JPH1121061A - 乗客コンベヤー装置 - Google Patents

乗客コンベヤー装置

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JPH1121061A
JPH1121061A JP17961397A JP17961397A JPH1121061A JP H1121061 A JPH1121061 A JP H1121061A JP 17961397 A JP17961397 A JP 17961397A JP 17961397 A JP17961397 A JP 17961397A JP H1121061 A JPH1121061 A JP H1121061A
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band
transport
detector
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Yasumasa Haruta
康雅 治田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上昇運転時の異常発生による搬送帯の逆方向
移動を正当に検出でき、搬送帯の反転に起因する不具合
が発生しない乗客コンベヤー装置を得る。 【解決手段】 多数の踏段4を連結して主枠1内を循環
移動する搬送帯2を設ける。また、円形をなし円柱面に
開口した凹所の縁部からなる係合部を有する回転体を主
枠1に枢持し搬送帯2に係合して回転する。また、主枠
1に設けた固定部に検出子の基部を枢持して先端部を回
転体の円柱面に支持し、搬送帯2が上昇方向へ移動する
ときには上昇対応姿勢に保持し、搬送帯2の移動方向が
上昇方向から下降方向に反転することにより先端部が回
転体の係合部に係合して下降対応姿勢に変化したときに
動作する反転検出器とにより反転検出装置45を構成す
る。これにより、搬送帯の運転方向反転を直接的に検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータ
ー、傾斜して設置された移動歩道等の乗客コンベヤー装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図8は、例えば特公昭63−30
275号公報に示された従来の乗客コンベヤー装置を示
す図で、図6は構造を概念的に示す側面図、図7は図6
の乗客コンベヤー装置の駆動ユニットの拡大平面図、図
8は図7のA−A線断面図である。図において、1は傾
斜して設置された乗客コンベヤー装置の主枠、2は搬送
帯で、ラックを有する多数のリンク3に踏段4が連結さ
れると共に、リンク3が相互に連結されて無端状に形成
されて主枠1内を循環移動する。
【0003】5は第一駆動ユニットで、主枠1の下端部
寄りに設けられて無端状に配置された搬送帯2の間に装
着され、無限軌道状態に形成されてリンク3のラックに
噛み合うローラチェン6、ローラチェン6の駆動軸7に
より巻掛伝動機構8を介して駆動される制動機軸9、制
動機軸9に形成された補助制動機10及び図示が省略し
てあるが駆動軸7を駆動する電動機が設けられている。
【0004】また、補助制動機10は、制動機軸9に固
定されて爪車11を挟圧した制動板12、爪車11に対
向して配置された爪13並びにコイル及びばねからなり
爪13を常時は爪車11の係止部から離れた位置に保持
し要時に爪13を爪車11の係止部に係止させる作動機
構14が設けられている。そして、作動機構14の動作
により爪13が爪車11の係止部に係止して搬送帯2の
下降方向移動が制動される。なお、補助制動機10は、
構造上から搬送帯2の上昇方向移動に対しては仮に作動
機構14が動作したとしても制動作用を発生することは
ない。
【0005】15は第二駆動ユニットで、主枠1の上端
部寄りに設けられて無端状に配置された搬送帯2の間に
