー層の形成材料としては、例えば酸化ケイ素、窒化ケイ素、窒化酸化ケイ素等が挙げられる。
また、アンカー層の形成方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、電子ビーム(EB)蒸着法や抵抗加熱法などの真空蒸着法、レーザーアブレーション法、化学気相成長(CVD)法等が挙げられる。これらの中でも、生産性の観点から、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法が好ましく用いられる。
上記アンカー層の膜厚は、通常2nm〜200nm程度であり、好ましくは5nm〜50nm程度である。
また、本態様においては、上記有機EL表示装置用カラーフィルタと透明電極層との間にバリア層が形成されていても良い。上記オーバーコート層が形成されている場合、バリア層はオーバーコート層と透明電極層との間に形成される。このバリア層は、有機EL層へ水蒸気や酸素が到達するのを遮断するために設けられるものである。本態様においては、上記アンカー層に替えてバリア層が形成されていても良く、上記アンカー層およびバリア層の両方が形成されていても良い。
本態様に用いられるバリア層としては、水蒸気や酸素に対してバリア性を発現することができれば特に限定されるものではなく、例えば透明無機膜、透明樹脂膜、あるいは有機−無機ハイブリッド膜等が用いられる。中でも、バリア性が高い点から、透明無機膜が好ましい。
上記透明無機膜の形成材料としては、例えば酸化アルミニウム、酸化ケイ素、および酸化マグネシウム等の酸化物;窒化ケイ素等の窒化物;窒化酸化ケイ素等の窒化酸化物;などが用いられる。特に、ピンホールや突起が生じにくくガスバリア性が高いことから、窒化酸化ケイ素が好適である。
また、バリア層は、単層であっても良く、多層であっても良い。例えば、バリア層が複数の窒化酸化ケイ素膜が積層された多層である場合は、バリア性をさらに高めることができる。また、バリア層が多層である場合は、各層にそれぞれ異なる材料を用いても良い。
バリア層の膜厚としては、用いる透明基板やバリア層の形成材料の種類、あるいはバリア層が単層であるか多層であるかによって異なるものであり一概に規定できないが、通常、バリア層全体で5nm〜5μm程度である。バリア層の厚みが薄すぎるとバリア性が不十分となる可能性があり、またバリア層の厚みが厚すぎると薄膜の膜応力によるクラック等の現象が生じ易いからである。
上記バリア層が透明無機膜である場合、この透明無機膜の形成方法としては、真空状態で形成できる膜の形成方法であれば特に限定されるものではなく、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、電子ビーム(EB)蒸着法や抵抗加熱法等の真空蒸着法、原子層エピタキシ(ALE)法、レーザーアブレーション法、化学気相成長(CVD)法等が挙げられる。これらの中でも、生産性の観点から、スパッタリング法、イオンプレーティング法、CVD法が好ましく用いられる。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ上に、上記有機EL素子を形成することにより製造されるものである。このような有機EL素子の形成方法としては、上記有機EL素子を密着性良く積層することができる方法であれば良く、一般的な有機EL表示装置の製造方法を用いることができる。具体的には、図4に例示するように、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10を準備し(図4(a))、スパッタ法により、上記有機EL表示装置用カラーフィルタ10のオーバーコート層4上に、透明電極層24を形成した後、パターン状に絶縁層26を形成する(図4(b))。その後、絶縁層26をマスクとして用い、真空蒸着法により白色発光層を含む有機EL層23、背面電極層22をこの順で形成し(図4(c))、有機EL表示装置30を形成する。なお、図4中の符号については、図1と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
3.第3態様
次に、本発明の有機EL表示装置の第3態様について説明する。本態様の有機EL表示装置は、基板、および上記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板と、上記有機EL素子側基板上に直接形成された着色層とを有する態様である。ここで、上記有機EL素子側基板上に直接形成されたとは、上記有機EL素子側基板を支持体として形成されているものをいうものである。したがって、上記有機EL素子側基板が支持体として用いられるのであれば、上記有機EL素子側基板と、上記着色層との間に他の部材を有するものであっても良い。
このような本態様の有機EL表示装置を図を参照して説明する。図5は、本態様の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。図5に例示するように、本態様の有機EL表示装置30は、基板21、および上記基板21上に形成された有機EL素子25を有する有機EL素子側基板20と、上記有機EL素子側基板20上に形成された、オーバーコート層4と、上記オーバーコート層4上に直接形成され、開口部を備える遮光部2と、上記開口部に形成された赤色パターン3R、緑色パターン3Gおよび青色パターン3Bを含む着色層3とを有するものである。ここで、上記緑色パターン3Gは、PG58と、黄色顔料とを含むものである。また、上記有機EL素子25は、白色発光層を含む有機EL層23を有するものである。なお、図5中の符号については、図1のものと同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL素子側基板と、上記着色層とを少なくとも有するものであり、通常、上記遮光部を有するものである。なお、本態様の有機EL表示装置の各構成については、上記と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL素子側基板と、着色層とを少なくとも有するものであれば良いが、必要に応じて、上記有機EL素子側基板表面に平坦性の改良を目的としたオーバーコート層や、上記有機EL素子が水蒸気や酸素と接することを抑制することを目的としたバリア層や、上記透明電極層と他部材との密着性向上を目的として、上記透明電極層上に形成されるアンカー層を有するものであっても良い。また、バリア層およびアンカー層については、上記「2.第2態様」の項に記載したものと同様とすることができる。
