JP2007191284A - 乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エスカレータ等の手摺ベルトを駆動するための駆動チェーンが、機械的な摩耗により長くなり、使用に耐え得ない状態になっているか否かを的確に検知できる乗客コンベアの駆動チェーン駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動チェーン8に当接し、その駆動チェーン8の循環移動に従動して回転可能なアイドラー12と、このアイドラー12を捕捉し、アイドラー12を駆動チェーン8のたわみが解消する方向に付勢する付勢機構13と、この付勢機構13により付勢されて移動するアイドラー12の位置を検出可能な位置検出器14とを備える。
作業員は、位置検出器14の指針14bが指し示した目盛板14aの目盛位置から、駆動チェーン8のたわみ程度、すなわち駆動チェーン8の摩耗による長さの伸び程度が許容範囲内か否かを客観的に検知し、迅速かつ適切に保守可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、手摺ベルトを駆動する駆動ベルトが、踏み板と同期して循環移動するように駆動する乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の改良に関する。
従来、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアでは、動摩擦力を利用して手摺ベルトを捕捉した駆動ベルトを、電動機が踏み板とともに駆動するように構成された手摺ベルト駆動装置が組み込まれている。(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、従来の手摺ベルト駆動装置が組み込まれた乗客コンベアの概略構成を示した側面図である。
まず、無端状に連結された踏み板1には踏み板チェーン1aが連結され、その踏み板チェーン1aを巻き掛けた駆動輪2aがタイミングベルト2bを介して電動機(モータ)2に連結されているので、踏み板1は電動機2の回転駆動力を受けて循環移動可能に構成されている。
踏み板1の両側には欄干3が立設され、踏み板1と連動して循環移動可能な環状の手摺ベルト4がその欄干3に配設されている。
また、欄干3には、高い動摩擦力で手摺ベルト4の内周面に接触させた駆動ベルト5が同様に配設され、その駆動ベルト5は、復路側において、踏み板1を循環移動させる電動機2の回転駆動力を受けて循環移動するので、往路側において、手摺ベルト4は、踏み板1の移動方向に同期して循環移動することができる。
電動機2の回転駆動力により、駆動ベルト5が循環移動する乗客コンベアにおける手摺ベルト駆動装置の構成並びにその動作を、要部を拡大して示した図8(a)を参照して説明する。
すなわち、図8(a)に要部を拡大して示したように、循環移動する駆動ベルト5の復路側に、駆動ベルト5の長手方向に沿い、その上面が接触するように4個の駆動ローラ6(61〜64)が間隔をなして配設されるとともに、これら駆動ローラ6(61〜64)に対向しつつ、駆動ベルト5を間に挟んで押圧回転する4個の加圧ローラ7(71〜74)が配置されている。
なお、加圧ローラ7(71〜74)を駆動ローラ6(61〜64)に向けて押圧するためにバネ7aが設けられている。
2次手摺チェーンである駆動チェーン8は、上記駆動ローラ6(61〜64)、固定スプロケット9、据え付け時に前記駆動チェーン8における張り具合を調整するための緊張スプロケット10、及び図8(b)に示したように2段構成からなる中継スプロケット11に掛け回わされ、その中継スプロケット11は1次手摺チェーン2cを介して駆動輪2aに連結されて構成されている。
従って、電動機2の回転駆動力は、タイミングベルト2b、駆動輪2a、1次手摺チェーン2cを介して中継スプロケット11に伝達されることで、駆動チェーン8が循環移動し、その駆動チェーン8の循環移動により、駆動ベルト5との間で大きな動摩擦力を形成して接触している駆動ローラ6(61〜64)が回転し、駆動ベルト5と一体になって移動する手摺ベルト4が移動する。その結果、手摺ベルト4は、電動機2による駆動により、往路において、踏み板1と同期して循環移動することができる。
上記構成により、駆動ローラ6のがたつきは回避され、駆動ローラ6及び加圧ローラ7は、駆動ベルト5を円滑に循環移動させることができる。
なお、図7及び図8に示した構成において、電動機2はもとより、駆動輪2a、中継スプロケット11、固定スプロケット9、緊張スプロケット10、駆動ローラ6の各回転機構、及びバネ7aの他端側は、不図示のトラスに固定されて組み込まれている。