装着され、第一駆動ユニット5と同様に構成され、すな
わち無限軌道状態に形成されてリンク3のラックに噛み
合うローラチェン、ローラチェンの駆動軸により巻掛伝
動機構を介して駆動される制動機軸、制動機軸に形成さ
れた通常制動機及び駆動軸を駆動する電動機が設けられ
ている。
【0006】従来の乗客コンベヤー装置は上記のように
構成され、第一駆動ユニット5、第二駆動ユニット15
によってそれぞれのローラチェンとリンク3のラックの
噛み合いを介して搬送帯2が循環運転される。そして、
上昇運転中の搬送帯2を停止するときには第二駆動ユニ
ット15の通常制動機が動作し、また下降運転中の搬送
帯2を停止するときには第二駆動ユニット15の通常制
動機及び第一駆動ユニット5の補助制動機10が動作す
るようになっている。
【0007】また、図9及び図10は、例えば特公平1
−26995号公報に示された他の従来の乗客コンベヤ
ー装置を示す図で、図9は構造を概念的に示す側面図、
図10は図9の乗客コンベヤー装置の上端部の要部拡大
図である。図において、1は傾斜して設置された乗客コ
ンベヤー装置の主枠、2は搬送帯で、主枠1内に無端状
に配置された踏段チェン3に多数の踏段4が連結されて
構成され、主枠1内を循環移動する。
【0008】16は主枠1上端部に駆動軸17を介して
枢着された駆動鎖歯車、18は電動機が設けられて主枠
1上端部に設置された駆動機、19は駆動機18に設け
られた通常制動機、20は駆動機18の出力軸の動作を
駆動軸17に伝動する巻掛伝動機構である。
【0009】21は駆動軸17に設けられた補助制動機
で、駆動軸17に固定されて爪車22を挟圧した制動板
23、爪車22に対向して配置された爪24並びにコイ
ル及びばねからなり爪24を常時は爪車22の係止部か
ら離れた位置に保持し要時に爪24を爪車22の係止部
に係止させる作動機構25が設けられている。
【0010】図9及び図10における従来の乗客コンベ
ヤー装置は上記のように構成され、駆動機18により巻
掛伝動機構20、駆動鎖歯車16を介して搬送帯2が循
環運転さる。そして、上昇運転中の搬送帯2を停止する
ときには駆動機18の通常制動機19が動作し、また下
降運転中の搬送帯2を停止するときには駆動機18の通
常制動機19及び補助制動機21が動作するようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の乗
客コンベヤー装置において、搬送帯2が上昇運転されて
いるときに駆動機の故障、駆動用の電動機故障等の異常
発生によって搬送帯2が失速した場合に、駆動機の出力
軸に搬送帯2の逆方向運転の検出装置を装備した構造の
ときには、搬送帯2又は巻掛伝動機構20が破断したと
きの逆方向運転が検出されないという問題点があった。
【0012】また、搬送帯2の逆方向運転の検出装置と
して、回転体又は巻掛伝動機構の巻掛帯を摺動する検出
片を設けた構造、駆動鎖歯車等を摺動する検出片をばね
で支承した構造等においては、検出片の摺動騒音が発生
する不具合があり、また摺動する検出片の損耗、摺動の
ための押圧力の不足等によって誤動作が発生する不具合
が考えられる。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、上昇運転時の異常発生による搬
送帯の逆方向移動を正当に検出できる乗客コンベヤー装
置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客コン
ベヤー装置においては、多数の踏段が連結されて無端状
をなし傾斜して設置された主枠内を循環移動する搬送帯
と、円柱面を有する円形をなし円柱面に開口した凹所の
縁部からなる係合部が形成され、主枠に枢持されて搬送
帯及びこの搬送帯に連係された巻掛伝動機構のいずれか
に係合され駆動されて回転する回転体及び主枠に設けら
れた固定部に基部が枢持されて先端部が円柱面に支持さ
れ搬送帯が上昇方向へ移動するときには上昇対応姿勢に
