JP4904035B2 - 踏段の異常検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エスカレータや動く歩道といった乗客コンベアの踏段が、踏段ローラの破損又は脱落等で沈下する異常を検出できる異常検出装置及びこの異常検出装置を備える乗客コンベアに関する。
乗客コンベアは、両側端部に踏段ローラを有する踏段を複数備えている。これらの複数の踏段は、無端状の踏段チェーンによって連結されて、トラス内で一方の乗降口と他方の乗降口との間を循環移動する。踏段チェーンの移動方向に沿ってガイドレールが設けられ、このガイドレール上を各踏段の踏段ローラが転動することにより、踏段の移動が案内される。
踏段ローラの寿命その他の理由により、乗客コンベアの運転中に、踏段ローラが破損することがある。このような踏段ローラの破損は、安全上好ましくない。そのため、踏段ローラが破損した時には、その破損したことを速やかに検出して、乗客コンベアの運転を停止できるようにすることが望まれる。
従来知られている踏段ローラの異常検出装置としては、踏段ローラの破損に伴う踏段の沈下を検出する安全装置がある。この安全装置の一例を図3及び図4を用いて説明する。図3は、従来の安全装置を説明するためのトラス内における踏段の近傍の要部説明図である。また、図4は、図3に示す踏段の後輪ローラ近傍の要部説明図である。
踏段10は、踏板11及びライザ12とを有し、これらの踏板11及びライザ12は踏段フレーム13に固定されている。また、この踏段フレーム13の前側には踏段ローラとしての前輪ローラ14が回動可能に取り付けられ、踏段フレーム13の後側には踏段ローラとしての後輪ローラ15が回動可能に取り付けられている。この後輪ローラ15は、ガイドレール2上を転動し、同様に前輪ローラ14は、図示しない別のガイドレール上を転動する。この後輪ローラ15の破損を検出するために、後輪ローラ15の回転軸を保持する部分の踏段フレーム13の下側に安全装置が設けられている。
この安全装置は、ガイドレール2に取り付け固定された支持部材31と、この支持部材31に支持され、踏段フレームに近接して設けられた検出片32と、この検出片32を支持部材31に回動可能に取り付ける回転軸材33と、検出片32の一方の端部に作動片が接するように支持部材31に設けられたリミットスイッチ34とを備えている。このリミットスイッチ34の作動片は、前記検出片32が回動したときに、一方向に平行移動することによりリミットスイッチ34が動作するようになっている。リミットスイッチ34は、図示しない運転制御装置に接続されていて、このリミットスイッチの動作により、この運転制御装置が、乗客コンベアの運転を停止可能になっている。また、このリミットスイッチ34には、このリミットスイッチ34が作動した状態を保持するために、ロック装置35が設けられている。
図示した安全装置は、踏段10の左右に設けられた後輪ローラ15の破損を個別に検出できるように、左右の後輪ローラ15のそれぞれに対応して複数個が設けられる。なお、トラス内における踏段10の進行方向においては、乗降口に設けられたコム部の近傍に設けられる。
このような安全装置の動作を説明すると、定常時には安全装置の検出片32が、後輪ローラ15の回転軸を保持する部分の踏段フレーム13と非接触であり、リミットスイッチは動作しない。これに対して、後輪ローラ15が破損した時には、この破損したローラ側で踏段10が沈下するため、踏段10のガイドレール2上の移動に伴い、前記安全装置の検出片32は、後輪ローラ15の回転軸を保持する部分の踏段フレーム13に接触し、回転軸材33を中心に回転させる。そうすると、この検出片32に接しているリミットスイッチ34の作動片が移動してリミットスイッチ34が作動する。リミットスイッチ34が作動すると、図示しない運転制御装置に運転停止信号を出力し、この運転制御装置が各踏段10を連結している踏段チェーンに駆動力を与える駆動装置に停止信号を出力して運転を停止させる。
