JP2007314299A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】踏段が沈下する前に、踏段に設けられた踏段ローラの異常を検出することができる乗客コンベアの安全装置を得る。
【解決手段】乗客コンベアの踏段2に回動自在に設けられ、トラス1に設けられた踏段レール4を走行する踏段ローラ3と、常時に踏段レール4を走行する踏段ローラ3が間を通過するように、踏段ローラ3と所定の間隙を有して踏段ローラ3の両側に配置された検出子17と、検出子17が踏段ローラ3によって踏段ローラ3の走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチ20とを備えることにより、上記スイッチ20が動作された際に、スイッチ20から異常発生信号を出力する。
【選択図】図4
【解決手段】乗客コンベアの踏段2に回動自在に設けられ、トラス1に設けられた踏段レール4を走行する踏段ローラ3と、常時に踏段レール4を走行する踏段ローラ3が間を通過するように、踏段ローラ3と所定の間隙を有して踏段ローラ3の両側に配置された検出子17と、検出子17が踏段ローラ3によって踏段ローラ3の走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチ20とを備えることにより、上記スイッチ20が動作された際に、スイッチ20から異常発生信号を出力する。
【選択図】図4
Description
この発明は、踏段に設けられた踏段ローラの異常を検出する安全装置に関するものである。
無端状に連結されて乗客コンベアの乗降口間を循環移動する踏段には、通常、前後左右の各端部に踏段ローラが回動自在に設けられており、トラス内に設けられた各踏段ローラ専用の踏段レール上を上記各踏段ローラが転動することにより、踏段の移動方向が案内されている。このため、踏段ローラの外周部を構成するゴム部が外れたり、踏段ローラを支持する踏段軸から踏段ローラ自体が外れたりした場合には、踏段を水平に保つことができなくなってしまう。
なお、従来の乗客コンベアの安全装置には、踏段の一部に所定の間隙を有して接近して配置され、踏段ローラの走行方向に沿って一定の角度まで回転するレバーと、このレバーの回転を検出する検出スイッチとを備えたものが提案されている。かかる乗客コンベアの安全装置では、例えば、踏段ローラのゴム部が外れて踏段が沈下した場合に、踏段の一部がレバーに接触することによって上記レバーを踏段ローラの走行方向に回転させ、乗客コンベアの異常を検出している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の乗客コンベアの安全装置では、踏段ローラの外周部を構成するゴム部が外れたり、踏段ローラ自体が踏段軸から外れたりする等して踏段が沈下したことを確実に検出することができる。しかし、上記安全装置では、踏段が沈下しなければ異常を検出することができず、例えば、踏段ローラの取付部が一部破損して、踏段ローラが走行方向に対して横方向に変位する状態になっただけでは、異常を検出することはできなかった。
また、一般に踏段の前側に設けられた踏段ローラは、所定の引張力が付勢された踏段チェーンによって相互に連結されているため、例えば、ゴム部や踏段ローラ自体が外れても踏段がほとんど沈下しない場合も考えられる。かかる場合には、異常が発生した踏段にある程度の荷重が作用しないと、即ち、乗客がその踏段に乗らないと沈下せず、異常を早期に検出することができないといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、踏段が沈下する前に、踏段に設けられた踏段ローラの異常を検出することができる乗客コンベアの安全装置を提供することである。
この発明に係る乗客コンベアの安全装置は、乗客コンベアの踏段に回動自在に設けられ、トラスに設けられた踏段レールを走行する踏段ローラと、常時に踏段レールを走行する踏段ローラが間を通過するように、踏段ローラと所定の間隙を有して踏段ローラの両側に配置された検出子と、検出子が踏段ローラによって踏段ローラの走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチとを備えたものである。
この発明は、乗客コンベアの踏段に回動自在に設けられ、トラスに設けられた踏段レールを走行する踏段ローラと、常時に踏段レールを走行する踏段ローラが間を通過するように、踏段ローラと所定の間隙を有して踏段ローラの両側に配置された検出子と、検出子が踏段ローラによって踏段ローラの走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチとを備える構成としたことで、踏段が沈下する前に、踏段に設けられた踏段ローラの異常を検出することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は乗客コンベアの全体構成図であり、乗客コンベアの一例として、中間部に傾斜部を有するエスカレータの構成を示したものである。