JP5081219B2 - 乗客コンベアのガイドレール検査装置 - Google Patents

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本発明は、エスカレータ、動く歩道などの乗客コンベアの保守点検に用いられる装置であって、特に、欄干の外縁部に沿って設けられた移動手摺のガイドレールを検査するための乗客コンベアのガイドレール検査装置に関する。
一般に、エスカレータ、動く歩道などの乗客コンベアは、乗降口間に位置し無端状に連結された複数の踏板(エスカレータの場合には「踏段」とも呼ばれる)と、これらの踏板の両側方に立ち上がって設けられた1対の欄干と、これらの欄干のそれぞれの外縁部に装着された無端状の移動手摺とを備えている。踏板は乗客を乗せて乗降口間を走行し、この踏板の移動に同期して移動手摺も走行する。この移動手摺の走行を案内するため、欄干の外縁部にはガイドレールが設けられており、このガイドレールに移動手摺が摺動可能に装着されている。
移動手摺はガイドレールに対し摺動することから、ガイドレールは経年的に磨耗し、ガイドレールの案内機能は低下する。このため、移動手摺の走行と踏板の走行との同期を妨げるほどの磨耗が生じる前に、ガイドレールを交換する必要がある。
ガイドレールを交換するかどうかはガイドレールの磨耗の程度を確認した後に行うのだが、ガイドレールは移動手摺で覆われているため、エスカレータの外観からは判断できない。従来、保守作業者は、定期的に移動手摺をガイドレールから取り外して、ガイドレールの磨耗が交換を要する程度に達しているかどうかを確認していた。移動手摺の取外し作業および取付作業には、多大な時間を要する。
ところで、特許文献1には、移動手摺の走行抵抗測定装置が開示されている。この走行抵抗測定装置は、移動手摺が踏板に同期して移動するかどうかを判定するために、移動手摺の走行抵抗を計測するものである。移動手摺は駆動ローラと第2駆動ローラとに把持されて駆動されるものであり、移動手摺には走行抵抗測定装置の構成要素である感圧体が貼り付けられている。走行抵抗測定装置は、駆動ローラと第2駆動ローラによる移動手摺の把持力を感圧体の出力値に基づいて検出し、検出された把持力(圧力)に基づいて移動手摺の走行抵抗を算出するようになっている。
特開2006−306607号公報(段落0008〜0011、図2)
前述の特許文献1に開示された移動手摺の走行抵抗計測装置の感圧体を移動手摺とともにガイドレール上で走行させれば、感圧体の出力値に基づき、すなわち移動手摺とガイドレールとの接触圧に基づき、ガイドレールに磨耗があることを推測することが可能である。しかし、その磨耗の位置までは把握できないため、その磨耗の位置をガイドレールから移動手摺を取り外して探す必要がある。移動手摺の取外しの初期段階でその磨耗が見つかれば、移動手摺の取外し作業および取付作業は軽減されることになるが、移動手摺全体をガイドレールから取り外すことになる場合も考えられ、この場合、磨耗があるとの推測が正しかったが、移動手摺の取外し作業および取付作業に何も寄与しないことになる。
本発明は前述の事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ガイドレールから移動手摺を取り外すことなくガイドレールの磨耗個所を検知できる乗客コンベアのガイドレール検査装置を提供することにある。
前述の目的を達成するために本発明は次のように構成されている。
〔1〕 本発明に係る乗客コンベアのガイドレール検査装置は、乗客コンベアの欄干の外縁部に設けられた移動手摺のガイドレールを検査するための乗客コンベアのガイドレール検査装置であって、前記乗客コンベアの外観上露出している前記移動手摺の表面を押圧する加圧手段と、前記移動手摺の表面と反対側の面であって前記ガイドレールに対する前記移動手摺の当接面である裏面に設けられた感圧体と、前記移動手摺の走行速度と前記感圧体からの出力信号に基づき、前記感圧体の移動量に前記感圧体の出力値の経過を対応付ける演算手段と、を備えていることを特徴とする。
この「〔1〕」に記載のガイドレール検査装置において、演算手段は移動手摺の走行速度に基づく感圧体の移動量に感圧体の出力値の経過を対応付ける。感圧体の出力値はガイドレールの磨耗個所において、磨耗してない個所とは異なる経過をなすため、その出力値の経過に基づき磨耗の有無を検知できる。さらに、感圧体の移動量に感圧体の出力値の経過が対応付けられるので、加圧手段による移動手摺の押圧を感圧体が感知した位置を基準として感圧体の移動量に基づき磨耗個所を検知できる。これによって、ガイドレールから移動手摺を取り外すことなくガイドレールの磨耗個所を検知することができる。