上述した後輪ローラ15の破損を検出する安全装置においては、左右の後輪ローラ15のそれぞれの破損を検出できるように、左右の後輪ローラ15にそれぞれ安全装置が設けられていた。安全装置のリミットスイッチ34は、コストアップの要因であり、また、乗客コンベアへの安全装置の取り付け作業を容易にかつ短時間で行うためにも、リミットスイッチが全体として少ない個数で、踏段の破損を検出できることが求められている。また、安全装置に用いられるリミットスイッチ34は、後輪ローラを作業員が交換するまでは乗客コンベアの運転を停止させるために、踏段の破損を検出後に作動片が自動復帰するのを防止するロック装置35を具備する高価なものを用いる必要があり、この点でもコストアップの要因となっていた。
また、従来の安全装置は、往路側の後輪ローラのみの破損を検出できるものであり、前輪ローラ14の破損などは検出することができなかった。
本発明は、上記の問題を有利に解決するものであり、高価なリミットスイッチの個数を減らして取り付け作業性を向上させることができ、また、往路側の後輪ローラの破損以外の踏段の異常を検出することができる踏段の異常検出装置及びこの踏段の異常検出装置を具備する乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の踏段の異常検出装置は、トラス内の往路側の踏段の下方で、この踏段の進行方向と直交する方向に延びる棒状の部材からなり、長手方向を回転軸として回動可能に設けられた検出軸材と、この検出軸材の外周面上に突設され、前記往路側の踏段の両側端部に設けられた左右の踏段ローラ近傍の踏段構成部材に先端部が近接する複数の検出片と、この検出軸材へ同一軸心に取り付けられたカムと、このカムに作動片が接するリミットスイッチとを備え、前記複数の検出片が、前記踏段の前輪軸近傍の踏段構成部材及び後輪軸近傍の踏段構成部材のそれぞれに向けて突設されていることを特徴とする。
本発明の踏段の異常検出装置によれば、左右の踏段ローラの異常を一個のリミットスイッチで検出でき、部品数を削減した簡素化した構成の異常検出装置となるので、コストダウン及び取り付け作業効率の向上を図ることができる。また、後輪ローラばかりでなく、前輪ローラなどの異常も検出することができる。
また、本発明の乗客コンベアは、上述した踏段の異常検出装置を備えるので、速やかに踏段の異常を検出して、乗客コンベアの運転を停止することができる。
(実施例1)
以下、本発明の踏段の異常検出装置及びこの踏段の異常検出装置を備える乗客コンベアの実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の踏段の異常検出装置を具備する乗客コンベアの一例としてのエスカレータのトラスを乗降口近傍で切断して正面から見た図である。図1においてトラス1内にガイドレール2が取り付け固定され、このガイドレール2に案内される往路側及び帰路側の踏段10が配設されている。
乗客が乗る踏段10は、踏板11及びライザ12とを有し、これらの踏板11及びライザ12は踏段フレーム13に固定されている。また、この踏段フレーム13の前側には踏段ローラとしての前輪ローラ14が回動可能に取り付けられ、踏段フレーム13の後側には踏段ローラとしての後輪ローラ15が回動可能に取り付けられている。踏段フレーム13を中央にして左右の前輪ローラ14及び左右の後輪ローラ15で合計4個の踏段ローラが踏段10に取り付けられていて、これらの踏段ローラがガイドレール2上を転動することで踏段10がトラス1内を移動する。
往路側の踏段10の下方に位置する帰路側の踏段10側にも示されるように、左右の前輪ローラ14は、共通の回転軸16に取り付けられ、この回転軸16は、この回転軸16の外周面に対して軸線方向に摺動可能に取り付けられた円筒形の固定部材としてのカラー17を介して、踏段フレーム13に着脱可能に取り付け固定されている。このカラー17の軸線方向の移動を係止するピン18が、踏段フレーム13への回転軸16の取り付け部位に設けられている。
これらの左右の前輪ローラ14の側面部に近接して、踏段チェーン3が設けられている。この踏段チェーン3に各踏段の前輪ローラ14の回転軸が貫通されて、踏段チェーン3の循環移動に伴って踏段10がガイドレール2上を移動する。