図1において、1は隣接する上下階床間に架け渡されて、乗客コンベアの自重及び積載荷重を支持するトラス、2は無端状に連結されて、両乗降口間を循環移動する踏段、3は各踏段2の前後左右にそれぞれ1つずつ設けられた踏段ローラ、4はトラス1内に設けられた踏段レールである。なお、上記踏段レール4は、踏段2の前後左右に設けられた各踏段ローラ3に対応してそれぞれ設けられている。そして、各踏段ローラ3が、対応する踏段レール4の案内面上を転動(走行)することにより、踏段2の移動方向が案内される。また、5はトラス1の長手両側に立設されて踏段2の両側に配置された欄干、6は欄干5に支持され、上端部が踏段2の往路側に同期するように、両乗降口間を循環移動する移動手摺である。
図1は乗客コンベアの全体構成図であり、乗客コンベアの一例として、中間部に傾斜部を有するエスカレータの構成を示したものである。図1において、1は隣接する上下階床間に架け渡されて、乗客コンベアの自重及び積載荷重を支持するトラス、2は無端状に連結されて、両乗降口間を循環移動する踏段、3は各踏段2の前後左右にそれぞれ1つずつ設けられた踏段ローラ、4はトラス1内に設けられた踏段レールである。なお、上記踏段レール4は、踏段2の前後左右に設けられた各踏段ローラ3に対応してそれぞれ設けられている。そして、各踏段ローラ3が、対応する踏段レール4の案内面上を転動(走行)することにより、踏段2の移動方向が案内される。また、5はトラス1の長手両側に立設されて踏段2の両側に配置された欄干、6は欄干5に支持され、上端部が踏段2の往路側に同期するように、両乗降口間を循環移動する移動手摺である。
また、図2はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置を示す要部正面図、図3は図2におけるA部拡大図、図4はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置を示す要部側面図、図5はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置を示す要部平面図である。なお、踏段2は左右対称の構成を有しており、図2乃至図5では、踏段2の一側のみを示している。
図2乃至図5において、7は所定の引張力が付与された無端状の踏段チェーン8に所定間隔毎に設けられた踏段軸であり、踏段2は、各踏段軸7に固定されることにより、上述の通り無端状に連結される。3aは踏段軸7の端部に回動自在に設けられることによって踏段2の一側に配置された踏段ローラ、4aは踏段ローラ3aに対応して設けられた踏段レール、9は踏段ローラ3aの異常を、踏段ローラ3aが横方向(回動軸方向)に変位したことから検出する検出装置である。また、10は踏段2の一側に配置され、その一部が踏段軸7に固定されて踏段2を支持するブラケット、11はブラケット10に設けられ、踏段軸7に対して略平行に配置された支持軸、3bは支持軸11の端部に回動自在に設けられることによって踏段2の一側に配置された踏段ローラ、4bは踏段ローラ3bに対応して設けられた踏段レール、12は検出装置9と同様の構成を有し、踏段ローラ3bの異常を、踏段ローラ3bが横方向(回動軸方向)に変位したことから検出する検出装置である。
なお、上記踏段ローラ3a及び3bにより、踏段2の一側前後に配置された踏段ローラを構成する。また、上記踏段レール4a及び4bは、その大部分に断面が略L字状を呈するアングル材が用いられるとともに、アングル材の一側が踏段ローラ3a及び3bの外側において案内面から立設されるように配置されて、脱輪防止が図られている。この踏段レール4a及び4bには、その一部に所定の長さを有する検出用レール13が設けられており、上記検出装置9及び12は、検出用レール13の下方に配置されている。ここで、上記検出用レール13は、踏段ローラ3a及び3bの幅よりも僅かに大きく、上記アングル材の案内面よりも小さな幅を有する板状を呈しており、踏段レール4a及び4bの任意の場所において、アングル材の端面間に渡って設けられている。なお、検出用レール13は、踏段ローラ3a及び3bの案内面からなるその上面が、他の部分を構成するアングル材に形成された案内面と略面一に設けられており、踏段ローラ3a及び3bがその上面(案内面)を転動(走行)することによって、踏段2の移動方向を案内する。
次に、上記検出装置9の構成について説明する。14はトラス1に設けられ、検出用レール13の下方に配置されて検出装置9全体を支持する支持台、15は所定の間隔を有して対向するように、支持台14に立設された支持板、16は両支持板15間に渡って回動自在に設けられ、その回動軸が踏段軸7に対して略平行に配置されたピン、17は常時に踏段レール4aを走行する踏段ローラ3aがその間を通過するように、走行する踏段ローラ3aと所定の間隙を有してその両側に配置された2本の検出子である。なお、上記検出子17は、検出用レール13と所定の間隙を有して検出用レール13の両側に配置されている。そして、検出子17は、その下端部がピン16に固定されてピン16とともに回動するように構成されるとともに、常時にその上端部が検出用レール13の案内面(上面)から所定距離上方に突出するように立設されている。