〔2〕 本発明に係る乗客コンベアのガイドレール検査装置は、「〔1〕」に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、前記加圧手段は、前記移動手摺の表面に接触して配置される接触体と、この接触体を前記移動手摺の表面に接触した状態に保持する保持体とを備えており、前記保持体には、前記移動手摺の表面に対する前記接触体の接触圧を調整可能にする押圧力調整機構が設けられていることを特徴とする。
この「〔2〕」に記載されたガイドレール検査装置は、加圧手段が押圧力調整機構を備えているので、ガイドレールの検査の際に加圧手段により移動手摺の表面に付与する押圧力を、加圧手段を欄干に設置することの習熟度に関係なく安定させることができる。これによって、加圧手段による移動手摺の押圧位置を把握しやすくすることができる。
〔3〕 本発明に係る乗客コンベアのガイドレール検査装置は、「〔1〕」または「〔2〕」に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、前記加圧手段により前記移動手摺の表面に対して付与された押圧力に基づき前記感圧体の出力値に対する閾値を算出する閾値算出手段と、前記閾値に基づき前記感圧体の出力値が異常かどうかを判定する判定手段とを備えていることを特徴とする。
移動手摺の点検走行中、感圧体はガイドレールの継ぎ目の他、移動手摺の周辺機器に引っ掛かる場合がある。また、移動手摺に対する加圧手段の設置不良、感圧体の故障、感圧体と演算手段との接続不良が生じている場合もある。これらの場合、感圧体の出力値の大きさおよび経過は、ガイドレールの磨耗個所で得られるものとは明らかに異なるものとなる。「〔3〕」に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置は、閾値算出手段によって前記感圧体の出力値に対する閾値を算出し、この閾値に基づいて感圧体の出力値が異常かどうかを判定するので、感圧体の出力値が磨耗個所を示す正常なものか、そうではない異常なものかを判断することができる。
〔4〕 本発明に係る乗客コンベアのガイドレール検査装置は、「〔3〕」に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、前記感圧体の出力値が第1の所定時間継続してその閾値を超えた場合に、前記感圧体の出力値が異常であると判定する第1判定手段と、前記感圧体の出力値が第2の所定時間継続してその閾値を下回った場合に、前記感圧体の出力値が異常と判定する第2判定手段とを、前記判定手段として備えていることを特徴とする。
前述のように、移動手摺の点検走行中、感圧体はガイドレールの継ぎ目の他、移動手摺の周辺機器に引っ掛かる場合がある。また、欄干に対する加圧手段の設置不良、感圧体の故障、感圧体と演算手段との接続不良が生じている場合もある。「〔4〕」に記載のガイドレール検査装置の第1判定手段は、感圧体の出力値が第1の所定時間継続してその閾値を超えた場合に、感圧体の出力値が異常であると判定する。移動手摺の点検走行中、感圧体がガイドレールの継ぎ目の他、移動手摺の周辺機器に引っ掛かった場合、感圧体の出力値がガイドレールの磨耗に起因するものよりも大きな状態が継続するので、第1判定手段によればその場合の感圧体の出力値を異常と判定することができる。また、第2判定手段は、感圧体の出力値が第2の所定時間継続してその閾値を下回った場合に、感圧体の出力値が異常と判定する。欄干に対する加圧手段の設置不良、感圧体の故障、感圧体と演算手段との接続不良が生じている場合、感圧体の出力値がガイドレールの磨耗に起因するものよりも小さな状態、またはゼロの状態が継続するので、第2判定手段によればその場合の感圧体の出力値を異常と判定することができる。