左右の後輪ローラ15は、個別の回転軸に取り付けられ、この回転軸が踏段フレーム13の後側に取り付け固定されている。
この踏段10の沈下や、脱落といった異常を検出するために異常検出装置が設けられている。図1に示した本実施例では、この異常検出装置が備える部材の一つとして、トラス1内の往路側の踏段10の下方に、この踏段10の進行方向と直交する方向に延びる棒状の検出軸材21が設けられている。この検出軸材21の長さは、図示した例では左右の前輪ローラ14間距離よりも長く、この検出軸材21の両端部は、トラス1に連結する支持部材22により回動可能に支持されていて、検出軸材21が、踏段10の進行方向と平行な方向に回転可能になっている。支持部材22が検出軸材21を回動可能に支持する手段は、支持部材22に検出軸材21が嵌まり合う孔を設けて、この孔に検出軸材21を取り付けて摺動させるものでもよいし、また、支持部材22に検出軸材21を支持する軸受を設けたものでもよい。
この検出軸材21の外周面上に、検出片としてのスタッドボルト23〜25が踏段に向けて突設されている。これらのうち、左右のスタッドボルト23は、往路側の後輪ローラ15が破損、脱落等して、踏段10が沈下するのを検出するためのものであり、往路側の踏段の後輪ローラ15の回転軸を固定する踏段フレーム13に、各スタッドボルト23の先端部が近接するように、検出軸材21からの突出量をナットで調整可能に固着されている。
また、左右のスタッドボルト24は、帰路側の後輪ローラ15の浮き上がりを検出するためのものであり、帰路側の踏段10の後輪ローラ15の回転軸を固定する踏段フレーム13に、各スタッドボルト24の先端部が近接するように、検出軸材21からの突出量をナットで調整可能に固着されている。なお、このスタッドボルト24は、往路側用のスタッドボルト23を検出軸材21から上方に位置させるための重りの役割も果たしている。
また、左右のスタッドボルト25は、往路側の前輪ローラ14が破損、脱落などにより沈下するのを検出するためのものであり、左右の前輪ローラ14を連結する回転軸16に、各スタッドボルト25の先端部が近接するように、検出軸材21からの突出量をナットで調整可能に固着されている。図示した左右のスタッドボルト25は、前記回転軸16のカラー17に近接して設けられていて、何らかの理由により運転中にカラー17が軸線方向の中央寄りに移動した場合には、スタッドボルト25の先端部にカラー17が接触するようになっている。
これらのスタッドボルト23〜25が取り付けられた検出軸材21の一方の端部に、この検出軸材21に固着されたカム26を介してリミットスイッチ27が設けられている。このカム26及びリミットスイッチ27について、図2を用いてより具体的に説明する。
図2は、カム26及びリミットスイッチ27が設けられた検出軸材21を軸線方向から見た要部説明図である。図2では、既に述べた検出片の一つとして検出軸材21の外周部に突設されているスタッドボルト25を示している。このスタッドボルト25の先端部は、往路側の踏段10の踏段フレーム13の前側に取り付けられた回転軸16に近接して設けられている。この回転軸16は、カラー17を介して踏段フレーム13に取り付けられ、このカラー17は、ピン18により軸線方向の移動が係止されている。このピン18による係止が何らかの異常により外れ、カラー17が軸線方向に移動すると、このカラー17の外周部がスタッドボルト25の先端部に接するように、スタッドボルト25は配設されている。
カム26は、検出軸材21の外周部に固着されて、例えば検出軸材21の一方の端部に設けられている。このカム26は、検出軸材21と同一軸心になる概略円形の断面を有し、この外周上の一箇所に溝部26aを有している。
