JP2005343625A - 乗客コンベアの非常停止装置 - Google Patents

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Yutaka Hashioka
豊 橋丘
Takashi Yumura
敬 湯村
Akio Iwata
明夫 岩田
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Abstract

【課題】 安全性を維持したまま、部品点数の削減による装置コストの低減と省スペース化を実現できる乗客コンベアの非常停止装置を得る。
【解決手段】 乗客コンベアを駆動する駆動機3を含む各可動部4、6、7にそれぞれ設けられ、各可動部の速度情報を検出する速度検出手段4a、6a、7aと、駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられたブレーキ4b、6b、7bと、各速度検出手段から送られる各可動部の速度情報と駆動機に対する速度指令値とを比較監視する中央演算処理装置10とを備え、中央演算処理装置は、比較監視により異常動作を検出した時、駆動機に対する速度指令値を零とするとともに、各可動部の各ブレーキに対し停止動作指令を発して乗客コンベア全体の停止動作を行う。
【選択図】 図2



Description

この発明は、乗客コンベアの非常停止装置に関するものである。
従来、乗客コンベアにおいては、あらゆる安全性への要求を満足するために、多くの機械的な異常検出手段と、それに伴って作動する非常停止手段が設けられている。そのため、安全性をより高めるためには、部品点数の増大、必要スペースの増大や組立性の悪化といったコストアップの要因が多く必要とされる。これを解決するため、各異常動作を検出する手段からの情報を無線により中央のマイクロプロッセッサに通信し、異常動作信号を受信した場合、乗客コンベア駆動源に対して停止命令を発令し乗客コンベアを停止させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−301568号公報
従来の乗客コンベアでは、配線を減らすことによるコスト低減を目的としているので、通信手段が無線であり、機械的な要因による通信の遮断やノイズによる信号の劣化や信号化けの可能性があり、非常事態に正常な停止動作が行えない恐れがあるという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、安全性を維持したまま、部品点数の削減による装置コストの低減と省スペース化を実現できる乗客コンベアの非常停止装置を提供するものである。
この発明に係る乗客コンベアの非常停止装置においては、乗客コンベアを駆動する駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられ、各可動部の速度情報を検出する速度検出手段と、駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられたブレーキと、各速度検出手段から送られる各可動部の速度情報と駆動機に対する速度指令値とを比較監視する中央演算処理装置とを備え、中央演算処理装置は、比較監視により異常動作を検出した時、駆動機に対する速度指令値を零とするとともに、各可動部の各ブレーキに対し停止動作指令を発して乗客コンベア全体の停止動作を行うようにしたものである。
この発明によれば、乗客コンベアを駆動する駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられ、各可動部の速度情報を検出する速度検出手段と、駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられたブレーキと、各速度検出手段から送られる各可動部の速度情報と駆動機に対する速度指令値とを比較監視する中央演算処理装置とを備え、中央演算処理装置は、比較監視により異常動作を検出した時、駆動機に対する速度指令値を零とするとともに、各可動部の各ブレーキに対し停止動作指令を発して乗客コンベア全体の停止動作を行うようにしたので、安全性を確保したまま、従来機械的に行われていた場合の部品点数を削減しコスト低減が図れるとともに、スペースの削減も実現することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置に適用される駆動機器構成の一例を示す側面図、図2はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置の動作フローを示すシステム構成図、図3は乗客コンベア上部の駆動機部を拡大して示す正面図、図4は乗客コンベア上部の踏段駆動部を拡大して示す正面図、図5は乗客コンベア中間部の移動手摺駆動部を拡大して示す正面図、図6は移動手摺の速度検出部を拡大して示す正面図、図7はこの発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置の回転数検出による停止制御を示すブロック図である。
図1において、1は隣接する上下階床間に掛け渡された乗客コンベアの主枠、2はこの主枠1の両側に立設された欄干、3は主枠1内の上部階床部分に設けられた駆動機、4は主枠1内の上部階床部分に設けられ、駆動機3に駆動チェーンにより連結された上部踏段スプロケット、5は主枠1内の下部階床部分に設けられた下部踏段スプロケット、6は主枠1内の上方部に設けられた移動手摺駆動装置、7は移動手摺駆動装置6により踏段(図示せず)と同じ速度で移動する無端状の移動手摺、8は駆動機3により上部踏段スプロケット4を介して駆動される無端状の踏段チェーン、9は移動手摺の速度検出部である。
また、図2は乗客コンベアの非常停止装置の動作フローを示すものである。上部踏段スプロケット4、移動手摺駆動装置6及び移動手摺7といった乗客コンベアの主な可動部分は、その速度を常時検出するエンコーダ4a、6a、7a等の安価な速度検出器を設け、それらから得られる各可動部分の速度情報を中央演算処理装置(CPU)10に送っている。CPU10では、走行速度に応じた駆動機3への速度指令値を作成し駆動機3に対して速度指令を送っている。ここで、CPU10は、各エンコーダ4a、6a、7aから送られてくる各可動部分の速度情報と、駆動機3に対する速度指令値とを常時比較し、各可動部分が指令値に基づいた速度で動作が行われているか否かを常時監視している。そして、ある可動部分が指令値に対して明らかに異常と思われる速度で動作していることを検出した場合には、駆動機3に対する速度指令を0とし、同時に各可動部分である上部踏段スプロケット4、移動手摺駆動装置6及び移動手摺7に取り付けられたブレーキ4b、6b、7bに対して、停止動作を行う指令を発し、それに基づいて直ちに乗客コンベア全体の停止動作を行うものである。