また、本明細書において説明する踏み板1には、エスカレータにおける踏段はもとより、動く歩道における連続したゴム板をも含むものとする。
特開2004−269155号公報
上記のように、乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、駆動ベルト5は駆動ローラ6と加圧ローラ7とで押圧挟持され、電動機2の回転駆動力により駆動チェーン8を介して駆動ローラ6が回転するので、駆動ベルト5との間の動摩擦力に基づき搬送される手摺ベルト4は、踏み板1の移動に同期にして循環移動することができる。
従って、駆動ローラ6は、駆動チェーン8を介して伝達された電動機2の回転力によって回転するが、複数個の駆動ローラ6及び中継スプロケット11等に掛け回されて循環移動する金属製の駆動チェーン8は、長期間の使用により連結部が機械的に摩耗し、全体の長さが長くなるのは避けられない。
環状の駆動チェーン8の全体長が摩耗により長くなり、たわみ(撓み)が生ずると、図9に示したように、緊張スプロケット10や中継スプロケット11等との間の噛み合わせにガタが発生し、いわゆる歯飛びやノッキング(前後動き)現象が生じたり、最悪の場合には駆動チェーン8が脱落したり破断してしまうことも考えられる。
このように、金属製の駆動チェーン8における各連結部の摩耗により長さが長くなり、駆動チェーン8にたわみが生ずると、駆動ローラ6の回転動作が円滑に行われなくなるから、踏み板1と同期して移動すべき駆動ベルト5の移動も円滑に行われなくなる。その結果、踏み板1上に手摺ベルト4を掴んで乗っている利用客の体勢が崩され、場合によっては転倒しかねない恐れも発生する。
そこで、乗客コンベアでは、乗客の安全上、摩耗により駆動チェーン8が大きくたわんでいないか、また駆動チェーン8の長さが異常に長くなっていないかどうか、作業員による定期的な点検が行われる。
駆動チェーン8にたわみ等がどの程度生じているか否かは、作業員は目視により、あるいは駆動チェーン8を実際に自分の手で押し込み、その張り具合(テンション)を点検することになるが、実際の点検作業は、保守作業員各個々人の手作業等によるものであるから、実際に駆動チェーン8のたわみが安全上、許容できる範囲内であるか否か、交換寿命に到達しているか否か等の判断に、個人差が生じる恐れがある。
従ってまた、作業員の判断にばらつきが生じやすいことを考えると、作業員自身も良否判定に慎重にならざるを得ず、点検作業に手間取るのは避けられなかった。
そこで、本発明は、駆動チェーンの保守点検に際し、作業員が迅速かつ適正に良否判定を行うことが可能な乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置を提供することを目的とする。
本発明は、手摺ベルトを無端状の踏み板と同期して循環移動させるために、手摺ベルトとは摩擦力で接触した駆動ベルトを駆動する乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、前記踏み板を駆動する電動機と、この電動機に駆動される中継スプロケットと、この中継スプロケットに掛け回された環状の駆動チェーンを介して連結され、前記駆動ベルトを駆動する複数個の駆動ローラと、この複数個の駆動ローラにそれぞれ対向して設けられ、各駆動ローラとの間で前記駆動ベルトを押圧して回転可能な複数個の加圧ローラと、前記駆動チェーンに当接し、その駆動チェーンの移動に従って回転可能に設けられたアイドラーと、このアイドラーを付勢し、前記駆動チェーンが緊張するように移動可能な付勢機構と、この付勢機構により付勢されて移動した前記アイドラーの位置を検出可能な位置検出器とを具備することを特徴とする。
上記のように、本発明の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置は、駆動チェーンに当接し、その駆動チェーンの循環移動に従動回転可能なアイドラーと、このアイドラーを捕捉し、アイドラーを駆動チェーンのたわみが解消する方向に付勢可能な付勢機構と、この付勢機構により付勢されて移動するアイドラーの現在位置を検出可能な位置検出器とを具備するので、作業員は位置検出器に指示されたアイドラーの現在位置から駆動チェーンのたわみ程度、すなわち駆動チェーンの摩耗による長さの伸び程度を客観的にかつ正確に把握して、駆動チェーンの交換あるいは修理等が必要か否か等の判断を、適正に行うことが可能である。
従って、本発明の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置によれば、作業員は、駆動チェーンの保守点検作業を迅速かつ適正に行うことができる。
