JP2004026356A - 乗客コンベア装置 - Google Patents

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JP2004026356A
JP2004026356A JP2002181813A JP2002181813A JP2004026356A JP 2004026356 A JP2004026356 A JP 2004026356A JP 2002181813 A JP2002181813 A JP 2002181813A JP 2002181813 A JP2002181813 A JP 2002181813A JP 2004026356 A JP2004026356 A JP 2004026356A
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front wheel
detector
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wheel roller
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JP2002181813A
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Kenji Endo
遠藤 健志
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

【課題】踏段の損傷を未然に防止することが可能な乗客コンベア装置を提供すること。
【解決手段】フレーム10に設けられた踏段ガイドレール20に沿って移動する複数の踏段15を、無端循環状に駆動する乗客コンベア装置において、踏段15に備わる前輪ローラ16の位置変化を検知する検知器22を、踏段ガイドレール20が方向を変えて折り返す部分である反転部に設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータや動く歩道等の乗客コンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
乗客コンベア装置の一例であるエスカレータは、複数の踏段を備える。この踏段夫々は、踏板、クリートライザ及び踏段支え等を含み、進行方向一端側に一対の前輪ローラが設けられ、進行方向の他端側に一対の後輪ローラが設けられた構造である。複数の踏段は、フレームに設置された踏段ガイドレールにより支持されて水平を保ちつつ、乗口付近及び降口付近では水平方向に移動し、乗口付近から降口付近に至る途中では昇降勾配方向に移動し、全体として無端循環状に移動するようになっている。
【0003】
複数の踏段はチェーンによって連結され、このチェーンを駆動することによって全ての踏段が同期して隙間無く動くように構成されている。チェーンを駆動する駆動装置は、乗口付近または降口付近に設けられ、モータの回転を減速機により減速し、該減速した回転力により、チェーンを駆動するスプロケットを回転する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなエスカレータ等の乗客コンベア装置にとって、装置自身が各種の安全装置を装備すること、また専門技術者による定期的な保守管理が行われることが安全性を確保しつつ大量輸送機関として機能するための条件である。
【0005】
例えば、エスカレータについては、安全装置として、駆動チェーン切断検知、踏段チェーン切断検知や電気系統の動作検知等が行われている。また、乗客と手すりやスカートガード等の危険性を伴う接触等に対応する検知も行われている。
【0006】
また、専門技術者による定期的な保守管理の点検項目としては、機械室内の駆動系、上部乗場、中間部及び下部乗場の各所について多数の点検事項がある。
【0007】
ここに、無端循環状に移動する多数の踏段については、踏段の前輪ローラが支持される踏段ガイドレールが無い部分又は前輪ローラが踏段ガイドレールに乗り降りする部分である乗場の下部において損傷するケースが見られるが、かかる損傷状態又は損傷に至る兆候は、専ら定期点検時の目視による異常発見の有無に頼っていた。
【0008】
しかし、多くの踏段について目視による異常発見を行うことは、自ずと精度面で限界があり、異常の発見を自動で行う何らかの安全装置の適用が求められるところである。
【0009】
本発明の目的は、踏段の損傷を未然に防止することが可能な乗客コンベア装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る乗客コンベア装置は、踏段に備わるローラの位置変化を検知する検知手段を、踏段ガイドレールが方向を変えて折り返す部分に設けたことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、前輪ローラの損傷が発生する可能性がある位置である踏段ガイドレールが方向を変えて折り返す部分に、踏段に備わるローラの位置変化を検知する検知手段を設けたので、損傷に至る兆候を早期に発見することができ、目視検査とあいまって、一層の安全性が確保されるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態による乗客コンベア装置としてエスカレータを図面を参照して説明する。
【0013】
図1及び図2において、建屋等の上下階に渡って、トラス構造等のフレーム10が固定設置されている。フレーム10には、下段踏段ガイドレール20及び上段踏段ガイドレール21が設けられている。この踏段ガイドレール20,21は、踏段15の進行方向である踏段ガイドレール伸長方向が変わって折り返す部分、つまり反転部については除去された構造となっている。この反転部は乗降部口に相当し、上部乗降口の部分は、チェーン14に駆動力を伝達するための図示しない駆動装置が配置されている。この駆動装置により、上部スプロケット12が回転駆動される。この上部スプロケット12は、ベアリング13により支持された上部スプロケット軸11に設けられている。同様に、下部乗降口の部分には、下部スプロケット19が、図示しないベアリングにより支持された下部スプロケット軸18に設けられている。上部スプロケット12と下部スプロケット19との間にチェーン14が掛け渡され、該チェーン14には、多数の踏段15が設けられて、このチェーン14を駆動することによって全ての踏段15が同期して隙間無く動くように構成されている。
【0014】
この踏段15は、踏板、クリートライザ及び踏段支え等を含み、進行方向一端側に一対の前輪ローラ16及び軸16Aが設けられ、進行方向の他端側に一対の後輪ローラ17及び軸17Aが設けられた構造である。
【0015】
本実施形態においては、図2及び図3に示すように、検出器22を反転部に相当するフレーム10に設けている。
