WO2007077937A1 - 乗客コンベア - Google Patents

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WO2007077937A1
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Kenichi Okuyama
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Toshiba Elevator Kabushiki Kaisha
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/14Guiding means for carrying surfaces

Abstract

 運転中に手摺ベルト(13)の走行状況を判定するために用いられる回転数検出装置(35)のメンテナンス作業における作業時間を短くして、作業能率を向上させることができる乗客コンベアを提供する。トラス(3)における各駆動シーブ(14)の下側近傍には、手摺ベルト(13)を駆動シーブ(14)の外周面側へ押圧する複数の押圧ローラ(20)が回転可能にそれぞれ設けられている。トラス(3)における各駆動シーブ(14)の上側近傍には、手摺ベルト(13)を下側から案内する複数の案内ローラ(28)が回転可能にそれぞれ設けられている。複数の案内ローラ(28)のうち少なくともいずれかの1つの案内ローラ(28A)が、その近傍を通過するステップ(9)に対して上方に位置している。運転中に手摺ベルト(13)の走行状況を判定するために用いられ、かつ案内ローラ(28A)の回転数を検出する回転数検出装置(35)を備えている。

Description

明 細 書
乗客コンベア
技術分野
[0001] 本発明は、エスカレータ、動く歩道等の乗客コンベアに関する。
背景技術
[0002] 乗客コンベアの一例であるエスカレータは、乗客を所定の運搬方向(上階方向又は 下階方向)へ運搬するものであって、その一般的な構成は、次の通りである。
[0003] 即ち、建物には、上階部から下階部にかけて所定の運搬方向へ延びたトラスが設 けられており、このトラスの内部には、環状に連結された複数のステップが設けられて あって、これらのステップは、一対の乗降口の間を循環走行可能である。また、複数 のステップの両側には、所定の運搬方向へ延びた一対の欄干が立設されており、各 欄干には、それぞれ環状の手摺ベルトが設けられてあつて、各手摺ベルトは、ステツ プと略同じ方向に循環走行可能である。
[0004] トラスにおける各欄干の下方には、駆動シーブが回転可能に設けられており、各駆 動シーブの外周面には手摺ベルトが掛け回されていて、手摺ベルトを複数のステツ プと略同じ速度で循環走行させる。また、駆動シーブは、その近傍を通過する複数の ステップに対して下方に配置されている。そして、トラスにおける各駆動シーブの下側 近傍には、手摺ベルトを駆動シーブの外周面側へ押圧する複数の押圧ローラが回 転可能に設けられている。
[0005] 更に、エスカレータは、複数の押圧ローラのうちのいずれかの押圧ローラの回転数 、換言すれば、手摺ベルトの移動速度を検出する回転数検出装置を安全装置として 備えている。この回転数検出装置は、エスカレータの運転中に手摺ベルトの走行状 況を判定するために用いられるものである。そして、エスカレータの運転中に、制御 装置が、回転数検出装置の検出値に基づいて手摺ベルトの走行状況を判定し、異 常と判定した場合にはエスカレータの運転を停止するようになって 、る。
[0006] なお、本発明に関連する先行技術として日本国特許出願公開公報第平 09— 175 765号及び日本国特許出願公開公報第平 10— 17260号に示すものがある。 [0007] ところで、前述のように、運転中に手摺ベルトの走行状況を判定するために用いら れる回転数検出装置は、いずれかの押圧ローラの回転数を検出するものであるから 、この押圧ローラと同様に、ステップの下方に配置されることになる。