以下、本発明に係る乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の一実施例を図1ないし図6を参照して詳細に説明する。なお、図7ないし図9に示した従来の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置と同一構成には同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
なお、以下の説明では、乗客コンベアはエスカレータであるものとして説明する。
図1は、本発明に係る乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の第1の実施例を採用した乗客コンベア全体の概略側面図である。
すなわち、踏み板1は、電動機2の回転駆動力を受けて上下階間を循環移動し、踏み板1の両側に立設された欄干3には、踏み板1と連動して同方向に同期して循環移動可能な環状の手摺ベルト4が配設されている。
電動機2の回転駆動力を受けて循環移動する駆動ベルト5も、従来と同様に、欄干3に配設され、駆動ベルト5は、手摺ベルト4の内周面に大きな動摩擦力で面接触するので、手摺ベルト4は電動機2の回転駆動力を受け、踏み板2と同期して循環移動できる。
電動機2の回転駆動力を受けて駆動ベルト5を駆動する手摺ベルト駆動装置は、図2にその要部を拡大して示したように、タイミングベルト2b、踏み板チェーン1aが掛け回された駆動輪2a、及び1次手摺チェーン2cを順次介して電動機2に連結されて回転する中継スプロケット11と、この中継スプロケット11とともに環状の駆動チェーン8が掛け回されて、駆動ベルト5の復路に対応して配列された4個(複数個)の駆動ローラ6(61〜64)と、この4個の駆動ローラ6に対向して設けられ、各駆動ローラ6との間で駆動ベルト5を挟んで押圧回転する4個(複数個)の加圧ローラ7とを有して構成されている。
なお、複数個の駆動ローラ6の配列の中央に位置する中間部には、固定スプロケット9が設けられている。
さらに、この実施例の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置は、中継スプロケット11と駆動ローラ64との間で、図示のように、循環移動する駆動チェーン8の外周側に配置されて外側に当接し、その駆動チェーン8の循環移動動作に従動して回転可能なスプロケット、すなわちアイドラー12が設けられている。
アイドラー12には、アイドラー12の回転軸12aを回転自在に捕捉し、アイドラー12を駆動チェーン8のたわみが解消する方向に、すなわち矢印Z方向に、駆動チェーン8の長手方向に対して略垂直(略直角)に当接する方向に付勢する付勢機構13が設けられ、この付勢機構13には、付勢されて移動しているアイドラー12の現在位置を指示可能な位置検出器14が取り付けられている。
図3(a)には、駆動チェーン8に当接するアイドラー12と、そのアイドラー12を駆動チェーン8のたわみが解消する方向に付勢する付勢機構13と、その付勢機構13に取り付けられた位置検出器14の構成を拡大して示している。また、図3(b)は、図3(a)のA−A矢視断面図である。
なお、図1及び図2に示したように、駆動チェーン8に当接するアイドラー12やそのアイドラー12を付勢する付勢機構13等は、実際には、駆動ベルト5の長手方向の傾斜に沿い傾斜して取り付けられるが、図3では説明上、これらアイドラー12やそのアイドラー12を付勢する付勢機構13を図示のように水平方向に向きを変えて示して説明する。
図3(a),(b)に示したように、アイドラー12を駆動チェーン8のたわみが解消する方向に付勢する付勢機構13は、アイドラー12を回転自在に支持する軸体131と、その軸体131を矢印Z方向に移動可能に支持するように構成された筐体132と、その筐体132とアイドラー12との間に介装され、アイドラー12を常に駆動チェーン8を押圧するように付勢可能に装着されたコイルばね133とで構成されている。なお、筐体132は、図3(a)の図示手前側が開口した箱状体をなして形成されている。勿論、付勢機構13の筐体132は、不図示のトラス等に固定されて取り付けられている。
また、付勢機構13の筐体132内には、リミットスイッチ15が取り付けられている。
また、軸体131の右先端部に、軸体131に対し垂直方向に(図示上方向に)作動片131aを立設されており、駆動チェーン8のたわみにより、コイルばね133に付勢されたアイドラー12が矢印Z方向に予め設定された距離だけ移動したとき、作動片131aがリミットスイッチ15を作動させるように位置決めされて取り付けられている。
また、付勢機構13の筐体132内の側壁には、位置検出器14を構成する目盛板14aが貼り付けられていて、この目盛板14aとともに位置検出器14を構成した指針14bが、軸体131の同じく右先端部で直角(垂直)方向に突設させて取り付けられている。