保持され、搬送帯の移動方向が上昇方向から下降方向に
反転することによって先端部が係合部に係合して作動し
下降対応姿勢に変化する検出子を有する反転検出器によ
って構成された反転検出装置とが設けられる。
【0015】また、この発明に係る乗客コンベヤー装置
においては、搬送帯に係合しこの搬送帯の移動によって
回転して、回転体を回転させる合成樹脂製の駆動歯車が
設けられる。
【0016】また、この発明に係る乗客コンベヤー装置
においては、通常制動機及び補助制動機と、多数の踏段
が連結されて無端状をなし傾斜して設置された主枠内を
循環移動する搬送帯と、円柱面を有する円形をなし円柱
面に開口した凹所の縁部からなる係合部が形成され、主
枠に枢持されて搬送帯及びこの搬送帯に連係された巻掛
伝動機構のいずれかに係合され駆動されて回転する回転
体及び主枠に設けられた固定部に基部が枢持されて先端
部が円柱面に支持され搬送帯が上昇方向へ移動するとき
には上昇対応姿勢に保持され、搬送帯の移動方向が上昇
方向から下降方向に反転することによって先端部が係合
部に係合して作動し下降対応姿勢に変化する検出子を有
する反転検出器によって構成された反転検出装置と、通
常停止スイッチ及び一般安全装置の少なくとも一方の動
作により通常制動機のみを動作させ、搬送帯の移動方向
が上昇方向から下降方向に反転したときの反転検出装置
の動作を介して通常制動機及び補助制動機を動作させる
制御装置とが設けられる。
【0017】また、この発明に係る乗客コンベヤー装置
においては、搬送帯の下降運転に対してのみ制動作用を
生じる補助制動機が設けられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1〜図5は、この発明の実施の形態の
一例を示す図で、図1は構造を概念的に示す側面図、図
2は図1の乗客コンベヤー装置の手摺駆動機構を示す図
1のB部拡大図、図3は図1の反転検出装置箇所を示す
図1のC部拡大図、図4は図3の反転検出装置の動作を
説明した図、図5は図1の乗客コンベヤー装置の制御装
置の要部論理回路図である。
【0019】図において、1は傾斜して設置された乗客
コンベヤー装置の主枠、2は搬送帯で、無端状形態にお
ける内側に設けられた主ラック26及び外側に設けられ
た副ラック27を有する多数のリンク3に踏段4が連結
されると共に、リンク3が相互に連結されて無端状に形
成されて主枠1内を循環移動する。
【0020】5は第一駆動ユニットで、図示を省略する
が前述の図7の駆動ユニットと同様に構成されて主枠1
の下端部寄りに設けられ、無端状に配置された搬送帯2
の間に装着され、無限軌道形態に形成されてリンク3の
主ラック26に噛み合う図7におけるローラチェン6、
ローラチェン6の駆動軸7により巻掛伝動機構8を介し
て駆動される制動機軸9、制動機軸9に形成された補助
制動機10及び図示が省略してあるが駆動軸7を駆動す
る電動機が設けられている。
【0021】また、補助制動機10は図7と同様に、制
動機軸9に固定されて爪車11を挟圧した制動板12、
爪車11に対向して配置された爪13並びにコイル及び
ばねからなり爪13を常時は爪車11の係止部から離れ
た位置に保持し要時に爪13を爪車11の係止部に係止
させる作動機構14が設けられている。そして、作動機
構14の動作により爪13が爪車11の係止部に係止し
て搬送帯2の下降方向移動が制動される。なお、補助制
動機10は、構造上から搬送帯2の上昇方向移動に対し
ては仮に作動機構14が動作したとしても制動作用を発
生することはない。
【0022】15は第二駆動ユニットで、主枠1の上端
部寄りに設けられて無端状に配置された搬送帯2の間に
装着され、第一駆動ユニット5と同様に構成されてい
る。すなわち無限軌道形態に形成されてリンク3の主ラ
ック26に噛み合うローラチェン、ローラチェンの駆動
軸により巻掛伝動機構を介して駆動される制動機軸、制
動機軸に形成された通常制動機及び駆動軸を駆動する電