図3は乗客コンベアの駆動機部の構成を示すものである。この駆動機部は、駆動モータ11、減速機12、ブレーキ13、駆動スプロケット14、及び回転速度を検出するエンコーダ15等を備えている。
図4は踏段駆動部の構成を示すものである。この踏段駆動部は、駆動機3の駆動スプロケット14に巻き掛けられた駆動チェーンの他端が巻き掛けられ、駆動力が伝達されるメインスプロケット16、このメインスプロケットに主軸4cにより連結された上部踏段スプロケット4、制動機ラチェット4d、軸受4e、ブレーキ4b、及び回転速度を検出するエンコーダ4a等を備えている。
図5は移動手摺駆動部の構成を示すものである。この移動手摺駆動部は、一体化された移動手摺駆動スプロケット17、手摺駆動ロ−ラ18及び回転検出用軸19と、手摺駆動ローラ18に移動手摺7を加圧するための加圧ローラ20、ブレーキ6b、回転検出用軸19に設けられたエンコーダ6a、ブラケット21等を備えている。
図6は移動手摺の速度検出部9の構成を示すものである。この移動手摺の速度検出部9は、一体化された従動ローラ22及び回転検出用軸23と、従動ローラ22に移動手摺7を加圧するための加圧ローラ24、ブレーキ7b、回転検出用軸23に設けられたエンコーダ7a、ブラケット21等を備えている。
次に、この発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置の回転数検出による停止制御について図7により説明する。
乗客コンベアの駆動源である駆動機3の回転数Nと、駆動源から動力が伝達される各可動部分機器、すなわち、上部踏段スプロケット4の主軸4c、移動手摺駆動部6、移動手摺7、及び下部踏段スプロケット5の回転数N1〜N4を各エンコーダによりそれぞれ検出し、その検出値を回転数検出部25に入力する。これらの検出値から演算部26で演算比較し、その演算値が所定の数値から外れた時は、判定部27でその機器が何らかの異常であると判断し、制御部28により駆動機3に対する速度指令を0とし乗客コンベアを停止させるとともに、その機器に装備されたブレーキ13、4b〜7bを作動させて機器の回転を停止させる。なお、各ブレーキ13、4b〜7bは、非通電状態では常に停止状態を確保するように設定されている。
この実施の形態1では、非常停止動作を安価なIC部品を用いて電気的に行うことができ、安全性を確保したまま、従来機械的に行われていた場合の部品点数を削減しコスト低減が図れるとともに、スペースの削減も実現することができる。
この発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置に適用される駆動機器構成の一例を示す側面図である。 この発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置の動作フローを示すシステム構成図である。 乗客コンベア上部の駆動機部を拡大して示す正面図である。 乗客コンベア上部の踏段駆動部を拡大して示す正面図である。 乗客コンベア中間部の移動手摺駆動部を拡大して示す正面図である。 移動手摺の速度検出部を拡大して示す正面図である。 この発明の実施の形態1における乗客コンベアの非常停止装置の回転数検出による停止制御を示すブロック図である。
符号の説明
1 乗客コンベアの主枠
2 欄干
3 駆動機
4 上部踏段スプロケット
4a エンコーダ
4b ブレーキ
4c 主軸
4d 制動機ラチェット
4e 軸受
5 下部踏段スプロケット
5b ブレーキ
6 移動手摺駆動装置
6a エンコーダ
6b ブレーキ
7 移動手摺
7a エンコーダ
7b ブレーキ
8 踏段チェーン
9 移動手摺の速度検出部
10 中央演算処理装置(CPU)
11 駆動モータ
12 減速機
13 ブレーキ
14 駆動スプロケット
15 エンコーダ
16 メインスプロケット
17 移動手摺駆動スプロケット
18 手摺駆動ローラ
19 回転検出用軸
20 加圧ローラ
21 ブラケット
22 従動ローラ
23 回転検出用軸
24 加圧ローラ
25 回転数検出部
26 演算部
27 判定部
28 制御部

Claims (5)

  1. 乗客コンベアを駆動する駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられ、各可動部の速度情報を検出する速度検出手段と、
    前記駆動機を含む各可動部にそれぞれ設けられたブレーキと、
    前記各速度検出手段から送られる各可動部の速度情報と前記駆動機に対する速度指令値とを比較監視する中央演算処理装置とを備え、
    前記中央演算処理装置は、前記比較監視により異常動作を検出した時、駆動機に対する速度指令値を零とするとともに、各可動部の各ブレーキに対し停止動作指令を発して乗客コンベア全体の停止動作を行うことを特徴とする乗客コンベアの非常停止装置。
  2. 可動部は踏段スプロケットであり、踏段スプロケットに設けられた速度検出手段はエンコーダであることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの非常停止装置。
  3. 可動部は移動手摺駆動装置であり、移動手摺駆動装置に設けられた速度検出手段はエンコーダであることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの非常停止装置。
  4. 可動部は移動手摺であり、移動手摺に設けられた速度検出手段はエンコーダであることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの非常停止装置。
  5. 可動部に設けられた各ブレーキは、非通電状態においては常に停止状態を保持するように設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の乗客コンベアの非常停止装置。
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