また、18は支持板15と検出子17との間に設けられ、検出子17の位置を保持する保持バネ、19はピン16に固定され、ピン16及び検出子17とともに回動する略円盤状のカム、20は支持台14に設けられ、検出子17が踏段ローラ3aによって踏段ローラ3aの走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチである。なお、上記スイッチ20は、付勢された検出子17に連動して回転するカム19の回転角度が所定値に達することによって動作される。
次に、上記構成を有する検出装置9の動作について説明する。
乗客コンベアの正常時、踏段ローラ3aは踏段レール4aの案内面の所定位置を常時走行し、検出用レール13の案内面からはみ出ることがないように調整されている。かかる場合、検出用レール13の上面を通過する踏段ローラ3aが検出装置9の各検出子17に接触することはなく、踏段ローラ3aは両検出子17の上端部間を通過する。
乗客コンベアの正常時、踏段ローラ3aは踏段レール4aの案内面の所定位置を常時走行し、検出用レール13の案内面からはみ出ることがないように調整されている。かかる場合、検出用レール13の上面を通過する踏段ローラ3aが検出装置9の各検出子17に接触することはなく、踏段ローラ3aは両検出子17の上端部間を通過する。
一方、何らかの理由により踏段ローラ3aに異常が発生し、例えば、踏段ローラ3aが正常な固定位置から踏段軸7の軸方向にずれてしまった場合には、踏段ローラ3aが踏段軸7から完全に外れて踏段2が沈下する前に、踏段2の走行に不具合が発生する。即ち、踏段ローラ3aが正常な走行幅から逸脱し、踏段ローラ3aが走行方向に対して横方向に変位する。
かかる状態において、異常が発生した踏段ローラ(以下、「異常踏段ローラ」という)3aが検出用レール13の案内面を通過すると、異常踏段ローラ3aの一部が検出用レール13の案内面から外側又は内側にはみ出ることによって、当該一部が検出子17に接触する。異常踏段ローラ3aが接触した検出子17は、異常踏段ローラ3aがさらに走行を継続することによって付勢され、ピン16を中心に異常踏段ローラ3aの走行方向に傾倒される。そして、検出子17に連動して回転するカム19の回転角度が所定値に達すると、スイッチ20がカム19により動作され、スイッチ20から異常発生信号が出力される。なお、図6はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置の動作を説明するための図であり、上記動作によって、スイッチ20が動作された状態を示したものである。ここで、検出子17は、保持バネ18の付勢力によって傾倒された状態が保持される。即ち、カム19の姿勢が保持され、スイッチ20の動作状態が継続される。
また、図7はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの安全装置を示すブロック構成図である。図7において、21は検出装置9及び12に接続されるとともに、各種信号に基づいて乗客コンベアの運行を制御する制御装置、22は制御装置21に接続され、スイッチ20が動作された際に、制御装置21からの信号に基づいて遠隔監視盤や乗客コンベアの周囲等の外部に対して警告を発報する警告発報手段、23は制御装置21に接続され、スイッチ20が動作された際に、制御装置21からの信号に基づいて乗客コンベアを緊急停止して踏段2の移動を停止する乗客コンベア停止手段である。
上記構成を有する乗客コンベアの安全装置では、検出装置9のスイッチ20から出力された異常発生信号が、制御装置21に入力される。そして、警告発報手段22は、異常発生信号が入力された制御装置21からの信号に基づいて、例えば、遠隔監視盤に警告を発する。また、乗客コンベア停止手段23は、異常発生信号が入力された制御装置21からの信号に基づいて、乗客コンベアを停止する。
この発明の実施の形態1によれば、踏段ローラ3aが横方向に変位したことに基づいて、踏段ローラ3aの異常を踏段2が沈下する前に検出することができる。このため、踏段2が沈下することによって生じる不具合や事故を未然に防止することが可能となる。
また、スイッチ20が動作された際に外部に警告を発報することにより、踏段ローラ3aの異常を早期に発見及び修復することができる。また、スイッチ20が動作された際に踏段2を停止することにより、踏段軸7から外れた踏段ローラ3aが他の機器に干渉することによって生じる事故等も未然に防止することが可能である。
なお、上記検出装置9は、踏段2の走行方向に関らず踏段ローラ3aの横方向の変位を検出することができることは言うまでもない。また、上記においては、踏段ローラ3aに異常が発生した場合について説明したが、踏段ローラ3bや他の踏段ローラについても同様の構成を有する検出装置12等を備えることによって上記と同様の効果を奏することができる。
実施の形態2.