動機が設けられている。28は主枠1に立設された欄干
29の長手縁部に沿って循環移動する移動手摺である。
【0023】30は主枠1に設けられた手摺駆動装置
で、主枠1に枢持されて移動手摺28の図2における上
側に対向した駆動車31、駆動車31と同芯に固定され
た歯車及びリンク3の副ラック27に噛み合って回転し
て搬送帯2の動作を駆動車31に伝動する中間歯車3
2、主枠1に設けられて反駆動車31側から移動手摺2
8を押圧する押圧車33によって構成されている。
【0024】34は主枠1に固定されたブラケット、3
5はブラケット34に枢持されてリンク3の副ラック2
7に噛み合う合成樹脂製の駆動歯車、36は駆動歯車3
5と一体的に構成されて駆動歯車35と同芯に形成され
た回転体で、円形をなし円柱面37に開口した凹所38
の縁部からなる係合部39が形成されて搬送帯2の移動
によって駆動歯車35を介して駆動されて回転する。
【0025】40はブラケット34に固定された反転検
出器で、固定部に基部が枢持されて先端部41が回転体
36の円柱面37に支持され搬送帯2が上昇方向へ移動
するときには上昇対応姿勢42に保持され、搬送帯2の
移動方向が上昇方向から下降方向に反転することにより
先端部41が凹所38に嵌入し、回転体36の係合部3
9との係合を介して下降対応姿勢43に変化して反転検
出器40を作動させる検出子44が設けられている。
【0026】45は駆動歯車35、回転体26、反転検
出器40及び検出子44を主要部とする反転検出装置で
ある。46は制御装置で、通常停止スイッチ47、一般
安全装置48、反転検出装置45、ORゲート49が設
けられている。そして図5に示すように、前述の図6に
おける第二駆動ユニット15に設けられた通常制動機又
は前述の図9の駆動機18に設けられた通常制動機19
及び前述の図7における第二駆動ユニット15に設けら
れた補助制動機10又は前述の図9における駆動軸17
に設けられた補助制動機21に接続されている。
【0027】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置において、第一駆動ユニット5、第二駆動ユニット1
5によってそれぞれのローラチェンとリンク3の主ラッ
ク26との噛み合いを介して搬送帯2が循環運転され
る。また、搬送帯2の移動によってリンク3の副ラック
27と中間歯車32との噛み合いを介して駆動車31が
動作する。これにより、押圧車33により駆動車31に
押圧された移動手摺28が欄干29の縁部に沿って移動
する。
【0028】そして、乗客コンベヤー装置が上昇運転中
であるときには、リンク3の副ラック27に噛み合う駆
動歯車35の回転によって、例えば図4(a)に示すよ
うに回転体36が矢印D方向へ回転する。この状態にお
いて、反転検出器40の検出子44の先端部41が回転
体36の円柱面37に支持されて、図4(a)に示すよ
うに先端部41が上昇対応姿勢42に保持される。ま
た、上昇運転中の乗客コンベヤー装置の運転方向が反転
して下降運転となると、回転体36が図4(b)に示す
ように矢印E方向へ逆転する。
【0029】これによって、検出子44の先端部41が
円柱面37に開口した凹所38に嵌入する。次いで、図
4(c)に示す状態を経て検出子44の先端部41が係
合部39に係合し、検出子44の傾斜方向が逆転し、再
び円柱面37に支持されて図4(d)に示す下降対応姿
勢43に変化する。この検出子44の下降対応姿勢43
に変化によって、反転検出器40、すなわち反転検出装
置45が動作する。
【0030】この反転検出装置45は、リンク3の副ラ
ック27に噛み合う駆動歯車35の回転を介して動作す
るので、搬送帯2の運転方向を直接検出することができ
る。このため、搬送帯2の破断、リンク3自体の破断が
発生して運転方向が下降方向に反転した場合であっても
異常発生を検出することができる。したがって、駆動機