本発明に係る乗客コンベアのガイドレール検査装置によれば、前述のように、ガイドレールから移動手摺を取り外すことなくガイドレールの磨耗個所を検知することができる。したがって、ガイドレールの交換および点検に係る移動手摺の取外し作業および取付作業を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るガイドレール検査装置が適用される乗客コンベアの一例としてのエスカレータの概略を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るガイドレール検査装置を示す図である。 図2に示した加圧手段の接触体および押圧力調整機構の拡大側面図である。 図2示した加圧手段を正面から見た状態、および、移動手摺に貼り付けられた状態の感圧体を移動手摺を断面にして示す図である。 図2に示したノートパソコンに備えられたガイドレールの検査時に使用される手段を示すブロック図である。 感圧体の移動に伴う感圧体の出力値の経過を説明するための図であり、「(a)」は感圧体による出力値のサンプリング位置を示す図であり、「(b)」は横軸に感圧体の移動量をとり、縦軸に感圧体により検出された接触圧をとって示した折線グラフである。
本発明の一実施形態に係るエスカレータのガイドレール検査装置について、図1〜4を用いて説明する。
本実施形態に係るガイドレール検査装置(図2に示す)は、図1に示すエスカレータ1に適用されるものである。このエスカレータ1は、建物内の上梁2aおよび下梁2bとの間に設置された鋼材からなるトラス2を有する。このトラス2の上端部側の階床には上部乗降口3が設けられており、同下端部側の階床には下部乗降口4が設けられている。これら上部乗降口3と下部乗降口4の間には、無端状に連結された複数の踏板5が配置されている。これらの踏板5の両側方には1対の欄干6(一方のみ図示)が立ち上がって設けている。これらの欄干6の外縁部は、上部乗降口3に臨む弧状の上部ターミナル部6aと、下部乗降口4に臨む弧状の下部ターミナル部6bと、これら上部ターミナル部6aと下部ターミナル部6bとの間に位置して複数の踏板5の列と略平行して延びた中間部6cとから形成されている。この外縁部には、無端状のガイドレール7が設けられている。このガイドレール7は移動手摺8の走行を案内するものである。移動手摺8は無端状に形成されており、ガイドレール7を覆った状態で、このガイドレール7に装着されている。
このトラス2の上端部内には、駆動機9が設置されている。この駆動機9は踏板用スプロケット10を駆動するものであり、この踏板用スプロケット10には踏板用チェーン11が掛け回されている。無端状に連結された複数の踏板5は、駆動機9の出力を踏板用チェーン11などを介して伝達されることにより、上部乗降口3と下部乗降口4との間を走行する。
踏板用スプロケット10と同軸に、移動手摺用スプロケット12が設けられている。この移動手摺用スプロケット12には、移動手摺用チェーン13が掛け回されている。この移動手摺用チェーン13は、ローラ14a〜14cを有する伝達機構14に移動手摺用スプロケット12の回転を伝達するものである。移動手摺8は伝達機構14により駆動されるローラ14a,14bとローラ14cとに挟持された状態で、これらのローラ14a〜14cが回転することにより駆動される。移動手摺8の走行は、踏板5の走行と同期するよう設定されている。
図2に示すように、本実施形態に係るガイドレール検査装置は、エスカレータ1の外観上露出した移動手摺8の表面を押圧する加圧手段20を備えている。この加圧手段20は、移動手摺8の表面に対し接触するよう配置されるローラ状の接触体30と、この接触体30を移動手摺8の表面に接触した状態に保持する保持体40とを備えている。
保持体40は、図3に示すように、上下方向に延びた側辺部41と、この側辺部41の下端部から直角に延びた下辺部42と、側辺部41の上端部から下辺部42と同じ方向に延びた上辺部43と、側辺部41側と反対側の下辺部42の一端に設けられて欄干6に吸着可能な吸盤44と、上辺部43に上下方向に延びて設けられ、移動手摺8の表面に対する接触体30の接触圧を調整可能にする押圧力調整機構50とを備えている。
押圧力調整機構50は、図4に示すように、上辺部43に螺合した状態でこの上辺部43を貫通した筒状の雄ネジ部材51と、この雄ネジ部材51の下端からこの雄ネジ部材51に対し摺動可能に挿入された摺動棒52と、この摺動棒52が挿入されたコイルスプリング53とを備えている。雄ネジ部材51の下端部にはコイルスプリング53の上端を受け止めるバネ座51aが固着して設けられている。摺動棒52の下端には、接触体30を回転可能に保持するローラ保持部54が設けられている。このローラ保持部54の上部は平板状に形成されてコイルスプリング53の下端を受け止めるバネ座54aをなしている。