[0008] そのため、回転数検出装置のメンテナンス作業を行う場合には、回転数検出装置 の周辺に位置するステップを取り外さなければならず、手間がかかって作業能率が 低下するという問題があった。
[0009] 本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、手摺ベルトの運行 状況を判定するために用いられる回転数検出装置のメンテナンス作業の手間を低減 して作業能率の向上を図った乗客コンベアを提供することを目的とする。
発明の開示
[0010] 本発明の第 1の態様は、建物に設けられたトラスと、前記トラス内に設けられ、環状 に連結されると共に一対の乗降口の間を循環走行可能な複数のステップと、前記複 数のステップの両側に立設された一対の欄干と、前記各欄干に設けられ、前記複数 のステップと略同じ方向に循環走行可能な環状の手摺ベルトと、前記各欄干の下方 に回転可能に設けられ、外周面に前記手摺ベルトが掛け回されると共に前記手摺べ ルトを循環走行させる一対の駆動シーブであって、その近傍を通過する前記複数の ステップの下方に配置されたものと、
前記各駆動シーブの下側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルトを前記駆 動シーブの外周面側へ押圧する複数の押圧ローラと、前記各駆動シーブの上側近 傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルトを下側力 案内する複数の案内ローラで あって、その少なくとも 1つが、その近傍を通過する前記複数のステップの上方に配 置されたものと、前記少なくとも 1つの案内ローラの回転数を検出する回転数検出装 置と、前記回転数検出装置の検出値により前記手摺ベルトの走行状況を判定すると 共に異常と判定した場合には乗客コンベアの運転を停止する制御装置と、を具備す る乗客コンベアを提供する。
[0011] また、本発明の第 2の態様は、建物に設けられたトラスと、前記トラス内に設けられ、 環状に連結されると共に一対の乗降口の間を循環走行可能な複数のステップと、前 記複数のステップの両側に立設された一対の欄干と、前記各欄干に設けられ、前記 複数のステップと略同じ方向に循環走行可能な環状の手摺ベルトと、前記各欄干の 下方に回転可能に設けられ、外周面に前記手摺ベルトが掛け回されると共に前記手 摺ベルトを循環走行させる一対の駆動シーブであって、その近傍を通過する前記複 数のステップの下方に配置されたものと、前記各駆動シーブの下側近傍に回転可能 に設けられ、前記手摺ベルトを前記駆動シーブの外周面側へ押圧する複数の押圧 ローラと、前記各駆動シーブの上側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルトを 下側から案内する複数の案内ローラと、前記各駆動シーブの上側近傍に回転可能 に設けられ、前記複数の案内ローラのうちのいずれかの案内ローラとの間に前記手 摺ベルトを挟み込む補助ローラであって、その近傍を通過する前記複数のステップ の上方に配置されたものと、前記補助ローラの回転数を検出する回転数検出装置と 、前記回転数検出装置の検出値により前記手摺ベルトの走行状況を判定すると共に 異常と判定した場合には乗客コンベアの運転を停止する制御装置と、を具備する乗 客コンベアを提供する。
[0012] 本発明によれば、回転数検出装置のメンテナンス作業を行う場合には、回転数検 出装置の近傍に位置するステップを取り外す必要がないため、メンテナンス作業の手 間が低減して作業能率を向上させることができる。
図面の簡単な説明
[0013] [図 1]図 1は、本発明の一実施形態であるエスカレータの側面図である。
[図 2]図 2は、図 1の要部拡大図である。
[図 3]図 3は、図 2の要部拡大図である。
[図 4]図 4は、図 3における A— A線に沿った断面図である。
[図 5]図 5は、図 3における B— B線に沿った断面図である。
[図 6]図 6は、第 2の実施形態の要部拡大図である。
[図 7]図 7は、第 3の実施形態の要部拡大図である。
発明を実施するための最良の形態