本態様の有機EL表示装置は、上記有機EL素子側基板上に、上記着色層を形成することにより製造されるものである。このような着色層の形成方法としては、上記着色層を精度良く形成できる方法であれば良い。具体的には、図6に例示するように、上記有機EL素子側基板20上に、オーバーコート層4を形成する(図6(a))。次いで、遮光部形成用塗工液を塗布し、遮光部形成用層を形成した後、パターン状に露光し、開口部を備える遮光部2を形成する(図6(b))。次いで、緑色パターン3G、赤色パターン3Rおよび青色パターン3Bを遮光部2と同様の形成方法により形成し有機EL表示装置30を形成する(図6(c))。なお、図6中の符号については、図1と同一の部材を示すものであるので、ここでの説明は省略する。また、上記有機EL素子側基板の形成方法としては、有機EL表示装置の製造に一般的に用いられる方法を使用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
なお、本発明はいかなる理論にも拘束されるものではないが、輝度向上および高色再現域(NTSC100%)達成のメカニズムとしては、およそ以下のようなものではないかと推察される。もっとも、本発明が以下の説明によって限定されることがあってはならないことは言うまでもない。通常、白色発光有機EL素子は、従来のバックライト光源(CCFL)と比べて、相対的に緑色部の発光強度が低く、青色部および赤色部の発光強度が高い。従来は、赤色部の発光強度が低いため、赤色の輝度を確保するために、透過スペクトルが短波長側から始まるカラーフィルタが用いられてきた。しかし、従来の顔料を用いたカラーフィルタと、白色発光有機EL素子とを組み合わせた場合、赤色部の発光強度が高いため白色発光が赤味を帯びてしまい、ホワイトバランスずれてしまう。従来の赤色顔料でホワイトバランスの調整を行うと、赤色顔料の輝度を下げて調整することになることから白色の輝度が低下する。そこで、本発明においては、従来よりも長波長側に透過スペクトルカーブを有する赤色顔料を用いることにより、意外にも、赤色顔料の輝度を低下させること無く、ホワイトバランスの調整が可能となることから白色の輝度が向上することを知見した。このような本発明によれば、白色の輝度を向上させることができ、かつ高色再現域(NTSC100%)を達成することができる。
以下に、実施例と比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定解釈されるものではない。
実施例1
着色組成物の調製
まず、顔料に配合するための硬化性樹脂組成物を以下の方法で調製した。重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63質量部、アクリル酸(AA)を12質量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6質量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88質量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(重合開始剤)を7質量部添加し、均一に溶解させた。その後、窒素気流下、85℃で2時間攪拌し、更に100℃で1時間反応させた。得られた溶液に、更にメタクリル酸グリシジル(GMA)を7質量部、トリエチルアミンを0.4質量部、及びハイドロキノンを0.2質量部添加し、100℃で5時間攪拌し、共重合樹脂溶液(固形分50%)を得た。
共重合樹脂溶液(固形分50%)の組成
・メタクリル酸メチル(MMA)(株式会社クラレ製): 63質量部
・アクリル酸(AA)(日本触媒製): 12質量部
・メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)(日本触媒製): 6質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)(純正化学社製): 88質量部
・2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(重合開始剤)(商品名:ABN−R、株式会社日本ファインケム社製): 7質量部
・メタクリル酸グリシジル(GMA)(日本油脂株式会社製): 7質量部
・トリエチルアミン(和光純薬社製): 0.4質量部
・ハイドロキノン(精工化学社製): 0.2質量部
次に、下記の材料を室温で攪拌および混合して硬化性樹脂組成物を得た。
硬化性樹脂組成物の組成
・上記共重合樹脂溶液(固形分50%): 16質量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(商品名:SR399、サートマー社製): 24質量部
・オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(商品名:エピコート180S70、油化シェルエポキシ社製): 4質量部