雄ネジ部材51の上端部には、雄ネジ部材51を捻る際にレンチ等の工具が装着される頭部51bが固着して設けられている。つまり、押圧力調整機構50により接触体30の移動手摺8に対する接触圧を調整する際は、保持体40を欄干6に固定して接触体30を移動手摺8の表面に当接させた状態において、雄ネジ部材51の頭部51bにレンチ等の工具を装着した後、保持体40の上辺部43に対して下方向(矢印D方向)に移動するよう雄ネジ部材51の頭部51bを捻ってバネ座51aを下方向に移動させ、これにより、コイルスプリング53を圧縮して接触体30の移動手摺8に対する接触圧を大きくする。逆に、保持体40の上辺部43に対して上方向(矢印U方向)に移動するよう雄ネジ部材51の頭部51bを捻れば、バネ座51aが上方向に移動してコイルスプリング53の圧縮の程度が小さくなり、したがって接触圧は小さくなる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置はさらに、移動手摺8の表面と反対側の面であってガイドレール7に対する移動手摺8の当接面である裏面に設けられた薄膜圧電素子からなる感圧体60と、この感圧体60と信号線61により接続される装置であって、携帯可能な処理装置であるノートパソコン100とを備えている。感圧体60に接続されるコンピュータは、ノートパソコン100に限定されるものではなく、データの貯蔵・検索・加工などを行う装置、すなわち、制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラムおよびデータを書き換え不能に格納するROM(Read Only Memory)と、CPUにより生成された処理情報が一時記憶されるRAM(Random Access Memory)と、補助記憶装置とを備えた装置であればよく、携帯電話を利用したものであってもよい。
図5に示すように、ノートパソコン100はこれに導入されたガイドレール検査用ソフトウェアにより設定された手段として、移動手摺8の走行速度と感圧体60からの出力信号に基づき、感圧体60の移動量に感圧体60の出力値の経過を対応付ける演算手段101を備えている。さらに、ノートパソコン100はガイドレール検査用ソフトウェアにより、演算手段101が対応付けた感圧体60の移動量と出力値の経過とを目視可能な形で出力する出力手段102として機能し、液晶表示装置110に表示するよう設定されている。
ノートパソコン100は、ガイドレール検査用ソフトウェアにより設定された手段として、加圧手段20により移動手摺8の表面に対して付与された押圧力を示す感圧体60の出力値に基づき感圧体60の出力値に対する閾値を算出する閾値算出手段103と、その閾値に基づき感圧体60の出力値が異常かどうかを判定する判定手段としての第1判定手段104および第2判定手段105とをさらに備えている。第1判定手段104は、感圧体60の出力値が第1の所定時間継続してその閾値を超えた場合に、感圧体60の出力値が異常であると判定するものである。第2判定手段105は、感圧体60の出力値が第2の所定時間継続してその閾値を下回った場合に、感圧体60の出力値が異常と判定するものである。第1判定手段104は第1の所定時間をノートパソコン100のCPUのクロック周波数に基づき計時するようになっており、第2判定手段105は第2の所定時間をノートパソコン100のCPUのクロック周波数に基づき計時するようになっている。
閾値算出手段103は、欄干6に設置された加圧手段20のコイルスプリング53のバネ定数とバネ長とがノートパソコン100に入力されると、それらバネ定数とバネ長とに基づき、すなわち移動手摺8の表面に付与された押圧力に基づき、感圧体60の出力値の閾値を算出する。本実施形態において、その閾値は、移動手摺8の表面に付与された押圧力に基づく感圧体60の出力値の80%である。
さらに、ノートパソコン100はガイドレール検査用ソフトウェアにより、感圧体60の出力値の異常を報知する第1報知手段106および第2報知手段107としても機能するよう設定されている。第1報知手段106は、第1判定手段104により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に、第1エラー表示を液晶表示装置110により行い、スピーカ120により第1報知音の発報を行うものである。第2報知手段107は、第2判定手段105により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に、第1エラー表示とは異なる第2エラー表示を液晶表示装置110により行い、スピーカ120により第1報知音とは異なる第2報知音を発報するものである。
このように構成されたガイドレール検査装置を用いて行われるガイドレール7の検査について次に説明する。