[0014] 以下、本発明の一実施形態について説明する。図 1は第 1の実施形態のエスカレ ータの側面図、図 2は図 1の要部拡大図、図 3は図 2の要部拡大図、図 4は図 3の A A線に沿った図、図 5は図 4の B— B線に沿つた図である。 [0015] 図 1に示すエスカレータ 1は、乗客を下階方向又は上階方向へ運搬するもので、そ の具体的な構成は以下の通りである。
[0016] 建物 2には、上階部 2aから下階部 2bにかけて所定の運搬方向へ延びたトラス 3が 設けられており、このトラス 3における一対の乗降口側には、乗降板 4がそれぞれ設け られている。
[0017] また、トラス 3における上階部 2a付近には、左右に離隔した一対の駆動スプロケット
5 (図中には 1つのみ図示)が回転可能に設けられてあつて、トラス 3における下階部 2 b付近には、左右に離隔した一対の従動スプロケット 6 (図中には 1つのみ図示)が回 転可能に設けられている。
[0018] 更に、左側の駆動スプロケット 5と左側の従動スプロケット 6の間、及び右側の駆動 スプロケット 5と右側の従動スプロケット 6の間には、環状の走行チェーン 7 (図中には
1つのみ図示)がそれぞれ掛け回すように設けられて 、る。
[0019] そして、トラス 3における駆動スプロケット 5の近傍には、走行モータ 8が設けられて おり、一対の駆動スプロケット 5は、走行モータ 8の出力軸に適宜の連結機構を介し て連動連結してある。
[0020] 一対の走行チェーン 7の間には、複数のステップ 9が環状に連結されている。これら 複数のステップ 9は、一対の走行チェーン 7の走行に伴って上階部 2aと下階部 2bの 間を循環走行可能であって、両側面に前輪 10と後輪 11をそれぞれ備えている。
[0021] 更に、トラス 3には、複数のステップ 9における前輪 10を循環移動可能に案内支持 する環状の前輪用ガイドレール(図示省略)、及び複数のステップ 9における後輪 11 を循環移動可能に案内支持する環状に後輪用ガイドレール (図示省略)がそれぞれ 設けられている。
[0022] トラス 3における複数のステップ 9の左右両側には、上階部 2aから下階部 2bにかけ て前記所定の運搬方向へ延びた一対の欄干 12が立設されている。また、各欄干 12 には、環状の手摺ベルト 13がそれぞれ設けられており、各手摺ベルト 13は、上階部 2a付近と下階部 2b付近との間を循環走行可能である。
[0023] トラス 3における駆動スプロケット 5の近傍には、一対の駆動シーブ 14 (図中には 1 つのみ図示)が回転可能に設けられている。この駆動シーブ 14は、各欄干 12の下方 に設けられ、その近傍を通過するステップ 9の下方に配置してある。
[0024] 各駆動シーブ 14の外周面には、対応する手摺ベルト 13がそれぞれ掛け回されて いる。また、各駆動シーブ 14は、走行モータ 8の出力軸にそれぞれ連動連結してあ つて、手摺ベルト 13を複数のステップ 9と略同じ速度で循環走行させる。
[0025] 上述の構成により、エスカレータ 1を運転する場合には、走行モータ 8を駆動するこ とにより、一対の駆動スプロケット 5及び一対の従動スプロケット 6を回転させて、複数 のステップ 9を一対の走行チェーン 7に伴って循環走行させると共に、一対の駆動シ ーブ 14を回転させて、一対の手摺ベルト 13を複数のステップ 9と略同じ速度で循環 走行させる。これにより、乗客を所定の運搬方向へ運搬することができる。
[0026] 次に、第 1の実施形態の要部について説明する。
[0027] 図 2に示すように、トラス 3における各駆動シーブ 14の下側(図 2において下側)近 傍には、手摺ベルト 13を駆動シーブ 14の外周面側へ押圧する手摺ベルト押圧機構 15がそれぞれ設けられている。この手摺ベルト押圧機構 15の詳細な構成は、次の通 りである。
[0028] 即ち、トラス 3における駆動シーブ 14の下側近傍には、帯状で且つ駆動シーブ 14 の外周部に沿うように円弧状に湾曲した第 1ローラサポート 16の一端部がブラケット 1 7を介して固定されており、この第 1ローラサポート 16は、複数の連結リンク 18と、これ ら複数の連結リンク 18を屈曲可能に連結する複数の連結ピン 19とからなる。