図8はこの発明の実施の形態2における乗客コンベアの安全装置を示す構成図である。図8において、3c及び3dは踏段2の他側前後に回動自在に設けられた踏段ローラ、4c及び4dは踏段ローラ3c及び3dにそれぞれ対応して設けられた踏段レール、24及び25は検出装置9及び12と同様の構成を有する検出装置である。なお、検出装置24は踏段ローラ3cの異常を、踏段ローラ3cが横方向に変位したことから検出し、また、検出装置25は踏段ローラ3dの異常を、踏段ローラ3dが横方向に変位したことから検出する。また、検出装置9、12、24及び25(以下、「検出装置9等」という)は、それぞれ制御装置21に接続されている。
図8はこの発明の実施の形態2における乗客コンベアの安全装置を示す構成図である。図8において、3c及び3dは踏段2の他側前後に回動自在に設けられた踏段ローラ、4c及び4dは踏段ローラ3c及び3dにそれぞれ対応して設けられた踏段レール、24及び25は検出装置9及び12と同様の構成を有する検出装置である。なお、検出装置24は踏段ローラ3cの異常を、踏段ローラ3cが横方向に変位したことから検出し、また、検出装置25は踏段ローラ3dの異常を、踏段ローラ3dが横方向に変位したことから検出する。また、検出装置9、12、24及び25(以下、「検出装置9等」という)は、それぞれ制御装置21に接続されている。
また、26は制御装置21に接続され、制御装置21からの信号に基づいて、踏段ローラ3a乃至3dの異常の有無を踏段ローラ3a乃至3d毎に表示する表示装置である。この表示装置26は、例えば、各踏段ローラ3a乃至3dに対応した複数の表示灯26a(LED等)を備え、乗降口周辺部や機械室内に設置される。そして、何れかの検出装置9等から異常発生信号が制御装置21に入力された場合には、制御装置21は、入力された異常発生信号に基づいて、異常が発生した踏段ローラ3に対応する表示灯26aを点灯させるように表示装置26に対して信号を出力する。なお、図8においては、警告発報手段22及び乗客コンベア停止手段23の記載は省略されている。
この発明の実施の形態2によれば、表示装置26を機械室内等に設置することにより、複数の踏段ローラ3が1つの踏段2に備えられている場合でも、異常が発生した踏段ローラ3がどの踏段レール4を走行しているのかを容易に判別することが可能であり、踏段ローラ3交換時の保守性が向上する。その他は、実施の形態1と同様の構成及び効果を奏する。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3における乗客コンベアの安全装置を示す要部正面図、図10はこの発明の実施の形態3における乗客コンベアの安全装置を示す要部側面図である。図9及び図10において、踏段ローラ3aに対応して設けられた踏段レール4aは、その全てが横断面略L字状を呈するアングル材から構成され、実施の形態1における検出用レール13に相当するものは備えられていない。また、27は踏段レール4aの上方に設けられ、踏段ローラ3aの異常を、踏段ローラ3aが横方向に変位したことから検出する検出装置である。
図9はこの発明の実施の形態3における乗客コンベアの安全装置を示す要部正面図、図10はこの発明の実施の形態3における乗客コンベアの安全装置を示す要部側面図である。図9及び図10において、踏段ローラ3aに対応して設けられた踏段レール4aは、その全てが横断面略L字状を呈するアングル材から構成され、実施の形態1における検出用レール13に相当するものは備えられていない。また、27は踏段レール4aの上方に設けられ、踏段ローラ3aの異常を、踏段ローラ3aが横方向に変位したことから検出する検出装置である。
次に、上記検出装置27の構成について説明する。28はトラス1に設けられ、踏段レール4aよりも上方に配置されて検出装置27全体を支持する支持台、29は所定の間隔を有して対向するように、支持台28の下面から下方に突設された支持板、30は回動軸が踏段軸7に対して略平行となるように両支持板29間に渡って回動自在に設けられ、一端部側が踏段レール4aの案内面上方を横切るように延設されたピン、31は踏段レール4aの上方に配置されるとともに、常時に踏段レール4aを走行する踏段ローラ3aがその下端部を通過するように、走行する踏段ローラ3aと所定の間隙を有してその両側に配置された2本の検出子である。なお、上記検出子31は、その上端部がピン30に固定されてピン30とともに回動するように構成され、互いに対向して配置される。
また、32は支持板29と検出子31との間に設けられ、検出子31の位置を保持する保持バネ、33はピン30に固定され、ピン30及び検出子31とともに回動する略円盤状のカム、34は支持台28に設けられ、検出子31が踏段ローラ3aによって踏段ローラ3aの走行方向に付勢されることによって動作されるスイッチである。
なお、上記構成を有する検出装置27の動作は、実施の形態1における検出装置9と同様である。即ち、異常踏段ローラ3aが検出装置27の下方に配置された踏段レール4aの案内面を通過する際に、その一部が検出子31に接触することによって、検出子31が異常踏段ローラ3aの走行方向に傾倒される。そして、検出子31に連動して回転するカム33の回転角度が所定値に達することによってスイッチ34が動作され、スイッチ34から異常発生信号が出力される。
この発明の実施の形態3によれば、踏段レール4aの上方に配置した検出装置27によって、踏段ローラ3aの異常を踏段2が沈下する前に検出することができる。このため、踏段2が沈下することによって生じる不具合や事故を未然に防止することが可能となる。