5等の故障、駆動用の電動機故障等の異常発生によって
搬送帯2が失速して運転方向が下降方向に反転したとき
と併せて、正当に搬送帯2の移動方向の反転を検出する
ことができる。
【0031】これにより、上昇運転中の乗客コンベヤー
装置が異常発生により下降方向に搬送帯2の移動方向が
反転することに起因する不具合の発生を未然に防止する
ことができる。また、反転検出装置45は簡易な構成で
あるので、少ない費用によって設置することができる。
また、反転検出装置45は主枠1に他の機器に対して独
立状態に装備することができるので、既設の乗客コンベ
ヤー装置に対する改修工事のときに容易に装置すること
ができる。
【0032】また、リンク3の副ラック27に噛み合う
反転検出装置45の駆動歯車35はウレタン等の合成樹
脂製であるので、噛み合い騒音、振動が少なく乗客コン
ベヤー装置の設置環境を静粛化することができる。
【0033】そして、制御装置46によって次に述べる
制御が行われる。すなわち、通常停止スイッチ47が操
作されるとORゲート49が出力を発して通常制動機1
9が付勢されて通常制動機のみによって搬送帯2の移動
が制動される。また、一般安全装置48が動作したとき
にはORゲート49が出力を発して通常制動機19が付
勢されて通常制動機のみによって搬送帯2の移動が制動
される。
【0034】また、乗客コンベヤー装置が上昇運転中で
あるときに異常が発生して反転検出装置45が動作した
ときにはORゲート49が出力を発して通常制動機19
が付勢されて通常制動機が動作し、同時に補助制動機1
0,21が動作して通常制動機及び補助制動機の両者に
よって搬送帯2の移動が制動される。
【0035】このような上記両者による搬送帯2の制動
は、停止距離が短くなり、また停止減速度が増大する。
このため、一般安全装置48の動作時においては踏段4
上の乗客に作用する停止力が大きくなる。しかし、乗客
コンベヤー装置が上昇運転中であるときの異常発生によ
る反転検出装置45の動作を介して上記両者により搬送
帯2が制動された場合には次に述べる状態となる。
【0036】すなわち、乗客コンベヤー装置が上昇運転
中であって、運転方向が反転して運転速度がほぼ0とな
った状況で反転検出装置45が動作する。この反転検出
装置45の動作を介して上記両者によって搬送帯2の移
動が制動される。したがって、搬送帯2の制動による停
止距離が短くなることはなく、また停止減速度が増大す
ることもない。このため、踏段4上の乗客に作用する停
止力が大きくなることによる不具合が生じることはな
い。
【0037】また、乗客コンベヤー装置が上昇運転中で
あって運転方向が反転した状態においては、予想以上の
乗客荷重が搬送帯2に作用したことが考えられる。この
ような状態においては、運転方向反転後の制動力不足が
発生する恐れがあるが、上記両者が動作して搬送帯2の
移動が制動される。したがって、運転方向反転後の制動
力不足のために搬送帯2が下降方向にずり落ちる不具合
を未然に防止することができる。
【0038】また、乗客コンベヤー装置が上昇運転から
反転したときに動作する補助制動機10,21は乗客コ
ンベヤー装置の上昇運転中に対して制動力を発揮する必
要がない。すなわち乗客コンベヤー装置が下降運転から
異常発生によって上昇運転に反転することはあり得な
い。
【0039】したがって、補助制動機10,21を下降
運転に対してのみ制動作用を生じる構造とし、製作費を
低減することができる。また、構造を簡略化することが
でき主枠1における設置スペースを節減することがで
き、乗客コンベヤー装置の設置場所の制約を減少するこ
とができる。
【0040】また、乗客コンベヤー装置が正常に上昇運
転中である場合に反転検出装置45が誤動作したとき
に、補助制動機10,21が制動作用を発生しないので
通常制動機のみにより制動される。このため、制動によ
る制動距離が短くなることがなく、踏段4上の乗客に異
常に大きい停止力が作用することはない。