ガイドレール7の検査開始前に、移動手摺8の裏面に感圧体60を貼り付ける。感圧体60の貼付個所は、欄干6の中間部6cに位置する移動手摺8の裏面とする。次に、感圧体60とノートパソコン100とを信号線61により接続して、ノートパソコン100をガイドレール用検査ソフトウェアを起動させた状態にする。
次に、欄干6に加圧手段20を欄干6に設置する。この際、検査時の移動手摺8の走行方向(矢印M方向)を前進方向とした場合の感圧体60よりも前方で、接触体30を移動手摺8の表面に接触するよう、例えば、欄干6の中間部6cにおける上部ターミナル部6a側の端部に、加圧手段20を設置する。また、コイルスプリング53が略自然長の状態で接触体30が移動手摺8の表面に接触するよう吸盤44を欄干6の側面に吸着させて保持体40を固定する。
次に、押圧力調整機構50の雄ネジ部材51の頭部51bにレンチ等の工具を装着し、雄ネジ部材51が保持体40の上辺部43に対して下方向に、予め決められた所定の長さだけ移動するよう雄ネジ部材51を捻る。つまり、検査のために定められた押圧力を移動手摺8の表面に付与する。次に、コイルスプリング53のバネ定数と、雄ネジ部材51を下方向に移動させて圧縮したコイルスプリング53のバネ長とを、ノートパソコン100に入力し記憶させる。そして、ノートパソコン100を閾値算出手段103として機能させる。閾値算出手段103は、バネ定数とバネ長とから加圧手段20により移動手摺8の表面に付与された押圧力に基づき、加圧手段20による移動手摺8の押圧位置A(図6(a)に示す)での接触圧Paを算出するとともに、感圧体60の出力値の閾値、すなわち「接触圧Pa×80%」を算出する。
また、検査のための移動手摺8の走行速度(以下「検査速度」という)も、ノートパソコン100に入力し記憶させる。
次に、移動手摺8を検査速度で走行させる。移動手摺8の点検走行中、感圧体60はガイドレール7との接触圧に相応する出力信号を出力し続ける。ノートパソコン100は所定周期(数ミリ秒周期)で点検走行開始時点からの感圧体60の移動量を、検査速度に基づき算出し、算出された移動量に感圧体60の出力値(接触圧)の経過を対応付ける。移動量に対応付けられた出力値は、折線グラフの形でノートパソコン100の液晶表示装置110に表示される(図6(b)参照)。
感圧体60の出力値(接触圧)の経過の表示開始位置は、移動手摺8の点検走行開始前に記憶した接触圧Paに基づき、ノートパソコン100がガイドレール用検査ソフトウェアを用いて演算し設定する。具体的には、閾値(接触圧Paの80%)を超える接触圧を超えた位置の近傍であって、その位置よりも所定時間(数秒)前に感圧体60が通過した位置を表示開始位置として算出する。つまり、感圧体60が押圧位置Aを通過する際、感圧体60の出力値は閾値(接触圧Pa×80%)を超える接触圧Paを示すものとなるので、その出力値が得られた所定時間前に通過した位置が表示開始位置となる。
ガイドレール7の検査中、図6(a)に示すように、移動手摺8は矢印M方向に走行し、これに伴い、感圧体60は加圧手段20による押圧位置A、上部ターミナル部6aの中央位置B、上部ターミナル部6aの下端位置Cの3位置を順次通過する。この移動手摺8の点検走行中、感圧体60の出力値、すなわち、感圧体60とガイドレール7との接触圧は、図6(b)に示す経過をなす。つまり、押圧位置Aを通過する際に接触圧Paをピークとして急激に上下に変動し、次いで略平坦な状態を維持し、次いで中央位置Bに近づくにつれて緩やかに上昇し、中央位置Bを通過する際に接触圧Pbに達し、中央位置Bから遠ざかるにつれて緩やかに下降し、その後も下降を続け、下端位置Cにおいて接触圧Pbへの上昇前と略同じ大きさの接触圧Pcとなる、という経過をなす。
保守作業者は、図6(b)に示された接触圧の経過を見て、接触圧Pbを頂部とする緩やかな接触圧の経過が検出されたことからガイドレール7の磨耗が生じていることを知る。そして、その接触圧Pbが検出された個所、すなわち磨耗個所を、加圧手段20による移動手摺8の押圧を感圧体60が感知した位置、すなわち押圧位置Aと、この押圧位置Aからの感圧体60の移動量に基づき、中央位置Bと判断する。
また、移動手摺8の点検走行中、ノートパソコン100は第1判定手段104および第2判定手段105によって、感圧体60の出力値が異常でないかどうかの判定を行う。つまり、第1判定手段104は、移動手摺8の点検走行中、前述のように閾値算出手段103により算出された閾値(接触圧Pa×80%)を感圧体60の出力値が第1の所定時間継続して超えた場合に、感圧体60の出力値が異常と判定する。また、第2判定手段105は、移動手摺8の点検走行中、第2の所定時間継続して感圧体60の出力値が閾値を超えなかった場合に、感圧体60の出力値が異常と判定する。