[0029] また、第 1ローラサポート 16における各連結ピン 19には、駆動シーブ 14の外周面 側へ押圧される押圧ローラ 20が回転可能にそれぞれ設けられており、各押圧ローラ 20は、それぞれナイロン 6により形成されている。
[0030] 第 1ローラサポート 16の他端部には、アジャスト軸 21の一端部が固定されており、こ のアジャスト軸 21の中間部は、トラス 3にブラケット 22を介して軸方向に移動可能に 支持されている。
[0031] そして、アジャスト軸 21の他端側には、アジャストナット 23が螺合して設けられてお り、アジャスト軸 21におけるアジャストナット 23とブラケット 22との間には、第 1ローラサ ポート 16、即ち複数の押圧ローラ 20を駆動シーブ 14の外周面側へ付勢するスプリ ング 24が設けられている。アジャストナット 23を締め付けたり、緩めたりすることにより 、手摺ベルト 13に対する複数の押圧ローラ 20の押圧力を調節することできる。
[0032] 図 2乃至図 5に示すように、トラス 3における各駆動シーブ 14の上側(図 2において 上側)近傍には、手摺ベルト 13を下側力も案内する手摺ベルト案内機構 25がそれぞ れ設けられている。この手摺ベルト案内機構 25の詳細な構成は、次の通りである。
[0033] 即ち、トラス 3における駆動シーブ 14の上側近傍には、円弧状の第 2ローラサポート 26が設けられており、この第 2ローラサポート 26には、複数のローラ軸 27が設けられ ている。また、各ローラ軸 27には、手摺ベルト 13を下側力も案内する案内ローラ 28 がベアリング 29を介して回転可能にそれぞれ設けられている。この案内ローラ 28は、 それぞれナイロン 6により形成されている。
[0034] これらの案内ローラ 28のうち、上階部 2a側(図 2において右側)の 4個の案内ローラ 28は、その近傍を通過するステップ 9に対して上方に配置されており、これら 4個の 案内ローラ 28のうちのいずれ力 1つの案内ローラ(適宜に検出用案内ローラという) 2 8Aの摩擦係数は、他の案内ローラ 28の摩擦係数よりも高くなつている。
[0035] 第 2ローラサポート 26における検出用案内ローラ 28Aの近傍には、補助ローラ軸 3 0がブラケット 31及び複数のナット 32を介して設けられており、この補助ローラ軸 30 には、検出用案内ローラ 28Aとの間に手摺ベルト 13を挟み込む補助ローラ 33がべ ァリング 34を介して回転可能に設けられている。補助ローラ 33は、その近傍を通過 するステップ 9に対して上方に位置して 、る。
[0036] また、手摺ベルト案内機構 25には、エスカレータ 1の運転中に手摺ベルト 13の走 行状況を判定するために用いられる回転数検出装置 35が設けられており、この回転 数検出装置 35は、検出用案内ローラ 28Aの回転数(回転状態)を検出するものであ る。
[0037] 即ち、検出用案内ローラ 28Aの端面には、円形の検出プレート 36が同心状に一体 的に設けられており、この検出プレート 36は、外側径方向へ延びた複数 (第 1の実施 形態にあっては 6個)の突出部 36aを備えている。
[0038] また、検出用案内ローラ 28Aに対応するローラ軸 (検出用案内ローラが設けられて いるローラ軸) 27の端面には、取付プレート 37がボルト 38を介して設けられている。 この取付プレート 37には、近接センサ 39が設けられており、この近接センサ 39は、 検出素子 39aを備えている。
[0039] 更に、近接センサ 39は、リード線 40を介して制御装置 60に電気的に接続されてお り、検出用案内ローラ 28Aの回転により検出素子 39aの近傍を突出部 36aが通過す る毎に制御装置 60にパルス信号を出力するようになっている。
[0040] これにより、エスカレータ 1の運転中に近接センサ 39から出力されるパルス信号の ノ レス間隔が所定の値となっているとき、制御装置 60は、手摺ベルト 13が複数のス テツプ 9と略同じ速度で循環走行していると判定する。