【0041】なお、乗客負荷のある搬送帯2の制動停止
距離は、下降運転時よりも上昇運転時の方が短くなる。
したがって、乗客コンベヤー装置の上昇運転中に補助制
動機10,21が誤って制動動作すると制動停止距離が
一層短くなるが、上昇運転中には補助制動機10,21
が制動力を発揮しないので、制動停止距離短縮に伴って
生じる不具合を防ぐことができる。
【0042】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、多数の
踏段が連結されて無端状をなし傾斜して設置された主枠
内を循環移動する搬送帯と、円柱面を有する円形をなし
円柱面に開口した凹所の縁部からなる係合部が形成さ
れ、主枠に枢持されて搬送帯及びこの搬送帯に連係され
た巻掛伝動機構のいずれかに係合され駆動されて回転す
る回転体及び主枠に設けられた固定部に基部が枢持され
て先端部が円柱面に支持され搬送帯が上昇方向へ移動す
るときには上昇対応姿勢に保持され、搬送帯の移動方向
が上昇方向から下降方向に反転することによって先端部
が係合部に係合して作動し下降対応姿勢に変化する検出
子を有する反転検出器によって構成された反転検出装置
とを設けたものである。
【0043】これによって、反転検出装置は、搬送帯の
移動によって駆動されて回転する回転体の回転を介して
動作するので、搬送帯の運転方向を直接検出することが
できる。このため、搬送帯の破断、搬送帯の構成部材自
体の破断が発生して運転方向が下降方向に反転した場合
であっても異常発生を検出することができる。したがっ
て、搬送帯の駆動機の故障、駆動用の電動機故障の異常
発生によって搬送帯が失速して運転方向が下降方向に反
転したときと併せて正当に運転方向の反転を検出するこ
とができる。
【0044】これにより、上昇運転中の乗客コンベヤー
装置が異常発生により下降方向に反転することに起因す
る不具合の発生を未然に防止することができる。また、
反転検出装置は簡易な構成であるので、設置費用を低減
する効果がある。また、反転検出装置は主枠に他の機器
に対して独立状態に装備することができるので、既設の
乗客コンベヤー装置に対する反転検出装置設置の改修工
事を容易化する効果がある。
【0045】また、この発明は以上説明したように、搬
送帯に係合しこの搬送帯の移動によって回転し、回転体
を回転させる合成樹脂製の駆動歯車を設けたものであ
る。
【0046】これによって、反転検出装置は、搬送帯の
移動によって駆動されて回転する回転体の回転を介して
動作するので、搬送帯の運転方向を直接検出することが
できる。このため、搬送帯の破断、搬送帯の構成部材自
体の破断が発生して運転方向が下降方向に反転した場合
であっても異常発生を検出することができる。したがっ
て、搬送帯の駆動機の故障、駆動用の電動機故障の異常
発生によって搬送帯が失速して運転方向が下降方向に反
転したときと併せて正当に運転方向の反転を検出するこ
とができる。
【0047】これにより、上昇運転中の乗客コンベヤー
装置が異常発生により下降方向に反転することに起因す
る不具合の発生を未然に防止することができる。また、
反転検出装置は簡易な構成であるので、設置費用を低減
する効果がある。また、反転検出装置は主枠に他の機器
に対して独立状態に装備することができるので、既設の
乗客コンベヤー装置に対する反転検出装置設置の改修工
事を容易化する効果がある。また、回転体を回転させる
合成樹脂製の駆動歯車が設けられるので、搬送帯との噛
み合い騒音、振動が少なく乗客コンベヤー装置の設置環
境を静粛化する効果がある。
【0048】また、この発明は以上説明したように、通
常制動機及び補助制動機と、多数の踏段が連結されて無
端状をなし傾斜して設置された主枠内を循環移動する搬
送帯と、円柱面を有する円形をなし円柱面に開口した凹
所の縁部からなる係合部が形成され、主枠に枢持されて
搬送帯及びこの搬送帯に連係された巻掛伝動機構のいず