目盛板14aには、軸体131の矢印Z方向の移動位置に対応するように目盛が付されているので、指針14bは、軸体131の矢印Z方向の移動位置に対応した位置を指し示すことができる。
アイドラー12はコイルばね133に付勢されて駆動チェーン8を押圧しているので、作業員は、目盛板14a上における指針14bの指示目盛から、軸体131の矢印Z方向の移動位置、すなわち駆動チェーン8のたわみ程度を客観的に検知できる。
図4は、駆動チェーン8がややたわんだ状態のときのアイドラー12の位置を示したもので、コイルばね133の伸張力により押圧されたアイドラー12は駆動チェーン8を緊張するように押圧し、指針14bは、そのときのアイドラー12矢印Z方向の位置に対応した目盛板14a上の目盛位置を指し示す。
図4に示した状態では、駆動チェーン8の伸びはわずかな場合であり、作動片131aがリミットスイッチ15を作動するところまでは到達していない。
それに対し、図5は、駆動チェーン8が摩耗等により更にたわんだ状態を示したもので、アイドラー12のさらなる矢印Z方向への押し出し移動により、作動片131aがリミットスイッチ15に当接して作動させる。
この実施例では、詳細は省略するが、作動片131aがリミットスイッチ15を作動させたとき、リミットスイッチ15のスイッチ信号が乗客コンベアの運転を判断して制御する制御盤に供給されるように接続されており、制御盤はリミットスイッチ15からの信号供給を受けて直ちに電動機2をOFF操作するように制御する。
従って、駆動チェーン8が摩耗等により、乗客の安全性が危ぶまれる程度に長さが長くなった状態では、リミットスイッチ15が作動し、その作動信号が制御盤に供給されて電動機2をOFF操作させ、直ちに、踏み板1及び手摺ベルト4の移動を停止させることができる。このように、駆動チェーン8が摩耗により全体の長さが長くなって、運転に支障が生ずる前に停止させることで、駆動ベルト5が踏み板1との間の同期がはずれ等により、利用客が危険な状態になるのを未然に防止できる。
上記第1の実施例では、アイドラー12は環状の駆動チェーン8に対し、外側から矢印Z方向に押し込むように構成して、駆動チェーン8のたわみの程度(すなわち、長さの伸び程度)が許容範囲内にあるか否かを検知することができるように構成されたが、アイドラー12を環状の駆動チェーン8に対し、反対に、内側から外側に向けて(つまり、矢印Zとは反対方向に)押し出すように構成することもできる。
すなわち、図6は、本発明に係る乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の第2の実施例の要部を示した側面図である。
第2の実施例にかかる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置は、上記第1の実施例とは、環状の駆動チェーン8に当接するアイドラー12の位置、及びアイドラー12の付勢方向、及びリミットスイッチ15の配置位置等が異なるものの、他の構成は上記第1の実施例と同様であるので、相違点のみを特に説明する。
図6(a)は、第1の実施例の図3(a)に、また図6(b)は第1の実施例の図5に対応して示したものである。
すなわち、図6(a)に示したように、第2の実施例にかかる乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置は、上記第1の実施例とは相違して、圧縮力により、アイドラー12を矢印R方向(矢印Z方向とは反対方向)に付勢するコイルばね134が筐体132とアイドラー12との間の軸体131に取り付けられている。
また、図6(b)に示したように、アイドラー12(すなわち、軸体131)が矢印R方向に予め設定された所定距離の長さにわたって移動したとき、作動片131aはリミットスイッチ15を作動させるように筐体132内に配置して取り付けられている。
従って、この第2の実施例においても、目盛板14aには(第1の実施例とは、方向が逆ではあるが)、軸体131の矢印R方向の移動位置に対応した目盛が付されていて、指針14bは、軸体131の矢印Z方向の移動位置に対応した位置を指し示すので、作業員は目盛板14a上における指針14bの指示目盛から、軸体131の矢印R方向の移動位置にて移動位置、すなわち駆動チェーン8のたわみ程度が許容範囲内にあるか否かを迅速にまた適正に検知し判定することができる。
従って、この第2の実施例においても、作業員は、駆動チェーン8の摩耗による長さの伸び状態を容易且つ正確に検知して、適正に保守できるので、乗客は安心してエスカレータや動く歩道等の乗客コンベアを利用することができる。