[0041] 一方、近接センサ 39から出力されるパルス信号のパルス間隔が所定の値よりも長 いとき、制御装置 60は、手摺ベルト 13の速度が複数のステップ 9の速度よりも遅い速 度で走行していると判定する。また、近接センサ 39からパルス信号が出力されないと き、制御装置 60は、手摺ベルト 13が停止していると判定する。さらに、制御装置 60 がエスカレータ 1を停止すべきと判定すると、エスカレータ 1が運転停止(具体的には 、走行モータ 8が駆動停止)するようになって 、る。
[0042] なお、制御装置 60は、近接センサ 39から出力されるパルス信号のノ ルス間隔に基 づいて、手摺ベルト 13の速度を算出することもできる。
[0043] 次に、第 1の実施形態の作用及び効果について説明する。
[0044] 検出用案内ローラ 28Aは、その近傍を通過するステップ 9に対して上方に位置して V、る。運転中に手摺ベルト 13の走行状況を判定するために用いられる回転数検出 装置 35は、検出用案内ローラ 28Aの回転数を検出するものであるため、検出用案内 ローラ 28Aと同様に、その近傍を通過するステップ 9に対して上方に位置している。
[0045] また、手摺ベルト 13に対する検出用案内ローラ 28Aの摩擦係数は、検出用案内口 ーラ 28A以外の案内ローラ 28におけるその摩擦係数よりも高い。カロえて、第 2ローラ サポート 26における検出用案内ローラ 28Aの近傍に、検出用案内ローラ 28Aととも に手摺ベルト 13を挟む補助ローラ 33が設けられている。このため、手摺ベルト 13と 検出用案内ローラ 28Aとの接触部分での滑りが防止され、検出用案内ローラ 28Aは 、手摺ベルト 13によって確実に駆動されて回転することができる。したがって、検出 用案内ローラ 28Aの回転数は、回転数検出装置 35により、高精度に検出される。
[0046] なお、全ての案内ローラ 28の摩擦係数を高くするとコスト上昇に至るため、回転数 の検出を行う案内ローラ 28Aの摩擦係数のみを高くしている。
[0047] 以上のように、第 1の実施形態によれば、回転数検出装置 35がその近傍に位置す るステップ 9よりも上方に位置するため、回転数検出装置 35のメンテナンス作業を行 う場合に、回転数検出装置 35の近傍に位置するステップ 9を取り外す必要がなくなり 、メンテナンス時間を短くし、作業能率を向上することができる。
[0048] また、検出用案内ローラ 28Aの回転数を高精度に検出できるため、制御装置 60に よって手摺ベルト 13の走行状況を正確に判定することができる。
[0049] さらに、回転数検出装置 35は手摺ベルト案内機構 25に組み込まれているため、別 個の回転数検出装置を設ける場合と比べて部品点数を低減することができる。この ため、回転数検出装置 47を狭いスペースを取り付けることも可能となる。
[0050] 次に、本発明の第 2の実施形態について説明する。図 6は第 2の実施形態の要部 拡大図である。
[0051] なお、以下の各実施形態においては、それ以前に説明した実施形態と同一又は類 似の部分については同一符号を付してあり、重複する説明を省略する。
[0052] 本実施形態では、第 2ローラサポート 26における検出用案内ローラ 28Aの近傍に おいて、揺動アーム 41がブラケット 42及び摇動軸 43等を介して上下方向(図 6にお いて上下方向)へ揺動可能に設けられており、この揺動アーム 41の先端部には、口 ーラ軸 44が設けられて!/、る。
[0053] そして、ローラ軸 44には、検出用案内ローラ 28Aとの間に手摺ベルト 13を挟み込 む補助ローラ 45がベアリング(図示省略)を介して回転可能に設けられている。更に 、補助ローラ 45が手摺ベルト 13を検出用案内ローラ 28A側へ押圧するよう、ブラケッ ト 42には、揺動アーム 41を下方向へ付勢する板パネ 46が設けられている。
[0054] 第 2の実施形態においても、第 1の実施形態と同様に、回転数検出装置 35を、そ の近傍に位置するステップ 9に対して上方に位置させることできるため、回転数検出 装置 35のメンテナンス作業の際にステップ 9を取り外す必要が無いため、作業能率 を向上させることができる。