れかに係合され駆動されて回転する回転体及び主枠に設
けられた固定部に基部が枢持されて先端部が円柱面に支
持され搬送帯が上昇方向へ移動するときには上昇対応姿
勢に保持され、搬送帯の移動方向が上昇方向から下降方
向に反転することによって先端部が係合部に係合して作
動し下降対応姿勢に変化する検出子を有する反転検出器
によって構成された反転検出装置と、通常停止スイッチ
及び一般安全装置の少なくとも一方の動作により通常制
動機のみを動作させ、搬送帯の移動方向が上昇方向から
下降方向に反転したときの反転検出装置の動作を介して
通常制動機及び補助制動機を動作させる制御装置とを設
けたものである。
【0049】これによって、反転検出装置は、搬送帯の
移動によって駆動されて回転する回転体の回転を介して
動作するので、搬送帯の運転方向を直接検出することが
できる。このため、搬送帯の破断、搬送帯の構成部材自
体の破断が発生して運転方向が下降方向に反転した場合
であっても異常発生を検出することができる。したがっ
て、搬送帯の駆動機の故障、駆動用の電動機故障の異常
発生によって搬送帯が失速して運転方向が下降方向に反
転したときと併せて正当に運転方向の反転を検出するこ
とができる。
【0050】これにより、上昇運転中の乗客コンベヤー
装置が異常発生により下降方向に反転することに起因す
る不具合の発生を未然に防止することができる。また、
反転検出装置は簡易な構成であるので、設置費用を低減
する効果がある。また、反転検出装置は主枠に他の機器
に対して独立状態に装備することができるので、既設の
乗客コンベヤー装置に対する反転検出装置設置の改修工
事を容易化する効果がある。
【0051】また、乗客コンベヤー装置が上昇運転中で
あって運転方向が反転したときには、予想以上の乗客荷
重が搬送帯に作用したことが考えられる。このような状
態においては、運転方向反転後の制動力不足が発生する
恐れがあるが、通常制動機及び補助制動機が動作して搬
送帯の移動が制動されるので、運転方向反転後の制動力
不足のために搬送帯が下降方向にずり落ちる不具合を未
然に防止する効果がある。
【0052】また、この発明は以上説明したように、搬
送帯の下降運転に対してのみ制動作用を生じる補助制動
機を設けたものである。
【0053】これによって、反転検出装置は、搬送帯の
移動によって駆動されて回転する回転体の回転を介して
動作するので、搬送帯の運転方向を直接検出することが
できる。このため、搬送帯の破断、搬送帯の構成部材自
体の破断が発生して運転方向が下降方向に反転した場合
であっても異常発生を検出することができる。したがっ
て、搬送帯の駆動機の故障、駆動用の電動機故障の異常
発生によって搬送帯が失速して運転方向が下降方向に反
転したときと併せて正当に運転方向の反転を検出するこ
とができる。
【0054】これにより、上昇運転中の乗客コンベヤー
装置が異常発生により下降方向に反転することに起因す
る不具合の発生を未然に防止することができる。また、
反転検出装置は簡易な構成であるので、設置費用を低減
する効果がある。また、反転検出装置は主枠に他の機器
に対して独立状態に装備することができるので、既設の
乗客コンベヤー装置に対する反転検出装置設置の改修工
事を容易化する効果がある。
【0055】また、乗客コンベヤー装置が上昇運転中で
あって運転方向が反転したときには、予想以上の乗客荷
重が搬送帯に作用したことが考えられる。このような状
態においては、運転方向反転後の制動力不足が発生する
恐れがあるが、通常制動機及び補助制動機が動作して搬
送帯の移動が制動されるので、運転方向反転後の制動力
不足のために搬送帯が下降方向にずり落ちる不具合を未
然に防止する効果がある。また、補助制動機が搬送帯の
下降運転に対してのみ制動作用を生じる構造であるの
で、製作費を低減し、構造の簡略化により主枠における
設置スペースを節減し、乗客コンベヤー装置の設置場所