リミットスイッチ27は、カム26に近接して設けられ、例えば検出軸材21端部を回動可能に支持する支持部材22に取り付け固定されている。このリミットスイッチ27の作動片27aは、定常時にカム26の溝部26aに接している。そして、検出軸材21が軸中心に回転すると、この検出軸材21に固着しているカム26も回転して、リミットスイッチ27の作動片27aが溝部26aから外れ、作動片27aが検出軸材21の半径方向外側に押されてリミットスイッチ27が作動する設定となっている。なお、カム26について溝部26aは一箇所のみ設けられているので、カム26の回転により作動片27aがいったん検出軸材21の半径方向外側に押された後は、作動片27aがこの溝部26aに復帰することはなく、作業員が復帰の作業を行うまでは、リミットスイッチ27の作動状態が保持される。
以上説明した部材を備える踏段の異常検出装置は、踏段の異常が発生していない定常時においては、異常を検出するリミットスイッチ27の作動片27aが検出軸材21に固着されたカム26の溝部26aに接しており、リミットスイッチ27は動作していない。
そして、例えば往路側の後輪ローラ15が破損又は脱落した時には、後輪ローラ15の回転軸を取り付け固定している踏段フレーム13が沈下するので、この踏段フレーム13がスタッドボルト23と接触して、スタッドボルト23及びこのスタッドボルト23が突設されている検出軸材21が、検出軸材21を回転軸として回転する。この検出軸材21の回転と共に、当該検出軸材21の端部に固着されたカム26が回転して、このカム26の溝部26aに接していたリミットスイッチ27の作動片27aが溝部26aから外れ、作動片27aが検出軸材21の半径方向外側に押されてリミットスイッチ27が作動する。このリミットスイッチ27の作動により、図示しない運転制御装置に運転停止信号を出力し、この運転制御装置が、各踏段10を連結している踏段チェーン3に駆動力を与える駆動装置に停止信号を出力して運転を停止させる。
また、往路側の前輪ローラ14が破損又は脱落した時は、前輪ローラ14が取り付けられている共通の回転軸16が沈下するので、この回転軸16がスタッドボルト25と接触する。したがって、上述した後輪ローラ15が破損又は脱落した時と同様に、スタッドボルト25及びこのスタッドボルト25が突設されている検出軸材21が、検出軸材21を回転軸として回転する。この検出軸材21の回転と共に、当該検出軸材21の端部に固着されたカム26が回転して、このカム26の溝部26aに接していたリミットスイッチ27の作動片27aが溝部26aから外れ、作動片27aが検出軸材21の半径方向外側に押されてリミットスイッチ27が作動する。
また、帰路側の後輪ローラ15が何らかの原因で浮き上がった時は、後輪ローラ15の回転軸を取り付け固定している踏段フレーム13が浮き上がるので、この踏段フレーム13がスタッドボルト24と接触する。したがって、上述した後輪ローラ15が破損又は脱落した時と同様に、スタッドボルト24及びこのスタッドボルト24が突設されている検出軸材21が、検出軸材21を回転軸として回転する。この検出軸材21の回転と共に、当該検出軸材21の端部に固着されたカム26が回転して、このカム26の溝部26aに接していたリミットスイッチ27の作動片27aが溝部26aから外れ、作動片27aが検出軸材21の半径方向外側に押されてリミットスイッチ27が作動する。
このようにして、本実施形態の異常検出装置は、左右の往路側の後輪ローラ15、左右の往路側の前輪ローラ14及び左右の帰路側の後輪ローラ15のいずれかが破損、脱落した場合に、左右のスタッドボルト23、左右のスタッドボルト25及び左右のスタッドボルト24が突設されている検出軸材21の回転によりリミットスイッチ27が作動するので、リミットスイッチ27は一個を配設すれば足り、最小の個数のリミットスイッチ27で、上述した左右の往路側の後輪ローラ15、左右の往路側の前輪ローラ14及び左右の帰路側の後輪ローラ15のいずれの破損、脱落をも検出することができる。
また、これらの踏段ローラの破損等を検出する装置がユニット化されているので、部品数が削減され、簡素化した構造となり、取付作業を容易に、短時間で行うことができ、取付作業能率の向上を図ることができる。