・2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン(商品名:イルガキュア907、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ社製):4質量部
・ジエチレングリコールジメチルエーテル(純正化学社製): 52質量部
続いて、下記の材料を、ペイントシェーカー(浅田鉄鋼社製、ビーズ径:0.3mm)を用いて混合し、赤色着色組成物を得た。なお、赤色顔料の透過率50%である波長は、604nmであった。
赤色着色組成物の組成
・顔料:C.I.ピグメントレッド208(商品名:Graphtol Red HF2B、クラリアント社製) 4.0質量部
・分散剤:Disperbyk111(ビックケミー・ジャパン社製) 1.6質量部
・上記硬化性樹脂組成物: 20.8質量部
・溶剤:3−メトキシブチルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)73.6質量部
また、緑色着色組成物および緑色着色組成物を、下記の材料を用いた以外は赤色着色組成物の調製方法と同様の方法で調製した。
緑色着色組成物の組成
・顔料:C.I.ピグメントグリーン58 3.6質量部
・顔料:C.I.ピグメントイエロー150(商品名:Byplast Yellow 5GN01、ランクス社製) 0.4質量部
・分散剤:Disperbyk111(ビックケミー・ジャパン社製): 1.6質量部
・上記硬化性樹脂組成物: 20.8質量部
・溶剤:3−メトキシブチルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)73.6質量部
青色着色組成物の組成
・顔料:C.I.ピグメントブルー15:6(商品名:Chromofine Blue 5201A、大日精化工業製) 3.6質量部
・顔料:C.I.ピグメントバイオレット23(商品名:Fast Violet BLD、山陽色素社製) 0.4質量部
・分散剤:Disperbyk111(ビックケミー・ジャパン社製): 1.6質量部
・上記硬化性樹脂組成物: 20.8質量部
・溶剤:3−メトキシブチルアセテート(ダイセル化学工業株式会社製)73.6質量部
カラーフィルタの製造
上記で調製した着色組成物を用い、カラーフィルタを以下の方法で製造した。まず、厚み1.1mmのガラス基板(旭硝子株式会社製 AN材)上にブラックマトリックス形成用組成物としてネガ型感光性レジスト(商品名:CFPR DN−83、東京応化工業株式会社製)をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、膜厚約1μmの遮光層を形成した。当該遮光層を、超高圧水銀ランプで遮光パターンに露光した後、0.05質量%水酸化カリウム水溶液で現像し、その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより加熱処理を施して、遮光部を形成すべき領域にブラックマトリクスを形成した。
続いて、上記のようにしてブラックマトリクスを形成した基板上に、上記赤色着色組成物をスピンコーティング法により塗布(塗布厚み1.5μm)し、その後、70℃のオーブン中で3分間乾燥した。次いで、赤色着色組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて着色層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05質量%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、赤色硬化性着色組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を180℃の雰囲気下に30分間放置することにより、加熱処理を施して赤色画素を形成すべき領域に赤色のレリーフパターンを形成した。
次に、上記緑色着色組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、緑色画素を形成すべき領域に緑色のレリーフパターンを形成した。さらに、上記青色着色組成物を用いて、赤色のレリーフパターン形成と同様の工程で、青色画素を形成すべき領域に青色のレリーフパターンを形成し、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色からなる着色層を形成した。着色層の膜厚はそれぞれ2.0μmであった。
さらに、上記のようにして着色層を形成した基板上に、上記硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し、乾燥塗膜2μmの塗布膜を形成した。硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置してプロキシミティアライナ(商品名:TME−150R、TOPCON社製)により2.0kWの超高圧水銀ランプを用いて保護層の形成領域に相当する領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05質量%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後、基板を200℃の雰囲気中に30分間放置することにより加熱処理を施して保護膜を形成した。
上記のようにして着色層および保護層を形成した基板上に、硬化性樹脂組成物をスピンコーティング法により塗布、乾燥し塗布膜を形成した。硬化性樹脂組成物の塗布膜から100μmの距離にフォトマスクを配置して、プロキシミティアライナにより2.0kWの超高圧水銀ランプを用いてスペーサの形成領域のみに紫外線を10秒間照射した。次いで、0.05質量%水酸化カリウム水溶液(液温23℃)中に1分間浸漬してアルカリ現像し、硬化性樹脂組成物の塗布膜の未硬化部分のみを除去した。その後基板を200℃の雰囲気中に30分間放置することにより加熱処理を施して、カラーフィルタを得た。