の制約を減少する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、乗客コ
ンベヤー装置の構造を概念的に示す側面図。
【図2】 図1の乗客コンベヤー装置の手摺駆動機構を
示す図1のB部拡大図。
【図3】 図1の反転検出装置箇所を示す図1のC部拡
大図。
【図4】 図3の反転検出装置の動作を説明した図。
【図5】 図1の乗客コンベヤー装置の制御装置の要部
論理回路図。
【図6】 従来の乗客コンベヤー装置の構造を概念的に
示す側面図。
【図7】 図6の乗客コンベヤー装置の駆動ユニットの
拡大平面図。
【図8】 図7のA−A線断面図。
【図9】 他の従来の乗客コンベヤー装置の構造を概念
的に示す側面図。
【図10】 図9の乗客コンベヤー装置の上端部の要部
拡大図。
【符号の説明】
1 主枠、2 搬送帯、4 踏段、8 巻掛伝動機構、
10 補助制動機、19 通常制動機、20 巻掛伝動
機構、21 補助制動機、35 駆動歯車、36 回転
体、37 円柱面、38 凹所、39 係合部、40
反転検出器、41 先端部、42 上昇対応姿勢、43
下降対応姿勢、44 検出子、45反転検出装置、4
6 制御装置、47 通常停止スイッチ、48 一般安
全装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の踏段が連結されて無端状をなし傾
    斜して設置された主枠内を循環移動する搬送帯と、円柱
    面を有する円形をなし上記円柱面に開口した凹所の縁部
    からなる係合部が形成され、上記主枠に枢持されて上記
    搬送帯及びこの搬送帯に連係された巻掛伝動機構のいず
    れかに係合され駆動されて回転する回転体及び上記主枠
    に設けられた固定部に基部が枢持されて先端部が上記円
    柱面に支持され上記搬送帯が上昇方向へ移動するときに
    は上昇対応姿勢に保持され、上記搬送帯の移動方向が上
    昇方向から下降方向に反転することによって上記先端部
    が上記係合部に係合して作動し下降対応姿勢に変化する
    検出子を有する反転検出器によって構成された反転検出
    装置とを備えた乗客コンベヤー装置。
  2. 【請求項2】 搬送帯に係合してこの搬送帯の移動によ
    って回転し回転体を回転させる合成樹脂製の駆動歯車を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤー
    装置。
  3. 【請求項3】 通常制動機及び補助制動機と、多数の踏
    段が連結されて無端状をなし傾斜して設置された主枠内
    を循環移動する搬送帯と、円柱面を有する円形をなし上
    記円柱面に開口した凹所の縁部からなる係合部が形成さ
    れ、上記主枠に枢持されて上記搬送帯及びこの搬送帯に
    連係された巻掛伝動機構のいずれかに係合され駆動され
    て回転する回転体及び上記主枠に設けられた固定部に基
    部が枢持されて先端部が上記円柱面に支持され上記搬送
    帯が上昇方向へ移動するときには上昇対応姿勢に保持さ
    れ、上記搬送帯の移動方向が上昇方向から下降方向に反
    転することによって上記先端部が上記係合部に係合して
    作動し下降対応姿勢に変化する検出子を有する反転検出
    器によって構成された反転検出装置と、通常停止スイッ
    チ及び一般安全装置の少なくとも一方の動作により上記
    通常制動機のみを動作させ、上記搬送帯の移動方向が上
    昇方向から下降方向に反転したときの上記反転検出装置
    の動作を介して上記通常制動機及び補助制動機を動作さ
    せる制御装置とを備えた乗客コンベヤー装置。
  4. 【請求項4】 搬送帯の下降運転に対してのみ制動作用
    を生じる補助制動機としたことを特徴とする請求項3記
    載の乗客コンベヤー装置。
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