そして、ノートパソコン100は、第1判定手段104により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に第1報知手段106によって第1エラー表示と第1報知音の発報とを行い、また、第2判定手段105により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に第1報知手段106によって第2エラー表示と第2報知音の発報とを行う。
なお、前述したように、感圧体60が押圧位置Aを通過する際、感圧体60の出力値の経過は接触圧Paをピークとして急激に上下変動する。つまり、押圧位置Aの通過時に、一時的に閾値(接触圧Pa×80%)を超える。この出力値の変動が異常と判定されないように、第1の所定時間は、押圧位置Aを通過する時間よりも長く設定されている。さらに、第1の所定時間は、移動手摺8の点検走行中、感圧体60がガイドレール7の継ぎ目の他、移動手摺8の周辺機器に引っ掛かった場合、感圧体60の出力値がガイドレール7の磨耗に起因するものよりも大きな状態が継続することを考慮した長さに設定されている。
また、移動手摺8に対する感圧体60の貼付けと欄干6に対する加圧手段20の設置は、感圧体60と押圧位置Aとの位置関係が点検走行開始時点から第2所定時間以内に感圧体60が押圧位置Aを通過する関係となるように行われる。つまり、感圧体60の出力値は、欄干6に対する加圧手段20の設置不良、感圧体60の故障、感圧体60とノートパソコン100との接続不良などが原因で、感圧体の出力値はガイドレールの磨耗に起因するものよりも小さな状態、またはゼロの状態で第2の所定時間が経過したのか、移動手摺8が押圧位置Aに達していないために感圧体60の出力値が閾値(接触Pa×80%)を超えずに第2の所定時間が経過したのかを明確にするようにしている。
本実施形態に係るガイドレール検査装置によれば次の効果を得られる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、演算手段101は移動手摺8の走行速度に基づく感圧体60の移動量に感圧体60の出力値の経過を対応付ける。感圧体60の出力値はガイドレール7の磨耗個所において、磨耗してない個所とは異なる経過をなすため、その出力値の経過に基づき磨耗の有無を検知できる。さらに、感圧体60の移動量に感圧体60の出力値の経過が対応付けられるので、加圧手段20による移動手摺8の押圧を感圧体60が感知した位置を基準として感圧体60の移動量に基づき磨耗個所を検知できる。これによって、ガイドレール7から移動手摺8を取り外すことなくガイドレール7の磨耗個所を検知することができる。したがって、ガイドレール7の交換および点検に係る移動手摺8の取外し作業および取付作業を軽減することができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、加圧手段20が押圧力調整機構50を備えているので、ガイドレール7の検査の際に加圧手段20により移動手摺8の表面に付与する押圧力を、加圧手段20を欄干6に設置することの習熟度に関係なく安定させることができる。これによって、加圧手段20による移動手摺8の押圧位置Aを把握しやすくすることができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、第1判定手段104は、感圧体60の出力値が第1の所定時間継続してその閾値(接触圧Pa×80%)を超えた場合に、感圧体60の出力値が異常であると判定する。これにより、移動手摺8の点検走行中、感圧体60がガイドレール7の継ぎ目の他、移動手摺8の周辺機器に引っ掛かった場合に生じる、感圧体60の出力値がガイドレール7の磨耗に起因するものよりも大きな状態が継続する事態を検知することができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、第1判定手段104により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に、第1報知手段106は第1エラー表示と第1報知音の発報とを行う。