また、検出子31が踏段レール4aの上方に配置されているため、踏段レール4aに干渉することなく検出装置27を設置することができる。このため、実施の形態1のように踏段レール4aの一部に検出用レール13を設ける必要が無く、踏段レール4aを全てアングル材等で構成することが可能である。なお、かかる理由から、既設の乗客コンベアにも容易に対応し得る。その他の構成及び効果は、実施の形態1又は2と同様である。
1 トラス、 2 踏段、 3 踏段ローラ、 3a〜3d 踏段ローラ、
4 踏段レール、 4a〜4d 踏段レール、 5 欄干、 6 移動手摺、
7 踏段軸、 8 踏段チェーン 9 検出装置、 10 ブラケット、
11 支持軸、 12 検出装置、 13 検出用レール、 14 支持台、
15 支持板、 16 ピン、 17 検出子、 18 保持バネ、 19 カム、
20 スイッチ、 21 制御装置、 22 警告発報手段、
23 乗客コンベア停止手段、 24 検出装置、 25 検出装置、
26 表示装置、 26a 表示灯、 27 検出装置、 28 支持台、
29 支持板、 30 ピン、 31 検出子、 32 保持バネ、 33 カム、
34 スイッチ
4 踏段レール、 4a〜4d 踏段レール、 5 欄干、 6 移動手摺、
7 踏段軸、 8 踏段チェーン 9 検出装置、 10 ブラケット、
11 支持軸、 12 検出装置、 13 検出用レール、 14 支持台、
15 支持板、 16 ピン、 17 検出子、 18 保持バネ、 19 カム、
20 スイッチ、 21 制御装置、 22 警告発報手段、
23 乗客コンベア停止手段、 24 検出装置、 25 検出装置、
26 表示装置、 26a 表示灯、 27 検出装置、 28 支持台、
29 支持板、 30 ピン、 31 検出子、 32 保持バネ、 33 カム、
34 スイッチ
Claims (6)
- 乗客コンベアの踏段に回動自在に設けられ、トラスに設けられた踏段レールを走行する踏段ローラと、
常時に前記踏段レールを走行する前記踏段ローラが間を通過するように、前記踏段ローラと所定の間隙を有して前記踏段ローラの両側に配置された検出子と、
前記検出子が前記踏段ローラによって前記踏段ローラの走行方向に付勢されることにより動作されるスイッチと、
を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。 - 踏段レールの一部に、踏段ローラの幅よりも大きな幅を有する検出用レールが設けられ、
検出子は、前記検出用レールと所定の間隙を有して前記検出用レールの両側に配置されるとともに、各端部が前記検出用レールの案内面から突出するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの安全装置。 - 検出子は、踏段レールの上方に配置され、常時に前記踏段レールを走行する踏段ローラが、前記検出子の下端部間を通過することを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの安全装置。
- スイッチが動作された際に、外部に警告を発報する警告発報手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の乗客コンベアの安全装置。
- スイッチが動作された際に、踏段の移動を停止する停止手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の乗客コンベアの安全装置。
- 踏段に複数の踏段ローラが回動自在に設けられ、検出子及びスイッチが前記踏段ローラ毎に対応して設けられるとともに、
前記踏段ローラの異常の有無を前記踏段ローラ毎に表示する表示装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の乗客コンベアの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006145596A JP2007314299A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 乗客コンベアの安全装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006145596A JP2007314299A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 乗客コンベアの安全装置 |
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---|---|
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JP (1) | JP2007314299A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016204120A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの異常診断装置および乗客コンベアの異常診断方法 |
-
2006
- 2006-05-25 JP JP2006145596A patent/JP2007314299A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016204120A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 乗客コンベアの異常診断装置および乗客コンベアの異常診断方法 |
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