【0016】
この検出器22は、磁気、電磁波、光、赤外線等により、物体の存在有無及び距離検出を行うことができるセンサを用いるものとし、前輪ローラ16の移動及び位置変化を、非接触で検出するものである。
【0017】
また検出器22は、検出精度の向上を図るために、その検出部が、軸16Aの軸方向に沿い且つ前輪ローラ16に臨むように配置されることが好ましい。
【0018】
さらに、前輪ローラ16は各踏段15に左右に一対設けられているので、検出器22も一対の前輪ローラ16に対応して左右に一対設けることが好ましい。
【0019】
またさらに、検出器22は、左右に一対に限らず複数設けることもできる。
【0020】
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態の検出器22を用いた安全装置の電気系について説明する。
【0021】
図4は、検出器22の出力を受ける電気回路のブロック図であり、検出器22の出力を判断部23に取り込み、判断部23からはエスカレータコントローラ24に必要な指令を与え、また表示器25にて警報等の表示を行うようになっている。すなわち、検出器22は、その検出部が、軸16Aの軸方向に沿い且つ前輪ローラ16に臨むように配置されているので、踏段15が、ガイドレール20,21を移動し、反転部に至って検出器22に到達したときに、判断部23では前輪ローラ16の移動及び軸方向の位置変化等を、非接触にて判断することができる。このため判断部23は、予め移動及び軸方向の位置変化に係る基準値や閾値を保持しておき、検出値が予め移動及び軸方向の位置変化に係る基準値や閾値を超えたとき、エスカレータコントローラ24に運転停止指令を与え、また表示器25に警報等の表示を行う指示を与える。
【0022】
図5は、判断部23の処理フローを示しており、検出器22は前輪ローラ16の移動を検出し、検出値が予め移動に係る基準値や閾値を超えたとき、エスカレータが運転中であることを判断する(ステップS1)。また、検出器22は前輪ローラ16の軸方向の位置変化を検出し(ステップS2)、検出値が予め軸方向の位置変化に係る基準値や閾値を超えたとき、前輪ローラ16が損傷又は損傷に至る兆候がある、つまり異常検出と判断し(ステップS3)、エスカレータコントローラ24に運転停止指令を与え(ステップS4)、また表示器25に警報等の表示を行う指示を与える(ステップS5)。
【0023】
このように本実施形態によれば、前輪ローラ16の損傷が発生する位置である踏段ガイドレール20,21が方向を変えて折り返す部分に、踏段15に備わる前輪ローラ16の位置変化を検知する検出器22を設けたので、前輪ローラ16のみならず踏段15の損傷及び損傷に至る兆候を早期に発見することができ、目視検査とあいまって、一層の安全性が確保されるものとなる。
【0024】
なお、上記実施形態では、検出器22を、踏段ガイドレール20,21が方向を変えて折り返す部分、つまり反転部に設けるとしているが、前輪ローラ16の損傷が発生する可能性がある位置として、前輪ローラ16が踏段ガイドレール20,21に入り込み又は降りる位置である踏段ガイドレール20,21の伸長方向終端部付近に設けることができる。
【0025】
このように配置することで、現実の前輪ローラ16の損傷又は損傷に至る兆候を直に検出することができるので、踏段15の損傷前にエスカレータを停止させることができ、また踏段15の損傷を未然に防止することができ、安全性の点できわめて有利である。
【0026】
本発明は、エスカレータのローラの安全装置について説明したが、動く歩道等の各種の乗客コンベア装置に適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、踏段ローラの損傷が発生する位置である踏段ガイドレールが方向を変えて折り返す部分に、踏段に備わるローラの位置変化を検知する検知手段を設けたので、損傷に至る兆候を早期に発見することができ、目視検査とあいまって、一層の安全性が確保された乗客コンベア装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る乗客コンベア装置を示す概略構成図。
【図2】図1におけるII―IIに見た断面図。
【図3】同実施形態における踏段、前輪ローラ、後輪ローラ、チェーン及び検知器の関係を示す概略斜視図。
【図4】同実施形態における電気系統の構成図。
【図5】同実施形態における処理フローを示す図。
【符号の説明】
10…トラス構造フレーム
11…上部スプロケット軸
12…上部スプロケット
13…ベアリング
14…チェーン
15…踏段
16…前輪ローラ
16A…前輪ローラ軸
17…後輪ローラ
17A…後輪ローラ軸
18…上部スプロケット軸
19…上部スプロケット
20…下段踏段ガイドレール
21…上段踏段ガイドレール
22…検知器

Claims (2)

  1. フレームに設けられた踏段ガイドレールに沿って移動する複数の踏段を、無端循環状に駆動する乗客コンベア装置において、
    前記踏段に備わるローラの位置変化を検知する検知手段を、前記踏段ガイドレールが方向を変えて折り返す部分に設けたことを特徴とする乗客コンベア装置。
  2. 前記検知手段の出力に基づき前記踏段の駆動停止及び前記ローラの異常警報表示のうち少なくとも一方を行う手段を具備することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア装置。
JP2002181813A 2002-06-21 2002-06-21 乗客コンベア装置 Pending JP2004026356A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222354A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エスカレータの駆動ローラ脱落検出装置およびエスカレータ
JP2012106808A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Mitsubishi Electric Corp ステップ破損検知装置
JP2012250834A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベア
JP6462908B1 (ja) * 2018-01-10 2019-01-30 東芝エレベータ株式会社 エスカレータ診断装置およびエスカレータ診断方法
US10850947B2 (en) 2018-07-27 2020-12-01 Otis Elevator Company Misalignment monitoring in a people conveyor

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