これにより、感圧体60がガイドレール7の継ぎ目などの移動手摺8の周辺機器に引っ掛かったことなどに迅速に対処することができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、第2判定手段105は、移動手摺8の点検走行中、第2の所定時間継続して感圧体60の出力値が閾値(接触圧Pa80%)を超えなかった場合に感圧体60が異常であると判定する。これにより、欄干6に対する加圧手段20の設置不良、感圧体60の故障、感圧体60とノートパソコン100との接続不良が生じている場合における、感圧体60の出力値がガイドレール7の磨耗に起因するものよりも小さな状態、またはゼロの状態が継続する事態を検知することができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、第2判定手段105により感圧体60の出力値が異常と判定された場合に、第2報知手段107は第2エラー表示と第2報知音の発報とを行う。これにより、欄干6に対する加圧手段20の設置不良、感圧体60の故障、感圧体60とノートパソコン100との接続不良などに迅速に対処することができる。
本実施形態に係るガイドレール検査装置において、保持体40を欄干6に固定する手段は吸盤44であるので、欄干6を傷つけずに保持体40を欄干6に固定することができる。
1 エスカレータ(乗客コンベア)
2 トラス
2a 上梁
2b 下梁
3 上部乗降口
4 下部乗降口
5 踏板
6 欄干
6a 上部ターミナル部
6b 下部ターミナル部
6c 中間部
7 ガイドレール
8 移動手摺
9 駆動機
10 踏板用スプロケット
11 踏板用チェーン
12 移動手摺用スプロケット
13 移動手摺用チェーン
14 伝達機構
14a〜14c ローラ
20 加圧手段
30 接触体
40 保持体
41 側辺部
42 下辺部
43 上辺部
44 吸盤
50 押圧力調整機構
51 雄ネジ部材
51a バネ座
51b 頭部
52 摺動棒
53 コイルスプリング
54 ローラ保持部
54a バネ座
60 感圧体
61 信号線
100 ノートパソコン
101 演算手段
102 出力手段
103 閾値算出手段
104 第1判定手段
105 第2判定手段
106 第1報知手段
107 第2報知手段
110 液晶表示装置
120 スピーカ

Claims (4)

  1. 乗客コンベアの欄干の外縁部に設けられた移動手摺のガイドレールを検査するための乗客コンベアのガイドレール検査装置であって、
    前記乗客コンベアの外観上露出している前記移動手摺の表面を押圧する加圧手段と、
    前記移動手摺の表面と反対側の面であって前記ガイドレールに対する前記移動手摺の当接面である裏面に設けられた感圧体と、
    前記移動手摺の走行速度と前記感圧体からの出力信号に基づき、前記感圧体の移動量に前記感圧体の出力値の経過を対応付ける演算手段と、
    を備えていることを特徴とする乗客コンベアのガイドレール検査装置。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、
    前記加圧手段は、前記移動手摺の表面に接触して配置される接触体と、この接触体を前記移動手摺の表面に接触した状態に保持する保持体とを備えており、
    前記保持体には、前記移動手摺の表面に対する前記接触体の接触圧を調整可能にする押圧力調整機構が設けられている
    ことを特徴とする乗客コンベアのガイドレール検査装置。
  3. 請求項1または2に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、
    前記加圧手段により前記移動手摺の表面に対して付与された押圧力に基づき前記感圧体の出力値に対する閾値を算出する閾値算出手段と、
    前記閾値に基づき前記感圧体の出力値が異常かどうかを判定する判定手段と
    をさらに備えていることを特徴とする乗客コンベアのガイドレール検査装置。
  4. 請求項3に記載の乗客コンベアのガイドレール検査装置において、
    前記感圧体の出力値が第1の所定時間継続してその閾値を超えた場合に、前記感圧体の出力値が異常であると判定する第1判定手段と、
    前記感圧体の出力値が第2の所定時間継続してその閾値を下回った場合に、前記感圧体の出力値が異常と判定する第2判定手段とを
    前記判定手段として備えている
    ことを特徴とする乗客コンベアのガイドレール検査装置。
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