なお、上記各実施例の説明で、駆動チェーン8は金属製であるものとして説明したが、合成樹脂製であっても良い。また、付勢機構13にコイルばね133,134を用いたが、板ばね等の他のばね機構を採用しても良いことは言うまでもない。さらに、上記各実施例の説明において、付勢機構13のコイルばね133,134が、常にアイドラー12に作用しているように説明したが、付勢機構13にコイルばね133,134のロック機構を付加し、保守作業員が、そのロック機構を解除することで、点検時においてのみ、コイルばね133,134を作用させ、駆動チェーン8の伸び程度を点検するようにしても良い。
本発明の第1の実施例に係る手摺ベルト駆動装置を採用した乗客コンベアの概略側面図である。 図1に示した乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の要部側面図である。 図3(a)は、図2に示したアイドラー、付勢機構、及び位置検知器の拡大側面図、図3(b)は、図3(a)のA−A矢視断面図である。 図3に示したアイドラー、付勢機構、及び位置検知器の動作説明図である。 同じく、図3に示したアイドラー、付勢機構、及び位置検知器の動作説明図である。 本発明の第2の実施例に係る乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置のアイドラー、付勢機構、及び位置検知器の動作説明図である。 従来の手摺ベルト駆動装置を採用した乗客コンベアの概略側面図である。 図8(a)は、図7に示した乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置の要部側面図、図8(b)は図8(a)の中継スプロケットを示した斜視図である。 図8に示した乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、駆動チェーンの長さが長くなり、たわんだ状態を示した要部側面図である。
符号の説明
1 踏み板
2 電動機
2a スプロケット
2b タイミングベルト
2c 1次手摺チェーン
3 欄干
4 手摺ベルト
5 駆動ベルト
6,61〜64 駆動ローラ
7 加圧ローラ
8 駆動チェーン(2次手摺チェーン)
9 固定スプロケット
10 緊張スプロケット
11 中継スプロケット
12 アイドラー
13 付勢機構
131a 作動片
133,134 コイルばね
14 位置検出器
14a 目盛板
14b 指針
15 リミットスイッチ

Claims (6)

  1. 手摺ベルトを無端状の踏み板と同期して循環移動させるために、手摺ベルトとは摩擦力で接触した駆動ベルトを駆動する乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置において、
    前記踏み板を駆動する電動機と、
    この電動機に駆動される中継スプロケットと、
    この中継スプロケットに掛け回された環状の駆動チェーンを介して連結され、前記駆動ベルトを駆動する複数個の駆動ローラと、
    この複数個の駆動ローラにそれぞれ対向して設けられ、各駆動ローラとの間で前記駆動ベルトを押圧して回転可能な複数個の加圧ローラと、
    前記駆動チェーンに当接し、その駆動チェーンの移動に従って回転可能に設けられたアイドラーと、
    このアイドラーを付勢し、前記駆動チェーンが緊張するように移動可能な付勢機構と、
    この付勢機構により付勢されて移動した前記アイドラーの位置を検出可能な位置検出器と
    を具備することを特徴とする乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  2. 前記位置検出器は、前記アイドラーが予め設定された位置に到達したことを検出して作動するリミットスイッチを付加したことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  3. 前記リミットスイッチは、動作スイッチング信号を、前記電動機を制御する制御盤に供給するように接続されたことを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  4. 前記付勢機構は、巻回される前記駆動チェーンの外周側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  5. 前記位置検出器の検知結果により、乗客コンベアの運転を判断する制御盤を備えることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
  6. 前記アイドラーは、前記駆動チェーン面に略直角になるように接することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの手摺ベルト駆動装置。
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