また、本実施形態の異常検出装置は、従来技術のような往路側の後輪ローラ15の破損、脱落の検出ばかりでなく、往路側の前輪ローラ14の破損、脱落をも検出することができるし、さらに、帰路側の後輪ローラの浮き上がりを検出することもできる。したがって、踏段の異常が発生した場合に、従来の安全装置に用いられていた検出装置よりも速やかに異常を検出し、乗客コンベアの運転を停止することができる。
また、本実施形態の異常検出装置は、前輪ローラ14の破損、後輪ローラの破損の検出ばかりでなく、前輪ローラ14の回転軸16を踏段フレーム13に固定するカラー17が、ピン18の不良やピン18の先端部をカラー17に向けて付勢させるためのバネの劣化などにより、回転軸16の軸線方向に移動することを、スタッドボルト25により検出することができるので、運転中のカラー17の移動により踏段10が脱落することを未然に防止することができる。
また、本実施形態の異常検出装置は、リミットスイッチ27の作動片27aと接するカム26が、円形断面の外周部の一部に設けられた溝部26aを有しているので、踏段の異常発生時にカム26の回転により作動片27aがいったん検出軸材21の半径方向外側に押された後は、作動片27aがこの溝部26aに復帰することはなく、作業員が復帰の作業を行うまでは、リミットスイッチ27の作動状態が保持される。したがって、リミットスイッチ27には作動状態を保持するロック装置を別途に設けたものを用いる必要がなく、構造がシンプルで故障に強く、安価なリミットスイッチを用いることができる。
また、また、本実施形態の異常検出装置は、検出片としてスタッドボルト23〜25を用いているため、各スタットボルトの先端部と踏段構成部材との距離を容易に調整することができる。
また、本実施形態の異常検出装置は、トラス1内における往路側の踏段10と帰路側の踏段10との空間に配設されることから、既存の乗客コンベアにも容易に配設可能である。
以上、図面を用いて本発明の実施例を具体的に説明したが、本発明は、図面及び実施例の記載に限定されるものではなく、幾多の変形が可能である。例えば、図面では、乗客コンベアについて、エスカレータの例をもって説明したが、本発明の乗客コンベアは、エスカレータに限られず、動く歩道に適用することもできる。
本発明の乗客コンベアの断面図である。 本発明の異常検出装置のリミットスイッチ近傍の要部説明図である。 従来の安全装置の説明図である。 従来の安全装置の説明図である。
符号の説明
1 トラス
2 ガイドレール
3 踏段チェーン
10 踏段
13 踏段フレーム
14 前輪ローラ
15 後輪ローラ
16 回転軸
17 カラー(固定部材)
21 検出軸材
23 スタッドボルト(検出片)
24 スタッドボルト(検出片)
25 スタッドボルト(検出片)
26 カム
27 リミットスイッチ

Claims (4)

  1. トラス内の往路側の踏段の下方で、この踏段の進行方向と直交する方向に延びる棒状の部材からなり、長手方向を回転軸として回動可能に設けられた検出軸材と、
    この検出軸材の外周面上に突設され、前記往路側の踏段の両側端部に設けられた左右の踏段ローラ近傍の踏段構成部材に先端部が近接する複数の検出片と、
    この検出軸材へ同一軸心に取り付けられたカムと、
    このカムに作動片が接するリミットスイッチとを備え
    前記複数の検出片が、前記踏段の前輪軸近傍の踏段構成部材及び後輪軸近傍の踏段構成部材のそれぞれに向けて突設されていることを特徴とする踏段の異常検出装置。
  2. 前記検出片が、帰路側の踏段の踏段構成部材にも先端部が近接するものである請求項1記載の踏段の異常検出装置。
  3. 前記検出片の先端部が、前記踏段の前輪軸を踏段のフレームに着脱可能に固定する固定部材に近接させて設けられている請求項1記載の踏段の異常検出装置。
  4. 前記カムが、円形断面の外周部の一部に設けられた溝部を有し、定常時に前記リミットスイッチの作動片がこの溝部に接している請求項1記載の踏段の異常検出装置。
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