[0055] また、補助ローラ 45で手摺ベルト 13を検出用案内ローラ 28Aとの間に挟み込むよ うにしたことで、検出用案内ローラ 28Aの回転数を高精度に検出することができるた め、手摺ベルト 13の走行状況を正確に判定することができる。
[0056] さらに、回転数検出装置 35を手摺ベルト案内機構 25に組み込むようにしたことで、 回転数検出装置を別個に設ける場合と比べて部品点数が低減すると共に取付スぺ ースが縮小すると 、う効果も得られる。
[0057] 次に、本発明の第 3の実施形態について説明する。図 7は第 3の実施形態の要部 拡大図である。
[0058] 本実施形態では、第 2の実施形態と同様の構造の手摺ベルト案内機構 25に、エス カレータ 1の運転中に手摺ベルト 13の走行状況を判定するために用いられる回転数 検出装置 47が設けられており、この回転数検出装置 47は、補助ローラ 45の回転数 ( 回転状態)を検出するものである。
[0059] 即ち、補助ローラ 45の端面には、円形の検出プレート 48が同心状に一体的に設け られており、この検出プレート 48は、外側径方向へ延びた複数 (第 3の実施形態にあ つては 6個)の突出部 48aを備えている。また、ローラ軸 44 (図 6参照)の端面には、 取付プレート 49がボルト 50を介して取り付けられている。
[0060] この取付プレート 49には、近接センサ 51が設けられており、この近接センサ 51は、 検出素子 51aを備えている。更に、近接センサ 51は、リード線 52を介して制御装置 6 0に電気的に接続さており、補助ローラ 45の回転により検出素子 51aの近傍を突出 部 48aが通過する毎に制御装置 60にパルス信号を出力するようになって 、る。
[0061] これにより、エスカレータ 1の運転中に、近接センサ 51から出力されるパルス信号の パルス間隔が所定値と同じであると、制御装置 60は、手摺ベルト 13が複数のステツ プ 9と略同じ速度で循環走行していると判定する。
[0062] 一方、近接センサ 51から出力されるパルス信号のパルス間隔が所定値よりも長くな つたり、又は近接センサ 51からパルス信号が出力されなくなったりすると、制御装置 6 0は、手摺ベルト 13の速度が複数のステップ 9の速度よりも遅い又は手摺ベルト 13が 停止していると判定する。
[0063] 更に、制御装置 60がエスカレータ 1を停止すべきと判断すると、エスカレータ 1が運 転停止(具体的には、走行モータ 8が駆動停止)するようになつている。
[0064] 本実施形態では、補助ローラ 45が、その近傍に位置するステップ 9に対して上方に 位置しており、運転中に手摺ベルト 13の走行状況を判定するために用 ヽられる回転 数検出装置 47は、補助ローラ 45の回転数を検出するものであるため、その近傍に位 置するステップ 9よりも上方に位置することになる。よって、第 1の実施形態と同様に、 回転数検出装置 47のメンテナンス作業の際にステップ 9を取り外す必要が無いため 、作業能率を向上させることができる。
[0065] また、補助ローラ 45で手摺ベルト 13を検出用案内ローラ 28Aとの間に挟み込むよ うにしたことで、検出用案内ローラ 28Aの回転数を高精度に検出することができるた め、手摺ベルト 13の走行状況を正確に判定することができる。
[0066] さらに、回転数検出装置 47が手摺ベルト案内機構 25に組み込まれるため、別個の 回転数検出装置を設ける場合と比べて部品点数を低減することができる。このため、 回転数検出装置 47を狭いスペースを取り付けることも可能となる。
[0067] なお、上記の各実施形態では、本発明をエスカレータに適用した場合について説 明したが、本発明は、その他の乗客コンベアにも適用可能である。
[0068] また、その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記の各実施形態に種々の 改変を施すことができる。
産業上の利用の可能性