実施例2
赤色着色組成物の組成において、顔料を以下のとおりとした以外は、実施例1と同様にして、着色組成物を調製した。続いて、実施例1と同様の方法で、カラーフィルタを製造した。なお、赤色顔料の透過率50%である波長は、608nmであった。
顔料:C.I.ピグメントレッド264(商品名:Hostaperm Rubine D3B、クラリアント社製) 4.0質量部
比較例1
赤色着色組成物の組成において、顔料を以下のとおりとした以外は、実施例1と同様にして、着色組成物を調製した。続いて、実施例1と同様の方法で、カラーフィルタを製造した。なお、赤色顔料の透過率50%である波長は、597nmであった。
顔料:C.I.ピグメントレッド177(商品名:Chromofine Red 6605、大日精化工業製) 4.0質量部
光学特性試験
上記の実施例1〜2および比較例1で製造したカラーフィルタについて、カラーフィルタの透過光において、CIE色度座標における赤色、緑色、青色、および白色の色度座標x、yおよび輝度Yを顕微分光装置OSP−SP2000(OLYMPUS社製)を用いて測定した。
結果は、それぞれ表1〜3に示されるとおりであり、実施例のカラーフィルタでは、比較例のカラーフィルタと比べて、白色の輝度Yが高いものであることがわかる。さらに、高色再現域を達成できていることがわかる。
Figure 2010128306
Figure 2010128306
Figure 2010128306
有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の有機EL表示装置用カラーフィルタの一例および本発明の第1態様の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の第2態様の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の第2態様の有機EL表示装置の製造工程例を示す概略断面図である。 本発明の第3態様の有機EL表示装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の第3態様の有機EL表示装置の製造工程例を示す概略断面図である。 三種の赤色顔料の透過スペクトルを示す図である。
符号の説明
1 透明基板
2 遮光部
3 着色層
3R 赤色パターン
3G 緑色パターン
3B 青色パターン
4 オーバーコート層
10 有機EL表示装置用カラーフィルタ
20 有機EL素子側基板
21 基板
22 背面電極層
23 有機EL層
24 透明電極層
25 有機EL素子
26 絶縁層
27 シール剤
30 有機EL表示装置

Claims (7)

  1. 白色発光層を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を有し、前記白色発光層からの白色光を発光光源とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられ、
    透明基板と、前記透明基板上に形成され、開口部を備える遮光部と、前記開口部に形成された着色層とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタであって、
    前記着色層が、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を有する、有機エレクトロルミネッセンス表示装置用カラーフィルタ。
  2. 前記顔料がC.I.ピグメントレッド264および/またはC.I.ピグメントレッド208である、請求項1に記載のカラーフィルタ。
  3. 請求項1または2に記載のカラーフィルタを具備してなる、有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  4. 前記白色発光層の発光スペクトルにおいて、緑色光ピークの最大発光強度と青色光ピークの最大発光強度の比が、0.3〜0.8の範囲内であることを特徴とする、請求項3に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  5. 請求項1または2に記載のカラーフィルタと、基板および前記基板上に形成された有機EL素子を有する有機EL素子側基板とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置であって、
    前記カラーフィルタと、前記有機EL素子側基板とが、前記着色層および前記有機エレクトロルミネッセンス素子が対向するように配置された、有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  6. 請求項1または2に記載のカラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に直接形成された有機エレクトロルミネッセンス素子とを有する、有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  7. 基板および前記基板上に形成された有機エレクトロルミネッセンス素子を有する有機EL素子側基板と、前記有機EL素子側基板上に直接形成された着色層とを有する有機エレクトロルミネッセンス表示装置であって、
    前記着色層が、透過率50%である波長が600nm〜660nmである顔料を有する、有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
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