[0069] 本発明は、主として陸上旅客輸送、詳細にはエスカレータ、動く歩道等の旅客機器 の分野で利用可能である。本発明によれば、メンテナンス作業能率を向上できるため 、エスカレータゃ動く歩道の実可動時間を長くすることができる。このため、本発明は 旅客輸送の効率化に貢献する。

Claims

請求の範囲
[1] 建物に設けられたトラス (3)と、
前記トラス(3)内に設けられ、互いに環状に連結され、一対の乗降口の間を循環走 行可能な複数のステップ(9)と、
前記複数のステップ(9)の両側に立設された一対の欄干( 12)と、
前記各欄干(12)に設けられ、前記複数のステップ (9)と略同じ方向に循環走行可 能な環状の手摺ベルト(13)と、
前記各欄干(12)の下方に回転可能に設けられ、外周面に前記手摺ベルト(13)が 掛け回されて、前記手摺ベルト(13)を循環走行させる一対の駆動シーブ(14)であ つて、その近傍を通過する前記複数のステップ(9)の下方に配置されたものと、 前記各駆動シーブ(14)の下側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルト(13) を前記駆動シーブ(14)の外周面側へ押圧する複数の押圧ローラ(20)と、
前記各駆動シーブ(14)の上側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルト(13) を下側力も案内する複数の案内ローラ(28)であって、その少なくとも 1つ(28A)が、 その近傍を通過する前記複数のステップ(9)の上方に配置されたものと、
前記少なくとも 1つの案内ローラ(28A)の回転数を検出する回転数検出装置(35) と、
前記回転数検出装置 (35)の検出値により前記手摺ベルト(13)の走行状況を判定 し、異常と判定した場合には乗客コンベアの運転を停止する制御装置(60)と、 を具備したことを特徴とする乗客コンベア。
[2] 前記各駆動シーブ(14)の上側近傍に回転可能に設けられ、前記少なくとも 1つの 案内ローラ(28A)との間に前記手摺ベルト(13)を挟み込む補助ローラ(33, 45)を 設けたことを特徴とする請求項 1記載の乗客コンベア。
[3] 前記少なくとも 1つの案内ローラ(28A)の摩擦係数力 それ以外の案内ローラ(28 )の摩擦係数よりも高くなつて!ヽることを特徴とする請求項 1又は請求項 2記載の乗客 コンベア。
[4] 建物に設けられたトラス (4)と、
前記トラス (4)内に設けられ、環状に連結され、一対の乗降口の間を循環走行可能 な複数のステップ(9)と、
前記複数のステップ(9)の両側に立設された一対の欄干( 12)と、
前記各欄干(12)に設けられ、前記複数のステップ (9)と略同じ方向に循環走行可 能な環状の手摺ベルト(13)と、
前記各欄干(12)の下方に回転可能に設けられ、外周面に前記手摺ベルト(13)が 掛け回されて、前記手摺ベルト(13)を循環走行させる一対の駆動シーブ(14)であ つて、その近傍を通過する前記複数のステップ(9)の下方に配置されたものと、 前記各駆動シーブ(14)の下側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルト(13) を前記駆動シーブ(14)の外周面側へ押圧する複数の押圧ローラ(20)と、
前記各駆動シーブ(14)の上側近傍に回転可能に設けられ、前記手摺ベルト(13) を下側から案内する複数の案内ローラ(28)と、
前記各駆動シーブ(14)の上側近傍に回転可能に設けられ、前記複数の案内ロー ラ(28)のうちのいずれかの案内ローラ(28A)との間に前記手摺ベルト(13)を挟み 込む補助ローラ(33, 45)であって、その近傍を通過する前記複数のステップ(9)の 上方に配置されたものと、
前記補助ローラ (33, 45)の回転数を検出する回転数検出装置 (35)と、 前記回転数検出装置 (35)の検出値により前記手摺ベルト(13)の走行状況を判定 し、異常と判定した場合には乗客コンベアの運転を停止する制御装置(60)と、 を具備したことを特徴とする乗客コンベア。
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